JP2016193835A - 核内受容体肝臓x受容体アゴニスト - Google Patents
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Abstract
【課題】核内受容体である肝臓X受容体[LXR(LXRα及びLXRβ)]に対して特異性が高く、安全性の高い新規なLXRアゴニストを提供する。【解決手段】式(I)に示す24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、既存の胆汁酸由来成分やその誘導体と比較しても優れたLXRアゴニスト活性を有し、トリグリセリド合成等の副作用が軽減された優れた脂質代謝改善剤としての機能を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、核内受容体である肝臓X受容体(Liver X Receptor: 以下、単に「LXR」ともいう。)の新規アゴニストに関する。
核内受容体とは細胞内タンパク質の一種であり、生体内の脂溶性化合物、例えばホルモンなどがリガンドとして結合することで細胞核内でのDNA転写を調節する転写因子の一種である。発生、恒常性、代謝など生命維持の根幹に係わる遺伝子転写に関与している(Zhang et al., Genome Res., 14(4), 580-90 (2004))。
多くの種類の核内受容体が公知であり、その一つである肝臓X受容体(LXR)は、酸化コレステロール(オキシステロール)受容体として、また体内に蓄積したコレステロールを処理する機能を担う転写因子として知られている。LXRはオキシステロールをリガンドとして活性化され、脂質の恒常性を維持するために重要な役割を果たしている(非特許文献1:Janowski (1996))。LXRは肝、脂肪組織等エネルギー代謝臓器において多く発現しており、コレステロールの異化・排泄経路でもある胆汁酸生合成に関与する酵素群や、脂肪酸生合成に重要な役割を果たすSREBP-1cなどの遺伝子発現を調節している。またLXRは糖の脂肪酸への変換を促進して血糖値を下げる作用も報告されており、糖質及びインスリン代謝への影響も注目されている。さらに、LXRは血管構成細胞、特にマクロファージにおいても発現しており、動脈硬化病変部位に対する脂質代謝への影響も注目されている。LXRはHDL(high density lipoprotein)へ過剰なコレステロールを輸送してコレステロール排出を担うABCA1を発現誘導する。小腸粘膜ではコレステロールの吸収を抑制し、排出を促進する。従って、LXRを活性化する化合物はアテローム性動脈硬化症や心血管疾患の有効な治療薬の候補となり得る。
ヒオデオキシコール酸(HDCA)やケノデオキシコール酸(CDCA)のような天然に存在する胆汁酸及びそれらの類縁体がLXR活性化能を有することが報告されている(非特許文献2:Song (2000)、非特許文献3:Song (2000)、特許文献1:特開2006-528200号公報、特許文献2:特開2008-179562号公報、特開2009-227615号公報)。しかしながら、胆汁酸類縁体であっても、内因性のLXRアゴニストであるオキシステロールに及ぶ物質はこれまでに報告されていない。また、現在までにTO901317、LXR-623、WYE-672など様々な非ステロイド系合成LXRアゴニストが創製されており、内因性LXRリガンドであるオキシステロールよりも高い活性を有する化合物も見出されている(非特許文献4:Viennois (2012)、非特許文献5:Schults (2000))。しかし、これら化合物はその調製過程(合成・精製・単離)が煩雑で、多くの時間と労力を費やしているのが現状である。また、これら合成LXRアゴニストの生体への投与により血中、及び肝臓中のトリグリセリド(triglyceride:TG)含量を増加させるという望ましくない作用を惹起することが非特許文献5に報告されており、実用化には至っていない。
胆汁酸類縁体の1種である24-ノル-5β-コレスタン-3α,6α,25-トリオール(24-Nor-5β-cholestane-3α,6α,25-triol)は、非特許文献6(Zepter (1972))に報告されており、CAS#40551-80-2においてデータベースに登録されている公知の化合物である。しかしながら、前記化合物については、LXRアゴニストに関する報告はない。
Janowski et al., Nature, 383(6602): 728-31 (1996)
Song et al., Steroids, 65: 423-427 (2000)
Song et al., Endocrinology, 141: 4180-4184 (2000)
