JP2016181174A - 地域監視システム - Google Patents

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【課題】監視対象である人物の顔が隠れても当該人物を追尾しての監視が可能な地域監視システムを提供する。【解決手段】顔認証部24A1は、顔認証カメラ24Aの撮影画像に含まれる対象人物の顔の特徴情報を顔データベース24A2に登録されている特徴情報と照合することよって対象人物の属性を特定する。第1人物ID設定部24A4は、撮影画像内の左端に位置する対象人物から順に第1IDを設定する。第2人物ID設定部26A2は、人物位置検出センサ26Aにより検知された対象人物のうち左端に位置する人物から順に第2IDを設定する。システムコントローラ82は、第1IDと第2IDとを対応付けることにより人物位置検出センサ26Aが検知した対象人物の属性を特定すると共に所定の属性の人物の位置を人物位置検出センサ26Aによって検知し、所定の属性の人物が撮影可能なように追尾カメラ22Aを制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、地域監視システムに関する。
監視カメラ等、人物を撮影する装置では、被写体である人物の移動に対応して当該人物の撮影を継続できることが求められる。特許文献1には、撮影画像に写り込んだ複数の人物から各々検出した特徴情報に優先度を設定し、当該優先度の高い特徴情報が撮影画像に写り込み続けるようにカメラを制御する追尾装置の発明が開示されている。
特許第4957721号公報
しかしながら、特許文献1に記載の追尾装置は、追尾する対象の顔が撮影画像に映りこみ続ける必要がある。従って、当該人物の顔が隠れた場合には、当該人物を追尾して撮影することが困難になるという問題点があった。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、監視対象である人物の顔が隠れても当該人物を追尾しての監視が可能な地域監視システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、顔認証カメラの撮影画像に含まれる対象人物の顔の特徴情報を顔データベースに登録されている特徴情報と照合することよって前記対象人物の属性を特定すると共に、前記撮影画像内の左右方向での所定の端部に位置する前記対象人物から順に第1識別子を設定する第1人物識別子設定部と、前記顔認証カメラが撮影する方向と同一方向に向けて設置された検知部により検知された前記対象人物のうち左右方向での前記所定の端部に位置する人物から順に第2識別子を設定する第2人物識別子設定部と、前記第1識別子と前記第2識別子とを対応付けることにより前記検知部が検知した対象人物の属性を特定すると共に所定の属性の人物の位置を前記検知部によって検知し、該所定の属性の人物を撮影可能なように監視カメラを制御する制御部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、撮影画像を用いた顔認証によって属性を特定した対象人物の識別子と、対象人物の位置を検知する検知部の検知結果に基づいて設定した識別子とを対応付けることにより、属性が特定された人物の位置を検知部によって検知できる。さらに、検知部が検知した所定の属性の人物に監視カメラを向け続けることが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記検知部は、前記対象人物の間の距離を検知可能で、前記制御部は、前記対象人物に前記所定の属性の人物として前記顔データベースに顔の特徴情報が登録されていない顔未登録者が複数含まれる場合には、属性が住民である人物との距離が最も近い前記顔未登録者を撮影するように前記監視カメラを制御する。
請求項2に記載の発明によれば、住民ではない顔未登録者が複数存在する場合には、住民に最も近い顔未登録者を優先的に追尾して撮影することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、音データベースに予め登録された特定音及び該特定音の音源の位置を検知する音検知部をさらに備え、前記制御部は、前記音検知部が検知した特定音の音源の位置が、属性が住民である人物の位置と一致し、かつ前記対象人物に前記所定の属性の人物として前記顔データベースに顔の特徴情報が登録されていない顔未登録者が含まれる場合には、前記顔未登録者を撮影するように前記監視カメラを制御すると共に当局への通報を行う。
