JP2016182852A - 車両の燃料タンク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】気体燃料タンクおよび液体燃料タンクをコンパクトに形成し、かつ、車両後部の空間を有効に活用できる車両の燃料タンク構造を提供する。
【解決手段】車両の燃料タンク構造20は、並列に配置される前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24と、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に介在される液体燃料タンク26とを備える。前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24は、気体燃料を充填可能に筒状に形成される。液体燃料タンク26は、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を連結し、かつ、液体燃料を貯留可能に形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、気体燃料が充填される複数の気体燃料タンクと、液体燃料が貯留される液体燃料タンクとを備える車両の燃料タンク構造。
車両の燃料タンク構造のなかには、車体のフロアパネルの下面に複数の燃料ボンベが下方から並列に配置され、並列に配置された燃料ボンベが保持ベルトで締め付けられることによりフロアパネルの下面に下方から取り付けられるものが知られている。
複数の燃料ボンベは、円筒状に形成され、高圧の気体燃料が充填される(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、車両の燃料タンク構造のなかには、気体燃料を充填する気体燃料タンクと、液体燃料を貯留する液体燃料タンクとを備えるものがある。気体燃料タンクや液体燃料タンクはそれぞれが大きな形状の部材である。よって、気体燃料タンクおよび液体燃料タンクの両方をフロアパネルの下面に下方から取り付けるためには、フロアパネルの下面側に大きな空間を確保する必要がある。
しかし、フロアパネルの下面側に大きな空間を確保することが難しい。このため、気体燃料タンクおよび液体燃料タンクを車両に取り付ける方法として、液体燃料タンクをフロアパネルの下面に取り付け、気体燃料タンクを荷室の内部に取り付けるように、各タンクを車両の2箇所に分けて取り付けることが考えられる。
特開2003−118402号公報
しかし、気体燃料タンクを荷室の内部に取り付けた場合、気体燃料タンクが荷室の床部から上方に突出する。よって、荷室の床部を車室の床部と同一面となるように平坦にすることが難しい。このため、荷室を有効に活用することができなくなり、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、気体燃料タンクおよび液体燃料タンクをコンパクトに形成し、かつ、車両後部の内部空間を有効に活用できる車両の燃料タンク構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、気体燃料を充填可能に筒状に形成され、並列に配列される複数の気体燃料タンクと、該複数の気体燃料タンクのうち隣接する気体燃料タンク間に介在され、該隣接する気体燃料タンクを連結し、かつ、液体燃料を貯留可能な液体燃料タンクと、を備えることを特徴とする。
請求項2は、前記液体燃料タンクは、外壁の一部が前記気体燃料タンクの外壁で兼用されることを特徴とする。
請求項3は、前記液体燃料タンクが樹脂材で形成され、前記気体燃料タンクの外周部に樹脂部を備え、前記樹脂部が前記液体燃料タンクに溶着されることにより、複数の気体燃料タンクおよび前記液体燃料タンクが一体に形成されることを特徴とする。
請求項4は、前記液体燃料タンクは、前記気体燃料タンクに対向し、かつ、前記気体燃料タンクが着脱自在に嵌め込み可能な凹状の外壁を有し、該外壁から前記複数の気体燃料タンクを外した状態において、前記液体燃料タンクに前記液体燃料を貯留可能な密閉空間が形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、隣接する気体燃料タンク間に液体燃料タンクを介在させ、液体燃料タンクで隣接する気体燃料タンクを連結するようにした。さらに、隣接する気体燃料タンク間に液体燃料タンクを介在させ、介在させた液体燃料タンクに液体燃料を貯留させるようにした。
よって、液体燃料タンクを、隣接する気体燃料タンクを連結する連結部材として兼用できる。これにより、連結部材を個別に備える必要がなく、部品点数を減らすことができる。
また、隣接する気体燃料タンク間に液体燃料タンクを介在させることにより、隣接する気体燃料タンク間の空間を利用して液体燃料タンクを形成できる。これにより、気体燃料タンクおよび液体燃料タンクをコンパクトにまとめて形成することができる。
