JP2016188804A - 生体関連物質の拭取器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、微小な生体関連物質であっても効率良く拭き取って拭取できる生体関連物質の拭取器具を提供することを目的とする。
【解決手段】 拭取器具100は、容器120と、容器に装着される蓋体110と、容器110に収容可能であると共に蓋体120に取り付けられた拭取パッド118とを備える。拭取器具100は、容器120に形成された雌ねじ部126と、蓋体110に形成された雄ねじ部116とを備える。雌ねじ部126及び雄ねじ部116を噛み合わせることにより、容器110が密閉される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療機関や食品、医薬品等の製造工場などで生体関連物質を検査する場合に使用される生体関連物質の拭取器具に係り、特にノロウイルス等の微小な生体関連物質の拭取に適した生体関連物質の拭取器具に関するものである。
微生物やウイルス等の生体関連物質を拭き取る場合には、綿棒や下記特許文献1及び2に開示されているように綿球によって構成される拭取用含浸体を、リン酸緩衝液等の希釈液の入った容器本体内に収容した構造の環境微生物検査用拭取器具が使用されていた。
また、綿棒やこのような専用の拭取器具によって拭き取られた生体関連物質は、上記希釈液と同一の溶液または当該希釈液に再度含浸され、機械的にあるいは殺菌力を持たない程度の超音波によって振動され、その浸出液を検査液として取り出す。更に、取り出した検査液を培養した後、検体となる生体関連物質の集落を計測し、拭き取った面積に存する生体関連物質の個数等を算出して生体関連物質の検査を行っている。
そして、特許文献1において、拭取器具は、内部に希釈液が収容されている筒状の容器本体を有し、該容器本体の一端を着脱可能な蓋体によって閉塞し、他端を同じく着脱可能な底蓋体によって閉塞すると共に、上記蓋体には容器本体内部に向って延びるスティック部が一体に形成され、該スティック部の先端には、綿球によって構成される拭取用含浸体が設けられている。また、上記底蓋体には、フィルターが配置された検液取り出し口が設けられており、更に、ヒンジを介して帽体が開閉可能な状態で取り付けられていて、該帽体の内部に突出状態で設けられている栓によって上記検液取り出し口を閉塞し得る構造の環境微生物検査用拭取器具が開示されている。
また、特許文献2において、拭取検査キットは、希釈液を収容する容器本体と、この容器本体の開口部に着脱可能に装着されるキャップと、このキャップに固定または一体化された綿棒軸と、この綿棒軸の先端に取り付けられてキャップ密栓状態において希釈液中に浸漬される綿球とを有する。キャップには、キャップ密栓状態において容器本体内部と連通する連通路が設けられ、且つ、この連通路の上端開口を気密および液密に閉止可能な上蓋が設けられており、上蓋を開くことによってキャップ密栓状態のまま容器本体内部の液を連通路およびその上端開口を介して排出可能とされている。
特開2011−069778号公報 特開2003−344232号公報
しかし、綿棒、特許文献1に開示される拭取器具、特許文献2に開示される拭取検査キットでは、検査部位の生体関連物質に直接触れて拭取する拭取体として綿を玉状にまるめた綿球が使用されていたため拭取面積が小さく、一度の拭取操作で拭き取れる生体関連物質の拭取量も少なくなっていた。
そこで、本発明は、生体関連物質の新規な拭取器具を提供することを第1の目的とする。また、生体関連物質の検査精度を向上させることができる生体関連物質の拭取器具を提供することを他の目的とする。さらに、本発明は、生体関連物質の拭取面積を大きくし、一度の拭取操作で拭き取ることができる生体関連物質の拭取量を多くして効率良く生体関連物質を拭き取ることができる生体関連物質の拭取器具を提供することを他の目的とする。
本発明の各態様の生体関連物質の拭取器具は次の通りである。
(態様1)容器と、前記容器に装着される蓋体と、前記容器に収容可能であると共に前記蓋体に取り付けられた拭取体とを備える生体関連物質の拭取器具であって、前記拭取器具は、前記容器または前記蓋体の一方に設けられた雌ねじ部と、前記容器または前記蓋体の他方に設けられた雄ねじ部とを備え、前記雌ねじ部及び前記雄ねじ部を噛み合わせることにより、前記容器が前記蓋体で密閉される、拭取器具。(態様2)前記拭取体は、前記蓋体の底面に取り付けられている、態様1に記載の拭取器具。(態様3)前記蓋体の前記底面の形状と、前記拭取体の形状とが対応している、態様1または2に記載の拭取器具。(態様4)前記拭取体は矩形状である、態様1または2に記載の拭取器具。(態様5)前記蓋体は、前記拭取体と前記蓋体との間にクッションを備える、態様1〜4のいずれか1項に記載の拭取器具。(態様6)前記蓋体は、その上面につまみ部を備える、態様1〜5のいずれか1項に記載の拭取器具。
