JP2016186732A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】サービスが対象商品以外の他の商品の販売登録時に読み取られた場合にも、他の商品に繰り返しそのサービスが付加される重複利用を自動的に判定できる情報処理装置及びプログラムを提供することである。
【解決手段】実施形態の情報処理装置は、撮像画像を取り込む手段と、その画像から客の購入商品の商品情報及び商品のサービス情報を含むサービス表示情報を読み取る手段と、上記商品情報及び上記サービス表示情報を記憶する手段と、販売登録前の商品の商品情報と共に読み取られる第一のサービス表示情報と、販売登録済みの商品の第二のサービス表示情報とを比較し、それらの一致度から、上記販売登録前の商品に上記第一のサービス表示情報のサービス情報を付加するか判定する手段と、上記サービス情報を付加する判定により、上記サービス情報を付加した情報を上記販売登録処理する情報として出力する手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等の小売店では、生鮮品の廃棄ロスを削減するために、閉店時間が近づくと商品を値引きして販売することがしばしば行われている。この場合、店側は、値引額や割引率などを表示した値引ラベルを商品に貼付して、顧客に値引商品であることを明示している。POS(Point of Sales)端末のオペレータは、客が購入する商品のバーコードと値引ラベルとをカメラで読み取り、商品の値引処理を自動的に行う。例えば、特許文献1には、POS端末のオペレータがカメラで商品のバーコードを撮像し、タイマーがタイムアウトするまでの間に撮像画像中に値引ラベルが検出されると、商品の値引処理が自動的に行われる技術が開示されている。
ところで、カメラで商品のバーコードを読み取る場合、カメラが撮像する撮像エリアの位置や範囲などの関係から、そのときの読取りの対象ではない商品が撮像エリアに映り込むことがある。例えば買い物かごに入れるなどした、販売登録前又は販売登録後の客が購入する商品である。そこで、その商品に値引ラベルが貼付されていると、これから販売登録を行う各商品のバーコードをカメラで読み取らせる度に上記値引ラベルも自動的に読み取られてしまう。この場合、本来値引の対象となっている商品に加え、別の商品までも値引の対象として登録され、2重、3重に値引されてしまうことになる。
本発明が解決しようとする課題は、値引ラベルなどで示されるサービスが対象商品以外の他の商品の販売登録時に読み取られた場合でも、他の商品に繰り返しそのサービスが付加される重複利用を自動的に判定できる情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、撮像手段により撮像された画像を取り込む画像取込手段と、上記画像取込手段により取り込まれた上記画像から客が購入する商品に係る商品情報及び商品のサービス内容を示すサービス情報を含むサービス表示情報を読み取る読取手段と、上記読取手段により読み取られた上記商品情報及び上記サービス表示情報を記憶する記憶手段と、上記読取手段により販売登録前の商品の商品情報と共に読み取られる第一のサービス表示情報と、上記記憶手段により記憶されている販売登録済みの商品の第二のサービス表示情報とを比較し、上記第一のサービス表示情報と上記第二のサービス表示情報の一致度から、上記販売登録前の商品を販売登録処理する情報に上記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加するかを判定するサービス情報付加判定手段と、上記サービス情報付加判定手段により上記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加すると判定されると、上記販売登録前の商品の上記記憶手段に記憶されている商品情報に上記第一のサービス表示情報に含まれるサービス情報を付加した情報を上記販売登録処理する情報として出力する情報出力手段と、を備える。
図1は、実施形態に係るチェックアウトレーンシステムの概略斜視図である。 図2は、コード読取装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、サービス表示ラベルの一例を示す図である。 図4は、ラベル特徴テーブルの説明図である。 図5は、「サービス表示情報」のデータ構成例を示す図である。 図6は、コード読取装置の読取処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、カメラの撮像エリア内の撮像対象物についての説明図である。 図8は、変形例1に係る、画像データ内の大きさの異なるサービス表示ラベルについての説明図である。 図9は、画像データ内の回転角の異なるサービス表示ラベルについての説明図である。 図10は、「サービス表示情報」のデータ構成の一例を示す図である。 図11は、コード読取装置の読取処理手順の一例を示すフローチャート(追加分)である。
以下、添付図面を参照して情報処理装置及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
(実施形態)
本実施形態では、係る情報処理装置として、チェックアウトレーンシステムのコード読取装置に対する適用例を示す。
図1は、実施形態のコード読取装置2を備えたチェックアウトレーンシステム4の構成を概略的に示す斜視図である。図1に示すように、チェックアウトレーンシステム4は、商品を入れた買い物かごを戴置するためのサッカー台1と、サッカー台1の略中央に立設されたコード読取装置2と、コード読取装置2と図示しない伝送路によって相互通信可能に接続されたPOS端末3とを備えている。
POS端末3は、客が購入する商品の販売登録を行うものである。図1に示すように、POS端末3には、キーボード31、オペレータ用の表示器32、客用の表示器33、レシート印字等を行うプリンタ34、現金等を収容するためのドロワ35等が設けられている。キーボード31には、商品代金の決済に必要な締めキー等が配設されている。POS端末3は、この種のチェックアウトレーンシステムで標準的に使用されているPOS端末と同様の構成と機能とを備えている。
