JP2016188930A - ファイバ側方光入出力装置及び光軸調整方法 - Google Patents
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シングルモードコア及びマルチモードコアを有するデュアルモードファイバと、
前記デュアルモードファイバの端面に配置され、光ファイバの曲げ部分から放射された光信号を集光し、又は、光源から放射された光信号を前記デュアルモードファイバを介して前記光ファイバに出射するレンズ部と、
前記デュアルモードファイバ端面に配置された前記レンズ部及び前記デュアルモードファイバを前記光ファイバの曲げ部分と接着させる屈折率整合部と、を備え、
前記デュアルモードファイバは、
前記光ファイバの曲げ部分から放射された光信号を集光する場合、前記マルチモードコアで受光し、前記光源から放射された光信号を伝送する場合、前記シングルモードコアで前記光信号を伝送し、前記レンズ部を介して前記光ファイバの曲げ部分に出射する。
マルチモードコアから伝送された光信号をマルチモードファイバを介して結合するとともに受光する光受信器と、
伝送用シングルモードファイバコアを有するシングルモードファイバと接続され、光信号を出射するレーザ光源と、
前記レーザ光源からの前記光信号を予め接続されたデュアルモードファイバの有するシングルモードコアに伝送し、前記デュアルモードファイバから伝送された光信号の波長に応じて合分波し前記光受信器に対し合分波した光信号を伝送する波長合分波部と、をさらに備えてもよい。
前記レンズは、
デュアルモードファイバと間隔を設けて配置されてもよい。
前記波長合分波器は、
使用する波長が3波長ある場合、波長フィルタを2個用いて前記波長ごとに分離してもよい。
前記デュアルモードファイバは、
シングルモードコア及びクラッドを有するシングルモードファイバの被覆を、前記クラッドよりも屈折率が低い材料を被覆に用いて光ファイバを作製し、作製したクラッドをマルチモードコアとして用いてもよい。
前記デュアルモードファイバを2以上並列してファイバアレイとして用いてもよい。
前記ファイバアレイの先端は、光ファイバの曲げ部分との光接続が可能となる接続範囲に応じた斜め形状であってもよい。
前記波長合分波部は、
前記デュアルモードファイバを2以上並列したデュアルモードファイバアレイと、前記シングルモードファイバを2以上並列したシングルモードファイバアレイと、前記マルチモードファイバを2以上並列したマルチモードファイバアレイと、の間で波長合分波し、複数本のファイバで波長フィルタを共用してもよい。
前記波長合分波部は、
デュアルモードファイバ、シングルモードファイバ及びマルチモードファイバをそれぞれ複数本を円筒対称に束状にするとともにコリメータレンズの光軸に配置し、複数本デュアルモードファイバ、複数本シングルモードファイバと複数本マルチモードファイバアレイ間で波長合分波して、複数本のファイバで波長フィルタを共用してもよい。
デュアルモードファイバを使用した光学系組立時においてデュアルモードファイバに対して、マルチモードファイバ経由でパワーメータを接続して最適位置近傍を探索する第1の探査ステップと、
シングルモードファイバ経由でパワーメータを接続して最適位置を探索する第2の探査ステップと、を順に行う。
(1)関連技術に係る側方光入出力機構において、シングルモードファイバコアとマルチモードファイバコアを併せ持つデュアルモードファイバの先端に、レンズ部が設置されたファイバプローブによって曲げファイバへの光入出力を行う。
(1)曲げファイバから放射される光をレンズ付ファイバによって効率よく受光して増幅及び伝送することができるようになる。そのため曲げファイバから放射される光が弱い場合や、軸ずれによって最適位置から外れた場合でも受光して増幅し伝送することができる。
本実施形態に係るファイバ側方光入出力装置は、デュアルモードファイバと、レンズ部と、屈折率整合剤として機能する屈折率整合部と、を備える。以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。図3、図4及び図5を用いて第1の実施形態について説明する。デュアルモードファイバにおける屈折率分布図を図3に示す。デュアルモードファイバは、それぞれ異なる屈折率を有するシングルモードファイバコア及びマルチモードファイバコアで構成されている。
図6を用いて第2の実施形態について説明する。第1の実施形態ではデュアルモードファイバ25の先端に同程度の直径のレンズ部22が接続されていたが、実施形態2では、まずバルクの屈折率分布型円筒レンズ30を設置し、その集光位置付近にデュアルモードファイバ25の先端を置く構成をとる。第1の実施形態に比較して、集光位置付近の空間が広いため集光位置の探索が容易となる利点がある。
図7を用いて第3の実施形態について説明する。これは実線路に曲げを与えることにより宅内側からの上り光を拡散放射させ、プローブファイバ5に結合させる系である。現在サービスされているGE−PONにおいてはテレビ放送(1550nm)が合波されており、それを分離して波長合分波する必要がある。この実施形態はそれを可能にする装置構成例である。
図8を用いて第4の実施形態について説明する。これは実線路に曲げを与えることにより局側からの下り光を拡散放射させ、プローブファイバ5に結合させる系である。実施形態3と相似の系で、方向が逆である。局側からの下り光は1490nmのGEPON下り光と1550nmのテレビ放送の二種類あるため、波長合分波器44内部において、反射フィルタ35及び36を用いて1490nmと1550nmを分離している点が異なる。本実施形態に係るファイバ側方光入出力装置では、シングルモードファイバ21及びマルチモードファイバ24の代わりにデュアルモードファイバ25を使用してもよい。
図9を用いて第5の実施形態について説明する。本実施形態に係るデュアルモードファイバ25のマルチモードコアは50μmである。図9に示すように本実施形態に係るデュアルモードファイバ25は、プライマリ層及びセカンダリ層の2層被覆で構成されているため、より広いマルチモードコアの光ファイバを形成でき、受光効率を高めることができる。
