JP2016187536A - 固定具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定具10は、体表310に載置された底面22に交差する方向に糸をガイドする開口部44と、底面22に沿って相互に近づく方向に摺動することで糸を挟持するケース部12および挿入部14と、ガイドされた糸を底面22に対して略平行な曲折方向に折り曲げる曲折部と、ケース部12および挿入部14の摺動を禁止する移動禁止部66と、折り曲げられた糸を曲折方向に導出する導出部と、摺動が禁止された状態で導出部16に対する曲折方向の前方が開放されている。
【選択図】図1
Description
このとき、Tバーの縫合糸は腹壁の外表面(体表)で固定具により固定されるか、または他の縫合糸と互いに結びつけられるなどして固定される必要がある。特許文献1および2には、体表で縫合糸を挟持して固定する固定具(クリップ)が開示されている。
図1、図7(a)、図7(b)を用いて本発明の第一実施形態の固定具10を説明する。はじめに本実施形態の概要について説明する。図1は、第一実施形態の固定具10による糸(縫合糸)の挟持状態を示す断面図である。図7(a)は、固定具10を第一の位置で掛止された状態を示す説明図であり、図7(b)は第二の位置で掛止された状態を示す説明図である。ここで、縫合糸30における、図1の下端側を縫合糸30の基端側とする。
なお、糸ガイド部としての開口部44は、凹状や筒状の形状に形成されていてもよい。また、開口部44は、ケース部12または挿入部14に含まれる単一の部材により実現されてもよいし、異なる部材の組み合わせにより実現されてもよい。
例えば、図7(a)に示すように、固定具10の挿入部14の一部がケース部12に嵌合されて重なっている段階(「初期段階」という)にある場合には、同図の矢印に示すように、ケース部12および挿入部14が相対的に移動して互いに重なる部分が拡大する方向が「相互に近づく方向」にあたる。
なお、図7(a)、(b)に示す固定具10では、「互いに近づく方向」とは、図7(a)の矢印で示すように、上下方向に沿って挿入部14の上端(後述するヘッド部36)とケース部12の下端26とが近づく方向を示す。
例えば、縫合糸30に接する天板状の平面を設け、この平面が付勢することで向けられた縫合糸30の向きも、曲折方向に含まれる。なお、曲折方向は、図1では、ケース部12が挿入部14に対して近づく方向に一致している。
図1では、開口部44の上主面部143側の開口縁と、ケース部12の内主面部123とが接するところが曲折部15に相当する。
縫合糸30では、曲折部15と、開口部44の下主面部141側の開口縁と内主面部121とが接する部分と、体表310に対して略垂直方向に引き上げられた縫合糸30が底面22に対して略平行に折り曲げられケース部12の凹部24内に導入される導入部18でそれぞれ略垂直な方向に折り曲げられている。
ここで、ケース部12(第一挟持部)および挿入部14(第二挟持部)は、縫合糸30の基端側を挟持して、その先端側を曲折部15により折り曲げてもよい。また、ケース部12および挿入部14は、縫合糸30の先端側を折り曲げて、曲折部15によりその先端側を挟持してもよい。
ただし、本実施形態のように、折り曲げられた縫合糸30の向き(曲折方向)が固定されるため、曲折方向に折り曲げられた状態の縫合糸30を挟持する後者の方がより好ましい。
なお、移動禁止部66は、ケース部12または挿入部14の一部分として実現されてもよいし、異なる部材をケース部12または挿入部14に組み合わせて実現されてもよい。また、移動禁止部66は、ケース部12および挿入部14それぞれに設けられた異なる部材の組み合わせにより実現されてもよい。
本実施形態では、移動禁止部66は、挿入部14に移動禁止部66a、66bとして設けられ、この移動禁止部66a、66bがケース部12に当接することでケース部12と挿入部14の互いに近づく方向へのスライド動作が禁止される。
また、移動禁止部66は、例えば、ケース部12の底部128(図2(c)参照)でもよい。または、移動禁止部66を底部128に突出して形成してもよい。すなわち、ケース部12もしくは挿入部14に設けられたケース部12もしくは挿入部14の一部、またはケース部12と挿入部14それぞれに設けられた移動禁止部66同士が互いに当接することで、互いに近づく方向に摺動したケース部12と挿入部14とがそれ以上互いに近づく方向に摺動されない状態が形成される。
