JP2016182199A - 薬剤揮散器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手間がかからない簡便な手段により、揮発性の高い薬剤による効果を長時間発揮させ、薬剤による薬剤揮散体の根詰まりを起こしにくく、薬剤を効率よく揮散させる。
【解決手段】 揮発性薬剤を含有する粘度が30〜100mPa.sの粘性組成物15が封入された薬剤揮散袋11と、揮発性薬剤を揮散させる開口部31,32を有すると共に、内部に薬剤揮散袋11を支持する受け部37が凸設された閉塞部を有するケース21とを備え、薬剤薬剤揮散袋11は、一面とこれに対向する他面とを有し、少なくとも一面は、揮発性薬剤が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シート17で構成され、その微多孔質シート17の少なくとも一部にケース21の閉塞部の受け部37を当接させる。
【選択図】 図15

Description

本発明は、揮発性薬剤(芳香成分、消臭成分、害虫忌避成分など)を揮散可能に封入した薬剤揮散袋が収納された薬剤揮散器に関する。
分子量が小さく、揮発性の高い薬剤を吸液芯やメンブレンタイプの薬剤揮散体に含浸させて揮散させると、短時間で揮散してしまい、薬剤による効果を長時間発揮させることが困難である。そこで、従来、揮発性の高い薬剤を部屋などに拡散させる方法として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1では、薬剤を線香用基材に練り込み、燻煙させて空間に充満させる方法が採用されている。
特開2011−12056号公報
しかし、燻煙は非常に煩雑であり、また、空間に煙が充満するため、クローゼットやロッカーなどのように衣服などがある空間、あるいは、食品などが置かれた空間においては、使用し難いという問題もあった。
一方、本発明者は、揮発性の高い薬剤(例えば、アリルイソチオシアネートなど)を含有する組成物を吸液芯やメンブレンタイプの薬剤揮散体に含浸させて長時間持続的に揮散させる方法として、当該組成物に、ゼラチンのような増粘剤を添加することにより粘度を高めることを検討したが、増粘剤により薬剤揮散体が根詰まりを起こし、薬剤を効率よく揮散させることが困難であった。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、手間がかからない簡便な手段により、増粘剤による薬剤揮散体の根詰まりを起こしにくく、かつ揮発性の高い薬剤による効果を長時間発揮させ得る薬剤揮散器を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明に係る薬剤揮散器は、揮発性薬剤を含有する粘度が30〜100mPa.sの粘性組成物が封入された薬剤揮散袋と、揮発性薬剤を揮散させる開口部を有すると共に、内部に薬剤揮散袋を支持する受け部が凸設された閉塞部を有するケースとを備え、薬剤揮散袋は、一面とこれに対向する他面とを有し、少なくとも一面は、揮発性薬剤が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シートで構成され、その微多孔質シートの少なくとも一部にケースの閉塞部の受け部を当接させたことを特徴とする。
本発明の薬剤揮散器において、薬剤揮散袋は、その少なくとも一面が揮発性薬剤が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シートで構成されており、その微多孔質シートの少なくとも一部に、凸設された受け部を当接させていることから、微多孔質シートへの押圧力及び微多孔質シートと受け部との接触部分における毛細管現象により、粘性組成物が30〜100mPa・sという粘度を有していても、微多孔質シートの微孔から浸潤してシート表面に少しずつ滲み出ることができ、これにより揮発性薬剤を外部へ揮散する。このように本発明の薬剤揮散器によれば、増粘剤等による薬剤揮散体の根詰まりを起こしにくく、かつ揮発性薬剤による効果を長期間持続させることができる。
また、微多孔質シートをケースの閉塞部の受け部に当接させたことにより、その薬剤揮散袋の揮散面である微多孔質シートがケースの開口部と反対側に位置する閉塞部に配置されることになる。そのため、閉塞部での揮発性薬剤の揮散濃度を高めることができる(飽和蒸気圧に近づけることができる)ので、微多孔質シート表面における揮発性薬剤の揮散を遅らせることができ、効果をより長期間発揮させることができる。