コード読取装置2は、商品に貼付されたバーコードを読み取って、バーコードに含まれる商品情報をPOS端末3に出力するための装置である。図1に示すように、コード読取装置2は、読取窓21と、キーボード22と、ディスプレイ23と、表示LED24と、ブザー25とを主に備えている。キーボード22は、バーコードで登録不能な商品の登録を行う場合に、各種キーによる入力を受付ける。ディスプレイ23は、登録された商品の品名や価格等を買い物客に対して表示する。表示LED24は、商品に貼付されたバーコードが読み取られた場合に点灯して、バーコードが読み取られていることをオペレータに報知する。ブザー25は、商品に貼付されたバーコードが読み取られた場合にブザー音を鳴らして、オペレータに報知する。読取窓21が設けられたコード読取装置2の内部には、カメラ20(図2参照)が内蔵されている。カメラ20は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)などのイメージセンサを備えている。
図2は、コード読取装置2の構成を示すブロック図である。コード読取装置2は、CPU50と、ROM42と、RAM43と、通信I/F44と、出力ポート46と、キーボードコントローラ47と、表示コントローラ48と、カメラコントローラ49と、メモリ45とを主に備えており、これらをアドレスバス、データバスなどのバスライン41で接続して構成されている。
CPU50は、コード読取装置2の動作全体を制御する制御部として機能する。ROM42は、本実施の形態にかかるプログラム(サービス情報付加判定プログラム)や、CPU50の動作を制御するその他のプログラム等を記憶している。RAM43は、CPU50がROM42の記憶する各種プログラムを展開する際にワークエリアとして機能するものである。また、RAM43は、カメラ20によって撮像した画像データや、バーコードデータや、サービス表示データ(後述するサービス表示情報)などの各種データを格納する。
通信I/F44は、バスを介して接続されたPOS端末3(図1参照)とのデータ通信を制御する。出力ポート46は、ブザー25と表示LED24に駆動信号を出力する。キーボードコントローラ47は、キーボード22からキー信号を取り込む。表示コントローラ48は、ディスプレイ23に対するデータ表示を制御する。カメラコントローラ49は、カメラ20の撮像動作を制御する。
カメラ20は、商品に付されたバーコードまたは二次元コード等のコードシンボルや、値引、値引率、ポイント付加等のサービスを表示したラベル(以下、サービス表示ラベルと呼ぶ)などを撮像する。
ここで、サービス表示ラベルの一例を示す。
図3は、そのサービス表示ラベルの一例を示す図である。
図3(a)は、「表示価格より10円引き」の文字がプリントされた値引ラベルL1を一例として示したものである。
図3(b)は、「表示価格より10%引き」の文字がプリントされた値引ラベルL2を一例として示したものである。
図3(c)は、「ポイント割増サービス10ポイント」の文字がプリントされたポイント付与ラベルL3を一例として示したものである。
なお、図3において矩形のラベルを示しているが、ラベルの形状は適宜変形しても良い。
不揮発性のメモリ45は、サービス表示ラベルの特徴と、サービス表示ラベルが示すサービスの内容を対応付けたラベル特徴テーブルTを格納している。
図4は、ラベル特徴テーブルTを説明する図である。図4に示すように、ラベル特徴テーブルTは、サービス表示ラベルが含む文字やシンボルの特徴を示したラベル特徴データと、当該サービス表示ラベルによって商品に付与されるサービス情報とを対応付けて記憶している。
より詳細には、ラベル特徴データとは、サービス表示ラベルからOCR等の文字認識処理によって抽出される情報のことである。即ち、図3(a)に示す「表示価格より10円引き」と記載された値引ラベルL1については、図4のラベル特徴テーブルTのNo.1のラベル特徴データに示す「10、円、引」という情報が文字認識処理によって抽出される。同様に、図3(b)(c)に示すラベルL2、L3についても、図4のNo.2、No.3のラベル特徴データに示す「10、%、引」「10、ポイント」という割引やポイント付与に関する情報が抽出される。
サービス情報とは、サービス表示ラベルから読み取った値引情報やポイント付与情報などのサービスに関する情報を、POS端末3の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。即ち、図4に示すように、ラベル特徴データ「10、円、引」に対しては、10円の値引を意味するサービス情報「−10YEN」が対応付けて記憶されている。また、ラベル特徴データ「10、%、引」に対しては、10%の割引を意味するサービス情報「−10%」が対応付けて記憶されている。更に、ラベル特徴データ「10、ポイント」に対しては、10ポイントのポイント割増を意味するサービス情報「+10P」が対応付けて記憶されている。
次に、本実施の形態のコード読取装置2が有する主な機能について説明する。CPU50は、ROM42が記憶する各種プログラムをRAM43に展開して実行することにより図2に示す機能を実現する。図2には、画像データ取込部51と、バーコード読取部52と、ラベル読取部53と、サービス情報付加判定部54と、情報出力部55と、報知部56を示している。
画像データ取込部51は、カメラコントローラ49に撮像オン信号を出力してカメラ20に撮像動作を開始させる。画像データ取込部51は、カメラ20が撮像した撮像エリア70内の画像データを取り込んで、RAM43の画像ワークエリアに格納する。
バーコード読取部52は、画像データ取込部51がRAM43の画像ワークエリアに格納した画像データから、客が買い上げる商品に添付されたバーコードの画像を検出する。そして、検出したバーコードの画像から商品情報を読み取るバーコード読取処理を行う。
