JP2016182549A - フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタエレメントの交換作業性を向上することができるフィルタを提供する。
【解決手段】フィルタ10は、被処理空気が供給される流入ポート11と清浄化された空気を流出する流出ポート12が設けられたポートブロック13を有し、エレメント組立体30を収容するフィルタ容器14がポートブロック13に装着される。エレメント組立体30は、フィルタエレメント31と上ホルダー32と下ホルダー33とを有する。下ホルダー33は下側保持部によりフィルタ容器に保持され、上ホルダー32は上側保持部によりポートブロック13に保持される。フィルタ容器14をポートブロック13から取り外すと、エレメント組立体30がフィルタ容器14内に留まる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気圧機器に供給される圧縮空気中の水分や塵などの異物を除去するために使用されるフィルタに関する。
空気圧シリンダ等の空気圧機器には、圧縮空気が、空気圧源から配管やホース等の空圧ラインにより供給される。空気圧回路が、空気圧源と空気圧機器との間を空圧ラインで接続することにより形成される。空気圧源から空気圧機器に供給される圧縮空気を被処理空気として、その中に含まれる水分、油分および塵等の異物を除去するために、フィルタが空気圧回路に設けられる。
フィルタエレメントの通気孔の内径等により、除去される異物の大きさが決まる。その除去される異物の大きさに応じて、エアフィルタ、ミストフィルタ、マイクロミストフィルタなどの形態がある。
このようなフィルタは、フィルタ容器とその内部に収容される円筒形状のフィルタエレメントとを備える。フィルタ容器はポートブロックに着脱自在に装着される。特許文献1に記載されているフィルタにおいては、被処理空気がそのフィルタエレメントの内側に供給され、フィルタエレメントを通過した空気がフィルタエレメントの外側から外部に流出する。このフィルタにおいては、フィルタエレメントはポートブロックにねじ止めされる。特許文献2に記載されているフィルタにおいては、被処理空気がそのフィルタエレメントの外側に供給され、フィルタエレメントを通過した空気がフィルタエレメントの内側から外部に流出する。このフィルタにおいては、デフレクタとバッフルとがフィルタエレメントの両端に取り付けられており、フィルタエレメントはデフレクタによりハウジングの開口部に取り付けられる。特許文献3に記載されているフィルタにおいては、外側の一次フィルタエレメントと、内側の二次フィルタエレメントとが隙間を隔てて配置されている。被処理空気は一次フィルタエレメントの外側に供給され、一次フィルタエレメントと二次フィルタエレメントとにより処理された空気は、二次フィルタエレメントの内側から外部に排出される。このフィルタにおいては、両方のフィルタエレメントは二次フィルタエレメントの上端部でハウジングに嵌合される。
特開平11−282541号公報 特開2012−232281号公報 特開2001−120932号公報
特許文献1に記載されるように、フィルタエレメントがポートブロックにねじ止めされるフィルタにおいては、フィルタ容器をポートブロックから取り外してフィルタエレメントを交換する際には、フィルタ容器は下方に向けて長い距離移動される必要がある。フィルタエレメントの全体を外部に露出させなければ、フィルタエレメントをポートブロックから取り外す作業を行うことができないからである。このため、フィルタエレメントの交換時にはフィルタの下方に大きな作業スペースを確保しなければならず、フィルタエレメントの交換作業性が悪い。フィルタエレメントがポートブロックにスナップフィットされるようにしたタイプのフィルタや、特許文献3に記載されるように、フィルタエレメントをポートブロックとしてのハウジングに嵌合させる場合にも、特許文献1と同様に交換作業性が悪いという問題点がある。
また、特許文献2に記載されるように、フィルタエレメントがデフレクタによりケースに取り付けられるようにしたフィルタにおいては、フィルタエレメントがケースに組み込まれた状態で、ケースはボディから取り外される。したがって、フィルタエレメントを交換するには、ケースをボディから取り外した後に、デフレクタとケースとの噛み合いを解除して、フィルタエレメントはケース内から取り出される。このため、フィルタエレメントの交換作業性が悪くなる。
