JP2016180771A - 内部ユニット位置決め機構、位置決め治具、及び画像形成装置の製造方法 - Google Patents

内部ユニット位置決め機構、位置決め治具、及び画像形成装置の製造方法 Download PDF

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静 齋川
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Abstract

【課題】内部ユニット位置決め機構及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、ベルト式定着ユニット6、及びユニットロックカバー47が外されている状態でプリンタ1本体を組み立て、内部フレーム61の前面からベルトユニット装着部66に治具77を挿入し、その後部をプリンタ1本体奥側に位置決めし、ユニットロックカバー47をプリンタ1本体に取り付けるに際し、治具77の前面の2本の位置決め軸53−3、53−4と、プリンタ1本体前面右側の本体側固定位置決め軸68を、裏板54のそれぞれ対応するベルト位置決め孔72、73、ロックカバー位置決め孔91に合わせ、プリンタ1本体前面左側の本体側調整位置決め軸69を上下に動かしながら、裏板54の位置決め孔92に合わせてヒンジ48にてユニットロックカバー47を位置固定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、内部ユニット位置決め機構、位置決め治具、及び画像形成装置の製造方法に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の、トナーを用いて電子写真方式でトナー像を像担持体上に形成し、このトナー像を中間転写ベルトを介して用紙に転写し、この転写したトナー像を定着器で用紙に定着して画像を形成する二次転写方式の画像形成装置が知られている。
このような二次転写方式の画像形成装置において、画像形成装置本体(以下、単に装置本体ともいう)の組み立て精度の影響を受けることなく無端ベルトユニットの平面度調整を行う技術が例えば特許文献1に開示されている。
特開2005−195723号公報
しかしながら、無端ベルトユニットのような転写ベルトユニットや、画像形成ユニット、定着ユニット等の内部ユニットを消耗品とし、所定の使用時間経過後に別の内部ユニットと交換するように構成する場合がある。
このような場合には、これらの内部ユニットは装置本体の装着部に対して着脱自在に構成される。そして交換の際には、内部ユニットはユーザ側の保守作業者によって装置本体の装着部から脱着され、新たな内部ユニットが装着部に装着されることとなる。
従って、やはりこのような場合には、消耗品としての内部ユニットが何れの装置本体に装着されたとしても、または、装置本体に対して何れの内部ユニットが装着されたとしても、位置精度よく装着可能なように、装置本体を予め精度よく組み立てておく必要がある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、装置本体を精度よく組み立てることが可能な内部ユニット位置決め機構、位置決め治具、及び画像形成装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の内部ユニット位置決め機構は、装置本体に着脱自在に装着される内部ユニットの該装置本体に対する位置決めを行う内部ユニット位置決め機構であって、前記装置本体に設けられた内部フレームにおける前記内部ユニットの装着部の開口部を開閉するロックカバーと、前記内部フレームに設けられ前記ロックカバーに対する前記内部フレームの平面度を位置決めするフレーム平面度調整部と、前記ロックカバーに設けられ前記内部ユニットに設けられた位置決め軸に対する位置決めを行う位置決め孔と、を有するように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項2に記載の内部ユニット位置決め機構は、前記フレーム平面度調整部は、前記内部フレームにおける前部両側端部の一方に固定して配置され、前記ロックカバーの第1の内部フレーム位置決め孔に嵌入する本体側固定位置決め軸と、前記前部両側端部の他方に上下位置調整可能に配置され、前記ロックカバーの第2の内部フレーム位置決め孔に嵌入する本体側調整位置決め軸と、該本体側調整位置決め軸と一体に形成され、上下位置調整後に前記他方の側端部に固定するためのビス孔を有する板部材と、を有するように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項3に記載の内部ユニット位置決め機構は、前記ロックカバーは、表板と裏板とを有し、前記裏板は、前記内部ユニットが前記装着部に装着された後、前記