JP2016188491A - 壁体、壁体の構築方法および残存型枠 - Google Patents

壁体、壁体の構築方法および残存型枠 Download PDF

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Abstract

【課題】壁筋の配筋作業に要する手間を簡素化し得る構造を具備した壁体およびその構築方法を提供することを課題とし、さらには、壁体を構築する際に壁筋の配筋作業を簡素化することが可能な残存型枠を提供すること。
【解決手段】場所打ちコンクリートからなる壁本体1と、壁本体1に沿って並設された複数のPCa板2,2,…と、PCa板2に保持された第一壁筋3と、第一壁筋3に交差する第二壁筋4とを備えており、第一壁筋3は、PCa板2に沿う基部3a,3dと、PCa板2から張り出すラップ部3c,3fとを有し、隣り合う二つの前記PCa板2のうちの一方に保持された第一壁筋3のラップ部3c,3fと、他方に保持された第一壁筋3の基部3a,3dとが、重ね継手により連結されている、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁体、壁体の構築方法および残存型枠に関する。
従来、RC壁の構築は、木製型枠工法によるものが多い。この工法では、縦筋組立工程、横筋組立工程、木製型枠設置工程、コンクリート打設工程を行ってRC壁を構築する。木製型枠は型枠剛性が乏しいために、型枠を保持する支持部品を多数配置していた。従って、木製型枠の組立解体作業は、組立・解体効率が低下していた。
つまり、RC壁の構築において、安価であるからといって木製型枠を使用する場合は、型枠剛性が低くなって支持部品が煩雑化するため、組立・解体効率は低下していた。このため、木製型枠使用時には、工期を大きく短縮することは困難であった。
また、プレキャストコンクリート残存型枠自体が、RC壁本体構造の剛性に寄与できる構造が見出されておらず、トータルコストが高くなっていた。
この状況を改善して工期を短縮するために、特許文献1には、剛性の高いプレキャストコンクリート残存型枠を使用する工法が開示されている。
特許文献1の工法によれば、型枠剛性が高くなるので支持部品は簡素化され、かつ、型枠解体工事が不要となる分、施工効率は向上し、工期短縮が実現できる。
特開平6−10363号公報
しかしながら、特許文献1に開示された残存型枠を使用しても、縦筋・横筋の配筋作業に要する手間までは簡素化することはできない。特に、壁筋を二列に配筋(ダブル配筋)する場合には、残存型枠を使用したとしても、配筋作業に多大な手間を要してしまう。
このような観点から、本発明は、壁筋の配筋作業に要する手間を簡素化し得る構造を具備した壁体およびその構築方法を提供することを課題とし、さらには、壁体を構築する際に壁筋の配筋作業を簡素化することが可能な残存型枠を提供することを課題とする。
このような課題を解決するための請求項1に係る発明は、場所打ちコンクリートからなる壁本体と、前記壁本体に沿って並設された複数のPCa板と、前記PCa板に保持された第一壁筋と、前記第一壁筋に交差する第二壁筋とを備えた壁体である。前記第一壁筋は、前記PCa板に沿う基部と、前記PCa板から張り出すラップ部とを有し、隣り合う二つの前記PCa板のうちの一方に保持された前記第一壁筋の前記ラップ部と、他方に保持された前記第一壁筋の前記基部とが、重ね継手により連結されている。
本発明によると、第一壁筋がPCa板に保持されているので、PCa板を配置すれば、あわせて第一壁筋の配筋も完了することになる。そして、第一壁筋をガイドにして第二壁筋を配筋できる。つまり、本発明によると、現場での配筋手間を軽減することができる。
また、一のPCa板に保持された第一壁筋と他のPCa板に保持された第一壁筋とが重ね継手によって連結されているので、PCa板同士の境界部分においても引張力を伝達することができる。つまり、本発明に係る壁体10は、複数のPCa板を使用しながらも、連続した構造体となる。
