JP2016184377A - 情報処理装置及び発電装置の定期検査計画生成方法 - Google Patents

情報処理装置及び発電装置の定期検査計画生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】売電機会損失額を抑制して発電機の定期検査計画を生成し、発電事業者の収益を向上させる。
【解決手段】発電装置の定期検査計画を生成する情報処理装置であって、発電装置ごとの停止期間を定めた複数の定期検査計画情報を入力する入力部と、電力取引市場で予測される電力市場予測価格を記憶する記憶部と、前記電力市場予測価格をもとに、該発電装置の定期検査計画ごとに該定期検査計画で定められた停止期間の売り上げ予想額を売電機会損失額として算出し、算出した前記定期検査計画ごとの売電機会損失額の比較結果に基づいて、前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択する制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び発電装置の定期検査計画生成方法に関し、発電装置の定期検査計画を生成する情報処理装置及び発電装置の定期検査計画生成方法に適用して好適なるものである。
昨今の電力システム改革により、発電事業者において収益を最大化したいというニーズがる。市場原理のもと、電力の販売額が変動する環境下において、発電事業者の収益を向上させるには、電力を販売できない発電装置の定期検査をいつ実施するかが重要となる。例えば特許文献1では、電力システムにおいて、将来における需要予測を行い、当該需要に対して擬似的に発電ユニットの運転を割り当てた正確な需要予測と供給能力に基づく各発電ユニットの定検計画の策定を行う技術が開示されている。
特開2010−114968号公報
上記特許文献1は、発電、送電、配電及び小売が一体化した、いわゆる縦割り統合型の電力会社での適用を想定した技術である。すなわち、電力の予測量に対してトータルの発電量が不足しない範囲で、コスト最小化可能な発電機の定期検査を決定する技術である。しかし、このような縦割り統合型ではなく、発電、送電、配電及び小売が別事業者であるいわゆる水平分離型の場合の発電事業者に対しては、上記特許文献1の技術をそのまま適用できないという問題があった。水平分離型の制度のもとでは、電力は市場を介して取引されるため、発電事業者は収益を最大化するため、すなわち、定期検査中の発電停止中の売電損失額を最小とするために、電力取引価格の予測に基づいて発電機の定期検査計画を立てる必要がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、売電機会損失額を抑制して発電機の定期検査計画を生成することが可能な情報処理装置及び発電装置の定期検査計画生成方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、発電装置の定期検査計画を生成する情報処理装置であって、発電装置ごとの停止期間を定めた複数の定期検査計画情報を入力する入力部と、電力取引市場で予測される電力市場予測価格を記憶する記憶部と、前記電力市場予測価格をもとに、該発電装置の定期検査計画ごとに該定期検査計画で定められた停止期間の売り上げ予想額を売電機会損失額として算出し、算出した前記定期検査計画ごとの売電機会損失額の比較結果に基づいて、前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択する制御部と、を備えることを特徴とする、情報処理装置が提供される。
かかる課題を解決するために本発明においては、発電装置の定期検査計画を生成する情報処理装置における発電装置の定期検査計画生成方法であって、入力部が、発電装置ごとの停止期間を定めた複数の定期検査計画情報を入力するステップと、制御部が、記憶部に記憶された電力取引市場で予測される電力市場予測価格をもとに、該発電装置の定期検査計画ごとに該定期検査計画で定められた停止期間の売り上げ予想額を売電機会損失額として算出するステップと、制御部が、算出した前記定期検査計画ごとの売電機会損失額の比較結果に基づいて、前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択するステップと、を含むことを特徴とする、定期検査計画生成方法が提供される。