ロックカバーが前記開口部を遮蔽するに際し、前記内部ユニットに設けられた前部位置決め軸を位置決めする位置決め穴と、前記本体側固定位置決め軸及び前記本体側調整位置決め軸に位置決めされる被位置決め孔と、を有し、前記表板は、前記本体側調整位置決め軸と一体な前記板部材の前記ビス孔に対応する位置に前記ビス孔に差し込まれてビスを締めこむビスドライバーが挿通される調整横長孔を有するように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項4に記載の内部ユニット位置決め機構は、前記装置本体は、前記内部ユニットが前記装着部に装着されたときに前記内部ユニットの後部位置決め軸が差し込まれる位置決め穴が設けられているように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項5に記載の位置決め治具は、請求項4記載の内部ユニット位置決め機構により、前記前部位置決め軸が設けられた第1のフレームと前記後部位置決め軸が設けられた第2のフレームとの間に転写ベルトが設けられた転写ベルトユニットを前記内部ユニットとして前記装置本体に位置決めするための位置決め治具であって、第1の位置決め軸が設けられた第1の支持部材と、第2の位置決め軸が設けられた第2の支持部材と、前記第1の支持部材に対して前記第2の支持部材が平行となるように前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とを連結する第3の支持部材と、を有し、前記第1の位置決め軸及び前記第2の位置決め軸は、該第1の位置決め軸と該第2の位置決め軸との間の位置関係が前記前部位置決め軸と前記後部位置決め軸との間の位置関係に対応するように設けられ、前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材は、該第1の支持部材と該第2の支持部材との間の位置関係が前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の位置関係に対応するように設けられ、前記第3の支持部材は、前記転写ベルトが掛け渡されて形成される空間に対応する該位置決め治具における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間の領域に設けられているように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項6に記載の位置決め治具は、前記転写ベルトユニットは2本のローラを掛け渡すように設けられ、前記第3の支持部材は、前記2本のローラが配置される領域とは異なる領域に対応する該位置決め治具における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間の領域に設けられているように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、請求項5または6に記載の位置決め治具を前記転写ベルトユニットの代わりに前記装着部に装着して前記装置本体に対する位置決めをし、その後、前記位置決め治具を前記装着部から取り外し、その後、前記転写ベルトユニットを前記装着部に装着するように構成される。
本発明は、装置本体を精度よく組み立てることが可能な内部ユニット位置決め機構、位置決め治具、及び画像形成装置の製造方法を提供することができる。
本発明の実施例1に係る内部ユニット位置決め機構を備えたフルカラーの画像形成装置(プリンタ、装置本体)の内部構成を示す断面図である。 実施例1に係るプリンタの外観斜視図である。 実施例1に係るプリンタにおいて転写ベルトユニットと4個の画像形成ユニットが装置本体内に装着されているときの前面に配置されるユニットロックカバーを具体的に示す図である。 図3に示す構成からユニットロックカバーを取り除いて、ユニットロックカバーが開かれたときの状態を分かりやすく示す図である。 装置本体の内部フレームと転写ベルトユニットとユニットロックカバーとを示す斜視図である。 転写ベルトユニットの位置決め治具の斜視図である。 (a)は図5の破線矢印dで囲んだ本体側調整位置決め軸を中心とする部分を再掲する図、(b)は破線矢印dで囲んだ部分の拡大図、(c)は内部フレームの調整位置決め軸保持部を示す図、(d)は本体側調整位置決め軸を示す図である。 (a)は装置本体フレームにおける調整前の本体側調整位置決め軸の位置の状態を示す図、(b)は調整後の本体側調整位置決め軸の位置の状態を示す図である。 (a)は図5に示した装置本体フレームと図6に示した転写ベルトユニットの位置決め治具の正面図、(b)はユニットロックカバーが閉じられたときの裏板の状態を示すため表板を取り除いて示す図、(c)は表板と裏板を一体にしたユニットロックカバーが閉じられ且つヒンジにより内部フレームに固定された状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、印字と印刷は同義に用いられている。