より詳細には、バーコード読取部52は、RAM43の画像ワークエリアに格納された画像データを2値化し、2値化したデータ内のバーコードに関するデータ領域を検出する。バーコード読取部52は、取り込んだ画像データにおいてバーコードに関するデータ領域を検出した場合に、バーコードをデコードしてバーコードデータ(JANコード)を、商品の商品情報として読み取る。バーコードデータは、メーカーコードや、商品情報としての商品コードや、チェックデジット等を含んでいる。バーコード読取部52は、読み取ったバーコードデータをRAM43のバーコードワークエリアに格納する。
ラベル読取部53は、画像データ取込部51がRAM43の画像ワークエリアに格納した画像データに対して、サービス表示ラベルの画像を検出するラベル読取処理を行う。ラベル読取部53は、サービス表示ラベルの画像を検出すると、そのサービス表示ラベルの「サービス表示情報」を読み取る。「サービス表示情報」とは、サービス表示ラベルに係る情報のことを総称する用語である。ここでは、「サービス表示情報」として、画像データ上のサービス表示ラベルの「位置情報」やサービスコード(サービス情報(図4参照)をもつコード)を読み取る。
より具体的には、ラベル読取部53は、タイマー57を起動し、タイマー57がタイムアウトするまでの一定期間、RAM43の画像ワークエリアに格納された画像データに対して、サービス表示ラベルの外形形状のパターン認識処理を行う。ラベル読取部53は、そのパターン認識処理によりサービス表示ラベルを検出すると、画像データ上のサービス表示ラベルの位置情報をRAM43のサービスワークエリアに格納する。
更に、ラベル読取部53は、パターン認識処理によりサービス表示ラベルを検出すると、サービス表示ラベルのエリアを対象にOCR(Optical Character Reader)等の文字認識処理を行う。続いて、ラベル読取部53は、文字認識処理により得られたサービス表示ラベルが含む文字や絵やシンボル等の特徴と、ラベル特徴テーブルTのラベル特徴データ(図4参照)とを照合する。一致するラベル特徴データを抽出した場合、該当するサービス情報をラベル特徴テーブルTから読み取る。その後、ラベル読取部53は、読み取ったサービス情報をコード化してサービスコード(サービスコードデータ)を生成し、RAM43のサービスコードワークエリアに格納する。サービスコードは、例えば値引額や値引率や付与ポイント数など提供されるサービスの種類を設定するフラグと、提供されるサービスの値(「−10YEN」等)を示すデータなどで構成することができる。
ここで、RAM43のサービスワークエリアで記憶する「サービス表示情報」の構成について示す。
図5は、RAM43のサービスワークエリアで記憶する「サービス表示情報」のデータ構成の一例を示す図である。データ部Dは、サービス表示ラベルの検出によって読み取られる「サービス表示情報」のデータ構成例を示すものである。本例では位置情報部d1、サービスコード部d2、及びカウント部d3を有する構成となる。
位置情報部d1には、ラベル読取部53がパターン認識処理で検出する、画像データ上のサービス表示ラベルの位置情報が入る。
サービスコード部d2には、ラベル読取部53が文字認識処理等で取得するサービスコードが入る。
カウント部d3には、次に説明するサービス情報付加判定部54の判定にて用いられるサービス使用回数の値(カウント値)が入る。
客が購入する商品の一点をカメラ20で撮像し、その画像データからラベル読取部がサービス表示ラベルを検出するごとに、データ部Dで示す一件分のデータが追加生成される。また、締めの処理により、客の一取引分の販売登録において生成されたデータ部D(0〜複数件)が全てクリアされる。
図3の説明に戻り、続きを説明する。
サービス情報付加判定部54は、ラベル読取部53が検出し、RAM43のサービスワークエリアに格納した販売登録中の商品のサービス表示情報を、その取引内で発生した他のサービス表示情報と比較する。サービス情報付加判定部54は、この比較により、ラベル読取部53が読み取ったサービス表示ラベルのサービスコードを、販売登録中の商品を販売登録処理するための情報に付加するかを判定する。
より具体的に、一取引内の商品登録処理において、ラベル読取部53では各商品の商品登録処理の度にサービス表示ラベルの検出処理が行われる。そこで、サービス表示ラベルが検出されると、ラベル読取部53により、サービス表示情報の位置情報とサービスコードがそれぞれデータ部D(図5参照)の位置情報部d1とサービスコード部d2としてRAM43のサービスワークエリアに格納される。
サービス情報付加判定部54は、ラベル読取部53が新たに読み取ったサービス表示ラベルの位置情報と、データ部Dとして残っているサービス表示ラベルの位置情報(登録済み商品のもの)の距離を算出する。例えば中心位置や重心位置の距離などを算出する。更に、サービス情報付加判定部54は、その距離を予め定めた閾値と比較する。そして、その距離が閾値以内である場合に、新たに読み取られたサービス表示ラベルは既に別の商品で値引処理されたものと同一性が高いと判定する。また、サービス情報付加判定部54は、閾値以内の距離のものが無かった場合、その同一性は低いと判定し、販売登録中の商品にサービスコードを付加する判定を行う。
また、サービス情報付加判定部54は、位置情報の比較により同一性が高いと判定したデータ部Dの位置情報部d1の対応するサービスコード部d2に対して次の処理を行う。サービス情報付加判定部54は、ラベル読取部53が読み取った上記サービスコードと、データ部Dの上記サービスコードd2の値を比較する。そして、サービス情報付加判定部54は互いのサービスコードが一致する場合に、新たに読み取られたサービス表示ラベルは既に別の商品で値引処理されたものであると判定する。また、サービス情報付加判定部54は、互いにサービスコードが一致するものがなかった場合に、同一性は低いと判定し、販売登録中の商品にサービスコードを付加する判定を行う。