本発明における揮発性薬剤は、芳香成分又は害虫忌避成分であることが望ましい。害虫忌避成分は、低分子であり、揮散しやすいが、特定の粘度を有する粘性組成物に含有させることで、効果を長時間持続することができる。
本発明における薬剤揮散袋は、内部空間を2つの分割空間に区画する仕切りシートを内蔵し、仕切りシートの外周で2つの分割空間を連通させた構造を具備することが望ましい。このようにすれば、微多孔質シートと接していない一方の分割空間に充填された粘性組成物は、毛細管現象により仕切りシートの外周を迂回して、微多孔質シートと接する他方の分割空間へ移動し、揮発性薬剤を微多孔質シートから揮散する。そのため、揮発性薬剤による効果をさらに長時間維持することができる。
本発明によれば、薬剤揮散袋の少なくとも一面が粘性組成物が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シートで構成されており、その微多孔質シートの少なくとも一部に、凸設された受け部を当接させていることから、微多孔質シートへの押圧力及び微多孔質シートと受け部との接触部分における毛細管現象により、粘性組成物が30〜100mPa・sという粘度を有していても、微多孔質シートの微孔から浸潤してシート表面に少しずつ滲み出ることができることから、増粘剤等による薬剤揮散体の根詰まりを起こしにくく、かつ揮発性薬剤による効果を長時間有することができる。
本発明の実施形態で、薬剤揮散袋を示す組立分解斜視図である。 図1の薬剤揮散袋を示す組立完了斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図3の薬剤揮散袋の使用状態を示す断面図である。 薬剤揮散袋を収納するケースを示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は下面図である。 図5(A)のB−B線に沿う断面図である。 一方のケース半体を示す下面図である。 図7のC−C線に沿う断面図である。 他方のケース半体を示す上面図である。 図9のD−D線に沿う断面図である。 ケースおよび薬剤揮散袋からなる薬剤揮散器を示す組立分解斜視図である。 ケースに薬剤揮散袋を載置した状態を示す組立分解斜視図である。 ケースおよび薬剤揮散袋からなる薬剤揮散器を示す組立完了斜視図である。 ごみ箱の蓋に薬剤揮散器を装着した使用状態を示す断面図である。 図14の要部拡大断面図である。 薬剤揮散袋の内側袋体を破袋する要領を説明するための断面図である。 図15に示す薬剤揮散袋の内側袋体を破袋した後の状態を示す要部拡大断面図である。
本発明に係る薬剤揮散器の実施形態を以下に詳述する。以下の実施形態では、ごみ箱の芳香や害虫忌避などのために、ごみ箱の蓋の内側に装着する場合を例示するが、それ以外に、部屋や車内などにも適用可能である。
図1〜図4は薬剤揮散袋11を例示し、図1は組立分解斜視図、図2は組立完了斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は使用状態の断面図である。この薬剤揮散袋11は、図1〜図3に示すように、軟質の内側袋体12と、その内側袋体12を収容する軟質の外側袋体13とを備えた二重構造となっている。なお、図3および図4では、内側袋体12および外側袋体13の厚みや内部空間を誇張して示している。
平面視矩形状の内側袋体12は、透明なガス非透過性フィルム14で袋状に形成され、内部に揮発性薬剤を含有する粘性組成物15が封入されている。この内側袋体12の素材であるガス非透過性フィルム14としては、例えば、ポリエステル、ポリアミド、エチレン‐酢酸ビニル共重合体ケン化物、変性ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等の熱可塑性合成樹脂又はアルミニウム等の金属箔の1つ以上を含む多層積層材料がある。
揮発性薬剤としては、揮発性香料を含む薬剤として、例えば、パラフィン系炭化水素、グリコールエーテル類、グリコール類、アルコール類、エステル類、ケトン類、ラクトン類、アルデヒド類等の溶媒や芳香成分、N,N−ジエチルトルアミド(ディート)、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、2−エチル−ヘキサンジオール、ジブチルサクシネート、p−メンタン−3,8−ジオール、アリルイソチオシアネート等の害虫忌避成分が使用可能である。
