JP2016181837A - 通信システム、通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信システム500が、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部501と、重要度判定部501が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、重要度判定部501が重要と判定したデータ列以外のデータ列を第1の通信経路及び第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部502と、送信部502から第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを受信する受信部503と、を備える。
【選択図】図22
Description
これに対し、衛星通信に関する幾つかの技術が提案されている。
特許文献1では、これにより、複数の衛星をユーザ端末に割当てる基礎となる判別基準を提供する、とされている。
特許文献2では、これにより、衛星通信回線の性能劣化を補償し、回線性能を向上させられる、とされている。
図1は、本発明の一実施形態における通信システムの装置構成を示す概略構成図である。同図において、通信システム1は、送信側システム10と、受信側システム20とを備える。
また、送信側統制部110は、1つ以上の送信側端末装置31と通信を行う。受信側統制部220は、1つ以上の受信側端末装置32と通信を行う。また、対衛星第1送信部191と対衛星第1受信部211とは第1通信衛星901を介して通信を行う。対衛星第2送信部192と対衛星第2受信部212とは第2通信衛星902を介して通信を行う。
送信側システム10は、送信側端末装置31からのデータを受信側システム20へ送信する際、重要データと重要データ以外のデータとを区別する。具体的には、送信側端末装置31が、ヘッダ(例えばパケットヘッダ)にデータの重要度を示すフラグを含むデータ列を送信する。そして、送信側システム10は、当該フラグを参照して重要データと重要データ以外のデータとを区別する。
以下では、重要度を示すフラグを重要度フラグと称する。また、重要データ以外のデータを通常データと称する。
一方、送信側システム10は、送信側端末装置31から受信したデータ列のうち、重要度フラグの値が「1」、すなわち重要データとなっているデータ列を複製(コピー)して、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192の両方から送信する。
また、以下では、送信側システム10が送信側端末装置31から受信したデータ列を通信対象データ列と称する。また、送信側システム10が受信側システム20へ送信したデータ列を衛星通信データ列と称する。
以下では、対衛星第1送信部191と対衛星第2送信部192とを総称して対衛星送信部190と表記する。対衛星送信部190は、送信部の例に該当する。
対衛星第1受信部211は、対衛星第1送信部191が送信する衛星通信データ列を、第1通信衛星901を介して受信する。対衛星第2受信部212は、対衛星第2送信部192が送信する衛星通信データ列を、第2通信衛星902を介して受信する。
なお、図1では、送信側端末装置31が送信側となり受信側端末装置32が受信側となる一方向の通信について記載しているが、受信側端末装置32から送信側端末装置31へもデータ列を送信可能であってもよい。例えば、送信側端末装置31、受信側端末装置32共に送受信機能を有し、また、受信側システム20が送信側システム10と同様に送信機能を有し、さらに、送信側システム10が受信側システム20と同様に受信機能を有していてもよい。
また、通信システム1が用いる通信経路の数(図1の例では衛星回線の数)は、図1に示す2つに限らず複数であればよい。また、通信システム1が複数の衛星回線を用いる場合、1つの通信衛星が提供する複数の衛星回線が含まれていてもよい。
図4は、送信側システム10の機能構成を示す概略ブロック図である。図1を参照して説明したように、送信側システム10は、送信側統制部110と、対衛星第1送信部191と、対衛星第2送信部192とを備え、送信側統制部110は、1つ以上の送信側端末装置31と通信を行う。また、図4において送信側統制部110は、対端末装置通信部120と、重要度判定部130と、送信側バッファ140と、経路制御部150と、送信側マネージャ部180とを備える。経路制御部150は、経路設定部151と、データ複製部152とを備える。送信側マネージャ部180は、データ送信経路決定部181と、送信制御部182とを備える。
重要度判定部130は、対端末装置通信部120が受信した複数の通信対象データ列の重要度をそれぞれ判定する。図2および図3を参照して説明したように、重要度判定部130は、通信対象データ列のヘッダに埋め込まれた重要度フラグの値から重要度を判定する。
なお、重要度フラグは、例えば既存のパケットヘッダの所定の位置に埋め込まれるなど、既存のヘッダの一部として設定されていてもよい。あるいは、重要度フラグを設けるために、当該重要度フラグを含むヘッダを既存のパケットに付加するカプセル化が行われるなど、新たにヘッダが付加されていてもよい。
経路制御部150は、衛星通信データ列の送信経路を制御する。具体的には、経路制御部150は、衛星通信データ列を、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のいずれか一方又は両方から送信することを決定する。そして、経路制御部150は、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のいずれか一方または両方を制御して衛星通信データ列を送信させる。
データ複製部152は、経路設定部151が、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192の両方から衛星通信データ列を送信する設定を行った場合に、通信対象データ列を複製する。
