JP2016189528A - インターネットファクシミリ装置、インターネットファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

インターネットファクシミリ装置、インターネットファクシミリ装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オフランプゲートウェイにおいて中継機からの送信結果情報を用いて適切な再送処理を行う技術を提供する。
【解決手段】原稿を示す第一画像ファイルが添付された第一電子メールであって宛先に複数の受信機が設定された第一電子メールを、開封通知要求を付加して中継機に送信する送信手段と、前記第一画像ファイルに含まれる画像データの前記中継機から個々の前記受信機への送信結果を示す送信結果情報が含まれた開封通知メールを前記中継機から受信する受信手段と、前記送信結果情報に基づいて、前記中継機が送信に失敗した前記受信機を宛先に設定して、前記原稿の未送信ページを示す第二画像ファイルが添付された第二電子メールを前記中継機に送信する再送手段と、を備えるインターネットファクシミリ装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネットファクシミリ装置、および、その制御方法に関する。
従来、画像ファイルが添付された電子メールを中継機に送信し、画像ファイルに含まれる画像データを示す信号を中継機がG3等のファクシミリ通信で最終的な宛先である受信機に送信するオフランプゲートウェイが知られている。また、電子メールの開封通知要求の仕組みも従来から知られている。特許文献1には、複数の受信機を宛先にした一通の同報送信の電子メールを開封通知要求付きで中継機に送信すると、中継機が個々の受信機に対する送信結果情報を開封通知メールに含めて返信することが記載されている。
特開2002−314745号公報
しかし特許文献1には、個々の受信機に対する送信結果情報をどのように利用するかについては特に言及されていない。
本発明は、オフランプゲートウェイにおいて中継機からの送信結果情報を用いて適切な再送処理を行う技術の提供を目的とする。
上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置は、送信手段と、受信手段と、再送手段と、を備える。送信手段は、原稿を示す第一画像ファイルが添付された第一電子メールであって宛先に複数の受信機が設定された第一電子メールを、開封通知要求を付加して中継機に送信する。受信手段は、第一画像ファイルに含まれる画像データの中継機から個々の受信機への送信結果を示す送信結果情報が含まれた開封通知メールを中継機から受信する。再送手段は、送信結果情報に基づいて、中継機が送信に失敗した受信機を宛先に設定して、原稿の未送信ページを示す第二画像ファイルが添付された第二電子メールを中継機に送信する。
上記構成を備えることにより、中継機から返信される開封通知メールに含まれる送信結果情報に基づいて、インターネットファクシミリ装置は適切な再送処理を実施することができる。すなわち、複数の宛先のうち中継機が送信を完了できなかった宛先に対して、原稿の未送信ページ部分の受信機への送信を中継機にリトライさせるために、未送信ページ部分を抽出してインターネットファクシミリ装置が中継機に再送することができる。送信済のページを含む原稿の全てのページを再送する場合よりも、通信データ量を低減することができる。
さらに、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置において、送信結果情報には、第一画像ファイルにおける受信機ごとの送信済ページ数が含まれる。
すなわち、送信結果情報には、受信機を特定するための情報と、第一画像ファイルにおける未送信ページを特定するための情報と、が含まれる。第一画像ファイルが複数存在する場合は、第一画像ファイルを特定するための情報も含まれる。中継機が返信する開封通知メールの送信結果情報にこれらの情報が含まれていることにより、どの受信機に対してどの画像ファイルの残り何ページを再送する必要があるかをインターネットファクシミリ装置は特定することができる。なお、中継機は画像ファイルに含まれる各ページを示す画像データを1ページ目から順に受信機に送信することを前提としている。未送信ページの特定が可能であれば、送信済ページ数以外の情報が送信結果情報に含まれていてもよい。例えば、第一画像ファイルにおける未送信ページ番号(の先頭ページ番号)が送信結果情報に含まれていてもよい。未送信ページ数が送信結果情報に含まれてもよい。
さらに、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置の再送手段において、第二画像ファイルに含まれる画像データの解像度は、第一画像ファイルに含まれる画像データの解像度と同一であってもよい。
この場合、先に送信済となった原稿のページと同じ画質で続きのページを送信することができる。
さらに、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置において、送信結果情報には、中継機が受信機への送信において発生したエラー要因を示すエラー情報を含んでもよい。
エラー要因によっては、単に再送を行っても再度送信に失敗することも考えられる。したがってエラー情報が送信結果情報に含まれることにより、エラー要因によって再送対象から除外する等の適切な対応を取ることができる。
さらに、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置において、再送手段は、送信結果情報に基づいて、未送信ページ数が同じである複数の受信機を一通の第二電子メールの宛先に設定してもよい。
