JP2016181620A - カレントトランス用磁心、カレントトランスおよび電力量計 - Google Patents

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達雄 井上
勝成 藤井
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勝成 藤井
義弘 堀内
Yoshihiro Horiuchi
義弘 堀内
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Abstract

【課題】直流が重畳した交流電流が計測可能であり、交流電流の計測時においても良好な位相差が得られるカレントトランス用磁心、ならびにこれを用いたカレントトランスおよび電力量計を提供する。
【解決手段】カレントトランス用磁心3は、環状の第1磁心1と、環状の第2磁心2とを備える。第1磁心1は、50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有する材料、好ましくはFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心2は、900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有する材料、好ましくはFe基アモルファス合金材料で形成される。カレントトランス用磁心3は、2つの磁心が半径方向に積層した複合磁心構造を有し、第1磁心1は内周側磁心として配置され、第2磁心2は外周側磁心として配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電流または、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流を計測するためのカレントトランス用磁心ならびに、該磁心を用いたカレントトランスおよび電力量計に関する、
図5は、一般的なカレントトランスを示す概略図である。カレントトランスは、環状の磁心からなる閉磁路に2次巻線W2が巻回されており、計測対象の電流の流れる1次巻線W1が閉磁路の中央開口を貫通している。その動作は、1次巻線W1に電流Iが流れると、電磁誘導によって電流Iの大きさに対応した、好ましくは比例した電流Iが2次巻線W2に発生する。このとき2次巻線W2に負担抵抗を接続することによって、電圧信号が2次巻線W2に出力され、その結果、1次巻線W1に流れる電流Iを電圧信号として計測することが可能になる。
図6(a)は電流Iと電流Iの間の位相差を示すベクトル図であり、図6(b)は電流Iと電流Iの波形図である。電流Iと電流Iの間の位相差は、θ[rad]で表される。理想的なカレントトランス特性では、I1=I2、即ちθ=0となる。一般的なカレントトランスの場合、I=I+Iの関係が成立する。Iは励磁電流と称され、1次巻線W1に電圧を印加した場合、1次巻線W1に流れる電流を表す。ここで、励磁電流Iは、次式で表される。
=(E×l)/(4.44×√2×f×N ×μ×μ×S)[A] …(1)
但し、E:2次巻線W2の電圧[V]、l:磁心の平均磁路長[m]、f:周波数[Hz]、N:2次巻線W2の巻線数、μ:真空の透磁率(4π×10−7)[H/m]、μ:磁心の比透磁率、S:磁心の断面積[m]である。
図6と式(1)より、位相差θを小さくするためには、μまたはSを大きくすればよいことが判る。また、上記カレントトランスを搭載した電力量計の特性評価試験における電力量誤差試験は、力率(COSθ)に依存する。力率依存性は、カレントトランスの位相差特性に依存するが、比誤差特性には依存しない。
交流電流が計測可能な従来のカレントトランス用磁心には、比透磁率μが比較的高いパーマロイ、Fe基ナノ結晶合金などが多く用いられている。
また、交流電流、直流が重畳した交流電流、特に半波正弦波交流電流が計測可能なカレントトランス用磁心には、Co基アモルファス合金またはFe基ナノ結晶合金など、1種類の材質で作製された磁心が開示されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特許第5342745号公報 特許第4716033号公報 特開昭59−189609号公報
交流電流が計測可能な従来のカレントトランス用磁心には、比透磁率μが比較的高いパーマロイまたはFe基ナノ結晶合金が多く用いられてきたが、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流が印加されると、磁心が磁気的に飽和してしまい、計測が不可能になる。
その対策として、磁心に対して磁場中熱処理、応力熱処理、ギャップ加工等の特殊な処理を施して、磁気異方性を付与し、直流B−Hループに傾斜を付与することによって、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流に対して磁気的に飽和しにくくするための工夫が必要になる。
一方、磁心に磁気異方性を付与し、直流B−Hループに傾斜を付与すると、比透磁率μが悪くなり、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流は計測可能になるが、交流電流の計測時、位相差が3〜5°前後になり、電力量計の測定誤差が大きくなるという課題が生ずる。
本発明の目的は、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流が計測可能であり、かつ交流電流の計測時においても良好な位相差が得られるカレントトランス用磁心、ならびにこれを用いたカレントトランスおよび電力量計を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るカレントトランス用磁心は、
