JP2016189879A - コマンドロガー装置、端末、およびテストシステム - Google Patents

コマンドロガー装置、端末、およびテストシステム Download PDF

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Abstract

【課題】遊技機のデバッグ作業において、遊技機にて生じた静電気の、遊技機とは別個のデバッグ処理が実行される情報処理装置への影響を低減することが可能なコマンドロガー装置、端末、およびテストシステムを提供する。
【解決手段】コマンドロガー装置100は、遊技機10に設けられた少なくとも1つの基板に接続され、少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドが入力されるコマンド入力IF111と、コマンド入力IF111に入力されたコマンドのログを生成するマイコン121と、ログをモニタするためのPC端末200に対して、無線通信300を介してログを送信する無線通信モジュール141とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、コマンドロガー装置、端末、およびテストシステムに関し、より詳細には、遊技機のデバッグ作業を行うためのコマンドロガー装置、端末、およびテストシステムに関する。
近年、パチンコ機、パチスロ機等の遊技機において、演出のバリエーションは多彩になっている。遊技機には、液晶画面、ランプ、スピーカ、役物等の演出装置が設けられており、これらの演出装置を用いて、予告演出、リーチ演出、ミッション演出のような多様な演出が行われている。とりわけ、液晶画面等の表示機器の大型化・高度化が進んでおり、より多様な演出表現が可能となっている。一方、遊技機の開発過程においては、このように多様化した演出の不具合(バグ)を検証するために要する時間とコストの増加が問題となっている。そのため、遊技機のデバッグ作業を効率化するための技術が提案されてきた。
特許文献1には、遊技機等に備えられた表示機器をテストするためのテストシステムが開示されている。このテストシステムは、表示機器の表示を撮影するための撮影装置を備えており、コマンドに応じた処理の解析結果と、表示機器の表示を撮影した画像データとを関連付けて保存することが可能である。コマンドと表示機器の表示とが関連付けられているため、表示機器の動作の不具合を容易に確認することができる。
特許文献2には、遊技機において、上位基板と下位基板との間に接続されるコマンドロガー装置が開示されている。このコマンドロガー装置は、上位基板からのコマンドを受信して記録する「ロギングモード」と、コマンドを再生して下位基板に送信する「再生モード」との間で、動作モードを自動的に切り替えることが可能である。ロギングモードにおいて下位基板に不具合が発生した場合に、自動的に再生モードに切り替わることにより、下位基板の動作の不具合を容易に確認することができる。
特開2006−178007号公報 特開2011−120719号公報
遊技機のデバッグ作業においては、テスト機器がテスト対象である遊技機にて発生する静電気の影響を受けやすいという問題がある。具体的には、遊技機内において、遊技球と遊技球が通過する流路壁との摩擦等により静電気が発生する。発生した静電気は、遊技球や遊技機の構成部材に帯電する。帯電した遊技球と遊技機の構成部材とは、電位差の大きいもの同士が近接あるいは接触すると放電を生じる。この放電によるサージ電流によってテスト機器が損傷したり、放電に伴って発生する電磁ノイズによって、テスト機器の誤動作(リセット等)、通信エラー(通信自体の停止等)が引き起こされることがある。このような事象は、上記放電によるサージ電流や該放電によって生じた電磁ノイズ以外の静電気の種々の影響により発生することもある。
特に、試打室のような環境において遊技機のテストを行う場合には、静電気によるノイズの問題は深刻である。試打室では、一般に、循環器付きの遊技機を使用して、遊技球を循環させながら長時間(例えば、数時間〜数日間)にわたってテストが行われる。循環器付きの遊技機では、少数の特定の遊技球が遊技機内を循環し続けるため、その循環過程において静電気が大量に蓄積されやすい。従って、遊技機にて発生した静電気がテスト機器に与える上記影響はさらに大きなものとなってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、遊技機のデバッグ作業において、該遊技機にて生じた静電気の、上記遊技機とは別個の上記デバッグ処理が実行される情報処理装置(例えば、テスト機器)への影響を低減することが可能なコマンドロガー装置、端末、およびテストシステムを提供することを目的とする。
本発明のコマンドロガー装置は、遊技機に設けられた少なくとも1つの基板に接続されるコマンドロガー装置であって、前記少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドが入力されるコマンド入力部と、前記コマンド入力部に入力されたコマンドのログを生成するログ生成部と、前記ログをモニタするための端末に対して、無線通信を介して前記ログを送信する無線通信部とを備える。
本発明の端末は、遊技機に設けられた少なくとも1つの基板に接続されたコマンドロガー装置が、前記少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドを受信する場合に生成したログをモニタするための端末であって、前記コマンドロガー装置から、無線通信を介して前記ログを受信する無線通信部と、前記ログを保存する記憶部とを備える。
