JP2016188190A - マスキング組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭をマスキングする優れた組成物を提供すること。【解決手段】次の成分(a)〜(d);(a)シトロネラール(b)ジカプリン酸プロピレングリコール(c)炭素数8〜18の脂肪酸と、炭素数2〜18の1価のアルコールとのモノエステル(d)炭素数1〜3の一価のアルコールを含有する組成物。【選択図】なし

Description

本発明はマスキングする組成物に関し、より詳細には、シトロネラール、ジカプリン酸プロピレングリコール、特定のモノエステル、炭素数1〜3の一価のアルコールを含有する組成物であって、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭をマスキングする効果に優れる特徴を有するものである。
化粧料には様々な効能効果が期待され、種々の成分が含有されている。なかでもパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルは、紫外線防御剤として日焼け止め料等に広く使用されているが、含有されるその他の成分や、経時による影響等により加水分解を生じる場合がある。この加水分解によって生じる2−エチルヘキサノールは不快臭が強く、特に化粧料のように人体に使用する製剤においては、その価値を著しく低下させる要因となっている。通常、化粧料等には香料成分を含有することにより、ある程度の臭いをわかりにくくすることが可能であるが、加水分解のレベルによって著しい不快臭となることから、マスキングする技術が必要となってくる。
一般に、こうした不快臭に対してはそれ以上の強度で香料成分等を共存させることで、不快臭を感じにくくするマスキング方法がとられるが、結果的ににおいが強くなることで化粧料等においては使用感の低下につながることがある。そこで、これまでに不快臭を効果的にマスキングできる成分に関して多くの検討がなされている(例えば、特許文献1および2参照)。また、不快臭は要因となる成分の構造ごとに違いがあり、一律にマスキングすることは困難であるため、不快臭の要因に応じたマスキング方法についても報告がある(例えば、特許文献3および4参照)。
特開平6−158096号公報 特開2002−3329号公報 特開2002−47127号公報 特開2005−170860号公報
前述のように、不快臭は要因となる成分の構造ごとに違いがあり、一律にマスキングすることは困難である。また、従来技術ではパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルが加水分解して生じる2−エチルヘキサノールの不快臭を十分にマスキングすることは困難であった。そこで、本発明が解決しようとする課題は、化粧料において有用であるパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルが加水分解して生じる2−エチルヘキサノールの不快臭をマスキングする組成物を提供することである。
かかる実情に鑑み、本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、シトロネラールがパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭に対して高いマスキング効果があることを見出した。シトロネラール等を含有する精油は従来よりマスキング剤として周知であったが、化粧料等への応用する際には、他の多くの成分を含むことにより不快臭が増強される場合があり、シトロネラールによるマスキング効果をさらに高める技術が必要であると考えた。また、そのためには、臭いの原因とされる2−エチルヘキサノールがシトロネラールと混合された状態を安定にし、マスキング組成物として効果を発揮しうるものが必要であるとの考えた。このような条件をもとに、多くの化粧料成分を検討したところ、ジカプリン酸プロピレングリコール、特定のエステル油、一価のアルコールを組み合わせることにより、シトロネラール単独では得られないマスキング効果を高めることを見出し、本発明のマスキング組成物を完成させるに至った。なお、得られた組成物は一層の均一な液体であり、種々の剤への適用が容易であるものとして応用可能性が高いものとなった。
すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(d);
(a)シトロネラール
(b)ジカプリン酸プロピレングリコール
(c)炭素数8〜18の脂肪酸と、炭素数2〜18の1価のアルコールとのモノエステル
(d)炭素数1〜3の一価のアルコール
を含有する、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭をマスキングする組成物を提供するものである。
前記成分(b)、(c)の含有質量割合(b)/(c)が、1/10〜10/1の範囲であるマスキング組成物を提供するものである。
前記成分(a)が、レモンユーカリの精油又はシトロネラの精油から取り出されるものであるマスキング組成物を提供するものである。
前記成分(c)のエステルにおいて、脂肪酸の炭素数とアルコールの炭素数の差が4以上のモノエステルであるマスキング組成物を提供するものである。
前記成分(c)が、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチルから選ばれる一種又は二種以上であるマスキング組成物を提供するものである。
前記記載のマスキング組成物を配合する化粧料又は皮膚外用剤を提供するものである。
霧状に噴霧して使用することができる容器に収容させてなる前記記載の化粧料又は皮膚外用剤を提供するものである。
水中油型日焼け止め料である前記記載の化粧料を提供するものである。
