JP2016181394A - 面光源装置 - Google Patents

面光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016181394A
JP2016181394A JP2015060910A JP2015060910A JP2016181394A JP 2016181394 A JP2016181394 A JP 2016181394A JP 2015060910 A JP2015060910 A JP 2015060910A JP 2015060910 A JP2015060910 A JP 2015060910A JP 2016181394 A JP2016181394 A JP 2016181394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
light guide
light source
source device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015060910A
Other languages
English (en)
Inventor
永 沙 織 池
Saori Ikenaga
永 沙 織 池
野 英 司 浅
Eiji Asano
野 英 司 浅
玉 大二郎 児
Daijiro Kodama
玉 大二郎 児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015060910A priority Critical patent/JP2016181394A/ja
Publication of JP2016181394A publication Critical patent/JP2016181394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】出光面の光源側における漏れ光が抑制された面光源装置を提供する。
【解決手段】面光源装置20は光を射出する発光面21を有し、出光面31と、出光面31に対向して配置された裏面32と、出光面31および裏面32の間に位置する側面と、を有し、裏面32は、第1方向dに配列された複数の傾斜面37を含み、側面のうち第1方向dにおける一側に位置する部分が入光面33をなす、導光板30と、入光面33に対向して配置された光源24と、を備え、各傾斜面37は、第1方向dにおける一側から他側に向かうにつれて出光面31に接近するように、導光板30の法線方向ndおよび第1方向dに対して傾斜し、導光板30の出光面31または裏面32の一部分に対面するようにして、発光面21に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エッジライト型の面光源装置に関する。
面状に発光する発光面を有した面光源装置が、例えば液晶表示装置に組み込まれ液晶表示パネルを背面側から照明するバックライトとして、広く普及している。液晶表示装置用の面光源装置は、大別すると、光学部材の直下に光源を配置する直下型と、光学部材の側方に光源を配置するエッジライト型(サイドライト型とも呼ぶ)と、に分類される。エッジライト型の面光源装置は、直下型の面光源装置と比較して、薄型化が可能となる点において優れている。
特許文献1に開示されたエッジライト型の面光源装置は、透光性の高いアクリル樹脂等で形成された樹脂基板と、樹脂基板の側端面に対面して配置された光源ランプと、樹脂基板の表面に対面して配置された拡散板と、酸化チタン等の光拡散反射物質を含み樹脂基板の裏面に配置された散乱パターンと、を有している。この面光源装置では、光源ランプから発光する発光光線は、樹脂基板にその側端面から入射する。樹脂基板に入射した発光光線は、樹脂基板の表面または裏面と空気層との界面で全反射を繰り返しながら、樹脂基板内を光源ランプ側から光源ランプの反対側へ向かう。そして、この発光光線が樹脂基板の裏面に配置された散乱パターンに入射すると、発光光線は、散乱パターンに含まれる光拡散反射物質で樹脂基板の表面側に反射、拡散され、樹脂基板の表面から拡散板へ向かって出射する。
特開平9−178952号公報
一方、本件発明者らは、導光板として、出光面と、出光面に対向して配置された裏面と、出光面および裏面の間に位置する側面と、を有し、裏面は、第1方向に配列された複数の傾斜面を含み、側面のうち第1方向における一側に位置する部分が入光面をなし、各傾斜面は、第1方向における一側から他側に向かうにつれて出光面に接近するように、導光板の法線方向および第1方向に対して傾斜している導光板、を用いることを検討している。この導光板を用いた面光源装置では、光源から導光板の入光面に入射した光は、導光板の出光面または裏面と隣接層(例えば空気層)との界面で全反射を繰り返しながら、導光板内を第1方向における一側(入光面側)から他側へ向かう。このとき、裏面の傾斜面で反射した光は、出光面に入射する際の入射角度が小さくなる。傾斜面で反射することにより、出光面に入射する際の入射角度が全反射臨界角度未満になると、この光は導光板の出光面から出射するようになる。そして、出射した光は、導光板に向けて突出した複数の線状プリズムを有する光学シートにより、導光板の出光面への法線方向へ向かうように、その進行方向が曲げられる。この面光源装置においては、特許文献1に開示された、樹脂基板の表面から拡散光を出射するタイプの面光源装置に比べて、高い正面輝度が得られるメリットがある。
本件発明者らが、この導光板を用いた面光源装置について研究を進めたところ、この面光源装置において、出光面の光源側で漏れ光が視認される不具合が存在することが知見された。この不具合の原因について、本件発明者らが鋭意検討を進めたところ、導光板を収容する筐体や、導光板を筐体に固定する粘着テープ等の固定部材で乱反射した光が散乱光となって出光面の光源側で出射していることが知見された。
特許文献1に開示された、樹脂基板の表面から拡散光を出射するタイプの面光源装置では、樹脂基板の表面から拡散光を出射するため、樹脂基板のいずれかの箇所で意図しない散乱光が生じても、その散乱光は観察者から視認されづらく、上記のような不具合はそもそも認識されていなかった。すなわち、この出光面の光源側で漏れ光が視認されるという不具合は、面光源装置の導光板として、出光面と、出光面に対向して配置された裏面と、出光面および裏面の間に位置する側面と、を有し、裏面は、第1方向に配列された複数の傾斜面を含み、側面のうち第1方向における一側に位置する部分が入光面をなし、各傾斜面は、第1方向における一側から他側に向かうにつれて出光面に接近するように、導光板の法線方向および第1方向に対して傾斜している導光板、を用いた際に生じ得る、特有の課題であるといえる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、出光面の光源側における漏れ光が抑制された面光源装置を提供することを目的とする。
本発明による面光源装置は、
光を射出する発光面を有する面光源装置であって、