Viennois et al., Mol Cell Endocrinol., 351(2): 129-41 (2012)
Schults et al., Genes Dev., 14(22): 2831-2838 (2000)
Zepter et al., J fuer Praktische Chemie., 314: 592-602 (1972)
本発明は、LXR(LXRα及びLXRβ)に対して特異性が高く、安全性の高い新規なLXRアゴニストを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、胆汁酸類縁体の一種であって、従来LXRアゴニスト活性が一切報告されていない化合物に着目した。この化合物はLXR(LXRα及びLXRβ)に対して特異性が高く、脂質代謝改善能を有するものであることを確認し、本発明を完成した。
即ち本発明は、以下よりなる。
1.以下の式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩からなる、LXRアゴニスト化合物。
2.前記LXRが、LXRα及び/又はLXRβである、前項1に記載のLXRアゴニスト化合物。
3.前項1又は2に記載のLXRアゴニスト化合物からなる脂質代謝改善剤。
4.前項3に記載の脂質代謝改善剤を有効成分として含む、脂質代謝異常又は脂質代謝異常に伴う疾患の治療又は予防剤。
1.以下の式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩からなる、LXRアゴニスト化合物。
3.前項1又は2に記載のLXRアゴニスト化合物からなる脂質代謝改善剤。
4.前項3に記載の脂質代謝改善剤を有効成分として含む、脂質代謝異常又は脂質代謝異常に伴う疾患の治療又は予防剤。
上記の他、本発明は以下も包含されるものである。
(A)前項1又は2に記載のLXRアゴニスト化合物からなる脂質代謝改善剤を使用する脂質代謝異常又は脂質代謝異常に伴う疾患の治療又は予防方法。
食品。
(B)前項3に記載の脂質代謝改善剤を有効成分として含む食品。
(A)前項1又は2に記載のLXRアゴニスト化合物からなる脂質代謝改善剤を使用する脂質代謝異常又は脂質代謝異常に伴う疾患の治療又は予防方法。
食品。
(B)前項3に記載の脂質代謝改善剤を有効成分として含む食品。
本発明のLXRアゴニスト、すなわち式(I)に示す化合物24-ノル-5β-コレスタン-3α,6α,25-トリオール(24-Nor-5β-cholestane-3α,6α,25-triol:以下、「24-Nor(1)」と略する。)又はその薬学的に許容される塩は、核酸受容体のうち、特にLXRα及び/又はLXRβに対して優れたアゴニスト活性を有する。また、本発明のLXRアゴニスト化合物は、脂質代謝に関わるABCA1及びABCG1遺伝子の発現を促進し、トリグリセリド合成に関わるSREBP1cの発現は、既存の薬剤よりも低い値を示した。また、濃度依存的に優れたコレステロール輸送能を示すことが確認された。
本発明の24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、既存の胆汁酸由来成分やその誘導体と比較しても優れたLXRアゴニスト活性を有し、トリグリセリド合成等の副作用が軽減された優れた脂質代謝改善剤としての機能を有する。
本発明のLXRアゴニストは、以下の式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩からなる。
本発明のLXRアゴニスト化合物のうち式(I)に示す化合物24-Nor(1)は、24-Nor-5β-cholestane-3α,6α,25-triolであり、非特許文献6において公知の化合物である。当該化合物は、非特許文献6に示す合成手順に従って合成することができる。実施例に示す方法において用いられた出発原料及び試薬、並びに反応条件などを適宜修飾ないし改変することにより、本発明の範囲に包含される化合物はいずれも製造可能である。
本発明のLXRアゴニスト化合物は、式(I)に示す化合物又はその薬学的に許容される塩であってもよい。また、上記化合物又はその塩において、異性体(例えば光学異性体、幾何異性体及び互換異性体)などが存在する場合は、本発明はそれらの異性体を包含し、また溶媒和物、水和物及び種々の形状の結晶を包含するものである。
本発明において、薬学的に許容される塩とは、薬理学的及び製剤学的に許容される一般的な塩が挙げられる。そのような塩として、具体的には以下が例示される。