請求項2に係る発明は、隣り合う二つの前記PCa板のうちの一方に保持された前記第一壁筋の前記ラップ部と、他方に保持された前記第一壁筋の前記基部との間に、前記第二壁筋が配筋されている、ことを特徴とする壁体である。
本発明によると、一方のPCa板に保持された第一壁筋のラップ部と他方のPCa板に保持された第一壁筋の基部との間に隙間が確保されるので、一方のPCa板の隣りの他方のPCa板を設置する際に、第一壁筋同士が干渉し難くなり、ひいては、PCa板の設置作業が容易になる。なお、一方のPCa板に保持された第一壁筋のラップ部と他方のPCa板に保持された第一壁筋の基部とで形成される重ね継手は、空き重ね継手となる。
請求項3に係る発明は、第一壁筋と当該第一壁筋に交差する第二壁筋とを具備する壁体の構築方法であって、PCa板に前記第一壁筋を保持させてなる残存型枠を準備する準備工程と、複数の前記残存型枠を並べる型枠配置工程と、前記第二壁筋を配筋する配筋工程と、前記残存型枠の背面側にコンクリートを打設する打設工程とを備えている。前記型枠配置工程においては、隣り合う二つの前記PCa板のうちの一方に保持された前記第一壁筋と他方に保持された前記第一壁筋とを重ね継手により連結する。
本発明によると、第一壁筋を備えた残存型枠を使用するので、現場での第一壁筋の配筋手間を省略できる。また、PCa板を堰板として利用しているので、桟木や単管、セパレータ等の支持部品を削減または省略できる。さらに、PCa板を撤去する必要がないので、型枠解体作業が不要になる。
請求項4に係る発明は、鉄筋コンクリート構造の壁体を構築する際に使用される残存型枠であって、PCa板と、前記PCa板に保持された壁筋とを備えている。前記壁筋は、前記PCa板に沿う基部と、前記PCa板から張り出すラップ部とを有する。
請求項5に係る発明は、鉄筋コンクリート構造の壁体を構築する際に使用される残存型枠であって、PCa板と、前記PCa板に保持された壁筋とを備えている。前記壁筋は、前記PCa板に沿う第一基部および第二基部と、前記PCa板から張り出す第一ラップ部および第二ラップ部とを有している。前記第一基部および前記第一ラップ部は、前記壁体の一方の壁面に沿って配置され、前記第二基部および前記第二ラップ部は、前記壁体の他方の壁面に沿って配置される。
請求項4および請求項5に係る残存型枠によれば、現場での壁筋の配筋手間を省略できる。また、型枠解体作業が不要になる。
請求項6に係る発明は、前記第一ラップ部と前記第二ラップ部との間隔が、前記第一基部と前記第二基部との間隔よりも小さい、ことを特徴とする残存型枠である。
請求項6に係る残存型枠によれば、残存型枠を複数並設したときに、一方の残存型枠の壁筋と他方の残存型枠の壁筋とが干渉し難くなるので、複数の残存型枠をスムーズに並べることができる。
請求項7に係る発明は、前記壁筋が、U字状に折り曲げられた一本の鉄筋からなり、前記第一基部は、前記PCa板に埋設されている、ことを特徴とする残存型枠である。
請求項7に係る残存型枠によれば、壁体の一方の壁面に沿って配筋される壁筋のみならず、他方の壁面に配筋される壁筋をも、PCa板で保持することができるので、現場での配筋手間を削減できる。
本発明によれば、配筋作業に要する手間を簡素化できる。また、本発明によれば、型枠解体作業が不要になるので、コストの削減および工期の短縮が見込める。さらには、PCa板に保持された壁筋が、残存型枠の剛性およびRC壁の剛性に寄与できるので、トータルコストを低減することができる。
本発明の第一実施形態に係る壁体の水平方向断面図である。 本発明の第一実施形態に係る残存型枠を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 残存型枠を積み重ねて保管する状況を示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係る残存型枠の組立方法を示す斜視図である。 残存型枠の変形例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 残存型枠の他の変形例に係る斜視図である。 残存型枠の他の変形例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は壁横筋接合部の詳細図である。 本発明の第二実施形態に係る壁体の水平方向断面図である。
