JP2016196014A - プレス加工装置 - Google Patents

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和也 丸尾
Kazuya Maruo
和也 丸尾
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【課題】板部材に溝部を形成するプレス加工装置において、その溝部の板厚を精度良く製作し易くするものを提供する。
【解決手段】このプレス加工装置は、板部材に溝部を形成するプレス加工装置において、前記溝部に対応する形状が表面に形成された上金型4と、前記板部材の加工時に降下するスライド5と、上金型4をスライド5に取り付ける偏荷重吸収機構6と、を備え、偏荷重吸収機構6は、上金型4が固定される第1機構部6aと、スライド5に固定される第2機構部6bと、を有し、第1機構部6aと第2機構部6bがバネ体61によって連結し、第1機構部6aに上下方向に延びる柱状のガイドシャフト体62が設けられ、第2機構部6bにガイドシャフト体62が直線上下運動可能に嵌るガイド穴63が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、板部材に溝部を形成するプレス加工装置に関するものである。
板部材を所要の形状に加工するプレス加工装置では、下金型と上金型がそれぞれ、ボルスタ(下ホルダー)とスライド(上ホルダー)に取り付けられ、上金型には板部材の所要の形状に対応する形状が表面に形成されており、板部材を下金型の上に載置し、スライドを上金型とともに降下させて、上金型で板部材に圧力を加えることによって、板部材を所要の形状に加工する。
このようなプレス加工装置は、従来より、生産性の向上などの理由から、様々な構造のものが提案されて来た。例えば、特許文献1では、上金型をスライドに、それらの間にクリアランスを設けて、バネ付きダンパー機構を介して取り付けたプレス加工装置が開示されている。このプレス加工装置は、上金型が下死点(プレス下死点)に近づくにつれて徐々に板部材への荷重(プレス圧)が増加するので、プレススピードを落とすことなく複雑な所要の形状を加工することができる、としている。
特開2006−305621号公報
ところで、板部材に溝部を形成する場合、その溝部の板厚が板部材を用いた応用製品の特性に大きく影響することも有る。例えば、図4(a)、(b)に示すような板部材M(例えば、板厚が150μm)は、防爆装置に使用されるものであり、断面V字状で平面視円弧状の溝部Maが形成されている。この板部材Mは、規格値以上の流体の圧力がかかると溝部Maが破断し、圧力を逃がすようになっている。従って、溝部Maの板厚(例えば、75μm)は、どの場所においても精度良く製作する必要がある。
しかしながら、この板部材Mの溝部Maを特許文献1を含めた従来のプレス加工装置によって形成する場合、様々な要因(例えば、溝部Maを形成しない部分Ma’からの遠近程度など)によって板部材Mに場所による変形抵抗の違いが発生することもある。その場合、上金型が下死点時に近くなると、偏荷重が、板部材Mにかかり、そして、その反対方向に上金型を介してスライドにもかかる。そのため、上金型及びスライドが傾いて、溝部Maの板厚を精度良く製作し難くなる。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、板部材に溝部を形成するプレス加工装置において、その溝部の板厚を精度良く製作し易くするものを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のプレス加工装置は、板部材に溝部を形成するプレス加工装置において、下金型と、該下金型が取り付けられるボルスタと、前記溝部に対応する形状が表面に形成された上金型と、前記板部材の加工時に降下するスライドと、前記上金型を前記スライドに取り付ける偏荷重吸収機構と、を備え、前記偏荷重吸収機構は、前記上金型が固定される第1機構部と、前記スライドに固定される第2機構部と、を有し、前記第1機構部と前記第2機構部がバネ体によって連結し、前記第1機構部と前記第2機構部のいずれか一方に上下方向に延びる柱状のガイドシャフト体が設けられ、前記第1機構部と前記第2機構部のいずれか他方に該ガイドシャフト体が直線上下運動可能に嵌るガイド穴が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、板部材に溝部を形成するプレス加工装置において、その溝部の板厚を精度良く製作し易くすることができる。
本発明の実施形態に係るプレス加工装置を縮小して示す簡略側面図である。 同上のプレス加工装置の偏荷重吸収機構及びその近傍を示す側面視断面図である。 同上のプレス加工装置の偏荷重吸収機構を示すA−Aの位置で切断した断面図である。 プレス加工装置によって加工される板部材の一例を示すものであって、(a)が平面図、(b)がB−Bで示す切断面での断面図である。
