JP7327132B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、真空ポンプに関する。
真空ポンプは、各種真空処理装置に用いられる。例えば、特許文献1に記載されたターボ分子ポンプは、ロータ、シャフト、転がり軸受、ベースおよびモータを含む。ロータは、シャフトに締結され、転がり軸受により回転自在に支持される。転がり軸受の外輪は、ベースに弾性的に保持される。シャフトがモータにより回転駆動されることにより、真空処理装置内の気体分子が一方向に移動され、外部に排出される。
高速で回転する転がり軸受においては、高い潤滑性と低い転がり摩擦とを実現するために離油度が高いグリースが封入される。転がり軸受の放熱性が低いと、封入されたグリースの蒸発または劣化が進み、転がり軸受の寿命が短くなる。そこで、特許文献1においては、外輪からベースへの熱伝達を向上させる冷却用グリースが外輪とベースとの隙間に充填される。
特開2016-56750号公報
特許文献1のターボ分子ポンプにおいては、ベースの熱容量が大きく、また、伝熱経路が長いため、転がり軸受を効率よく冷却することができず、軸受の潤滑寿命を延ばすことが難しい。そのため、軸受の冷却効率を向上させることが望まれる。
本発明の目的は、軸受の冷却効率を改善し、軸受の潤滑寿命を向上した真空ポンプを提供することである。
本発明の一態様は、開口を有する内部空間が形成されたベースと、内輪および外輪を有し、前記内部空間に収容された軸受と、前記軸受の前記内輪により回転可能に支持されたシャフトと、前記軸受の前記外輪を前記ベースに対して固定する固定部材と、前記ベースに設けられたカバー部材と、前記カバー部材を冷却するように配置された冷却部とを備え、前記カバー部材は、前記開口を閉塞する閉塞部と、前記固定部材と前記閉塞部との間で熱を伝達するように前記閉塞部から前記固定部材に向かって突出し、前記固定部材に接触する突出部とを含み、前記軸受の前記外輪と前記突出部とは前記固定部材を介して熱的に接触することにより、前記軸受の熱を前記カバー部材に放熱させる、真空ポンプに関する。
本発明によれば、軸受の冷却効率を改善し、軸受の潤滑寿命を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る真空ポンプの断面図である。 軸受の周辺部分の真空ポンプの構造を示す拡大断面図である。 第1の変形例に係る真空ポンプを示す拡大部分断面図である。 第2の変形例に係る真空ポンプを示す拡大部分断面図である。 第3の変形例に係る真空ポンプを示す拡大部分断面図である。 第4の変形例に係る真空ポンプを示す拡大部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る真空ポンプの断面図である。
[1]第1の実施の形態
(1)真空ポンプの構成
以下、実施の形態に係る真空ポンプについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る真空ポンプの断面図である。図1に示すように、真空ポンプ100は、ターボ分子ポンプであり、ベース10、ケーシング20、モータ30、シャフト40、軸受50、カバー部材60および冷却部70を備える。
ベース10は、金属により形成され、略円筒形状を有する。ベース10の中央部分における上下方向に貫通する空間を内部空間11と呼ぶ。内部空間11の下部には下部開口11aが形成される。内部空間11が内部空間の例であり、下部開口11aが開口の例である。ベース10の側壁部分には、上下方向に蛇行しながら径方向に延びる排気経路12が形成される。排気経路12の上流端部は、ベース10の上面に開口する。また、ベース10の側壁部分には、排気経路12の下流端部とベース10の外側面とを接続する図示しない排気口が形成される。
ケーシング20は、金属により形成され、略円筒形状を有する。ターボ分子ポンプ100の吸気側には非接触方式で、シャフト40を回転可能に支持する磁気軸受90が配置される。磁気軸受90は、静止側永久磁石91および回転側永久磁石92を含む。磁気軸受90の静止側永久磁石91は、ケーシング20上部に組み立てられる。ケーシング20は、ベース10の上部に取り付けられる。なお、ケーシング20の上部には、フランジ部が形成される。ケーシング20の内周面には、内方に水平に突出する複数の固定翼22が、スペーサ23により軸方向に位置決めされる。