中継機は画像ファイルに含まれる複数のページの画像データを1ページ目から順番に受信機に送信することを前提としているため、未送信ページ数が同じことは、同じページが未送信であることを意味する。したがって上記の構成の場合、同じページを示す第二画像ファイルを添付した第二電子メールを異なる受信機に中継するように異なる受信機の個数回分中継機に送信する構成と比較して、インターネットファクシミリ装置と中継機との間の通信データ量を低減することができる。
さらに、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置において、再送指示受付手段と、原稿再取得手段と、を備えてもよい。再送指示受付手段は、開封通知メールを受信した後に、ユーザーからの再送指示を受け付ける。原稿再取得手段は、再送指示を受け付けると、第一画像ファイルの生成の際と同じページ構成で原稿を入力することをユーザーに促し、少なくとも未送信ページの画像データを再取得する。再送指示受付手段と原稿再取得手段とを備える場合に再送手段は、再取得された前記未送信ページの画像データを用いて生成した前記第二画像ファイルを前記第二電子メールに添付する。
すなわち、ユーザーに未送信ページだけ入力するように促すのではなくて、初回の原稿送信時と同じように原稿を入力するように促す。未送信ページの抽出はインターネットファクシミリ装置側が行う。その結果、ユーザー自身に未送信ページの抽出作業を行わせるという手間を省略できる。また、ユーザー自身が抽出作業を行う場合、ミスが発生しうるが、インターネットファクシミリ装置側が行うことによりミス発生の可能性を低減できる。
さらに、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置において、送信結果情報には、第一電子メールを送信するジョブを特定するためのジョブ識別子が含まれてもよい。また、第一画像ファイルをジョブ識別子と対応付けて記録部に記録する内部記録手段を備えてもよい。その場合に送信手段は、ジョブ識別子を含む第一電子メールを中継機に送信してもよい。また、再送手段は、送信結果情報に含まれるジョブ識別子に対応する第一画像ファイルを記録部から取得し、当該第一画像ファイルに含まれる画像データから未送信ページに該当する画像データを抽出して生成した第二画像ファイルを第二電子メールに添付してもよい。
この構成の場合、ユーザーの手を介さずに、インターネットファクシミリ装置が自動的に再送を行うことができる。
また、上記目的を達成するためのインターネットファクシミリ装置において、第一画像ファイルをジョブ識別子と対応付けてファイルサーバーに記録させる外部記録手段を備えてもよい。その場合に送信手段は、ジョブ識別子を含む第一電子メールを中継機に送信してもよい。また、再送手段は、送信結果情報に基づいて再送が必要であると判定した場合に、送信結果情報に含まれるジョブ識別子に対応する第一画像ファイルをファイルサーバーから取得し、当該第一画像ファイルに含まれる画像データから未送信ページに該当する画像データを抽出して生成した第二画像ファイルを第二電子メールに添付してもよい。
この構成の場合も、ユーザーの手を介さずに自動的にインターネットファクシミリ装置が再送を行うことができる。また本構成は、インターネットファクシミリ装置の内蔵メモリーに余裕がない場合に特に有効である。
なお、中継機から個々の受信機への送信結果を示す送信結果情報が含まれた開封通知メールを中継機から受信し、当該送信結果情報に基づいて、中継機が送信に失敗した受信機を宛先に設定して、原稿の未送信ページを示す画像ファイルが添付された電子メールを中継機に送信する手法は、インターネットファクシミリ装置の制御方法の発明としても成立する。また請求項に記載された各部の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら各部の機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
第一実施形態にかかるインターネットファクシミリ装置を含むFAX通信システムのブロック図。 第一実施形態にかかる送信処理のフローチャート。 (3A)および(3B)はジョブ管理テーブルを示す図。 開封通知メールのデータ構成を示す模式図。 第一実施形態にかかる受信処理のフローチャート。 (6A)〜(6D)は第一実施形態にかかる画面例を示す模式図。 第一実施形態にかかる再送処理のフローチャート。 第二実施形態にかかる受信処理のフローチャート。 第三実施形態にかかるFAX通信システムのブロック図。 (10A)は第三実施形態にかかる送信処理のフローチャート、(10B)は第三実施形態にかかる自動再送処理のフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら以下の順に説明する。尚、各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
1.第一実施形態:
1−1.構成:
図1は、本発明の実施形態にかかるインターネットファクシミリ装置としての指示機1を含むFAX通信システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態におけるFAX通信システムは、指示機1と中継機3と1以上の受信機(図1では受信機5と受信機6の2台を図示しているが個数は2台に限定されない)を含んでいる。このFAX通信システムは、指示機1から画像ファイルが添付された電子メールが中継機に送信され、当該電子メールを受信した中継機3が電子メールに添付された画像ファイル内の画像データをG3等のファクシミリ通信で各受信機に対して送信する、オフランプゲートウェイ機能を実現するためのシステムである。そのために、指示機1はLANやインターネット等のIPネットワーク(IPN:Internet Protocol Network)2に接続されている。中継機3は、IPN2と公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)4に接続されている。受信機5,6はそれぞれPSTN4に接続されている。