固定具10は、体表310に載置されており、体表310から略鉛直方向に引き出された縫合糸30を挟持している。
また、縫合糸30は開口部44でガイドされているため、開口部44と内主面部121とが交わるところで垂直上方方向に折り曲げられている。
さらに、縫合糸30は、ケース部12内部の内主面部123と開口部44とが交わるところで再び底面22と平行方向に折り曲げられ、板状部34の上主面部143とケース部12の内主面部123とで挟圧される。
本実施形態では、図1に示す押込段階で、内主面部123と上主面部143で挟持された縫合糸30が導出部16から曲折方向に導出される。
図1では、導出部16の右方側(導出部16に対する曲折方向の前方側に相当)に空隙が形成されており、これにより、導出された縫合糸30が曲折方向を維持したまま延在し得る。すなわち、完全に開けている態様のほか、十分な幅の空隙が形成されている限り、図1のように、空隙の前方にヘッド部36が起立している態様も、導出部16に対して曲折方向の前方側が開放されている状態を含む。
なお、縫合糸30が曲折方向に折り曲げられてから導出部16から引き出されるまでの向きが一定でない場合にはその平均的な方向などであってもよい。
本実施形態では、導出部16から挿入部14の基端側への方向で、かつ底面22に沿った方向を示す。
このため、被験者の体表310で固定された縫合糸30の導出部16から導出された部分である先端部31を体表310に沿った向きに延在させることができる。すなわち、固定された縫合糸30の先端部31が体表310に対して起立してしまうのを抑制することができる。
ここで、固定具10により固定される縫合糸30と係止部210を含む固定部材200について、図8、9を用いて説明する。図8は、係止部210の留置状態を示す模式図である。図9は、固定部材200の形状を単体で示す図である。
ここでは、固定部材200は固定部材送出装置(図示せず)により被験者の胃内に送り込まれるものとする。
具体的には、固定部材送出装置により被験者の体表から胃内へと穿刺がなされ、穿刺された穿刺針を通じて係止部210と縫合糸30の一部が胃壁内に送り込まれる。ここで、穿刺された穿刺針は被験者から引き抜かれる。
そして、胃壁の内部に係止部210を留置して穿刺孔から縫合糸を引き上げることにより、図8に示すように、腹壁と胃壁とが固定される。
次に、図1、2、3、4、7を参照して固定具10について詳細に説明する。
固定具10は、上述のように、ケース部12と挿入部14を含み構成される。また、ケース部12は、挿入部14の一部が摺動して収容される凹部24を有し、挿入部14は、一部が凹部24に嵌合して収容される板状部34を備えている。図4では、ケース口端部58a、58bに便宜上ハッチングを付している。
なお、図2(c)におけるケース部12の下方側をケース部12の基端側、上方側をケース部12の先端側とする。また、ケース部12の基端側から先端側への方向をケース部12の押込方向、ケース部12の先端側から基端側への向きをケース部12の引抜方向とする。
また、凹部24の内側の主面である内主面部123には、上述のように、板状部34の摺動直線方向を規定する凸条ガイドとしての直線凸条部42が設けられている(図2(a)、図3(a)、図3(b)参照)。
なお、ケース部12の底面22aは、ケース部12および挿入部14が体表310に載置される際の底面22と共通とする(図1参照)。
挿入部14は、ケース部12の凹部24に対して摺動しながら挿入される板状部34を備えている。ケース部12および板状部34は、硬質塩化ビニル、ポリスチレン、ポリオレフィン、ABS樹脂などの樹脂材料を用いてそれぞれ射出成形等により形成される。ケース部12と挿入部14は、同種材料でもよく、異種材料でもよいが、挿入部14の方がより硬質の材料を用いて作成されることが好ましい。
挿入部14、凹部24に摺動して挿入される程度の厚み、幅で形成されている(図5(b)、(c)参照)。なお、図5(c)における挿入部14の下方側を先端側、上方側を基端側とする。また、挿入部14の基端側から先端側への向きを押込方向、先端側から基端側への向きを引抜方向とする。
