JP2016195725A - 隙間カバー付きカーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】カーテン下縁部と床面との隙間から窓部からの冷気や熱気が室内に侵入することを抑制できる隙間カバー付きカーテンを提供する。
【解決手段】この隙間カバー付きカーテン10は、前記カーテンレールにスライド可能に取付けられたランナーに、フックを介して吊り下げられるカーテン本体20と、カーテン本体20の下縁部に沿って、カーテン本体20の高さ方向の長さを延長するように、着脱手段を介して着脱可能に取付けられた隙間カバー30とを備え、カーテン本体20は、その下縁部が、部屋の床面3に対して、0〜10cmの隙間をあけて吊り下げられ、隙間カバー30の少なくとも下縁部35が、部屋の床面3に接地して所定長さで床面3を覆うように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、部屋の窓部内側にカーテンレールを介して吊設されるカーテンであって、下縁部に隙間カバーが取付けられた、隙間カバー付きカーテンに関する。
一般的に、部屋の窓部内側には、遮光や遮蔽等のための、開閉するカーテンが吊り下げられている。また、カーテンは、窓部からの冷気や熱気が部屋内に侵入するのを抑制するという機能もある。
このようなカーテンは、不使用時には窓の側部に折り畳まれて配置され、使用時に広げて窓を覆うが、この際にはカーテンレールにスライド可能に配置されたランナーを介して、開閉スライドさせるようになっている。この際に、カーテンの下縁部が、部屋の床面に接していると、カーテンが床面を擦りながらスライドするため、一般的には、部屋の床面に対して多少の隙間があるように、カーテンが吊り下げられていることが多い。
上記のようなカーテンとして、例えば、下記特許文献1には、カーテン本体に、ホックや面ファスナー等によって、フリルクロスを着脱自在に取付けた、組合わせカーテンが記載されている。
また、下記特許文献2には、第1のカーテン地と、第2のカーテン地とを有し、前記第1のカーテン地の下縁部に雄ファスナが縫合され、前記第2のカーテン地の上縁部に雌ファスナが縫合されており、前記雄ファスナに前記雌ファスナを歯合させることにより、第1のカーテン地の下方に、第2のカーテン地が着脱可能に取付けられて、カーテンの丈寸法が伸長するように構成された、カーテンが記載されている。
実開昭61−34991号公報 国際公開WO2008/035626号パンフレット
上述したように、カーテンは、その下縁部を床面に対して隙間をあけて、カーテンレールに吊り下げることが多い。しかしながら、この場合には、カーテンの下縁部と床面との間の隙間から、窓部からの冷気が侵入してしまって、室内の温度低下を招くという不都合があった。また、夏の気温が高い日等において、エアコン等で室内を冷やしている場合、外からの熱気が、カーテンの下縁部と床面との間の隙間から侵入して、室内の温度が上昇するという不都合もある。
また、上記特許文献1の組合わせカーテンでは、カーテン本体にフリルクロスを取付けることが記載されているものの、これは単に装飾性を高めるためのものであって、カーテン下縁部と床面との隙間からの、冷気侵入を抑制することについては何ら工夫はない。
更に、上記特許文献2のカーテンにおいても、第1のカーテン地の下方に、第2のカーテン地が着脱可能に取付けられているものの、これは窓の大きさに合わせてカーテンの丈寸法を調整するためのものであって、第2のカーテン地の下縁部と床面との隙間からの、冷気侵入を抑制することについては何ら記載されていない。