本発明によって得られるマスキング組成物は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭に対する効果が高いものであり、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルを含有する化粧料等において、その価値を損なうことなく長期間における保管を可能にするものである。
以下、本発明について詳述する。なお、本明細書においては、「〜」を用いて数値範囲を表す際は、その範囲は両端の数値を含むものとする。
本発明における成分(a)シトロネラールとは、3,7−Dimethyl−6−octen−1−alのことであり、光学異性体を含むものである。またシトロネラールは、レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora)、シトロネラ(Cymbopogon winterianusおよびCymbopogon nardus)、レモンバーム(Melissa officinalis)等の植物の精油中にも含まれており、シトロネラールの代わりに、これらの声優を用いることもできる。中でもシトロネラールの含有量の多いレモンユーカリやシトロネラの精油を用いるのが好ましく、レモンユーカリがより好ましい。
なお、本発明におけるレモンユーカリやシトロネラの精油の採取部位は特に限定されず、花、枝、葉、根、実、蕾等が挙げられるが、レモンユーカリの場合は葉および枝を用いることが好ましく、シトロネラの場合は全草を用いることが好ましい。
また、本発明におけるレモンユーカリやシトロネラの精油の抽出方法は特に限定されず、水蒸気蒸留法、溶媒抽出法、圧搾法、吸着・吸収法、浸出法、植物を傷付け滲出する液を回収する方法等が挙げられるが、水蒸気蒸留法が好ましい。
本発明における成分(a)の含有量は、特に限定されないが、マスキング効果の観点から、マスキング組成物中において、0.001〜90%(以下、質量%は単に、「%」と略す)、好ましくは、0.01〜90%とするのが好ましい。
また、レモンユーカリの精油を用いる場合は、そこに含まれるシトロネラールの含有割合に応じて、上記範囲となるように適宜用いることができるが、これに限定されるものではない。同様に、シトロネラの精油を用いる場合は、そこに含まれるシトロネラールの含有割合に応じて、上記範囲となるように適宜用いることができるが、これに限定されるものではない。
なお、成分(a)はこれらから選ばれる一種でもよく、二種以上を混合して用いることも可能である。
本発明における成分(b)は、ジカプリン酸プロピレングリコールは、カプリン酸とプロピレングリコールとのジエステルである。それ自体はほとんど無臭であり、不快臭のマスキング効果はないが、
本発明においては、シトロネラールのマスキング効果を高めることが期待される成分である。このような成分(b)は、通常、化粧料に用いられるものであれば特に限定されるものではない。市販品の例としては、ニッコールPDD(日光ケミカルズ社製)がある。
本発明における成分(b)の含有量は、特に限定されないが、マスキング組成物中において、1〜90%、好ましくは、10〜60%とするのが効果の点で好ましい。
本発明における成分(c)炭素数8〜18の脂肪酸と、炭素数2〜18の一価のアルコールとのモノエステルは、通常、化粧料に用いられるものであれば特に限定されるものではない。成分(c)のエステルとして、好ましくは、脂肪酸部が、炭素数8〜16であり、さらには、炭素数8〜14のものがさらに好ましい。また、アルコール部としては、炭素数2〜16が好ましく、さらには、炭素数3〜16のものがさらに好ましい。成分(c)はこれらを組み合わせたものであればよいが、具体的には、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸デシル、イソステアリン酸ヘキシル、イソノナン酸イソステアリル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸エチルヘキシル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸セチル、イソノナン酸セテアリル、イソノナン酸トリデシル、イソパルミチン酸エチルヘキシル、イソパルミチン酸オクチル、エチルヘキサン酸イソステアリル、エチルヘキサン酸イソセチル、エチルヘキサン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸セテアリル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、エチルヘキサン酸ミリスチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸セチル、オレイン酸デシル、カプリル酸セチル、カプリン酸イソヘキシル、カプリン酸セチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸イソブチル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸エチルヘキシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸トリデシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、ノナン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸ヘキシルデシル、ペラルゴン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ラウリン酸イソステアリル、ラウリン酸イソデシル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、リノール酸イソステアリル、リノール酸イソプロピル、リノール酸エチル等が挙げられる。