粘性組成物15は、粘度が30〜100mPa・sであれば、液状、ゲル状、ゾル状、またはこれらの混合物であってもよい。粘性組成物15を着色しておけば、内側袋体12が透明フィルム14で形成されていることから、外部から粘性組成物15の状態を目視確認することが容易となる。粘性組成物15は増粘剤によって粘性を持たせる。増粘剤としては、グリセリン、糖脂肪酸エステル、蝋、増粘多糖類、カラギーナン、鉱物、金属石鹸、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の多価金属塩、アミノ酸誘導体、糖の誘導体等が例示される。
内側袋体12は、一枚のガス非透過性フィルム14を二つ折りし、その開口する三つの辺部16をヒートシールで熱融着することにより袋状としている。この三つの辺部16は、外力による内圧上昇で破袋可能な強度でシールされている。なお、破袋可能にシールする辺部16の数および箇所は任意である。
この内側袋体12では、一枚のガス非透過性フィルム14を二つ折りにして三つの辺部16を破袋可能にシールしているが、二枚のガス非透過性フィルム14を重ね合わせることにより袋状とすることも可能である。その場合、破袋可能にシールする辺部16の数および箇所も任意である。
平面視矩形状の外側袋体13は、一面を構成する一枚の微多孔質シート17と、これに対向する他面を構成する一枚の透明シート18とを重ね合わせ、その開口する四つの辺部19をヒートシールで熱融着することにより袋状としている。
微多孔質シート17は、外側袋体13の一面の全体を構成する以外に、一面の一部分を構成するようにしてもよい。外側袋体13の四つの辺部19は、内側袋体12の場合と異なり、外力による内圧上昇で破袋しないようにシールされている。この外側袋体13の他面側を透明シート18で構成することにより、この他面側から内側袋体12および粘性組成物15を目視確認することが容易となる。
なお、この実施形態では、外側袋体13の他面を透明シート18で構成した場合について説明するが、この外側袋体13の他面を構成するシートは必ずしも透明である必要はなく、非透明や半透明であってもよいし、微多孔質シートであっても構わない。
外側袋体13の一面を構成する微多孔質シート17は、粘性組成物15が浸潤可能な多数の微孔を有する。つまり、揮発性薬剤のガスを透過させるガス透過性フィルムと異なり、粘性組成物15が浸潤してシート表面に滲み出る程度に多数の微孔が物理的に形成されている。
この微多孔質シート17に用いられる樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン等の各種ポリエチレンや、エチレン‐酢酸ビニル共重合体およびそのケン化物、エチレン‐アクリル系共重合体、エチレン‐プロピレン共重合体、種々のオレフィン系樹脂およびその共重合体、ジエン系樹脂およびその共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリウレタン、各種アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリイミド、フッ素樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、セロハン等の半合成樹脂などが挙げられる。微多孔質シート17としては、特に、これらの樹脂に無機物質を配合して製造されるシートが好ましく用いられ、例えば、オレフィン系樹脂にシリカを配合して製造される多孔質シート17としては、Teslin SP600、Teslin SP700、Teslin SP800、Teslin SP1000(PPG Industries,Inc.製)等が市販されている。
この微多孔質シート17に用いられる樹脂は、単体で用いてもよく、共重合体、ブレンド物などとして用いてもよい。さらに、前述の樹脂を複数用いて多層にした多層シートとしてもよい。多層シートとするためには、ドライラミネーションや共押出し、押出ラミネーションなどの公知の手段によって行われる。シートに成型するにあたり種々の添加物を混練したり、成型後に延伸や熱処理などを行ってもまったく差し支えない。成型後にコーティング、蒸着などを行ってもよい。シートが2層以上になっている場合に、そのうち1層が金属箔もしくは金属蒸着膜、もしくは無機蒸着膜層であってもよい。
外側袋体13の他面を構成する透明シート18は、粘性組成物15が浸潤不能なシートである。つまり、前述の微多孔質シート17とは異なり、粘性組成物15が浸潤しない。この透明シート18は、分子レベルで揮発性薬剤のガスを透過させるガス透過性フィルムと、揮発性薬剤のガスを遮断するガス非透過性フィルムのいずれであってもよい。