出光面と、前記出光面に対向して配置された裏面と、前記出光面および前記裏面の間に位置する側面と、を有し、前記裏面は、第1方向に配列された複数の傾斜面を含み、前記側面のうち前記第1方向における一側に位置する部分が入光面をなす、導光板と、
前記入光面に対向して配置された光源と、を備え、
各傾斜面は、前記第1方向における一側から他側に向かうにつれて前記出光面に接近するように、前記導光板の法線方向および前記第1方向に対して傾斜し、
前記導光板の前記出光面または前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に、散乱光遮蔽部材が設けられている。
本発明による面光源装置において、前記散乱光遮蔽部材は、光吸収性部材または光反射性部材であってもよい。
本発明による面光源装置において、前記導光板および前記光源を収容する筐体をさらに備え、前記散乱光遮蔽部材は、前記筐体に設けられていてもよい。
本発明による面光源装置において、前記散乱光遮蔽部材は、前記筐体に接着材または粘着材を介して貼着されていてもよい。
本発明による面光源装置において、前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記出光面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられていてもよい。
本発明による面光源装置において、前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられていてもよい。
本発明による面光源装置において、前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側に位置する拡散領域に、光拡散部材が設けられ、前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記出光面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられていてもよい。
本発明による面光源装置において、前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられ、前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記遮蔽領域の前記第1方向に沿って前記一側に位置する拡散領域に、光拡散部材が設けられていてもよい。
本発明による面光源装置において、前記光拡散部材は、前記導光板を前記筐体に固定するための固定部材であってもよい。
本発明による表示装置は、上述の面光源装置と、前記面光源装置に対面して配置された表示パネルと、を備える。
本発明によれば、面光源装置の出光面の光源側における漏れ光を抑制することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、表示装置および面光源装置の概略構成を示す断面図である。 図2は、図1の面光源装置のII−II線に対応する断面図である。 図3は、面光源装置を図2のI−I線で切断して示す斜視図である。 図4は、面光源装置の導光板、光学シートおよび光源を導光板の裏面側から見て示す斜視図である。 図5は、図1の導光板、光学シートおよび光源を拡大して示す図である。 図6は、面光源装置の散乱光遮蔽部材の配置の一例を示す断面図である。 図7は、面光源装置の散乱光遮蔽部材の配置の他の例を示す断面図である。 図8は、面光源装置の散乱光遮蔽部材の配置のさらに他の例を示す断面図である。 図9は、面光源装置の散乱光遮蔽部材の配置のさらに他の例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
本明細書において、「出光側」とは、光源24、導光板30、光学シート40、液晶表示パネル15と、表示装置10の構成要素間を逆戻りすることなく、例えば図示された例では、光源24、導光板30、光学シート40、液晶表示パネル15の順で進んで、表示装置10から出射して観察者へ向かう光の進行方向における下流側(観察者側、例えば図1における紙面の上側)のことであり、「入光側」とは、光源24、導光板30、光学シート40、液晶表示パネル15と、表示装置10の構成要素間を逆戻りすることなく進んで、表示装置10から出射して観察者へ向かう光の進行方向における上流側のことである。
また、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」、「パネル」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」は、「フィルム」、「板」、「パネル」とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。
図1〜図9は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1は、表示装置および面光源装置の概略構成を示す断面図であり、図2のI−I線に対応する断面図である。図2は、図1の面光源装置のII−II線に対応する断面図である。図3は、面光源装置を図2のI−I線で切断して示す斜視図である。図4は、面光源装置の導光板、光学シートおよび光源を導光板の裏面側から見て示す斜視図である。図5は、図1の導光板、光学シートおよび光源を拡大して示す図である。
図1に示すように、表示装置10は、液晶表示パネル15と、液晶表示パネル15の背面側に配置され液晶表示パネル15を背面側から面状に照らす面光源装置20と、を備えている。表示装置10は、画像を表示する表示面11を有している。液晶表示パネル15は、映像を表示することができる表示領域15Aと、表示領域15Aを取り囲むようにして表示領域15Aの外側に配置された非表示領域(額縁領域とも呼ばれる)15Bと、を含んでいる。図示された例では、液晶表示パネル15の表示領域15Aが、表示装置10の表示面11を画成している。液晶表示パネル15は、面光源装置20からの光の透過または遮断を画素毎に制御するシャッターとして機能し、表示面11(表示領域15A)に映像を表示するように構成されている。
図示された液晶表示パネル15は、表示領域15Aに、出光側に配置された上偏光板13と、入光側に配置された下偏光板14と、上偏光板13と下偏光板14との間に配置された液晶層セル12と、を有している。偏光板14,13は、入射した光を直交する2つの偏光成分(P波およびS波)に分解し、一方の方向(透過軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、P波)を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向(吸収軸と平行な方向)に振動する直線偏光成分(例えば、S波)を吸収する機能を有している。
液晶層12には、1つの画素を形成する領域毎に、電界印加がなされ得るようになっている。そして、電界印加の有無によって液晶層12中の液晶分子の配向方向が変化するようになる。一例として、入光側に配置された下偏光板14を透過した特定方向の偏光成分は、電界印加された液晶層12を通過する際にその偏光方向を90°回転させ、その一方で、電界印加されていない液晶層12を通過する際にその偏光方向を維持する。この場合、液晶層12への電界印加の有無によって、下偏光板14を透過した特定方向に振動する偏光成分が、下偏光板14の出光側に配置された上偏光板13をさらに透過するか、あるいは、上偏光板13で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。