(態様7)前記蓋体は、前記拭取器具の内部空間に保持されている溶液を滴下する滴下口を備える、態様1〜6のいずれか1項に記載の拭取器具。(態様8)前記滴下口は、前記蓋体の外周側に形成されている、態様6に記載の拭取器具。(態様9)前記滴下口を閉鎖するキャップを備える、態様7または8に記載の拭取器具。(態様10)前記キャップを前記蓋体に接続する接続部を備える、態様9に記載の拭取器具。(態様11)前記接続部は、ヒンジ部である、態様10に記載に拭取器具。(態様12)前記容器、及び前記蓋体の一方または両方が、透明部材から形成される、態様1〜11のいずれか一項に記載の拭取器具。(態様13)前記透明部材に形成された目盛を備え、前記目盛が前記拭取器具内に保持される溶液の量を表示する、態様12に記載の拭取器具。(態様14)前記拭取器具は、その一部を押圧することによって前記拭取器具の内部空間を圧縮可能な壁部を備える、態様1〜13のいずれか一項に記載の拭取器具。(態様15)前記壁部は、前記容器の底壁部である、態様14に記載の拭取器具。(態様16)前記底壁部の厚さは、前記容器の周壁部の厚さより薄い、態様15に記載の拭取器具。(態様17)前記容器の上端面は、前記容器の外側から内側に向かって下降する傾斜面を備える、態様1〜16の何れか一項に記載の拭取器具。
本発明の生体関連物質の拭取器具によれば、生体関連物質の拭取面積が大きくなり、一度の拭取操作で拭き取ることができる生体関連物質の拭取量が多くなるから、効率良く生体関連物質を拭き取ることができる。
本発明の第1実施形態に係る拭取器具の、(a)断面図、(b)上面図、(c)底面図である。 (a)本発明の第2実施形態に係る拭取器具の断面図、(b)比較形態に係る拭取器具の断面図である。 (a1)及び(a2)第2実施形態に係る拭取器具の使用状態の断面図、(b)比較形態に係る拭取器具の使用状態の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る拭取器具の、(a)断面図、(b)上面図、(c)底面図である。 本発明の第4実施形態に係る拭取器具の、(a)断面図、(b)上面図、(c)側面図、(d)底面図である。 本発明の第5実施形態に係る拭取器具の断面図である。 図6の領域Aに関する、(a)キャップ閉鎖時の断面図、(b)キャップ開放時の断面図、(c)キャップ閉鎖時にキャップ正面方向から見た側面図である。 図6の領域Bに関する断面図である。
本発明の各実施形態に係る生体関連物質の拭取器具を、図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態において、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。また、各実施形態において、第1実施形態に対応する部分には第1実施形態の符号にA、B、C等を付して説明する。本明細書において「生体関連物質」とは、検査部位の試料中に含まれる分離、回収または検出の対象となる物質であり、微生物、ウイルス、細菌、核酸、多糖、タンパク質、低分子などの拭取可能なあらゆる生体関連物質を含む。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る生体関連物質の拭取器具100を図1を用いて説明する。拭取器具100は、図1に示すように、円盤状の蓋体110と、蓋体110によって閉鎖される容器120と、蓋体110及び容器120から画定される内部空間130とから構成される。蓋体110は、蓋体110の上面から立ち上がるように形成される細長い板状のつまみ部112と、つまみ部112の上面中央から上方に突出形成される突出部113と、突出部113に形成される滴下口115aを閉鎖するキャップ114とを備える。キャップ114は、好ましくは加撓性の細長い接続部114aで突出部113またはつまみ部112と接続することができる。蓋体110に取り付けられる各部材、即ち、つまみ部112、突出部113、キャップ114、接続部114aの複数の任意の部分又は全部分を樹脂で一体成型することができる。蓋体110の環状側面には、雄ねじ部116が形成されており、後述する雌ねじ部126と噛み合って容器120の内部空間を密閉する。