塩基性付加塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;例えばカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;例えばアンモニウム塩;例えばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩;ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ブロカイン塩等の脂肪族アミン塩;たとえばN,N−ジベンジルエチレンジアミン等のアラルキルアミン塩;例えばピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩、イソキノリン塩等の複素環芳香族アミン塩;例えばテトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルアンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩;アルギニン塩;リジン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
塩基性付加塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;例えばカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;例えばアンモニウム塩;例えばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩;ジシクロヘキシルアミン塩、エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ブロカイン塩等の脂肪族アミン塩;たとえばN,N−ジベンジルエチレンジアミン等のアラルキルアミン塩;例えばピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩、イソキノリン塩等の複素環芳香族アミン塩;例えばテトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルアンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩;アルギニン塩;リジン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
酸付加塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、過塩素酸塩等の無機酸塩;例えば酢酸塩、プロピオン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩等の有機酸塩;例えばメタンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸塩;例えばアスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等の酸性アミノ酸等を挙げることができる。
本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、既存のオキシステロール化合物(22(R)-hydroxycholesterol: 22(R)-HC)、図1の式(II)に示す24-ノル-5β-コレスタン-3α,7α,25-トリオール(24-Nor-5β-cholestane-3α,7α,25-triol)、及び図1の式(III)に示すHDC-OHに比べて、LXRα及びLXRβのいずれに対しても優れたアゴニスト作用を示す。さらに、24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩を含む各物質は、LXRα及びLXRβ特異的にアゴニスト活性を有するが、他の核内受容体、例えばコレステロールから合成される胆汁酸をリガンドとする核内受容体(farnesoid X receptor: FXR、Gタンパク質受容体:TGR5)、ビタミンD 誘導体をリガンドとする核内受容体(vitamin D receptor: VDR)に対するアゴニスト活性はほとんど示さない。22(R)-HCは、LXRα及びLXRβ特異的にアゴニスト活性を有するが、他の核内受容体、例えばFXRに対するアゴニスト活性もわずかではあるが有している。また、ケノデオキシコール酸(CDCA)、リトコール酸(LCA:lithocholic acid:コール酸の7,12α-脱水酸化誘導体)及び1,25-ヒドロキシビタミンD3(1,25- hydroxyvitamin D3)は、LXRα及びLXRβにはアゴニスト活性を示さず、FXR、TGR5やVDRなどの各核内受容体に対するアゴニスト活性を有するものであり、活性は全く相違する。