(第一実施形態)
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係る壁体10は、地下構造物の外周壁であり、山留壁Wの内側に形成されている。
本実施形態の壁体10は、複数の残存型枠K(図2参照)を利用して形成された鉄筋コンクリート構造の壁である。壁体10は、場所打ちコンクリートからなる壁本体1と、壁本体1に沿って並設された複数のPCa板2と、壁横筋(第一壁筋)3と、せん断補強筋4と、壁縦筋(第二壁筋)5とを備えている。壁本体1は、PCa板2と山留壁Wとの間に形成されている。
残存型枠K,K,…は、壁体10を構築する際に使用されるものであって、山留壁Wの前方において縦横に並べられている。図2に示すように、各残存型枠Kは、PCa板2と、PCa板2に保持された複数の壁横筋3,3,…と、複数の壁横筋3,3,…を取り囲む複数のせん断補強筋4,4,…とを備えている。残存型枠Kの型枠構成部材全部または型枠構成部材の一部は、壁体10の構造体の要素に含まれる。
PCa板2は、壁体10の表層部を構成するプレキャスト製の鉄筋コンクリート部材である。本実施形態のPCa板2は、正面視矩形状を呈している。
PCa板2には、上下方向に沿って配筋された複数の縦筋21,21,…と、左右方向に沿って配筋された複数の横筋22,22…とが埋設されている。縦筋21,21,…は、横方向に間隔をあけて配筋されている。横筋22,22,…は、PCa板2の横方向の中央よりも一方側(本実施形態では左側)において縦筋21と交差する方向(左右方向)に配筋されている。
PCa板2の上端部には、位置決め部材6が埋設されており、PCa板2の下端面には、凹部7が形成されている。また、PCa板2の背面には、複数(本実施形態では四つ)の固定部材8が突設されている。
位置決め部材6は、凹部7に挿入可能な形状であり、残存型枠K,K,…を下から上へと精度よく、容易に載置できるようにするために設けられている。
固定部材8は、PCa板2が傾いたりすることがないように、PCa板2の位置を固定するために設けられている。
複数の壁横筋3,3,…は、上下方向に間隔をあけて並設されている(図2の(b),(c)参照)。図2の(a)に示すように、各壁横筋3は、U字状に折り曲げられた一本の鉄筋からなり、第一基部3aと、第一傾斜部3bと、第一ラップ部3cと、第二基部3dと、第二傾斜部3eと、第二ラップ部3fと、連結部3gとを有している。
第一基部3a、第一傾斜部3bおよび第一ラップ部3cは、壁体10の一方の壁面(本実施形態では、地下構造物の内空側の壁面)に沿って配置される。
第二基部3d、第二傾斜部3eおよび第二ラップ部3fは、壁体10の他方の壁面(本実施形態では、山留壁W側の壁面)に沿って配置されている。
連結部3gは、第一ラップ部3cおよび第二ラップ部3fの端部同士を繋いでいる。
なお、各壁横筋3(U字状の鉄筋)は、PCa板2の背面に直交する平面に沿って配筋されている。
図1に示すように、一のPCa板2に保持された壁横筋3は、横方向に隣接する他のPCa板2の後方に向かって突出しており、他のPCa板2に保持された壁横筋3とラップしている。すなわち、壁横筋3のU字状部分(図2の(a)に示す第一ラップ部3c、第二ラップ部3fおよび連結部3g)は、他のPCa板2に保持された壁横筋3の第一基部3aと第二基部3dとの間に入り込んでいる(図2の(a)参照)。
図2を参照して、壁横筋3の構成をより具体的に説明する。
第一基部3aは、PCa板2の全長に亘って埋設されており、PCa板2の内部において縦筋21と交差している。本実施形態の第一基部3aは、PCa板2の補強筋としても機能する。第一基部3aの一端(図2の(a)の右端)は、PCa板2の内部に定着されており、第一基部3aの他端(図2の(a)の左端)は、第一傾斜部3bに繋がっている