本発明によれば、売電機会損失額を抑制して発電機の定期検査計画を生成し、発電事業者の収益を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る定期検査計画生成装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる定期検査計画データベースの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる損失額の算出処理を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる電力市場予測価格データベースの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる発電機情報データベースの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる契約済売電量データベースの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる必要予備力確保確認処理を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる必要予備力データベースの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる適合ケース抽出処理を示すフローチャートである。 同実施形態にかかる合格計画IDとして抽出された定期検査計画の内容を出力した例である。 同実施形態にかかる売電機会損失額の度数分布の内容を出力した例である。 同実施形態にかかる必要予備力の大きさをグラフ化して表示した例である。 同実施形態にかかる必要予備力推定処理の一例を示す図表である。 同実施形態にかかる過去実績データベースの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる気象情報データベースの一例を示す図表である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
まず、発電装置の定期検査計画生成装置100のハードウェア構成について説明する。定期検査計画生成装置100は、CPUおよびメモリ等の情報処理資源を備えている。CPUは、演算処理装置として機能し、メモリに記憶されているプログラムや演算パラメータ等にしたがって、定期検査計画生成装置100の動作を制御する。
また、定期検査計画生成装置100は、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースを備えている。通信装置は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。この通信装置は、他の装置との間で、ネットワークを介して各種データを送受信する。
また、定期検査計画生成装置100は、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置と、モニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置とを備えている。
さらに、定期検査計画生成装置100は、データ格納用のストレージ装置を備えていてもよい。ストレージ装置は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。ストレージ装置は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成され、ハードディスクを駆動し、CPUが実行するプログラムや各種データを格納する。
次に、図1を参照して、定期検査計画生成装置100の機能構成について説明する。図1に示すように、上記したCPUが実行するプログラムとして、損失額算出部102、必要予備力確保確認部106、適合ケース抽出部108、必要予備力推定部110、入力部111及び出力部109が挙げられる。
また、各種データとして、定期検査計画データベース(図中、定期検査計画と記載)101、電力市場予測価格データベース(図中、電力市場予測価格と記載)103、発電機情報データベース(図中、発電機情報と記載)104、契約済売電量データベース(図中、契約済売電量と記載)105、必要予備力データベース(図中、必要予備力と記載)107、気象情報データベース(図中、気象情報と記載)112及び過去実績データベース(図中、過去実績と記載)113が挙げられる。
以下、定期検査計画生成装置において、各プログラム及び各種データを利用した全体処理の概要について説明する。
定期検査計画データベース101は、当該発電事業者が所有する発電機の定期検査の計画案が複数格納されている。この定期検査の計画案は、ユーザの入力に応じて、入力部111を介して入力される。
損失額算出部102は、定期検査計画データベース101に格納されている複数の定検査計画の各々について、発電機を停止することによる売り上げ損失額を計算する。売上損失額を計算する際に、電力市場予測価格データベース103に記録された将来の電力取引単価の情報と、発電機情報データベース104に記録された各発電機を稼動させるために要するコストの情報と、契約済売電量データベース105に記録された、既に契約した売電量の情報を用いる。