LXRはリガンド依存性核内受容体であり、LXRαは肝臓やマクロファージに多く発現しているが、LXRβは全身にユビキタスに発現している。これらはLXR応答領域(以下LXRE)とよばれる10塩基程度のDNA配列に結合し、標的遺伝子の転写を及びオキシステロール依存的に活性化する。
脂質代謝を制御する因子として、ABC(ATP-Binding Cassette)タンパク質とSREBP1c(sterol regulatory element binding protein 1c)が知られている。ABCタンパク質は、200アミノ酸に渡って配列がよく保存されたATP結合ドメインを1機能分子あたり2つもつ膜タンパク質ファミリーであり、生体内で重要な生理機能を果たしている。ABCタンパク質の一種であるABCA1は高密度リポ蛋白質(HDL)の形成に必須である。ABCA1はApoA-Iにコレステロールとリン脂質を受け渡し、HDLを新生する。ABCA1の変異は動脈硬化症の重要な危険因子であることが疫学的にわかっており、ABCA1の発現や活性の増強は脂質恒常性の改善の重要なターゲットである。また、ABCA1によって形成されるのはコレステロール含量の少ないpreβ-HDLであり、さらにABCG1によってコレステロールが渡されることによって成熟型HDLが形成されることが示唆されている。
肝臓での脂肪酸合成は、アセチルCoAカルボキシラーゼや脂肪酸合成酵素(以下FAS)により促進される事が知られている。これらの発現はSREBP(sterol regulatory element binding protein)によって制御される。SREBPにはSREBP1a、SREBP1c、SREBP2の3つのアイソフォームが存在し、SREBP1cは脂肪酸、トリグリセリド合成、SREBP2はコレステロール合成、SREBP1aは脂肪酸・コレステロール合成の両方を制御するといわれている。従来の合成LXRアゴニストはSREBP1c及びABCA1の発現をともに亢進方向に制御していたが、脂質代謝を改善するためには、トリグリセリド合成を促進するSREBP1cは発現抑制方向に、コレステロール輸送・排出作用や抗動脈硬化症作用を有するABCA1は発現亢進方向に制御するのが好ましいと考えられる。
末梢細胞においてApoA-Iにコレステロールとリン脂質を受け渡し、HDLを新生する。HDLは、生体内を循環したコレステロールを肝臓へ排出する働きを有する。本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、既存のLXRアゴニストであるTO901317(N-[4-(1,1,1,3,3,3-hexafluoro-2-hydroxypropan-2-yl)phenyl]-N-(2,2,2-trifluoroethyl)benzenesulfonamide)よりはやや劣るものの、コレステロールについて優れた排出能(ApoA-Iへのコレステロール受け渡し量の増加作用)を有する。一方、TO901317は、ABCA1、ABCG1 mRNA発現レベルを亢進させ、末梢細胞からのコレステロール排出を増加させる極めて強力なLXRアゴニストである。しかし、SREBP1c mRNAをも増加させてしまうことからトリグリセリド合成も促進することとなり、副作用が高い薬剤といえる。この点において本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、必要な活性は有するものの、トリグリセリド合成等に関する作用は高くなく、より安全な薬剤ということができる。
従って本発明のLXRアゴニスト化合物、即ち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、LXR、より詳しくはLXRα及びLXRβ特異的にアゴニスト活性を有する。そして、本発明のLXRアゴニスト化合物は脂質代謝改善剤として使用することができる。本発明は、前記脂質代謝改善剤を有効成分として含む、脂質代謝異常症、アテローム性動脈硬化及び心血管障害等、いずれかの疾患の治療又は予防剤にもおよぶ。
本発明は、本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩からなる脂質代謝改善剤を有効成分とする医薬組成物も本発明の範囲に含まれる。医薬組成物は、脂質代謝異常及び脂質代謝異常に伴う各種疾患の治療剤又は改善剤として使用することができる。質代謝異常としては、脂質異常症(dyslipidemia)、例えば高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症等が挙げられる。脂質代謝異常に伴う各種疾患の具体例としては特に限定されないが、例えば、アテローム性動脈硬化及び心血管障害などが挙げられる。さらに、本発明は、上述した脂質代謝異常及び脂質代謝異常に伴う各種疾患の治療方法及び/又は予防方法にも及ぶ。