したがって、本発明の目的は、カーテンの下縁部と床面との隙間から、窓部からの冷気や熱気が室内に侵入することを抑制することができる、隙間カバー付きカーテンを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る隙間カバー付きカーテンは、部屋の窓部内側にカーテンレールを介して吊設されるカーテンであって、前記カーテンレールにスライド可能に取付けられたランナーに、フックを介して吊り下げられるカーテン本体と、該カーテン本体の下縁部に沿って、前記カーテン本体の高さ方向の長さを延長するように、着脱手段を介して着脱可能に取付けられた隙間カバーとを備え、前記カーテン本体は、その下縁部が、前記部屋の床面に対して、0〜10cmの隙間をあけて吊り下げられ、前記隙間カバーの少なくとも下縁部が、前記部屋の床面に接地して所定長さで床面を覆うように構成されていることを特徴とする。
上記発明によれば、カーテン本体の下縁部が、床面に対して0〜10cmの隙間をあけて吊り下げられ、かつ、隙間カバーが床面に接地して所定長さで床面を覆うように取付けられているので、カーテンと床面との隙間が、隙間カバーによって塞がれ、窓部からの冷気や熱気が室内に侵入することを抑制し、室内の温度低下や温度上昇を防いで、室内を過ごしやすい快適な温度に維持することができる。また、隙間カバーは、着脱手段を介してカーテン本体の下縁部に取付けられているので、隙間カバーが汚れた場合には、カーテン本体から取外すことができ、洗濯や交換等をすることができる。更に、夏期等の冷気侵入を抑制する必要がない季節には、隙間カバーを取り外して、カーテン本体だけで使用することもできる。
本発明に係る隙間カバー付きカーテンにおいては、前記カーテン本体の前記カーテンレールへの吊り下げ位置から前記隙間カバーの下縁部に至る長さが、前記吊り下げ位置から床面に至る長さよりも、5〜30cm長くなるように構成されていることが好ましい。
上記態様によれば、隙間カバーの下縁部が床面に接地して、適度な長さで床面を覆うので、カーテンと床面との隙間を確実に覆って、室内への冷気や熱気の侵入をより効果的に抑制することができると共に、カーテンの開け閉め操作がしづらくならないようにすることができる。
本発明に係る隙間カバー付きカーテンにおいては、前記カーテンレールは、前記部屋の窓部側に設置された、レースカーテン用の窓側レールと、該窓側レールよりも室内側に平行に設置された、前記隙間カバー付きカーテン用の室内側レールとからなり、前記カーテン本体は、その上縁部の少なくとも一方の端部が、前記室内側レールの端部から前記窓側レールの端部に至るようにL字状に屈曲されて、前記室内側レールの端部及び前記窓側レールの端部に、それぞれフックを介して吊り下げられるように構成されていることが好ましい。
上記態様によれば、カーテン本体の上縁部の少なくとも一方の端部が、室内側レールの端部から窓側レールの端部に至るようにL字状に屈曲されて吊り下げられるので、カーテンの幅方向の端部において、窓部とカーテンとの隙間が生じるのを抑制し、カーテンの幅方向の端部から冷気や熱気が室内に侵入することを防いで、冷気による室温低下や熱気による室温上昇をより効果的に抑制することができる。
本発明に係る隙間カバー付きカーテンにおいては、前記隙間カバーは、その上縁部が、前記カーテン本体の下縁部に、重なり合うようにして、前記着脱手段を介して取付けられていることが好ましい。
上記態様によれば、隙間カバーの上縁部が、カーテン本体の下縁部に重なり合うようにして着脱手段を介して取付けられているので、カーテン本体の下縁部と隙間カバーの上縁部との取付部分の隙間を極力小さくすることができ、冷気による室温低下や熱気による室温上昇をより効果的に抑制することができる。
本発明によれば、カーテン本体の下縁部が床面に対して0〜10cmの隙間をあけて吊り下げられ、かつ、隙間カバーが床面に接地して所定長さで床面を覆うように取付けられているので、カーテンと床面との隙間が隙間カバーによって塞がれ、窓部からの冷気や熱気が室内に侵入することを抑制でき、室内の温度低下や温度上昇を防いで、室内を過ごしやすい快適な温度に維持することができる。