50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有する環状の第1磁心と、
900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有する環状の第2磁心とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高い比透磁率μr1を有する第1磁心と、低い比透磁率μr2を有する第2磁心とを組み合わせることによって、交流電流計測時の位相差特性を改善するとともに、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流を磁気飽和することがなく計測することが可能になる。
図1(a)は本発明の実施の形態1を示す平面図であり、図1(b)はその垂直断面図である。 図2(a)は本発明の実施の形態2を示す正面図であり、図2(b)はその垂直断面図である。 図3(a)は本発明の実施の形態3を示す正面図であり、図3(b)はその垂直断面図である。 図4(a)は比較例7を示す平面図であり、図4(b)はその垂直断面図である。 一般的なカレントトランスを示す概略図である。 図6(a)は電流Iと電流Iの間の位相差を示すベクトル図であり、図6(b)は電流Iと電流Iの波形図である。 実施例1に係るカレントトランス用磁心の直流B−Hループ特性の一例を示すグラフである。 カレントトランスの位相差の計測結果の一例を示すグラフである。 カレントトランスの出力波形の計測結果の一例を示すグラフである。
実施の形態1.
(A.カレントトランス用磁心:実施例1)
図1(a)は本発明の実施の形態1を示す平面図であり、図1(b)はその垂直断面図である。カレントトランス用磁心3は、環状の第1磁心1と、環状の第2磁心2とを備える。第1磁心1は、50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有する材料、好ましくはFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心2は、900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有する材料、好ましくはFe基アモルファス合金材料で形成される。
本実施形態において、カレントトランス用磁心3は、2つの磁心が半径方向に積層した複合磁心構造を有し、第1磁心1は内周側磁心として配置され、第2磁心2は外周側磁心として配置される(表1中の重ね構造「1」)。
第1磁心1の製法に関して、厚さ25μmのFe基ナノ結晶合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回して、外径19mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する内周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、10℃/分のレートで昇温し、そして550℃の温度を1時間保持し、そして3℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr1が50000〜150000の範囲である磁気特性を有する第1磁心1が得られた。
第1磁心1は、パーマロイでも代用可能であるが、飽和磁束密度が0.6T程度と低く、十分とは言えない。本発明のカレントトランス用磁心は、飽和磁束密度が1.2T程度と高いことから、温度特性も良好なFe基ナノ結晶合金材料を選択した。
次に、第2磁心2の製法に関して、厚さ30μmのFe基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径20mm、高さ7mmの寸法を有する外周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気または大気雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、3.5℃/分のレートで昇温し、そして420℃の温度を5時間保持し、そして炉内自然冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が900〜3000の範囲である磁気特性を有する第2磁心2が得られた。
第2磁心2は、Co基アモルファス合金でも代用可能であるが、磁場中熱処理といった特殊な熱処理が必要で、また高価なCoが含まれており価格面でも不利であるため、Fe基アモルファス合金を選択した。
こうして得られた第1磁心1および第2磁心2を用いて、図1に示すようなカレントトランス用磁心3を作製した。
図7は、実施例1に係るカレントトランス用磁心3の直流B−Hループ特性の一例を示すグラフである。縦軸は磁束密度B[T]、横軸は磁界H[A/m]である。このグラフにおいて、比較品として、後述する比較例8に記載したCo系アモルファス合金材を用いた単心磁心を使用しており、その磁気特性は、角型比が5%以下で、比透磁率μが2000〜3000程度である。その結果、直流が重畳した交流電流、例えば半波正弦波交流電流を計測する際、交流電流計測時の位相差を劣化させる要因になる。
これに対して実施例1に係るカレントトランス用磁心3は、磁界(H)の0点付近に急峻な立ち上がりが観測され、その前後では傾斜した曲線となる。即ち、高透磁率領域と恒透磁率領域とを兼ね備えた磁気特性となり、高透磁率領域で比透磁率μが50000〜150000の範囲になる。その結果、交流電流計測時の位相差特性を改善するとともに、恒透磁率領域では、直流が重畳した交流電流及び半波正弦波交流電流を磁気飽和することがなく計測することが可能である。
なお、カレントトランス用磁心3の内周側磁心1と外周側磁心2の面積率は、1:1〜2が好ましい。