このように、気体燃料タンクおよび液体燃料タンクをコンパクトにまとめて形成することにより、気体燃料タンクおよび液体燃料タンクの両方をフロアパネルの下面に下方から取り付けることが可能になる。
これにより、気体燃料タンクを車体後部の内部空間に取り付ける必要がなく、車体後部の内部空間を有効に活用することができる。
請求項2に係る発明では、液体燃料タンクの外壁の一部を気体燃料タンクの外壁で兼用するようにした。よって、液体燃料タンクの外壁の一部から、液体燃料タンクの専用の部材を除去できる。これにより、部品点数を減らすことが可能になり、軽量化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、液体燃料タンクを樹脂材で形成し、気体燃料タンクの外周部に樹脂部を備えた。さらに、樹脂部を液体燃料タンクに溶着して複数の気体燃料タンクおよび液体燃料タンクを一体に形成した。
これにより、複数の気体燃料タンクおよび液体燃料タンクを強固に連結でき、品質を一層高めることができる。
請求項4に係る発明では、液体燃料タンクに凹状の外壁を形成し、凹状の外壁に気体燃料タンクを着脱自在に嵌め込むようにした。さらに、凹状の外壁から複数の気体燃料タンクを外した単体の状態において、液体燃料タンクに密閉空間を形成するようにした。よって、単体の液体燃料タンクに液体燃料を貯留できる。
このように、単体の液体燃料タンクに液体燃料を貯留可能とすることにより、液体燃料タンクに液体燃料が貯留された状態において、液体燃料タンクから複数の気体燃料タンクを外すことができる。
これにより、液体燃料タンクから複数の気体燃料タンクを手間をかけないで外すことが可能になり、例えば、液体燃料タンクや複数の気体燃料タンクの個々の部品交換が容易になる。
本発明に係る実施例1の燃料タンク構造が取り付けられた車両を示す側面図である。 図1の燃料タンク構造を示す斜視図である。 図2の燃料タンク構造を示す分解斜視図である。 図3の液体燃料タンクを示す斜視図である。 図2の5−5線断面図である。 図1の車両のリヤシートを折り畳んだ状態を示す側面図である。 実施例1の燃料タンク構造が取り付けられた他の車両を示す側面図である。 本発明に係る実施例2の燃料タンク構造を示す斜視図である。 図8の燃料タンク構造を示す分解斜視図である。 図8の燃料タンク構造を分解した状態で示す断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例1に係る車両の燃料タンク構造20について説明する。
図1に示すように、車両10は、車室11の床部を形成するフロアパネル12と、フロアパネル12の前部13に取り付けられるフロントシート(すなわち、ドライバシートおよびパッセンジャシート)16と、フロントシート16の車体後方に取り付けられるリヤシート17と、フロアパネル12の前部13に下方から取り付けられる車両の燃料タンク構造20とを備える。
以下、車両の燃料タンク構造20を「燃料タンク構造20」と略記する。
フロアパネル12の前部13に上方に向けて凹む収納凹部14が形成される。収納凹部14に燃料タンク構造20が下方から配置され、配置された燃料タンク構造20が一対の取付バンド21で収納凹部14に取り付けられる。一対の取付バンド21は金属製のバンドである。
一対の取付バンド21が車幅方向に間隔をおいて配置されることにより、燃料タンク構造20が収納凹部14に安定した状態に保持される。
図2に示すように、燃料タンク構造20は、筒状に形成された前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24と、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に介在される液体燃料タンク26とを備える。
実施例1においては、複数の気体燃料タンクとして前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を例示する。よって、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24は、複数の気体燃料タンクのうち隣接する気体燃料タンクに相当する。
前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24は、液体燃料タンク26に連結された状態において、所定間隔S1をおいて並列に配列される。
前気体燃料タンク23は、高圧の気体燃料を充填可能に筒状に形成され、前気体燃料タンク23の外周部28に樹脂部29が含まれる。前気体燃料タンク23の外周部28は、筒状の周壁28a、先端部28bおよび基端部28cで密封状態に形成される。
さらに、前気体燃料タンク23は、外周部28の基端部28cが平坦に形成され、外周部28の先端部28bに充填口31および取出口32が設けられる。充填口31から気体燃料が充填され、取出口32から気体燃料が外部に取り出される。
以下、前気体燃料タンク23の外周部28を「前外周部28」と称する。