本発明の目的は、フィルタエレメントを容易に交換できるフィルタを提供することにある。
本発明のフィルタは、圧縮空気に含まれる異物を除去して圧縮空気を清浄化するフィルタであって、被処理空気が供給される流入ポート、および清浄化された空気を流出する流出ポートが設けられたポートブロックと、前記ポートブロックに着脱自在に装着され、前記ポートブロックとともに収容室を形成するフィルタ容器と、フィルタエレメント、前記流入ポートと前記流出ポートとの一方に連通する連通管部が設けられ前記フィルタエレメントの上端部に固定される上ホルダー、および前記フィルタエレメントの下端部に固定される下ホルダーを備え、前記収容室内に収容されるエレメント組立体と、前記下ホルダーを前記フィルタ容器に保持する下側保持部と、前記上ホルダーを前記ポートブロックに保持する上側保持部と、を有し、前記フィルタ容器を前記ポートブロックから取り外したときに、前記上ホルダーが前記ポートブロックから外れ、前記エレメント組立体が前記フィルタ容器内に留まる。
フィルタ容器をポートブロックから取り外すと、エレメント組立体はポートブロックと一緒に外れてフィルタ容器に留まるので、フィルタ容器をポートブロックに対して下方に移動させるストロークは小さい。これにより、フィルタエレメントの交換時にはフィルタの下方に大きな作業スペースを確保する必要がなく、フィルタエレメントの交換作業性を向上させることができる。
一実施の形態のフィルタを示す縦断面図である。 フィルタ容器をポートブロックから取り外した状態における図1のフィルタを示す斜視図である。 図2の断面図である。 図1に示された下ホルダーを下から見た斜視図である。 下ホルダーの変形例を示す断面図である。 下ホルダーの他の変形例を示す断面図である。 上ホルダーの変形例を示す断面図である。 上ホルダーの他の変形例を示す断面図である。 他の実施の形態のフィルタを示す縦断面図である。 さらに他の実施の形態のフィルタを示す縦断面図である。 さらに他の実施の形態のフィルタを示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。それぞれの図面においては、共通する部材には同一の符号が付されている。
図1に示されるフィルタ10は、流入ポート11と流出ポート12が設けられたポートブロック13を有する。配管やホース等の空気案内部材が流入ポート11に接続され、被処理空気はフィルタ10に供給される。配管やホース等の空気案内部材が流出ポート12に接続され、清浄化された圧縮空気は流出ポートから流出する。
フィルタ10はフィルタ容器14を有し、フィルタ容器14はポートブロック13の下端部に着脱自在に装着される。ポートブロック13が上側に、フィルタ容器14が下側の状態でフィルタ10は使用される。フィルタ10のポートブロック13は、図示しないアタッチメントを介して、図示しない壁面などに取り付けられる。明細書においては、各部材の上下方向は、フィルタ10が使用される状態に基づいて示される。
フィルタ容器14には収容室15が設けられている。図1に示したフィルタ容器14は、第1容器16と第2容器17を有する。排出孔18が第1容器16の下端部に設けられ、雌ねじ部19が第1容器16の上端部に設けられている。雄ねじ部21が第2容器17の下端部に設けられ、雌ねじ部19が雄ねじ部21にねじ結合される。雌ねじ部22が第2容器17の上端部に設けられ、雌ねじ部22はポートブロック13の雄ねじ部23にねじ結合される。したがって、第1容器16を第2容器17に対して回転させることにより、第1容器16は第2容器17に対して着脱される。第2容器17をポートブロック13に対して回転させることにより、フィルタ容器14はポートブロック13に対して着脱される。
環状のロック部材24が第1容器16の上端部の外側に上下動自在に装着される。ロック部材24を第2容器17に係合させると、第1容器16の第2容器17に対する回転が規制される。同様に、環状のロック部材25が第2容器17の上端部の外側に上下動自在に装着される。ロック部材25をポートブロック13に係合させると、第2容器17のポートブロック13に対する回転が規制される。シール部材26は第1容器16と第2容器17の間をシールし、シール部材27は第2容器17とポートブロック13との間をシールする。