モータ30は、モータステータ31とモータロータ32とを含み、回転軸が上下方向を向くようにベース10の内部空間11に収容される。モータロータ32は、シャフト40に固定される。シャフト40には、回転翼41が締結され、固定翼22と交互に配置される。回転翼41の上部には磁気軸受90の回転側永久磁石92が配置される。
軸受50は、ベース10の内部空間11においてモータ30の下方に配置される。軸受50は、例えば転がり軸受であり、シャフト40の下部を回転可能にベース10に支持する。本例では、軸受50は玉軸受(ボールベアリング)であるが、実施の形態はこれに限定されない。軸受50は、ころ軸受等の他の転がり軸受であってもよい。なお、ころ軸受は、円筒ころ軸受、棒状ころ軸受、針状ころ軸受または円錐ころ軸受を含む。
カバー部材60は、軸受50を放熱可能に軸受50と熱的に接触した状態で、内部空間11の下部開口11aを閉塞するようにベース10の下部に取り付けられる。カバー部材60の詳細は後述する。冷却部70は、ベース10およびカバー部材60の下面に取り付けられ、ベース10およびカバー部材60を冷却する。本実施の形態においては、冷却部70は水冷ジャケットであり、内部に冷却媒体として冷却水を循環するための流路71が形成される。
モータ30のロータ32がステータ31により回転駆動されると、ロータ32に締結されたシャフト40が回転する。これにより、複数の回転翼41が複数の固定翼22に対して回転する。この場合、ケーシング20の上部開口から導入された気体分子が、ベース10の排気経路12に沿って移動し、排気口から排出される。
(2)軸受の放熱機構
図2は、軸受50の周辺部分の真空ポンプ100の構造を示す拡大断面図である。図2に示すように、軸受50は、内輪51、外輪52および複数の転がり部材53を含む。内輪51は、軸受内輪固定部材1によりシャフト40に固定される。複数の転がり部材53は、内輪51と外輪52との間で図示しない保持器(リテーナ)により保持される。外輪52は、軸受ハウジング2および軸受外輪固定部材3によりベース10に固定される。軸受外輪固定部材3が固定部材の例である。
具体的には、軸受ハウジング2は、周壁部2a、上面部2bおよびフランジ部2cを含む雌ねじ部材である。周壁部2aは、略円筒形状を有する。周壁部2aの内周面には、ねじ山とねじ溝とからなるねじ部が形成される。上面部2bは、周壁部2aの上部を閉塞する。上面部2bの中央部には、上下方向に貫通する貫通孔2dが形成される。フランジ部2cは、周壁部2aの下端部から外方に広がるように形成される。軸受ハウジング2は、シャフト40が上面部2bの貫通孔2dに挿通された状態で、ベース10の内部空間11に固定される。
軸受外輪固定部材3は、略円環形状を有する雄ねじ部材である。軸受外輪固定部材3の外周面には、ねじ山とねじ溝とからなるねじ部が形成される。軸受外輪固定部材3は、シャフト40が挿通されつつ軸受50の下方に配置される。軸受外輪固定部材3の外周面のねじ部と軸受ハウジング2の周壁部2aの内周面のねじ部とが螺合されることにより、軸受外輪固定部材3の上面が軸受50の外輪52の下面に接触する。この場合、外輪52が軸受ハウジング2と軸受外輪固定部材3とにより上下方向から狭持された状態でベース10に固定される。
カバー部材60は、熱伝導性が高くかつ加工しやすい材料(本例ではアルミニウム)により形成され、閉塞部61および突出部62を含む。閉塞部61は、例えば円形を有する板部材であり、ベース10の下部において内部空間11の下部開口11aを閉塞するように軸受ハウジング2のフランジ部2cの下面に取り付けられる。ベース10の下面とカバー部材60の閉塞部61の下面とは略面一となる。突出部62は、例えば円筒形状を有し、閉塞部61の上面の中央から上方に突出するように形成される。突出部62の上端部は、軸受外輪固定部材3の下面に接触する。
(3)効果