更に、本実施形態においてサービス情報付加判定部54は、新たに読み取られたサービス表示ラベルが既に別の商品で値引処理されたものであっても、それによる所定回数までの重複値引を許容する。
そこで、サービス情報付加判定部54は、同一サービス表示ラベルにより複数の商品に渡って重複して値引きした回数をカウントする。そして、その使用回数が上限値(本例では1度の重複を許容する2回とする)に達するまで、販売登録中の商品に同一サービス表示ラベルのサービスコードを付加する判定を行う。サービス情報付加判定部54はカウント値が上限値に達すると、その旨をオペレータに報知し、RAM43の画像ワークエリア、バーコードワークエリアのデータをクリアする。
サービス情報付加判定部54はカウント値の設定や読取にデータ部D(図5参照)のカウント部d3を利用する。サービス情報付加判定部54は、位置情報及びサービスコードが一致する場合、データ部D3の該当データのカウント部d3の値をインクリメントする。本例ではデフォルトでカウント部d3に値「0」が設定されるものとし、そこから「1」ずつ増加させる。なお、新たに読み取った方のデータは重複データとなるため削除する。
情報出力部55は、サービス情報付加判定部54の判定が「販売登録中の商品にサービスコードを付加する判定」であった場合に、当該サービスコードをバーコードデータに結合して複合コードを生成する。そして、その複合コードを、販売登録中の商品の販売登録処理するための情報としてPOS端末3に出力する。複合コードは、例えばスタートコードで始まり、バーコードデータと、サービスコードと、サービスコードのチェックデジットと、複合コードのチェックデジットとを含み、ストップコードで終わるコードなどである。
POS端末3は、コード読取装置2から受け取った上記複合コードに基づいて、客の購入対象とする商品にサービスコードの示すサービスを付与した販売登録を行う。具体的に、POS端末3は、POS端末3または店舗内のホスト端末(不図示)が保持する商品マスタ等を参照して、複合コードのバーコードデータに対応する商品の価格を読み込む。更に、POS端末3は、複合コードのサービスコードに基づいて、読み込んだ価格から10円値引や10%値引きなどのサービス処理をして、商品の販売登録を行う。
報知部56は、バーコード読取部52がバーコードを読み取った場合に、バーコードが検出された状態にあることをオペレータに報知するため、バーコードオン信号を出力して表示LED24を発光させる。また、報知部56は、情報出力部55がPOS端末3に対して複合コード、或いはバーコードデータを出力した場合に、バーコードオフ信号を出力して表示LED24を消灯する。
更に、報知部56は、情報出力部55がPOS端末3にバーコードデータを出力した場合には、ブザー25を駆動して、バーコードラベルのみが読み取られ、サービス表示ラベルは読み取られなかったことを示す第1のブザー音(例えば“ピッ”)を鳴らす。
また、報知部56は、情報出力部55がPOS端末3に複合データを出力した場合には、ブザー25を駆動して、バーコードラベル及びサービス表示ラベルの双方が読み取られたことを示す第2のブザー音(例えば“ピッ、ピッ”)を鳴らす。
更に、報知部56は、サービス情報付加判定部54が報知信号を出力した場合には、撮像エリア外に登録済みの商品を移動させることをオペレータに促す第3のブザー音(例えば、“ピー”)を所定時間鳴らす。
次に、コード読取装置2が行う商品の販売登録処理について説明する。
図6は、コード読取装置2による、バーコード及びサービス表示ラベルの読取処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートには、サービス情報付加判定などの処理が含まれている。
コード読取装置2のCPU50は、POS端末3からのコマンドにより業務起動が指令されると、読取処理を開始する。
先ず、画像データ取込部51は、カメラコントローラ49に撮像オン信号を出力し、カメラ20による撮像動作を開始させる(ステップS1)。
続いて、画像データ取込部51は、カメラ20が撮像した画像データをRAM43の画像ワークエリアに取り込む(ステップS2)。
バーコード読取部52は、画像データがRAM43の画像ワークエリアに取り込まれるとバーコード読取処理を開始する(ステップS3)。
続いて、バーコード読取部52は、バーコード読取処理の結果に基づきバーコードを検出したか否かを判断する(ステップS4)。バーコード読取部52がバーコードを検出しない場合(ステップS4:No)、バーコード取込部51によるカメラ20からの画像データの取り込みが続けられる(ステップS2)。
一方、バーコード読取部52がバーコードを検出すると(ステップS4:Yes)、ラベル読取部53がラベル読取処理を時間制限するタイマー57を起動する(ステップS5)。更に、報知部56がバーコードオン信号を出力する(ステップS6)。この出力により、表示LED24が点灯し、バーコードの検出をオペレータが認識する。
次に、バーコードが検出された画像データを対象に、ラベル読取部53がラベル読取処理を開始する(ステップS7)。
続いて、ラベル読取部53は上記ラベル読取処理によりサービス表示ラベルを検出したか否かを判断する(ステップS8)。
ここで、ラベル読取部53がサービス表示ラベルを検出しないと判断したとする(ステップS8:No)。その場合、ラベル読取部53は、ステップS5で起動したタイマー57がタイムアウトしているか否かを判断する(ステップS9)。
タイマー57がタイムアウトしていない場合(ステップS9:No)、ラベル読取部53は画像データ取込部51を制御して、画像データの取り込みを新たに行わせる(ステップS10)。その新たに取り込まれた画像に対して、ラベル読取部53がラベル読取処理を行う(ステップS7)。