本発明のテストシステムは、遊技機に設けられた少なくとも1つの基板に接続されるコマンドロガー装置と、前記コマンドロガー装置が生成するログをモニタするための端末とを備え、前記コマンドロガー装置は、前記少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドが入力されるコマンド入力部と、前記コマンド入力部に入力されたコマンドのログを生成するログ生成部と、前記端末に対して、無線通信を介して前記ログを送信する無線通信部とを有し、前記端末は、前記コマンドロガー装置から、前記無線通信を介して前記ログを受信する無線通信部と、前記ログを保存する記憶部とを有する。
本発明によれば、遊技機に接続されるコマンドロガー装置と端末との間において、データの送受信が無線通信を介して行われる。このため、遊技機で発生する静電気によるノイズが、有線の接続を介して端末まで伝搬することは無い。したがって、本発明は、ノイズの影響を低減することができるため、遊技機のデバッグ作業において安定的に動作することが可能である。
本発明の第1実施形態に係るテストシステムの全体構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るテストシステムの電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るコマンドロガー装置の動作モードを説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るコマンドロガー装置の動作モードを説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るコマンドロガー装置の動作を表すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るPC端末の動作を表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るテストシステムの概略図である。 本発明の第3実施形態に係るテストシステムの概略図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。なお、以下で説明する図面で、同機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略することもある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るテストシステム1の全体構成を示す模式図である。テストシステム1は、遊技機10のデバッグ作業を行うためのシステムである。遊技機10のデバッグ作業は、試打室で行われる。テストシステム1は、コマンドロガー装置100とPC端末200とを備えている。なお、図においては、遊技機10が1台のみ示されているが、遊技機10が遊技島として複数台並設されていても良い。その場合、テストシステム1は、複数台の遊技機10に対して共通に使用されても良く、遊技機10ごとに別のテストシステム1が使用されても良い。
遊技機10は、パチンコ機、パチスロ機等の遊技機である。遊技機10は、未だ開発段階にあり、その動作をテストするためにコマンドロガー装置100が取り付けられている。遊技機10は、液晶表示装置11、スピーカ、ランプ、役物等の周知の演出装置を備えている。遊技機10は、これらの演出装置を用いて、多様な演出を行うことが可能である。
遊技機10には、循環器20が設けられている。循環器20は、遊技機10で使用する遊技球を循環させるためのものである。循環器20は、遊技球を上方に搬送するためのリフトを内部に備えており、遊技機10の下部から排出される遊技球を回収して、遊技機10の上部に備えられた貯留タンクに補給することが可能である。また、循環器20は、回収した遊技球を、遊技機10の上皿に直接補給することも可能である。循環器20は、遊技機10から排出される遊技球を回収して遊技機10に補給する機能を有するものであれば良く、その構成および形状は限定されない。循環器20は、複数台の遊技機(遊技島)において共通に使用されるものであっても良い。
コマンドロガー装置100は、遊技機10の上位基板としての主制御基板から下位基板としてのサブ制御基板に送信されるコマンドを収集してログを生成する機能を有している。コマンドロガー装置100は、遊技機10の上位基板と下位基板との間に接続されている。コマンドロガー装置100には、カラーセンサ101が接続されている。カラーセンサ101は、遊技機10の液晶表示装置11の画面の隅に、画面に対向するように設置される。カラーセンサ101は、液晶表示装置11の表示内容を検出するために使用される。
テスト機器としてのPC端末200は、コマンドロガー装置100と共に使用されるデバッグ処理を実行する端末(所謂、デバッカ機能を有する情報処理装置)である。PC端末200は、コマンドロガー装置100で生成されたログをモニタするとともに、コマンドロガー装置100の動作を制御することが可能である。PC端末200は、汎用的なPCで良く、一般に市販されるデスクトップPC、ノートPC等が適用可能である。
PC端末200には、コマンドロガー装置を制御するためのデバッグ作業用のソフトウェアが事前にインストールされる。また、PC端末200には、カメラ210が接続される。カメラ210は、遊技機10を撮影して動画を保存するためのものである。
コマンドロガー装置100とPC端末200とは、ブルートゥース(登録商標)を用いた無線通信300を介して通信することが可能である。無線通信300は、ブルートゥース(登録商標)に限定されるものではなく、赤外線通信、Wi−Fi(無線LAN)等の周知の無線通信方法を用いることができる。