収容室15は、第1容器16の内部の貯留室15aと、第2容器17の内部のフィルタ室15bとに区画される。エレメント組立体30がフィルタ室15b内に収容される。エレメント組立体30は、濾過機能や凝集機能を有する円筒形状のフィルタエレメント31と、フィルタエレメント31の上端部に固定される上ホルダー32と、フィルタエレメント31の下端部に固定される下ホルダー33とを備える。上ホルダー32はフィルタエレメント31の端面が突き当てられるフランジ部34を有する。フィルタエレメント31の上端部内に嵌合する嵌合突起部35が、フランジ部34の内面に軸方向下向に突出して設けられている。連通管部36がフランジ部34の外面に軸方向に突出して設けられている。連通孔37がポートブロック13の中央部に設けられ、連通孔37は流出ポート12に連通する。連通管部36は連通孔37に着脱自在に嵌合される。嵌合突起部35はフィルタエレメント31の内部空間38に突出する。連通管部36は、流出ポート12とフィルタエレメント31の内部とを連通させる。
エレメント組立体30が連通管部36の部分でポートブロック13に装着された状態のもとでは、エレメント組立体30のうちポートブロック13内に入り込む長さよりも、ポートブロック13の下端面より突出する長さの方が長くなる。また、エレメント組立体30の上端部は、フィルタ容器14の上端開口部よりも上方に突出している。
下ホルダー33は、フィルタエレメント31の下端面が突き当てられるフランジ部39と、フィルタエレメント31の下端部に嵌合しフィルタエレメント31に固定される嵌合突起部40とを有する。下ホルダー33は液体排出孔41を有し、液体排出孔41は貯留室15aとフィルタエレメント31の内部空間38とを連通させる。下ホルダー33は、第2容器17の下端部に設けられた環状連結部42に保持される。
流入ポート11に連通する連通路43が、ポートブロック13に設けられる。外側空間44がフィルタエレメント31の外面とフィルタ室15bの内面との間に形成され、外側空間44は連通路43により流入ポート11に連通される。ゴム等の弾性部材からなる下側シール部材45が、下ホルダー33と第2容器17の間をシールする。同様に、ゴム等の弾性部材からなる上側シール部材46が、上ホルダー32とポートブロック13の間をシールする。
流入ポート11に供給された被処理空気は、フィルタエレメント31の外側の外側空間44に流入し、フィルタエレメント31を外側から径方向内方に向けて透過して、内部空間38内に流入する。被処理空気の中に含まれる粉粒体等の塵は、フィルタエレメント31に捕捉される。一方、被処理空気の中に含まれる水分・油分などは、被処理空気とともにフィルタエレメント31を透過する。水分・油分などは、フィルタエレメント31を透過する過程で衝突・凝集しながらある程度の大きさの液滴に成長し、フィルタエレメント31の内周面にまで到達して、自重により内周面に沿って下方に落下する。
流入ポート11に供給された被処理空気は、フィルタエレメント31により水分・油分などと塵等からなる異物が除去されて、内部空間38内に流入する。内部空間38内に流入した処理後の空気は、内部空間38内から上ホルダー32の連通管部36内に流入し、流出ポート12から外部の空気圧機器に供給される。このように、フィルタ10は、被処理空気をフィルタエレメントの外側から径方向内方に向けて透過させるタイプであり、内側流出形態である。
フィルタエレメント31を透過した液滴は、液体排出孔41を介して貯留室15aに落下する。排出管51が排出孔18に設けられ、貯留室15a内に溜まった液滴等の異物は排出管51により外部に排出される。脚部52は4枚の板状部材から構成され、貯留室15aに配置される。4枚の板状部材は径方向中心部から放射状に延びている。排出孔18をシールするためのシール部材53が、脚部52に設けられている。フィルタ容器14の下端部に回転自在に装着される操作ノブ54が、排出管51に噛み合っている。操作ノブ54を回転させると、排出管51が上下動する。操作ノブ54により排出管51を上昇移動させると、シール部材53と第1容器16との密閉状態が開放される。これにより、貯留室15a内の液体等の異物は排出管51を介して外部に排出される。
バッフル板55が脚部52の上に配置され、バッフル板55は液体排出孔41に対向する。バッフル板55の外周部に複数のフィン56が上方に向けて突出して設けられており、それぞれのフィン56は放射方向に延びている。したがって、液体排出孔41から貯留室15a内に落下した液滴は、フィン56により第2容器17の内周面に向けて案内されて貯留室15aの下部に集められる。フィルタ容器14は透明性を有する樹脂材料により形成されており、貯留室15a内に溜められた液体の量は外部から目視される。液体の量が増加したことが目視されたときには、作業者が操作ノブ54を操作することにより、貯留室15a内の液体等の異物は外部に排出される。