一方、タイマー57がタイムアウトしたとする(ステップS9:Yes)。その場合には、情報出力部55がRAM43のバーコードワークエリアに格納されているバーコードデータを、通信インタフェース44を介してPOS端末3に伝送する(ステップS11)。これに続いて報知部56はブザー25を駆動して第1のブザー音を鳴らし(ステップS12)、更にバーコードオフ信号を出力してLED等の表示器を消灯する(ステップS13)。
その後、CPU50は、POS端末3からのコマンドにより業務終了が指令されたか否かを判断する(ステップS14)。業務終了が指令されていない場合には(ステップS14:No)、ステップS2に戻り、次の商品を対象とする販売登録の処理を開始する。なお、業務終了が指令された場合には(ステップS14:Yes)、カメラコントローラ49に撮像オフ信号を出力し(ステップS15)、カメラ20による撮像動作を終了する。
ステップS8においてラベル読取部53がサービス表示ラベルを検出したと判断した場合には(ステップS8:Yes)、CPU50は次に示す動作を行う。
先ず、ラベル読取部53が画像データ上のサービス表示ラベルの位置情報を取得し、その位置情報とサービスコードとをRAM43のサービスラベルワークエリアにデータ部D(図5参照)として格納する(ステップS16)。
続いて、サービス情報付加判定部54が、ステップS16において格納したデータ部の位置情報部の値(第一の位置情報)と、一取引内の商品登録処理において生成された他のデータ部の位置情報部の値(第二の位置情報)とを比較し、同一性を判定する(ステップS17)。この判定で、サービス情報付加判定部54は、第一の位置情報と第二の位置情報の相互距離を算出する。そして、算出結果から所定の閾値(近接範囲を設定した値)以内にあるものを検出した場合に、同一性が高いものと判定する(ステップS17:Yes)。一方、各相互距離が近接範囲を示す閾値を超えている場合に、同一性無しと判定する(ステップS17:No)。
ここで、ステップS17で同一性無しと判定されたとする。この場合、情報出力部55は、RAM43のバーコードデータとサービスコードとから、複合コードを生成する(ステップS18)。そして、情報出力部55は、生成した複合コードを通信インタフェース44を介してPOS端末3に伝送する(ステップS19)。これに続いて報知部56はブザー25を駆動して第2のブザー音を鳴らし(ステップS20)、更にバーコードオフ信号を出力してLED等の表示器を消灯する(ステップS21)。
ステップS21の後は、ステップS14の処理に移行し、CPU50が業務終了か否かの判定を行う。業務終了ではない場合、(ステップS14:No)、ステップS2に戻り、次の商品を対象とする販売登録の処理を開始する。
一方、ステップS17で同一性が高いものとして判定されたとする(Yes)。その場合、サービス情報付加判定部54は、ステップS16において格納したデータ部のサービスコード部の値(第一のサービスコード)と、一取引内の商品登録処理において生成された他のデータ部のサービスコード部の値(第二のサービスコード)とを比較し、同一性を判定する(ステップS22)。この判定で、サービス情報付加判定部54はサービスコードが一致するかを判定する。
ステップS22で、サービスコードが不一致となり、同一性が無いと判定されたとする(ステップS22:No)。その場合、ステップS18に処理が移行し、上述したように複合コードが生成され、POS端末3へ複合コードの伝送などが行われる。
一方、ステップS22で、サービスコードが一致し、同一性があると判定されたとする(ステップS22:Yes)。その場合、サービス情報付加判定部54は、サービスコードが一致するデータ部のカウンタの値をインクリメントし、値「0」から値「1」にする(S23)。ステップS16において格納したサービスコードや位置情報を含むデータは、RAM43のサービスラベルワークエリアから消去する。
次に、サービス情報付加判定部54はステップS23でインクリメントしたカウント値が上限値(本例ではカウント値「2」)に達したか否かを判定する(S24)。
サービス情報付加判定部54がステップS24で上限値未満と判定したとする(ステップS24:No)。その場合、ステップS18に処理が移行し、ステップS18からの処理として上述したように複合コードの生成や伝送などが行われる。
一方、サービス情報付加判定部54がステップS24で上限値に達したと判定したとする(ステップS24:Yes)。その場合、報知部56がブザー25を駆動して第3のブザー音を鳴らす(S25)。この報知は、新たに読み取られたサービス表示ラベルは既に別の商品で値引処理されたものであることを示すものである。この報知により、登録処理を終えた商品に添付されているサービス表示ラベルが撮像エリアに映り込んだままになっていることにオペレータは気が付くことができる。オペレータは、その報知により、撮像エリア内の登録済みの商品を撮像エリア外へ移動するなどして、上限値を超えたサービス表示ラベルの繰り返しの使用を回避する。
ステップS25の処理後、サービス情報付加判定部54は、RAM43の画像ワークエリア及びバーコードワークエリアのデータをクリアし(ステップS26)、ステップS21の処理に移行する。
移行後は、ステップS14でNo判定となり、ステップS2に処理が移行し、新たにカメラ20による撮像が行われることになる。そして、上述したステップS16〜S26の過程を経て、販売登録処理中にサービス表示ラベルの使用が上限値に達したことにより消去された商品の販売登録情報を再び生成する。そして、生成した販売登録情報をPOS端末に出力する。
次に、上記サービス情報付加判定の処理について、カメラ20の撮像エリアの撮像対象物の変化の点から説明する。
図7は、カメラ20の撮像エリア内の撮像対象物を示す図である。商品のバーコードを読み取らせるときの撮像オン状態時の3ショット(図7(a)、図7(b)、図7(c))を示している。図中に示す矩形線で囲むエリア70aがカメラ20の撮像エリアである。