本実施の形態に係る真空ポンプ100においては、軸受50の外輪52とカバー部材60の突出部62とが軸受外輪固定部材3を介して熱的に接触する。この場合、軸受50において発生した熱は、軸受外輪固定部材3を介して、カバー部材60に伝達される。これにより、軸受50の放熱が効率よく行われる。特に、本実施の形態では、軸受外輪固定部材3と突出部62とが直接接触するので、軸受50の放熱がより効率よく行われる。
また、カバー部材60は冷却部70により効率よく水冷される。したがって、軸受50とカバー部材60との間での熱交換が効率よく行われる。ここで、軸受外輪固定部材3およびカバー部材60は、ベース10およびケーシング20に比べて体積が小さい。そのため、熱容量を小さくすることができる。さらに、軸受50と冷却部70との間に最短の伝熱経路が形成されるので、熱伝達の損失が小さい。これらの結果、軸受50の冷却効率を改善し、軸受50の潤滑寿命を向上させることができる。
(4)変形例
本実施の形態において、軸受外輪固定部材3とカバー部材60とが直接接触するが、実施の形態はこれに限定されない。図3は、第1の変形例に係る真空ポンプ100を示す拡大部分断面図である。図3に示すように、第1の変形例に係る真空ポンプ100は、伝熱部材80をさらに含む。伝熱部材80は、環状を有し、銅合金またはアルミニウム合金等の熱伝導性が高い材料により形成される。伝熱部材80は、軸受外輪固定部材3の下面とカバー部材60の突出部62の上端部とに接触するように配置される。
第1の変形例によれば、軸受50の外輪52とカバー部材60の突出部62とが軸受外輪固定部材3および伝熱部材80を介して熱的に接触する。そのため、軸受50において発生した熱を軸受外輪固定部材3および伝熱部材80を介してカバー部材60に伝達することができる。また、適切な厚みを有する伝熱部材80を用いることにより、軸受50を任意の位置に取り付けつつ突出部62と軸受外輪固定部材3とを容易に熱的に接触させることができる。
また、本実施の形態において、軸受外輪固定部材3、カバー部材60および冷却部70が別体として形成されるが、実施の形態はこれに限定されない。図4は、第2の変形例に係る真空ポンプ100を示す拡大部分断面図である。図4に示すように、第2の変形例においては、軸受外輪固定部材3およびカバー部材60の突出部62が一体的に形成される。図4では、軸受外輪固定部材3とカバー部材60の突出部62との境界が便宜的に一点鎖線で示されている。第2の変形例によれば、軸受外輪固定部材3とカバー部材60との間の熱伝達の損失がより小さくなる。この場合、軸受50の放熱をより効率よく行うことができる。
図5は、第3の変形例に係る真空ポンプ100を示す拡大部分断面図である。図5に示すように、第3の変形例においては、カバー部材60の閉塞部61および冷却部70が一体的に形成される。図5では、カバー部材60の閉塞部61と冷却部70との境界が便宜的に一点鎖線で示されている。第3の変形例によれば、カバー部材60と冷却部70との間の熱伝達の損失がより小さくなる。この場合でも、軸受50の放熱をより効率よく行うことができる。なお、第3の変形例に係る真空ポンプ100は、第1の変形例における図3の伝熱部材80を含んでもよい。
図6は、第4の変形例に係る真空ポンプ100を示す拡大部分断面図である。図6に示すように、第4の変形例においては、軸受外輪固定部材3、カバー部材60および冷却部70が一体的に形成される。図6では、軸受外輪固定部材3とカバー部材60と冷却部70との境界が便宜的に一点鎖線で示されている。第4の変形例によれば、軸受外輪固定部材3とカバー部材60と冷却部70との間の熱伝達の損失がさらに小さくなる。この場合、軸受50の放熱をさらに効率よく行うことができる。
[2]第2の実施の形態
以下、第2の実施の形態に係る真空ポンプ100について、第1の実施の形態に係る真空ポンプ100と異なる点を説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態に係る真空ポンプ100の断面図である。図7に示すように、本実施の形態においては、冷却部70は空冷ジャケットであり、流路71に代えて下面に放熱フィン72を有する。