指示機1は、制御部10と、ユーザーI/F部11と、画像読取部12と、印刷部13と、画像処理部14と、不揮発性メモリー15と、ネットワークI/F部16と、FAX通信部17とを備えている。制御部10は、CPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記録された制御プログラムをRAMや不揮発性メモリー15を用いてCPUが実行することにより指示機1を制御する。CPUが実行する制御プログラムには、後述する送信処理や受信処理や再送処理が含まれる。
ユーザーI/F部11は、タッチパネルやキー等を備える。タッチパネルに表示された各種の情報をユーザーが視認し、キーやタッチパネル上のボタンを操作することで、ユーザーは指示機1に指示を入力することができる。画像読取部12は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。具体的には画像読取部12は、原稿台に載置された原稿を読み取るフラットベッドスキャナーや、原稿トレイに載置された原稿を搬送するADF(Automatic Document Feeder)を備えている。
画像処理部14は、画像読取部12から出力された画像データに対して色調整等の画像処理を施し、処理後の画像データを符号化する。また、画像処理部14は符号化された画像データを復号する。符号化の方式は、例えばJPEG、MH、MR、MMR、JBIG等である。符号化された画像データは不揮発性メモリー15に記録される。また、符号化された画像データは画像処理部14によって例えばTIFF(Tagged Image File Format)ファイル等の画像ファイルに形成されて不揮発性メモリー15に記録される。印刷部13は、不揮発性メモリー15から読み出され、画像処理部14によって復号された画像データを印刷する。
FAX通信部17は、PSTN4を経由して原稿を示す画像データのFAX送受信を行うために、モデム等を備えている。なお本実施形態においては指示機1のFAX通信部17はPSTN4に接続されていないためPSTN4を介したFAX送受信を指示機1では実施しない。ネットワークI/F部16は、IPN2を介して他のインターネットファクシミリ装置やメールサーバー等とIFAX通信を行うためのインターフェース回路を備えている。IFAX通信とは、例えばTIFF形式等の画像ファイルを添付した電子メールをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で送受信する通信である。
中継機3は、指示機1と同様の構成を備えたインターネットファクシミリ装置で構成されている。中継機3は、IPN2をIFAX通信と、PSTN4を介したG3やG4等のFAX通信の両方を行うことができる。受信機5,6は、PSTN4を介したG3やG4等のFAX通信を行うことができる。
1−2:送信処理:
図2は指示機1におけるIFAXの送信処理を示すフローチャートである。図2に示す送信処理は、ユーザーI/F部11を操作してユーザーがIFAX送信のための宛先設定を行うことを指示した場合に実行される。まず制御部10は、宛先とする電子メールアドレスの設定や画質の選択を受け付ける(ステップS100)。具体的には例えば、宛先帳からアドレスを選択する場合や、直接アルファベットや数字や記号を入力することによって宛先とするアドレスを設定する場合等が考えられる。なおオフランプゲートウェイの場合の宛先電子メールアドレスは例えば、「FAX=FAX番号@ホスト名.ドメイン」で表される。「FAX=」の部分がオフランプゲートウェイ機能を利用することを示すプレフィックスである。アットマーク(@)以降の「ホスト名.ドメイン」の部分が中継機を指定し、「FAX番号」の部分が最終的な受信機のFAX番号を示している。
また、画質の選択は、例えば「標準」、「ファイン」、「スーパーファイン」、「写真」等の選択肢の中からユーザーが選択することができる。画質の選択肢はそれぞれ、原稿を読み取る際の解像度(例えば200×100dpi、200×200dpi、400×400dpi、600×600dpi等)と対応づけられている。
続いて制御部10は、ユーザーI/F部11を介したユーザーの送信指示を受け付ける(ステップS105)。送信指示は例えばスタートボタンの押下によって入力される。送信指示を受け付けると、制御部10は今回のFAX送信ジョブを示すジョブID(ジョブ識別子)を生成し、ジョブ管理テーブルを更新する(ステップS110)。ジョブ管理テーブルは図3に示すようなデータ構造を有している。すなわちジョブ管理テーブルは、ジョブIDごとに、ジョブIDと宛先とファイル名と解像度と結果と送信済ページ数とエラー要因とを対応付けて不揮発性メモリー15に記録する。ステップS110では具体的にはジョブ管理テーブルに新しく生成したジョブIDを追加し、当該ジョブIDに対応付けて宛先の電子メールアドレスを記録する。