本発明に係る隙間カバー付きカーテンの、一実施形態を示す分解斜視図である。 同カーテンの斜視図である。 同カーテンの着脱手段の拡大斜視図である。 同カーテンを、部屋に設置した状態の正面図である。 同カーテンを、部屋に設置した状態の側面説明図である。 室内温度測定試験において、温度センサーの位置を示す写真である。 室内温度測定試験の結果を示しており、(a)は窓下辺の端部付近での測定結果を示す図表、(b)は窓下辺の中央付近での測定結果を示す図表である。
以下、図1〜5を参照して、本発明に係る隙間カバー付きカーテンの、一実施形態について説明する。
図1、図2及び図5に示すように、この隙間カバー付きカーテン10(以下、単に「カーテン10」という)は、部屋1の窓部2の内側に、カーテンレールを介して吊設されるものであって、カーテンレールにスライド可能に取付けられたランナー53に、フック55を介して吊り下げられるカーテン本体20と、該カーテン本体20の下縁部35に沿って、カーテン本体20の高さ方向の長さを延長するように、着脱手段を介して着脱可能に取付けられた隙間カバー30とを備えている。
図1及び図2に示すように、この実施形態における前記カーテンレールは、部屋1の窓部2側に設置された、レースカーテン5用の窓側レール50と、該窓側レール50よりも室内側に平行に設置された、カーテン10用の室内側レール51とからなる。これらのレール50,51は、複数のブラケット52を介して、部屋1の内壁に設置されている。なお、レースカーテン5用の窓側レール50は設置しなくても差し支えない。
また、カーテン10を構成するカーテン本体20は、所定高さ及び所定幅で形成された幅広布状をなすものであって、その上縁部21に所定間隔をあけて複数のフック55が装着されており、これら複数のフック55を、室内側レール51にスライド可能に取付けられた複数のランナー53(図1参照)にそれぞれ引き掛けることで、室内側レール51にカーテン本体20がスライド可能に吊り下げられるようになっている。
図1に示すように、上記カーテン本体20の下縁部25であって、裏面側(窓部側の面)には、所定長さで伸びるテープ27が縫着されており、該テープ27には、複数の雄ホック29(図3参照)が所定間隔をあけて取付けられている。
また、図1に示すように、カーテン本体20の上縁部21であって、その幅方向の一端部23は、室内側レール51の長手方向一端部から、窓側レール50の長手方向一端部に至るように、L字状に屈曲されており、この一端部23が、室内側レール51及び窓側レール50の端部に、フック55を介して吊り下げられている。なお、この実施形態では、カーテン本体20の一端部23は、上縁部21から下縁部25に至るまで、L字状に屈曲されている。
上記カーテン本体20は、例えば、ポリエステル、アクリル、レーヨン、綿、麻、ナイロン等の生地で形成される。また、カーテン本体20は、窓幅に対して幅広の生地を用い、ヒダをとって作成されたものであることが好ましい。ヒダは、例えば2つ山ヒダ、3つ山ヒダなどが採用できる。更に、カーテン本体20は、所定の折れ目形状を維持するために、形態安定性を有する生地で形成されていてもよい。
そして、図5に示すように、このカーテン本体20は、その下縁部25が、部屋1の床面3に対して、0〜10cmの隙間Cをあけて、前記室内側レール51に吊り下げられるように、吊り下げ位置となる上縁部21から下縁部25に至る長さL1が設定されている。この隙間Cは、1〜5cmであることが好ましく、1〜3cmであることがより好ましい。前記隙間Cが0未満(隙間がない状態)では、カーテン開閉時にカーテン本体20の下縁部25が床面3に接触し、カーテン本体20自体が汚れやすくなると共に、夏期等において、隙間カバー30を取り外して使用する際の使い勝手が悪くなるので好ましくない。また、隙間Cが10cmを超えると、夏期等において、隙間カバー30を外して使用するときに、床面3との隙間Cが大きくなり、見栄えが悪くなる。
なお、特に図示しないが、レースカーテン5も、その上縁部に装着された複数のフックを、窓側レール50に取付けられた複数のランナーに引き掛けることで、窓側レール50にスライド可能に吊り下げられるようになっている(図2参照)。
上記カーテン本体20の、下縁部25に着脱可能に取付られる、隙間カバー30は、カーテン本体20とほぼ同一幅で伸びる帯状をなしている。この隙間カバー30の上縁部31であって、その表面側(室内側の面)には、所定長さで伸びるテープ37が縫着されており、該テープ37には、前記カーテン本体20の複数の雄ホック29に着脱する、複数の雌ホック39(図3参照)が所定間隔をあけて取付けられている。
したがって、図3に示すように、カーテン本体20の下縁部25の裏面側に、隙間カバー30の上縁部31の表面側を重ね合わせて、複数の雄ホック29に複数の雌ホック39を接続することで、隙間カバー30の上縁部31がカーテン本体20の下縁部25に重なり合うようにして、着脱可能に取付けられるようになっている(図2及び図5参照)。
すなわち、この実施形態においては、上記雄ホック29及び雌ホック39が、本発明における「着脱手段」をなしている。なお、この着脱手段としては、例えば、カーテン本体又は隙間カバーの一方に取付けたボタンと、他方に設けたボタンが嵌合するボタン穴とから構成したり、カーテン本体又は隙間カバーの一方に設けられた、フック状に起毛した面ファスナーと、他方に設けられた、ループ状に起毛した面ファスナーとから構成したり、カーテン本体及び隙間カバーにエレメントを設けて、スライダーにより開閉させる、いわゆるスライドファスナー等としてもよく、特に限定はされない。
なお、この実施形態では、図5に示すように、カーテン本体20の下縁部25の裏面側に、隙間カバー30の上縁部31の表面側を重ね合わせて取付けたが、これとは逆に、カーテン本体20の下縁部25の表面側に、隙間カバー30の上縁部31の裏面側を重ね合わせて取付けてもよい。
また、図1に示すように、この実施形態における隙間カバー30は、カーテン本体20の一端部23の形状に対応して、その幅方向の一端部33が、上縁部31から下縁部35に至るまで、L字状に屈曲されている。
更に図5に示すように、隙間カバー30の高さ方向の長さL2(上縁部31から下縁部35に至る長さ)は、5〜50cmであることが好ましく、10〜30cmであることがより好ましく、15〜25cmであることが最も好ましい。
そして、このカーテン10においては、上記隙間カバー30の上縁部31を、カーテン本体20の下縁部25に取付けたときに、隙間カバー30の少なくとも下縁部35が、部屋1の床面3に接地して所定長さで床面3を覆うように構成されている。
また、図5に示すように、カーテン本体20のカーテンレール(室内側レール51)への吊り下げ位置Aから、隙間カバー30の下縁部35に至る長さL3(吊り下げ位置Aから、隙間カバー30が床面3に接地しないように吊り下げた状態での長さ)が、前記吊り下げ位置Aから床面3に至る長さL4よりも、5〜30cm長くなるように構成されていることが好ましく、15〜20cm長くなるように構成されていることがより好ましい。なお、前記長さL3が、前記長さL4よりも、5cm未満の長さだと、床面3に対する隙間カバー30のカバー量(接地量)が少なく、室内に冷気や熱気が侵入しやすくなり、30cmを超える長さだと、床面3に対する隙間カバー30のひきずり量が大きくなり、カーテン10の開閉がしにくくなる。
なお、以上説明した隙間カバー30は、例えば、ポリエステル、アクリル、レーヨン、綿、麻、ナイロン等の生地で形成され、カーテン本体20の下縁部の形状に合わせた形状で作成されることが好ましい。また、形態安定性を有する生地で形成されていてもよい。また、隙間カバー30の材質を、カーテン本体20の材質と異なるものとしてもよく、更に、隙間カバー30の色彩や模様を、カーテン本体20の色彩や模様と異なるものとしてもよい。
次に、上記構造からなるカーテン10の作用効果について説明する。