なお、成分(c)はこれらから選ばれる一種でもよく、二種以上を混合して用いることも可能である。
中でも脂肪酸の炭素数とアルコールの炭素数の差が4以上であるものが好ましく、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチルが特に好ましい。
本発明においては、上記した成分(b)、成分(c)を含有する際に、含有量は特に限定されるものではながいが、特定の含有量割合とすることにより、マスキングの効果に特に効果的となり好ましい。このような成分(b)、成分(c)の含有割合としては、含有質量割合(b)/(c)が、1/10〜10/1の範囲であり、1/10〜1/5の範囲とすることがより好ましく、そして1/10〜1/3の範囲とすることがさらにより好ましい。
本発明における成分(d)炭素数1〜3の一価のアルコールは、通常化粧料に用いられるものであれば、特に限定されるものではない。本発明においては、変臭による臭い立ちをおさえる効果等に優れる特性を有する。具体的に示すならば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールが挙げられ、エタノールが好ましい。
なお、成分(d)はこれらから選ばれる一種でもよく、二種以上を混合して用いることも可能である。
本発明における成分(d)の含有量は、特に限定されないが、マスキング効果の観点から、マスキング組成物中において、10〜90%、好ましくは、20〜70%とするのが好ましい。
本発明のマスキング組成物には、上記成分の他に、通常化粧料に用いられる成分として、例えば、粉体、界面活性剤、油剤、油性ゲル化剤、保湿剤、高分子、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、美容剤、香料等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
本発明のマスキング組成物には、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や皮膚外用剤、食品、インク、洗剤、衣料用柔軟仕上剤、芳香剤、消臭剤、織物等の製剤に使用する成分を加えることができる。すなわち、水(精製水、温泉水、深層水等)、成分(b)および(c)以外の油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、成分(d)以外のアルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、美白剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、細胞賦活剤、保湿剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を加えることができ、マスキング効果を安定的に発揮するためには組成物が一層であることが好ましい。
本発明のマスキング組成物の製造方法については特に限定されないが、成分(a)〜(d)を常温で混合することで組成物を得ることができる。成分(c)や任意成分において常温では固形の油剤等を用いる場合には、加温して添加することも可能である。また、任意成分を加えて乳化物とする際には、通常化粧料等を乳化する際の製造法を参考に組成物を得ることができる。
本発明のマスキング組成物は、そのまま用いることも可能であるが、マスキング組成物を化粧料、皮膚外用剤、食品、インク、洗剤、衣料用柔軟仕上剤、芳香剤、消臭剤、織物等の製剤に使用することが可能である。なかでも皮膚に塗布する製剤は、においが品質に及ぼす影響が高いため、化粧料や皮膚外用剤に配合して用いることに適している。なおここでの化粧料又は皮膚外用剤は、特に限定されるものではないが、マスキング組成物を分散させる必要があることから、油性化粧料又は油性の皮膚外用剤であることが分散性の点からは好ましい。なお、「油性」とは、油を媒体とする製剤のことであるが、マスキング組成物の分散性に適する製剤をさすものであるが、これに水性成分を含有した、油中水型のものであってもよい。またマスキング組成物を他の油性成分とともに被乳化油として乳化された水中油型のものであることも好ましい。
本発明は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭をマスキングする技術であるところ、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルは、化粧料としては紫外線吸収剤として用いられることが多く、特に日焼け止め化粧料に用いられることから、水中油型日焼け止め化粧料に使用されることが特に好ましい。
なおこの化粧料又は皮膚外用剤に添加して用いる場合のマスキング組成物の量は、特に制限はないが、マスキング組成物そのものを化粧料又は皮膚外用剤として用いてもよいが、たとえば、化粧料又は皮膚外用剤に対して、マスキング組成物を配合し必要により任意成分を含有させるものであってもよい。このような場合、マスキング組成物は、化粧料又は皮膚外用剤の全量に対し、0.01〜90%とすることができ、0.1〜50%とすることが好ましく、0.1〜10%とすることがさらに好ましい。この範囲であれば、マスキング効果に優れたものとして好ましい。
化粧料の例としては、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、日焼け止め料等のスキンケア化粧料、ファンデーション、頬紅、口紅、アイカラー、マスカラ、アイライナー、マニキュア等のメーキャップ化粧料、養毛料、ヘアトニック、シャンプー、リンス、ヘアワックス等の頭髪用化粧料、洗顔料、ボディソープ等の洗浄料等のいずれの形態であってもよい。