特に、対衛星第1送信部191は、重要データ列(重要度判定部130が重要と判定したデータ列)を第1の通信経路(第1通信衛星901を経由して対衛星第1受信部211に至る経路)に送信する。対衛星第2送信部192は、重要データ列を第2の通信経路(第2通信衛星902を経由して対衛星第2受信部212に至る経路)に送信する。また、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のいずれかが、通常データ列(重要度判定部130が重要と判定したデータ列以外のデータ列)を第1の通信経路及び第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する。
以下では、受信側第1バッファ231と受信側第2バッファ232とを総称して受信側バッファ230と表記する。
対端末装置送信部250は、データ復元部240が取得した通信対象データ列を、送信先の受信側端末装置32へ送信する。
図6は、送信側システム10が通信経路の品質情報を取得する処理手順の例を示す説明図である。送信側システム10は、例えば、図6の処理を定期的に行って通信経路の品質情報を取得しておく。
図6の処理において、対衛星送信部190が通信経路のヘルスチェックを行う(シーケンスS101)。
後述するように、送信側マネージャ部180のデータ送信経路決定部181が品質情報に基づいて、通常データ列の送信経路を決定する。
同図の処理において、送信側端末装置31が通信対象データ列を送信すると対端末装置通信部120を介して重要度判定部130が当該通信対象データ列を取得する(シーケンスS201)。重要度判定部130は、当該通信対象データ列を送信側バッファ140へ出力(転送)し、送信側バッファ140が当該通信対象データ列をバッファリング(一時的に記憶)する(シーケンスS203)。
送信側マネージャ部180では、データ送信経路決定部181が、重要度情報に基づいてデータ送信経路を決定し(シーケンスS221)、決定した経路を示す経路指示情報を経路制御部150へ出力する(シーケンスS222)。特に、データ送信経路決定部181は、重要データ列を対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192の両方から送信するよう指示する経路指示情報を出力する。また、データ送信経路決定部181は、通常データ列を対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうちいずれか一方から送信するよう指示する経路指示情報を出力する。
具体的には、経路指示情報が対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうちいずれか一方からの送信を指示している場合、経路設定部151は、送信側バッファ140からの出力が、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうち送信を指示されている方へ入力されるよう設定する。
一方、経路指示情報が対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192の両方からの送信を指示している場合、経路設定部151は、送信側バッファ140からの出力がデータ複製部152へ入力されるよう設定する。
設定完了通知を受けた送信側マネージャ部180では、送信制御部182が、データ列出力指示情報(データ列を出力するよう指示する情報)を送信側バッファ140へ出力する(シーケンスS231)。送信側バッファ140は、データ列出力指示情報に従って通信対象データ列を経路制御部150へ出力する(シーケンスS232)。
具体的には、シーケンスS223で、送信側バッファ140からの出力が対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうちいずれか一方へ入力されるよう設定した場合、当該設定により、経路制御部150は、送信側バッファ140からの通信対象データ列を衛星通信データ列として対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうちいずれか一方へ入力される。
図7の処理の後、データ列を取得した対衛星送信部190が、当該データ列を衛星通信データ列として通信衛星900を介して受信側システム20へ送信する。
受信側システム20は、例えば、図8の処理を定期的に行って、優先経路の設定を行っておく。
具体的には、対衛星第1受信部211は、第1通信衛星901との間で衛星回線の品質情報のやり取りを行う。あるいは、対衛星第1受信部211が、品質情報のやり取りに加えて、あるいは代えて、第1通信衛星901からの信号のSN比を求めるようにしてもよい。また、対衛星第2受信部212は、第2通信衛星902との間で衛星回線の品質情報のやり取りを行う。あるいは、対衛星第2受信部212が、品質情報のやり取りに加えて、あるいは代えて、第2通信衛星902からの信号のSN比を求めるようにしてもよい。
データ取得経路判定部281は、対衛星第1受信部211からの品質情報に基づいて、第1通信衛星901が提供する衛星回線及び第2通信衛星902が提供する衛星回線のうちいずれを優先させるべきかの判定を行う(シーケンスS311)。例えば、データ取得経路判定部281は、回線品質が良い方の衛星回線を優先させるべきと判定する。
データ取得経路判定部281は、シーケンスS311での判定結果を優先経路指示情報(優先させるべき通信経路を指示する情報)としてデータ復元部240へ出力する(シーケンスS312)。
同図の処理において、対衛星受信部210が衛星通信データ列を受信して受信側バッファ230へ出力すると(シーケンスS401)、受信側バッファ230が衛星通信データ列を一時的に記憶する(シーケンスS402)。
具体的には、対衛星第1受信部211は、受信した衛星通信データ列を受信側第1バッファ231へ出力し、受信側第1バッファ231が当該衛星通信データ列を一時的に記憶する。また、対衛星第2受信部212は、受信した衛星通信データ列を受信側第2バッファ232へ出力し、受信側第2バッファ232が当該衛星通信データ列を一時的に記憶する。