以上の説明では、円筒状の磁心について例示したが、磁心形状は矩形筒状(図1(c)参照)、楕円筒状など種々の筒状でも構わない。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、実施例1に係るカレントトランス用磁心3を用いたカレントトランスについて説明する。上記のように製作したカレントトランス用磁心3を電気絶縁性のケースに詰めた後、図5に示すように1ターンの1次巻線W1及び2500ターンの2次検出巻線W2を巻回し、さらに電気絶縁性のハウジングに収納し、樹脂モールドを施してカレントトランスを製作した。
製作したカレントトランスの1次巻線に50Hzで0〜80A程度の正弦波交流を流し、2次検出巻線に負担抵抗10[Ω]を並列接続して、位相差を計測した。
図8は、カレントトランスの位相差の計測結果の一例を示すグラフである。縦軸は位相差[°]、横軸は1次側電流[A]である。このグラフにおいて、比較品として、後述する比較例8に記載したCo系アモルファス合金材を用いた単心磁心を使用しており、その磁気特性は、角型比が5%以下で、比透磁率μが2000〜3000程度である。その結果、交流電流計測時の位相差が3〜5°前後と劣化させる要因になる。
これに対して実施例1に係るカレントトランス用磁心3は、比透磁率μが50000〜150000の範囲になるため、交流電流計測時の位相差を0.5°以内に改善できることが判った。
また、位相差を改善することによって、電力の力率が変動しても電力量計の計測誤差を正確に計測することが可能である。
次に、カレントトランスの1次巻線に50Hzで波高値60Aの半波正弦波交流電流を流し、2次検出巻線に負担抵抗10[Ω]を並列接続して、JIS C1271−1に準拠して波形を計測した。
図9は、その計測結果の一例を示すグラフである。縦軸は振幅、横軸は時間である。実施例1に係るカレントトランス用磁心3を用いたカレントトランスにおいても、1次巻線に半波正弦波交流電流を流したとき、2次検出巻線の出力波形において磁気的な飽和が発生していないことが判った。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
本実施形態に係るカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、JIS C1271−1の規格に規定された性能を満足し、かつ半波正弦波交流電流の電力計側および電力量計の測定誤差を計測できることが判った。
実施の形態2.
(A.カレントトランス用磁心:実施例2)
図2(a)は本発明の実施の形態2を示す正面図であり、図2(b)はその垂直断面図である。カレントトランス用磁心6は、環状の第1磁心4と、環状の第2磁心5とを備える。第1磁心4は、50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有する材料、好ましくはFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心5は、900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有する材料、好ましくはFe基アモルファス合金材料で形成される。
本実施形態において、カレントトランス用磁心6は、2つの磁心が高さ方向に積層した複合磁心構造を有し、第1磁心4および第2磁心5は2段重ねで配置される(表1中の重ね構造「2」)。
第1磁心4の製法に関して、厚さ25μmのFe基ナノ結晶合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回して、外径24mm、内径15mm、高さ3.5mmの寸法を有する磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、10℃/分のレートで昇温し、そして550℃の温度を1時間保持し、そして3℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr1が50000〜150000の範囲である磁気特性を有する第1磁心4が得られた。
次に、第2磁心5の製法に関して、厚さ30μmのFe基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径15mm、高さ3.5mmの寸法を有する磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気または大気雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、3.5℃/分のレートで昇温し、そして420℃の温度を5時間保持し、そして炉内自然冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が900〜3000の範囲である磁気特性を有する第2磁心6が得られた。
こうして得られた第1磁心4および第2磁心5を用いて、図2に示すようなカレントトランス用磁心6を作製した。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、実施例2に係るカレントトランス用磁心6を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、位相差に関して、交流電流計測時の位相差を0.5°以内に改善できることが判った。また、波形に関して、1次巻線に半波正弦波交流電流を流したとき、2次検出巻線の出力波形において磁気的な飽和が発生していないことが判った。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
本実施形態に係るカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、JIS C1271−1の規格に規定された性能を満足し、かつ半波正弦波交流電流の電力計側および電力量計の測定誤差を計測できることが判った。
実施の形態3.