図2は、本実施形態に係るテストシステム1の電気的な構成を示すブロック図である。遊技機10は、遊技機10の動作を制御する基板として、遊技機における抽せん処理を司る主制御基板21、遊技機における演出処理を司るサブ制御基板22を備えている。実機においては、主制御基板21とサブ制御基板22とは接続されているが、本実施形態においては、サブ制御基板22の動作をテストするために、主制御基板21とサブ制御基板22とは接続されていない。
代わりに、主制御基板21とサブ制御基板22は、コマンドロガー装置100に接続されている。主制御基板21は、コマンドロガー装置100に対してコマンドを送信し、サブ制御基板22は、コマンドロガー装置100からコマンドを受信する。サブ制御基板22は、コマンドロガー装置100から受信したコマンドに基づいて、液晶表示装置11を制御する。
液晶表示装置11は、画像処理用のVDP(Video Display Processor)、ビデオRAM、大型の液晶画面等を備えている液晶表示装置11は、サブ制御基板22の制御に従って、図柄の変化、キャラクターを用いた演出、大当たり中の画面表示等の多彩な演出表示を行う。液晶表示装置11が表示する内容は、必ずしも実機と同一の内容でなくても良く、カラーセンサ101によるテストのために特別に設計された内容であっても良い。
例えば、サブ制御基板22は、サブ制御基板22の動作状態を色に関連付けて、動作状態に対応した色を液晶表示装置11の画面の隅に表示させることができる。具体例として、サブ制御基板22は、正常に動作している場合には白色を表示させ、何らかの異常が検出された場合には黒色を表示させることができる。このようにすると、カラーセンサ101は、液晶表示装置11の画面表示から、サブ制御基板22の動作状態を容易かつ確実に検出することができる。
コマンドロガー装置100は、コマンド入力IF111、コマンド出力IF112、フォトモスリレー113、マイコン121、液晶表示器131、ブザー132、SDカードIF133、EEPROM135、無線通信モジュール141、カラーセンサ101を備えている。
コマンド入力IF111、コマンド出力IF112は、遊技機10に対するインターフェースである。コマンド入力IF111、コマンド出力IF112は、例えば、何れも10ピンコネクタとして構成することができる。
コマンド入力IF111、コマンド出力IF112は、それぞれ、遊技機10の主制御基板21、サブ制御基板22とハーネスにより接続されている。コマンドロガー装置100は、コマンド入力IF111を介して、遊技機10の主制御基板21から送信されたコマンドを受信し、また、コマンド出力IF112を介して、遊技機10のサブ制御基板22にコマンドを送信することができる。
フォトモスリレー113は、コマンド入力IF111とコマンド出力IF112との間に接続されている。フォトモスリレー113は、外部から入力される制御信号に応じてオンまたはオフに切り替えられる。例えば、フォトモスリレー113は、オフの場合にはコマンド入力IF111とコマンド出力IF112とを電気的に導通させ、オンの場合にはこれらを電気的に遮断する。
マイコン121は、コマンドロガー装置100全体の動作を制御する。マイコン121は、CPU(Central Processing Unit)122、ROM(Read Only Memory)123、RAM(Random Access Memory)124、入出力ポート(I/O)125等を含むワンチップマイコンとして構成されている。入出力ポート125には、上述のコマンド入力IF111、コマンド出力IF112、フォトモスリレー113が接続されている。
液晶表示器131は、例えば16文字×2行の表示を行う小型の液晶画面を有している。液晶表示器131は、マイコン121の入出力ポート125に接続されており、マイコン121の制御に応じて、コマンドロガー装置100の電源状態、動作モード、受信コマンド、送信コマンド、内部変数等の各種情報を表示する。また、ブザー132は、マイコン121の入出力ポート125に接続されており、マイコン121の制御に応じて、異常が発生した場合等にブザー音を出力する。
SDカードIF133は、例えばSDカードスロットであり、マイコン121の入出力ポート125に接続されている。SDカード134を用いて、コマンドロガー装置100は外部とのデータの送受信を行うことができる。コマンドロガー装置100は、SDカード134の代わりに、USBメモリを用いて外部とのデータの送受信を行うように構成されてもよい。
また、EEPROM135は、マイコン121の入出力ポート125に接続されている。EEPROM135は、コマンドロガー装置100の電源がOFFにされた場合であっても、記憶したデータを保持している。EEPROM15には、コマンドロガー装置100の設定情報等が記憶される。コマンドロガー装置100は、さらに、ログを保存するための記憶装置としてフラッシュメモリ等を備えていても良い。
カラーセンサ101は、マイコン121の入出力ポート125に接続されている。カラーセンサ101は、上述のように、遊技機10の液晶表示装置11の画面の隅に、画面に対向するように設置される(図1参照)。
カラーセンサ101は、RGBの3色にそれぞれ対応するフォトダイオードを備え、光のRGB成分の強度を検出してこれに応じた信号を出力することが可能である。カラーセンサ101は、液晶表示装置11の画面の表示内容を検出するために用いられる。マイコン121は、例えば、カラーセンサ101が検出した光成分の強度を閾値と比較することにより、サブ制御基板22が正常に動作しているか否か、および液晶表示装置11が正常な表示を行っているか否か等を判断することができる。