なお、横筋22は、第一基部3aの端部に重ねられるとともに、第一基部3aと第一傾斜部3bとの境界部分(鉄筋の屈折部分)を超えてPCa板2の側端部まで延出している。
第一傾斜部3bは、第一基部3aから第一ラップ部3cに至る部位であり、第一基部3aおよび第一ラップ部3cに対して傾斜している。第一傾斜部3bの一部は、PCa板2の側端部に埋設されており、残部は、PCa板2の側端部の背面からPCa板2の側方に向かって延出している。
第一ラップ部3cは、他のPCa板2に保持された壁横筋3の第一基部3aに重ねられる部位であり、第一傾斜部3bの端部から側方(図2の(a)では左側方)に向かって張り出している。第一ラップ部3cは、第一基部3aの延長線に対して後方にオフセットされており、PCa板2の背面よりも後方に位置している。
第二基部3dは、PCa板2の後方において第一基部3aと平行に配置されている。第二基部3dの一端(図2の(a)の右端)は、自由端となっており、第二基部3dの他端(図2の(a)の左端)は、第二傾斜部3eに繋がっている。
第二傾斜部3eは、第二基部3dから第二ラップ部3fに至る部位であり、第二基部3dおよび第二ラップ部3fに対して傾斜している。第二傾斜部3eは、PCa板2の側方に向かって延出している。
第二ラップ部3fは、他のPCa板2に保持された壁横筋3の第二基部3dに重ねられる部位であり、第二傾斜部3eの端部からPCa板2の側方(図2の(a)では左側方)に向かって張り出している。第二ラップ部3fは、第二基部3dの延長線に対して前方にオフセットされている。
第一ラップ部3cと第二ラップ部3fとの間隔は、第一基部3aと第二基部3dとの間隔よりも小さい。第一傾斜部3bと第二傾斜部3eとの間隔は、第一ラップ部3cおよび第二ラップ部3fに向かうに従って漸減している。
図1に示すように、隣り合う二つの残存型枠K,Kのうちの一方に備わる壁横筋3および他方に備わる壁横筋3は、重ね継手により連結されていて、両者の間で引張力を伝達可能である。すなわち、各PCa板2から突出する壁横筋3の第一ラップ部3cおよび第二ラップ部3fは、それぞれ隣接する他のPCa板2に保持された壁横筋3の第一基部3aおよび第二基部3dに重ね合わせられている。
本実施形態では、一方の残存型枠Kの第一基部3aと他方の残存型枠Kの第一ラップ部3cとの間に、壁縦筋5を配筋可能なスペースが確保されており、同様に、一方の残存型枠Kの第二基部3dと他方の残存型枠Kの第二ラップ部3fとの間に、壁縦筋5を配筋可能なスペースが確保されている。つまり、一方の残存型枠Kの第一基部3aと他方の残存型枠Kの第一ラップ部3cとは、空き重ね継手により連結されており、同様に、一方の残存型枠Kの第二基部3dと他方の残存型枠Kの第二ラップ部3fとは、空き重ね継手により連結されている。
図2に示すように、せん断補強筋4,4,…は、一つのPCa板2に保持された複数の壁横筋3,3,…を囲むように配筋されている。各せん断補強筋4は、矩形枠状に折り曲げられた一本の鉄筋からなる(図2の(c)参照)。せん断補強筋4の一部(対向する一対の縦辺のうちの一方)は、縦筋21に平行しており、かつ、壁横筋3の第一基部3aまたは第一傾斜部3bと交差している。また、せん断補強筋4のうち、一対の縦辺のうちの他方は、壁横筋3の第二基部3dまたは第一傾斜部3eと交差している。なお、せん断補強筋4の一部(一方の縦辺)は、PCa板2に埋設されており、PCa板2の補強筋としても機能する。
本実施形態のせん断補強筋4,4,…は、PCa板2の一方側に偏って配置されている。これは、PCa板2,2,…を下から上へと順に載置していく際に、隣り合う二つのPCa板2,2のうち一方に保持された壁横筋3の第一ラップ部3c,第二ラップ部3fおよび連結部3gが他方に保持されたせん断補強筋4と干渉しないようにするためである。
図1に示すように、複数の壁縦筋5,5,…は、現場において配筋される鉄筋であり、左右方向に間隔をあけて並設されている。すなわち、壁縦筋5は、残存型枠Kに予め組み込まれたものではない。