傾斜面61は、ポートブロック13の連通孔37の下部に設けられ、その内径は下方に向けて大きくなる。上ホルダー32のフランジ部34と連通管部36とにより、角部が形成される。上側シール部材46は、傾斜面61と角部との間に装着される。つまり、上側シール部材46は、角部と傾斜面61とにより形成される三角形のスペースに圧縮変形されて装着される。圧縮変形された上側シール部材46は、連通管部36を径方向内方に押し付ける径方向の力成分と、上ホルダー32に対してポートブロック13から離す方向の軸方向の力成分との、2方向の弾性力を上ホルダー32に与える。このように、上側シール部材46は、上ホルダー32に対して軸方向に弾性力を加える上側保持部を構成している。
これに対し、下側シール部材45は、フィルタ容器側の環状連結部42の内周面に設けられた軸方向保持面47と、下ホルダー33に設けられた軸方向保持面48との間に装着される。下ホルダー33の軸方向保持面48は、環状連結部42の軸方向保持面47と対向する。つまり、下側シール部材45は、両方の軸方向保持面47,48により形成される四角形のスペースに圧縮変形されて装着される。これにより、下側シール部材45は、下ホルダー33に対して径方向内方に押し付けるように横方向の弾性力を加える下側保持部を構成している。
したがって、上側保持部としての上側シール部材46が、上ホルダー32に与える径方向弾性力つまり保持力は、下側保持部としての下側シール部材45が、下ホルダー33に与える径方向弾性力つまり保持力よりも、小さい。換言すれば、下側シール部材45による下ホルダー33の保持力は、上側シール部材46による上ホルダー32の保持力よりも大きい。これにより、図2および図3に示されるように、エレメント組立体30を交換するときに、第2容器17とポートブロック13の間の部分でフィルタ容器14をポートブロック13から取り外すと、上ホルダー32がポートブロック13から外れ、下側シール部材45による下ホルダー33の保持力により、エレメント組立体30はフィルタ容器14内に留まる。
このように、エレメント組立体30を交換するために、フィルタ容器14をポートブロック13から取り外す際には、図1に示されるように、フィルタ容器14をストロークSだけ下方に移動させる。このストロークSは、エレメント組立体30のうちポートブロック13内に入り込んでいる長さが、ポートブロック13の下端面から突出している長さよりも短いので、短くなる。しかも、エレメント組立体30は、上端部がフィルタ容器14の上端部から突出する長さを有している。これにより、図2および図3に示されるように、エレメント組立体30の上端部がフィルタ容器14の開口端部つまり上端部から突出しているので、突出部を手でつかむことや工具で操作することが容易であり、エレメント組立体30の交換作業を容易に行うことができる。
従来のように、フィルタ容器14をポートブロック13から取り外したときに、エレメント組立体30がポートブロック13に留まる場合には、図1に示したストロークSよりも長いストロークに渡って、フィルタ容器14を下方に移動させる必要がある。従って、エレメント組立体30の交換作業を行うには、フィルタ容器14の下方に上下方向に長いスペースを確保する必要がある。
これに対して、図1に示されるように、上側保持部としての上側シール部材46による上ホルダー32の保持力を、下側保持部としての下側シール部材45による下ホルダー33の保持力よりも小さくすると、フィルタ容器14をポートブロック13から取り外したときに、保持力の大きい下側保持部によりエレメント組立体30がフィルタ容器14に留まる。したがって、ポートブロック13が図示しない取付部材に取り付けられた状態のままで、フィルタ容器14を下方に向けて長いストロークに渡って移動させる必要がなく、フィルタエレメント31の交換作業性を向上させることができる。
また、フィルタエレメント31を収納したフィルタ容器14が、ポートブロック13に取り付けられる場合には、フィルタ容器14がポートブロック13の下方向から近づくことになる。その際に、上ホルダー32の連通管部36は、傾斜面61にガイドされながらポートブロック13に入る。このように、傾斜面61は、連通管部36がポートブロック13の連通孔37に挿入される際に、ガイドとして作用する。これにより、フィルタ容器14とポートブロック13の結合作業が容易に行われる。