続いて制御部10は、ステップS100で選択を受け付けた画質に対応する解像度で画像読取部12に原稿を読み取らせ、読み取った画像データを含む画像ファイル(第一画像ファイル)を生成し、ジョブ管理テーブルを更新する(ステップS115)。具体的には、制御部10は例えばTIFF形式の画像ファイルを生成する。生成した画像ファイルに対して制御部10は予め決められた命名規則に従ったファイル名を付ける。生成された画像ファイルが一時的に不揮発性メモリー15に記録される。なお、ユーザーが原稿の内容を自身が把握しやすいようにファイル名を変更することができてもよい。そして、ジョブ管理テーブルの今回のジョブIDに対応付けてファイル名を記録する。続いて制御部10は、画像ファイルを添付した電子メール(第一電子メール)を生成する(ステップS120)。ステップS120で電子メールを生成する際に、制御部10は、ジョブIDとファイル名と解像度(前述のファイル名のファイルに含まれる画像データの読取解像度)とを電子メールに含める。指示機1と中継機3との間で仕様を共有している限りにおいて電子メールのどの部分にこれらの情報が含まれてもよい。例えば、件名や本文に含まれてもよいし、マルチパートの本文パートや添付ファイルパート以外のパートに含まれていてもよい。本文パートに含まれていてももちろんよい。
続いて制御部10は、開封通知(MDN:Message Disposition Notification)要求付きの電子メールをネットワークI/F部16を用いて送信する(ステップS125)。なおこの場合に制御部10およびネットワークI/F部16は送信手段として機能する。MDN要求付きの電子メールは、ヘッダーに「Disposition-Notification-To」というフィールドを設け、当該フィールドに送信元である指示機1の電子メールアドレスを記述することで生成することができる。電子メールの送信が完了すると画像ファイルは不揮発性メモリー15から破棄される。
以上がオフランプゲートウェイでの電子メールの送信処理の流れである。例えば、受信機5のFAX番号が「03−1234−5678」、受信機6のFAX番号が「03−2234−5678」であり、中継機3のホスト名が「aaa」、ドメイン名が「bb.cc」であるとする。そして受信機5と受信機6への全3ページからなる原稿(原稿として添付される画像ファイルの名前は「201504010003.tif」)のオフランプゲートウェイによる送信を中継機3に依頼するジョブのジョブIDが0003であるとすると、ステップS125で電子メールを送信した際には、ジョブ管理テーブルは図3Aに示すような内容が記録される。具体的には、ジョブID「0003」に対応付けて、宛先に「FAX=0312345678@aaa.bb.cc」と「FAX=0322345678@aaa.bb.cc」の二つのアドレスと、ファイル名「20150401003.tif」が記録される。
中継機3は、ステップS125で送信された電子メールを受信すると、宛先に設定された電子メールアドレスから当該電子メールがオフランプゲートウェイによる中継依頼であることを認識する。そして宛先のアドレスに含まれるFAX番号の受信機とPSTN4を介してファクシミリ通信を行い、添付された画像ファイルに含まれる画像データを1ページずつ受信機に送信する。また中継機3は、電子メールのヘッダーに「Disposition-Notification-To」というフィールドが含まれていることから、当該電子メールがMDN要求付きであることを認識することができる。中継機3は、宛先に設定された各受信機に画像データを送信しその送信結果を受信機ごとに一時的に記録しておき、宛先に設定されたすべての受信機に対する送信が成功または失敗に関わらず完了した後に、送信結果情報を含む開封通知メール(MDNメール)を指示機1に返信する。
中継機3が指示機1に返信するMDNメールの具体的な構成例について図4を参照しながら説明する。MDNメールはボディー部に複数のパートが含まれている(マルチパート)。第1パートには本文テキストが記載される。第2パートには、RFC2298に準拠した形式で、一つの送信ジョブとしての送信結果を示す情報が含まれる。具体的には、複数の受信機に対するFAX送信依頼(中継依頼)が指示機1からの一通の電子メールに含まれている場合、全ての受信機に対するFAX送信が成功した場合は成功を示す情報が記載され、一つでもFAX送信に失敗した受信機が有る場合は失敗を示す情報が記載される。より具体的には、全て成功の場合は「disposition-type : dispatched」が記載され、一つでも失敗がある場合は「disposition-type : processed/error」が記載される。
第3パートには、個々の受信機に対する送信結果情報が含まれている。具体的には、図4に示すようにジョブIDに対応付けて、宛先番号とファイル名と解像度と結果と送信済ページ数とエラー要因(エラー情報)とが記載される。第3パートにおけるこれらの情報の記述形式はどのようなものであってもよい。例えば各項目の値や文字をコンマで区切って羅列する形態でもよいし、XML形式で記述する形態であってもよい。なお、送信結果情報が記録される位置は第3パート以降であればよい(第3パートに限定されない)。中継機3が返信するMDNメールに含まれる送信結果情報にこれらの情報が含まれていることにより、MDNメールを受信した指示機1はどの受信機に対してどの画像ファイルの残り何ページを再送する必要があるかを特定することができる。また、原稿を再読み込みする際の解像度も送信結果情報から取得することができる。
1−3.受信処理:
図5は、指示機1における受信処理を示すフローチャートである。この処理は、指示機1が電子メールを受信した際に実行される。この処理を実行する場合に制御部10およびネットワークI/F部16は受信手段として機能する。はじめに制御部10は、受信した電子メールがMDNメールであるか否かを判定する(ステップS200)。具体的には例えば、制御部10は、受信した電子メールのヘッダーに「Final-Recipient」フィールドが存在する場合に当該メールがMDNメール(MDN要求付きの電子メールに対する開封通知メール)であると判断する。ステップS200においてN判定の場合は図5の受信処理を終了する。
