JP2016187817A - 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 - Google Patents
2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016187817A JP2016187817A JP2015068620A JP2015068620A JP2016187817A JP 2016187817 A JP2016187817 A JP 2016187817A JP 2015068620 A JP2015068620 A JP 2015068620A JP 2015068620 A JP2015068620 A JP 2015068620A JP 2016187817 A JP2016187817 A JP 2016187817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- wire
- filler wire
- crater
- crater control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 title claims abstract description 180
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 41
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims abstract description 93
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 35
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 15
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
【解決手段】定常期間中は、溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させると共に、このアークによって形成された溶融池に溶接ワイヤから後方の挿入位置にフィラーワイヤを送給して行う2ワイヤ溶接のクレータ制御方法において、クレータ制御期間中は、溶接ワイヤ及び前記フィラーワイヤの送給を継続し、アークを発生させたままで、溶接ワイヤの溶接狙い位置aを停止させ、フィラーワイヤの挿入位置bを溶接狙い位置aを中心点として破線で示す円周上を回転させながらクレータ制御を行う。これにより、フィラーワイヤを全円周方向から挿入することができるので、健全な形状のクレータ部を形成することができる。
【選択図】 図3
Description
定常期間中は、溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させると共に、このアークによって形成された溶融池に前記溶接ワイヤから後方の挿入位置にフィラーワイヤを送給して行う2ワイヤ溶接のクレータ制御方法において、
クレータ制御期間中は、前記溶接ワイヤ及び前記フィラーワイヤの送給を継続し、前記アークを発生させたままで、前記溶接ワイヤの溶接狙い位置を停止させ、前記フィラーワイヤの前記挿入位置を前記溶接狙い位置を中心点として回転させながらクレータ制御を行う、
ことを特徴とする2ワイヤ溶接のクレータ制御方法である。
ことを特徴とする請求項1記載の2ワイヤ溶接のクレータ制御方法である。
ことを特徴とする請求項1記載の2ワイヤ溶接のクレータ制御方法である。
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の2ワイヤ溶接のクレータ制御方法である。
実施の形態1の発明では、2ワイヤ溶接のクレータ制御方法において、クレータ制御期間中は、溶接ワイヤ及びフィラーワイヤの送給を継続し、消耗電極アークを発生させたままで、溶接ワイヤの溶接狙い位置を停止させ、フィラーワイヤの挿入位置を溶接狙い位置を中心点として回転させながらクレータ制御を行う。
時刻t1以前の定常期間中は、溶接トーチWTが予め教示された溶接終了位置に到達していないので、同図(A)に示すように、起動信号OnはHighレベル(起動)となり、同図(B)に示すように、クレータ制御期間信号TcsはLowレベルとなる。定常期間中は、溶接トーチWTは予め定めた溶接速度で溶接線に沿って移動している。同図(D)に示すように、溶接ワイヤ送給速度Wsは予め定めた値Ws1となっている。同図(E)に示すように、溶接電流Iwwは、溶接ワイヤ送給速度Ws1によって定まる値I1となる。同図(F)に示すように、フィラーワイヤ送給速度Fsは予め定めた値Fs1となっている。フィラーワイヤ送給速度Fs1は、溶接ワイヤ送給速度Ws1の20〜40%程度である。同図(C)に示すように、フィラーワイヤの挿入位置の回転速度Sfは0であり、回転していない。
時刻t1において、溶接トーチWTが上記の溶接終了位置に到達すると、同図(B)に示すように、クレータ制御期間信号TcsがHighレベルに変化し、クレータ制御期間Tcが経過後の時刻t2においてLowレベルに戻る。クレータ制御期間Tc中は、溶接トーチWTは溶接終了位置に停止する。したがって、溶接ワイヤ1aの溶接狙い位置aはも溶接終了位置で停止する。クレータ制御期間Tc中も消耗電極アーク3aは発生状態を継続しており、同図(D)に示すように、溶接ワイヤ送給速度Wsは定常期間中のWs1からWs2へと減速する。溶接ワイヤ送給速度Wsが減速するので、同図(E)に示すように、溶接電流Iwwは定常期間中のI1からI2へと小さくなる。同図(F)に示すように、フィラーワイヤ送給速度Fsは定常期間中のFs1からFs2へと減速する。上記のWs2は溶接電流I2によって溶け落ちが発生しない値に設定され、上記のFs2は溶接電流I2で安定して溶融する値に設定される。
図2(c)に示すように、フィラーワイヤの挿入位置bを、クレータ制御期間Tc中に、0°から時計回りに360°回転(1回転)させる。すなわち、消耗電極アーク3aが溶接狙い位置aで発生している状態で、フィラーワイヤ1bが円周上を挿入されながら1回転してクレータ制御が行われる。回転方向は、反時計回りでも良い。この方法においては、クレータ制御期間Tc中に溶接ワイヤ1a及びフィラーワイヤ1bの送給速度を定常期間中よりも減速させて、送給を継続する。そして、フィラーワイヤの挿入位置bを消耗電極アーク3aを中心点として1回転させる。これにより、フィラーワイヤ1bを、従来技術のように1方向から挿入するのではなく、全円周方向から挿入することができるので、フィラーワイヤ1bが減速して溶着量が減少していても健全な形状のクレータ部を形成することができる。
フィラーワイヤの挿入位置bを、クレータ制御期間Tc中に、0°から時計回りに360°回転(1回転)させ、その後に逆回りにもう1回転させる。すなわち、消耗電極アーク3aが溶接狙い位置aで発生している状態で、フィラーワイヤ1bが円周上を挿入されながら1回転した後に逆回りにもう1回転してクレータ制御が行われる。1回転目の回転方向は反時計回りでも良い。この方法では、1)の方法の効果に加えて、溶接トーチWTのケーブルが1回転目にロボットの回転軸に巻きついた状態になるのを2回転目で戻すことができるので、次の溶接個所への移動がスムーズになる。