特に、図2および図3に示されるように、エレメント組立体30の上端部がフィルタ容器14の上端部から突出している構造においては、連通管部36がポートブロック13の連通孔37に挿入される状況を、外部から目視することが難しい。従って、ガイドとして作用する傾斜面61は、有効である。
図1および図4に示されるように、環状連結部42の下端面に係合する係合爪62が、下ホルダー33の下面側に複数個設けられている。それぞれの係合爪62は、エレメント組立体30が環状連結部42に軸方向に押し付けられると、係合爪62が変形して下ホルダー33の下端面に係合する。これにより、下ホルダー33は、下側シール部材45の弾性力に加えて、係合爪62と下ホルダー33との係合力により、環状連結部42に保持される。このように、係合爪62は、下側シール部材45とともに下側保持部を構成している。したがって、下側シール部材45のみにより下側保持部を構成した場合の、下側保持部による下ホルダー33に対する保持力よりも、係合爪62と下側シール部材45の2つによって下側保持部を構成した場合の、下側保持部による下ホルダー33に対する保持力のほうが、大きい。
また、下側保持部が、下側シール部材45の弾性力と係合爪62の2つで構成されず、下側保持部が係合爪62のみで構成されてもよい。係合爪62のみでも下ホルダー33に対する保持力が得られる。
図5は、下ホルダー33の変形例を示す断面図である。図5に示される下ホルダー33においては、雄ねじ部63が下ホルダー33に設けられ、雄ねじ部63にねじ結合される雌ねじ部64が下側保持部としての環状連結部42に設けられている。したがって、図5に示される下ホルダー33には、下側シール部材45の弾性力に加えて、雌ねじ部64によるねじ結合力が保持力として下ホルダー33に加えられる。この場合にも、フィルタ容器14をポートブロック13から取り外すと、上側保持部よりも保持力の大きい下側保持部により、エレメント組立体30がフィルタ容器14に留まる。
また、下側保持部が、下側シール部材45の弾性力と雄ねじ部63と雌ねじ部64のねじ結合の2つで構成されず、下側保持部が雄ねじ部63と雌ねじ部64のねじ結合のみで構成されてもよい。雄ねじ部63と雌ねじ部64のねじ結合のみでも下ホルダー33に対する保持力が得られる。
図6は、下ホルダー33の他の変形例を示す断面図である。図6に示される下ホルダー33には、図1および図3に示された係合爪62が設けられていない。下側シール部材45が、フィルタ容器側の環状連結部42に設けられた軸方向保持面47と、下ホルダー33に設けられた軸方向保持面48との間に装着される。これに対し、ポートブロック13は、図1〜図3に示したフィルタ10と同様であり、ポートブロック13には傾斜面61が設けられている。したがって、上側保持部としての上側シール部材46による上ホルダー32に対する保持力は、下側保持部としての下側シール部材45よる下ホルダー33に対する保持力よりも小さい。これにより、フィルタ容器14をポートブロック13から取り外すと、保持力の大きい下側保持部によりエレメント組立体30がフィルタ容器14に留まる。このように、係合爪62を設けることなく、三角形のスペースに装着される上側シール部材46と、軸方向の保持面からなる四角形のスペースに装着される下側シール部材45とによって、保持力を相違させるようにすることもできる。
図7および図8は、それぞれ上ホルダー32の変形例を示す断面図である。図7および図8に示されるように、ポートブロック13の下端面65は径方向つまり横方向に延びている。この下端面65に対向する対向面66が、上ホルダー32に設けられている。
図7に示されるフィルタ10においては、環状溝67がポートブロック13の下端面65に設けられている。上側保持部として上側シール部材46が、この環状溝67に装着される。また、図8に示されるフィルタ10においては、環状溝67が上ホルダー32の対向面66に設けられており、上側保持部として上側シール部材46が、この環状溝67に装着される。
図7および図8に示される上側シール部材46は、上ホルダー32に対してポートブロック13から上ホルダー32を離す方向に、軸方向の弾性力を加える。したがって、下側保持部として、図1および図6に示した下側シール部材45に加えて,図1に示した係合爪62や、図5に示した雌ねじ部64を設けると、上側保持部としての上側シール部材46による上ホルダー32の保持力は、下側保持部としての下側シール部材45による下ホルダー33の保持力よりも小さくなる。