このようにして液晶表示パネル(液晶表示部)15では、面光源装置20からの光の透過または遮断を画素毎に制御し得るようになっている。なお、液晶表示パネル15の詳細については、種々の公知文献(例えば、「フラットパネルディスプレイ大辞典(内田龍男、内池平樹監修)」2001年工業調査会発行)に記載されており、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
次に、面光源装置20について説明する。面光源装置20は、面状に光を発光する発光面21を有し、本実施の形態では、液晶表示パネル15を背面側から照明する装置として用いられている。
図1〜図5に示すように、面光源装置20は、エッジライト型の面光源装置として構成され、筐体22と、筐体22内に配置された導光板30と、導光板30の一方の側(図1においては左側)の側方に配置された光源24と、導光板30の出光面31に対面するようにして配置された光学シート(プリズムシート)40と、導光板30の出光面31または裏面32の光源24側に対面して設けられた散乱光遮蔽部材27と、を有している。図示された例では、光学シート40が、液晶表示パネル15に直面して配置されている。そして、光学シート40の出光面41によって、面光源装置20の発光面21が画成されている。なお、光学シート(プリズムシート)40上に、拡散フィルム、偏光選択フィルム等の他の光学シートを配置することもできる。
筐体22は、光源24および導光板30を収容する部材である。筐体22は、光源24、導光板30および光学シート40を所定の相対位置に保持する機能を有する。また、筐体22は、外光を遮蔽する機能も有している。図1〜図3に示されているように、筐体22は、導光板30の出光面31に対面する正面部22aと、導光板30の裏面32に対面する背面部22bと、正面部22aと背面部22bとを接続する複数の側面部22cと、を有する。図示された例では、正面部22aと背面部22bとは平行をなし、側面部22cは4つの側面を含む枠状の形状をなし、側面部22cの対向する2組の側面は、それぞれ平行をなしている。すなわち、筐体22は、全体として直方体状の部材として構成されている。このような筐体22は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス、チタン等で形成することができる。
筐体22の正面部22aは、導光板30の出光面31から出射された光が表示パネル15へ向けて通過する開口部221を有する。したがって、筐体22の正面部22aは、開口部221の周囲を囲むように枠状(額縁状)に形成されている。図1および図3に示された例では、正面部22aの開口部221内に光学シート40が配置されている。とりわけ図示された例では、正面部22aの外面すなわち表示パネル15に対面する面と、光学シート40の出光面41とは、面一となっている。また、これに限られず、光学シート40は、筐体22の開口部221よりも大きく形成されて、光学シート40の周縁部の少なくとも一部が筐体22の正面部22aと対面するようにして、正面部22aの入光側または出光側に配置されてもよい。
なお、筐体22の正面部22a、側面部22cおよび背面部22bは一体に形成される必要はなく、例えば、正面部22aが、側面部22cおよび背面部22bとは別体に形成され、正面部22aが側面部22cに着脱自在となっていてもよい。または正面部22aおよび側面部22cが、背面部22bとは別体に形成され、正面部22aおよび側面部22cが背面部22bに着脱自在となっていてもよい。このような筐体22によれば、筐体22内への光源24および導光板30の収容作業が容易になる。
また、筐体に枠部材(モールド枠)を取り付け、この枠部材に、光源24や導光板30を配置するようにしてもよい。このような枠部材としては、エポキシ系樹脂等の樹脂材料や、アルミニウム等の金属材料からなるものが好適に使用できる。このような枠部材を用いることにより、筐体22、光源24、導光板30および光学シート40間の相互の位置合わせを正確かつ容易に行うことができるとともに、筐体22内で光源24および導光板30が移動することを防止することができる。
図2に示されているように、導光板30の出光面31は、液晶表示装置10の表示面11および面光源装置20の発光面21と同様に、平面視形状が四角形形状に形成されている。この結果、導光板30は、全体的に、一対の主面(出光面31および裏面32)を有する相対的に厚み方向の辺が他の辺よりも小さい直方体状の部材として構成されており、一対の主面間に画成される側面は4つの面を含んでいる。
導光板30は、液晶表示パネル15側の一方の主面によって構成された出光面31と、出光面31に対向するもう一方の主面からなる裏面32と、出光面31および裏面32の間を延びる側面と、を有している。側面のうちの第1方向dに対向する2つの面のうちの一方の側面が、入光面33をなしている。図1に示すように、入光面33に対面して光源24が設けられている。入光面33から導光板30内に入射した光は、第1方向(導光方向)dに沿って入光面33に対向する反対面34に向け、概ね第1方向dに沿って導光板30内を導光されるようになる。図1、図3および図4に示すように、光学シート40は、導光板30の出光面31に対面するようにして配置されている。
光源24は、例えば、線状の冷陰極管等の蛍光灯や、点状のLED(発光ダイオード)や白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本実施の形態において、光源24は、入光面33の長手方向に沿って、並べて配置された多数の点状発光体25、具体的には、多数のLEDによって、構成されている。
なお、図示は省略するが、本実施の形態では、導光板30の裏面32に対面するようにして反射シートが配置されている。反射シートは、導光板30の裏面32から漏れ出した光を反射して、再び導光板30内に入射させるための部材である。反射シートは、白色の散乱反射シート、金属等の高い反射率を有する材料からなるシート、高い反射率を有する材料からなる薄膜(例えば金属薄膜)を表面層として含んだシート、等から構成され得る。反射シートでの反射は、鏡面反射(正反射)でもよく、拡散反射でもよい。反射シートは、例えば筐体22の内面に接着剤や粘着剤を介して貼着され得る。
ところで、本明細書において「シート面(フィルム面、板面、パネル面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向と一致する面のことを指す。そして、本実施の形態においては、導光板30の板面、光学シート40のシート面、液晶表示パネル15のパネル面、表示装置10の表示面11、面光源装置20の発光面21、および、光学シート40の出光面41は、互いに平行となっている。さらに、本明細書において、シート状の部材の法線方向とは、対象となるシート状の部材のシート面への法線方向のことを指す。さらに、本明細書において「正面方向」とは、面光源装置20の発光面21への法線方向のことであり、本実施の形態においては、面光源装置20の発光面21への法線方向、導光板30の板面への法線方向、光学シート40のシート面への法線方向、表示装置10の表示面11への法線方向等にも一致する(例えば、図1参照)。