壁体10の一方の壁面側の壁縦筋5,5,…は、PCa板2の内側(壁横筋3の第一基部3aおよび第一傾斜部3bの内側)に配筋されている。また、壁体10の一方の壁面側の壁縦筋5,5,…の一部は、隣り合う二つのPCa板2,2のうちの一方に保持された壁横筋3の第一ラップ部3cと、他方に保持された壁横筋3の第一基部3aとの間に配筋されている。
壁体10の他方の壁面側の壁縦筋5,5,…は、壁横筋3の第二基部3aおよび第二傾斜部3bの内側(PCa板2側)に配筋されている。また、壁体10の他方の壁面側の壁縦筋5,5,…の一部は、隣り合う二つのPCa板2,2のうちの一方に保持された壁横筋3の第二ラップ部3fと、他方に保持された壁横筋3の第二基部3dとの間に配筋されている。
なお、壁横筋3,せん断補強筋4および壁縦筋5の本数、ピッチ、鉄筋径等は、壁体10の壁厚や作用荷重等に応じて適宜変更すればよい。
次に、壁体1の構築方法を説明する。
壁体1の構築方法は、準備工程と、型枠配置工程と、配筋工程と、打設工程とを備えている。
準備工程は、PCa板2に壁横筋3等を保持させてなる残存型枠K(図2参照)を準備する工程である。残存型枠Kを製造する場合には、まず、PCa板2を成型する型枠(図示略)の内部に、縦筋21、横筋22、壁横筋3、せん断補強筋4、位置決め部材6、固定部材8等を配置し、その後、型枠内にコンクリートを打設すればよい。なお、複数の固定部材8のうち、PCa板2の一側端(本実施形態では右側端)に最も近い固定部材8は、隣接する他の残存型枠Kの壁横筋3と干渉しない位置に配置する。つまり、PCa板2の一側端(本実施形態では右側端)に最も近い固定部材8からPCa板2の一側端までの距離は、壁横筋3の突出長さよりも大きい。
なお、残存型枠Kを保管あるいは運搬する場合には、図3に示すように、PCa板2を下側にして載置するとよい。また、複数のPCa板2を積み重ねて保管あるいは運搬する場合には、下側のPCa板2の固定部材8に上側のPCa板2を載置するとよい。このようにすると、壁横筋3やせん断補強筋4が変形することを防ぐことができる。
型枠配置工程は、図4に示すように、複数の残存型枠K,K,…を並べる工程である。各残存型枠Kは、山留壁W(図1参照)に対向するように配置する。残存型枠Kを配置したら、図1に示すように、固定部材8を山留壁Wに固定する。なお、本実施形態では、山留壁Wの芯材23,23間に横架した下地材24に固定部材8を接合しているが、芯材23に接合してもよいし、山留壁Wの固化体部分に接合してもよい。
一の残存型枠Kを設置したら、その隣りに他の残存型枠Kを設置する。
例えば、既設の残存型枠Kの右側に他の残存型枠Kを設置する場合には、既設の残存型枠Kに保持された壁横筋3の第一基部3aと第二基部3dとの間に、他の残存型枠Kの壁横筋3の突出部分(第一ラップ部3c,第二ラップ部3fおよび連結部3g)を挿入しつつ、他の残存型枠KのPCa板2を既設の残存型枠KのPCa板2の右隣りに設置すればよい。
また、既設の残存型枠Kの左側に他の残存型枠Kを設置する場合には、他の残存型枠Kの第一基部3aと第二基部3dとの間の空間に既設の残存型枠Kの壁横筋3の突出部分を入り込ませつつ、他の残存型枠KのPCa板2を既設の残存型枠KのPCa板2の左隣りに設置すればよい。
一の残存型枠Kの隣りに他の残存型枠Kを設置すると、一方の残存型枠Kの第一基部3aと他方の残存型枠Kの第一ラップ部3cとが重なり合って重ね継手(空き重ね継手)が形成され、一方の残存型枠Kの第二基部3dと他方の残存型枠Kの第二ラップ部3fとが重なり合って重ね継手(空き重ね継手)が形成される。
なお、既設のPCa板2の上に他のPCa板を載置する場合には、一方のPCa板2の位置決め部材6を他方のPCa板2の凹部7に挿入する。
既設の残存型枠Kの隣りに他の残存型枠Kを設置したら、図1に示すように、PCa板2の表面側から重ね継手と交差するようにセパレータ25を挿入して、山留壁Wに固定する。
配筋工程は、壁縦筋5,5,…を配筋する工程である。