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係る内部ユニット位置決め機構を備えたフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタ、又は装置本体という)の外観斜視図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、いわゆる背面転写方式で転写ベルト8の下部走行部表面8aにトナー画像を転写するために、その転写ベルト8の下部走行部表面8aに沿って、用紙搬送方向上流から下流まで(同図の右から左へ)4個の画像形成ユニット9(9k、9c、9m、9y)を多段式に並設されて構成されている。
この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。上記4個の画像形成ユニット9のうち上流側(図の左側)の3個の画像形成ユニット9y、9m及び9cは、それぞれ減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。
また、画像形成ユニット9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。上記の各画像形成ユニット9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の画像形成ユニット9yを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面に当接し又は近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆うユニット筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、トナー供給部4のトナー補給容器20(20y、20m、20c、20k)から、同図にはY、M、C、Kで示すようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ21と従動ローラ22を備えている。
上記の転写ベルト8の扁平なループ状の内部には、特には図示しないが、ベルト位置制御機構が配設されている。このベルト位置制御機構には、一次転写ローラ23が一体に組み込まれている。一次転写ローラ23は転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接し、下方を循環移動する転写ベルト8の下部走行部表面8aにトナー像を直接転写(一次転写)する。
転写ベルト8は、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部24まで搬送する。二次転写部24は、駆動ローラ21に隣接して下流側(図では上方)に配置された転写補助ローラ25と、この転写補助ローラ25に転写ベルト8を介して圧接する二次転写ローラ26とで形成されている。
転写ベルト8には、ベルトクリーナ27が配置されている。ベルトクリーナ27は、転写ベルト8の従動ローラ22に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレード28を備えている。また、ベルトクリーナ27の左方から下方にかけて隣接して、廃トナー回収容器29が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ27は、クリーニングブレード28により転写ベルト8の表面に残留する廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを不図示の搬送スクリューにより廃トナー回収容器29に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置される4個のトナー補給容器20(20y、20m、20c、20k)を着脱自在に備えている。4個のトナー補給容器20には前述したようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーが収容されている。