本発明の実施形態を、以下説明する。本発明の実施形態に係るプレス加工装置1は、板部材(例えば、上述した板部材M)に溝部(例えば、上述した溝部Ma)を形成するプレス加工装置である。このプレス加工装置1は、図1に示すように、下金型2、ボルスタ3、上金型4、スライド5、偏荷重吸収機構6、を備えてなる。
下金型2には、溝部を形成する板部材が載置される。また、ボルスタ3には、下金型2が取り付けられている。
上金型4は、上記溝部に対応する形状が表面に形成されている。例えば、板部材Mの加工では、上金型4の下向きの表面に板部材Mの溝部Maに対応する断面V字状で底面視円弧状(下側から見て円弧状)の突出形状が形成されている。
スライド5は、板部材の加工時に降下するものである。
偏荷重吸収機構6は、上金型4をスライド5に取り付けるものである。偏荷重吸収機構6は、図2に示すように、上金型4が固定される第1機構部6aと、スライド5に固定される第2機構部6bと、を有している。図2に示す例では、第2機構部6bは、ボルト6baによってスライド5に固定されている。上金型4の第1機構部6aへの固定部分は図示していないが、ボルトなどによって固定される。
偏荷重吸収機構6は、第1機構部6aと第2機構部6bとがバネ体61によって連結している。バネ体61は、下端が第1機構部6aに、上端が第2機構部6bに固定されている。バネ体61は、後述するように溝部の板厚をどの場所においても精度良く製作し易くするには、図3に示すように、中心軸Cの周りに3個以上配置されるのが望ましい。更には、4個以上が望ましい。また、それら複数のバネ体61は、中心軸Cの周りに略等間隔(略等半径及び略等角度間隔)になるようにして、配置されるのが更に望ましい。
偏荷重吸収機構6は、第1機構部6aに、上下方向に延びる柱状のガイドシャフト体62が設けられ、第2機構部6bに、ガイドシャフト体62が直線上下運動可能に嵌るガイド穴63が設けられている。ガイドシャフト体62は、ガイド穴63の内側壁との間に僅かな隙間を有している。ガイドシャフト体62及びガイド穴63の個数は、後述するように溝部の板厚をどの場所においても精度良く製作し易くするには、3個以上、更には4個以上が望ましい。その場合、ガイドシャフト体62とガイド穴63は、中心軸Cの周りに略等間隔(略等半径及び略等角度間隔)になるようにして、配置されるのが望ましい。また、第1機構部6aにガイド穴63を、第2機構部6bにガイドシャフト体62を設けてもよい。なお、ガイドシャフト体62とバネ体61は、図3のように中心軸Cを含む同一線上にあるものに限らず、その相対的な位置関係は適宜決めることができる。
以上の構成のプレス加工装置1の動作を、上述した板部材Mの加工を例にして以下説明する。先ず、板部材Mを下金型2の上に載置し、スライド5を偏荷重吸収機構6及び上金型4とともに降下させて、上金型4で板部材Mに圧力を加える。板部材Mにかかる圧力は、バネ体61の圧縮の復元力によるものである。そうすると、板部材Mは、上金型4に形成された突出形状に従って、平面視円弧状の溝部Maが凹んで行く。
ここで、偏荷重吸収機構6は、形成中の板部材Mの溝部Maに場所による変形抵抗の違いが発生して僅かな偏荷重が生じたとしても、ガイドシャフト体62及びガイド穴63によって上金型4がスライド5に対して傾くのを抑制しつつ、偏荷重をバネ体61によって吸収する。従って、下死点時に近くなっても、スライド5の傾きが抑制され、板部材Mの溝部Maには、どの場所においてもほぼ一定荷重がかかるため、溝部Maの板厚をどの場所においても精度良く製作し易くなる。
以上、本発明の実施形態に係るプレス加工装置について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな変更が可能である。例えば、本発明は、板部材の溝部の断面形状が、上述した板部材Mの溝部MaのようなV字状に限らず、U字状などの他の形状であっても適用可能である。また、本発明は、溝部を、図4(b)に示すような平面に限らず、凸状又は凹状の曲面に形成するものにも適用可能である。
1 プレス加工装置
2 下金型
3 ボルスタ
4 上金型
5 スライド
6 偏荷重吸収機構
6a 第1機構部
6b 第2機構部
61 バネ体
62 ガイドシャフト体
63 ガイド穴
M 板部材
Ma 溝部

Claims (1)

  1. 板部材に溝部を形成するプレス加工装置において、
    下金型と、
    該下金型が取り付けられるボルスタと、
    前記溝部に対応する形状が表面に形成された上金型と、
    前記板部材の加工時に降下するスライドと、
    前記上金型を前記スライドに取り付ける偏荷重吸収機構と、を備え、
    前記偏荷重吸収機構は、前記上金型が固定される第1機構部と、前記スライドに固定される第2機構部と、を有し、前記第1機構部と前記第2機構部がバネ体によって連結し、前記第1機構部と前記第2機構部のいずれか一方に上下方向に延びる柱状のガイドシャフト体が設けられ、前記第1機構部と前記第2機構部のいずれか他方に該ガイドシャフト体が直線上下運動可能に嵌るガイド穴が設けられていることを特徴とするプレス加工装置。
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