また、挿入部14には、図5(c)、図5(e)に示すように、板状部34の主面である上主面部143上の、直線凸条部42に対応する位置(図5(c)の左方部)に上記直線凸条部42に嵌合される直線状の溝(直線溝32)が形成されている。なお、直線溝32はひとつづきでも分断されていてもよく、本実施形態では後者で、具体的には直線溝32a、32bである。
このため、ケース部12および挿入部14は、凹部24と板状部34の幅および厚みに加えて、嵌合された直線溝32および直線凸条部42に沿って摺動されるので、摺動動作の直線性が有効に高まり、これにより、摺動方向が固定具10の幅方向にぶれるのを抑止することができる。
このため、導出部16から導出された縫合糸30を、体表310により近い側に延在させることができる。なお、この構成については、第二実施形態として後述する。
ここで、上延長部72から立ち上がったヘッド部36aの稜線部分は滑らかとなるように射出形成されていてもよい。また、挿入部14の摺動方向(押し込方向)に凹むように形成されていてもよい。
これにより、例えば、板状部34の一部がケース部12に挿入されて掛止された固定具10は、ケース部12の下面(底面22a)およびヘッド部36の下面(底面22b)とが同一平面上にあるため、初期段階(図7(a))で体表310に沿って平行に載置される。
ここで、ケース部12および挿入部14が初期段階から互いに近づく方向に摺動され、移動禁止部66a、66bにより摺動移動が禁止された押込段階となると、上延長部72の上方側と下延長部74の底面側(図1参照)にそれぞれ空隙が形成される。
更には、固定具10の上面、下面のどちらを底面としても利用することが可能となる。
また、板状部34に対するヘッド部36の高さ、すなわち、板状部34に対する突出して形成された部分の高さはケース部12の厚みと同等またはそれよりも低い高さであるとよい。
これにより、導出部16から導出された縫合糸30を体表310に良好に沿わせて延在させることができる。
例えば、図10に示すように、上延長部72における摺動する方向の長さL(所定幅に対応)がヘッド部36aの上延長部72からの高さHより長いことが望ましい。
これにより、ケース口端部58aの庇状の部分が天板となって、縫合糸30の先端部31が起立することを抑制することができるので、導出部16から導出された縫合糸30がヘッド部36aに接するときの仰角Rが45度よりも小さくすることができる。
また、側導入部46は、細幅で等幅に形成された部分の側面147側から側面147に形成された側方開口部461まで広がって形成されている。
なお、側導入部46は、細幅で等幅に形成された部分の側面147側端部から側方開口部461まで、挿入部14の基端側(図5(c)における上方側)に向かって斜めに傾斜して形成されている。
これにより、縫合糸30を開口部44(側導入部46)に導入する操作を容易に行うことが可能となる。
固定具10では、開口部44は、側導入部46の等幅の部分に対して挿入部14の基端側に偏って形成されている。
すなわち、開口部44は、図5(c)に示すように、側導入部46の細幅になった部分に対して中心部が挿入部14の基端側に偏って形成されおり、これにより、開口部44のエッジで折り曲げられた縫合糸30は、開口部44から挿入部14の基端側(図5(c)の上方側)を向きやすくなる。
ここで、側導入部46が、斜めに傾斜する方向は、開口部44が偏って形成される方向と同じであるものとする。
これにより、固定具10による縫合糸30の挟持操作がなされるのに先立って、側導入部46から開口部44へと導入された縫合糸30が、挟持操作中などに再び側導入部46から抜けて出てしまうのを抑制することができる。
なお、開口部44は、ケース部12または挿入部14に形成されていてもよい。
すなわち、開口部44は、側導入部46に連続してヘッド部36側に偏って形成されている。
開口部44の中心部より先に側導入部46がケース部12で塞がれるので、この時点で開口部44内の縫合糸30は側導入部46から抜け出ることは抑止される。
すなわち、図7(a)に示すように、初期段階からわずかに押し込んだ状態で、縫合糸30が開口部44から離脱するための経路である側導入部46を初期の操作段階で塞ぐことができるので、開口部44内に導入された縫合糸30が開口部44から離脱してしまうのを有効に抑止することができる。