必要予備力確保確認部106は、定期検査計画データベース101に記録されている複数の定期検査計画の各々について、当該発電事業者の発電能力が、常に必要とされる予備力以上であるか否かを判定する。当該判定をする際に、発電機情報データベース104に記録された発電機毎の定格出力の情報と、契約済売電量データベース105に記録された既に契約した売電量の情報と、必要予備力データベース107に記録された、日別及び時刻別の必要予備力量の情報を用いる。
適合ケース抽出部108は、必要予備力確保確認部106が常に必要予備力を確保可能であると判定した複数の計画案について、損失額算出部102により算出された損失額の小さい順に並び替えたものを出力部109に提供する。
一方、必要予備力データベース107に記録される情報は、必要予備力推定部110により作成される。必要予備力推定部110は、入力部111を介して定期検査計画生成装置100のオペレータにより入力される予備力の確保割合の大きさ情報、気象情報データベース112に記録された気象予報情報及び過去実績データベース113に記録された過去の電力需要のピーク値の情報から、将来確保するべき予備力を推定し、これを必要予備力データベース107に記録する。
以下、各部の詳細について説明する。
定期検査計画データベース101には、当該発電事業者が有する発電機の定期検査計画の案が複数格納されている。この定期検査の計画案は、入力部111を介してオペレータにより入力される。図2は、定期検査計画データベース101に格納されているデータテーブルの一例である。
図2に示すように、定期検査計画データベース101には、発電機を識別する発電機ID1011、定期検査の開始日1012及び終了日1013が「定期検査計画案」として対応付けて記録されている。図2は、発電機ごとの停止する期間の計画が複数記録されている。図2は、ケース1〜ケースNのN個の定期検査計画案が記録されていることを示す。
損失額算出部102は、上記したように、定期検査計画データベース101に格納されている複数の定検査計画の各々について、発電機を停止することによる売り上げ損失額を計算する。図3を参照して、損失額算出部102による損失額の算出処理について説明する。
図3に示すように、損失額算出部102は、ステップS302〜ステップS310を定期検査計画ID毎にループ処理し(S301)、ステップS304〜ステップS309を日付及び時刻毎にループ処理する(S302、S303)。
ステップS304〜ステップS309のループ処理において、損失額算出部102は、電力市場予測価格を取得する(S304)。ステップS304では、ステップS302で指定される日付、及び、ステップS303で指定される時刻の電力市場価格を電力市場予測価格データベース103から取得する。
ここで、図4を参照して、電力市場予測価格データベース103について説明する。図4は、電力市場予測価格データベース103の一例を示す図表である。図4に示すように、電力市場予測価格データベース103には、日付1031と時刻1032に対する電力市場予測価格の単価1033が記録されている。
図3に戻り、続いて、損失額算出部102は、発電機運転コストを取得する(S305)。具体的に、損失額算出部102は、発電機情報データベース104に記録されているすべての発電機の運転コストを取得する。
ここで、図5を参照して、発電機情報データベース104について説明する。図5は、発電機情報データベース104の一例を示す図表である。図5に示すように、発電機情報データベース104には、発電事業者が所有する発電機IDごとに、定格出力の情報と、当該発電機を運転するために必要となる運転コストとが対応付けて記録されている。
図3に戻り、続いて、損失額算出部102は、発電機定格出力を取得する(S306)。具体的に、損失額算出部102は、発電機情報データベース104に記録されているすべての発電機の定格出力を取得する。
そして、損失額算出部102は、契約済売電量を取得する(S307)。ステップS307では、ステップS302で指定される日付、及び、ステップS303で指定される時刻に対して既に売電契約した電力量を、契約済売電量データベース105から取得する。
ここで、図6を参照して、契約済売電量データベース105について説明する。図6は、契約済売電量データベース105の一例を示す図表である。契約済売電量データベースには、日付1051及び時刻1052別の契約済み売電量1053が記録されている。
図3に戻り、損失額算出部102は、以下の式1により損失額を計算する(S308)。
ここで、Ls(d,t)は、日付d時刻tにおける損失額(円)であり、Gは、当該期日に停止中の発電機IDであり、Pr(d,t)は、日付d、時刻tにおける電力市場価格予測値(円/kWh)であり、OC(d,t,G)は、日付d、時刻t、停止発電機Gにおける運転コスト(円/kWh)であり、RP(d,t,g)は、日付d、時刻t、停止発電機Gの定格出力(kW)であり、 Δtは、時間幅(h)であって、例えば30分の時間幅であり、Sld(d,t)は、契約済売電量(kWh)である。