後気体燃料タンク24は、前気体燃料タンク23と同じタンクであり、外周部34に樹脂部35が含まれる。さらに、後気体燃料タンク24は、外周部34の周壁34a、先端部34bおよび基端部34cで密封状態に形成される。
後気体燃料タンク24は、前気体燃料タンク23と同様に、外周部34の基端部34cが平坦に形成され、先端部34bに充填口31および取出口32が設けられる。
以下、後気体燃料タンク24の外周部34を「後外周部34」と称する。
図3、図4に示すように、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に液体燃料タンク26が介在される。さらに、介在された液体燃料タンク26で、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24が連結される。
液体燃料タンク26は、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に介在されるタンク本体37と、タンク本体37の前側に設けられるタンク前壁(外壁の一部)38と、タンク本体37の後側に設けられるタンク後壁(外壁の一部)39とを備える。
タンク本体37のタンク前壁38は、前外周部28の後壁(外壁)28dで凹状の湾曲状に形成される。また、タンク本体37のタンク後壁39は、後外周部34の前壁(外壁)34dで凹状の湾曲状に形成される。
タンク本体37は、タンク頂部42、タンク底部43、タンク左側壁44、タンク右側壁45、タンク右前壁46、タンク右後壁47、複数の前連結部48および複数の後連結部49を備える。
タンク頂部42、タンク底部43、タンク左側壁44、タンク右側壁45、タンク右前壁46、タンク右後壁47、複数の前連結部48および複数の後連結部49は、樹脂材で略矩形体状に一体に形成される。
図4、図5に示すように、液体燃料タンク26の前側に前空間52が開口され、液体燃料タンク26の後側に後空間53が開口される。液体燃料タンク26の前空間52に、前外周部28の後壁28dが収容される。また、液体燃料タンク26の後空間53に、後外周部34の前壁34dが収容される。
この状態において、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に液体燃料タンク26が配置される。
前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に液体燃料タンク26が配置されることにより、前外周部28の頂部28eおよび後外周部34の頂部34eにタンク頂部42が上方から掛け渡される。
タンク頂部42は、平面視略矩形状に形成され、右部に保守点検用のキャップ55が設けられる。
また、前外周部28の底部28fおよび後外周部34の底部34fにタンク底部43が下方から掛け渡される。タンク底部43は、タンク頂部42と同様に、平面視略矩形状に形成される。
タンク左側壁44は、凹状の湾曲状に形成される前側縁44aおよび後側縁44bを有する。前側縁44aは、前外周部28の後壁28dに沿って接触するように凹状の湾曲状に形成される。後側縁44bは、後外周部34の前壁34dに沿って接触するように凹状の湾曲状に形成される。
タンク右側壁45は、側面視略矩形状に形成され、フィラーパイプ56が連通される。このフィラーパイプ56から液体燃料タンク26の内部に液体燃料が給油される。
タンク右前壁46は、タンク右側壁45の前縁から車幅方向左側に向けて張り出され、左縁46aが前外周部28の基端部28cに接触される。
タンク右後壁47は、タンク右側壁45の後縁から車幅方向左側に向けて張り出され、左縁47aが後外周部34の基端部34cに接触される。
前連結部48は、タンク頂部42の前縁42aに隣接する部位に上端部48aが連結され、タンク底部43の前縁43aに隣接する部位に下端部48bが連結される。この状態において、前連結部48が車幅方向に間隔をおいて複数配置される。よって、タンク頂部42の前縁42aおよびタンク底部43の前縁43aが複数の前連結部48で補強される。
前連結部48は、前側辺48cが、前外周部28の後壁28dに沿って接触するように凹状の湾曲状に形成される。
後連結部49は、前連結部48と前後対称の部材である。後連結部49は、タンク頂部42の後縁42bに隣接する部位に上端部49aが連結され、タンク底部43の後縁43bに隣接する部位に下端部49bが連結される。
この状態において、後連結部49が車幅方向に間隔をおいて複数配置される。よって、タンク頂部42の後縁42bおよびタンク底部43の後縁43bが複数の後連結部49で補強される。
後連結部49は、後側辺49cが、後外周部34の前壁34dに沿って接触するように凹状の湾曲状に形成される。
前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間に液体燃料タンク26が配置された状態において、タンク頂部42の前縁42aが前外周部28の頂部28eの樹脂部29に接触された状態で溶着される。