ステップS200においてY判定の場合、制御部10はMDNメールに含まれる送信結果情報を図3に示すジョブ管理テーブルに記録する(ステップS205)。具体的には制御部10は、受信したMDNメールの第2パートや第3パートの内容を解析し、当該内容をジョブ管理テーブルに記録する。制御部10は、第3パートに含まれるジョブIDの値と宛先の内容を抽出し、ジョブ管理テーブルにおいて当該値のジョブIDに対応付けて宛先ごとに解像度や結果や送信済ページ数やエラー要因(エラー情報)の内容を記録する。
例えば、ジョブIDが0003のジョブに関して、中継機3は宛先番号が「03−1234−5678」の受信機に対しては3ページからなる原稿の全てのページを送信することができたが、宛先番号が「03−2234−5678」の受信機に対しては「通信中断」が発生し1ページしか送信完了できなかった場合、図4に示すようにMDNメールの第2パートには「disposition-type: processed/error」が含まれる。第3パートには「ジョブID」が「0003」の「03−1234−5678」への「結果」として「成功」が含まれ、「送信済ページ数」として「3/3」が含まれる。「エラー要因」にはエラーがなかったことを示す情報が含まれる(空欄でもよい)。また、「ジョブID」が「0003」の「03−2234−5678」への「結果」として「エラー」が含まれ、「送信済ページ数」として「1/3」が含まれる。「エラー要因」には「通信中断」が含まれる。以上のような送信結果情報が含まれたMDNメールを受信しステップS205が実行された結果、ジョブ管理テーブルは図3BのジョブIDが0003の2行に示すように更新される。
1−4.再送処理:
図6は、ジョブ履歴や詳細通信履歴を案内する画面の一例を示す図である。指示機1のユーザーは、ユーザーI/F部11のタッチパネルを操作することにより、図6Aに示すジョブ履歴画面をタッチパネルに表示させることができる。ジョブ履歴画面の表示をユーザーに指示されると、制御部10は、ジョブ管理テーブルを参照し、ジョブIDと宛先と結果の項目の内容をそれぞれ抽出し、図6Aに示すようにリスト表示する。なお、図6Aのジョブ履歴画面における「結果」は、ジョブ管理テーブルにおいてジョブIDが同一の通信の結果が全て成功の場合には「成功」と表示され、一つでもエラーが存在すれば「エラー」と表示される。すなわち、MDNメールにおける第2パートに含まれる「disposition-type」の内容と同様となる。なお、ジョブ管理テーブルにMDNメールにおける第2パートに含まれる「disposition-type」の内容を記録する項目が設けられてもよい。
図6Aに示すジョブ履歴画面によってユーザーはジョブごとにエラーの有無を認識することができる。図6Aの例ではジョブIDが「0003」のジョブにエラーが発生したことを示している。図6Aに示すジョブ履歴画面が表示されている状態で、ユーザーがジョブIDが「0003」の行をタップすると、制御部10はタッチパネルに図6Bに示す詳細通信履歴画面を表示させる。詳細通信履歴画面では、ジョブIDが「0003」のジョブの中継機3と受信機との間の通信結果が表示される。制御部10はジョブ管理テーブルを参照し、ジョブIDが「0003」の行の「宛先」と「送信済ページ数」と「結果」の項目の内容をそれぞれ、詳細通信履歴画面の「宛先」、「送信済ページ数」、「結果」として表示する。図6Bの例では、2つ目の宛先への通信がエラーであることを示している。詳細通信履歴画面によってユーザーは宛先ごとにエラーの有無を認識することができる。
図6Bの詳細通信履歴画面が表示されている状態でユーザーが、エラーが発生した2つ目の宛先の行をタップすると、制御部10は図6Cに示すように選択されたジョブについて再送するか否かを選択させる指示入力ダイアログを表示させる。当該ダイアログが表示された状態で「Yes」がタップされると、制御部10は再送指示が入力されたと認識し(この場合に制御部10は再送指示受付手段として機能する)、図6Dに示すように、原稿の再読み込み動作を促す案内を表示する。この際に初回に送信した原稿を初回と同じようにADFに載置するように案内する。すなわち、ユーザー自身に再送するページを抜き出させてADFに載置させることをしないことを意味する。
図7は、再送処理を示すフローチャートである。この処理は、上述した再送指示を受け付け、さらにスタートボタンの押下を受け付けると実行される。まず制御部10は、原稿を初回と同一の読取条件で読み取り、未送信ページの画像データの画像ファイルを生成する(ステップS300)。なおこの場合に制御部10および画像読取部12および画像処理部14は原稿再取得手段として機能する。具体的には制御部10は、ジョブ管理テーブルを参照し、対象のジョブの解像度を取得し、当該解像度と同一の解像度で原稿を読み取る。同一の解像度で原稿を読み取ることで、先に送信済となった原稿のページと同じ画質で続きのページを送信することができる。なお、ADFでは送信済ページについてはページを排紙トレイに送るのみの動作だけでよく、読み取って画像データを生成することはしない。制御部10は未送信ページの画像を読み取って画像データを生成する。そして、未送信ページに画像データを一つのファイルに含んだ画像ファイル(第二画像ファイル)を生成する。生成された画像ファイルは一時的に不揮発性メモリー15に記録される(メール送信後、破棄される)。