請求項3に記載の発明によれば、住民が防犯ブザー等を操作した場合には、当該住民の近くにいる顔未登録者を不審者と判定して、当該顔未登録者を優先的に追尾して撮影すると共に、当局に通報することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御部は、前記所定の属性の人物が指名手配犯の場合には、該指名手配犯を撮影するように前記監視カメラを制御すると共に当局への通報を行う。
請求項4に記載の発明によれば、指名手配犯を優先的に追尾して撮影すると共に、当局に通報することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、属性が特定された人物の位置を検知部によって検知でき、検知部が検知した所定の属性の人物に監視カメラを向け続けることにより、監視対象である人物の顔が隠れても当該人物を追尾しての監視が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、住民に最も近い顔未登録者を監視対象とし、当該監視対象を追尾しての監視が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、防犯ブザー等が操作された等の危険な状況では、監視対象を優先的に追尾して撮影すると共に、当局に通報することができる。
請求項4に記載の発明によれば、指名手配犯が存在する危険な状況では、監視対象を優先的に追尾して撮影すると共に、当局に通報することができる。
本発明の実施の形態に係る地域監視システムの一例を示す概略図である。 街路ポールの構成の一例を示した概略図である。 本発明の実施の形態に係る地域監視システムの動作の一例を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る地域監視システムにおける人物のID設定の一例を示した概略図である。 本発明の実施の形態に係る地域監視システムのシステムコントローラの追尾優先度の一例を示した表である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る地域監視システム10の一例を示す概略図である。図1に示したように、本実施の形態に係る地域監視システム10は、追尾カメラ22A,22B,22C,22D,22E、顔認証カメラ24A,24B,24C,24D,24E、人物位置検出センサ26A,26B,26C,26D,26E及び音検知センサ28A,28B,28C,28D,28Eを各々備えた街路ポール20A,20B,20C,20D,20Eが、監視対象である地域(以下、「監視対象地域」と称する)に複数設けられている。
街路ポール20A〜20Eの各々が備えるカメラ及びセンサは、ネットワーク70を介して情報センタ80に接続されている。ネットワーク70は、セキュリティを考慮すると専用のネットワークが好ましいが、VPN(Virtual Private Network)等の技術により、セキュリティを担保してもよい。
情報センタ80は、監視対象である人物(以下、「対象人物」と称する)を特定すると共に、追尾カメラ22A〜22Eの方向及び画角等を制御して対象人物を撮影する。また、情報センタ80は、対象人物が指名手配犯等の危険な存在の場合には、当局に通報する等の処置も行う。
図2は、街路ポール20Aの構成の一例を示した概略図である。街路ポール20B〜20Eの構成は、街路ポール20Aと同様なので詳細な説明は以後省略する。街路ポール20Aは、専用のポールを用いてもよいが、電柱等、既存の設備にカメラ及びセンサを設けて運用してもよい。
追尾カメラ22Aは、対象人物を追尾して動画像を撮影するカメラである。追尾カメラ22Aは、情報センタ80内に設けられたシステムコントローラ82の制御に基づいて追尾カメラ22Aが対象人物を撮影画像内に映りこみ続けるように追尾カメラ22Aのカメラアングル(方向)及び画角等を制御する追尾制御部22A1を有している。