(A.カレントトランス用磁心:実施例3)
図3(a)は本発明の実施の形態3を示す正面図であり、図3(b)はその垂直断面図である。カレントトランス用磁心13は、2つの磁心ユニット9,12を備える。磁心ユニット9は、環状の第1磁心7と、環状の第2磁心8とを備える。磁心ユニット12は、環状の第1磁心10と、環状の第2磁心11とを備える。
第1磁心7,10は、50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有する材料、好ましくはFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心8,11は、900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有する材料、好ましくはFe基アモルファス合金材料で形成される。
本実施形態において、磁心ユニット9,12は、2つの磁心が半径方向に積層した複合磁心構造を有し、第1磁心7,10は内周側磁心として配置され、第2磁心8,11は外周側磁心として配置される。また、カレントトランス用磁心13は、2つの磁心が高さ方向に積層した複合磁心構造を有し、磁心ユニット9,12は2段重ねで配置される(表1中の重ね構造「3」)。
第1磁心7,10の製法に関して、実施の形態1に係る第1磁心4と同様な製法を用いて、外径19mm、内径15mm、高さ3.5mmの寸法を有する磁心を作製した後、同様な条件で熱処理を行った。
また第2磁心8,11の製法に関して、実施の形態1に係る第2磁心2と同様な製法を用いて、外径24mm、内径20mm、高さ3.5mmの寸法を有する磁心を作製した後、同様な条件で熱処理を行った。
こうして得られた第1磁心7,10および第2磁心8,11を用いて、図3に示すようなカレントトランス用磁心13を作製した。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、実施例3に係るカレントトランス用磁心13を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、位相差に関して、交流電流計測時の位相差を0.5°以内に改善できることが判った。また、波形に関して、1次巻線に半波正弦波交流電流を流したとき、2次検出巻線の出力波形において磁気的な飽和が発生していないことが判った。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
本実施形態に係るカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、JIS C1271−1の規格に規定された性能を満足し、かつ半波正弦波交流電流の電力計側および電力量計の測定誤差を計測できることが判った。
次に、比較例4について説明する。
(A.カレントトランス用磁心:比較例4)
比較例4は、図1に示したカレントトランス用磁心3と同様な複合磁心構造を有し、環状の第1磁心1と、環状の第2磁心2とを備える(表1中の重ね構造「1」)。第1磁心1は、10000〜20000の範囲にある第1比透磁率μr1を有するFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心2は、900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有するFe基アモルファス合金材料で形成される。従って、比較例4は、実施例1と比べて、第1磁心1の第1比透磁率μr1が小さい点で相違する。
第1磁心1の製法に関して、厚さ25μmのFe基ナノ結晶合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回して、外径19mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する内周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、10℃/分のレートで昇温し、そして600℃の温度を1時間保持し、そして3℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr1が10000〜20000の範囲である磁気特性を有する第1磁心1が得られた。
次に、第2磁心2の製法に関して、厚さ30μmのFe基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径20mm、高さ7mmの寸法を有する外周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気または大気雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、3.5℃/分のレートで昇温し、そして420℃の温度を5時間保持し、そして炉内自然冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が900〜3000の範囲である磁気特性を有する第2磁心2が得られた。
こうして得られた第1磁心1および第2磁心2を用いて、図1に示すようなカレントトランス用磁心3を作製した。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、比較例4に係るカレントトランス用磁心3を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、位相差に関して、交流電流計測時の位相差は5〜10°と大きくなることが判った。また、波形に関して、1次巻線に半波正弦波交流電流を流したとき、2次検出巻線の出力波形において磁気的な飽和が発生していないことが判った。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
比較例4に係るカレントトランス用磁心3を用いたカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、電力量計の測定誤差を計測可能であるが、良好でないことが判った。
次に、比較例5について説明する。
(A.カレントトランス用磁心:比較例5)