続いて制御部10は、生成した画像ファイルを添付した電子メール(第二電子メール)を生成し(ステップS305)、生成した電子メールを送信する(ステップS310)。この場合に制御部10およびネットワークI/F部16は再送手段として機能する。図6を用いて説明した内容を例に挙げて説明すると、ステップS305では、制御部10はジョブIDが「0003」の2つの宛先のうちエラーが発生した受信機に対する中継指示を中継機3に再度行うために、電子メールの宛先に「FAX=0322345678@aaa.bb.cc」を設定する。また制御部10は、初回送信時と同様にヘッダーに「Disposition-Notification-To」というフィールドを設け、当該フィールドに送信元である指示機1の電子メールアドレスを記述することでMDN要求を付加した電子メールを生成する。
このようにして送信された電子メールは、中継機3によって再度受信機に対して原稿の未送信ページだけが送信される。そして中継機3はその結果を再びMDNメールで通知する。成功の場合は、図3に示すジョブ管理テーブルの該当ジョブIDの結果として「成功」が上書きされる。送信済ページの項目も、全てのページが送信完了したことを示す内容に書き換えられる。エラー要因の項目には、例えば成功に至った経過が書き込まれてもよい。具体的には例えば、「初回送信時はXページ中Yページを送信完了したところで通信中断したが、再送1回目で残りのページを送信完了」等の経過情報が書き込まれてもよい。なお、単に「成功」という情報だけで上書きされてもよい。再送1回目においてもたとえば通信中断等の要因で最終ページまで送信完了できなかった場合は、オリジナルの原稿のページ数のうちのこれまでの送信済ページ数を更新するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によると、中継機3から返信されるMDNメールに含まれる送信結果情報に基づいて、指示機1は再送の態様を最適化することができる。すなわち、複数の宛先のうち中継機3が送信を完了できなかった宛先に対して、原稿の未送信ページ部分の受信機への送信を中継機3にリトライさせるために、未送信ページ部分を抽出して指示機1が中継機3に再送することができる。送信済のページを含む原稿の全てのページを再送する場合よりも、通信データ量を低減することができる。
また、再送のために原稿を再取得する際に、ユーザーに未送信ページだけをADFに載置するように促すのではなくて、初回の原稿送信時と同じように原稿を載置するように促す。未送信ページの抽出は指示機1側が行う。その結果、ユーザー自身の手間を省略できる。また、ユーザー自身が抽出作業を行う場合、ミスが発生しうるが、指示機1側が行うことによりミス発生の可能性を低減できる。
なお、図6に示した履歴画面は一例であってこの形式に限定されなくてよい。図6の例では、初めにジョブIDごとのジョブ履歴を提示し、特定のジョブを選択すると当該ジョブにおける詳細通信履歴(中継機3と受信機との間の)を提示するという2段階を経ていたが、ユーザーにはジョブ履歴のみを提示する(詳細通信履歴は提示しない)ようにしてもよい。あるいは、ジョブ履歴と詳細通信履歴とを一度に提示するようにしてもよい。
2.第二実施形態:
第二実施形態が第一実施形態と相違する点は、ジョブの結果を指示機1がユーザーに積極的に通知する点である。図8は第二実施形態にかかる受信処理を示している。この処理は指示機1が電子メールを受信すると実行される。はじめに制御部10は、図5のステップS200と同様に受信した電子メールがMDNメールであるか否かを判定し(ステップS400)、ステップS400においてN判定の場合は図8の受信処理を終了する。ステップS200においてY判定の場合、制御部10は図5のステップS205と同様にMDNメールに含まれる送信結果情報をジョブ管理テーブルに記録する(ステップS405)。
続いて制御部10は送信結果情報に基づいてエラーが発生したか否かを判定し(ステップS410)、エラーが発生したと判定される場合はユーザーに再送指示を促す表示を行う(ステップS415)。具体的には例えば、エラーが発生したジョブIDを通知し、当該ジョブIDについて再送するか否かの選択を促すダイアログを表示させる。当該ダイアログにて再送することが選択された(ステップS420においてY判定)場合、図7に示す再送処理を制御部10は実行する(ステップS425)。ステップS420においてN判定の場合は図8の処理を終了する。
このように第二実施形態では、ユーザーがジョブ履歴を確認する操作を行わなくても、ユーザーに通信が完了できなかったことを通知することができる。
3.第三実施形態:
図9は、第三実施形態におけるFAX通信システムの構成を示すブロック図である。第三実施形態におけるFAX通信システムは、上記実施形態の構成要素に加え、ファイルサーバー7が追加されている。ファイルサーバー7はIPN2に接続されており、指示機1とファイルサーバー7とはIPN2を介して互いにデータを送受信することができる。第三実施形態が上記実施形態と相違する点は、中継機3と受信機との間の通信にエラーが発生したことをMDNメールにより指示機1が認識した場合に、自動的に再送処理を行う点である。ファイルサーバー7は、指示機1において送信された原稿を示す画像ファイルを再送に備えて蓄積する用途に用いられる。ファイルサーバー7は、サーバーコンピューターで構成されており、CPU,RAM,ROM,HDD(ハードディスク装置)、ネットワークI/F部等を備えている。
図10Aは、第三実施形態における送信処理を示すフローチャートである。ステップS500〜ステップS525は第一実施形態で説明した図2のステップS100〜ステップS125と同じ内容であるので説明を省略する。制御部10は、ステップS525で原稿を示す画像データを内包した画像ファイル(第一画像ファイル)を添付した電子メール(第一電子メール)を中継機に送信した後、添付した画像ファイルをジョブIDと対応付けてファイルサーバー7に転送し、ファイルサーバー7のHDDに保存させる(ステップS530)。この場合に制御部10おとびネットワークI/F部16は外部記録手段として機能する。