受信側バッファ230は、シーケンスS404の処理で得られたデータ列を、通信対象データ列として、対端末装置送信部250を介して送信先の受信側端末装置32へ送信する。
図10は、データ送信経路決定部181がデータ列の重要度及びサービスの種類に応じて決定する通信経路の例を示す説明図である。同図に示す例において、データ送信経路決定部181は、重要データ列を、第1通信衛星901を経由する経路及び第2通信衛星902を経由する経路の両方を用いるよう決定する。
一方、データ送信経路決定部181は、重要度が通常データ列でありサービスの種類がデータ送信(例えば電子メールなどリアルタイム性を要求されないデータ送信)である場合、第1通信衛星901を経由する経路及び第2通信衛星902を経由する経路のうち、回線品質が低い方の経路を優先的に使用するよう決定する。
ここで、重要データ列の送信開始時には第1衛星を経由する経路の回線品質の方が良く、データ復元部240が第1衛星を経由する経路からの重要データ列を採用している場合を考える。途中で第2衛星を経由する経路の回線品質の方が良くなり、データ復元部240が、第2衛星を経由する経路からの重要データ列を採用するように切り替える場合、第2衛星を経由する経路からの重要データ列を受信側バッファ230に保存しておく必要がある。
これにより、図11を参照して説明した受信側バッファ230のオーバーフローを回避することができる。
図12の例において、第1衛星を経由する経路、第2衛星を経由する経路のいずれか一方が第1の通信経路の例に該当し、他方が第2の通信経路の例に該当する。また、ブランクデータによるデータ列が他のデータ列の例に該当する。
図13の例において、第1衛星を経由する経路、第2衛星を経由する経路のいずれか一方が第1の通信経路の例に該当し、他方が第2の通信経路の例に該当する。また、通常データ列が他のデータ列の例に該当する。
この場合、データ復元部240は、一連のデータについて、同一の通信経路(優先経路に設定されている通信経路)から当該データを含むパケットを取得し続ける。
あるいは、データ取得経路判定部281が、パケット毎に優先経路を設定するようにしてもよい。
図14は、データ復元部240が、パケット毎にデータの品質を検出してパケットを選択する例を示す説明図である。
同図の例において、データ復元部240は、パケット毎に複数の通信経路のいずれかからのパケットを取得している。特に、データ復元部240は、パケット1とパケット2とで異なる通信経路からのパケットを取得している。
図15は、通信経路の状態と通信データのサイズとの関係の例を示す説明図である。同図の例では、通信経路における最小SN比と、データサイズとが1対1対応で示されている。なお、最小SN比が「7」の場合など、同図に示す最小SN比と異なる場合は、同図に示す最小SN比のうち最も近いものを選択する。
ここでいう最小SN比は、複数の通信経路のうち最も小さい(ノイズの割合が大きい)通信経路におけるSN比である。
なお、最小SN比とデータサイズとの関係を、ユーザが任意に変更可能になっていてもよい。
一方、通信システム1は、回線品質が良い状態ではデータサイズを大きくすることができる。これにより、データ列(例えばパケット)におけるペイロードの割合を大きく取ることができ、この点において効率よく通信を行うことができる。
図16は、通信経路の状態と通信データのサイズ及び誤り訂正値のサイズとの関係の例を示す説明図である。同図の例では、通信経路における最小SN比と、データサイズと、誤り訂正値のサイズとが1つずつ対応付けて示されている。特に、最小SN比が小さいほど、誤り訂正値のサイズが大きく設定されている。
一方、通信システム1は、回線品質が良い状態では、誤り訂正値のサイズを小さくすることで誤り訂正の対象となるデータの割合を大きく取ることができ、この点において効率よく通信を行うことができる。
図18は、回線品質が安定していない通信経路におけるSN比の例を示すグラフである。同図の横軸は時間(基準時0からの経過時間)を示し、縦軸はSN比を示す。また、同図に示される黒丸サンプリング点(サンプリングタイムにおけるSN比)の例を示している。
図18の例では、回線品質が安定していないため、瞬間的には点P12におけるSN比のように大きいSN比となるが、すぐにSN比が小さくなってしまう。なお、回線品質が安定していないことから、点P11と点P12とを結ぶ線のように2つのサンプリング点を結ぶ直線の傾きが大きくなりやすい。
同図の例では、回線品質が安定しているため、SN比の変化が小さい。特にSN比の最大値は図18の場合よりも小さい。なお、回線品質が安定しているとから、点P21と点P22とを結ぶ線のように2つのサンプリング点を結ぶ直線の傾きが小さくなりやすい。
図10を参照して説明した、データ送信経路決定部181が通信経路を決定する際にSN比を参照する場合についても同様である。
これにより、受信側システム20では、重要と判定されたデータについて複数経路によるデータのうち何れかを選ぶことができる。従って、受信側システム20は、いずれが一方の通信経路でデータが破損した場合でも、他方の通信経路からデータを取得することができる。
これにより、受信側システム20では、重要と判定されたデータについてより良い通信品質でデータを取得し得る。
これにより、図11〜図13を参照して説明したように、バッファのオーバーフローを防止することができる。
これにより、通信システム1は、回線品質が良いときには効率よく通信を行うことができ、回線品質が低いときには、データ誤りの可能性およびデータ再送の可能性を低減させることができる。
図20は、本実施形態における送信側統制部110の一変形例である送信側統制部310の機能構成を示す概略ブロック図である。送信側統制部310は、図4に示される送信側統制部110に代えて用いられる。
図20の送信側統制部310において、図4の送信側統制部110の各部と対応して同様の機能を有する部分については、同一の符号(150、151、152、180、181)を付して説明を省略する。