無線通信モジュール141は、マイコン121の入出力ポート125に接続されている。無線通信モジュール141は、ブルートゥース(登録商標)を用いて、PC端末200と無線通信300を行うことが可能である。無線通信モジュール141は、ノイズの影響を低減するために、コマンドロガー装置100の筐体内に収容されていることが好ましい。
ブルートゥース(登録商標)は、2.4GHzの周波数帯域(2402〜2480MHz)の中で1MHzごとに79の周波数チャネルを設定し、使用する周波数チャネルを切り替えながら通信を行う無線通信方式である。無線通信モジュール141は、ブルートゥース(登録商標)を用いて、ノイズが少ない周波数チャネルを使用することにより、安定して無線通信300を行うことが可能である。
PC端末200は、CPU202、ROM203、RAM204、入出力IF205を有し、これらの要素がシステムバスで結合されたコンピュータである。PC端末200は、ハードディスク206、マウス207、キーボード208、モニタ209、無線通信モジュール241を備えている。ハードディスク206、マウス207、キーボード208、モニタ209は、何れも周知の構成を有しており、入出力IF205を介してPC端末200に接続されている。
無線通信モジュール241は、コマンドロガー装置100の無線通信モジュール141と同様の機能を有している。無線通信モジュール241は、ブルートゥース(登録商標)を用いて、コマンドロガー装置100と無線通信300を行うことが可能である。無線通信モジュール241は、コマンドロガー装置100の無線通信モジュール141とペアリングを行うことによって、無線通信300を確立することができる。
また、PC端末200には、カメラ210が接続されている。カメラ210は、例えばビデオカメラ、Webカメラ等のカメラであり、遊技機10の全体、特に液晶表示装置11をはじめとする演出装置の動作を撮影する。カメラ210は、遊技機10をテストしている間、防犯カメラ等と同様に常時稼働する。カメラ210によって撮影された動画データは、PC端末200のハードディスク206に保存される。
PC端末200を用いて、遊技機10の開発者は、遊技機10のデバッグ作業を行うことができる。デバッグ作業には、コマンドのログの確認、遊技機10へのコマンドの出力、出力するコマンドリストの作成、遊技機10の動画データの再生、コマンドロガー装置100の設定の変更等、デバッグ作業に関連するあらゆる作業が含まれる。
次に、遊技機10から入力されるコマンド、コマンドから生成されるコマンドログ、およびコマンドを出力するためのコマンドリストについて説明する。
コマンドは2バイトのデータからなり、例えば、16進数表記で「80 01」、「90 01」、「91 00」、「92 03」のように表される。最初の1バイトは演出の種類を示し、次の1バイトは演出の継続時間を示している。すなわち、コマンド「80 01」は、演出パターン80を2秒間実行することを意味している。同様に、コマンド「90 01」は、演出パターン90を2秒間実行し、コマンド「91 00」は、演出パターン91を1秒間実行し、コマンド「92 03」は、演出パターン92を4秒間実行することを意味している。演出パターンとは、例えば、液晶表示装置11に特定の画像を表示させる、スピーカから特定の音声を出力させる、ランプを特定のパターンで点滅させる等の動作である。
コマンドロガー装置100は、これらのコマンドを、コマンドが入力された時刻と関連付けてコマンドのログ(以下コマンドログという)を生成することができる。時刻は、例えばコマンドロガー装置100の電源がオンにされた時刻を基準とすることができる。時刻の単位はミリ秒である。コマンドログは、例えば以下のような形式のテキストファイルである。
00000500, 80 01
00000002, 90 01
00000002, 91 00
00000002, 92 03
・・・
第1列はコマンドが入力された時刻を示し、第2列は入力されたコマンドを示している。第1行目の時刻は、基準時刻からの時間を意味し、第2行目以降の時刻は、前行からのオフセット時間を意味している。すなわち、上記のコマンドログの例では、コマンドロガー装置100の電源がオンにされた時刻から500ミリ秒後にコマンド「80 01」が入力され、コマンド「80 01」が入力されてから2ミリ秒後にコマンド「90 01」が入力され、コマンド「90 01」が入力されてから2ミリ秒後に・・・(以下省略)という内容が記録されている。コマンドログには、コマンドに関する情報に限られず、カラーセンサ101から入力されるセンサ情報、マイコン121の処理エラー等のコマンド以外の情報が含まれていても良い。
また、コマンドリストは、コマンドログとほぼ同様の形式を有するテキストファイルである。コマンドリストの第1列はコマンドを出力する時刻を示し、第2列は出力するコマンドを示している。第1行目の時刻は、基準時刻からの時間を意味し、第2行目以降の時刻は、前行からのオフセット時間を意味している。基準時刻は、例えば、コマンドロガー装置100がPC端末200からコマンドリストを受信した時刻とすることができる。コマンドリストが上記のコマンドログの例と同一であれば、コマンドリストが受信された時刻から500ミリ秒後にコマンド「80 01」が出力され、コマンド「80 01」が出力されてから2ミリ秒後にコマンド「90 01」を出力し、・・・(以下省略)という内容が指示される。