次に、図1〜図5を参照して、導光板30についてさらに詳述する。図1〜図5に示されているように、導光板30は、一対の平行な主面(出光面31、裏面32)を有する平板状の部材として構成されている。
図1および図3〜図5に示されているように、導光板30の裏面32は、凹凸面として形成されている。具体的な構成として、裏面32は、傾斜面37と、導光板30の法線方向ndに延びる段差面38と、導光板30の板面方向に延びる接続面39と、を有している。導光板30内での導光は、導光板30の一対の主面31,32での全反射作用によっている。その一方で、傾斜面37は、入光面33側から反対面34側へ向かうにつれて出光面31に接近するよう、導光板30の法線方向ndおよび板面に対して傾斜している。言い換えると、傾斜面37は、導光板の法線方向ndおよび導光方向(第1方向)dに対して傾斜している。したがって、傾斜面37で反射した光については、一対の主面31,32に入射する際の入射角度は小さくなる。傾斜面37で反射することにより、一対の主面31,32への入射角度が全反射臨界角度未満になると、当該光は、導光板30から出射するようになる。すなわち、傾斜面37は、導光板30から光を取り出すための要素として機能する。
導光方向である第1方向dに沿った傾斜面37の分布を裏面32内で調節することにより、導光板30からの出射光量の導光方向(第1方向)dに沿った分布を調整することができる。図1、図3〜図5に示された例では、導光方向(第1方向)dに沿って入光面33から反対面34に接近するにつれて、裏面32のうちの傾斜面37が占める割合が高くなっている。このような構成によれば、導光方向(第1方向)dに沿って入光面33から離間した領域での導光板30からの光の出射が促進され、入光面33から離間するにつれて出射光量が低下してしまうことを効果的に防止することができる。
このような導光板30は、例えば、押し出し成型、射出成型等により基材表面に凹凸を形成したり、基材上に凹凸面を賦型することで、作製することができる。導光板30の材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学部材用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。
次に、図5を主に参照して、光学シート(プリズムシート)40について説明する。光学シート40は、透過光の進行方向を変化させる機能を有した部材である。
図5に示されているように、光学シート40は、板状に形成された本体部45と、本体部45の入光側面47上に形成された複数の単位プリズム50と、を有している。本体部45は、一対の平行な主面を有する平板状の部材として構成されている。そして、導光板30に対面しない側に位置する本体部45の出光側面46によって、光学シート40の出光面41が構成されている。
次に、本体部45の入光側面47上に設けられた単位プリズム50について説明する。図5に示されているように、複数の単位プリズム50は、本体部45の入光側面47上に並べて配置されている。各単位プリズム50は、柱状に形成され、その配列方向と交差する方向に延びている。
本実施の形態において、各単位プリズム50は直線状に延びている。また、各単位プリズム50は、柱状に形成され、その長手方向に沿って同一の断面形状を有するようになっている。さらに、複数の単位プリズム50は、その長手方向に直交する方向に沿って、本体部45の入光側面47上に隙間無く並べられている。したがって、光学シート40の入光面42は、本体部45上に隙間無く配列された単位プリズム50の表面(プリズム面)51,52によって形成されている。
なお、上述してきたように、光学シート40は、導光板30に重ねられるようにして配置され、光学シート40の単位プリズム50が導光板30の出光面31に対面するようになっている。また、図1および図3〜図5に示すように、光学シート40は、単位プリズム50の長手方向が導光板30による導光方向(導光板30の入光面33と当該入光面に対向する反対面34とを結ぶ第1方向)dと交差するように、導光板30に対して位置決めされている。好ましくは、単位プリズム50の長手方向が導光板30による導光方向(第1方向)dに対して80°以上100°以下の角度で交差するとともに、単位プリズム50の配列方向が導光板30による導光方向dと平行または10°以下の角度で交差するように、光学シート40が導光板30に対して位置決めされている。
図5に示されているように、各単位プリズム50は、単位プリズム50の配列方向、つまり第1方向dに沿って、互いに対向して配置された第1プリズム面51および第2プリズム面52を有している。各単位プリズム50の第1プリズム面51は、第1方向における一側(図5の紙面における左側)に位置し、第2プリズム面52は、第1方向における他側(図5の紙面における右側)に位置している。より詳細には、各単位プリズム50の第1プリズム面51は、第1方向dにおける光源24の側に位置して第1方向dにおける一側を向く。各単位プリズム50の第2プリズム面52は、第1方向dにおける光源24から離間する側に位置し、第1方向dにおける他側を向く。後述するように、第1プリズム面51は、主として、第1方向dにおける一側に配置された光源24から導光板30内に進み、その後に導光板30から出射した光が、光学シート40へ入射する際の入射面として機能する。一方、第2プリズム面52は、光学シート40へ入射した光を反射して、当該光の光路を補正する機能を有する。
光学シート40の寸法は、一例として、以下のように設定され得る。まず、以上のような構成からなる単位プリズム50の具体例として、単位プリズム50の配列ピッチ(図示された例では、単位プリズム50の幅Wに相当)を10μm以上200μm以下とすることができる。ただし、昨今においては、単位プリズム50の配列の高精細化が急速に進んでおり、単位プリズム50の配列ピッチを10μm以上40μm以下とすることが好ましい。また、光学シート40のシート面への法線方向ndに沿った本体部45からの単位プリズム50の突出高さHを5.5μm以上180μm以下とすることができる。
以上のような構成からなる光学シート40は、基材上に単位プリズム50を賦型することにより、あるいは、押し出し成型により、作製することができる。光学シート40の本体部45および単位プリズム50をなす材料としては、種々の材料を使用することができる。ただし、表示装置に組み込まれる光学部材用の材料として広く使用され、優れた機械的特性、光学特性、安定性および加工性等を有するとともに安価に入手可能な材料、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。