このガス非透過性フィルムとしては、前述の内側袋体12で使用した素材から選択され得るものを使用すればよい。また、ガス透過性フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン‐酢酸ビニル共重合樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン‐アクリル酸共重合樹脂、エチレン‐αオレフィン共重合樹脂等の熱可塑性樹脂の1つ以上を含む多層積層材料がある。
以上で説明した構成からなる薬剤揮散袋11では、図4に示すように、外力(図中白抜き矢印参照)の作用により内側袋体12の内圧が上昇し、シールされた三つの辺部16が開封して内側袋体12が破袋すると、その内側袋体12に封入されていた粘性組成物15が外側袋体13内に流出する。この外側袋体13は、その一面(図中上面)が、粘性組成物15が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シート17で構成されており、当該微多孔質シート17の少なくとも一部に、後述の受け部37を当接させることで、微多孔質シート17への押圧力及び微多孔質シート17と受け部37との接触部分における毛細管現象により、外側袋体13内に流出した粘性組成物15が30〜100mPa・sという粘度を有していても、微多孔質シート17の微孔から浸潤してシート表面に少しずつ滲み出させることにより、揮発性薬剤を外部へ揮散する(図中破線矢印参照)。
外側袋体13の一面を構成する微多孔質シート17は、揮発性薬剤が浸潤してシート表面に滲み出る程度に多数の微孔が物理的に形成されたものであることから、ガス透過性フィルムと異なり、化学的性質が多種に亘る揮発性薬剤との組み合わせを選定する必要がなく、使用可能な揮発性薬剤が多種に亘り、揮発性薬剤を外側袋体13から容易に揮散させることができる。このように、外側袋体13の一面を構成する微多孔質シート17に対して、使用可能な揮発性薬剤が制約されることがないので、揮発性薬剤を使用する上で選択の自由度を向上させることができる。
微多孔質シート17は、粘性組成物15が多数の微孔でもって浸潤してシート表面に滲み出ることから、ガス透過性フィルムと比較しても揮発性薬剤の揮散量も多くなり、揮発性薬剤を外側袋体13から良好に揮散させることができる。そのため、外側袋体13の両面を微多孔質シート17で構成する必要はなく、外側袋体13の一面のみを微多孔質シート17で構成すればよい。その結果、外側袋体13の他面は、ガス透過性フィルムあるいはガス非透過性フィルム等のように、揮発性薬剤が浸潤不能なシートで構成すればよい。
前述したように、粘性組成物15は、揮発性薬剤に増粘剤を加えることによって粘性を持たせる。この粘性組成物15の粘度は、30〜100mPa.sであり、40〜65mPa.sが特に好ましい(粘度は、振動式粘度計(VM-300-L セコニック社製)、測定温度25℃で測定するものである。)。このように、粘性組成物15の粘度を30〜100mPa.sの範囲に規定し、微多孔質シート17の少なくとも一部に、後述の受け部37を当接させることで、粘性組成物15による微多孔質シート17の根詰まりを起こしにくく、揮発性薬剤を効率よく揮散させることができる。粘性組成物15の粘度が30mPa.sよりも低いと、受け部37との当接により揮発性薬剤が浸潤しすぎるため、効果を長時間発揮させることが困難となる。逆に、粘性組成物15の粘度が100mPa.sよりも高くなると、受け部37と当接していても根詰まりを起こし易くなる。
ここで、本出願人は、香料80重量%及びアリルイソチオシアネート20重量%を含有する揮発性薬剤に増粘剤としてゼラチンを加えることにより調製した粘性組成物15について、キイロショウジョウバエの忌避効果の持続試験を行った。具体的には、揮発性薬剤にゼラチンを加えることにより粘度を10,120mPa.sとした比較品H,Iと、粘度を30,40,50,65,80,90,100mPa.sとした実施品A〜Gを調製した。ポリエチレン製の内側袋体12に、比較品、実施品を3g収容し、当該内側袋体12(縦50mm×横50mm)を外側袋体13(縦65mm×横65mm)に入れた。当該外側袋体13は、その一面が微多孔質シート17(Teslin SP600(厚さ152μm)、Teslin SP700(厚さ178μm)、Teslin SP800(厚さ203μm)、Teslin SP1000(厚さ356μm))で構成されている。こうして製造した薬剤揮散袋11を、後述のケース21(図11参照)に収納した後、後述するように、内側袋体12を破袋し(図16等参照)、薬剤揮散袋11の微多孔質シート17を受け部37に当接させ、粘性組成物15の温度を25℃に保持した状態で静置した。なお、各実施品、比較品について、微多孔質シート17の厚みは表1に示すとおり1種又は2種使用した。