また、タンク頂部42の後縁42bが後外周部34の頂部34eの樹脂部35に接触された状態で溶着される。
さらに、タンク底部43の前縁43aが前外周部28の底部28fの樹脂部29に接触された状態で溶着される。また、タンク底部43の後縁43bが後外周部34の底部34fの樹脂部35に接触された状態で溶着される。
さらに、タンク左側壁44の前側縁44aが前外周部28の後壁28dの樹脂部29に沿って接触された状態で溶着される。また、タンク左側壁44の後側縁44bが後外周部34の前壁34dの樹脂部35に沿って接触された状態で溶着される。
さらに、タンク右前壁46の左縁46aが前外周部28の基端部28cの樹脂部29に接触された状態で溶着される。また、タンク右後壁47の左縁47aが後外周部34の基端部34cの樹脂部35に接触された状態で溶着される。
すなわち、タンク本体37の前側に前外周部28の樹脂部29が溶着され、タンク本体37の後側に後外周部34の樹脂部25が溶着される。前外周部28は、前気体燃料タンク23の外周部である。また、後外周部34は、後気体燃料タンク24の外周部である。
よって、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間にタンク本体37が一体に形成される。これにより、前気体燃料タンク23、後気体燃料タンク24および液体燃料タンク26を強固に連結でき、品質を高めることができる。
ここで、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間にタンク本体37が一体に形成された状態において、液体燃料タンク26のタンク前壁38が前気体燃料タンク23の後壁28dで形成される。また、液体燃料タンク26のタンク後壁39が後気体燃料タンク24の前壁34dで形成される。
よって、タンク本体37、前気体燃料タンク23の後壁28d、および後気体燃料タンク24の前壁34dで液体燃料タンク26が密閉状態に形成される。
液体燃料タンク26が密閉状態に形成されることにより、液体燃料タンク26の内部に液体燃料が貯留される。液体燃料はフィラーパイプ56から液体燃料タンク26の内部に給油される
また、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間にタンク本体37が一体に形成され、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24がタンク本体37で連結される。すなわち、タンク本体37を、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を連結する連結部材として兼用できる。
よって、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を連結する連結部材を個別に備える必要がない。これにより、燃料タンク構造20から部品点数を削減でき、さらに軽量化を図ることができる。
さらに、液体燃料タンク26のタンク前壁38が前気体燃料タンク23の後壁28dで形成されることにより、液体燃料タンク26のタンク前壁38が前気体燃料タンク23の後壁28dで兼用される。
また、液体燃料タンク26のタンク後壁39が後気体燃料タンク24の前壁34dで形成されることにより、液体燃料タンク26のタンク後壁39が後気体燃料タンク24の前壁34dで兼用される。
よって、液体燃料タンク26にタンク前壁やタンク後壁を専用部材として備える必要がない。これにより、液体燃料タンク26から部品点数を削減でき、さらに、軽量化を図ることができる。
また、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間にタンク本体37(すなわち、液体燃料タンク26)を介在させることにより、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24間の空間を利用して液体燃料タンク26を形成できる。
これにより、前気体燃料タンク23、後気体燃料タンク24および液体燃料タンク26をコンパクトにまとめることができる(図1参照)。
図6に示すように、燃料タンク構造20は、前気体燃料タンク23、後気体燃料タンク24および液体燃料タンク26がコンパクト(小型)にまとめて形成される。燃料タンク構造20がコンパクトに形成されることにより、燃料タンク構造20をフロアパネル12の下面に下方から取り付けることができる。
よって、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を荷室(すなわち、車両後部の内部空間)18の内部に取り付ける必要がない。これにより、リヤシート17が折り畳まれた状態において、シートバック17aおよび荷室18の床部19で略面一の平坦面を形成でき、荷室18を有効に活用することができる。