爪部52は爪受部62に到達すると、凹部24の側面による押圧から開放されるので、腕部48および爪部52は初期段階の位置に戻り、図7(b)に示すように、爪部52が爪受部62に掛合される(第二の位置)。以下、爪部52が爪受部62に掛合された状態を「第二の掛合状態」という。
これにより、固定具10は、摺動段階が浅い位置(第一の位置)と深い位置(第二の位置)それぞれでケース部12および挿入部14の摺動移動のロックをかけることができる。また、第一の位置でロックが掛けられた初期段階で側導入部46は開放されているので、縫合糸30を開口部44に導入することができる。このとき、側導入部46とケース部12のケース口端部58(図4参照)とは近接している。このため、ケース部12および挿入部14を近づく方向にわずかに押しこむ操作を行うことにより、側導入部46が凹部24内に収納される。これにより、開口部44に導入された縫合糸30が脱落するのを有効に回避することができる。
このとき、移動禁止部66が側端部56(図4の斜線部)に当接するので、ケース部12および挿入部14はこれ以上互いに近づく方向には摺動されず、縫合糸30は最も強固に挟持された状態となる。
これにより、ケース部12および挿入部14は、互いに近づく方向への摺動と共に、その反対方向である互いに遠ざかる方向に摺動することが抑止される。すなわち、縫合糸30がケース部12および挿入部14により最も強固に挟持された挟持状態が緩んでしまうのを抑止することができる。
また、ケース部12または挿入部14それぞれに形成された互いに対応する爪部52または爪受部62、64がそれぞれ反対に形成された構成であってもよい。
具体的には、図7(a)、図7(b)に示すように、爪受部62、64の外側(ケース部12の外側)から、爪受部62、64に掛合している爪部52を押し出すことで、爪部52および爪受部62、または爪部52および爪受部62の掛合状態を解除することができる。
ケース部12に形成された爪受部62、64は奥まっていて不用意に解除操作を行うことができないが、固定具10による糸挟持状態を解除する場合や、縫合糸30の挟持場所を変更する場合などに利用できる。
図12は、本発明の第二実施形態である固定具11の糸挟持状態を示す断面図である。本実施形態の固定具11では、固定具10と共通の要素には同じ参照番号を付すとともに、第一実施形態と重複する説明は適宜省略する。
固定具11では、挿入部14のヘッド部36bが、板状部34の厚み方向の一方の側に突出して形成されている。ここで、固定具11がヘッド部36bを体表310に向けて使用される場合、図12に示すように、導出部16から導出された縫合糸30は底面22に対して平行に延在し、更に、縫合糸30の先端部31は縫合糸30の自重により体表310側に降下している。
固定具11では、実施形態1で上延長部72に連続して起立したヘッド部36a(図1参照)が形成されていないため、導出部16の曲折方向の前方は完全に開放される。
このため、導出部16から導出された縫合糸30の延在方向を、体表310により近づく向きに延在させることが可能となる。
本発明の固定具に関する各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
(1)体表に載置される底面と、当該底面に交差する方向に糸をガイドする糸ガイド部と、前記底面に沿って相互に近づく方向に摺動することで前記糸を挟持する第一挟持部および第二挟持部と、ガイドされた前記糸を前記底面に対して略平行な曲折方向に折り曲げる曲折部と、前記糸を挟持している前記第一挟持部および前記第二挟持部の前記摺動を禁止する移動禁止部と、折り曲げられた前記糸を前記曲折方向に導出する導出部とを備え、前記移動禁止部により前記摺動が禁止された状態で前記導出部に対する前記曲折方向の前方が開放されていることを特徴とする固定具。
(2)前記第一挟持部は、前記第二挟持部の一部が摺動して収容される凹部を有し、
前記第二挟持部は、前記一部から厚み方向の一方の側または両側に突出して形成されたヘッド部を有し、前記移動禁止部により前記摺動が禁止された状態で前記導出部と前記ヘッド部との間に前記曲折方向に所定幅の空隙が形成されることにより前記導出部に対する前記曲折方向の前方が開放されている(1)に記載の固定具。