すなわち、このカーテン10は、カーテン本体20の下縁部25の雄ホック29に、隙間カバー30の上縁部31の雌ホック39を係脱させることで(図3参照)、図2、図4及び図5に示すように、カーテン本体20の下縁部25に、隙間カバー30を着脱可能に取付けることができる。そのため、隙間カバー30が汚れた場合には、カーテン本体20から取外すことができ、洗濯や交換等をすることができる。
そして、このカーテン10においては、図5に示すように、カーテン本体20の下縁部25が、部屋1の床面3に対して0〜10cmの隙間Cをあけて前記室内側レール51に吊り下げられて、かつ、隙間カバー30の少なくとも下縁部35が、部屋1の床面3に接地して所定長さで床面3を覆うように取付けられている。そのため、カーテン10と床面3との隙間Cが、隙間カバー30によって塞がれるので、窓部2からの冷気や熱気が部屋1の室内に侵入することを抑制することができ、その結果、室内の温度低下や温度上昇を防いで、室内を過ごしやすい快適な温度に維持することができる。
また、図5に示すように、カーテン本体20のカーテンレールへの吊り下げ位置Aから、隙間カバー30の下縁部35に至る長さL3が、吊り下げ位置Aから床面3に至る長さL4よりも、5〜30cm長くなるように構成されている場合には、隙間カバー30の下縁部35が床面3に接地して、適度な長さで床面3を覆うので、カーテン10と床面3との隙間Cを確実に覆って、室内への冷気や熱気の侵入をより効果的に抑制することができると共に、カーテン10の開け閉め操作がしづらくならないようにすることができる。
また、夏期等の季節において、室内への冷気の侵入を抑制する必要がない場合には、隙間カバー30を外して、カーテン本体20だけで使用することができ、その場合には、カーテン本体20の下縁部が、部屋の床面に対して、0〜10cmの隙間をあけて吊り下げられているので、カーテンの使い勝手がよくなると共に、カーテン本体20の下縁部が床面に接触して汚れやすくなることを防止できる。
更にこの実施形態においては、図1及び図2に示すように、カーテン本体20の上縁部31であって、その幅方向の一端部23は、室内側レール51の端部から、窓側レール50の端部に至るようにL字状に屈曲され、この一端部23が、室内側レール51及び窓側レール50の端部にフック55を介して吊り下げられた構造となっている。このように、カーテン本体20の上縁部21の一端部23が、室内側レール51の端部から窓側レール50の端部に至るようにL字状に屈曲されて吊り下げられているので、カーテン10の幅方向の端部において、窓部2とカーテン10との隙間が生じるのを抑制し、カーテン10の幅方向の一端部から冷気や熱気(図2の矢印参照)が室内に侵入することを防いで、冷気による室温の低下や、熱気による室温の上昇をより効果的に抑制することができる。
また、この実施形態においては、図5に示すように、隙間カバー30の上縁部31が、カーテン本体20の下縁部25に重なり合うようにして、着脱手段(ここでは雄ホック29及び雌ホック39)を介して取付けられているので、カーテン本体20の下縁部25と隙間カバー30の上縁部31との取付部分の隙間を極力小さくすることができ、室温の低下をより効果的に抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る隙間カバー付きカーテンについて、窓部からの冷気の侵入がどの程度抑制できるかどうかについて試験した。
(実施例)
図1及び図2に示すカーテンと同様のカーテンを、実施例とした。この実施例のカーテンは、カーテン本体の下縁部と床面との隙間は3cmであり、隙間カバーの下縁部が床面に接地して所定長さで覆っており、更に、カーテン本体及び隙間カバーの一端部が、室内側レールの端部から窓側レールの端部に至るようにL字状に屈曲した構造となっている。
(比較例1)
窓部にカーテンを吊り下げていない状態(カーテンなし)を、比較例1とした。
(比較例2)
前記実施例のカーテンに対して、隙間カバーがないものを、比較例2のカーテンとした。カーテンの下縁部と床面との隙間は3cmであった。