比較例5は、図1に示したカレントトランス用磁心3と同様な複合磁心構造を有し、環状の第1磁心1と、環状の第2磁心2とを備える(表1中の重ね構造「1」)。第1磁心1は、50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有するFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心2は、400〜500の範囲にある第2比透磁率μr2を有するFe基アモルファス合金材料で形成される。従って、比較例5は、実施例1と比べて、第2磁心2の第2比透磁率μr2が小さい点で相違する。
第1磁心1の製法に関して、厚さ25μmのFe基ナノ結晶合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回して、外径19mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する内周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、10℃/分のレートで昇温し、そして550℃の温度を1時間保持し、そして3℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr1が50000〜150000の範囲である磁気特性を有する第1磁心1が得られた。
次に、第2磁心2の製法に関して、厚さ30μmのFe基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径20mm、高さ7mmの寸法を有する外周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気または大気雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、3.5℃/分のレートで昇温し、そして430℃の温度を5時間保持し、そして炉内自然冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が400〜500の範囲である磁気特性を有する第2磁心2が得られた。
こうして得られた第1磁心1および第2磁心2を用いて、図1に示すようなカレントトランス用磁心3を作製した。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、比較例5に係るカレントトランス用磁心3を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、磁気的な飽和がなく、計測することが可能であった。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
比較例5に係るカレントトランス用磁心3を用いたカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、第2磁心2の比透磁率μr2が低いため、半波正弦波交流電流の電力計測が可能であるが、良好ではなかった。
次に、比較例6について説明する。
(A.カレントトランス用磁心:比較例6)
比較例6は、図1に示したカレントトランス用磁心3と同様な複合磁心構造を有し、環状の第1磁心1と、環状の第2磁心2とを備える(表1中の重ね構造「1」)。第1磁心1は、50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有するFe基ナノ結晶合金材料で形成される。第2磁心2は、5000〜6000の範囲にある第2比透磁率μr2を有するFe基アモルファス合金材料で形成される。従って、比較例5は、実施例1と比べて、第2磁心2の第2比透磁率μr2が大きい点で相違する。
第1磁心1の製法に関して、厚さ25μmのFe基ナノ結晶合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回して、外径19mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する内周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、10℃/分のレートで昇温し、そして550℃の温度を1時間保持し、そして3℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr1が50000〜150000の範囲である磁気特性を有する第1磁心1が得られた。
次に、第2磁心2の製法に関して、厚さ30μmのFe基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径20mm、高さ7mmの寸法を有する外周側磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気または大気雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、3.5℃/分のレートで昇温し、そして380℃の温度を3時間保持し、そして炉内自然冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が5000〜6000の範囲である磁気特性を有する第2磁心2が得られた。
こうして得られた第1磁心1および第2磁心2を用いて、図1に示すようなカレントトランス用磁心3を作製した。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、比較例6に係るカレントトランス用磁心3を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、磁気的な飽和があり、計測することが不可能であった。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
比較例6に係るカレントトランス用磁心3を用いたカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、第2磁心2の比透磁率μr2が高いため、半波正弦波交流電流の電力計測が可能であるが、良好ではなかった。
次に、比較例7について説明する。
(A.カレントトランス用磁心:比較例7)
図4(a)は比較例7を示す平面図であり、図4(b)はその垂直断面図である。カレントトランス用磁心20は、環状の単一部材として形成される(表1中の重ね構造「0」)。