重要度判定部330は、対端末装置通信部320が受信する重要度の通知に基づいて通信対象データ列の重要性を判定する。例えば、送信側端末装置31が、一連のデータの送信に先立って当該一連のデータの重要度の通知を送信し、重要度判定部330は、当該通知から重要度を読み取る。
同図の処理において、送信側端末装置31は、通信対象データ列の送信に先立って重要度情報を送信する(シーケンスS401)。そして、重要度判定部330は、重要度情報に基づいて、送信側端末装置31がこれから送信する通信対象データ列の重要度を判定し、判定結果を示す重要度情報を送信側マネージャ部180へ出力する(シーケンスS403)。
具体的には、経路指示情報が対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうちいずれか一方からの送信を指示している場合、経路設定部151は、対端末装置通信部320が送信側端末装置31から受信して出力する通信対象データ列が、対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192のうち送信を指示されている方へ入力されるよう設定する。
一方、経路指示情報が対衛星第1送信部191及び対衛星第2送信部192の両方からの送信を指示している場合、経路設定部151は、対端末装置通信部320が送信側端末装置31から受信して出力する通信対象データ列が、データ複製部152へ入力されるよう設定する。
設定完了通知を受けた送信側マネージャ部180では、送信制御部382が、対端末装置通信部320を介して送信側端末装置31へ通信開始指示情報(通信対象データ列を送信するよう指示する情報)を送信する(シーケンスS421)。送信側端末装置31は、データ列出力指示情報に従って通信対象データ列を送信側システム10へ送信し、経路制御部150が当該通信対象データ列を取得する(シーケンスS422)。
シーケンスS423〜S424における具体的な処理は、シーケンスS233〜S234の場合と同様である。
図22は、本発明に係る通信システムの最小構成を示す概略ブロック図である。同図において、通信システム500は、重要度判定部501と、送信部502と、受信部503とを備える。
重要度判定部501は、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する。
送信部502は、重要度判定部501が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、重要度判定部501が重要と判定したデータ列以外のデータ列を第1の通信経路及び2の通信経路のうちいずれか1つに送信する。
これにより、受信部503は、重要と判定されたデータについて複数経路によるデータのうち何れかを選ぶことができる。従って、受信部503は、いずれが一方の通信経路でデータが破損した場合でも、他方の通信経路からデータを取得することができる。
重要度判定部511は、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する。
送信部512は、重要度判定部511が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、重要度判定部511が重要と判定したデータ列以外のデータ列を第1の通信経路及び2の通信経路のうちいずれか1つに送信する。
これにより、送信部512からデータ列を取得した通信装置は、重要と判定されたデータについて複数経路によるデータのうち何れかを選ぶことができる。従って、当該通信装置は、いずれが一方の通信経路でデータが破損した場合でも、他方の通信経路からデータを取得することができる。
受信部521は、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、重要度判定部が重要と判定したデータ列以外のデータ列を第1の通信経路及び第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部から、第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを受信する。
このように、データ選択部522は、重要と判定されたデータについて複数経路によるデータのうち何れかを選ぶことができる。従って、データ選択部522は、いずれが一方の通信経路でデータが破損した場合でも、他方の通信経路からデータを取得することができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
10 送信側システム
110 送信側統制部
120 対端末装置通信部
130 重要度判定部
140 送信側バッファ
150 経路制御部
151 経路設定部
152 データ複製部
180 送信側マネージャ部
181 データ送信経路決定部
182 送信制御部
191 対衛星第1送信部
192 対衛星第2送信部
20 受信側システム
211 対衛星第1受信部
212 対衛星第2受信部
220 受信側統制部
231 受信側第1バッファ
232 受信側第2バッファ
240 データ復元部
250 対端末装置送信部
280 受信側マネージャ部
281 データ取得経路判定部
282 受信制御部
31 送信側端末装置
32 受信側端末装置
901 第1通信衛星
902 第2通信衛星
190 対衛星送信部
210 対衛星受信部
900 通信衛星
230 受信側バッファ
Claims (13)
- 複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部と、
前記重要度判定部が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、前記重要度判定部が重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部と、
前記送信部から前記第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、前記第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを受信する受信部と、