壁体10の一方の壁面側の壁縦筋5,5,…は、残存型枠Kの上側からPCa板2の背面(すなわち壁横筋3の第一基部3aおよび第一傾斜部3b)に沿って建て込み、壁体10の他方の壁面側の壁縦筋5,5,…は、残存型枠Kの上側から壁横筋3の第二基部3dまたは第二傾斜部3eに沿って建て込めばよい。なお、重ね継手(空き重ね継手)が形成された部分では、第一基部3aと第一ラップ部3cとの間および第二基部3dと第二ラップ部3fとの間に壁縦筋5を配筋する。
打設工程は、残存型枠K,K,…の背面側にコンクリートを打設する工程である。本実施形態では、PCa板2,2,…と山留壁Wとの間にコンクリートを打設する。コンクリートを打設する際には、PCa板2,2,…が堰板として機能する。
なお、壁体10の全高に亘って残存型枠K,K,…を設置した後に配筋工程および打設工程を行ってもよいし、所定高さごとに型枠設置工程、配筋工程および打設工程を繰り返し行ってもよい。
このように、残存型枠Kを使用して壁体10を構築すれば、壁横筋3がPCa板2に保持されているので、残存型枠Kを設置するだけで、あわせて壁横筋3の配筋も完了することになる。つまり、必要な数の残存型枠Kを配置し終えた時点で、壁横筋3の配筋作業も終了するので、壁横筋3の現場での配筋手間が無くなる。また、剛性の高いPCa板2を堰板としているので、桟木や単管、セパレータ等の支持部品を削減することができる。さらに、PCa板2をそのまま残置できるので、型枠解体作業も不要になる。
また、残存型枠Kを使用すれば、壁横筋3をガイドにして壁縦筋5を配筋できるので、現場での壁縦筋5の配筋手間をも軽減することができる。
また、既設のPCa板2の上に他のPCa板2を載置する際には、上下のPCa板2,2の一方に設けた位置決め部材6が他方に設けた凹部7に挿入されるので、PCa板2,2,…の設置精度を向上させることができるとともに、設置後においては、PCa板2,2のズレを防止することができる。
さらに、本実施形態に係る壁体10によれば、一のPCa板2に保持された壁横筋3と他のPCa板に保持された壁横筋3とが重ね継手によって連結されているので、PCa板2,2の境界部分においても引張力を伝達することができる。つまり、壁体10は、複数のPCa板2,2,…を使用しながらも、連続した構造体となる。
残存型枠Kの構成は、適宜変更しても差し支えない。
例えば、本実施形態では、壁横筋3の一部をPCa板2に埋設した形態を例示したが、壁横筋3をPCa板2に埋設せずに、PCa板2の裏面に固定してもよい。
また、本実施形態では、1本の鉄筋をU字状に折り曲げてなる壁横筋3を例示したが、図5に示すように、2本の鉄筋を組み合わせて壁横筋3を形成してもよい。なお、図5の残存型枠Kでは、壁体10の一方の壁面(地下構造物の内空側の壁面)に沿って配置される鉄筋(第一基部3a、第一傾斜部3bおよび第一ラップ部3c)と、壁体10の他方の壁面(山留壁W側の壁面)に沿って配置される鉄筋(第二基部3d、第二傾斜部3eおよび第二ラップ部3f)とを、せん断補強筋4によって連結している。
或いは、本実施形態に係る残存型枠Kのせん断補強筋4(PCa板2に保持されたせん断補強筋4のうち左右1,2ケ所ずつ程度)を、図6に示すように、鋼材またはコンクリート製の固定部材4aに変更してもよい。
固定部材4aは、C字状を呈していて、PCa板2に固定されている。固定部材4aの上部には位置決め部4bが設けられており、固定部材4aの下部には位置決め部4bを嵌合可能となる凹部4cが設けられている。
位置決め部4bは、固定部材4aの上部に突設された直方体状の部位であり、凹部4cは、固定部材4aの下部に凹設された直方体状の窪みである。
山留壁W側の壁横筋3は、固定部材4aの内側(内周)に保持されている。PCa板2側の壁横筋3は、PCa板2に埋設された保持具に固定されている。
この実施形態の残存型枠Kを使用する場合には、残存型枠Kの組立精度や効率の向上が見込め、セパレータ25の構造を簡素化できる。この残存型枠Kは、作業空間が広い、壁厚が厚い場合に好適である。せん断補強筋4をコンクリート製に変更した場合には、残存型枠Kの重心が壁体1内部側に移動し、残存型枠Kが自立できるので、残存型枠Kの組立効率が向上する。