また、図7に示すように、車両60の車室61にフロントシート(すなわち、ドライバシートおよびパッセンジャシート)62、セカンドシート63およびサードシート64が取り付けられる。車両60のフロアパネル66の下面に燃料タンク構造20が下方から取り付けられる。
燃料タンク構造20は、前気体燃料タンク23、後気体燃料タンク24および液体燃料タンク26をまとめられている。
フロアパネル66の下面に燃料タンク構造20が下方から取り付けられることにより、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24をセカンドシート63の車体後部の内部空間67に取り付ける必要がない。
これにより、車体後部の内部空間67にサードシート64を取り付けることが可能になり、車体後部の内部空間67を有効に活用することができる。
つぎに、実施例2を図8〜図10に基づいて説明する。なお、実施例2において実施例1の各構成部材と同一・類似部材については実施例1と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
実施例2に係る車両の燃料タンク構造80について説明する。
以下、車両の燃料タンク構造80を「燃料タンク構造80」と略記する。
図8、図9に示すように、燃料タンク構造80は、液体燃料タンク81にタンク前壁(外壁)82およびタンク後壁(外壁)83を備えたもので、その他の構成は実施例1の燃料タンク構造20と同様である。
タンク前壁82およびタンク後壁83が樹脂材でタンク本体37に射出成形や溶着で一体に形成される。
図9、図10に示すように、タンク前壁82は、前気体燃料タンク23の後壁28dに沿って凹状に形成され、液体燃料タンク26の前空間を塞ぐ壁部である。
すなわち、タンク前壁82の上端部がタンク頂部42の前縁42aに一体に連結され、タンク前壁82の下端部がタンク底部43の前縁43aに一体に連結される。
さらに、タンク前壁82の左端部がタンク左側壁44の前側縁44aに一体に連結される。また、タンク前壁82の右端部がタンク右前壁46の左縁46aに前連結壁85を介して一体に連結される。さらに、タンク前壁82の内面に複数の前連結部48の前側辺48cが一体に連結される。
よって、液体燃料タンク81の前空間がタンク前壁82および前連結壁85で密閉される。この状態において、タンク前壁82が前気体燃料タンク23の後壁28dに対向するように配置される。
このタンク前壁82に前気体燃料タンク23の後壁28dが嵌め込まれた状態で、前気体燃料タンク23が液体燃料タンク81に取付手段で着脱自在に取り付けられる。取付手段として、ボルト、ナットやバックルなどの締結部材が用いられる。
タンク後壁83は、タンク前壁82と前後対称の部材である。タンク後壁83は、後気体燃料タンク24の前壁34dに沿って凹状に形成され、液体燃料タンク81の後空間を塞ぐ壁部である。
タンク後壁83は、タンク前壁82と同様に、タンク頂部42の後縁42bやタンク底部43の後縁43bなどに一体に連結される。
よって、液体燃料タンク26の後空間がタンク後壁83および後連結壁86で密閉される。この状態において、タンク後壁83が後気体燃料タンク24の前壁34dに対向するように配置される。
このタンク後壁83に後気体燃料タンク24の前壁34dが嵌め込まれた状態で、後気体燃料タンク24が液体燃料タンク81に取付手段で着脱自在に取り付けられる。取付手段として、ボルト、ナットやバックルなどの締結部材が用いられる。
これにより、液体燃料タンク81に前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24が着脱自在に取り付けられる。この状態において、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24が所定間隔S2(図8参照)をおいて並列に配列される。
燃料タンク構造80は、実施例1の燃料タンク構造20と同様に、液体燃料タンク81に前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24が取り付けられた状態において、車両10の収納凹部14(図1参照)や、車両16のフロアパネル66に設けられる。
実施例2の燃料タンク構造80によれば、液体燃料タンク81に専用のタンク前壁82およびタンク後壁83が備えられる。よって、液体燃料タンク81から前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を外した単体の状態において、液体燃料タンク81の内部が密閉空間に形成される。これにより、液体燃料タンク81が単体の状態において、液体燃料タンク81の内部に液体燃料を貯留することができる。
このように、単体の液体燃料タンク81に液体燃料を貯留可能とすることにより、液体燃料タンク81に液体燃料が貯留された状態において、液体燃料タンク81から前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を外すことができる。