顔認証カメラ24Aは撮影した画像から人物の顔を検出した場合に、人物の顔認証を行う。人物の顔を識別することによる認証(顔認証)は、種々の方式がある。本実施の形態では、顔認証部24A1が鼻、眉、目、口、頬等の顔器官の顔面での配置パターンを抽出すると共に、抽出した顔器官の配置パターンを顔データベース24A2に登録されている顔器官の配置パターンと照合することにより、抽出した顔器官の配置パターンを有する人物(以下、「顔登録者」と称する)を認証し、例えば、当該人物が監視対象地域の住民(以下、「住民」と称する)の誰である等の人物の属性の特定を行う。さらに、住民か否かといった属性の判定のみならず、顔認証した住民が具体的に誰であるかを特定することができる。
顔データベース24A2は、監視対象地域の住民の顔器官の配置パターン、さらには指名手配犯等の危険人物の顔器官の配置パターンを記憶したデータベースである。
顔認証部24A1の認証結果は顔位置検出部24A3に入力される。顔位置検出部24A3は、顔認証カメラ24Aが撮影した画像内での各人物の位置関係を検出する。本実施の形態では、各人物の左右の位置関係に着目して、撮影画像内での人物の顔の位置を算出する。さらに、第1人物ID設定部24A4において、画像内の人物にID(識別子)を設定する。本実施の形態では、撮影画像内で最も左に写っている人物から撮影画像内の右に写っている人物へ順にIDを設定する。IDは撮影画像内で最も右に写っている人物から撮影画像内の左に写っている人物へ順に設定してもよい。顔認証カメラ24Aの第1人物ID設定部24A4が設定した各人物のIDは、情報センタ80内のシステムコントローラ82に送信される。
人物位置検出センサ26Aは、顔認証カメラ24Aが撮影する方向と同一方向に向けて設置され、例えば、レーザーを照射して、人物位置検出センサ26Aの前方に存在する人物等の物体を検知するためのセンサである。人物位置検出センサ26Aは、人物位置検出センサ26Aが照射したレーザーの位相と、物体で反射されて人物位置検出センサ26Aに戻ってきたレーザーの位相との位相差を検出することにより、物体の大きさ、物体間の距離を検知可能なセンサである。人物位置検出センサ26Aはミリ波レーダーを応用したセンサでもよい。
人物位置検出センサ26Aの人物位置検出部26A1は、人物位置検出センサ26Aが検出した位相差に基づいて、人物位置検出センサ26A前方に存在する人物の位置を検出する。そして、第2人物ID設定部26A2は、人物位置検出センサ26A前方に存在する人物にIDを設定する。本実施の形態では、人物位置検出センサ26Aが探知した人物のうち、最も左に存在する人物から順にIDを設定する。人物位置検出センサ26Aが探知した人物のうち、最も右に存在する人物から順にIDを設定してもよいが、IDを設定する順序は、前述の第1人物ID設定部24A4の場合と同様にする。すなわち、第1人物ID設定部24A4が撮影画像内で最も左に写っている人物から順にIDを設定したのであれば、第2人物ID設定部26A2も人物位置検出センサ26Aが探知した人物のうち、最も左に存在する人物から順にIDを設定する。
人物位置検出センサ26Aの第2人物ID設定部26A2が設定した各人物のIDは、情報センタ80内のシステムコントローラ82に送信される。
音検知センサ28Aは、街路ポール20A近くで発生した音をステレオ音声として検知するセンサである。音検知センサ28Aが検知した音は、音検知センサ28A内の音照合部28A1が。特定の音(以下、「特定音」と称する)の音紋を登録した特定音データベース28A2を参照して特定する。特定音データベース28A2に登録されている特定音の音紋は、例えば、防犯ブザーの音紋等である。
音検知センサ28A内の音源位置検出部28A3は、音照合部28A1が特定音を検出した場合に、特定音の音源の位置を検出して、情報センタ80内のシステムコントローラ82に送信する。音源の位置の特定は、音検知センサ28Aが検知したステレオ音声に基づいて行われる。
情報センタ80のシステムコントローラ82は、顔認証カメラ24Aの第1人物ID設定部24A4が設定したIDと人物位置検出センサ26Aの第2人物ID設定部26A2が設定したIDとが入力される人物位置特定部82Aを備えている。人物位置特定部82Aは、第1人物ID設定部24A4が設定したIDと第2人物ID設定部26A2が設定したIDとを対応付けることにより、人物位置検出センサ26Aが検知した対象人物の属性を特定する。