皮膚外用剤の例としては、特に限定されず、例えば、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、液剤、リニメント剤、ハップ剤等のいずれの形態であってもよい。
本発明のマスキング組成物は、液状、ジェル状、クリーム状、固形状、粉末状、ムース状等の種々の形態で実施することが可能であり、霧状に噴霧可能な容器に収容して霧状に噴霧して用いるものが好ましい。また剤型は、可溶化型、水中油型、油中水型、油性型、水中油中水型、油中水中油型、多層型等特に限定されるものではないが、本発明の技術を用いることで加水分解したパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭を防止するという意味では、加水分解しやすい剤型として、水性成分の含有量が比較的多い水中油型が好ましい。
また、加水分解の起こりやすい環境としては、製剤を振とうすることや、噴射剤等による加圧状態であること等が挙げられるが、本発明のマスキング組成物は、霧状に噴霧して使用することができる容器に収容させてなるものであるものが有用である。これは噴霧時にミスト状となることにより通常の使用に比べて、特に香りを感じやすい場合があり、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭も感じられやすいことになるからである。なお、容器には、ガス充填することにより霧状に噴霧するものも含まれるが、この場合の充填されるガスとしては、特に限定されるものではなく、LPG、DME、窒素ガス、炭酸ガスなどから選択される一種又は、二種以上を混合したものであってもよい。
以下、実施例、比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
[マスキング組成物]
(本発明品1〜6、比較品1〜10)
表1〜2示す組成及び下記製造方法にてマスキング組成物を調製した。パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭に対するマスキング効果は、まず変臭の主要因である2−エチルヘキシルアルコールの不快臭を指標に実施した。2−エチルヘキシルアルコールの不快臭をどの程度マスキングできるかを、専門パネル5名の官能評価により調製直後のものにて行った。評価基準、判定基準は以下に示すものに従い、結果をあわせて表1〜2に示した。
[マスキング組成物の製造方法]
A:No.1〜14を均一に混合溶解し、マスキング組成物を得た。
〔評価方法〕:マスキング効果
下記の(イ)評価基準に従って5段階で評価した後、全パネルの評点の平均点を、下記(ロ)判定基準に従って判定した。
(イ)[評価基準]
5段階評価基準:
[評点]:[評価結果]
5点 :非常に良好
4点 :良好
3点 :普通
2点 :やや不良
1点 :不良
(ロ)判定基準
[判定]:[評点の平均点]
◎ :4.5以上
○ :3.5以上〜4.5未満
△ :1.5以上〜3.5未満
× :1.5未満
[マスキング組成物を配合した日焼け止め化粧料]
(実施例1〜3、比較例1、2)
表3に示す組成及び下記製造方法にてマスキング組成物を用いた日焼け止め化粧料を調製した。パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルを含有するもので、本発明のマスキング組成物の効果について、専門パネル5名の官能評価により行った。実施例3は、実施例2をミスト容器に充填して使用したものである(ノンエアゾール仕様)。
なお、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの加水分解を促すため、日焼け止め化粧料は、50℃1か月保管したものを用いての評価を行った。評価基準、判定基準は以下に示すものに従い、結果をあわせて表3に示した。
[マスキング組成物を用いた日焼け止め料の製造方法]
(実施例1〜3、比較例1、2)
A:No.1〜8を均一に混合溶解した後、日焼け止め料を得た。
(なお、実施例3は、実施例2と同一処方であるが、噴霧形態の容器に収容して使用評価したものである。)
〔評価方法〕:マスキング効果
下記の(イ)評価基準に従って5段階で評価した後、全パネルの評点の平均点を、下記(ロ)判定基準に従って判定した。
(イ)[評価基準]
5段階評価基準:
[評点]:[評価結果]
5点 :非常に良好
4点 :良好
3点 :普通
2点 :やや不良
1点 :不良
(ロ)判定基準
[判定]:[評点の平均点]
◎ :4.5以上
○ :3.5以上〜4.5未満
△ :1.5以上〜3.5未満
× :1.5未満
表1、2の結果から本発明品1〜6のマスキング組成物は、2−エチルヘキサノールの不快臭をおさえるマスキング効果に優れるものであった。一方で、シトロネラールを含有しない比較品1、ジカンプリンサンプロピレングリコールを含有しない比較品2、炭素数8〜18の脂肪酸と、炭素数2〜18の一価のアルコールとのモノエステルを含有しない比較品3、炭素数1〜3の一価のアルコールを含有しない比較品4は、マスキング効果に劣るものであった。また、シトロネラールの代わりに類似の構造をもつ化合物を用いた比較品5〜7も、マスキング効果に劣るものであった。さらに、炭素数8〜18の脂肪酸と、炭素数2〜18の一価のアルコールとのモノエステルの代わりに類似の構造をもつ化合物を用いた比較品8〜10も、マスキング効果に劣るものであった。
一方、表3の結果から、実施例1〜3はマスキング効果に優れるものであった。しかし、マスキング組成物である比較品1、比較品2を用いた比較例1、2の日焼け止め化粧料は、マスキング効果に劣るものであった。
以下、まず本発明のマスキング組成物の他の処方例を示す。