これら4個のトナー補給容器20は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれ装着部のトナー供給口に続くトナー供給路を介して、それぞれに対応する画像形成ユニット9の現像器14と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能に装着部を介してプリンタ1本体のフレームに保持されている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット30(30a、30b)を備えている。2個の給紙カセット30の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8、転写補助ローラ25、二次転写ローラ26による前述した用紙への二次転写部24が形成されている。上記の転写ベルトユニット3及び4個の画像形成ユニット9の最前面には、図1では断面図のため図示していないが詳しくは後述するユニットロックカバー47が配設されている。
上記の二次転写部24の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置され、ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する返送開始路39a、それから下方に曲がる返送中間路39b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる返送終端路39cから成る返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記返送終端路39cの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット30bに対応する待機搬送ローラ対34への搬送路に合流している。
図2は、上記プリンタ1の外観斜視図である。図2に示すように、プリンタ1は、前方に前扉42を備えている。前扉42の下方には、図1に示した2個の給紙カセット30a、30bが取っ手43により装置本体1の前方に挿抜可能に装着されている。
また、プリンタ1は、右側面に、上部に取っ手44を有する開閉部材45を備えている。開閉部材45には図1に示した両面印刷用搬送ユニット7が一体化されている。また、プリンタ1の上面右には、表示部や入力操作部を備えた操作パネル部46が配設されている。そして、操作パネル部46の左方には、上面のほぼ全面を示す広さの、図1にも示した排紙トレー37が形成されている。
このプリンタ1は、図1に示したように、用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対34により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に転写ベルト8を介してトナー像を転写し、更に鉛直方向に用紙を搬送して転写トナー像を用紙に定着する方式となっている。
したがって、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には、図2に示す右側の開閉部材45を開放するのみで対処できるようになっている。つまり、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しない。
図1の左側に集中する転写ベルトユニット3、画像形成ユニット9等のキット類などの消耗品の着脱の操作は、図2に示す前扉42を開き、更に図1に示したユニットロックカバー47を開いて、キット類を長手方向(前扉方向)に、つまり水平方向に、入れ替え操作するように構成されている。
図3は、転写ベルトユニット3と4個の画像形成ユニット9m、9c、9y、9kが装置本体1内に装着されているときの状態において、その前面に配置される図1に示したユニットロックカバー47を具体的に示す図である。なお、図3には図1に示した構成と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
このユニットロックカバー47は、下部のヒンジ48を支点にして装置本体1の手前側に開閉する。また、ユニットロックカバー47には、詳しくは後述するが、ユニットロックカバー47自体を装置本体1に位置決めする被位置決め孔と、特には図示しないが、装置本体1に位置決めされた後に装置本体1にロックされるロック機構が設けられている。
したがって、ユニットロックカバー47が装置本体1にロックされると、転写ベルトユニット3及び4個の画像形成ユニット9は自動的に装置本体1に位置決めされて固定される。なお、図3には、転写ベルトユニット3の後部左右に形成されている後部位置決め軸53−1、53−2も示している。
上記のユニットロックカバー47の中央部にロックカバー開閉つまみ50が配設されている。このロックカバー開閉つまみ50は、円形の本体回転部51と、本体回転部51の前面に取り付けられた抓み52とで構成されている。
このロックカバー開閉つまみ50は、図3に示すカバーロック位置と、矢印bで示すように反時計回り方向に90度回転したカバーロック解除位置とに回動可能に取り付けられている。
ロックカバー開閉つまみ50がカバーロック位置に回動してユニットロックカバー47の開閉を禁止することによって、前述したように転写ベルトユニット3及び4個の画像形成ユニット9を装置本体1に位置決めすると共に装置本体1からの抜脱が、ユニットロックカバー47によって禁止される。