コマンドリストは、遊技機10の開発者等によって任意に作成されても良く、また、PC端末200によって自動的に生成されても良い。特に、コマンドログに記録されているコマンド列と同一のコマンド列をコマンドリストに含めることにより、コマンドログのコマンド列、すなわち主制御基板21から実際に送信されたコマンド列を「再生」することが可能となる。なお、ここで説明したコマンドの形式、コマンドログおよびコマンドリストのデータ形式はあくまで例示であり、説明とは異なる形式が用いられても良い。
次に、図3、図4を参照して、本実施形態に係るコマンドロガー装置100の動作モードについて説明する。コマンドロガー装置100は、マイコン121の制御に従って、「ロギングモード」または「再生モード」の何れかの動作モードで動作可能である。
図3は、「ロギングモード」における、コマンドおよびコマンドログの流れを示す模式図である。まず、遊技機10の主制御基板21において、サブ制御基板22を制御するためのコマンドが送信される。主制御基板21から送信されたコマンドは、マイコン121のコマンド入力IF111に入力される。そして、マイコン121において、コマンド入力IF111に入力されたコマンドから、コマンドログが生成される。
マイコン121において生成されたコマンドログは、無線通信モジュール141により無線通信300を介してPC端末200に送信される。送信されたコマンドログは、無線通信モジュール241によりPC端末200に受信され、PC端末200において、ハードディスク206に保存されるとともにモニタ209に表示される。
ロギングモードでは、マイコン121がフォトモスリレー113に制御信号を出力しないため、フォトモスリレー113は導通状態である。よって、コマンド入力IF111に入力されたコマンドは、フォトモスリレー113を導通して、そのままコマンド出力IF112から遊技機10のサブ制御基板22に出力される。すなわち、遊技機10においては、主制御基板21からサブ制御基板22へのコマンドの送受信が、主制御基板21とサブ制御基板22とが直接接続されている実機と変わりなく行われることになる。
図4は、「再生モード」における、コマンドおよびコマンドリストの流れを示す模式図である。コマンドリストは、遊技機10の開発者等によって事前に作成され、PC端末200のハードディスク206に保存されている。もしくは、コマンドリストは、ハードディスク206に保存されているコマンドログに基づいて、PC端末200によって自動的に生成される。また、コマンドリストは、PC端末200のオペレータによって、その場で入力されるものであっても良い。
コマンドリストは、無線通信モジュール241により無線通信300を介してコマンドロガー装置100に送信される。送信されたコマンドリストは、無線通信モジュール141によりコマンドロガー装置100に受信される。マイコン121において、受信されたコマンドリストからコマンドが生成される。生成されたコマンドは、コマンド出力IF112から遊技機10のサブ制御基板22に出力される。
再生モードでは、マイコン121がフォトモスリレー113に制御信号を出力するため、フォトモスリレー113は遮断状態である。よって、遊技機10の主制御基板21からコマンド入力IF111に入力されたコマンドは、フォトモスリレー113において遮断されるため、コマンド出力IF112からサブ制御基板22に出力されない。すなわち、遊技機10のサブ制御基板22に対して、無線通信300によりPC端末200から受信したコマンドリストに基づいてコマンドロガー装置100で生成されたコマンドのみが出力されることになる。
次に、図5、図6を参照して、本実施形態に係るコマンドロガー装置100およびPC端末200の動作の流れを説明する。
図5は、本実施形態に係るコマンドロガー装置100の動作を表すフローチャートである。このフローチャートは、コマンドロガー装置100のマイコン121において、CPU122がROM123に記憶されている専用のプログラムを読み出して実行することにより行われる。
まず、CPU122は、所定の条件に応じて、コマンドロガー装置100の動作モードを決定する(ステップS101)。例えば、CPU122は、PC端末200からの指示に従って動作モードを選択する。または、CPU122は、遊技機10の挙動、例えばカラーセンサ101からの入力に応じて自ら動作モードを判断する。CPU122は、動作モードを決定した場合に、液晶表示器131に動作モードを表示させたり、ブザー132からブザー音を出力させたりしても良い。また、決定した動作モードをEEPROM135に記憶させても良い。
動作モードを「ロギングモード」に決定した場合には(ステップS101でロギング)、CPU122は、フォトモスリレー113に制御信号を出力せず、フォトモスリレー113を導通させる(ステップS102)。次に、CPU122は、テストが終了したか否かを判定する(ステップS103)。例えば、CPU122は、PC端末200からテストの終了を通知された場合や、最後にコマンドを受信してから所定の時間が経過した場合等に、テストが終了したと判定することができる。
テストが終了したと判定した場合には(ステップS103でYES)、CPU122は、フローチャートの処理を終了する。テストが終了していないと判定した場合には(ステップS103でNO)、CPU122は、コマンド入力IF111に主制御基板21からコマンドが入力されたか否かを判定する(ステップS104)。コマンドが入力されていない場合には(ステップS104でNO)、CPU122は、コマンドが入力されるまで、テストが終了したか否かを繰り返し判定する(ステップS103)。
コマンド入力IF111にコマンドが入力された場合には(ステップS104でYES)、CPU122は、入力されたコマンドからコマンドログを生成する(ステップS105)。例えば、CPU122は、コマンドを受信した時刻とコマンドの組を1つのレコードとしてRAM124に記憶する。