実施例3[マスキング組成物]
(成分) (%)
1.レモンユーカリの葉から水蒸気蒸留法により得た精油 50.0
2.ジカプリン酸プロピレングリコール 10.0
3.パルミチン酸イソステアリル 20.0
4.エタノール 残 量
(製造方法)
1〜4を均一に混合溶解し、マスキング組成物を得た。
実施例4[マスキング組成物]
(成分) (%)
1.シトロネラの全草を乾燥させ水蒸気蒸留法により得た精油 0.1
2.ジカプリン酸プロピレングリコール 50.0
3.ステアリン酸イソセチル 20.0
4.エタノール 残 量
(製造方法)
1〜4を均一に混合溶解し、マスキング組成物を得た。
以下の実施例は、、本発明のマスキング組成物を化粧品等への化粧料に配合した処方例である。
実施例5[化粧水]
(成分) (%)
1.グリセリン 3.0
2.1,3−ブチレングリコール 3.0
3.ジプロピレングリコール 3.0
4.ポリオキシエチレングリコール400 3.0
5.マルチトール 1.0
6.キサンタンガム 0.1
7.乳酸 0.05
8.乳酸ナトリウム 0.1
9.エデト酸2ナトリウム 0.05
10.加水分解米エキス 0.05
11.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 1.0
12.イソステアリン酸ポリオキシエチレン(50モル)硬化ヒマシ油 1.0
13.エタノール 5.0
14.本発明品1のマスキング組成物 1.0
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
16.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5
17.精製水 残 量
(製造方法)
A:成分1〜10及び17を混合溶解する。
B:成分11〜16を混合溶解する。
C:AにBを添加混合し、化粧水を得た。
実施例5で得られた化粧水は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れたものであった。
実施例6[日中用乳液]
(成分) (%)
1.N−ステアロイル−L−グルタミン酸 0.5
2.水素添加大豆リン脂質 0.5
3.グリセリルモノステアレート 1.0
4.1,3−ブチレングリコール 5.0
5.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
6.ベヘニルアルコール 0.5
7.スクワラン 2.0
8.流動パラフィン 3.0
9.ジメチルポリシロキサン(100CS) 0.5
10.カルボキシビニルポリマー 0.1
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
12.水酸化ナトリウム 0.05
13.ソルビトール 1.0
14.精製水 残 量
15.エタノール 5.0
16.本発明品1のマスキング組成物 0.5
17.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3.0
18.香料 0.1
(製造方法)
A:成分1〜9を70℃で均一に混合する。
B:成分10〜14を70℃で均一に混合する。
C:BにAを加えて乳化し、室温まで冷却する。
D:Cに成分15〜18を加えて均一に混合し、日中用乳液を得た。
実施例6で得た日中用乳液は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例7[日焼け止めスプレー]
(原液成分) (%)
1.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 3.0
2.ジカプリン酸プロピレングリコール 30.0
3.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
5.フェノキシエタノール 0.3
6.ジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30 0.25
7.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.5
8.本発明品1のマスキング組成物 3.0
9.シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛 (注1) 5.0
10.フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 3.0
11.トリエタノールアミン 1.68
12.ジプロピレングリコール 5.0
13.精製水 残 量
(注1)FINEX−50S−LP2 (堺化学社製)
(製造方法)
A:成分9を適量の成分2および成分7で分散する。
B:成分1〜3を加熱溶解する。
C:Aに成分4〜7、Bおよび8を混合し、均一に分散させる。
D:成分10〜13を混合し、Cに添加して乳化し、原液を得る。
E:Dで得られた原液6gをアルミ製耐圧容器に充填した後バルブを固着し、バルブを通じてLPG0.15 24gを耐圧容器に充填し、エアゾール型日焼け止め化粧料を得た。
実施例7の日焼け止めスプレーは、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例8[水中油型日焼け止め料]
1.トリエタノールアミン 1.0
2.精製水 残 量
3.ステアリン酸 1.0
4.ベヘニルアルコール 2.0
5.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0
6.メチルポリシロキサン 5.0
7.流動パラフィン 5.0
8.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