本例においてユニットロックカバー47は、装置本体1の内側に向いている裏板54と装置本体1の外側に向いてロックカバー開閉つまみ50が取り付けられている表板55との二重構造から成っている。
二重構造の内部は、空洞に形成されている。また、表板55の下方左端部には、詳しくは後述する内部ユニット位置決め機構の本体側調整位置決め軸をビス固定するためのビスドライバーが挿通される貫通孔が横長孔56として形成されている。
また、上記の空洞において、特には図示しないが、ロックカバー開閉つまみ50の軸の一箇所から本体回転部51の内周面に至る半径方向に板状体が配置されている。この板状体に右側面を当接させて離間カムレバーが配置されている。
離間カムレバーは、ロックカバー開閉つまみ50が図3のようにカバーロック位置に在るとき、前述したベルト位置制御機構と協働して転写ベルト8を感光体ドラム10に対し離接させる機能を備えている。
ユーザ又は保守作業者が、転写ベルトユニット3の保守又は点検を行うために、転写ベルトユニット3を装置本体1から取り出す際は、先ず、図2に示した前扉42を開ける。次に、図1及び図3に示すユニットロックカバー47のロックを解除すべくロックカバー開閉つまみ50を反時計回り方向に90度ひねる。
これにより、ユニットロックカバー47のロックが解除されてユニットロックカバー47を開くことができると共に、ロックカバー開閉つまみ50に連動して離間カムレバーが垂直位置から反時計回り方向に90度回動し、ベルト位置制御機構を作動させて感光体ドラム10から転写ベルトユニット3を離間させる。
図4は、ユニットロックカバー47が開かれた状態を示している。なお、図4は、内部ユニットを分かりやすく示すため、開かれたユニットロックカバー47を取り除いた状態で示している。
また、図4には、図1及び図3に示した構成と同一の構成部分には、図1及び図3と同一の番号を付与して示している。図4において、ユニットロックカバー47が開かれた状態であるため、転写ベルトユニット3の前面フレーム98の前面が見えており、その前面中央には転写ベルトユニット3を装置前方に引き出すための取っ手57が形成されている。尚、転写ベルトユニット3の後部位置決め軸53−1、53−2が形成されている後面フレーム99と前面フレーム98との間には、細長い板状体で幅方向に水平な形状で差し渡された2枚の剛性板部材97(97−1、97−2)が設けられている。
また、転写ベルトユニット3の前面には、取っ手57がある中央よりも左側の部分と右側の部分に、前部位置決め軸53−3、53−4が形成されている。
また、図4には、現像ユニット装着部に装着されている4個の画像形成ユニット9(9y、9m、9c、9k)の、引出し用つまみ58(58y、58m、58c、58k)と感光体ドラム10の位置決め用となるドラム軸59(59y、59m、59c、59k)が示されている。
図5は、装置本体1の内部フレーム61と転写ベルトユニット3を、ユニットロックカバー47と共に示す斜視図である。なお、図1、図3又は図4に示した構成と同一部分には、図1、図3又は図4と同一の番号を付与して示している。
また、図5は、図1又は図3に示した現像ユニット装着部62への画像形成部2の4個の画像形成ユニット9、ベルトクリーナ装着部63へのベルトクリーナ27、4個の補給容器装着部64へのトナー供給部4の4個のトナー補給容器20、定着装着部65へのベルト式定着ユニット6の装着(組み付け)が未だ行われていない状態を示している。
また、ベルトユニット装着部66には、図5では、図1からの説明の流れを変えないために転写ベルトユニット3が装着されている状態を示しているが、図5は、ユニットロックカバー47も、未だ、内部フレーム61に取り付けられていない状態の装置本体1の組立て途上の図を示しているため、実際の組立て途上においては、転写ベルトユニット3が装着される際の転写ベルト面が平面となるように、内部フレーム61の転写ベルトユニット3が装着されるべき装着部には、後述するベルトユニット位置決め治具が装着されて、正しく調整されるようになっている。
図5に示すように、内部フレーム61の現像ユニット装着部62の開口部を形成する下部フレームの前部両側端部の一方の側端部(図では右方の側端部)には、本体側固定位置決め軸68が固定して配置されている。
そして、破線矢印dで囲んで示す他方の側端部(図では左方の側端部)には、本体側調整位置決め軸69を調整可能に保持するための調整位置決め軸保持部71が形成されている。
また、ユニットロックカバー47の裏板54には、転写ベルトユニット3の前面の前部位置決め軸53−3及び53−4に対応するベルト位置決め孔72及び73が形成されている。