を備える通信システム。 - 前記受信部は、前記送信部が前記第1の通信経路、前記第2の通信経路それぞれに送信したデータ列を受信し、いずれか回線品質の良い方のデータ列を選択する、
請求項1の通信システム。 - 前記送信部は、前記第1の通信経路における通信速度と前記第2の通信経路における通信速度とが異なる場合に、通信速度が速い方の通信経路へは、通信速度が遅い方の通信経路へ送信するデータ列に加えて他のデータ列を送信する、
請求項1または2記載の通信システム。 - 前記重要度判定部は、前記データ列のヘッダに埋め込まれた重要度フラグの値から重要度を判定する
請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。 - 前記重要度判定部は、前記データ列の送信に先立って受信した通知から重要度を判定する
請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。 - 前記送信部は、回線品質に応じて、所定時間に送信するデータのサイズを変更する
請求項1から5のいずれか一項に記載の通信システム。 - 複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部と、
前記重要度判定部が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、前記重要度判定部が重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部を備える通信装置。 - 複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、前記重要度判定部が重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部から、前記第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、前記第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを受信する受信部と、
前記受信部が受信したデータ列のうち、前記送信部が前記第1の通信経路、前記第2の通信経路それぞれに送信したデータ列について、前記送信部が前記第1の通信経路に送信したデータ列、または、前記送信部が前記第2の通信経路に送信したデータ列のいずれかを選択するデータ選択部と、
を備える通信装置。 - 通信システムが、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定ステップと、
前記通信システムが、前記重要度判定ステップにて重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信ステップと、
前記通信システムが、前記送信ステップにて前記第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、前記第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを受信する受信ステップと、
を有する通信方法。 - 通信装置が、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定ステップと、
前記通信装置が、前記重要度判定ステップにて重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、前記重要度判定ステップにて重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信ステップと、
を有する通信方法。 - 通信装置が、複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、前記重要度判定部が重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部から、前記第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、前記第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信したデータ列のうち、前記送信部が前記第1の通信経路、前記第2の通信経路それぞれに送信したデータ列について、前記送信部が前記第1の通信経路に送信したデータ列、または、前記送信部が前記第2の通信経路に送信したデータ列のいずれかを選択するデータ選択ステップと、
を有する通信方法。 - コンピュータに、
複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定ステップと、
送信部を制御して、前記重要度判定ステップにて重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信させ、重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信させる送信制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
複数のデータ列の重要度をそれぞれ判定する重要度判定部が重要と判定したデータ列を第1の通信経路、第2の通信経路それぞれに送信し、前記重要度判定部が重要と判定したデータ列以外のデータ列を前記第1の通信経路及び前記第2の通信経路のうちいずれか1つに送信する送信部から、前記第1の通信経路を経由して送信されたデータ列と、前記第2の通信経路を経由して送信されたデータ列とを通信装置が受信して得られたデータ列のうち、前記送信部が前記第1の通信経路、前記第2の通信経路それぞれに送信したデータ列について、前記送信部が前記第1の通信経路に送信したデータ列、または、前記送信部が前記第2の通信経路に送信したデータ列のいずれかを選択するデータ選択ステップ
を実行させるためのプログラム。
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