フィラーワイヤの挿入位置bを上記の第1又は第2の回転方法で回転中に、所定角度で一時停止させる。所定角度は、例えば0°及び180°である。この方法では、第1及び第2の回転方法の効果に加えて、一時停止している時間を調整することによってクレータ制御期間Tcの時間長さを簡単に調整することができるので、溶接条件の設定が容易になる。
1b フィラーワイヤ
2 母材
2a 溶融池
3a 消耗電極アーク
4a 給電チップ
4b 送給ガイド
5a 溶接ワイヤ用送給ロール
5b フィラーワイヤ用送給ロール
a 溶接ワイヤの溶接狙い位置
b フィラーワイヤの挿入位置
Fc フィラーワイヤ送給制御信号
FM フィラーワイヤ用送給モータ
Fs フィラーワイヤ送給速度
Iww 溶接電流
Lt 給電チップ・母材間距離
Lw ワイヤ間距離
On 起動信号
PS 溶接電源
RC ロボット制御装置
Sf フィラーワイヤの挿入位置の回転速度
Tc クレータ制御期間
Tcs クレータ制御期間信号
Vww 溶接電圧
Wc 溶接ワイヤ送給制御信号
WM 溶接ワイヤ用送給モータ
Ws 溶接ワイヤ送給速度
WT 溶接トーチ
Claims (4)
- 定常期間中は、溶接ワイヤと母材との間にアークを発生させると共に、このアークによって形成された溶融池に前記溶接ワイヤから後方の挿入位置にフィラーワイヤを送給して行う2ワイヤ溶接のクレータ制御方法において、
クレータ制御期間中は、前記溶接ワイヤ及び前記フィラーワイヤの送給を継続し、前記アークを発生させたままで、前記溶接ワイヤの溶接狙い位置を停止させ、前記フィラーワイヤの前記挿入位置を前記溶接狙い位置を中心点として回転させながらクレータ制御を行う、
ことを特徴とする2ワイヤ溶接のクレータ制御方法。 - 前記フィラーワイヤの前記挿入位置を、1回転させる、
ことを特徴とする請求項1記載の2ワイヤ溶接のクレータ制御方法。 - 前記フィラーワイヤの前記挿入位置を、1回転させた後に逆向きにもう1回転させる、
ことを特徴とする請求項1記載の2ワイヤ溶接のクレータ制御方法。 - 前記フィラーワイヤの前記挿入位置を、所定角度で一時停止させながら回転させる、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の2ワイヤ溶接のクレータ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068620A JP6537135B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068620A JP6537135B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016187817A true JP2016187817A (ja) | 2016-11-04 |
JP6537135B2 JP6537135B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=57239231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015068620A Active JP6537135B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6537135B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107309531A (zh) * | 2017-07-10 | 2017-11-03 | 中建钢构有限公司 | 一种钢结构建筑用超厚钢板高效焊接方法 |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015068620A patent/JP6537135B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107309531A (zh) * | 2017-07-10 | 2017-11-03 | 中建钢构有限公司 | 一种钢结构建筑用超厚钢板高效焊接方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6537135B2 (ja) | 2019-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4844564B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JPWO2010021094A1 (ja) | 複合溶接方法および複合溶接装置 | |
JP4809014B2 (ja) | ロボット溶接のアークスタート制御方法 | |
JPWO2009051107A1 (ja) | アークスタート制御方法 | |
JP2009208137A (ja) | プラズマミグ溶接方法 | |
JP5502414B2 (ja) | アーク溶接方法およびアーク溶接システム | |
JP2012030262A (ja) | レーザ溶接方法とレーザ溶接装置 | |
JP5410220B2 (ja) | アーク溶接方法およびアーク溶接システム | |
JP6395644B2 (ja) | アーク溶接方法、アーク溶接装置およびアーク溶接用制御装置 | |
JP4058099B2 (ja) | 2電極アーク溶接終了方法 | |
JP4952315B2 (ja) | 複合溶接方法と複合溶接装置 | |
JP2016187817A (ja) | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 | |
JP2015229187A (ja) | 消耗電極式アーク溶接のアークスタート制御方法、溶接装置 | |
JP2010214399A (ja) | アーク溶接方法 | |
JP5888806B2 (ja) | 2ワイヤ溶接の溶接開始方法 | |
JP5863365B2 (ja) | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 | |
JP2010064086A (ja) | 複合溶接方法と複合溶接装置 | |
JP6425588B2 (ja) | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 | |
JP5898444B2 (ja) | 2ワイヤ溶接の溶接開始方法 | |
JP4864233B2 (ja) | 消耗2電極アーク溶接終了方法及び溶接終了制御方法及び溶接ロボット | |
JP5819134B2 (ja) | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 | |
JP5863347B2 (ja) | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 | |
JP7503004B2 (ja) | 複合溶接装置 | |
JP2009166109A (ja) | 2電極アーク溶接のクレータ処理方法 | |
JP6504700B2 (ja) | 2ワイヤ溶接の溶接開始方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6537135 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |