JP2016187821A - 線材矯正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各ローラの押込み量を個別に調整可能な線材矯正装置を提供すること。【解決手段】線材13を挟んで該線材の送り方向に互い違いに配列される第1ローラ列14aと第2ローラ列14bを備え、この第1ローラ列と第2ローラ列の間に線材13を通線し、隣り合うローラにより線材13を押圧して線材13を矯正する。第1ローラ列と第2ローラ列の少なくとも一方の各ローラを支持するローラブロック32と、ローラブロックを線材13の押圧方向に移動可能に支持する支持ブロック33と、ローラブロックを支持ブロックに対して線材13の押圧方向に移動させる移動調整機構34とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、線材矯正装置に係り、特に複数のローラを線材に押し付けて線材の曲り癖等を直線状に矯正する線材矯正装置に関する。
従来、リールに巻き付けられた長尺の電線は、リールから引き出されて、線材矯正装置により直線状に矯正された後、検尺して所定の長さに切断され、自動圧着装置に送られる。
線材矯正装置は、電線を挟んで、電線の送り方向に互い違いに配列される第1ローラ列と第2ローラ列を備えて構成される。第1ローラ列と第2ローラ列との間に通線された電線は、隣り合うローラにより押圧されて直線状に矯正される。
特許文献1に開示される線材矯正装置は、第1ローラ列の各ローラをそれぞれ回転可能に支持する上支持体と、第2ローラ列の各ローラをそれぞれ回転可能に支持する下支持体とを上下に対面するように配置し、第1ローラ列の各ローラと第2ローラ列の各ローラが電線の送り方向に互い違いとなるように千鳥状に配置されている。
特開2009−172642号公報
ところで、電線の矯正レベルは、電線の真直度によって表されるが、電線が要求された真直度を得るには、電線の種類ごとに各ローラが電線を押し付ける適正な押込み量の設定が求められる。特に、電線の真直度を高めるためには、各ローラの押込み量を電線の送り方向で一律に設定するよりも、送り方向で段階的に設定する方がよい場合がある。しかしながら、特許文献1の線材矯正装置は、各ローラの押込み量を個別に調整することができない。
そこで、例えば、各ローラの押込み量が比較的大きい線材矯正装置と各ローラの押込み量が比較的小さい線材矯正装置とを送り方向に順次配置することで、前段側で電線の巻き癖等を矯正し、この電線に残存する残り癖を後段側で矯正することが行われている。
しかし、このように複数の線材矯正装置を配置すると、設置スペースが大きくなるだけでなく、製造コストが増加するという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、各ローラの押込み量を個別に調整可能な線材矯正装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の線材矯正装置は、線材を挟んで該線材の送り方向に互い違いに配列される第1ローラ列と第2ローラ列を備え、第1ローラ列と第2ローラ列の間に線材を通線し、隣り合うローラにより線材を押圧して線材を直線状に矯正する線材矯正装置において、第1ローラ列と第2ローラ列の少なくとも一方の各ローラを支持するローラブロックと、ローラブロックを線材の押圧方向に移動可能に支持する支持ブロックと、ローラブロックを支持ブロックに対して線材の押圧方向に移動させる移動調整機構とを備えてなることを特徴とする。
これによれば、各ローラを支持するローラブロックをそれぞれ線材の押圧方向に移動させることができるから、各ローラの押込み量を個別に調整することができる。これにより、送り方向で、押込み量を段階的に設定できるから、線材の種類等に応じて押圧力の最適条件を設定することができ、結果として、線材の真直度を高めることができる。なお、線材の押込み量とは、送り方向と平行に延びる線材に対して、線材の押圧方向に線材を押込む際の長さをいうものとする。
また、このような構成は、第1ローラ列と第2ローラ列のいずれか一方の各ローラだけに適用してもよいし、第1ローラ列と第2ローラ列の両方の各ローラに適用することもできる。特に、両方のローラ列の各ローラに適用すれば、送り方向ですべてのローラの押圧力を設定することが可能になるから、より細かな押込み量の設定が可能となり、線材の真直度の一層の向上が期待できる。
この場合において、ローラは、ローラブロックに着脱可能かつ回転可能に支持されてなることが好ましい。これにより、線材の形状寸法等に応じて、最適な形状寸法(例えば、ローラの外周面の形状寸法)のローラに切り替えることが可能になるから、1台の線材矯正装置で多くの種類の線材を矯正することが可能になる。
また、ローラブロックは、ローラのローラ軸の取付穴が線材の押圧方向に複数設けられていることが好ましい。これにより、ローラの設置位置を段階的に切り替えることができるから、移動調整機構、例えば、昇降機構と組み合わせることで、ローラの押圧力の切り替え作業が容易になる。
また、支持ブロックは、線材の送り方向にスライド可能に支持されていることが好ましい。これによれば、線材の送り方向で隣り合うローラ間のピッチを調整することができるから、例えば、ローラの外径に応じてピッチを調整することができ、矯正条件の自由度を高めることができる。
本発明によれば、各ローラの押込み量を個別に調整することができ、高い真直度を実現することができる。
リールに巻き付けられた電線が線材矯正装置で矯正される様子を説明する模式図である。 本発明が適用される線材矯正装置の外観斜視図である。 本発明が適用される線材矯正装置の背面図である。 本発明が適用される線材矯正装置の側面図である。 本発明が適用される線材矯正装置のローラユニット部分の外観斜視図である。
以下、本発明が適用される線材矯正装置の一実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。なお、以下の説明では、導体を絶縁体で被覆した電線を線材として説明するが、線材は、この種の電線に限定されず、例えば、絶縁体で被覆されていない導線などを用いることもできる。
図1に示すように、本実施形態の線材矯正装置11は、リール12に巻き付けられた線材13をリール12から引き出して、第1ローラ列14aと第2ローラ列14bとの間に線材13を通線する。そして、隣り合うローラ14で線材13を押圧することにより、線材13の曲がり癖等を直線状に矯正するようになっている。
図1では、線材13の送り方向の上流側において、第1ローラ列14aの各ローラ14が線材13を押圧する押込み量を比較的大きく設定し、送り方向の下流側において、第1ローラ列14aの各ローラ14の押込み量を比較的小さく設定している。これにより、送り方向の上流側では、線材13を上下に大きく湾曲させて巻き癖を矯正し、その後の下流側では、線材13の湾曲を小さくして線材13の残り癖を矯正することができる。
このようにして矯正された線材13は、例えば検尺して所定の長さに切断される。切断された線材は、端末の絶縁体が除去された後、図示しない自動圧着機に送られて端末に端子が圧着接続される。
本実施形態の線材矯正装置11は、図2乃至図4に示すように、線材13の送り方向を長手方向とする底板15を有する支持台16の上に取り付けられる。以下では、図2の矢印Xを送り方向、矢印Yを前後方向、矢印Zを高さ方向(線材の押圧方向)とし、図の手前側を前方として定義する。
支持台16は、底板15の送り方向の互いに離れた位置に設けられた一対の第1ブロック体17と、底板15の送り方向に延在して設けられた平板状の第2ブロック体18と、第2ブロック体に対して第1ブロック体と反対側に設けられた一対の第3ブロック体19とを備えている。
第2ブロック体18は、支持台16に固定されている。各ブロック体は、図3に示すように、互いに連通する前後方向のボルト穴に第3ブロック体19の後方から挿入されたボルト20が、第1ブロック体17に螺合することで、第2ブロック体18を介して互いに固定されている。第2ブロック体18には、送り方向に延在する切り欠き溝21が形成されている。
線材矯正装置11は、送り方向の離れた位置に立設する一対のサイドブロック22と、一対のサイドブロック22の背面に送り方向の両端部が固定された平板状のフレーム23と、一対のサイドブロック22に両端部が軸支され、送り方向に平行に延在するスライドロッド24と、スライドロッド24に沿って送り方向にスライド移動する4つのローラユニット25a〜25dとを備えて構成される。
線材矯正装置11は、一対のサイドブロック22が、それぞれ第1ブロック体17及び第3ブロック体19の上に設置された状態で支持台16に支持されている。各サイドブロック22には、高さ方向に貫通する図示しない貫通穴が設けられる。この貫通穴には、第1ブロック体17に形成された穴に一端部が固定されたロック棒26が挿通されており、上方に突出したロック棒26の段付部が、各サイドブロック22の上端面にスライド可能に取り付けられた係止片27の貫通穴と係合することで、各サイドブロック22がロック棒26を介して第1ブロック体17に保持されるようになっている。
また、各サイドブロック22の上部には、送り方向に貫通する貫通穴28が設けられ、この貫通穴28には、スライドロッド24の両端部が挿入されている。貫通穴28に挿入されたスライドロッド24の両端部は、各サイドブロック22に螺合された図示しないボルトに押し付けられて、サイドブロック22に固定されている。