本発明は、本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩を有効成分とする医薬組成物は、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、丸剤、液剤、シロップ剤等の経口投与剤、注射剤、外用剤、坐剤、点眼剤等の非経口投与剤などの形態に応じて、経口投与又は非経口投与することができる。投与経路としては経口投与がより好適である。本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩をそのまま投与してもよいが、経口用あるいは非経口用の医薬組成物として投与することが好ましい。本発明の医薬組成物は、常法に従って製造され、当業者に利用可能な製剤用添加物、即ち薬理学的及び製剤学的に許容しうる担体を用いて製造することができる。
経口投与に適する医薬組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、液剤、及びシロップ剤等を挙げることができ、非経口投与に適する医薬組成物としては、例えば、注射剤、点滴剤、坐剤、吸入剤等を挙げることができる。上記の医薬組成物の製造に用いられる薬理学的及び製剤学的に許容しうる担体としては、例えば、賦形剤、崩壊剤ないし崩壊補助剤、結合剤、滑沢剤、コーティング剤、色素、希釈剤、基剤、溶解剤ないし溶解補助剤、等張化剤、pH調節剤、安定化剤、噴射剤、及び粘着剤等を挙げることができる。
本発明の医薬組成物の投与量は、症状の程度、投与経路、投与対象、服用者の年齢、体重などに応じて適宜決定することができる。本発明の医薬組成物は、数回にわたり投与してもよいし、複数回のクールに分け、一クール当たりの投与回数、投与間隔などを任意に設定することができる。例えば、経口投与の場合には有効成分としてのLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩を成人一日あたり0.01〜1000mg程度の範囲で用いることができる。
本発明は、本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は医薬組成物の他、食品等の添加剤として使用してもよい。24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩を有効量含む食品は、特定保健用食品等の健康食品に使用することができ、日常的に服用することで、脂質代謝異常や、それに伴う疾患の予防及び改善効果を期待することができる。服用量については、症状の程度、投与経路、投与対象、服用者の年齢、体重などに応じて適宜決定することができる。
以下、理解を深めるために、実施例により本発明について具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されないことはいうまでもない。
(実施例1)24-Nor(1)のLXRアゴニスト活性
本実施例では、以下の式(I)に示す24-Nor(1)のLXRアゴニスト活性を確認した。LXRα又はLXRβ発現プラスミド及びレポータータンパク質としてルシフェラーゼを発現するプラスミド(pLXREx4-tk-Luc)を形質導入したLXRα、又はLXRβ発現COS-7細胞(アフリカミドリザル腎臓由来細胞)を用いてLXRアゴニスト活性を確認した。ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した24-Nor(1)をさらに培地で希釈することにより調製した各種濃度の24-Nor(1)を用いて、LXRα又はLXRβ発現COS-7細胞を24時間処理し、ルシフェラーゼ活性を測定することで24-Nor(1)のLXRリガンド活性を評価した。既存のオキシステロール(22(R)-hydroxycholesterol: 22(R)-HC)、及び24-Nor(1)に類似した分子構造を有する以下の式(II)に示す24-Nor-5β-cholestane-3α,7α,25-triolと式(III)に示すHDC-OHを比較例とした。測定は3回行った。