図10Bは、第三実施形態における自動再送処理を示すフローチャートである。ステップS600〜ステップS610は第二実施形態で説明した図8のステップS400〜ステップS410と同じ内容であるため説明を省略する。ステップS610においてY判定の場合、制御部10はファイルサーバー7からジョブIDの値に対応付けられてファイルサーバー7に記録されている画像ファイルを取得する(ステップS615)。続いて制御部10は、ファイルサーバー7から取得した画像ファイルから、未送信ページに該当する画像データを抽出し、新たな画像ファイル(第二画像ファイル)を生成する(ステップS620)。ステップS625〜ステップS630は、第一実施形態で説明した図7のステップS305〜ステップS310と同じ内容である。
ステップS610においてN判定の場合、すなわち中継機3と受信機との間の通信でエラーが発生せず原稿の全ページを送信完了したことを指示機1の制御部10が認識した場合は、制御部10はファイルサーバー7からジョブIDに対応付けて記録されていた画像ファイルを削除する(ステップS635)。
以上のように、第三実施形態ではユーザーの操作を介さずに、指示機1が自動的に再送を行うことができる。なお、画像ファイルの外部保存先は、ファイルサーバーという形態に限定されず、例えば指示機1に脱着可能なHDD等の外部記録装置であってもよい。
4.第四実施形態:
第四実施形態は第三実施形態と同様にエラーの場合は指示機1が自動再送処理を行う。第四実施形態が第三実施形態と相違する点は、画像ファイルの保存先である。第三実施形態では指示機1の外部の記録装置に画像ファイルを記録する構成であったのに対し、本実施形態では、指示機1内部の不揮発性メモリー15(記録部)に保存される点である。この場合に制御部10および不揮発性メモリー15は内部記録手段として機能する。送信処理や自動再送処理については第三実施形態で説明した図10Aおよび図10Bの内容と保存先が内部の不揮発性メモリー15である点を除けば同様である。本実施形態においても、ユーザーの操作を介さずに指示機1が自動的に再送を行うことができる。
5.他の実施形態:
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、エラー要因が通信中断の場合を例にして説明したが、エラー要因が例えば単に送信をリトライするだけでは解決しない種類のエラーである可能性もある。その場合に、再送手段は、送信結果情報のエラー要因に基づいて、再送の可否を判定するようにしてもよい。そして再送対象としないと判定されたジョブに対しては、例えば第一実施形態や第二実施形態であればユーザーに単に再送指示を促すことはせずに別の解決策を提示するようにしてもよい。また例えば第三実施形態や第四実施形態であれば、再送対象としないと判定されたジョブについては自動再送処理を行わないようにしてもよい。送信結果情報に含まれるエラー情報をこのように利用することで、指示機1は再送に関して適切な処理を行うことができる。
また、上記実施形態においては、1つのジョブにおいて中継機が2つの受信機に対して送信を行い、そのうちの一つがエラーとなったケースを例に説明したが、例えば1つのジョブにおいて複数の受信機に対する送信が複数エラーとなるケースも考えらえる。例えば、受信機Aに対しては5ページ中4ページ送信できたが残り1ページを送信できず、受信機Bに対しては5ページ中3ページ送信できたが残り2ページを送信できず、受信機Cに対しても受信機Bと同様に5ページ中3ページしか送信できなかった場合、指示機1は再送処理において、未送信ページ数が同じである複数の受信機を一通の再送用の電子メール(第二電子メール)の宛先に設定するようにしてもよい。すなわち、受信機B,Cに関しては、同じ4〜5ページ目の画像データで構成される画像ファイルを添付して中継機3に送信することになるので、同報送信(宛先に受信機Bと受信機Cを設定する)という形で中継機3に一通の電子メール(4〜5ページ目の画像ファイルを添付)を送信するようにしてもよい。そうすることによって、同じページを示す第二画像ファイルを添付した第二電子メールを異なる受信機の個数回分中継機に送信する構成と比較して、指示機1と中継機3との間の通信データ量を低減することができる。
また、第一実施形態の再送処理において、図7のステップS300で用いられる読取条件は、解像度の他にも例えば、カラーモード(カラー/白黒等)、読取濃度、片面/裏面選択等が含まれていてもよい。なお、原稿を示す画像の指示機1への入力方法は、画像読取部12によって読み取る形態に限定されなくてもよい。例えば、IPN2を介して指示機1と通信可能なクライアントPCからの画像ファイルの転送という形態で指示機1へ画像ファイルが入力されてもよい。
なお、ジョブIDは電子メールのヘッダーに含まれるMessage-IDと兼用されてもよい。あるいは、ジョブIDがMessage-IDの一部であってもよいし、Message-IDがジョブIDの一部であってもよい。
なお、第三実施形態や第四実施形態においては、自動リトライの最大回数や自動リトライの時間間隔等を事前にユーザーが設定できてもよい。
また、上記実施形態では、解像度を第一電子メールにて中継機3に通知し、中継機3からMDNメールの送信結果情報にて解像度を再度取得する構成であるが、初回の送信処理においてジョブ管理テーブルにジョブIDに対応付けて解像度を記録する構成であれば、中継機3からのMDNメールの送信結果情報には解像度が含まれなくてもよい。
1…指示機、2…IPN、3…中継機、4…PSTN、5…受信機、6…受信機、7…ファイルサーバー、10…制御部、11…ユーザーI/F部、12…画像読取部、13…印刷部、14…画像処理部、15…不揮発性メモリー、16…ネットワークI/F部、17…FAX通信部