持続試験の結果は、下表に示すとおりである。なお、この試験では、揮発性薬剤による効果を維持する日数に基づいて4段階評価した。その4段階評価として、「AAA」は50日以上、「AA」は40日以上50日未満、「A」は30日以上40日未満、「C」は30日未満である。
Figure 2016182199
上表に示すように、粘性組成物15の粘度が30mPa.sの時には「AA」、粘度が40,50,65mPa.sの時には「AAA」、粘度が80mPa.sの時には「AA」、粘度が90,100mPa.sの時には「A」となり、揮発性薬剤による効果が長時間持続することが判明した。これに対して、粘度が10,120mPa.sの時には「C」となり、揮発性薬剤による効果を長時間有さないことが判明した。
また、粘性組成物15の粘度が、例えば40,60mPa.sとしたものであっても、薬剤揮散袋11の微多孔質シート17をケース21の受け部37に当接させない状態では、微多孔質シート17を揮発性薬剤15に密着させることが困難となり、微多孔質シート17と粘性組成物15との間に空気層ができ易く、また、微多孔質シート17と受け部37との接触部分において毛細管現象も生じないことから、揮発性薬剤の揮散性能を確保することが困難であることが判明した。
なお、実施品A〜Gの揮発性薬剤には、芳香成分と害虫忌避成分の両方が含有されているが、いずれか1種だけ含有されていても、また、それ以外の揮発性薬剤が含有されていても、粘性組成物15による微多孔質シート17の根詰まりを起こしにくく、揮発性薬剤による効果を長時間持続することができる。
以上で説明した薬剤揮散袋11をごみ箱の芳香や害虫忌避のために使用する場合、その薬剤揮散袋11をプラスチック等の樹脂製ケース21に収納した薬剤揮散器として使用する。
図5〜図10はケース21を例示し、図5は二つのケース半体23,24を衝合させた二分割構造のケース21を例示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は下面図、図6は図5(A)のB−B線に沿う断面図、図7は一方のケース半体23(以下、上ケースと称す)の下面図、図8は図7のC−C線に沿う断面図、図9は他方のケース半体24(以下、下ケースと称す)の上面図、図10は図9のD−D線に沿う断面図である。
このケース21は、図5(A)〜(C)および図6に示すように、二つの円形皿状の上下ケース23,24を衝合させた二分割構造をなしている。このケース21は、使用済みの薬剤揮散袋11が交換可能なように、図7および図8に示す上ケース23と、図9および図10に示す下ケース24のそれぞれの外周部位に以下のような構造を設けている。
上ケース23のピン25を下ケース24の凹孔26に挿入する構造でもって上下ケース23,24が位置合わせ可能となっており、また、上ケース23の爪27と下ケース24の爪28を引っ掛け係止する構造により上下ケース23,24がワンタッチ式で分離可能な嵌合構造となっている。このケース21では、爪27,28同士の引っ掛け係止構造により分離可能な嵌合構造としているが、ヒンジ構造により開閉可能とすることにより、使用済みの薬剤揮散袋11を交換可能とするようにしてもよい。
上ケース23には、その中央部位に、薬剤揮散袋11の内側袋体12に外側袋体13を介して外力を付与する円形の押圧部29が設けられている。この押圧部29は、可撓性を有する連結部30を介して上ケース23に片持ち支持された状態で一体的に形成され、上ケース23の開口部31に配置されて押し込み可能となっている。
この押圧部29の円周方向周囲には、揮発性薬剤を放出させる開口部である複数の揮散孔32が配設されている。また、この上ケース23には、上下ケース23,24の衝合時に、下ケース24に位置決め載置された薬剤揮散袋11の外側袋体13の四隅部33(図9参照)を下ケース24の内側へ押し込む四つの押し込みリブ34が、外側袋体13の四隅部33と対応する部位に一体的に形成されている。