9.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン (注2)
2.0
10.本発明品1のマスキング組成物 4.0
11.フェノキシエタノール 0.1
(注2)Tinosorb S (BASF社製)
(製造方法)
A:成分1および2を加熱する。
B:成分3〜9を加熱する。
C:Aを撹拌しながら徐々にB加えて乳化する。
D:Cを冷却後、成分11を加え、水中油型日焼け止め料を得た。
実施例8の水中油型日焼け止め料は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例9[油中水型日焼け止め料]
1.モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
2.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.1
3.精製水 残 量
4.ジプロピレングリコール 10.0
5.硫酸マグネシウム 0.5
6.アスコルビン酸グルコシド 2.0
7.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 3.0
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
9.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
10.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
11.本発明品1のマスキング組成物 10.0
12.香料 0.1
(製造方法)
A:成分1〜6を均一に混合する。
B:成分7〜11を均一に混合する。
C:Bを攪拌しながら徐々にAを加えて乳化する。
D:Cを冷却後、成分12を加え、油中水型日焼け止め料を得た。
実施例9の油中水型日焼け止め料は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例10[ヘアミルク]
1.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
2.セトステアリルアルコール 2.0
3.モノステアリン酸グリセリル 0.5
4.プロピレングリコール 8.0
5.メチルフェニルポリシロキサン 3.0
6.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1.0
7.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
8.精製水 残 量
9.香料 0.2
10.オリーブ油 0.2
11.実施例3のマスキング組成物 5.0
(製造方法)
A:成分1〜6を加熱する。
B:成分7および8を加熱する。
C:Bを撹拌しながら徐々にAを加えて乳化する。
D:Cを冷却後、成分9〜11を加え、ヘアミルクを得た。
実施例10のヘアミルクは、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例11[ヘアミスト]
1.精製水 残 量
2.トリメチルグリシン 2.0
3.イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
4.エタノール 15.0
5.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.3
6.本発明品6のマスキング組成物 0.3
7.メチルパラベン 0.1
8.アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション (注3)
2.0
(注)SM 8904 COSMETIC EMULSION (東レ・ダウコーニング社製)
(製造方法)
A:成分1および2を均一の混合する。
B:成分3〜7を均一に混合する。
C:Aを撹拌しながら徐々にBを加えて可溶化する。
D:Cに成分8を加え、ヘアミストを得た。
実施例11のヘアミストは、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例12[ヘアムース]
(原液成分)
1.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.5
2.メチルパラベン 0.1
3.エタノール 5.0
4.塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.1
5.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5
6.実施例4のマスキング組成物 0.5
7.精製水 残 量
8.グリシン 0.1
9.ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体液 (注4) 5.0
(注4)アコーン KS (大阪有機化学工業社製)
(製造方法)
A:成分1〜6を均一に混合する。
B:成分7〜9を均一に混合する。
C:Bを撹拌しながら徐々にAを加えて可溶化する。
D:Cで得られた原液90gをアルミ製耐圧容器に充填した後バルブを固着し、バルブを通じてLPG0.44 10gを耐圧容器に充填し、ヘアムースを得た。
実施例12のヘアムースは、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例13[化粧下地]
1.セタノール 2.0
2.ステアリン酸 1.0
3.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 4.0
4.ワセリン 3.0
5.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