図7(a)に示す撮像エリア70aには、サッカー台上に載置された買い物かごP1の一部が映り込んでいる。買物かごP1の中には直前に商品登録を終え、買い物かごP1に移された値引ラベル付きの商品(本例では「10円引」の値引ラベルL10が貼付された牛乳パックM1)が収められている。図7(a)に示す配置では、牛乳パックM1の上部に添付された値引ラベルL10が撮像エリア70aに映り込んだままになってしまっている。
図7(b)は、オペレータが次に登録を行う商品のバーコード(本例ではカップ麺M2のバーコードB1)を撮像エリア70aにかざしたときの状態を示している。カップ麺M2の背景には登録済みの牛乳パックM1の値引ラベルL10が映り込んだままとなっている。
図7(c)は、オペレータがカップ麺M2の次に登録を行う商品のバーコード(本例では菓子ケースM3のバーコードB2)を撮像エリア70aにかざしたときの状態を示している。菓子ケースM3の背景には図7(b)と同様に登録済みの牛乳パックM1の値引ラベルL10が映り込んだままとなっている。
図7(a)の状態では、商品のバーコードが検出されないため、バーコード読取部52がステップS2〜ステップS4(No)を繰り返す待機状態となる。
図7(b)の状態では、バーコード読取部52がカップ麺M2のバーコードB1を読み取ることができるので、続いてラベル読取部53がサービス表示ラベルの検出を行う(S4:Yes)。
図7(b)の状態において、カップ麺M2の背景に牛乳パックM1の値引ラベルL10が映り込んでいる。このため、ラベル読取部53は、値引ラベルL10を検出し、値引ラベルの位置情報とサービスコードを読み取る(ステップS7、ステップS8:Yes)。
サービス情報付加判定部54は値引ラベルL10のサービス情報を付加するかの判定を行う。サービス情報付加判定部54は、RAM43のデータ部D(図5参照)を調べ、この例では牛乳パックM1の商品登録時に生成したデータの位置情報がラベル読取部53で読み取った位置情報に近接すると判定する(ステップS17:Yes)。
サービス情報付加判定部54は更に、データ部Dの牛乳パックM1の商品登録時に生成したデータのサービスコードとラベル読取部53で読み取ったサービスコードとを比較する。そして、この例では一致と判定する(ステップS18)。
続いてサービス情報付加判定部54は、データ部Dの牛乳パックM1の商品登録時に生成したデータのカウント値をインクリメントし、値「0」から値「1」にする(ステップS23)。このとき、カウント値は上限値「2」に達していない。そのため、サービス情報付加判定部54はカップ麺M2の商品登録処理として牛乳パックM1の値引ラベルL10の「10円値引き」を許可する判定を行う(S24:No)。
図7(c)の状態では、バーコード読取部52が菓子ケースM3のバーコードB2を読み取るため、ラベル読取部53がサービス表示ラベルの検出を行う(S4:Yes)。
図7(c)の状態でも、図7(b)の状態の手続きと同様に菓子ケースM3の背景に牛乳パックM1の値引ラベルL10が映り込んでいる。このため、ラベル読取部53は、値引ラベルL10を検出し、値引ラベルの位置情報とサービスコードを読み取る(ステップS7、ステップS8:Yes)。
サービス情報付加判定部54は値引ラベルL10のサービス情報を付加するかの判定を行う。ここでも、図7(b)の状態の手続きと同様に、位置情報が近接し、サービスコードが一致すると判定する(ステップS17:Yes、ステップS18:Yes)。従って、図7(b)の状態の手続きと同様に、サービス情報付加判定部54は、データ部Dの牛乳パックM1の商品登録時に生成したデータのカウント値をインクリメントし、値「1」から値「2」にする(ステップS23)。このとき、カウント値は上限値「2」に達している。そのため、サービス情報付加判定部54は菓子ケースM3の商品登録処理として牛乳パックM1の値引ラベルL10の「10円値引き」を許可しない判定を行う(S24:Yes)。これにより、報知部56がブザーを制御して第3の警報音を鳴らす。
この報知により、オペレータは、撮像エリア70a内の登録済みの牛乳パックM1(値引ラベルL10)を撮像エリア70aの外へ移動する。その結果、残りの商品の登録処理では、撮像エリア70a内に登録済みの牛乳パックM1(値引ラベルL10)が含まれなくなる。牛乳パックM1に添付された値引ラベルL10による他の商品での値引きを上限回数を超えて繰り返すことを回避することができる。
なお、本実施形態では、同一のサービス表示ラベルにより複数の商品に渡って重複して値引きすることを許容し、その上限を2回とした。しかし、上限回数は適宜設定して良い。その回数を増やしても良いし、重複して値引する回数を0にし、重複の値引きを禁止しても良い。
また、本実施形態では、係る情報処理装置として、チェックアウトレーンシステムのコード読取装置に対する適用例を示した。しかし、係る情報処理装置をコード読取装置に限定するものではない。例えば、コード読取装置のカメラで撮像した画像データをPOS端末に出力し、POS端末側で、図2に示す画像データ取込部51と、バーコード読取部52と、ラベル読取部53と、サービス情報付加判定部54と、情報出力部55と、報知部56の機能を実現して上述した一連の処理を行っても良い。また、セルフPOSでそれらの機能を実現して上述した一連の処理を行っても良い。
また、報知部56がブザー25を制御して鳴らす第3のブザー音に代わり、登録済みの商品を撮像エリア外に移動させることをオペレータに対して促す警告画面を表示画面に表示しても良い。
また、本実施形態では、サービス表示情報として位置情報とサービスコードを使用し、サービス表示ラベルの一致度を判定した。しかし、サービス表示ラベルの一致度の判定にその他のサービス表示情報を使用しても良い。
(変形例1)
変形例1では、サービス表示ラベルの一致度の判定に使用するサービス表示情報としてサービス表示ラベルの大きさや傾きを示す情報を適用する例を示す。
ラベル読取部53(図2参照)は、サービス表示ラベルを検出すると、サービス表示ラベルの位置情報とサービスコードの読み取り処理を行う。変形例1では、ラベル読取部(不図示)は更にサービス表示ラベルの大きさ情報と角度情報の読取処理を行う。