本実施例では、以下の式(I)に示す24-Nor(1)のLXRアゴニスト活性を確認した。LXRα又はLXRβ発現プラスミド及びレポータータンパク質としてルシフェラーゼを発現するプラスミド(pLXREx4-tk-Luc)を形質導入したLXRα、又はLXRβ発現COS-7細胞(アフリカミドリザル腎臓由来細胞)を用いてLXRアゴニスト活性を確認した。ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した24-Nor(1)をさらに培地で希釈することにより調製した各種濃度の24-Nor(1)を用いて、LXRα又はLXRβ発現COS-7細胞を24時間処理し、ルシフェラーゼ活性を測定することで24-Nor(1)のLXRリガンド活性を評価した。既存のオキシステロール(22(R)-hydroxycholesterol: 22(R)-HC)、及び24-Nor(1)に類似した分子構造を有する以下の式(II)に示す24-Nor-5β-cholestane-3α,7α,25-triolと式(III)に示すHDC-OHを比較例とした。測定は3回行った。
結果を図2に示す。本発明の24-Nor(1)は、LXRα及びLXRβのいずれに対しても内因性LXRアゴニストであるオキシステロール(22(R)-HC)に比べて、優れたアゴニスト作用を示すことが確認された。
(実施例2)24-Nor(1)の各種核内受容体に対するアゴニスト活性
本実施例ではLXRα及びLXRβの他、胆汁酸を内因性リガンドとする核内受容体(farnesoid X receptor: FXR、Gタンパク質受容体:TGR5)、ビタミンD 誘導体をリガンドとする核内受容体(vitamin D receptor: VDR)に対する24-Nor(1)のアゴニスト活性も確認した。
本実施例ではLXRα及びLXRβの他、胆汁酸を内因性リガンドとする核内受容体(farnesoid X receptor: FXR、Gタンパク質受容体:TGR5)、ビタミンD 誘導体をリガンドとする核内受容体(vitamin D receptor: VDR)に対する24-Nor(1)のアゴニスト活性も確認した。
LXRα及びLXRβに対するアゴニスト活性は、実施例2に記載の方法と同手法により、ルシフェラーゼ活性を測定することにより確認した。FXR及びTGR5に対するアゴニスト活性は、文献(Iguchi Y. et al., J. Lipid Res., 51, 1432-1441, 2010)に記載の方法に従って測定した。 VDRに対するアゴニスト活性は、ヒトVDR及びヒトRXRα発現プラスミド、VDR応答性ルシフェラーゼ発現プラスミド(pCYP3A4-ER6x3-tk-Luc)、及び形質導入のコントロールプラスミドとしてRenillaルシフェラーゼプラスミドを形質導入したHEK293T細胞(ヒト胎児腎臓由来細胞)を用いて測定した。1μMの24-Nor(1)含有培地で上記細胞を24時間処理した後、それらのルシフェラーゼ活性を既知の方法で測定し、24-Nor(1)の各受容体への作用を評価した。また、DMSOを陰性コントロールとし、22(R)-HC、ケノデオキシコール酸(CDCA)、リトコール酸(LCA:lithocholic acid:コール酸の7,12α-脱水酸化誘導体)、及び1,25-ヒドロキシビタミンD3(1,25-hydroxyvitamin D3)をそれぞれLXRα/β、FXR、TGR5、VDRの陽性コントロールとした。
結果を図3に示す。本発明の24-Nor(1)は、LXRα及びLXRβに対し特異的にアゴニスト活性を有することが確認され、その他の核内受容体に対しては陰性コントロールと同程度の作用を示したのみであった。この結果より、本発明の24-Nor(1)は、LXRα及びLXRβ特異的に作用することが確認された。
(実施例3)脂質代謝に関連する因子の遺伝子発現に及ぼす影響について
LXRα及びβはリガンド依存性核内受容体であり、特にLXRαは肝臓やマクロファージなどに多く発現している。これらはLXR応答領域(以下LXRE)とよばれる10塩基程度のDNA配列に結合し、標的遺伝子の転写をオキシステロール依存的に活性化する。
LXRα及びβはリガンド依存性核内受容体であり、特にLXRαは肝臓やマクロファージなどに多く発現している。これらはLXR応答領域(以下LXRE)とよばれる10塩基程度のDNA配列に結合し、標的遺伝子の転写をオキシステロール依存的に活性化する。
本実施例ではLXR支配下遺伝子であるABCA1、ABCG1及びSREBP1cのmRNA発現に及ぼす24-Nor(1)の影響を確認した。既存のオキシステロール化合物である22(R)-HC及び既存のLXRアゴニストであるTO901317(N-[4-(1,1,1,3,3,3-hexafluoro-2-hydroxypropan-2-yl)phenyl]-N-(2,2,2-trifluoroethyl)benzenesulfonamide)を比較例とした。THP-1細胞(ヒト・単球由来細胞)及びHuh-7細胞(ヒト・肝細胞癌由来細胞)を24-Nor(1)、22(R)-HC又はTO901317で24時間処理し、各細胞のtotal RNAを抽出した。ABCA1、ABCG1及びSREBP1cのmRNA量をRT-PCR法により測定した。DMSOのみで処理したときを陰性コントロールとした。