磁心20の製法に関して、厚さ30μmのFe基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気または大気雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、3.5℃/分のレートで昇温し、そして420℃の温度を5時間保持し、そして炉内自然冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が900〜3000の範囲である磁気特性を有する磁心20が得られた。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、比較例7に係るカレントトランス用磁心20を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、位相差に関して、交流電流計測時の位相差は20〜30°と大きくなることが判った。また、波形に関して、1次巻線に半波正弦波交流電流を流したとき、2次検出巻線の出力波形において磁気的な飽和が発生していないことが判った。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
比較例7に係るカレントトランス用磁心20を用いたカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、電力量計の測定誤差を計測できないことが判った。
次に、比較例8について説明する。
(A.カレントトランス用磁心:比較例8)
比較例8は、図4に示したカレントトランス用磁心20と同様な単一磁心構造を有する(表1中の重ね構造「0」)。磁心20の製法に関して、厚さ25μmのFe基ナノ結晶合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回して、外径24mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入して熱処理を行った。熱処理条件は、10℃/分のレートで昇温し、そして550℃の温度を1時間保持し、そして3℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr1が50000〜150000の範囲である磁気特性を有する磁心20が得られた。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、比較例8に係るカレントトランス用磁心20を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、磁気的な飽和があり、計測することが不可能であった。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
比較例8に係るカレントトランス用磁心20を用いたカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、単一磁心の場合は、半波正弦波交流電流の電力計測が不可能であった。
次に、比較例9について説明する。
(A.カレントトランス用磁心:比較例9)
比較例9は、図4に示したカレントトランス用磁心20と同様な単一磁心構造を有する(表1中の重ね構造「0」)。磁心20の製法に関して、厚さ25μmのCo基アモルファス合金薄帯を円筒状となるように多重に巻回し、外径24mm、内径15mm、高さ7mmの寸法を有する磁心を作製した。続いて、磁心を、窒素ガス雰囲気の熱処理炉に投入し、8.5kA/mの磁場を印加させた状態で熱処理を行った。熱処理条件は、2.5℃/分のレートで昇温し、そして300℃の温度を3時間保持し、そして2℃/分のレートで冷却を行った。その結果、比透磁率μr2が2000〜3000の範囲である磁気特性を有する磁心20が得られた。
(B.上記カレントトランス用磁心を用いたカレントトランス)
次に、比較例9に係るカレントトランス用磁心20を用いて、実施の形態1と同様な手法でカレントトランスを製作し、同様の条件で計測を実施した。その結果、位相差に関して、交流電流計測時の位相差は3〜5°と大きくなることが判った。また、波形に関して、1次巻線に半波正弦波交流電流を流したとき、2次検出巻線の出力波形において磁気的な飽和が発生していないことが判った。
(C.上記カレントトランスを搭載した電力量計)
比較例9に係るカレントトランス用磁心20を用いたカレントトランスを搭載した電力量計について、JIS C1271−1に準拠して性能を評価した結果、電力量計の測定誤差を計測可能であるが、良好ではないことが判った。
実施例1〜3と比較例4〜9の特性および評価を下記(表1)に示す。
Figure 2016181620
1,4,7,10 第1磁心、 2,5,8,11 第2磁心、
3,6,13,20 カレントトランス用磁心、 9,12 磁心ユニット。

Claims (7)

  1. 50000〜150000の範囲にある第1比透磁率μr1を有する環状の第1磁心と、
    900〜3000の範囲にある第2比透磁率μr2を有する環状の第2磁心とを備えることを特徴とするカレントトランス用磁心。
  2. 第1磁心は、Fe基ナノ結晶合金材料で形成され、
    第2磁心は、Fe基アモルファス合金材料で形成されることを特徴とする請求項1記載のカレントトランス用磁心。
  3. 第1磁心は、内周側磁心として配置され、
    第2磁心は、外周側磁心として配置されることを特徴とする請求項1または2記載のカレントトランス用磁心。
  4. 内周側磁心として配置された第1磁心および外周側磁心として配置された第2磁心を含む磁心ユニットが、複数積み重ねられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカレントトランス用磁心。
  5. 第1磁心および第2磁心は、2段重ねで配置されることを特徴とする請求項1または2記載のカレントトランス用磁心。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のカレントトランス用磁心と、該磁心に巻回された検出巻線とを備えることを特徴とするカレントトランス。
  7. 請求項6記載のカレントトランスを搭載したことを特徴とする電力量計。
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