さらに、上側シール部材46により上側保持部を形成することなく、上ホルダー32の連通管部36を連通孔37に緩く嵌合させて連通孔37を上側保持部としても良い。その場合には、図4に示されるように、下ホルダー33が係合爪62により環状連結部42に係合される。または、図5に示されるように、下ホルダー33が環状連結部42にねじ結合される。このようにして、下側保持部による下ホルダー33の保持力を、上側保持部による上ホルダー32の保持力よりも大きくすることも可能である。その場合には、上側シール部材46は、緩い嵌合によって、上ホルダー32に対して径方向のみの保持力を加えている。
図9は、他の実施の形態であるフィルタ10を示す縦断面図である。図1〜図3に示したフィルタ容器14が第1容器16と第2容器17とにより構成されるのに対し、図9に示されるフィルタ容器14は、第1容器16と第2容器17が一体となった一体型の容器である。したがって、一体型のフィルタ容器14には、液体を収容する貯留室15aと、エレメント組立体30を収容するフィルタ室15bとが設けられる。この形態においては、環状部材68がフィルタ容器14の内部に固定される。この環状部材68によって、環状連結部42が形成され、下ホルダー33がこの環状連結部42に連結される。他の構造は、図1〜図3に示されたフィルタ10と同様である。
図10は、さらに他の実施の形態であるフィルタ10を示す縦断面図である。このフィルタ10においては、図1に示された脚部52とバッフル板55が設けられていない。排出孔18を有するスリーブ71がフィルタ容器14の底部に設けられ、ドレンコックとしての排出管72がスリーブ71にねじ結合される。フィルタ容器14に設けられた弁座シール73を開閉する開閉弁体74が、排出管72に係合している。排出孔75が開閉弁体74に設けられ、排出管72を回転させると、開閉弁体74が上下動し、排出孔75と貯留室15aとを連通状態と遮断状態とに操作される。したがって、貯留室15a内に溜められた液体の量が増加したときには、作業者が排出管72を操作することにより、貯留室15a内の液体等の異物は外部に排出される。他の構造は、図1に示したフィルタ10と同様である。
図11は、さらに他の実施の形態であるフィルタ10を示す縦断面図である。このフィルタ10においては、上ホルダー32の連通管部36が嵌合する連通孔37は、流入ポート11に連通している。したがって、このフィルタ10は、上述した場合と相違して、外部から流入ポート11に供給された被処理空気は、フィルタエレメント31の内部空間38内に流入し、フィルタエレメント31を径方向内側から外側に向けて透過して外側空間44内に流入する。被処理空気の中に含まれる粉粒体等の塵は、フィルタエレメント31により捕捉される。一方、被処理空気の中に含まれる水分や油分は、被処理空気とともにフィルタエレメント31を内側から外側に透過する。フィルタエレメント31を透過する過程で衝突・凝集しながらある程度の大きさの液滴に成長し、フィルタエレメント31の内周面にまで到達して、自重により内周面に沿って下方に落下する。落下した液滴を貯留室15aに案内するために、第2容器17の下端部には、液体排出孔76が設けられている。このタイプのフィルタ10の下ホルダー33には、液体排出孔76は設けられておらず、蓋部77により閉じられている。
フィルタエレメント31により水分、油分と塵等からなる異物が除去されて、外側空間44内に流入した処理後の空気は、外側空間44から連通路43を介して流出ポート12から外部の空気圧機器に供給される。このように、図11に示されるフィルタ10は、被処理空気をフィルタエレメントの内側から径方向外側に向けて透過させるタイプの外側流出形態である。
図9〜図11に示したフィルタ10においても、上側保持部による上ホルダー32に対する保持力は、下側保持部による下ホルダー33に対する保持力よりも小さくなっている。フィルタ容器14をポートブロック13から取り外すと、保持力の大きい下側保持部によりエレメント組立体30がフィルタ容器14に留まるので、フィルタエレメント31の交換作業性を向上させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図示するフィルタ10は、貯留室15a内に溜まった液体等の異物を手動操作により外部に排出するようにしたドレンフィルタであるが、貯留室15a内に溜められた異物が所定量となると、自動的に外部に異物を排出するようにしたオートドレン式のフィルタにも、この発明を適用することができる。