すなわち、上記式1のΣで囲まれた右辺第1項は、仮に、発電機を運転していた場合に得ることができた収益であり、右辺第二項は、既に売電契約している電力量を市場から調達するのに要するコストである。
続いて、損失額算出部102は、合計損失額を算出する(S309)。具体的に、損失額算出部102は、上記式1により算出された損失額の合計を、定期検査IDごとに加算して、合計損失額として算出する。
そして、損失額算出部102は、ステップS309で算出した合計損失額を記憶する(S310)。具体的に損失額算出部102は、ステップS301で指定された定期検査計画IDごとに、定期検査計画IDと合計損失額を対応付けて記憶部に記憶する。以上、損失額算出部102による損失額の算出処理について説明した。
次に、図7を参照して、必要予備力確保確認部106における必要予備力確保確認処理について説明する。
図7に示すように、必要予備力確保確認部106は、ステップS703〜ステップS706の処理を日付毎及び時刻毎にループ処理する(S701、S702)。
必要予備力確保確認部106は、契約済売電量を取得する(S703)。具体的に、必要予備力確保確認部106は、ステップS701及びステップS702で指定される日時の契約済売電量を、契約済売電量データベース105から取得する。
そして、必要予備力確保確認部106は、必要予備力を取得する(S704)。具体的に、必要予備力確保確認部106は、ステップS701で指定される日付の必要予備力を、必要予備力データベース107から取得する。
そして、必要予備力確保確認部106は、必要発電量を演算する。具体的に必要予備力確保確認部106は、以下の式2により必要発電量を算出する。
ここで、Sld(d,t)は、日付d時刻tにおける契約済売電量(kWh)であり、Rsv(d,t)は、日付d時刻tにおける必要予備力(kWh)である。すなわち、必要発電量は契約済売電量と必要予備力の和である。
そして、必要予備力確保確認部106は、必要発電力を記憶する。具体的に、必要予備力確保確認部106は、ステップS705で算出した必要発電量の値を、日付及び時刻と対応付けて必要予備力データベース107に記憶する(S706)。
図8に示すように必要予備力データベース107では、日付1071と必要予備力1072とが対応付けて記録されている。
続いて、必要予備力確保確認部106は、ステップS710〜ステップS712の処理を定期検査計画ID、日付及び時刻毎にループ処理する(S707、S708、S709)なお、定期検査計画IDは定期検査計画データベース101のテーブルIDに対応している。
必要予備力確保確認部106は、発電能力を算出する(S710)。具体的に、必要予備力確保確認部106は、当該発電事業者が所有する発電機のうち、ステップS707で指定された定期検査計画に従った場合に稼動可能な発電機の定格電力を、発電機情報データベース104から取得し、その合計値を発電能力として算出する。必要予備力確保確認部106は、以下の式3により発電能力を算出する。
ここで、Pnは発電機nの定格電力であり、a発電機のON/OFFを示し、a=1はONであり、a=0はOFFである。
必要予備力確保確認部106は、ステップS706で記憶した必要発電量と、ステップS710で算出した発電能力を比較し、どちらが大きいかを判定する(S711)。
そして、必要予備力確保確認部106は、ステップS708で指定された日付及びステップS709で指定された時刻ごとに、必要発電量と発電能力との比較結果を記憶する(S712)。
次に、図9を参照して、適合ケース抽出部108による適合ケース抽出処理について説明する。
図9に示すように、適合ケース抽出部108は、ステップS902〜ステップS904の処理を定期検査計画IDごとにループ処理する(S901)。なお、定期検査計画IDは、定期検査計画データベース101のテーブルIDに対応している。
適合ケース抽出部108は、売電損失額を取得する(S902)。売電損失額は、図3のステップS310において、損失額算出部102により記憶部に記憶された合計損失額の値である。
そして、適合ケース抽出部108は、分布を作成する(S903)。具体的に、適合ケース抽出部108は、定期検査計画IDごとに売電損失額の度数分布を作成する。既に度数分布が作成されている場合には、定期検査計画IDごとの売電損失額の度数分布が更新される。
そして、適合ケース抽出部108は、ステップS901で指定された定期検査計画IDごとに売電損失額を比較して、売電損失額が小さい順に定期検査計画IDを並び替える(S904)。
そして、適合ケース抽出部108は、ステップS906〜ステップS908の処理をソート順にループ処理する(S905)。このソート順は、ステップS904で並び替えられた、売電損失額の小さい順でソートした定期検査計画IDの順番である。
適合ケース抽出部108は、判定結果を取得する(S906)。具体的に、適合ケース抽出部108は、ステップS905で指定された定期検査計画IDについて、図7のステップS712で必要予備力確保確認部106により判定された判定結果を取得する。この判定結果は、日付及び時刻ごとに必要発電量と発電能力の大小を判定した結果である。