下ケース24には、薬剤揮散袋11の外側袋体13が載置される四つの支持リブ35が一体的に立設されている。また、外側袋体13の各辺部19に当接することにより外側袋体13を位置規制する四つの位置規制リブ36が一体的に立設されている。この位置規制リブ36の先端部は鉤状をなし、その鉤状先端部で外側袋体13を押さえ込むことで外側袋体13の浮きを防止して位置規制の安定化を図っている。
この下ケース24の中央部位には、押圧部29により外力が付与された薬剤揮散袋11の内側袋体12を外側袋体13を介して支持する受け部37が一体的に設けられている。この受け部37は、押し込み動作させた押圧部29と薬剤揮散袋11を介して正対するように傾斜した支持面38を有する。受け部37は、内側円形リブ39と外側円形リブ40の二重構造をなし、その支持面38は、内側円形リブ39およびその内側に位置する十字形リブ41と外側円形リブ40の上端部で構成されている。前述の上ケース23は開口部31および揮散孔32を有するのに対して、下ケース24は開口部31および揮散孔32を有さずに閉塞部を構成している。
なお、下ケース24の外側中央部位には、薬剤揮散器22をごみ箱の蓋の内側に取り付けるための粘着テープ42が設けられている。この下ケース24には、揮散孔32が設けられていない。この下ケース24には、薬剤揮散器22をごみ箱の蓋の内側に取り付けるための粘着テープ42が取り付けられているため、下ケース24に揮散孔32がないことにより、使用時に薬剤揮散袋11から揮散する揮発性薬剤でもって、下ケース24に近接配置された粘着テープ42の粘着力を低下させたり、ごみ箱の蓋の素材を傷めることを防止できるようにしている。
以上で説明したケース21に前述の薬剤揮散袋11を装填する要領を、図11〜図13を参照しながら以下に詳述する。図11〜図13は前述のケース21に薬剤揮散袋11を組み付けた薬剤揮散器22を例示し、図11および図12は組立分解斜視図、図13は組立完了斜視図である。
下ケース24の支持リブ35上に矩形状の薬剤揮散袋11をその外側袋体13の微多孔質シート17が下ケース24側に向くように載置すると共に、その薬剤揮散袋11の各辺部19を位置規制リブ36に側方から当接させることにより、薬剤揮散袋11を位置決めする。この薬剤揮散袋11が位置決め載置された下ケース24に、上ケース23を上ケース23のピン25および下ケース24の凹孔26からなる構造でもって位置合わせすると共に上ケース23の爪27と下ケース24の爪28との引っ掛け係止構造でもって嵌合させる。このようにして、薬剤揮散袋11のケース21への組み付けを完了する。
この上下ケース23,24の衝合時、下ケース24に位置決め載置された薬剤揮散袋11の外側袋体13の四隅部33は、上下ケース23,24の外周部上あるいはその近傍に位置するため(図9参照)、上下ケース23,24の外周部間で噛み込んだり、その外周部から食み出したりする可能性がある。
そこで、上ケース23に設けられた押し込みリブ34により、上下ケース23,24の衝合時に薬剤揮散袋11の外側袋体13の四隅部33を下ケース24の内側へ押し込むようにしている。これにより、薬剤揮散袋11の外側袋体13の四隅部33が上下ケース23,24の外周部間に噛み込んだり、その外周部から食み出したりすることを未然に防止し、この噛み込みや食み出しにより外側袋体13が破れて、粘性組成物15が外部へ漏洩することを回避している。
以上で説明した薬剤揮散器22をごみ箱の芳香や害虫忌避などのために使用する場合、図14および図15に示すように、下ケース24に設けられた粘着テープ42を利用し、薬剤揮散器22をごみ箱43の蓋44の内側に貼着する。つまり、薬剤揮散器22は、上ケース23が下向きで下ケース24が上向きとなる上下逆さ状態で取り付けられる。
この取り付け状態では、薬剤揮散容器22が略水平状態に保持され、薬剤揮散容器22内に収納された薬剤揮散袋11は、微多孔質シート17を上側に向けた状態で保持される。一方、この薬剤揮散容器22をごみ箱43の蓋44に取り付ける前あるいは取り付けた後に、次の操作により薬剤揮散袋11の内側袋体12を破袋する。
まず、薬剤揮散容器22の上ケース23に設けられた押圧部29を容器内部へ押し込むことにより、薬剤揮散袋11の外側袋体13を介して内側袋体12に外力を付与する。この外力の付与により内側袋体12の内圧が上昇し、その内圧上昇でもって内側袋体12が破袋する。この内側袋体12の破袋は、三つの辺部16が外力による内圧上昇で破袋可能な強度でシールされていることから、この三つの辺部16の一部または全部が開口することにより行われる。
