JP2016183776A - 高周速磁性流体シール構造 - Google Patents
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Abstract
Description
また、回転シャフトの回転に伴って軸受に発生する熱を良好に放熱させることができる高周速磁性流体シール構造を提供することを目的とする。
回転シャフトとハウジングとの隙間を磁性流体により密封する高周速磁性流体シール構造であって、
前記回転シャフトは、
前記磁性流体に接する位置に環状に設けられた磁性を有するコーティング膜と、
前記コーティング膜よりも熱伝導率に優れ、当該コーティング膜が被覆された軸本体部と
を有することを特徴としている。
この特徴によれば、コーティング膜の内側には熱伝導率が高い軸本体部が配置されているため、回転シャフトの回転に伴って磁性流体の粘性抵抗よって生じる発熱は、回転シャフトに入熱し、熱伝導率の高い軸本体部を伝わって外部に放熱される。加えて、コーティング膜はコーティングにより軸本体部に被覆されているため、コーティング膜は軸本体部に密に接触乃至一体化されており、コーティング膜から軸本体部への熱伝導が良好である。そのため、磁性流体及びその近傍に発生した発熱は効率的に軸本体部に伝達される。
この特徴によれば、軸本体部に入熱された熱は主に高熱伝導体である軸本体部内部を伝達し放熱部から効率的に放熱される。
前記軸本体部には前記軸受の軸方向への移動を規制する突部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、軸受の軸方向への移動を規制する突部を軸本体部に設けたため、部品点数が少なく構造が簡単である。また、軸受は高熱伝導体である軸本体部とハウジングとの間に設けられているから、回転シャフトの回転に伴い軸受に生じる発熱は回転シャフトに入熱し、熱伝導率の高い軸本体部を伝わって外部に良好に放熱される。
この特徴によれば、回転シャフトへの入熱を効率的に放熱することができる。
回転シャフトとハウジングとの隙間を磁性流体により密封する高周速磁性流体シール構造であって、
前記回転シャフトは、
前記磁性流体に接する位置に環状に設けられた磁性を有するコーティング膜と、
前記コーティング膜よりも熱伝導率に優れ、当該コーティング膜が被覆されたコーティング層と、
前記コーティング層よりも強度が高く、当該コーティング層が被覆された内側軸本体部と、
を有することを特徴としている。
この特徴によれば、コーティング膜の内側には熱伝導率が高いコーティング層が配置されているため、回転シャフトの回転に伴って磁性流体の粘性抵抗よって生じる発熱は、回転シャフトに入熱し、熱伝導率の高いコーティング層を伝わって外部に放熱される。加えて、コーティング膜はコーティングによりコーティング層に被覆されているため、コーティング膜はコーティング層に密に接触乃至一体化されており、コーティング膜からコーティング層への熱伝導が良好である。そのため、磁性流体及びその近傍に発生した発熱は効率的にコーティング層に伝達される。さらに、コーティング層の内側には内側軸本体部が設けられるため、強度の高い回転シャフトが得られる。また、コーティング層は、内側軸本体部に被覆されたものであるため、コーティング層と内側軸本体部とは相互に回転することが抑制される。
この特徴によれば、前記コーティング層に入熱された熱は主に高熱伝導体である前記コーティング層内部を伝達し放熱部から効率的に放熱される。
前記コーティング層には前記軸受の軸方向への移動を規制する突部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、軸受の軸方向への移動を規制する突部を前記コーティング層に設けたため、部品点数が少なく構造が簡単である。また、軸受は高熱伝導体である前記コーティング層とハウジングとの間に設けられているから、回転シャフトの回転に伴い軸受に生じる発熱は回転シャフトに入熱し、熱伝導率の高い前記コーティング層を伝わって外部に良好に放熱される。
この特徴によれば、回転シャフトへの入熱を効率的に放熱することができる。
この特徴によれば、コーティング層は内側軸本体部に一体的に被覆されているため、相互に回転することが抑制される。
この特徴によれば、コーティング膜はメッキ、蒸着、溶射又はロウ付けにより軸本体部又はコーティング層に一体的に被覆されているため、コーティング膜と軸本体部又はコーティング層との間が密に接触し当該間の熱伝導性に優れる。
なお、複数の微細な凸部は、磁性部材5,5側に形成しても、同様にシール効果が得られる。
なお、コーティング層26のコーティングは、メッキ層、蒸着層、溶射層、ロウ付け層等であればよい。
2 回転シャフト
21 軸本体部
21A 凹部
21D フィン
21E 凸部
22 コーティング膜
25 内側軸本体部
26 コーティング層
26A 凹部
26D フィン
26E 凸部
3 ハウジング
33 軸受
4 磁力発生手段
5 磁極部材
7 磁性流体
S 隙間
A 大気側(機外側)
V 真空側(機内側)
Claims (10)
- 回転シャフトとハウジングとの隙間を磁性流体により密封する高周速磁性流体シール構造であって、
前記回転シャフトは、
前記磁性流体に接する位置に環状に設けられた磁性を有するコーティング膜と、
前記コーティング膜よりも熱伝導率に優れ、当該コーティング膜が被覆された軸本体部と
を有することを特徴とする高周速磁性流体シール構造。 - 前記軸本体部には放熱部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高周速磁性流体シール構造。
- 前記軸本体部と前記ハウジングとの間に設けられた環状の軸受を更に備え、
前記軸本体部には前記軸受の軸方向への移動を規制する突部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の高周速磁性流体シール構造。 - 前記軸本体部は、熱伝導率が300W/m・K以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高周速磁性流体シール構造。
- 回転シャフトとハウジングとの隙間を磁性流体により密封する高周速磁性流体シール構造であって、
前記回転シャフトは、
前記磁性流体に接する位置に環状に設けられた磁性を有するコーティング膜と、
前記コーティング膜よりも熱伝導率に優れ、当該コーティング膜が被覆されたコーティング層と、
前記コーティング層よりも強度が高く、当該コーティング層が被覆された内側軸本体部と、
を有することを特徴とする高周速磁性流体シール構造。 - 前記コーティング層には放熱部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の高周速磁性流体シール構造。
- 前記コーティング層と前記ハウジングとの間に設けられた環状の軸受を更に備え、
前記コーティング層には前記軸受の軸方向への移動を規制する突部が設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の高周速磁性流体シール構造。 - 前記コーティング層は、熱伝導率が300W/m・K以上であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の高周速磁性流体シール構造。
- 前記コーティング層は、メッキ、蒸着、溶射又はロウ付けにより形成された層であることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の高周速磁性流体シール構造。
- 前記コーティング膜は、メッキ、蒸着、溶射又はロウ付けにより形成された膜であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の高周速磁性流体シール構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015063371 | 2015-03-25 | ||
JP2015063371 | 2015-03-25 |
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JP6559450B2 JP6559450B2 (ja) | 2019-08-14 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015069216A Active JP6559450B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-30 | 高周速磁性流体シール構造 |
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---|---|
JP (1) | JP6559450B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109302790A (zh) * | 2018-06-01 | 2019-02-01 | 苏州海唐智能装备有限公司 | 一种新型等离子体粉体改性装置 |
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-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015069216A patent/JP6559450B2/ja active Active
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JP6559450B2 (ja) | 2019-08-14 |
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