例えば、顔認証カメラ24Aによって、画像内の左端の人物が顔認証により属性が地域の住民であると特定されると共に「ID01」が設定され、人物位置検出センサ26Aによって、最も左に検知された人物に「ID01」が設定された場合は、以下のようになる。人物位置特定部82Aは、第1人物ID設定部24A4が設定した「ID01」と第2人物ID設定部26A2が設定した「ID01」とを対応付けることにより、第1人物ID設定部24A4が設定した「ID01」に付随する住民という属性を第2人物ID設定部26A2が設定した「ID01」に対応づける。
その結果、第2人物ID設定部26A2が設定した「ID01」を、住民という属性を有する人物として、人物位置検出センサ26Aによって検知することが可能となり、さらには、人物位置検出センサ26Aによって特定の属性を有する人物を検知して、当該人物が検知された位置に監視カメラである追尾カメラ22Aを向けて当該人物を撮影し続けることが可能となる。
また、システムコントローラ82内の人物ID・音源位置距離算出部82Bには、人物位置特定部82Aによって特定された人物の位置及び音源位置検出部28A3によって検出された特定音の音源の位置が入力され、例えば、音源の位置が住民等の人物の位置に対応するか否かが判定される。さらに、属性が住民である人物と属性が住民以外の人物である顔認証のデータ未登録者(以下、「顔未登録者」と称する)又は顔登録者だが指名手配犯等の危険人物との距離が、人物位置検出センサ26Aの検知結果から算出される。
システムコントローラ82内の追尾対象判定部82Cは、予め定められた追尾優先度82Dに従って、追尾カメラ22Aで追尾して撮影すべき追尾対象を決定し、決定した追尾対象の撮影を続けるように追尾カメラ22Aを制御する。本実施の形態では、対象人物のうち、所定の属性を有する人物を優先的に撮影の対象とする。所定の属性は、例えば、指名手配犯及び顔未登録者である。
なお、顔認証カメラ24Aの顔認証部24A1、顔データベース24A2、顔位置検出部24A3及び第1人物ID設定部24A4は、システムコントローラ82に含まれていてもよい。
同様に、人物位置検出センサ26Aの人物位置検出部26A1及び第2人物ID設定部、並びに音検知センサ28Aの音照合部28A1、特定音データベース28A2及び音源位置検出部28A3も、システムコントローラ82に含まれていてもよい。
図3は、本実施の形態に係る地域監視システム10の動作の一例を示したシーケンス図である。顔認証カメラ24Aの顔認証部24A1は、撮影画像から人物の顔認証を行い、当該人物が住民であるか等の人物の属性の特定を行う。
顔認証カメラ24Aの顔位置検出部24A3は、撮影画像内の左右方向の位置を特定し、第1人物ID設定部24A4は、位置が特定された人物の左から順にIDを設定する。
人物位置検出センサ26Aの人物位置検出部26A1は、人物位置検出センサ26Aが検知した結果から物体を検知し、検知対象である物体の平面上での位置、例えば物体の左右の位置を相対的に特定する。
人物位置検出センサ26Aの第2人物ID設定部26A2は、左右方向の位置が特定された人物の例えば左から順にIDを設定する。
システムコントローラ82の人物位置特定部82Aは、第1人物ID設定部24A4及び第2人物ID設定部26A2が各々設定したID同士を対応付け、各IDの人物の属性及び位置を把握する。本実施の形態では、第1人物ID設定部24A4は撮影画像の左側の人物から、第2人物ID設定部26A2は検知した人物の左側からIDを各々設定している。かかる場合であれば、第1人物ID設定部24A4及び第2人物ID設定部26A2が各々設定した順が同じID同士を対応付ける。第1人物ID設定部24A4及び第2人物ID設定部26A2において、設定した順が同じ場合に同一のIDを設定するのであれば、同一のID同士を対応付ける。
また、人物位置特定部82Aは、第1人物ID設定部24A4が設定したIDと第2人物ID設定部26A2が設定したIDとを対応付けることにより人物位置検出センサ26Aが検知した人物の属性を特定する。そして、以上の処理により、街路ポール20A付近の人物の属性の特定と当該人物の位置の把握が行われる。
続いて特定音による位置の把握について説明する。音検知センサ28Aの音照合部28A1は、特定音が例えば防犯ブザーの音であることを特定する。そして、音検知センサ28Aの音源位置検出部28A3は、音源の2次元位置、例えば左右方向の位置を特定する。