変形例1のラベル読取処理は、先ず、ラベル読取部53と同様にRAM43の画像ワークエリアに格納された画像データに対し、サービス表示ラベルの外形形状のパターン認識処理を行う。変形例1のラベル読取部は、そのパターン認識処理によりサービス表示ラベルを検出すると、そのサービス表示ラベルの画像を対象に例えば横幅(又は縦幅)の画素数や面積などを算出する。
図8は、上記画像データに含まれるサービス表示ラベルの大きさの違いを示す図である。図8(a)は、サービス表示ラベルが小さい場合の例で、図8(b)は大きい場合の例を示している。図8(a)に示すサービス表示ラベルL20の横幅E1(又は縦幅E2)は、図8(b)に示すサービス表示ラベルL21の横幅E3(又は縦幅E4)よりも画素数が少ない。また、サービス表示ラベルL20の面積A1はサービス表示ラベルL21の面積A2よりも小さい。実施形態に示す牛乳パックM1(図6参照)のような例では、サービス表示ラベルの大きさは一定となる。従って、牛乳パックM1に示すようなものの判定にはサービス表示ラベルの大きさ情報が有効となる。
変形例1のラベル読取部は、横幅(又は縦幅)の画素数や面積などの算出値を大きさ情報としてRAM43のサービスワークエリアに格納する。
更に、変形例1のラベル読取部は、サービス表示ラベルの上記画像を対象に、例えば画像データ上に設定した所定の基準線からのサービス表示ラベルの回転角を算出する。
図9は、上記画像データに含まれるサービス表示ラベルの回転角を示す図である。
図9に示すサービス表示ラベルL30は、設定した基準線Zから回転角θだけ傾いている。
変形例1のラベル読取部は、図9に示すような回転角θを算出し、その算出値を角度情報としてRAM43のサービスワークエリアに格納する。
図10は、RAM43のサービスワークエリアで記憶する「サービス表示情報」のデータ構成の一例を示す図である。
変形例1のデータ部D10は、データ部D(図5参照)に大きさ情報部d10と角度情報部d11を追加したものである。
大きさ情報部d10には、変形例1のラベル読取部が読み取った、サービス表示ラベルの大きさ情報(横幅、縦幅、面積等)が入る。
角度情報部d11には、変形例1のラベル読取部が読み取った、サービス表示ラベルの角度情報(基準線からの回転角の値など)が入る。
サービス情報付加判定部54(図2参照)は、ラベル読取部53(図2参照)が新たに読み取ったサービス情報を商品登録中の商品に付加するかを、位置情報とサービスコードで判定した。変形例1のサービス情報付加判定部は、その判定を、更に大きさ情報と角度情報で行う。具体的に、変形例1のサービス情報付加判定部は、変形例1のラベル読取部が新たに読み取った大きさ情報と角度情報を、それぞれデータ部D10(図10参照)の大きさ情報と角度情報(登録済み商品のもの)と比較する。更に、それぞれ、差分を求め、差分が所定の閾値以内である場合に、同一性ありと判定する。
図11は、変形例1のサービス情報付加判定部の追加のフローチャートを示す図である。図11に示すフローチャートは、図6のフローチャートのステップS17(Yes)とステップS22の間に挿入される。
ステップS17の位置情報の判定で、変形例1のサービス情報付加判定部が、サービス表示ラベルがその一取引内の商品登録処理において既に他の商品で使用されたものと同一性が高いと判定するとする(ステップS17:Yes)。
すると、変形例1のサービス情報付加判定部は、ステップS16において格納されたデータ部の大きさ情報部の値(第一の大きさ情報)と、一取引内の商品登録処理において生成された他のデータ部の大きさ情報部の値(第二の大きさ情報)とを比較し、同一性を判定する(ステップS17−1)。
ステップS17−1で、大きさが所定値を超えて異なり、同一性が無いと判定されたとする。その場合、ステップS18に処理が移行し、上述したように複合コードが生成され、POS端末3へ複合コードの伝送などが行われる。
一方、ステップS17−1で同一性が高いと判定されたとする。すると、変形例1のサービス情報付加判定部は、ステップS16において格納されたデータ部の角度情報部の値(第一の角度情報)と、一取引内の商品登録処理において生成された他のデータ部の角度情報部の値(第二の角度情報)とを比較し、同一性を判定する(ステップS17−2)。
ステップS17−2で、角度が所定値を超えて異なり、同一性が無いと判定されたとする。その場合、ステップS18に処理が移行し、上述したように複合コードが生成され、POS端末3へ複合コードの伝送などが行われる。
一方、ステップS17−2で同一性が高いと判定されたとする。すると、変形例1のサービス情報付加判定部は、ステップS22の判定に進み、サービスコードが一致するかを判定する。
その後の処理は、図6のフローチャートと同様であるため、説明を省略する。
変形例1では、サービス表示ラベルの一致度の判定において、位置情報、大きさ情報、角度情報、そしてサービスコードの順にサービス表示情報を比較した。しかしながら、その順序は一例であり、適宜変形しても良い。また、位置情報、大きさ情報、角度情報については、その内の何れか一つ、又は何れか二つをサービスコードに組み合わせて判定に使用しても良い。
また、角度情報として、サービス表示ラベルが矩形の場合の例を示したが、円形のようにサービス表示ラベルの角度がエッジから検出できないものもある。その場合は、サービス表示ラベルの表示内容(値引情報やマーク)から角度を求めるようにする。
以上のように、本実施形態及び変形例の情報処理装置では、値引ラベルなどで示されるサービスが対象商品以外の他の商品の販売登録時に読み取られた場合であっても、他の商品に繰り返しサービスが付加される重複利用を自動判定できる。
本実施形態及び変形例の情報処理装置で使用する各種プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供し、情報処理装置のフラッシュROMなどのメモリに読み込ませて実行してもよい。
また、当該プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