更に、ユニットロックカバー47の裏板54には、図4に示した4個の画像形成ユニット9のドラム軸59(59y、59m、59c、59k)を位置決めするドラム軸位置決め孔74(74y、74m、74c、74k)が形成されている。
また、裏板54の、内部フレーム61の下部フレームの本体側固定位置決め軸68と本体側調整位置決め軸69に対応する部分は切り欠かれ、この切り欠き部分に対応する表板55の部分にフレーム位置決め孔75と76が形成されている。
図6は、装置本体1に転写ベルトユニット3を装着した際に転写ベルト面が平面となるように位置決め調整するためのベルトユニット位置決め治具(以下、単に治具という)の斜視図である。
なお、図6に示す治具77には、治具により位置決めするための位置決め軸として位置決め軸53を、図3に示した転写ベルトユニット3の位置決め軸53と同一の番号で、後部側の位置決め軸53−1、53−2、前部側の位置決め軸53−3、53−4として示している。
治具77は、後部側の位置決め軸53−1及び53−2を配置され支持する、細長い板状体で幅方向に立設するよう設けられた支持部材である第1の剛性板部材78と、前部側の位置決め軸53−3及び53−4を配置され支持する、細長い板状体で幅方向に立設するよう設けられた支持部材である第2の剛性板部材79を備えている。
そして、第1の剛性板部材78の位置決め軸53−1及び53−2のある面の反対側面の2ヶ所と、第2の剛性板部材79の位置決め軸53−3及び53−4のある面の反対側面の2ヶ所とを、それぞれ連結して支持する細長い板状体で幅方向に立設し、平行して配置された2枚の支持部材である第3の剛性板部材81(81−1、81−2)が設けられている。
また、更に、第1の剛性板部材78と第2の剛性板部材79との間を更に連結して支持するための、細長い板状体で幅方向に水平な形状で差し渡された2枚の支持部材である第4の剛性板部材82(82−1、82−2)が設けられている。
なお、第1〜第4の剛性板部材78〜82は、例えば、アルミ材または耐久性、耐熱性、加工性に優れたABS樹脂のプレート材が用いられる。また、後部側の位置決め軸53−1、53−2、前部側の位置決め軸53−3、53−4には、例えば、SUS材又は耐衝撃性に優れたPC樹脂により作成した突起体を用いる。
このように、剛性のある部材により精度の高い平面度で作成された治具77と、精度の高い位置関係で形成されたドラム軸位置決め孔74とベルト位置決め孔72、73とを有するユニットロックカバー47と、本体側調整位置決め軸69により、装置本体1の内部フレーム61を高い平面度で組み立てることができる。以下、これについて説明する。
図7(a)は、図5の破線矢印dで囲んだ本体側調整位置決め軸69を中心とする部分を再掲する図、図7(b)は、破線矢印dで囲んだ部分の拡大図、図7(c)は、内部フレーム61の調整位置決め軸保持部71を示す図、図7(d)は本体側調整位置決め軸69を示す図である。
図7(b),(d)に示すように、本体側調整位置決め軸69は、軸位置調整後に下部フレームの調整位置決め軸保持部71に固定するためのビス孔83を有する板部材84と一体に形成されている。
一方の調整位置決め軸保持部71は、図7(c)に示すように、本体側調整位置決め軸69を保持するための前面部85が、右端と下端を、前面部85と一体に形成され前面部85より前方に突出した突出縁部86により枠取りされている。
その前面部85の左端は、内部フレーム61の現像ユニット装着部62を形成する下部フレームの、上記突出縁部86と面一な側面部板状フレーム87の前端部により枠取りされている。そして、前面部85の下方の面にビスメネジ穴88が形成されている。
これにより、調整位置決め軸保持部71の前面部85に保持される本体側調整位置決め軸69は、図7(b)に示す調整前の状態において、右の突出縁部86と側面部板状フレーム87により左右への移動を小幅に制限され、下の突出縁部86を下限として上下の移動には比較的自由度を持って制限される。
なお、図7(b)に示すように、ビスメネジ穴88よりもビス孔83の径は大きく形成されている。ビスメネジ穴88に対してビス孔83は径が大きい分だけ上下左右に対する移動の自由度を有している。
換言すれば、ビス孔83を有する板部材84と一体な本体側調整位置決め軸69は、下部フレームの調整位置決め軸保持部71と一体な、つまり内部フレーム61と一体な前面部85に対し上下左右に対する移動の自由度を有している。
図8(a)は、前面部85(側面部板状フレーム87)における調整前の本体側調整位置決め軸69の位置の状態を示し、図8(b)は、前面部85における調整後の本体側調整位置決め軸69の位置の状態を示している。調整後ではビスメネジ穴88とビス孔83との位置ズレで示すように本体側調整位置決め軸69は下方へ移動している。