蓋体110の平らな下面には、疎水性で平らな薄板状のクッション(緩衝材)117が取り付けられ、クッション117の下面には、不織布等から構成される拭取パッド(拭取体)118が取り付けられている。好ましくは、蓋体110の下面へのクッション117の取り付け、及び/又は拭取パッド118の下面への疎水性クッション117への取り付けには、接着剤または熱融着を用いることができる。
溶液流路115は、突出部113、つまみ部112、蓋体110、疎水性クッション117、及び拭取パッド118をそれぞれ貫通するように形成されている。溶液流路115の上端は、滴下口115aを構成し、溶液流路115の下端は、内部空間130に開口する流出口115bを構成する。
容器120は、図1(a)に示すように、底壁部122と、底壁部122の周囲から上方に立ち上がる円筒状の側壁部124と、側壁部124の内曲面上部に形成された雌ねじ部126とを備える。側壁部124は雄ねじ116を備え、雄ねじ116が容器120の雌ねじ126と噛み合う。図1(c)に示すように、蓋体110を装着した容器120を下方から見ると、拭取パッド118は平面視で矩形状に形成され、図示されていないが疎水性クッション117も平面視で拭取パッド118と同じ矩形状に形成されている。
側壁部124は、容器120に装着された蓋体110を保持するために、十分な強度を有する壁厚を備えている。これに対して、底壁部122は側壁部124のような強度が必要ないため、底壁部122の壁厚を、好ましくは側壁部124の壁厚に比較して、薄く形成することができる。このように、底壁部122の壁厚を比較的薄く形成することにより、底壁部122を外側から内側に向けて押圧して変形可能に構成される。キャップ114を外して底壁部122を押圧すると、内部空間130が縮小することにより、内部空間130中のリン酸緩衝液等の溶液を滴下口113aからたやすく滴下することができる。
蓋体110及び容器120に用いる材料は、好ましくは合成樹脂、より好ましくはポリプロピレン、ポリエチレンの何れかを用いることができる。また、蓋体110は、連結部114aをキャップ114及び蓋体110と屈曲可能に一体成型するために、ポリプロピレン等のある程度弾性がある樹脂を用いることができる。容器120は、さらに好ましくはポリエチレン等の比較的柔らかい樹脂から構成することができる。蓋体110及び/又は容器120は、好ましくは透明樹脂(透明部材)から形成することができる。蓋体110及び/又は容器120を透明樹脂から形成することにより、容器120から蓋体110を取り外した状態で、蓋体110を介して拭取パットの状態を上方から透視しながら生体関連物質の拭き取りを行うことができる。
拭取パッド118に用いる不織布を構成する繊維は、好ましくは合成樹脂、より好ましくはポリエステル80%とナイロン20%から構成することができる。疎水性クッション117を構成する材料は、好ましくはプラスチックフォーム、より好ましくは、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム等の何れかを用いることができる。なお、疎水性クッションに換えて親水性クッションを用いてもよい。
第1実施形態の拭取器具100を使用方法を説明する。拭取器具100は、図1に示すように、容器120が蓋体110により密閉されており、内部空間130には、リン酸緩衝液等の溶液が予め充填されている。生体関連物質を採取する際、容器120及び蓋体110をねじが緩む方向に相対的に回転し、容器120から蓋体110を取り外す。取り外された蓋体110の下面には、リン酸緩衝液で濡れた拭取パッド118の平らな下面(拭き取り面)が露出している。この拭取パッド118の下面を、まな板やテーブル等の被検査平面に押し当てて被検査平面上の生体関連物質を拭き取る。生体関連物質が拭取パッド118に拭き取られた状態で、蓋体110を容器120に載せて、容器120または蓋体110をねじが締まる方向に相対的に回転し、容器120を蓋体110で密閉する。