本実施の形態に係る真空ポンプ100においても、軸受50の外輪52とカバー部材60の突出部62とが軸受外輪固定部材3を介して熱的に接触する。この場合、軸受50において発生した熱は、軸受外輪固定部材3を介して、カバー部材60に伝達される。これにより、軸受50の放熱が効率よく行われる。
また、カバー部材60は冷却部70により効率よく空冷される。したがって、軸受50とカバー部材60との間での熱交換が効率よく行われる。ここで、軸受外輪固定部材3およびカバー部材60は、ベース10およびケーシング20に比べて体積が小さい。そのため、熱容量を小さくすることができる。さらに、軸受50と冷却部70との間に最短の伝熱経路が形成されるので、熱伝達の損失が小さい。これらの結果、軸受50の冷却効率を改善し、軸受50の潤滑寿命を向上させることができる。
本実施の形態に係る真空ポンプ100は、第1の実施の形態の第1の変形例における図3の伝熱部材80を含んでもよい。また、本実施の形態において、軸受外輪固定部材3、カバー部材60および冷却部70が別体として形成されるが、実施の形態はこれに限定されない。第1の実施の形態の第2~第4の変形例と同様に、軸受外輪固定部材3、カバー部材60および冷却部70の少なくとも一部が一体的に形成されてもよい。
[3]他の実施の形態
上記実施の形態において、真空ポンプ100がターボ分子ポンプである場合が示されているが、実施の形態はこれに限定されない。例えば、真空ポンプ100は、ジークバーンポンプまたはHolweckポンプ等のドラッグポンプ(ネジ溝ポンプ)のみを備えた真空ポンプであってもよいし、ターボ分子ポンプおよびドラッグポンプの組み合わせからなる真空ポンプであってもよい。
[4]態様
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係る真空ポンプは、
開口を有する内部空間が形成されたベースと、
内輪および外輪を有し、前記内部空間に収容された軸受と、
前記軸受の前記内輪により回転可能に支持されたシャフトと、
前記軸受の前記外輪を前記ベースに対して固定する固定部材と、
前記ベースに設けられたカバー部材と、
前記カバー部材を冷却するように配置された冷却部とを備え、
前記カバー部材は、
前記開口を閉塞する閉塞部と、
前記固定部材と前記閉塞部との間で熱を伝達するように前記閉塞部から前記固定部材に向かって突出する突出部とを含んでもよい。
この真空ポンプにおいては、ベースの内部空間に軸受が収容され、軸受の内輪によりシャフトが回転可能に支持される。軸受の外輪は、固定部材によりベースに対して固定される。内部空間の開口は、カバー部材の閉塞部により閉塞される。閉塞部から固定部材に向かって突出する突出部により固定部材と閉塞部との間で熱が伝達され、冷却部によりカバー部材が冷却される。
この構成によれば、軸受において発生した熱は、外輪および固定部材を介して、カバー部材に伝達される。これにより、軸受の放熱が効率よく行われる。また、カバー部材は冷却部により冷却される。したがって、軸受とカバー部材との間での熱交換が効率よく行われる。さらに、軸受と冷却部との間に最短の伝熱経路が形成されるので、熱伝達の損失が小さい。これらの結果、軸受の冷却効率を向上させることができ、軸受の潤滑寿命を延ばすことができる。
(第2項)第1項に記載の真空ポンプにおいて、
前記固定部材と前記カバー部材の前記突出部とが直接接触してもよい。
この場合、軸受の放熱をより効率よく行うことができる。
(第3項)第1項に記載の真空ポンプにおいて、
前記固定部材と前記カバー部材の前記突出部とに接触するように設けられた伝熱部材をさらに備えてもよい。
この場合、軸受の外輪とカバー部材の突出部とが固定部材および伝熱部材を介して熱的に接触する。そのため、軸受において発生した熱を固定部材および伝熱部材を介してカバー部材に伝達することができる。また、適切な厚みを有する伝熱部材を用いることにより、軸受を任意の位置に取り付けつつ突出部と固定部材とを容易に熱的に接触させることができる。
(第4項)第1項に記載の真空ポンプにおいて、
前記固定部材と前記カバー部材の前記突出部とが一体的に形成されてもよい。