この押圧部29による外力の付与時、図16に示すように、上ケース23に連結部30を介して設けられた押圧部29は、その連結部30が可撓性を有することから、連結部30の撓みにより容器内部へ押し込まれる。この押圧部29の押し込み動作により、薬剤揮散袋11が下ケース24の受け部37と押圧部29との間に挟み込まれる。
この押し込み動作により傾斜する押圧部29に対して、内側円形リブ39および十字形リブ41と外側円形リブ40からなる受け部37の支持面38が薬剤揮散袋11を介して正対するように傾斜していることから、押圧部29の押圧面45と受け部37の支持面38が平行となるので、押圧部29の全面で薬剤揮散袋11に接触する。
このように、押圧部29と薬剤揮散袋11との接触面積を最大限に確保することができるので、押圧部29により十分な外力を付与することができ、薬剤揮散袋11の内側袋体12を確実に破袋させることができる。また、上ケース23の押圧部29と下ケース24の受け部37とからなり、薬剤揮散袋11の外部に位置するケース21に設けられた簡単な構造でもって、内側袋体12を破袋させることができる。
この内側袋体12の破袋により、図17に示すように、内側袋体12に封入されていた粘性組成物15が外側袋体13内に流出する。この外側袋体13は、上側に向く一面を粘性組成物15が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シート17で構成し、その微多孔質シートの一部に受け部37が当接していることから、微多孔質シート17への押圧力及び微多孔質シート17と受け部37との接触部分における毛細管現象により、粘性組成物15が30〜100mPa・sという粘度を有していても、微多孔質シート17の微孔から浸潤してシート表面に少しずつ滲み出ることができ、これにより揮発性薬剤が外部へ揮散する。
外側袋体13の外部へ揮散した揮発性薬剤は、薬剤揮散容器22の上ケース23に設けられた揮散孔32および開口部31を介してケース外部へ放出させる。このようにして、ケース外部へ揮散した揮発性薬剤をごみ箱43の内部に充満させることにより、薬剤揮散容器22がごみ箱43の芳香や害虫忌避として機能する。
なお、薬剤揮散袋11の内側袋体12に封入された粘性組成物15を着色しておけば、外側袋体13の上ケース23側に向く面が透明シート18で構成されていることから、外側袋体13に流出した粘性組成物15を上ケース23の揮散孔32および開口部31から目視することができるので、粘性組成物15の残量を確認することが容易となる。
その結果、薬剤揮散器22が使い捨ての場合、その薬剤揮散器22の廃棄時期を迅速かつ容易に認知することができる。また、薬剤揮散器22が詰め替え可能な場合、薬剤揮散袋11の交換時期を迅速かつ容易に認知することができる。
また、薬剤揮散袋11は軟質の内側袋体12および外側袋体13で構成されていることから、揮発性薬剤の揮散によりその粘性組成物15が減少しても、揮発性薬剤の減少に伴う内部減圧でもって外側袋体13の微多孔質シート17が粘性組成物15に密着している。さらに、微多孔質シート17が、下ケース24に凸設された受け部37に当接しているため、微多孔質シート17を粘性組成物15に密着させることが容易となり、微多孔質シート17と粘性組成物15との間に空気層ができ難く、微多孔質シート17と受け部37との接触部分において毛細管現象も生じることで、粘性組成物15は、微多孔質シート17の表面に滲み出やすい。
このように、微多孔質シート17と粘性組成物15との間に空気層ができずに微多孔質シート17と粘性組成物15とが常に接触し、かつ微多孔質シート17と受け部37との接触部分において毛細管現象も生じていることから、粘性組成物15が少なくなっても、微多孔質シート17に浸潤してシート表面に滲み出るので、粘性組成物15が薬剤揮散袋11に残存することを回避できる。
なお、微多孔質シート17と受け部37との接触は、微多孔質シート17の全体である必要がなく、微多孔質シート17の一部であっても、その接触部分に生じる毛細管現象により、揮発性薬剤は、微多孔質シート17の表面に滲み出ることになり、効率よく外部へ揮散する。