この密閉状態の拭取器具100を検査施設に移動して、内部空間130に収容されている生体関連物質を検査する。生体関連物質を検査する際、蓋体110を容器120から取り外さずに、キャップ114を取り外し、蓋体110を下方に向けた状態で、容器120の底壁部122を外側から内部空間130に向けて指等で押圧すると、内部空間130が圧縮され、生体関連物質を溶解したリン酸緩衝液が滴下口114aから滴下され、滴下されたリン酸緩衝液中の生体関連物質が検査される。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る生体関連物質の拭取器具100Aを図2〜3を用いて説明する。図2(a)の断面図に示すように、拭取器具100Aの蓋体110Aの平らな下面には、疎水性で平らな薄板状のクッション117Aと、平らな薄板状の拭取パッド118Aとを備える。疎水性クッション117A、及び拭取パッド118Aは、好ましくは蓋体110Aの下面直径または下面形状とほぼ等しい直径または形状とすることができる。蓋体110Aの周縁部には、雄ねじ部116側の強度を高めるために肉厚部111が形成されている。疎水性クッション117A、及び拭取パッド118Aの材料は、第1実施形態の疎水性クッション117、及び拭取パッド118の材料と同じとすることができる。
図2(b)は、第2実施形態の拭取器具100Aに対する変形実施形態の拭取器具100Bを示す。拭取器具100Bの蓋体110Bは、蓋体110Bの外周から下方に環状に突出する環状突出部119を備え、環状突出部119の内周面に雌ねじ部116Bが形成されている。拭取器具100Bの容器120Bは、側壁部124の上部外周面に、雄ねじ部126Bが形成されている。雄ねじ部126Bを雌ねじ部116Bに噛み合わせることにより、蓋体110が容器120に取り付けられる。
次に、拭取器具100A、100Bの使用状態を説明する。拭取器具100Aの蓋体100の拭取パッド118Aで平面を拭き取る際、図3(a1)や(a2)に示すように、蓋体110Aのエッジ(雄ねじ部116B)が拭き取りの邪魔にならない。これに対して、拭取器具100Bの蓋体110Bの拭取パッド118Bで平面を拭き取る際、図3(b)に示すように、蓋体110Bの環状突出部119のエッジが邪魔になる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る生体関連物質の拭取器具100Cを図4を用いて説明する。拭取器具100Cは、第2実施形態のクッション117Aを省略し、蓋体110の下面に直接、拭取パッド118Aを取り付けている。なお、拭取器具100Cは、第2実施形態の肉厚部111を備えていないが、これを備えることもできる。
[第4実施形態]
第4実施形態に係る生体関連物質の拭取器具100Dを図5を用いて説明する。第4実施形態の拭取器具100Dは、他の実施形態と異なり、検査時に内部空間130から溶液を取り出す際に、蓋体110Dの側面から溶液が滴下可能な構造である。図5に示すように、蓋体110Dの周側面、好ましくは、つまみ部112の端面に滴下口115Daが開口し、滴下口115Daにはキャップ114が取り付けられている。滴下口115Daは内部空間130と連通する溶液流路115Dに接続されている。蓋体110Dの下面外周側には流出口115Dbが開口し、流出口115Dbは内部空間130に連通している。蓋体110の下面に取り付けられる拭取パッド118Dは、流出口115Db側で取り除かれている。
第4実施形態の拭取器具100Dにおいて、容器120を透明部材から形成すると共に、図5(d)に示すように、容器120の底壁部122の表面に、複数の目盛122を形成することができる。図5(d)のようにキャップ114側が下になるように拭取器具100Dを立てると、内部空間130に含まれるリン酸緩衝液の液量を見積ることができる。図5(b)に示した蓋体110Dの直径Dは、例示的として、好ましくは3〜10cm、より好ましくは約5cmとすることができる。図5(c)に示した拭取器具100Dの高さHは、例示的として、好ましくは1〜4cm、より好ましくは約2cmとすることができる。なお、これらの直径D及び高さHは、他の実施形態の拭取器具においても同様とすることができる。
第4実施形態では、滴下口115Daを蓋体110の外周側に配置したことにより、使用者が滴下口の位置を視認しやすくなり、滴下しやすくなる。また、滴下時に、複数の目盛に対する液面の変化から滴下量を確認することもできる。
[第5実施形態]
第5実施形態に係る生体関連物質の拭取器具100Eを図6〜8を用いて説明する。第5実施形態の拭取器具100Eは、第4実施形態の拭取器具100Dに類似するが、次の2つの相違点を有する。2つの相違点を図6にそれぞれ一転破線で描く円A及びBで示すと共に、図6の円Aに対応する部分を図7に示し、図6の円Bに対応する部分を図8に示す。