続いて、CPU122は、生成したコマンドログを、無線通信モジュール141を介してPC端末200に送信する(ステップS106)。図中、破線Aは、PC端末200へのコマンドログの送信を示している。CPU122は、コマンドログを1つのレコードずつ順次送信しても良く、複数のレコードを一括して送信するようにしても良い。CPU122は、その後、ステップS101に戻ってフローチャートの処理を再度実行する。
また、動作モードを「再生モード」に決定した場合には(ステップS101で再生)、CPU122は、フォトモスリレー113に制御信号を出力して、フォトモスリレー113を遮断する(ステップS112)。次に、CPU122は、テストが終了したか否かを判定する(ステップS113)。例えば、CPU122は、PC端末200から無線通信モジュール141を介してテストの終了を通知された場合や、最後にコマンドリストを受信してから所定の時間が経過した場合等に、テストが終了したと判定することができる。
テストが終了したと判定した場合には(ステップS113でYES)、CPU122は、フローチャートの処理を終了する。テストが終了していないと判定した場合には(ステップS113でNO)、CPU122は、無線通信モジュール141を介してPC端末200からコマンドリストを受信したか否かを判定する(ステップS114)。図中、破線Bは、PC端末200からのコマンドリストの受信を示している。コマンドリストを受信していない場合には(ステップS114でNO)、CPU122は、コマンドリストを受信するまで、テストが終了したか否かを繰り返し判定する(ステップS113)。
コマンドリストを受信した場合には(ステップS114でYES)、CPU122は、受信したコマンドリストからコマンドを生成する(ステップS115)。例えば、CPU122は、コマンドリストからレコードを取り出して、コマンドを送信する時刻と送信するコマンドとに分解する。
続いて、CPU122は、生成したコマンドを、対応する送信時刻に従って、コマンド出力IF112から順次出力する(ステップS116)。出力されたコマンドは、遊技機10のサブ制御基板22において順次実行される。コマンドを出力した後、CPU122は、ステップS113に戻ってテストが終了したか否かを再度判定する。
図6は、本実施形態に係るPC端末の動作を表すフローチャートである。このフローチャートは、PC端末200のCPU202において、CPU202がROM203に記憶されているデバッグ作業用のソフトウェアを読み出して実行することにより行われる。
まず、CPU202は、所定の条件に応じて、コマンドロガー装置100の動作モードを決定する(ステップS201)。具体的には、CPU202は、PC端末200のオペレータからの入力に従って動作モードを選択する。PC端末200のオペレータは、例えば、モニタ209に表示されるメニュー画面において動作モードを入力することができる。もしくは、CPU202は、コマンドロガー装置100からの入力に従って、動作モードの選択を行う。
動作モードを「ロギングモード」に決定した場合には(ステップS201でロギング)、まず、CPU202は、テストが終了したか否かを判定する(ステップS202)。例えば、CPU202は、PC端末200のオペレータからテスト終了が入力された場合や、コマンドロガー装置100からコマンドを最後に受信してから所定の時間が経過した場合等に、テストが終了したと判定することができる。
テストが終了したと判定した場合には(ステップS202でYES)、CPU202は、フローチャートの処理を終了する。テストが終了していないと判定した場合には(ステップS202でNO)、CPU202は、無線通信モジュール241により、コマンドロガー装置100からコマンドログを受信したか否かを判定する(ステップS203)。図中、破線Aは、コマンドロガー装置100からのコマンドログの受信を示している。コマンドログを受信していない場合には(ステップS203でNO)、CPU202は、コマンドログを受信するまで、テストが終了したか否かを繰り返し判定する(ステップS202)。
コマンドロガー装置100からコマンドログを受信した場合には(ステップS203でYES)、CPU202は、受信したコマンドログをハードディスク206等の記憶装置に保存する(ステップS204)。続いて、CPU202は、受信したコマンドログをモニタ209に表示する(ステップS205)。そして、CPU202は、ステップS201に戻ってフローチャートの処理を再度実行する。
また、動作モードを「再生モード」に決定した場合には(ステップS201で再生)、CPU202は、コマンドリストをハードディスク206等の記憶装置から読み込む(ステップS212)。もしくは、CPU202は、ハードディスク206に記憶されているコマンドログに基づいてコマンドリストを生成したり、コマンドリストをPC端末200のオペレータの入力から取得したりする。
続いて、CPU202は、無線通信モジュール241を介して、PC端末200にコマンドリストを送信する(ステップS213)。図中、破線Bは、コマンドロガー装置100へのコマンドリストの送信を示している。送信するコマンドリストは1つに限られず、複数のコマンドリストを送信するようにしても良い。また、CPU202は、コマンドロガー装置200の性能に応じて、1つのコマンドリストを分割して送信しても良く、複数のコマンドリストを一括して送信しても良い。
CPU202は、コマンドリストを全て送信すると、もしくはPC端末200のオペレータによるコマンドリストの入力が全て終了すると、コマンドリストの送信が終了したことを、無線通信モジュール241を介してコマンドロガー装置100に通知する(ステップS214)。そして、CPU202はフローチャートの処理を終了する。