6.酸化チタン 5.0
7.カルボキシビニルポリマー 0.1
8.グリセリン 5.0
9.トリエタノールアミン 0.5
10.ジプロピレングリコール 10.0
11.精製水 残 量
12.フェノキシエタノール 0.2
13.香料 0.1
14.本発明品2のマスキング組成物 5.0
(製法)
A.成分1〜6を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B.成分7〜11を75℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C.AにBを加え、乳化する。
D.Cを冷却後、成分12〜14を加えて均一に混合し、化粧下地を得た。
実施例13の化粧下地は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例14[パウダーファンデーション]
1.タルク 10.0
2.マイカ 残 量
3.雲母チタン 3.0
4.ベンガラ 1.0
5.黄酸化鉄 1.0
6.黒酸化鉄 0.5
7.酸化チタン 7.0
8.スクワラン 1.0
9.ワセリン 1.0
10.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3.0
11.本発明品2のマスキング組成物 3.0
(製造方法)
A:成分1〜7を混合分散する。
B:成分8〜11を50℃で均一に混合溶解する。
C:AにBを加え、均一に混合する。
D:Cを粉砕し、皿に圧縮成形し、パウダーファンデーションを得た。
実施例14の化粧下地は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例15[リキッドファンデーション]
1.1,3ブチレングリコール 5.0
2.水素添加大豆リン脂質 0.5
3.酸化チタン 5.0
4.ベンガラ 0.1
5.黄酸化鉄 1.0
6.黒酸化鉄 0.05
7.アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(注5) 0.5
8.トリエタノールアミン 1.5
9.精製水 残 量
10.グリセリン 5.0
11.パラオキシ安息香酸エチル 0.1
12.ステアリン酸 0.9
13.モノステアリン酸グリセリン 0.3
14.セトステアリルアルコール 0.4
15.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
16.トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 0.2
17.パラメトキシケイ皮酸2―エチルヘキシル 5.0
18.本発明品4のマスキング組成物 0.5
(製造方法)
A:成分1〜6を分散する。
B:Aに成分7〜11を加え70℃で均一に混合する。
C:成分12〜17を70℃で均一に混合する。
D:CにBを加え乳化し、室温まで冷却する。
E:Dに成分18を加え、リキッドファンデーションを得た。
実施例15のリキッドファンデーションは、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。
実施例16[白粉]
1.水素添加リン脂質1%処理雲母(注6) 残 量
2.合成金雲母 15.0
3.タルク 35.0
4.雲母チタン 15.0
5.窒化ホウ素 3.0
6.シリカ 2.0
7.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2.0
8.本発明品5のマスキング組成物 0.2
(注6)ニッコール レシノール S−10EZ(日光ケミカルズ社製)処理
(製造方法)
A:成分7,8を均一に混合溶解する。
B:成分1〜6と、Aをヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一分散する。
C:Bをパルベライザーにて粉砕し、白粉を得た。
実施例16の白粉は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭等もなく安定で使用感にも優れるものであった。

Claims (8)

  1. 次の成分(a)〜(d);
    (a)シトロネラール
    (b)ジカプリン酸プロピレングリコール
    (c)炭素数8〜18の脂肪酸と、炭素数2〜18の1価のアルコールとのモノエステル
    (d)炭素数1〜3の一価のアルコール
    を含有する、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの変臭をマスキングする組成物。
  2. 前記成分(b)、(c)の含有質量割合(b)/(c)が、1/10〜10/1の範囲である請求項1記載のマスキング組成物。
  3. 前記成分(a)が、レモンユーカリの精油又はシトロネラの精油から取り出されるものである請求項1記載のマスキング組成物。
  4. 前記成分(c)のエステルにおいて、脂肪酸の炭素数とアルコールの炭素数の差が4以上のモノエステルである請求項1〜3のいずれかの項記載のマスキング組成物。
  5. 前記成分(c)が、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチルから選ばれる一種又は二種以上である請求項1〜4のいずれかの項記載のマスキング組成物。
  6. 請求項1〜5のマスキング組成物を配合する化粧料又は皮膚外用剤。
  7. 霧状に噴霧して使用することができる容器に収容させてなる請求項6記載の化粧料又は皮膚外用剤。
  8. 水中油型日焼け止め料である請求項6又は7記載の化粧料。

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