システムコントローラ82は、人物ID位置・音源位置距離算出部82Bにおいて、特定音の音源の位置が住民の位置に対応するか否かが判定され、さらに、音源である住民と顔未登録者等との距離が算出される。
システムコントローラ82の追尾対象判定部82Cは、顔データベース24A2に顔の特徴情報が登録されている顔登録者である住民と最も近い顔未登録者等が、追尾優先度82Dに記載された要件を充足するか否かを判定し、肯定判定の場合には、追尾カメラ22Aを制御して、当該顔未登録者等の撮影及び当局への通報等の処置を実行する。
図4は、本実施の形態に係る地域監視システム10における人物のID設定の一例を示した概略図である。図4の(1)に示したように、顔認証カメラ24Aの顔認証部24A1による顔認証で撮影画像内の人物を特定した後、第1人物ID設定部24A4において各々の人物にIDを設定する。IDは、画像内の左右の位置関係基づいて設定される。本実施の形態では、画像内の左端に位置する人物から順にIDを設定する。
続いて、図4の(2)に示したように、人物位置検出センサ26Aの第2人物ID設定部26A2において、人物位置検出センサ26Aが検知した各人物の位置関係から各々の人物にIDを設定する。本実施の形態では、人物位置検出センサ26Aが最も左側に検知した人物から順にIDを設定する。
かかるIDの設定順序は、顔認証カメラ24Aの第1人物ID設定部24A4と同じである。IDの設定順序が第1人物ID設定部24A4と第2人物ID設定部26A2とで同じ場合には、第1人物ID設定部24A4で設定するIDと第2人物ID設定部26A2で設定するIDとを同じにしてもよい。例えば、図4に示したように、第1人物ID設定部24A4が左端の人物に「ID01」を設定したのであれば、第2人物ID設定部26A2で最も左側の人物に「ID01」を設定する。
以後、「ID01」の人物の右隣の人物に「ID02」、「ID02」の人物の右隣の人物に「ID03」を設定する。
図4の(3)では、第1人物ID設定部24A4が設定したIDと第2人物ID設定部26A2が設定したIDとを関連付ける。前述のように、IDの設定順序が第1人物ID設定部24A4と第2人物ID設定部26A2とで同じで、第1人物ID設定部24A4で設定するIDと第2人物ID設定部26A2で設定するIDとを、各々の設定順が同じ場合に同じIDを設定したのであれば、同じID同士を関連付ければよい。
図4の(4)では、「ID02」の顔未登録者が追尾カメラの22Aの追尾対象として設定された場合を示している。住民である「ID01」の人物は、顔認証カメラ24Aの撮影画角内には存在しないが、人物位置検出センサ26Aによって位置は把握されている。
図5は、システムコントローラ82の追尾優先度82Dの一例を示した表である。追尾優先度82Dはシステムコントローラ82の記憶手段に記憶された情報であり、一例として、優先度が最も高い「1」から「除外(追尾なし)」までの6段階の状況を規定している。
図5の追尾優先度「1」は、指名手配犯等の危険人物が顔認証カメラ24Aで撮影された場合である。本実施の形態では、顔認証カメラ24Aの顔データベース24A2には、指名手配犯等の危険人物のデータも登録される。追尾優先度「1」の危険人物には、監視対象地域の放送等を通じて、当該危険人物に威嚇及び住民へのアナウンスを行うと共に、警察等の当局への通報及び追尾カメラ22Aによる当該人物を追尾しての撮影を継続する。人物追尾の撮影は、例えば、街路ポール20Aの追尾カメラ22Aの画角から追尾対象の人物が消失した場合でも、街路ポール20Aとは別の街路ポール20B〜20Eの顔認証カメラ24B〜24E及び人物位置検出センサ26B〜26Eによって追尾対象の人物を補足し、追尾カメラ22B〜22Eによって追尾対象の人物の撮影を続行する。
追尾優先度「2」は、顔未登録者が撮影画像内にあって、防犯ブザー等の特定音が検知された場合である。かかる場合も、住民への危険性が高いので、当該顔未登録者に対して放送等によって威嚇及び住民へのアナウンスを行うと共に、警察等の当局への通報及び追尾カメラ22Aによる当該顔未登録者を追尾しての撮影を継続する。
追尾優先度「3」は、顔未登録者が撮影画像内にあって、防犯ブザー等の特定音が検知されない場合であるが、顔未登録者と子供の住民との距離が近い場合である。かかる場合には、追尾カメラ22Aによる監視を継続すると共に、必要に応じて、子供である住民の居場所の情報を保護者へメール等を用いて送信する。距離が近い場合とは、例えば、人物間の距離が1m未満の場合をいう。