従来のように、コマンドロガー装置とPC端末とが有線の接続を介して通信される場合には、遊技機にて生じた静電気によるノイズがPC端末まで伝搬してしまう。その結果、PC端末がリセットしたり、PC端末の通信が止まったりして、デバッグ作業におけるPC端末の動作は不安定になってしまう。遊技機では、通常、アース線を設置する等の静電気対策が施されているが、静電気によるノイズを完全に防止することは困難である。また、静電気によるノイズがPC端末に伝搬しないように、アイソレータやシールド等のノイズ対策部品を使用することも考えられる。しかしながら、ノイズ対策部品を使用したとしても、静電気によるノイズの影響を十分に抑制するまでの効果はこれまで得られていない。
これに対して、本実施形態では、コマンドロガー装置とデバッカ機能を有するPC端末との間の通信を無線通信としている。従って、遊技機とコマンドロガー装置とは有線接続なので導体により接続されていることになり遊技機において生じた静電気起因のノイズはコマンドロガー装置に伝達されてしまうが、コマンドロガー装置とデバッカ機能を有するPC端末との間は、導体による接続が存在しない。すなわち、コマンドロガー装置に伝搬された上記静電気によるノイズにとっては、自身が滞留しているコマンドロガー装置と上記PC端末との間に、ある意味絶縁体(空気)が存在することになる。よって、絶縁破壊が起こるほどの電圧がかからない限りは、上記コマンドロガー装置に滞留するノイズのPC端末への伝搬は大きく抑制されることになる。従って、本実施形態では、上記コマンドロガー装置から、デバッガ機能を有するPC端末への、遊技機において生じた静電気によるノイズの伝搬を低減することができ、上記PC端末における遊技機により生じた静電気によるノイズ起因の問題発生(上記リセット、通信停止等)を低減させることができる。
また、遊技機において発生する静電気によるノイズの多くが、無線通信の周波数よりも低い、1GHz程度までの周波数である。よって、上記遊技機において発生する静電気によるノイズが無線通信に与える影響は小さい。従って、コマンドロガー装置とPC端末との間の情報のやり取りを無線通信にしても、上記静電気によるノイズの影響を低減させた情報の送受信を実現でき、PC端末を遊技機のデバッグ作業において安定的に動作させることが可能となる。
本実施形態に係るデバッグ作業対象が遊技機であり、該デバッグ作業は、試打室内の循環器が設けられた遊技機に対して行われることがある。このような状況では、遊技球の循環等により遊技球が互いに擦れ合う等して静電気が多く発生してしまい、本実施形態に係るデバッグ処理の環境は、上記静電気が多く発生してしまう遊技機側の装置構成(遊技機、および該遊技機に有線接続されたコマンドロガー装置)とデバッグ機能を有するPC端末との間で情報のやり取りをしないといけないという特殊な環境である。一方、本実施形態では、コマンドロガー装置とデバッガ機能を有するPC端末との間の通信を無線通信とすることにより、上記2つの装置間の情報の送受信を可能にすると共に、コマンドロガー装置に存在する遊技機において生じた静電気起因のノイズにとっての絶縁体をコマンドロガー装置とPC端末との間に存在させる状況を確立することができる。よって、上述のように、コマンドロガー装置からPC端末への上記ノイズの伝搬を低減しつつも、情報の送受信を良好に行うことができる。すなわち。遊技球の擦れ合い等により静電気が多く発生してしまう構成(遊技機、および該遊技機に有線接続されたコマンドロガー装置)と、上記静電気によるノイズの影響を受け易い装置(デバッグ機能を有するPC端末)との間で所定の情報の送受信を要する本実施形態のような上記特殊な環境にこそ威力を発揮するのである。
(第2実施形態)
図7は、本実施形態に係るテストシステム1の構成を示す概略図である。本実施形態に係るコマンドロガー装置100a、100bおよびPC端末200は、第1実施形態にかかるコマンドロガー装置100およびPC端末200と同様の構成を備えている。第1実施形態においては、1台のコマンドロガー装置100が1台の遊技機10に接続されているが、本実施形態においては、複数台のコマンドロガー装置100a、100bが1台の遊技機10に接続されている。
本実施形態に係る遊技機10は、主制御基板21、サブ制御基板22、表示制御基板23を備えている。サブ制御基板22は、主制御基板21の下位基板であり、主制御基板21からのコマンドに従って動作する。また、表示制御基板23は、サブ制御基板22の下位基板であり、サブ制御基板22からのコマンドに従って動作する。表示制御基板23は、液晶表示装置11を制御して演出表示を行うための基板である。コマンドロガー装置100aは、主制御基板21とサブ制御基板22との間に接続され、コマンドロガー装置100bは、サブ制御基板22と表示制御基板23との間に接続されている。
すなわち、各コマンドロガー装置100a、100bが接続される上位基板は、相対的な上位基板であれば良い。例えば、サブ制御基板22は、主制御基板21の下位基板であるとともに、表示制御基板23の上位基板である。よって、コマンドロガー装置100bは、サブ制御基板22を上位基板として、サブ制御基板22と表示制御基板23との間に接続されている。また、本実施形態に係るコマンドロガー装置100a、コマンドロガー装置100bは、同一の1台のPC端末200に対して、それぞれ無線通信300a、300bを行うことが可能である。なお、サブ制御基板22の下位基板は、サブ制御基板22からのコマンドに従って動作する基板であれば表示制御基板23に限定されない。