11 流入ポート
12 流出ポート
13 ポートブロック
14 フィルタ容器
15a 貯留室
15b フィルタ室
16 第1容器
17 第2容器
30 エレメント組立体
31 フィルタエレメント
32 上ホルダー
33 下ホルダー
34 フランジ部
35 嵌合突起部
36 連通管部
37 連通孔
38 内部空間
39 フランジ部
40 嵌合突起部
41 液体排出孔
42 環状連結部
43 連通路
44 外側空間
45 下側シール部材
46 上側シール部材
47 軸方向保持面
48 軸方向保持面
61 傾斜面
62 係合爪
63 雄ねじ部
64 雌ねじ部
65 下端面
66 対向面
67 環状溝
68 環状部材

Claims (10)

  1. 圧縮空気に含まれる異物を除去して圧縮空気を清浄化するフィルタであって、
    被処理空気が供給される流入ポート、および清浄化された空気を流出する流出ポートが設けられたポートブロックと、
    前記ポートブロックに着脱自在に装着され、前記ポートブロックとともに収容室を形成するフィルタ容器と、
    フィルタエレメント、前記流入ポートと前記流出ポートとの一方に連通する連通管部が設けられ前記フィルタエレメントの上端部に固定される上ホルダー、および前記フィルタエレメントの下端部に固定される下ホルダーを備え、前記収容室内に収容されるエレメント組立体と、
    前記下ホルダーを前記フィルタ容器に保持する下側保持部と、
    前記上ホルダーを前記ポートブロックに保持する上側保持部と、を有し、
    前記フィルタ容器を前記ポートブロックから取り外したときに、前記上ホルダーが前記ポートブロックから外れ、前記エレメント組立体が前記フィルタ容器内に留まる、フィルタ。
  2. 請求項1記載のフィルタにおいて、
    前記下側保持部は、前記フィルタ容器側の環状連結部と前記下ホルダーとにそれぞれ形成された軸方向保持面の間に装着され、前記下ホルダーに対して横方向の弾性力を加える下側シール部材である、フィルタ。
  3. 請求項1記載のフィルタにおいて、前記下側保持部は、前記下ホルダーに設けられ前記環状連結部に係合する係合爪である、フィルタ。
  4. 請求項1記載のフィルタにおいて、前記下側保持部は、前記環状連結部の雌ねじ部と前記下ホルダーの雄ねじ部のねじ結合である、フィルタ。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記上側保持部は、前記ポートブロックに形成された傾斜面と前記上ホルダーとの間に装着され、前記上ホルダーに対して軸方向成分の弾性力を有する上側シール部材である、フィルタ。
  6. 請求項2から4のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記上側保持部は、ポートブロックの径方向の下端面と、前記上ホルダーに前記下端面に対向して設けられた対向面との一方に装着され、前記上ホルダーに対して軸方向の弾性力を有する上側シール部材である、フィルタ。
  7. 請求項2から4のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記上側保持部は、前記流入ポートと前記流出ポートとの一方に連通させて前記ポートブロックに形成され、連通管部が嵌合する連通孔である、フィルタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記エレメント組立体の上端部が前記フィルタ容器の上端部から突出する、フィルタ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記フィルタ容器は、液体を収容する貯留室が設けられた第1容器と、前記エレメント組立体を収容するフィルタ室が設けられた第2容器とを有し、前記下ホルダーが連結される環状連結部を前記第2容器に設けた、フィルタ。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記フィルタ容器は、液体を収容する貯留室と前記エレメント組立体を収容するフィルタ室とが設けられた一体型の容器であり、一体型の容器の内部に固定される環状部材により前記下ホルダーが連結される環状連結部を形成した、フィルタ。


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