また、外側袋体13の微多孔質シート17を下ケース24の受け部37に当接させたことにより、揮発性薬剤が揮散する微多孔質シート17が、上ケース23の揮散孔32および開口部31と反対側に配置されることになる。その結果、閉塞部である下ケース24内での揮発性薬剤の揮散濃度を高めることができる(飽和蒸気圧に近づけることができる)ので、微多孔質シート17表面における揮発性薬剤の揮散を遅らせることができ、効果をより長期間発揮させることができる。また、揮発性薬剤がアリルイソチオシアネートのように特に揮発性の高い薬剤が含有される場合、揮散孔32の開口面積を減らすことにより、下ケース24内の蒸気圧がより高まりやすくなり、効果をさらに長期間発揮させることができる。
以上で説明した薬剤揮散器22の使用形態では、ごみ箱43の芳香や害虫忌避のためにごみ箱43の蓋44の内側に薬剤揮散袋11を水平状態で保持した状態、いわゆる横置き状態にしている。このように、薬剤揮散袋11を横置き状態でケース21内に配置する薬剤揮散器22の使用形態では、前述したように、微多孔質シート17で構成された外側袋体13の一面を上側に向けて薬剤揮散袋11を配置することにより、微多孔質シート17の多数の微孔により浸潤してシート表面に滲み出た粘性組成物15又は揮散した揮発性薬剤が液滴となってケース内部あるいはケース外部へ落下することを抑制できる。
なお、以上の実施形態では、薬剤揮散袋11を横置き状態でケース21内に配置する薬剤揮散器22の使用形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、薬剤揮散袋11を縦置き状態でケース内に配置する薬剤揮散器の使用形態であってもよい。この場合、微多孔質シート17の多数の微孔により浸潤してシート表面に滲み出た粘性組成物15又は揮散した揮発性薬剤が液滴となっても、その液滴をケースで受けることにより、ケース外部へ落下することを抑制できる。
また、以上の実施形態では、薬剤揮散袋11は、内側袋体12と外側袋体13とからなる二重構造となっている。この二重構造の薬剤揮散袋11では、内側袋体12の破袋により粘性組成物15が内側袋体12から外側袋体13へ流出した後には、内側袋体12が密着することによりシート状となる(図4および図17参照)。このようにシート状となった内側袋体12は、外側袋体13の内部空間を2つの分割空間m,nに区画する仕切りシートとして機能する。
つまり、仕切りシートとして機能する内側袋体12は、その外周で2つの分割空間m,nを連通させている。これにより、微多孔質シート17と接していない下方位置の分割空間mに充填された粘性組成物15は、毛細管現象により内側袋体12(仕切りシート)の外周を迂回して微多孔質シート17と接する上方位置の分割空間nへ移動し、微多孔質シート17の微孔から浸潤してシート表面に滲み出ることで、揮発性薬剤を揮散する。そのため、揮発性薬剤による効果をさらに長時間維持することができる。
なお、以上の実施形態では、二重構造の薬剤揮散袋11において、内側袋体12を仕切りシートして機能させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、一重構造の薬剤揮散袋、つまり、前述の実施形態における外側袋体13に粘性組成物15を封入し、その外側袋体13の内部空間を2つの分割空間m,nに区画する1枚の仕切りシートを内蔵させる構造であってもよい。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
11 薬剤揮散袋
12 内側袋体(仕切りシート)
15 粘性組成物
17 微多孔質シート
21 ケース
24 閉塞部(下ケース)
31 開口部
32 開口部(揮散孔)
37 受け部
m、n 分割空間

Claims (3)

  1. 揮発性薬剤を含有する粘度が30〜100mPa.sの粘性組成物が封入された薬剤揮散袋と、前記揮発性薬剤を揮散させる開口部を有すると共に、内部に薬剤揮散袋を支持する受け部が凸設された閉塞部を有するケースとを備え、
    前記薬剤揮散袋は、一面とこれに対向する他面とを有し、少なくとも前記一面は、前記揮発性薬剤が浸潤可能な多数の微孔を有する微多孔質シートで構成され、前記微多孔質シートの少なくとも一部に前記ケースの閉塞部の受け部を当接させたことを特徴とする薬剤揮散器。
  2. 前記揮発性薬剤は、芳香成分又は害虫忌避成分である請求項1に記載の薬剤揮散器。
  3. 前記薬剤揮散袋は、内部空間を2つの分割空間に区画する仕切りシートを内蔵し、前記仕切りシートの外周で2つの分割空間を連通させた構造を具備する請求項1又は2に記載の薬剤揮散器。
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