電離放射線硬化型樹脂を基材上に硬化させることによって光学シート40を作製する場合、単位プリズム50とともに、単位プリズム50と基材との間に位置するようになるシート状のランド部を、基材上に形成するようにしてもよい。この場合、本体部45は、基材と電離放射線硬化型樹脂によって形成されたランド部とから構成されるようになる。一方、押し出し成型で作製された光学シート40においては、本体部45と、本体部45の入光側面47上の複数の単位プリズム50と、が一体的に形成され得る。
次に、図1、図3および図6を参照して、散乱光遮蔽部材27について説明する。散乱光遮蔽部材27は、入射した光を吸収または反射(鏡面反射)して乱反射を抑制する機能を有する。図1、図3および図6には、面光源装置20の散乱光遮蔽部材27の配置の一例が示されている。なお、図6〜図9においては、図示の簡略化のため、導光板30の裏面32の凹凸面すなわち傾斜面37および段差面38の図示を省略している。
図1、図3および図6に示された例では、導光板30の出光面31の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21(筐体22の開口部221、光学シート40の出光面41)に対して第1方向dに沿って一側(光源24側)から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられている。本実施の形態において、遮蔽領域Saとは、導光板30の出光面31または裏面32の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21(筐体22の開口部221、光学シート40の出光面41)に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む領域であって、散乱光遮蔽部材27が設けられる領域を指す。
図1、図3および図6に示された例では、筐体22の正面部22aの内面すなわち導光板30の出光面31に対面する側の面に、散乱光遮蔽部材27が設けられている。図示された例では、散乱光遮蔽部材27は、導光板30の導光方向(第1方向)dおよび導光板30の法線方向nd(出光面31の法線方向)の両方に直交する方向(図1および図6では紙面と垂直な方向)に直線状(帯状)に延びている。また、散乱光遮蔽部材27は、その長手方向に沿って同一の断面形状を有するようになっている。図1、図3および図6に示された例では、散乱光遮蔽部材27は、第1方向dに沿って、導光板30の第1方向dの一側(光源24側)端部に対面する位置から、筐体22の正面部22aにおける第1方向dの他側端部まで延在している。
また、図1、図3および図6に示された例では、散乱光遮蔽部材27は導光板30から離間して配置されている。言い換えると、散乱光遮蔽部材27は導光板30と接触する箇所を有していない。このような散乱光遮蔽部材27によれば、散乱光遮蔽部材27と導光板30とが接触した箇所で意図しない散乱光が生じることを防止することができる。
このような散乱光遮蔽部材27としては、導光板30から出射した光を吸収する層を含む光吸収層(光吸収性部材)、導光板30から出射した光を反射する層を含む光反射層(光反射性部材)、または、導光板30から出射した光を吸収する層と導光板30から出射した光を反射する層をともに含む光反射吸収層(光吸収性部材且つ光反射性部材)を例示することができる。
光吸収層は、導光板30から出射した光を吸収する機能を有すればよく、例えば黒色等の暗色の層であることが好ましい。この光吸収層は、例えば、暗色粒子を含有する組成物または暗色材料の塗膜の層とすることができる。暗色粒子としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、黒色酸化鉄等の金属塩等、顔料または染料等が挙げられる。また、光吸収層は、光の反射率が10%以下の層であることが好ましい。
光反射層は、導光板30から出射した光を導光板30側に反射する機能を有すればよく、導光板30から出射した光を主に鏡面反射(正反射)により導光板30側に反射し得るものが好ましく用いられる。この光反射層としては、例えば、アルミニウム、銀、白金、クロム、ニッケル、錫等の金属層が例示できる。この金属層は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理的気相成長法(PVD法)、化学的気相成長法(CVD法)、めっき法等の液相成長法、またはこれらの2以上を組み合わせた方法により形成することができる。
光反射吸収層は、例えば、上述の光反射層と光吸収層とを積層することにより得られる。とりわけ、光反射層および光吸収層を導光板30側からこの順番で積層することによって、これらの光反射層および光吸収層から光反射吸収層を形成するようにしてもよい。このような光反射吸収層によれば、導光板30から出射した光を光反射層で導光板30側に反射することができる。また、光反射層を透過する光があっても、光反射層の導光板30に対面する側とは反対側に設けられた光吸収層で、この光反射層を透過した光を吸収することができる。したがって、導光板30から出射した光をより効果的に遮蔽することができる。
このような散乱光遮蔽部材27は、例えば、接着剤または粘着材を介して筐体22に貼着することができる。この場合、散乱光遮蔽部材27は、光吸収層、光反射層または光反射吸収層の導光板30に対面する側とは反対側に接着剤層または粘着材層を形成してテープ状の部材として形成しておき、これを筐体22に貼着するようにすることができる。このような散乱光遮蔽部材27を用いれば、簡単な工程で散乱光遮蔽部材27を配置することができる。
次に、以上のような構成からなる表示装置10の作用について説明する。
まず、図1に示すように、光源24をなす発光体25で発光された光は、入光面33を介し、導光板30に入射する。導光板30へ入射した光Lは、導光板30の出光面31および裏面32において、反射、とりわけ、導光板30をなす材料と、導光板30と出光面31または裏面32を介して隣接する層(例えば空気層)との屈折率差に起因して全反射を繰り返し、導光板30の入光面33と反対面34とを結ぶ第1方向(導光方向)dへ進んでいく。
導光板30の裏面32は、入光面33から反対面34に向かうにつれて、出光面31に対して接近するように傾斜した傾斜面37を有している。傾斜面37は段差面38および接続面39を介して連結されている。このうち段差面38は、導光板30の板面の法線方向ndに延びている。したがって、導光板30内を入光面33の側から反対面34の側へと進む光の大部分は、裏面32のうち、段差面38に入射することなく、傾斜面37または接続面39にて反射するようになる。そして、裏面32のうちの傾斜面37で反射すると、図1に示された断面における当該光の進行方向は、導光板30の板面に対する傾斜角度を増大させる。すなわち、裏面32のうちの傾斜面37で反射すると、以降における、当該光の出光面31および裏面32への入射角度が小さくなる。したがって、導光板30内を進む光の出光面31および裏面32への入射角度は、裏面32のうちの傾斜面37での一以上の反射によって、次第に小さくなっていき、全反射臨界角未満となる。このとき、当該光は、導光板30の出光面31または裏面32から、出射し得るようになる。出光面31から出射した光Lは、導光板30の出光側に配置された光学シート40へと向かう。一方、裏面32から出射した光は、導光板30の裏面32に対面して配置された反射シートで反射され、再び導光板30内に入射して導光板30内を進むことになる。