(3)前記第一挟持部が前記底面を有し、当該底面と前記ヘッド部の下面とが略同一平面上に形成されている(2)に記載の固定具。
(4)前記第二挟持部の厚み方向の両側に突出して形成された前記ヘッド部が前記導出部の前記前方に対向して起立する起立面を有し、前記起立面が滑らかに湾曲して起立している(2)または(3)に記載の固定具。
(5)前記導出部を通り前記ヘッド部に接する接線と前記底面との成す角度が45度未満である(2)から(4)のいずれか一項に記載の固定具。
(6)前記第二挟持部は、前記第一挟持部の前記凹部に収容される板状部を前記一部として有し、前記板状部は、前記底面に交差する方向に貫通した所定の径の開口部を前記糸ガイド部として備えると共に、当該開口部から前記板状部の側方に向かって前記開口部に連通して設けられ前記開口部よりも細幅に開口している側導入部を備え、前記開口部は、前記側導入部における幅方向の一方側に偏って開口している(2)から(5)のいずれか一項に記載の固定具。
(7)前記開口部は、前記側導入部における幅方向の一方側であり前記第二挟持部に対して前記第一挟持部が摺動する方向側に偏って開口している(6)に記載の固定具。
12 ケース部
14 挿入部
15 曲折部
16 導出部
18 導入部
22、22a、22b 底面
24 凹部
26 下端
30 縫合糸
31 先端部
32、32a、32b 直線溝
34 板状部
36、36a、36b ヘッド部
42 直線凸条部
44 開口部
46 側導入部
48 腕部
52 爪部
56、56a、56b 側端部
58、58a、58b ケース口端部
62、64 爪受部
66、66a、66b 移動禁止部
72 上延長部
74 下延長部
120 開口縁
121 内主面部
123 内主面部
128 底部
141 下主面部
143 上主面部
147 側面
200 固定部材
210 係止部
310 体表
320 胃壁
361 起立面
461 側方開口部
Claims (7)
- 体表に載置される底面と、当該底面に交差する方向に糸をガイドする糸ガイド部と、前記底面に沿って相互に近づく方向に摺動することで前記糸を挟持する第一挟持部および第二挟持部と、ガイドされた前記糸を前記底面に対して略平行な曲折方向に折り曲げる曲折部と、
前記糸を挟持している前記第一挟持部および前記第二挟持部の前記摺動を禁止する移動禁止部と、
折り曲げられた前記糸を前記曲折方向に導出する導出部とを備え、
前記移動禁止部により前記摺動が禁止された状態で前記導出部に対する前記曲折方向の前方が開放されていることを特徴とする固定具。 - 前記第一挟持部は、前記第二挟持部の一部が摺動して収容される凹部を有し、
前記第二挟持部は、前記一部から厚み方向の一方の側または両側に突出して形成されたヘッド部を有し、
前記移動禁止部により前記摺動が禁止された状態で前記導出部と前記ヘッド部との間に前記曲折方向に所定幅の空隙が形成されることにより前記導出部に対する前記曲折方向の前方が開放されている請求項1に記載の固定具。 - 前記第一挟持部が前記底面を有し、当該底面と前記ヘッド部の下面とが略同一平面上に形成されている請求項2に記載の固定具。
- 前記第二挟持部の厚み方向の両側に突出して形成された前記ヘッド部が前記導出部の前記前方に対向して起立する起立面を有し、前記起立面が滑らかに湾曲して起立している請求項2または3に記載の固定具。
- 前記導出部を通り前記ヘッド部に接する接線と前記底面との成す角度が45度未満である請求項2から4のいずれか一項に記載の固定具。
- 前記第二挟持部は、前記第一挟持部の前記凹部に収容される板状部を前記一部として有し、
前記板状部は、前記底面に交差する方向に貫通した所定の径の開口部を前記糸ガイド部として備えると共に、当該開口部から前記板状部の側方に向かって前記開口部に連通して設けられ前記開口部よりも細幅に開口している側導入部を備え、
前記開口部は、前記側導入部における幅方向の一方側に偏って開口している請求項2から5のいずれか一項に記載の固定具。 - 前記開口部は、前記側導入部における幅方向の一方側であり前記第二挟持部に対して前記第一挟持部が摺動する方向側に偏って開口している請求項6に記載の固定具。
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