サイドブロック22の背面には、フレーム23がボルトで固定されている。フレーム23は、図3に示すように、両端部が第3ブロック体19の上に載置されている。フレーム23には、送り方向に延在して互いに平行に配置される複数の切り欠き溝29が設けられる。フレーム23の上部には、U字状の把持部30が取り付けられている。
各ローラユニット25a〜25dは、スライドロッド24に沿って送り方向にスライド自在に支持されるとともに、フレーム23の後方から切り欠き溝29に挿入されたボルト50が、ローラユニット25のボルト穴に螺合することで、フレーム23に固定されるようになっている。このローラユニット25a〜25dは、図5に示すように、第1ローラ31と、第1ローラ31を支持する第1ローラブロック32と、この第1ローラブロック32を高さ方向、つまり、線材13の押圧方向に移動可能に支持する支持ブロック33と、第1ローラブロック32を支持ブロック33に対して線材13の押圧方向に移動させる移動調整機構34とを備えて構成される。
支持ブロック33は、直方体状のブロックを前方から切り欠いて枠状(U字状)に形成される。支持ブロック33には、送り方向に貫通してスライドロッド24が挿通される貫通穴35が設けられる。支持ブロック33の内側を切り欠いて形成される切り欠き部36には、高さ方向に延在する2本の支柱37と、各支柱37に沿って高さ方向に移動する板状の移動ブロック38とが収容される。すなわち、移動ブロック38は、支柱37が挿通される2本の貫通穴を有し、移動ブロック38の高さ方向の外法寸法は、切り欠き部36の高さ方向の内法寸法よりも短く設定され、この外法寸法と内法寸法の差が、移動ブロックの高さ方向の移動量となっている。移動ブロック38の2本の貫通穴には、切り欠き部36の下面に当接して移動ブロック38を上方に付勢する図示しないコイルバネが収容されている。
移動ブロック38の前端面は、支持ブロック33の切り欠き部36の下方に位置する前端面よりも前方に突出しており、第1ローラブロック32がボルト39で固定されている。そのため、第1ローラブロック32は、移動ブロック38と一体的に上下方向に移動し、移動ブロック38が支持ブロック33の切り欠き部36の下面に当接することで、落下を防ぐようになっている。
第1ローラブロック32は、高さ方向を長手方向とする角棒状に形成され、背面が移動ブロック38の前端面と当接している。第1ローラブロック32には、前方に開口する複数の取付穴40が設けられ、各取付穴40は、線材13の押圧方向である、高さ方向に所定のピッチ(例えば5mm)で配列されている。各取付穴40は、第1ローラ31から同軸上に突出するローラ軸が着脱可能に形成される。したがって、取付穴40にローラ軸が装着された第1ローラ31は、第1ローラブロック32の前方に配置され、第1ローラブロック32に回転可能に支持される。
支持ブロック33の上部には、移動調整機構34が設けられる。図5に示すように、移動調整機構34は、支持ブロック33の上に固定された取付ブロック41と、取付ブロック41に支持されたマイクロメータ42と、マイクロメータ42のスピンドル43と第1ローラブロック32との間に配置される中間シャフト44とを備えて構成される。
取付ブロック41は、支持ブロック33の上面にボルトで固定される。この取付ブロック41には、マイクロメータ42が下向きに取り付けられている。すなわち、マイクロメータ42は、下向きに配置されたスピンドル43が高さ方向に進退可能に配置されている。支持ブロック33の切り欠き部36よりも上方に位置する部位は、移動ブロック38の前端面よりも前方に突き出して形成され、この部位を上下方向に貫通する貫通穴に中間シャフト44が挿通されている。貫通穴に挿通された中間シャフト44は、下端面が第1ローラブロック32の上端面に当接され、上端面がマイクロメータ42のスピンドル43の端面に当接されている。
このような構成によれば、第1ローラブロック32は、移動ブロック38の貫通穴に収容された、図示しないコイルバネによって、移動ブロック38とともに上方へ付勢されるが、第1ローラブロック32の上方への移動は、第1ローラブロック32と当接する中間シャフト44がマイクロメータ42のスピンドル43に当接することで停止される。したがって、第1ローラ31の高さは、マイクロメータ42のスピンドル43の長さを調節することによって、所望の高さに設定することができる。
このようにして各ローラユニット25にそれぞれ支持された第1ローラ31は、送り方向に配列されて第1ローラ列14a(図1)を形成する。
一方、一対の第1ブロック体17には、送り方向に貫通する取付穴が設けられ、この取付穴には、送り方向に延在するスライドロッド45の両端部が挿入されている。スライドロッド45の両端部は、各第1ブロック体17に螺合された図示しないボルトに押し付けられて、第1ブロック体17に固定されている。このスライドロッド45には、4個の第2ローラブロック46a〜46dがスライド可能に取り付けられている。