よって、液体燃料タンク81から前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を手間をかけないで外すことが可能になる。これにより、例えば、液体燃料タンク81や前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24の個々の部品交換が容易になる。
なお、本発明に係る車両の燃料タンク構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1、実施例2では、複数の気体燃料タンクとして前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を例示したが、これに限定するものではなく、3個以上の複数の気体燃料タンクとすることも可能である。
また、前記実施例1、実施例2では、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を所定間隔S1,S2をおいて並列に配列させた例について説明したが、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を接触させた状態に配列させることも可能である。
さらに、前記実施例2では、実施例1と同様に、前外周部28に樹脂部29を備え、後外周部34に樹脂部35を備えた例について説明したが、これに限らないで、前外周部28および後外周部34に樹脂部を備えないようにすることも可能である。
また、前記実施例1では、液体燃料タンク26のタンク本体37を樹脂材で形成した例について説明したが、これに限らないで、タンク本体37を鋼材で形成することも可能である。
ここで、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24が鋼材で形成されることにより、前気体燃料タンク23および後気体燃料タンク24を鋼製のタンク本体37に溶接により接合できる。この状態においても、実施例1と同様に、タンク本体37のタンク前壁38が前気体燃料タンク23で形成され、タンク本体37のタンク後壁39が後気体燃料タンク24で形成される。
さらに、前記実施例2では、液体燃料タンク81を樹脂材で形成した例について説明したが、これに限らないで、液体燃料タンク81を鋼材で形成することも可能である。
また、前記実施例1、実施例2で示した車両、燃料タンク構造、前後の気体燃料タンク、液体燃料タンク、前後の気体燃料タンクの樹脂部、液体燃料タンクのタンク前壁およびタンク後壁などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、気体燃料が充填される複数の気体燃料タンクと、液体燃料が貯留される液体燃料タンクとを含む燃料タンク構造を備える自動車への適用に好適である。
10,60 車両
20,80 車両の燃料タンク構造
23,24 前後の気体燃料タンク(複数の気体燃料タンク、隣接する気体燃料タンク)
26,81 液体燃料タンク
28 前気体燃料タンクの外周部(前外周部)
28d 前気体燃料タンクの後壁(外壁)
29,35 前後の気体燃料タンクの樹脂部
34 後気体燃料タンクの外周部(後外周部)
34d 後気体燃料タンクの前壁(外壁)
38,82 液体燃料タンクのタンク前壁(外壁の一部、外壁)
39,83 液体燃料タンクのタンク後壁(外壁の一部、外壁)

Claims (4)

  1. 気体燃料を充填可能に筒状に形成され、並列に配列される複数の気体燃料タンクと、
    該複数の気体燃料タンクのうち隣接する気体燃料タンク間に介在され、該隣接する気体燃料タンクを連結し、かつ、液体燃料を貯留可能な液体燃料タンクと、
    を備えることを特徴とする車両の燃料タンク構造。
  2. 前記液体燃料タンクは、外壁の一部が前記気体燃料タンクの外壁で兼用されることを特徴とする請求項1記載の車両の燃料タンク構造。
  3. 前記液体燃料タンクが樹脂材で形成され、前記気体燃料タンクの外周部に樹脂部を備え、
    前記樹脂部が前記液体燃料タンクに溶着されることにより、複数の気体燃料タンクおよび前記液体燃料タンクが一体に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両の燃料タンク構造。
  4. 前記液体燃料タンクは、
    前記気体燃料タンクに対向し、かつ、前記気体燃料タンクが着脱自在に嵌め込み可能な凹状の外壁を有し、
    該外壁から前記複数の気体燃料タンクを外した状態において、前記液体燃料タンクに前記液体燃料を貯留可能な密閉空間が形成されることを特徴とする請求項1記載の車両の燃料タンク構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112628028A (zh) * 2019-10-08 2021-04-09 现代自动车株式会社 用于车辆的气体燃料储存装置

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