Claims (9)

  1. 原稿を示す第一画像ファイルが添付された第一電子メールであって宛先に複数の受信機が設定された第一電子メールを、開封通知要求を付加して中継機に送信する送信手段と、
    前記第一画像ファイルに含まれる画像データの前記中継機から個々の前記受信機への送信結果を示す送信結果情報が含まれた開封通知メールを前記中継機から受信する受信手段と、
    前記送信結果情報に基づいて、前記中継機が送信に失敗した前記受信機を宛先に設定して、前記原稿の未送信ページを示す第二画像ファイルが添付された第二電子メールを前記中継機に送信する再送手段と、
    を備えるインターネットファクシミリ装置。
  2. 前記送信結果情報には、前記第一画像ファイルにおける前記受信機ごとの送信済ページ数が含まれる、
    請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置。
  3. 前記再送手段において、前記第二画像ファイルに含まれる画像データの解像度は、前記第一画像ファイルに含まれる画像データの解像度と同一である、
    請求項1または請求項2のインターネットファクシミリ装置。
  4. 前記送信結果情報には、前記中継機が前記受信機への送信において発生したエラー要因を示すエラー情報を含み、
    前記再送手段は、前記エラー情報に基づいて再送対象の宛先を決定する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインターネットファクシミリ装置。
  5. 前記再送手段は、前記送信結果情報に基づいて、前記未送信ページ数が同じである複数の受信機を一通の前記第二電子メールの宛先に設定する、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインターネットファクシミリ装置。
  6. 前記開封通知メールを受信した後に、ユーザーからの再送指示を受け付ける再送指示受付手段と、
    前記再送指示を受け付けると、前記第一画像ファイルの生成の際と同じページ構成で前記原稿を入力することを前記ユーザーに促し、少なくとも前記未送信ページの画像データを再取得する原稿再取得手段と、備え、
    前記再送手段は、再取得された前記未送信ページの画像データを用いて生成した前記第二画像ファイルを前記第二電子メールに添付する、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載のインターネットファクシミリ装置。
  7. 前記送信結果情報には、前記第一電子メールを送信するジョブを特定するためのジョブ識別子が含まれ、
    前記第一画像ファイルを前記ジョブ識別子と対応付けて記録部に記録する内部記録手段を備え、
    前記送信手段は、前記ジョブ識別子を含む前記第一電子メールを前記中継機に送信し、
    前記再送手段は、前記送信結果情報に基づいて再送が必要であると判定した場合に、前記送信結果情報に含まれる前記ジョブ識別子に対応する前記第一画像ファイルを前記記録部から取得し、当該第一画像ファイルに含まれる画像データから前記未送信ページに該当する画像データを抽出して生成した前記第二画像ファイルを前記第二電子メールに添付する、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載のインターネットファクシミリ装置。
  8. 前記送信結果情報には、前記第一電子メールを送信するジョブを特定するためのジョブ識別子が含まれ、
    前記第一画像ファイルを前記ジョブ識別子と対応付けてファイルサーバーに記録させる外部記録手段を備え、
    前記送信手段は、前記ジョブ識別子を含む前記第一電子メールを前記中継機に送信し、
    前記再送手段は、前記送信結果情報に基づいて再送が必要であると判定した場合に、前記送信結果情報に含まれる前記ジョブ識別子に対応する前記第一画像ファイルを前記ファイルサーバーから取得し、当該第一画像ファイルに含まれる画像データから前記未送信ページに該当する画像データを抽出して生成した前記第二画像ファイルを前記第二電子メールに添付する、
    請求項1〜請求項5のいずれかにインターネットファクシミリ装置。
  9. 送信手段が、原稿を示す第一画像ファイルが添付された第一電子メールであって宛先に複数の受信機が設定された第一電子メールを、開封通知要求を付加して中継機に送信する送信工程と、
    受信手段が、前記第一画像ファイルに含まれる画像データの前記中継機から個々の前記受信機への送信結果を示す送信結果情報が含まれた開封通知メールを前記中継機から受信する受信工程と、
    再送手段が、前記送信結果情報に基づいて、前記中継機が送信に失敗した前記受信機を宛先に設定して、前記原稿の未送信ページを示す第二画像ファイルが添付された第二電子メールを前記中継機に送信する再送工程と
    を含むインターネットファクシミリ装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018125709A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ファクシミリ送信システム及び画像形成装置
JP2020068507A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 キヤノン株式会社 通信ジョブの履歴表示装置、表示制御方法、およびプログラム

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