そして、適合ケース抽出部108は、合格計画IDを抽出する(S907)。具体的に、適合ケース抽出部108は、ステップS906で取得した必要発電量と発電能力との比較結果について、すべての日付及びすべての時刻を含む全期間について、発電能力の大きさが必要発電量以上である定期検査計画IDを「合格計画ID」として抽出する。
そして、適合ケース抽出部108は、売電損失額の位置を特定する(S908)。具体的に、ステップS903で作成した売電損失額の度数分布に対して、ステップS905で指定された定期検査計画IDの売電損失額の位置を特定する。
次に、図10〜図12を参照して、出力部109における出力処理について説明する。
図10は、適合ケース抽出部108の適合ケース抽出処理により合格計画IDとして抽出された定期検査計画の内容を出力した例である。図10の出力例では、定期検査計画データベース101と同様に、発電機ID毎の定期検査開始日と終了日を対応付けて表示させている。なお、合格計画IDとして抽出された定期検査計画が複数ある場合には、図10に示すように、複数の定期検査計画を表示させてもよい。
図11は、売電機会損失額の度数分布において、図10に示す定期検査計画を実施する場合における売電損失額の位置を出力した例である。図11では、図10に示す定期検査計画を実施した場合の売電損失額が、作成した度数分布表においてどこに位置するか示すために、分布表の該当箇所に背景色を付した場合を例示している。
このように、該当する定期検査を実施した場合の売電機会損失額の位置を出力することにより、図10で示した定期検査計画を実施することが妥当であることをオペレータに納得させることができる。なお、図10と同様に、適合ケース抽出部108が「合格ID」であるとした定期検査計画の売電損失額の位置を本度数分布上に複数出力してもよい。
図12は、必要予備力データベース107に記録された、日付ごとの必要予備力の大きさをグラフ化して表示した例である。詳細は後に記すが、必要予備力推定部110は日付ごとの必要調整力の推定を実施するため、本発明で推定した必要予備力についてオペレータの納得感を得ることが目的である。
次に、図13を参照して、必要予備力推定部110による必要予備力推定処理について説明する。
図13に示すように、必要予備力推定部110は、ステップS133〜ステップS137の処理を日付毎及び時刻毎にループ処理する(S131、S132)。
必要予備力推定部110は、過去実績を取得する(S133)。具体的に、必要予備力推定部110は、過去実績データベース113を参照して、ステップS131で指定された日付の、最大電量需要とそのときの外気温を取得する。
ここで、図14を参照して、過去実績データベース113について説明する。図14は、過去実績データベース113の一例を示す図表である。図14に示すように、過去実績データベース113には、当該発電事業者の過去の一日単位の電力需要の最大値である最大電力需要1133と、電力需要の最大値が記録されたときの時刻1132と外気温1134とが対応付けて記録されている。
図13に戻り、必要予備力推定部110は、気象情報を取得する。具体的に、必要予備力推定部110は、気象情報データベース112を参照して、将来の定期検査計画の立案期間における時刻に対する気温の予報情報を取得する。
ここで、図15を参照して、気象情報データベース112について説明する。図15に示すように、気象情報データベース112は、将来の日付1121と、時刻1122と、その日付及び時刻の気温の予報値1123とが対応付けて記録されている。
図13に戻り、必要予備力推定部110は、入力情報を取得する。ここで、入力情報は入力部111を介してオペレータにより入力されるが予備力確保率である。これは、例えば、電力需要の最大値に対する割合を示すものである。
そして、必要予備力推定部110は、必要予備力を計算する(S136)。具体的に、必要予備力推定部110は、ステップS133で取得する過去実績と、ステップS134で取得する気象情報とから、将来の注目時刻の電力需要の最大値を予測し、これにステップS135で取得する予備力確保率を乗じて必要予備力を算出する。
ここで、電力需要の最大値の予測方法として、例えばMBR(Memory Based Reasoning)法を用いることが考えられる。MBR法を用いた電力需要の最大値の予測プロセスの一例について説明する。まず、ステップS133で抽出した過去の電力需要の最大値の実測値データの中から、予測対象の月日に近いデータを選択する。そして、この選択したデータの気温の値と、ステップS134で取得する気温の予報値をパラメータとして、MBR法を実施することにより、予測対象日の電力需要の最大値を予測することができる。