また、図7の(a)〜(d)に示すように、本実施形態に係る残存型枠KのPCa板2を、緩やかな円筒面状の曲面を有する形状に変更し、せん断補強筋4を、C字状の固定部材29に変更することもできる。この残存型枠Kは、立坑での使用に好適である。
PCa板2は、正面視矩形状を呈したプレキャスト製の鉄筋コンクリート部材である(図7の(a)参照)。PCa板2の表面および裏面は、平面視円弧状を呈している。PCa板2の背面には、PCa板2の全高に亘って複数の固定部材29が延設されている(本実施形態では3つ)。
図7の(c)に示すように、固定部材29は、PCa板2と背中合わせになるように配置されている。固定部材29の内側には、縦筋30が垂設されている。固定部材29は、第一横部材29aと、第二横部材29bと、縦部材29cとを備えている。第一横部材29a、第二横部材29bおよび縦部材29cは、溝形鋼である。第一横部材29aおよび第二横部材29bには、ボルト孔29dが設けられている。ボルト孔29dを利用すれば、上下に隣り合う残存型枠K,Kをボルトで接合できる。なお、ボルト孔29dは設けなくてもよい。
縦筋30の上端部および下端部は、固定部材29の第一横部材29aおよび第二横部材29bに固定されている。縦筋30の上部、中央部および下部は、固定部材29の縦部材29cに固定されている。縦筋30には、U字状の保持部材31,31,…が取り付けられている。
壁横筋3は、保持部材31,31,31に抱持されるとともに、保持部材31と留め具32によって挟持されている。壁横筋3は、平面視円弧状の曲線を呈している。壁横筋3は、基部3hと、ラップ部3iを有する。基部3hは、PCa板2の後方において、PCa板2の全長に亘って延設されている。基部3hの両端は、ラップ部3iに繋がっている。ラップ部3iは、他のPCa板2に保持された壁横筋3の基部3hに重ねられる部位であり、基部3hの端部からPCa板2の側方に向かって張り出している(図7の(a)参照)。
隣り合う二つの残存型枠K,Kのうちの一方に備わる壁横筋3および他方に備わる壁横筋3は、重ね継手により連結されていて、両者の間で引張力を伝達可能である。すなわち、各PCa板2から突出する壁横筋3のラップ部3iは、隣接する他のPCa板2に保持された壁横筋3の基部3hに重ね合わせられており、隣接する他のPCa板2の右側及び左側の保持部材31に抱持されている(図7の(d)参照)。なお、ラップ部3iは、隣接する他のPCa板2の基部3hと重ね合わせられていれば、保持部材31に抱持させる必要はない。
この実施形態の残存型枠Kを使用する場合には、固定部材29の第一横部材29aおよび第二横部材29bを、下地材24(図1参照)に接合することで、残存型枠Kの組立精度や効率の向上が見込め、セパレータ25の構造を簡素化できる。
なお、縦筋30を鋼材に変更したり、固定部材29をコンクリート製に変更することも可能である。
また、第一実施形態に係る壁体10の構築方法では、型枠配置工程の後に配筋工程を行っているが、図示しないRC底板の構築時に、RC底板から壁縦筋5を立ち上げておけば、壁縦筋5を配筋した後に残存型枠Kを設置することもできる。
(第二実施形態)
第一実施形態では、SMWからなる山留壁Wの内側に壁体10を形成した場合を例示したが、他の形式の山留壁Wの内側に壁体10を形成してもよい。
図8に示すように、第二実施形態に係る壁体10は、鋼矢板からなる山留壁Wの内側に形成されている。
第二実施形態に係る壁体10は、第一実施形態に係る壁体10の構成に加えて、鋼矢板26の凹部に入り込む枠状の鉄筋27を備えている。また、壁本体1は、鋼矢板26の凹部に入り込んでいる。
第二実施形態に係る壁体10によれば、構造上有利な断面形状を得ることができる。