図10及び11を用いて第6の実施形態について説明する。これは光軸調整作業の方法についてである。曲げファイバ等の光源に対して、デュアルモードファイバの光軸調整を下記のようにおこなう。
図12を用いて第7の実施形態について説明する。側面図と下面図を示す。実線路においてはシングルモードファイバ21が4本束ねられたテープファイバ47が使用されている。このようなファイバについて曲げを付与して曲げ部に対して側方光入出力を行う必要がある。
図13を用いて第8の実施形態について説明する。側面図と下面図を示す。側面図は図5を参照し、ファイバアレイのみの側面図を示す。この系では、デュアルモードファイバ25を4本並べてファイバアレイとする。
図14を用いて第9の実施形態について説明する。実施形態7や実施形態8は4本のデュアルモードファイバを使用するが、それぞれ波長合分波器が必要となる。複数のファイバについて一つの波長合分波器で波長ごとに分離可能である。波長合分波器においてはファイバアレイが接続され、それぞれコリメータレンズが必要であるが、共通の一つの波長フィルタで合分波することができる。なお本実施形態に係るファイバ側方光入出力装置では、シングルモードファイバ21及びマルチモードファイバ24の代わりにデュアルモードファイバ25を使用してもよい。
図15を用いて第10の実施形態について説明する。第7の実施形態や第8の実施形態は4本のデュアルモードファイバ25を使用するが、それぞれ波長合分波器が必要となる。4本のファイバについてキャピラリ等を用いて円筒対称にまとめることができる。
2:曲げ付与円筒部
4:屈折率整合剤
5:プローブファイバ
21:シングルモードファイバ
22:レンズ部
23、37:増幅中継器
24:マルチモードファイバ
25:デュアルモードファイバ
26、34、35、36、44、45:反射フィルタ
27:LD
28:APD
29、39、44、46:波長合分波器
30、42:屈折率分布型円筒レンズ
31、38:増幅器
32、33:WDMカプラ
40:コネクタ
41、47:テープファイバ
43:ファイバアレイ
Claims (10)
- シングルモードコア及びマルチモードコアを有するデュアルモードファイバと、
前記デュアルモードファイバの端面に配置され、光ファイバの曲げ部分から放射された光信号を集光し、又は、光源から放射された光信号を前記デュアルモードファイバを介して前記光ファイバに出射するレンズ部と、
前記デュアルモードファイバ端面に配置された前記レンズ部及び前記デュアルモードファイバを前記光ファイバの曲げ部分と接着させる屈折率整合部と、を備え、
前記デュアルモードファイバは、
前記光ファイバの曲げ部分から放射された光信号を集光する場合、前記マルチモードコアで受光し、前記光源から放射された光信号を伝送する場合、前記シングルモードコアで前記光信号を伝送し、前記レンズ部を介して前記光ファイバの曲げ部分に出射する
ことを特徴とするファイバ側方光入出力装置。 - マルチモードコアから伝送された光信号をマルチモードファイバを介して結合するとともに受光する光受信器と、
伝送用シングルモードファイバコアを有するシングルモードファイバと接続され、光信号を出射するレーザ光源と、
前記レーザ光源からの前記光信号を予め接続されたデュアルモードファイバの有するシングルモードコアに伝送し、前記デュアルモードファイバから伝送された光信号の波長に応じて合分波し前記光受信器に対し合分波した光信号を伝送する波長合分波部と、をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記レンズは、
デュアルモードファイバと間隔を設けて配置される
ことを特徴とする請求項1記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記波長合分波器は、
使用する波長が3波長ある場合、波長フィルタを2個用いて前記波長ごとに分離する
ことを特徴とする請求項2記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記デュアルモードファイバは、
シングルモードコア及びクラッドを有するシングルモードファイバの被覆を、前記クラッドよりも屈折率が低い材料を被覆に用いて光ファイバを作製し、作製したクラッドをマルチモードコアとして用いる
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記デュアルモードファイバを2以上並列してファイバアレイとして用いる
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記ファイバアレイの先端は、光ファイバの曲げ部分との光接続が可能となる接続範囲に応じた斜め形状である
ことを特徴とする請求項6に記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記波長合分波部は、
前記デュアルモードファイバを2以上並列したデュアルモードファイバアレイと、前記シングルモードファイバを2以上並列したシングルモードファイバアレイと、前記マルチモードファイバを2以上並列したマルチモードファイバアレイと、の間で波長合分波し、複数本のファイバで波長フィルタを共用する
ことを特徴とする請求項2に記載のファイバ側方光入出力装置。 - 前記波長合分波部は、
デュアルモードファイバ、シングルモードファイバ及びマルチモードファイバをそれぞれ複数本を円筒対称に束状にするとともにコリメータレンズの光軸に配置し、複数本デュアルモードファイバ、複数本シングルモードファイバと複数本マルチモードファイバアレイ間で波長合分波して、複数本のファイバで波長フィルタを共用する
ことを特徴とする請求項2に記載のファイバ側方光入出力装置。 - デュアルモードファイバを使用した光学系組立時においてデュアルモードファイバに対して、マルチモードファイバ経由でパワーメータを接続して最適位置近傍を探索する第1の探査ステップと、
シングルモードファイバ経由でパワーメータを接続して最適位置を探索する第2の探査ステップと、を
順に行うことを特徴とする光軸調整方法。
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