なお、本実施形態では、サブ制御基板22と表示制御基板23とが別個に設けられているが、サブ制御基板22と表示制御基板23とは一体であっても良い。この場合は、該一体化基板とコマンドロガー装置100bとを従来方法により接続すれば良い。本実施形態では、テスト対象の基板に応じて、該基板とコマンドロガー装置との接続構造を適宜設計すれば良い(コマンドロガー装置は、テスト対象の基板に応じて、少なくとも1つの基板(主制御基板とサブ制御基板;サブ制御基板と表示制御基板;サブ制御基板と表示制御基板とが一体化された基板、等)と接続される)。すなわち、本発明では、テスト対象の基板とコマンドロガー装置との接続態様については本質ではなく、コマンドロガー装置とデバッグ機能を有するPC端末との接続を無線通信にすることが重要なのである。
(第3実施形態)
図8は、本実施形態に係るテストシステム1の構成を示す概略図である。本実施形態に係るコマンドロガー装置100a、100b、100cおよびPC端末200は、第1実施形態にかかるコマンドロガー装置100およびPC端末200と同様の構成を備えている。第1実施形態においては、1台のコマンドロガー装置100が1台の遊技機10に接続されているが、本実施形態においては、複数台のコマンドロガー装置100a、100b、100cが1台の遊技機10に接続されている。
本実施形態に係る遊技機10は、主制御基板21、表示制御基板23、音声制御基板24、ランプ制御基板25を備えている。表示制御基板23は、主制御基板21の下位基板であり、主制御基板21からのコマンドに従って動作する。同様に、音声制御基板24、ランプ制御基板25も、主制御基板21の下位基板であり、主制御基板21からのコマンドに従って動作する。コマンドロガー装置100a、コマンドロガー装置100b、コマンドロガー装置100cは、それぞれ、主制御基板21と、主制御基板21の下位基板である表示制御基板23、音声制御基板24、ランプ制御基板25との間に接続されている。
すなわち、コマンドロガー装置100a、100b、100cは、同一の上位基板に対して接続されている。また、本実施形態に係るコマンドロガー装置100a、100b、100cは、何れも同一の1台のPC端末200に対して、それぞれ無線通信300a、300b、300cを行うことが可能である。なお、主制御基板21の下位基板は、主制御基板21からのコマンドに従って動作する基板であれば表示制御基板23、音声制御基板24、ランプ制御基板25に限定されない。
このように、第2実施形態、第3実施形態の何れの実施形態においても、複数の基板のコマンドログを1台のPC端末200でモニタすることができるため、遊技機10のデバッグ作業を効率的に行うことが可能となる。
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 テストシステム
10 遊技機
11 液晶表示装置
21 主制御基板
22 サブ制御基板
20 循環器
100 コマンドロガー装置
111 コマンド入力インターフェース
112 コマンド出力インターフェース
113 フォトモスリレー
121 マイコン
141 無線通信モジュール
200 PC端末
241 無線通信モジュール
202 CPU
203 ROM
204 RAM
206 ハードディスク
209 モニタ
300 無線通信

Claims (5)

  1. 遊技機に設けられた少なくとも1つの基板に接続されるコマンドロガー装置であって、
    前記少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドが入力されるコマンド入力部と、
    前記コマンド入力部に入力されたコマンドのログを生成するログ生成部と、
    前記ログをモニタするための端末に対して、無線通信を介して前記ログを送信する無線通信部と、を備えるコマンドロガー装置。
  2. 前記所定の基板にコマンドを出力するコマンド出力部と、
    前記コマンド出力部から出力するためのコマンドを、コマンドリストから生成するコマンド生成部と、をさらに備え、
    前記無線通信部は、前記端末から、前記無線通信を介して前記コマンドリストを受信する、請求項1に記載のコマンドロガー装置。
  3. 遊技機に設けられた少なくとも1つの基板に接続されたコマンドロガー装置が、前記少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドを受信する場合に生成したログをモニタするための端末であって、
    前記コマンドロガー装置から、無線通信を介して前記ログを受信する無線通信部と、
    前記ログを保存する記憶部と、を備える端末。
  4. 前記記憶部に保存されたログに基づいてコマンドリストを生成する制御部をさらに備え、
    前記無線通信部は、前記コマンドロガー装置に対して、無線通信を介して前記コマンドリストを送信する、請求項3に記載の端末。
  5. 遊技機に設けられた少なくとも1つの基板に接続されるコマンドロガー装置と、
    前記コマンドロガー装置が生成するログをモニタするための端末と、を備え、
    前記コマンドロガー装置は、
    前記少なくとも1つの基板の所定の基板を制御するためのコマンドが入力されるコマンド入力部と、
    前記コマンド入力部に入力されたコマンドのログを生成するログ生成部と、
    前記端末に対して、無線通信を介して前記ログを送信する無線通信部と、を有し、
    前記端末は、
    前記コマンドロガー装置から、前記無線通信を介して前記ログを受信する無線通信部と、
    前記ログを保存する記憶部と、を有するテストシステム。
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