結果を図4及び図5に示す。mRNA量は、DMSOで処理したときを1とし、相対量で示した。THP-1細胞において本発明の24-Nor(1)は、22(R)-HC処理時と同等もしくはそれ以上ABCA1及びABCG1 のmRNAを増加させた(図4)。一方、Huh-7細胞において、24-Nor(1)はTHP-1細胞で確認されたようにABCG1 mRNA発現レベルを増加させたが、SREBP1c mRNA発現レベルを変化させなかった(図5)。TO901317処理によってSREBP1c mRNA発現レベルは増加していたことから、24-Nor(I)はTO901317投与で観察されたトリグリセリド上昇を引き起こさず、HDL上昇作用のみを示すことが示唆された。この点において本発明のLXRアゴニスト、すなわち24-Nor(1)がTO901317よりも優れていることが確認された。
(実施例4)コレステロールの輸送・排出能について
末梢細胞から肝臓へのコレステロール輸送はABCA1及びABCG1を介したApoA-Iへのコレステロール受け渡しから始まる。末梢細胞からコレステロールを受け取ったApoA-IはHDLとなり、肝臓へコレステロールを輸送する。
末梢細胞から肝臓へのコレステロール輸送はABCA1及びABCG1を介したApoA-Iへのコレステロール受け渡しから始まる。末梢細胞からコレステロールを受け取ったApoA-IはHDLとなり、肝臓へコレステロールを輸送する。
本実施例では24-Nor(1)について、末梢細胞からのコレステロールの排出能を確認した。近年、ApoA-I非依存的なコレステロール排出機構も確認されているため、コレステロール排出能は、10μg/mLのApoA-Iを含む系(+ApoA-I)と含まない系(-ApoA-I)でTHP-1細胞(ヒト・単球由来細胞)を、1μMの24-Nor(1)で24時間処理し、培地中に放出されたコレステロール量の測定により確認した。コレステロール量の測定は市販のキットであるAmplex(R) Red Cholesterol Assay Kit (Invitrogen)を用いて行った。DMSOを陰性コントロールとし、既存のLXRアゴニストであるTO901317を比較例とした。
結果を図6に示す。本発明の24-Nor(1)は、既存のLXRアゴニストであるTO901317よりはやや劣るものの、ApoA-Iの有無に関わらず、濃度依存的にコレステロールの輸送能を増加させることが認められた。しかしながら、実施例3で示したように、TO901317は、ABCA1、ABCG1だけでなくSREBP1c mRNAについても強い発現能を示した。このことからTO901317はトリグリセリド合成も促進することとなり、副作用が高い薬剤といえる。一方、24-Nor(1)は必要な活性は有するものの、トリグリセリド合成等に関する作用は高くなく、より安全な薬剤ということができる。
以上詳述したように、本発明の24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、核内受容体のうち、特にLXRα及び/又はLXRβに対して優れたアゴニスト活性を有する。また、本発明のLXRアゴニスト化合物は、脂質代謝に関わるABCA1及びABCG1遺伝子の発現を促進し、トリグリセリド合成に関わるSREBP1cの発現は、既存の薬剤よりも低い値を示した。このことから、本発明のLXRアゴニスト化合物はトリグリセリド合成等の副作用が軽減された優れた脂質代謝改善剤としての機能を有する。また、濃度依存的に優れたコレステロール輸送能を示すことが確認された。つまり、本発明の24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、LXRα及びLXRβ特異的に作用することが確認され、その結果、脂質代謝調節機能を有することが確認された。コレステロールの輸送・排出能等に関しては、既存のLXRアゴニストであるTO901317よりはやや劣るものの、トリグリセリド合成等に関する作用は高くなく、より安全な薬剤として有用である。
本発明の24-Nor(1)又はその薬学的に許容される塩は、非特許文献6(Zepter (1972))に報告されており、CAS#40551-80-2においてデータベースに登録されている公知の化合物である。TO901317などの合成LXRアゴニストは、一般に調製過程(合成・精製・単離)が煩雑で、多くの時間と労力を費やしているのが現状であるが、本発明の化合物は合成・精製・単離方法が容易である点も有利な効果を示すものである。
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