続いて、必要予備力推定部110は、必要予備力を記憶する。具体的に、必要予備力推定部110は、ステップS137で算出した必要予備力の値を、必要予備力データベース107に記録する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
定期検査計画データベース 101
損失額算出部 102
電力市場予測価格データベース 103
発電機情報データベース 104
契約済売電量データベース 105
必要予備力確保確認部 106
必要予備力データベース 107
適合ケース抽出部 108
出力部 109
必要予備力推定部 110
入力部 111
気象情報データベース 112
過去実績データベース 113

Claims (10)

  1. 発電装置の定期検査計画を生成する情報処理装置であって、
    発電装置ごとの停止期間を定めた複数の定期検査計画情報を入力する入力部と、
    電力取引市場で予測される電力市場予測価格を記憶する記憶部と、
    前記電力市場予測価格をもとに、該発電装置の定期検査計画ごとに該定期検査計画で定められた停止期間の売り上げ予想額を売電機会損失額として算出し、算出した前記定期検査計画ごとの売電機会損失額の比較結果に基づいて、前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択する制御部と、
    を備えることを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記発電装置ごとの、過去の電力需要をもとに推定された将来確保すべき電力の必要発電量を記憶し、
    前記制御部は、
    前記定期検査計画で定められた前記発電装置ごとの停止期間の合計発電量と、前記必要発電量との比較結果に基づいて前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記必要発電量をもとに選択した1または複数の定期検査計画情報を、定期検査計画ごとに算出された前記売電機会損失額の小さい順に並び替える
    ことを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記定期検査計画で定められた停止期間に前記発電装置を稼働した場合に得られた収益と、すでに売電契約している電力量を市場から調達する価格とを加算して、売電機会損失額として算出する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶部は、所定の日時及び気温と電力需要の過去の実績情報とを対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記過去の実績情報と気温の予報値とに基づいて、将来確保すべき電力の必要発電量を推定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 発電装置の定期検査計画を生成する情報処理装置における発電装置の定期検査計画生成方法であって、
    入力部が、発電装置ごとの停止期間を定めた複数の定期検査計画情報を入力するステップと、
    制御部が、記憶部に記憶された電力取引市場で予測される電力市場予測価格をもとに、該発電装置の定期検査計画ごとに該定期検査計画で定められた停止期間の売り上げ予想額を売電機会損失額として算出するステップと、
    制御部が、算出した前記定期検査計画ごとの売電機会損失額の比較結果に基づいて、前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択するステップと、
    を含むことを特徴とする、定期検査計画生成方法。
  7. 前記制御部が、前記定期検査計画で定められた前記発電装置ごとの停止期間の合計発電量と、前記記憶部に記憶された、前記発電装置ごとの、過去の電力需要をもとに推定された将来確保すべき電力の必要発電量との比較結果に基づいて、前記複数の定期検査計画情報から1または複数の定期検査計画情報を選択するステップを
    含むことを特徴とする、請求項6に記載の定期検査計画生成方法。
  8. 前記制御部が、前記必要発電量をもとに選択した1または複数の定期検査計画情報を、定期検査計画ごとに算出された前記売電機会損失額の小さい順に並び替えるステップを
    含むことを特徴とする、請求項7に記載の定期検査計画生成方法。
  9. 前記制御部が、前記定期検査計画で定められた停止期間に前記発電装置を稼働した場合に得られた収益と、すでに売電契約している電力量を市場から調達する価格とを加算して、売電機会損失額として算出するステップを
    含むことを特徴とする、請求項6に記載の定期検査計画生成方法。
  10. 前記制御部が、所定の日時及び気温と電力需要の前記過去の実績情報と気温の予報値とに基づいて、将来確保すべき電力の必要発電量を推定するステップを
    含むことを特徴とする、請求項6に記載の定期検査計画生成方法。
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