図7に示すように、拭取器具100Eは、蓋体110Eのつまみ部112と一体成型されたキャップ114Eを備える。キャップ114Eは、キャップ114E及びつまみ112を接続するヒンジ部(接続部)114Eaと、つまみ112の滴下口115Eaを閉鎖する円筒状の閉鎖体114Ebとを備える。キャップ114Eは、ヒンジ部114Eaにより、図7(a)の滴下口115Eaを閉鎖した状態と、図7(b)の滴下口115Eaを開放した状態との間で、移動可能となっている。
図8に示すように、容器120の側壁部124の上端部は、外側から内側に下降するように傾斜した傾斜面128を備える。傾斜面128の外周側の直径は、蓋体110の直径より大きく、好ましくは一回り大きく形成されている。この傾斜面128によって、容器120に蓋体110を嵌め込みやすくなる。なお、傾斜面128は、第5実施形態において省略したり、第1〜第4実施形態の容器120の側壁部124に形成することもできる。
第3〜第5実施形態では、蓋体110の下面と拭取パッド118A又は118Dとの間にクッションを備えていないが、第2実施形態ようなクッション117Aを設けることもできる。
100 拭取器具
110 蓋体
112 つまみ部
114 キャップ
115 溶液流路
116 雄ねじ部
117 クッション
118 拭取パッド
120 容器
122 底壁部
124 側壁部
126 雌ねじ部
130 内部空間

Claims (17)

  1. 容器と、前記容器に装着される蓋体と、前記容器に収容可能であると共に前記蓋体に取り付けられた拭取体とを備える生体関連物質の拭取器具であって、
    前記拭取器具は、前記容器または前記蓋体の一方に設けられた雌ねじ部と、前記容器または前記蓋体の他方に設けられた雄ねじ部とを備え、前記雌ねじ部及び前記雄ねじ部を噛み合わせることにより、前記容器が前記蓋体で密閉される、拭取器具。
  2. 前記拭取体は、前記蓋体の底面に取り付けられている、請求項1に記載の拭取器具。
  3. 前記蓋体の前記底面の形状と、前記拭取体の形状とが対応している、請求項1または2に記載の拭取器具。
  4. 前記拭取体は矩形状である、請求項1または2に記載の拭取器具。
  5. 前記蓋体は、前記拭取体と前記蓋体との間にクッションを備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の拭取器具。
  6. 前記蓋体は、その上面につまみ部を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の拭取器具。
  7. 前記蓋体は、前記拭取器具の内部空間に保持されている溶液を滴下する滴下口を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の拭取器具。
  8. 前記滴下口は、前記蓋体の外周側に形成されている、請求項6に記載の拭取器具。
  9. 前記滴下口を閉鎖するキャップを備える、請求項7または8に記載の拭取器具。
  10. 前記キャップを前記蓋体に接続する接続部を備える、請求項9に記載の拭取器具。
  11. 前記接続部は、ヒンジ部である、請求項10に記載に拭取器具。
  12. 前記容器、及び前記蓋体の一方または両方が、透明部材から形成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の拭取器具。
  13. 前記透明部材に形成された目盛を備え、前記目盛が前記拭取器具内に保持される溶液の量を表示する、請求項12に記載の拭取器具。
  14. 前記拭取器具は、その一部を押圧することによって前記拭取器具の内部空間を圧縮可能な壁部を備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の拭取器具。
  15. 前記壁部は、前記容器の底壁部である、請求項14に記載の拭取器具。
  16. 前記底壁部の厚さは、前記容器の周壁部の厚さより薄い、請求項15に記載の拭取器具。
  17. 前記容器の上端面は、前記容器の外側から内側に向かって下降する傾斜面を備える、請求項1〜16の何れか一項に記載の拭取器具。
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