以上の実施形態及び変形例において、情報処理装置及びプログラムについての構成を説明したが、この実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 コード読取装置
20 カメラ
25 ブザー
49 カメラコントローラ
50 CPU
51 画像データ取込部
52 バーコード読取部
53 ラベル読取部
54 サービス情報付加判定部
55 情報出力部
56 報知部
特開2012−133823号公報

Claims (6)

  1. 撮像手段により撮像された画像を取り込む画像取込手段と、
    前記画像取込手段により取り込まれた前記画像から客が購入する商品に係る商品情報及び商品のサービス内容を示すサービス情報を含むサービス表示情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記商品情報及び前記サービス表示情報を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段により販売登録前の商品の商品情報と共に読み取られる第一のサービス表示情報と、前記記憶手段により記憶されている販売登録済みの商品の第二のサービス表示情報とを比較し、前記第一のサービス表示情報と前記第二のサービス表示情報の一致度から、前記販売登録前の商品を販売登録処理する情報に前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加するかを判定するサービス情報付加判定手段と、
    前記サービス情報付加判定手段により前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加すると判定されると、前記販売登録前の商品の前記記憶手段に記憶されている商品情報に前記第一のサービス表示情報に含まれるサービス情報を付加した情報を前記販売登録処理する情報として出力する情報出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記読取手段は、前記サービス表示情報として、前記サービス情報の他、前記画像取込手段に取り込まれた前記画像における前記サービス表示情報の位置情報を読み取り、
    前記記憶手段は、前記サービス表示情報として前記サービス情報及び前記位置情報を記憶し、
    前記サービス情報付加判定手段は、前記記憶手段に記憶される前記第一のサービス表示情報及び前記第二のサービス表示情報のそれぞれの位置情報又は前記サービス情報を比較し、前記位置情報又は前記サービス情報の一致度から前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加するかを判定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記サービス情報を、商品の値引額金額を示す値引情報、商品の値引率を示す値引率情報、又はポイントの割増を示すポイント情報とする、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記サービス表示情報は、サービス表示ラベルに係る情報であり、
    前記読取手段は、更に前記サービス表示情報として、前記画像取込手段に取り込まれた前記画像中の前記サービス表示ラベルの大きさ又は傾きを示す情報を読み取り、
    前記記憶手段は、更に前記サービス表示情報として前記大きさ又は前記傾きを示す情報を記憶し、
    前記サービス情報付加判定手段は、更に、前記記憶手段に記憶される前記第一のサービス表示情報及び前記第二のサービス表示情報のそれぞれの前記サービス表示ラベルの大きさ又は傾きを示す情報を比較し、前記大きさ又は傾きを示す情報の一致度から前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加するかを判定する、
    請求項1乃至3の内の何れか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記サービス情報付加判定手段は、前記第一のサービス表示情報と前記第二のサービス表示情報が所定の一致度を満たす場合であっても、商品を販売登録処理する情報に前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加する回数を所定の回数まで許容し、前記販売登録前の商品を販売登録処理する情報に前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加すると判定する、
    請求項1乃至4の内の何れか一つに記載の情報処理装置。
  6. 記憶部を有するコンピュータを、
    撮像手段により撮像された画像を取り込む画像取込手段と、
    客が購入する商品に係る商品情報及び商品のサービス内容を示すサービス情報を含むサービス表示情報を前記画像取込手段により取り込まれた前記画像から読み取って前記記憶部に格納する読取手段と、
    前記読取手段により販売登録前の商品の商品情報と共に読み取られる第一のサービス表示情報と、前記記憶部に記憶されている販売登録済みの商品の第二のサービス表示情報とを比較し、前記第一のサービス表示情報と前記第二のサービス表示情報の一致度から、前記販売登録前の商品を販売登録処理する情報に前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加するかを判定するサービス情報付加判定手段と、
    前記サービス情報付加判定手段により前記第一のサービス表示情報が含むサービス情報を付加すると判定されると、前記販売登録前の商品の前記記憶部に記憶されている商品情報に前記第一のサービス表示情報に含まれるサービス情報を付加した情報を前記販売登録処理する情報として出力する情報出力手段と、
    として機能させるプログラム。
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