なお、前記した実施形態では、壁体10の片側に残存型枠K(PCa板2)を配置した場合を例示したが、壁体10の両側に残存型枠(PCa板)を配置しても勿論差し支えない。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記した実施形態では、PCa板2には位置決め部材6と凹部7が設けられているが、PCa板2に位置決め部材6や凹部7を設けなくてもよい。或いは、前記した実施形態では、各残存型枠KのPCa板2には上部に位置決め部材6が埋設され下部に凹部7が形成されているが、上部・下部ともに位置決め部材6が埋設されているPCa板2と、上部・下部ともに凹部7が形成されているPCa板2とを組み合わせてもよい。
10 壁体
K 残存型枠
W 山留壁
1 壁本体
2 PCa板
3 壁横筋(第一壁筋)
3a 第一基部
3b 第一傾斜部
3c 第一ラップ部
3d 第二基部
3e 第二傾斜部
3f 第二ラップ部
3g 連結部
4 せん断補強筋
5 壁縦筋(第二壁筋)
6 位置決め部材
7 凹部
8 固定部材
21 縦筋(PCa板内部)
22 横筋(PCa板内部)
23 芯材
24 下地材
25 セパレータ
26 鋼矢板
27 鉄筋
28 桟木

Claims (7)

  1. 場所打ちコンクリートからなる壁本体と、
    前記壁本体に沿って並設された複数のPCa板と、
    前記PCa板に保持された第一壁筋と、
    前記第一壁筋に交差する第二壁筋とを備える壁体であって、
    前記第一壁筋は、前記PCa板に沿う基部と、前記PCa板から張り出すラップ部とを有し、
    隣り合う二つの前記PCa板のうちの一方に保持された前記第一壁筋の前記ラップ部と、他方に保持された前記第一壁筋の前記基部とが、重ね継手により連結されている、
    ことを特徴とする壁体。
  2. 隣り合う二つの前記PCa板のうちの一方に保持された前記第一壁筋の前記ラップ部と、他方に保持された前記第一壁筋の前記基部との間に、前記第二壁筋が配筋されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の壁体。
  3. 第一壁筋と当該第一壁筋に交差する第二壁筋とを具備する壁体の構築方法であって、
    PCa板に前記第一壁筋を保持させてなる残存型枠を準備する準備工程と、
    複数の前記残存型枠を並べる型枠配置工程と、
    前記第二壁筋を配筋する配筋工程と、
    前記残存型枠の背面側にコンクリートを打設する打設工程とを備え、
    前記型枠配置工程では、隣り合う二つの前記PCa板のうちの一方に保持された前記第一壁筋と他方に保持された前記第一壁筋とを重ね継手により連結する、
    ことを特徴とする壁体の構築方法。
  4. 鉄筋コンクリート構造の壁体を構築する際に使用される残存型枠であって、
    PCa板と、
    前記PCa板に保持された壁筋とを備えており、
    前記壁筋は、前記PCa板に沿う基部と、前記PCa板から張り出すラップ部とを有する、
    ことを特徴とする残存型枠。
  5. 鉄筋コンクリート構造の壁体を構築する際に使用される残存型枠であって、
    PCa板と、
    前記PCa板に保持された壁筋とを備えており、
    前記壁筋は、前記PCa板に沿う第一基部および第二基部と、前記PCa板から張り出す第一ラップ部および第二ラップ部とを有し、
    前記第一基部および前記第一ラップ部は、前記壁体の一方の壁面に沿って配置され、
    前記第二基部および前記第二ラップ部は、前記壁体の他方の壁面に沿って配置される、
    ことを特徴とする残存型枠。
  6. 前記第一ラップ部と前記第二ラップ部との間隔は、前記第一基部と前記第二基部との間隔よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項5に記載の残存型枠。
  7. 前記壁筋は、U字状に折り曲げられた一本の鉄筋からなり、
    前記第一基部は、前記PCa板に埋設されている、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の残存型枠。
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