追尾優先度「4」は、顔未登録者が撮影画像内にあって、防犯ブザー等の特定音が検知されない場合であるが、顔未登録者と成人女性の住民との距離が近い場合である。かかる場合には、追尾カメラ22Aによる監視を継続する。
追尾優先度「5」は、顔未登録者が撮影画像内にあって、防犯ブザー等の特定音が検知されない場合であるが、顔未登録者と成人男性の住民との距離が近い場合である。かかる場合には、追尾カメラ22Aによる監視を継続する。
なお、追尾優先度「3」〜「5」において、顔未登録者等の所定の属性の人物が複数存在する場合には、属性が住民である人物との距離が最も近い所定の属性の人物を撮影するように追尾カメラ22A〜22Eの方向及び画角を制御する。
そして、除外は、住民である顔登録者のみが撮影画像内にある場合である。かかる場合には、基本的に危険性は認められないので、追尾カメラ22Aによる監視は行わない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、顔認証カメラの撮影画像に基づいて設定したIDと、人物位置検出センサの検知結果に基づいて設定したIDとを対応付けることにより、監視対象である人物の顔が隠れても当該人物を追尾しての監視が可能となる。
10 地域監視システム
20A,20B,20C,20D,20E 街路ポール
22A,22B,22C,22D,22E 追尾カメラ
22A1 追尾制御部
24A,24B,24C,24D,24E 顔認証カメラ
24A1 顔認証部
24A2 顔データベース
24A3 顔位置検出部
24A4 第1人物ID設定部
26A,26B,26C,26D,26E 人物位置検出センサ
26A1 人物位置検出部
26A2 第2人物ID設定部
28A,28B,28C,28D,28E 音検知センサ
28A1 音照合部
28A2 特定音データベース
28A3 音源位置検出部
82 システムコントローラ
82A 人物位置特定部
82B 人物ID位置・音源位置距離算出部
82C 追尾対象判定部
82D 追尾優先度

Claims (4)

  1. 顔認証カメラの撮影画像に含まれる対象人物の顔の特徴情報を顔データベースに登録されている特徴情報と照合することよって前記対象人物の属性を特定すると共に、前記撮影画像内の左右方向での所定の端部に位置する前記対象人物から順に第1識別子を設定する第1人物識別子設定部と、
    前記顔認証カメラが撮影する方向と同一方向に向けて設置された検知部により検知された前記対象人物のうち左右方向での前記所定の端部に位置する人物から順に第2識別子を設定する第2人物識別子設定部と、
    前記第1識別子と前記第2識別子とを対応付けることにより前記検知部が検知した対象人物の属性を特定すると共に所定の属性の人物の位置を前記検知部によって検知し、該所定の属性の人物を撮影可能なように監視カメラを制御する制御部と、
    を備えた地域監視システム。
  2. 前記検知部は、前記対象人物の間の距離を検知可能で、
    前記制御部は、前記対象人物に前記所定の属性の人物として前記顔データベースに顔の特徴情報が登録されていない顔未登録者が複数含まれる場合には、属性が住民である人物との距離が最も近い前記顔未登録者を撮影するように前記監視カメラを制御する請求項1に記載の地域監視システム。
  3. 音データベースに予め登録された特定音及び該特定音の音源の位置を検知する音検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記音検知部が検知した特定音の音源の位置が、属性が住民である人物の位置と一致し、かつ前記対象人物に前記所定の属性の人物として前記顔データベースに顔の特徴情報が登録されていない顔未登録者が含まれる場合には、前記顔未登録者を撮影するように前記監視カメラを制御すると共に当局への通報を行う請求項1又は2に記載の地域監視システム。
  4. 前記制御部は、前記所定の属性の人物が指名手配犯の場合には、該指名手配犯を撮影するように前記監視カメラを制御すると共に当局への通報を行う請求項1に記載の地域監視システム。
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