この場合、固定部材とカバー部材との間の熱伝達の損失がより小さくなる。これにより、軸受の放熱をより効率よく行うことができる。
(第5項)第1項~第4項のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
前記カバー部材の前記閉塞部と前記冷却部とが一体的に形成されてもよい。
この場合、カバー部材と冷却部との間の熱伝達の損失がより小さくなる。これにより、軸受の放熱をより効率よく行うことができる。
(第6項)第1項に記載の真空ポンプにおいて、
前記固定部材と前記カバー部材と前記冷却部とが一体的に形成されてもよい。
この場合、固定部材とカバー部材と冷却部との間の熱伝達の損失がさらに小さくなる。これにより、軸受の放熱をさらに効率よく行うことができる。
(第7項)第1項~第6項のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
前記冷却部には、冷却媒体を循環するための流路が埋設されてもよい。
この場合、カバー部材は冷却媒体により効率よく冷却される。これにより、軸受とカバー部材との間での熱交換が効率よく行われる。
(第8項)第1項~第6項のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
前記冷却部には、放熱フィンが形成されてもよい。
この場合、カバー部材は効率よく空冷される。これにより、軸受とカバー部材との間での熱交換が効率よく行われる。
1…軸受内輪固定部材,2…軸受ハウジング,2a…周壁部,2b…上面部,2c…フランジ部,2d…貫通孔,3…軸受外輪固定部材,10…ベース,11…内部空間,11a…下部開口,12…排気経路,20…ケーシング,22…固定翼,23…スペーサ,30…モータ,31…モータステータ,32…モータロータ,40…シャフト,41…回転翼,50…軸受,51…内輪,52…外輪,53…転がり部材,60…カバー部材,61…閉塞部,62…突出部,70…冷却部,71…流路,72…放熱フィン,80…伝熱部材,90…磁気軸受,91…静止側永久磁石,92…回転側永久磁石,100…真空ポンプ

Claims (8)

  1. 開口を有する内部空間が形成されたベースと、
    内輪および外輪を有し、前記内部空間に収容された軸受と、
    前記軸受の前記内輪により回転可能に支持されたシャフトと、
    前記軸受の前記外輪を前記ベースに対して固定する固定部材と、
    前記ベースに設けられたカバー部材と、
    前記カバー部材を冷却するように配置された冷却部とを備え、
    前記カバー部材は、
    前記開口を閉塞する閉塞部と、
    前記固定部材と前記閉塞部との間で熱を伝達するように前記閉塞部から前記固定部材に向かって突出し、前記固定部材に接触する突出部とを含み、
    前記軸受の前記外輪と前記突出部とは前記固定部材を介して熱的に接触することにより、前記軸受の熱を前記カバー部材に放熱させる、真空ポンプ。
  2. 前記固定部材と前記カバー部材の前記突出部とが直接接触する、請求項1記載の真空ポンプ。
  3. 前記固定部材と前記カバー部材の前記突出部とに接触するように設けられた伝熱部材をさらに備える、請求項1記載の真空ポンプ。
  4. 前記固定部材と前記カバー部材の前記突出部とが一体的に形成された、請求項1記載の真空ポンプ。
  5. 前記カバー部材の前記閉塞部と前記冷却部とが一体的に形成された、請求項1~4のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
  6. 前記固定部材と前記カバー部材と前記冷却部とが一体的に形成された、請求項1記載の真空ポンプ。
  7. 前記冷却部には、冷却媒体を循環するための流路が埋設された、請求項1~6のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
  8. 前記冷却部には、放熱フィンが形成された、請求項1~6のいずれか一項に記載の真空ポンプ。
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