とりわけ、図示された例においては、導光方向に沿って入射面33から反対面34に接近するにつれて、裏面32のうちの傾斜面37が占める割合が高くなっている。これにより、出射光量が少なくなってしまう傾向がある入光面33から離間した領域において、導光板30の出光面31からの出射光量を十分に確保し、導光方向に沿った出射光量の均一化を図ることができる。
導光板30の出光面31から出射した光Lは、その後、光学シート40へ入射する。上述したように、この光学シート40は、導光板30の側へ向けて突出する単位プリズム50を有している。単位プリズム50の長手方向は、導光板30による導光方向(第1方向)dおよび導光板30の板面の法線方向ndと交差している。とりわけ本実施の形態では、単位プリズム50の長手方向は、導光板30による導光方向(第1方向)dおよび導光板30の板面の法線方向ndの両方に直交している。
この結果、第1方向dにおける一側に配置された光源24で発光され導光板30を介して光学シート40へ向かう光Lは、互いに接続された第1プリズム面51および第2プリズム面52のうちの、第1方向dにおける光源24側となる一側に位置する第1プリズム面51を介して単位プリズム50へ入射する。図1および図5に示すように、この光Lは、その後、第1方向dにおける光源とは反対側の他側に位置する第2プリズム面52で全反射してその進行方向を変化させるようになる。
そして、単位プリズム50の第2プリズム面52での全反射により、図1および図5に示された光学シート40の主切断面(第1方向(導光板30の導光方向)dと正面方向(導光板30の板面の法線方向)ndとの両方向に平行な断面)において正面方向ndから傾斜した方向に進む光Lは、その進行方向が正面方向ndに対してなす角度が小さくなるように曲げられ、光学シート40の出光面41から出射する。このような作用により、単位プリズム50は、第1方向dに沿った光の成分について、透過光の進行方向を正面方向nd側に絞り込むことができる。すなわち、光学シート40は、第1方向dに沿った光の成分に対して、集光作用を及ぼすようになる。
面光源装置20の発光面21を形成する光学シート40の出光面41から出射した一方の偏光成分の光は、その後、液晶表示パネル15へ入射して下偏光板14を透過する。下偏光板14を透過した光は、画素毎への電界印加の状態に応じて、選択的に上偏光板13を透過するようになる。このようにして、液晶表示パネル15によって、面光源装置20からの光を画素毎に選択的に透過させることにより、液晶表示装置10の観察者が、映像を観察することができるようになる。
ところで、上述のように、光源24から入光面33を介して導光板30に入射した光Lは、導光板30の出光面31または裏面32において反射し、とりわけ全反射して、導光板30の入光面33と反対面34とを結ぶ第1方向(導光方向)dへ進む。このとき、入光面33から導光板30へ入射して出光面31側へ向かう光Lのうち、全反射臨界角未満の角度で出光面31へ入射した光Lの一部は、出光面31で反射することなく、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射する。本実施の形態の散乱光遮蔽部材27を有していない場合、出光面31から出射した光Lは、筐体22の正面部22aの内面すなわち導光板30の出光面31に対面する側の面に入射し、乱反射する。この乱反射した光は散乱光となって出光面31から導光板30へ再び入射する。これにより、この散乱光が導光板30内で迷光となって、出光面31の光源近傍の意図しない箇所から出射し、光学シート40および液晶表示パネル15を透過して、漏れ光として観察者から視認され得る。
一方、図1、図3および図6に示された例では、導光板30の出光面31の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21(筐体22の開口部221、光学シート40の出光面41)に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられている。入光面33から導光板30へ入射して出光面31側へ向かい、全反射臨界角未満の角度で出光面31へ入射し、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射した光Lは、散乱光遮蔽部材27へ入射する。この散乱光遮蔽部材27に入射した光Lは、当該散乱光遮蔽部材27で吸収されるか、または反射(鏡面反射)され、乱反射することが抑制される。したがって、散乱光が出光面31の光源近傍の意図しない箇所から出射し、光学シート40および液晶表示パネル15を透過して、漏れ光として観察者から視認されることを効果的に抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図7を参照して、面光源装置20の変形例について説明する。図7は、面光源装置20の散乱光遮蔽部材27の配置の他の例を示す断面図である。
図7に示した例では、散乱光遮蔽部材27は、導光板30の裏面32の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21(筐体22の開口部221、光学シート40の出光面41)に対して第1方向dに沿って一側(光源24側)から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに設けられている。図示された例では、筐体22の背面部22bの内面すなわち導光板30の裏面32に対面する側の面に、散乱光遮蔽部材27が設けられている。また、図示された例では、散乱光遮蔽部材27は、第1方向dに沿って、導光板30の第1方向dの一側(光源24側)端部に対面する位置から、面光源装置20の発光面21と導光板30の法線方向(発光面21の法線方向)ndに重なる位置まで延在している。さらに、散乱光遮蔽部材27は導光板30から離間して配置されている。
このような散乱光遮蔽部材27を有する面光源装置20によれば、筐体22の正面部22aの内面で乱反射し、導光板30内を通って裏面32から出射した光Lを、散乱光遮蔽部材27で遮蔽することができる。したがって、散乱光が出光面31の光源近傍の意図しない箇所から出射し、光学シート40および液晶表示パネル15を透過して、漏れ光として観察者から視認されることを効果的に抑制することができる。
図8を参照して、面光源装置20の他の変形例について説明する。図8は、面光源装置20の散乱光遮蔽部材27の配置のさらに他の例を示す断面図である。