(試験方法)
試験室の窓に、下記の実施例、比較例1、比較例2のカーテンを吊り下げて、窓外側を20°から0°まで冷却した後、5分間隔で120分経過するまでの、室内の温度の変化を測定した。
また、温度測定用の温度センサーは、図6に示すように、窓枠の一端部から横方向に15cm離れた位置(高さ3cm)、及び、このセンサーから45cm離れ、かつ、窓枠中央から10cm離れた位置(高さ3cm)に設置した。すなわち、測定位置は、窓下辺の中央付近と、窓下辺の端部付近との、2箇所で測定した。
その試験結果を、図7(a),(b)に示す。図7(a)が、窓下辺の端部付近で測定した場合の結果であり、図7(b)が、窓下辺の中央付近で測定した場合の結果である。
なお、この試験は、本出願人が、一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター 福井試験センターに依頼して行われたものである。
(試験結果)
図7(a)に示すように、窓部端部においては、実施例のカーテンを吊り下げると、比較例1のカーテンなしの場合よりも、温度が低下しているのに対して、図7(b)に示すように、窓部中央においては、実施例のカーテンを吊り下げた場合に、温度が高く維持されている。
これは、窓部端部からの冷気を相当量遮断するために、実施例のカーテンの、窓部端部での温度低下が大きいものと推察される。すなわち、窓部端部からの冷気は、実施例のカーテンによって遮断される量が多く、冷気が室内に侵入しにくくなっているものと考えられ、その結果、室内中央部での温度低下を抑制できる傾向にあることが分かった。
1 部屋
2 窓部
3 床面
5 レースカーテン
10 隙間カバー付きカーテン(カーテン)
20 カーテン本体
21 上縁部
23 一端部
25 下縁部
27 テープ
29 雄ホック
30 隙間カバー
31 上縁部
33 一端部
35 下縁部
39 雌ホック
50 窓側レール
51 室内側レール
52 ブラケット
53 ランナー
55 フック
C 隙間

Claims (4)

  1. 部屋の窓部内側にカーテンレールを介して吊設されるカーテンであって、
    前記カーテンレールにスライド可能に取付けられたランナーに、フックを介して吊り下げられるカーテン本体と、
    該カーテン本体の下縁部に沿って、前記カーテン本体の高さ方向の長さを延長するように、着脱手段を介して着脱可能に取付けられた隙間カバーとを備え、
    前記カーテン本体は、その下縁部が、前記部屋の床面に対して、0〜10cmの隙間をあけて吊り下げられ、前記隙間カバーの少なくとも下縁部が、前記部屋の床面に接地して所定長さで床面を覆うように構成されていることを特徴とする隙間カバー付きカーテン。
  2. 前記カーテン本体の前記カーテンレールへの吊り下げ位置から前記隙間カバーの下縁部に至る長さが、前記吊り下げ位置から床面に至る長さよりも、5〜30cm長くなるように構成されている請求項1記載の隙間カバー付きカーテン。
  3. 前記カーテンレールは、前記部屋の窓部側に設置された、レースカーテン用の窓側レールと、該窓側レールよりも室内側に平行に設置された、前記隙間カバー付きカーテン用の室内側レールとからなり、
    前記カーテン本体は、その上縁部の少なくとも一方の端部が、前記室内側レールの端部から前記窓側レールの端部に至るようにL字状に屈曲されて、前記室内側レールの端部及び前記窓側レールの端部に、それぞれフックを介して吊り下げられるように構成されている請求項1又は2記載の隙間カバー付きカーテン。
  4. 前記隙間カバーは、その上縁部が、前記カーテン本体の下縁部に、重なり合うようにして、前記着脱手段を介して取付けられている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の隙間カバー付きカーテン。
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