各第2ローラブロック46a〜46dは、前方に開口する取付穴に第2ローラ47のローラ軸が取り付けられ、この第2ローラ47は、図2に示すように、第2ローラブロック46の前方に位置し、第2ローラブロック46に回転可能に支持されている。また、第2ローラブロック46は、第2ブロック体18の切り欠き溝21に後方から挿入されたボルト51が螺合することで、第2ブロック体18に固定されるようになっている。
このようにして4個の第2ローラブロック46a〜46dにそれぞれ支持された第2ローラ47は、送り方向に配列されて第2ローラ列14bを形成する(図1)。なお、第2ローラ47は、第1ローラ31と異なり、高さ位置が固定されている。
図2に示すように、第1ローラ列14aの各第1ローラ31の軸芯の高さは、第2ローラ列14bの各第2ローラ47の軸芯の高さよりも上方に位置され、各第1ローラ31と、各第2ローラ47は、送り方向で上下に互い違いに千鳥状に配置される。これにより、線材13は、第1ローラ31と第2ローラ47によって上下方向から交互に押圧され、上下に湾曲することで、曲り癖等が次第に矯正されていく。
本実施形態では、各第1ローラ31と各第2ローラ47は、同一の寸法形状に形成され、外周面に断面が円弧状の凹溝を有している。この凹溝の曲率半径は、線材13の外径寸法等に応じて設定される。ただ、各第1ローラ31と各第2ローラ47は、形状寸法を互いに異ならせて設定してもよく、例えば、各ローラの形状寸法を送り方向で段階的に異ならせて設定することもできる。
ところで、従来の線材矯正装置は、各ローラの寸法形状が同一に設定されるとともに、各ローラの押込み量、つまり、各ローラが線材を押圧する押圧力が均一に設定されていたため、例えば、線径の細い電線や特殊形状の電線の場合、1台の線材矯正装置では、所望の真直度(矯正度合い)が得られないことがある。これに対し、例えば、各ローラの押圧力が比較的大きい線材矯正装置と、各ローラの押圧力が比較的小さい線材矯正装置を送り方向に順次配置して送り方向に段階的に異なる圧力をかけることにより、前段側で線材13の曲り癖等を矯正し、後段側で線材13に残存する残り癖を除去することが行われている。しかし、このように複数の線材矯正装置を組み合わせた場合、装置全体が大型化して設置スペースが大きくなるとともに、製造コストが高くなるという問題が生じる。
この点、本実施形態では、1台の線材矯正装置11に複数のローラユニット25が設けられ、各ローラユニット25は、第1ローラブロック32の高さを調整する移動調整機構34を備えている。したがって、ローラユニット25ごとに移動調整機構34を調整することで、第1ローラブロック32の高さを調整し、第1ローラ31の押込み量を設定することができる。これにより、例えば、各第1ローラ31の押込み量を送り方向で段階的に異ならせることができるから、1台の線材矯正装置11で、種々の線材に対して、最適な押込み量の条件を設定することができ、条件設定の自由度を高めることができる。その結果、設置スペースと製造コストの削減を図ることができるとともに、線材13の残り癖等を軽減して、線材13の真直度を高めることができる。
また、本実施形態では、移動調整機構34としてマイクロメータ42を採用しているから、マイクロメータ42の基部を回転させてスピンドル43の長さを調整することで、第1ローラ31の高さ位置を高さ方向で連続的に微調整することができる。更に、第1ローラブロック32には、高さ方向に所定のピッチで複数の取付穴40が設けられ、いずれの取付穴40においても、第1ローラ31のローラ軸が着脱可能に形成されるから、第1ローラ31の高さ位置を段階的に調整することができる。したがって、第1ローラ31の押込み量を簡単な操作で任意の大きさに調整することができる。
加えて、第1ローラブロック32の取付穴40は、例えば、線材13の線径等に応じて、外形寸法や凹溝の曲率半径等が異なる別のローラに交換することができる。これにより、1台の線材矯正装置11で線径や形状の異なる種々の線材13の矯正に対応することができる。
また、本実施形態では、各ローラユニット25がスライドロッド24によって送り方向にスライド可能に支持されているから、ローラユニット25ごとに送り方向のローラピッチを容易に調整することができ、しかも、フレーム23の切り欠き溝29に後方から挿入したボルトをローラユニット25に螺合することで、ローラユニット25の送り方向の位置に関わらず、ローラユニット25をフレーム23に固定することができる。これにより、スライドロッド24に取り付けるローラユニット25の数の変更にも容易に対応することができる。
また、本実施形態では、移動調整機構34として、マイクロメータ42を用いる例を説明したが、移動調整機構34は、第1ローラブロック32の高さ位置、つまり、第1ローラ31の高さ位置を調整可能であれば、マイクロメータ42に限られるものではない。例えば、本実施形態では、マイクロメータ42に代わる移動調整機構34として、バネ機構48を用いることができる。バネ機構48は、取付ブロック41に対してマイクロメータ42の後方に取り付けられ、使用時には、支持ブロック33に対して取付ブロック41を前後反対に取り付ける。
バネ機構48は、図5に示すように、下端部に鍔部49が形成された支持棒52と、支持棒52に同芯状に取り付けられたコイルバネ53とを備えて構成される。支持棒52は、鍔部49にコイルバネ53を載置させた状態で、取付ブロック41の貫通穴に下方から挿通され、鉛直方向に延びている。コイルバネ53の上端面は、取付ブロック41の貫通穴の周縁に当接している。貫通穴から上方に突出した支持棒52の上端部には、ナット54が締結されて支持棒52の落下を防いでいる。
バネ機構48は、支持棒52の下端面が中間シャフト44の上端面と当接するように設けられる。このとき、バネ機構48は、中間シャフト44を介して、第1ローラブロック32から上向きに付勢されるが、コイルバネ53が押し付けられることで、下向きの付勢力が発生する。このようにして、上向きと下向きの付勢力がバランスする位置が、第1ローラブロック32の高さ位置となる。この第1ローラブロック32の高さ位置は、バネ機構48のナット54を回転させることにより調整することができる。これによれば、第1ローラ31を介して線材13に過剰な押込み(押圧力)が発生したとしても、バネ機構48で脱がすことができるから、線材13の押込み量(押圧力)を安定させることができる。
また、本実施形態では、線材矯正装置11を支持台16から一体的に取り外すことが可能になっている。一対のサイドブロック22の上端面にスライド可能に取り付けられた係止片27を後方にスライドさせることにより、ロック棒26の段付部と係止片27の貫通穴周縁との係合が解除される。この解除状態で、把持部30を持ち上げると、一対のサイドブロック22は、それぞれロック棒26に沿って支持台16から持ち上げられ、結果として、線材矯正装置11全体が支持台16より持ち上げられる。
なお、サイドブロック22には、ロック棒26と同芯状のコイルバネを収容する段付状の貫通穴が形成され、サイドブロック22に載置されたコイルバネの上端が貫通穴の段付部を常時押し上げるようになっていてもよい。これにより、線材矯正装置11は、コイルバネの上向きの付勢力によって持ち上げが容易になる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記の実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、本実施形態のローラユニット25は、第1ローラ31のみを支持するように構成されるが、これに代えて、第2ローラ47のみを支持するように構成してもよいし、第1ローラ31と第2ローラ47との両方を支持するように構成することもできる。特に、後者の場合、第1ローラ31の押込み量と第2ローラ47の押込み量の両方を調整することができるから、線材13の矯正条件をより細かく設定することができ、高い真直度を得ることができる。
11 線材矯正装置
13 線材
14a 第1ローラ列
14b 第2ローラ列
22 サイドブロック
23 フレーム
24 スライドロッド
25a〜25d ローラユニット
31 第1ローラ
32 第1ローラブロック
33 支持ブロック
34 移動調整機構
42 マイクロメータ
44 中間シャフト
47 第2ローラ

Claims (4)

  1. 線材を挟んで該線材の送り方向に互い違いに配列される第1ローラ列と第2ローラ列を備え、該第1ローラ列と第2ローラ列の間に前記線材を通線し、隣り合うローラにより前記線材を押圧して前記線材を直線状に矯正する線材矯正装置において、
    前記第1ローラ列と前記第2ローラ列の少なくとも一方の各ローラを支持するローラブロックと、
    前記ローラブロックを前記線材の押圧方向に移動可能に支持する支持ブロックと、
    前記ローラブロックを前記支持ブロックに対して前記線材の押圧方向に移動させる移動調整機構とを備えてなることを特徴とする線材矯正装置。
  2. 前記ローラは、前記ローラブロックに着脱可能かつ回転可能に支持されてなることを特徴とする請求項1に記載の線材矯正装置。
  3. 前記ローラブロックは、前記ローラのローラ軸の取付穴が前記線材の押圧方向に複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の線材矯正装置。
  4. 前記支持ブロックは、前記線材の送り方向にスライド可能に支持されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の線材矯正装置。
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