図8に示した例では、導光板30の裏面32の一部分に対面するようにして、発光面21に対して第1方向dに沿って一側に位置する拡散領域Sbに、光拡散部材28が設けられ、導光板30の出光面31の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21(筐体22の開口部221、光学シート40の出光面41)に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられている。
光拡散部材28は、入射した光を拡散する部材であり、光の拡散を目的としていない部材も含む。この光拡散部材28としては、導光板30を筐体22に固定するために用いられる両面テープ等の固定部材や、導光板30の入光面33から入射して裏面32へ向かう光を裏面32で導光板30内へ反射させるための反射部材等が挙げられる。
導光板30を筐体22に固定するための固定部材として、白色等の光拡散性を有する固定部材(両面テープ)を用いた場合、光源24から入光面33を介して導光板30に入射して裏面32側へ向かった光Lは、固定部材(光拡散部材28)における裏面32側の面で乱反射し、散乱光となって導光板30内に戻る。導光板30へ戻って出光面31側へ向かう散乱光の一部は、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射する。
図8に示した例では、導光板30の出光面31の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられている、これにより、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射した光Lは、散乱光遮蔽部材27へ入射して遮蔽される。また、図8に示した例では、入光面33から導光板30へ入射して裏面32側へ向かい、裏面32に対面して設けられた光拡散部材28で反射して出光面31側へ向かい、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射した光Lも、散乱光遮蔽部材27へ入射して遮蔽される。したがって、散乱光が出光面31の光源近傍の意図しない箇所から出射し、光学シート40および液晶表示パネル15を透過して、漏れ光として観察者から視認されることを効果的に抑制することができる。
図9を参照して、面光源装置20のさらに他の変形例について説明する。図9は、面光源装置20の散乱光遮蔽部材27の配置のさらに他の例を示す断面図である。
図9に示した例では、導光板30の裏面32の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21(筐体22の開口部221、光学シート40の出光面41)に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられ、導光板30の裏面32の一部分に対面するようにして、遮蔽領域Saの第1方向dに沿って一側に位置する拡散領域Sbに、光拡散部材28が設けられている。とりわけ図示された例では、光拡散部材28は、散乱光遮蔽部材27に対して、第1方向dの一側(入光面33側)から隣接するように設けられている。
図9に示した例では、光源24から入光面33を介して導光板30に入射して裏面32側へ向かった光Lは、光拡散部材(固定部材)28における裏面32側の面で乱反射し、散乱光となって導光板30内に戻る。導光板30へ戻って出光面31側へ向かう散乱光の一部は、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射する。出光面31から出射した光Lは、筐体22の正面部22aの内面で反射して、再度出光面31から導光板30内へ入射し、導光板30内を通って裏面32から出射する。また、図示された例では、入光面33から導光板30へ入射して出光面31側へ向かい、出光面31から筐体22の正面部22aの側へ出射した光Lも、筐体22の正面部22aの内面で反射して、再度出光面31から導光板30内へ入射し、導光板30内を通って裏面32から出射する。図示された例では、導光板30の裏面32の一部分に対面するようにして、面光源装置20の発光面21に対して第1方向dに沿って一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域Saに、散乱光遮蔽部材27が設けられているので、裏面32から出射したこれらの光Lを、散乱光遮蔽部材27で遮蔽することができる。したがって、散乱光が出光面31の光源近傍の意図しない箇所から出射し、光学シート40および液晶表示パネル15を透過して、漏れ光として観察者から視認されることを効果的に抑制することができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 表示装置
11 表示面
15 表示パネル
20 面光源装置
21 発光面
22 筐体
22a 正面部
22b 背面部
22c 側面部
221 開口部
24 光源
25 点状発光体
27 散乱光遮蔽部材
28 光拡散部材
30 導光板
31 出光面
32 裏面
33 入光面
34 反対面
37 傾斜面
38 段差面
39 接続面
40 光学シート
41 出光面
42 入光面
45 本体部
46 出光側面
47 入光側面
50 単位プリズム
51 第1プリズム面
52 第2プリズム面
Sa 遮蔽領域
Sb 拡散領域

Claims (10)

  1. 光を射出する発光面を有する面光源装置であって、
    出光面と、前記出光面に対向して配置された裏面と、前記出光面および前記裏面の間に位置する側面と、を有し、前記裏面は、第1方向に配列された複数の傾斜面を含み、前記側面のうち前記第1方向における一側に位置する部分が入光面をなす、導光板と、
    前記入光面に対向して配置された光源と、を備え、
    各傾斜面は、前記第1方向における一側から他側に向かうにつれて前記出光面に接近するように、前記導光板の法線方向および前記第1方向に対して傾斜し、
    前記導光板の前記出光面または前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に、散乱光遮蔽部材が設けられている、面光源装置。
  2. 前記散乱光遮蔽部材は、光吸収性部材または光反射性部材である、請求項1に記載の面光源装置。
  3. 前記導光板および前記光源を収容する筐体をさらに備え、
    前記散乱光遮蔽部材は、前記筐体に設けられている、請求項1または2に記載の面光源装置。
  4. 前記散乱光遮蔽部材は、前記筐体に接着材または粘着材を介して貼着されている、請求項3に記載の面光源装置。
  5. 前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記出光面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の面光源装置。
  6. 前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の面光源装置。
  7. 前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側に位置する拡散領域に、光拡散部材が設けられ、
    前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記出光面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられている、請求項3または4に記載の面光源装置。
  8. 前記散乱光遮蔽部材は、前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記発光面に対して前記第1方向に沿って前記一側から隣接する領域を少なくとも含む遮蔽領域に設けられ、
    前記導光板の前記裏面の一部分に対面するようにして、前記遮蔽領域の前記第1方向に沿って前記一側に位置する拡散領域に、光拡散部材が設けられている、請求項3または4に記載の面光源装置。
  9. 前記光拡散部材は、前記導光板を前記筐体に固定するための固定部材である、請求項7または8に記載の面光源装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の面光源装置と、前記面光源装置に対面して配置された表示パネルと、を備える、表示装置。
JP2015060910A 2015-03-24 2015-03-24 面光源装置 Pending JP2016181394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060910A JP2016181394A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 面光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060910A JP2016181394A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 面光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016181394A true JP2016181394A (ja) 2016-10-13

Family

ID=57131123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015060910A Pending JP2016181394A (ja) 2015-03-24 2015-03-24 面光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016181394A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108153059A (zh) * 2018-02-01 2018-06-12 广东欧珀移动通信有限公司 背光模组、显示装置及电子设备
JP2018136154A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 旭化成エレクトロニクス株式会社 ガスセンサ
JP7344880B2 (ja) 2018-01-12 2023-09-14 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 照明モジュールおよびこれを備えた照明装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018136154A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 旭化成エレクトロニクス株式会社 ガスセンサ
JP7115818B2 (ja) 2017-02-20 2022-08-09 旭化成エレクトロニクス株式会社 ガスセンサ
JP7344880B2 (ja) 2018-01-12 2023-09-14 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 照明モジュールおよびこれを備えた照明装置
CN108153059A (zh) * 2018-02-01 2018-06-12 广东欧珀移动通信有限公司 背光模组、显示装置及电子设备
CN108153059B (zh) * 2018-02-01 2023-08-04 Oppo广东移动通信有限公司 背光模组、显示装置及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9223074B2 (en) Light guide plate and area light source device
US10185173B2 (en) Display module and display device having a ray-scattering prism between a transflective layer and a reflective member
US20170023724A1 (en) Optical Module And Reflective Display Apparatus
JP2014056844A (ja) 面光源装置および表示装置
WO2013008577A1 (ja) 照明装置及び表示装置
KR102005651B1 (ko) 도광판, 백라이트 모듈 및 디스플레이 장치
JP2016181394A (ja) 面光源装置
US20170059764A1 (en) Light guide plate, backlight unit and display device
JP2009176512A (ja) 面光源装置及び画像表示装置
KR20160048873A (ko) 도광판, 면 광원 장치 및 투과형 화상 표시 장치
US9010980B2 (en) Light guide plate and backlight module containing same
JP5804216B2 (ja) 導光板、面光源装置、透過型表示装置
JP6975409B2 (ja) 導光板、面光源装置および表示装置
WO2008047442A1 (fr) Dispositif source de lumière de surface
JP5804011B2 (ja) 透過型表示装置
JP2015191181A (ja) 面光源装置および表示装置
US20170108635A1 (en) Backlight module with non-planar lateral structure and liquid crystal display apparatus using the same
JP2014086245A (ja) 導光板、バックライト・ユニット及びディスプレイ装置
JP2017208287A (ja) 面光源装置、透過型表示装置
JP2016194988A (ja) 面光源装置
JP2013206595A (ja) 導光板、導光板を用いた照明装置および表示装置
CN216927140U (zh) 导光部件及显示设备
JP2017059365A (ja) 導光板、面光源装置、映像源ユニット、及び表示装置
JP5935459B2 (ja) 導光板、面光源装置、表示装置
JP7182846B2 (ja) 光学部材、液晶表示装置