つまり、この場合は、図5に示した本体側固定位置決め軸68に対して本体側調整位置決め軸69の位置が下げられて固定されるので、内部フレーム61は、本体側固定位置決め軸68を支点にして図の左肩上がりに前方の平面度を調整されたことになる。
図9(a)は装置本体フレーム61と治具77の正面図つまり第2の剛性板部材79の正面図、図9(b)はユニットロックカバー47が閉じられたときの表板55を取り除いて裏板54の状態を示す図、図9(c)は表板55と裏板54を一体にしたユニットロックカバー47が閉じられヒンジ48により内部フレーム61に固定された状態を示す図である。
図9(a)には、治具77の前部側の位置決め軸53−3及び53−4を示し、また装置本体フレーム61の本体側固定位置決め軸68及び本体側調整位置決め軸69を示している。
また、図9(b)には、ユニットロックカバー47の裏板54の治具77の前部側の位置決め軸53−3及び53−4がそれぞれ嵌入するベルト位置決め孔72及び73を示し、更に、本体側固定位置決め軸68及び本体側調整位置決め軸69がそれぞれ嵌入するロックカバー位置決め孔91及び92を示している。
左方のロックカバー位置決め孔91の下方には、ビス止めネジ穴88に対応する位置に横長孔56が形成されている。この横長孔56は、図3及び図9(c)に示す表板55に形成されている横長孔56と重なり合う位置にあり形状も同一である。
更に、図9(b)には、実際には現像ユニット装着部62には未だ4個の画像形成ユニット9は装着されていないが、図4に示したように装着されているとした場合の4個のドラム軸59(59y、59m、59c、59k)と、それが嵌入する画像形成ユニット位置決め孔74(74y、74m、74c、74k)を示している。
次に、図9(c)には、表板55に、上述した裏板54に形成されているベルト位置決め孔72、73、画像形成ユニット位置決め孔74y、74m、74c、74k、ロックカバー位置決め孔91及び92の位置を、同一番号を付けた破線丸で示している。
次に、上述した構成において、本体側調整位置決め軸69の調整手順について説明する。先ず、プリンタ1本体は、図5、図9(a)に示すように、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、ベルト式定着ユニット6、及びユニットロックカバー47が外されている状態で製造組み立てされる。
組み立て後、内部フレーム61の前面からベルトユニット装着部66に治具77を挿入していって、プリンタ1本体奥側の2箇所の位置決め穴に治具77の裏側の2個の位置決め軸53−1、53−2(図5、図6参照)を挿し込む。
続いて、ユニットロックカバー47をプリンタ1本体に取り付けるに際し(図9(b)、(c)参照)、治具77の前面の2本の位置決め軸53−3、53−4、及びプリンタ1本体前面右側の本体側固定位置決め軸68が、裏板54のそれぞれ対応するベルト位置決め孔72、73、ロックカバー位置決め孔81に挿入されてそれぞれが係合し合うようにユニットロックカバー47を装着し、ヒンジ48にてユニットロックカバー47を位置固定する。
即ち、剛性のある部材により全体が歪み捻れなど変形しないように精度の高い平面度で作成された治具77を使用してユニットロックカバー47の位置を決めているため、実際の転写ベルトユニット3が装着された際の転写ベルト8の面を正確な平面に維持するためのユニットロックカバー47の位置が決められる。
また、その際に、プリンタ1本体前面左側の本体側調整位置決め軸69を上下に動かしながら裏板54の位置決め孔91に合わせる。なお、位置決め孔91は、左右方向に多少幅のある楕円形であるため、内部フレーム61の左右方向のズレに対しては、裏板54の位置決め孔91が吸収する。
続いて、上記のように位置調整した本体側調整位置決め軸69を表板55から裏板54まで貫通している横長孔56を介してビス孔83にドライバーを挿し入れて、ビスをビスネジ穴88捻じ込み、図7(d)に示した板部材84の本体側調整位置決め軸69を内部フレーム61の前面部85つまりプリンタ1本体にビス固定(ネジ止め)する。
なお、このユニットロックカバー47の表板55と裏板54を貫通している横長孔56も左右方向に幅のある楕円形であるため、左右の位置調整後に本体側調整位置決め軸69をビス止めするドライバーの操作が容易となる。
以上のように調整することで、内部フレーム61の歪みや捻れが吸収された状態となるので、ユニットロックカバー47を開け、治具77を抜き出し、本物の転写ベルトユニット3を装着し、ユニットロックカバー47を閉じてプリンタ1本体の組み立て作業が終了する。
このユニットロックカバー47の裏板54には、画像形成ユニット9のドラム軸59の4個の位置決め孔74が設けられている。したがって、裏板54のそれぞれの位置決め孔が、転写ベルトユニット3の前部位置決め軸53−3、53−4と感光体ドラム10のドラム軸59との位置関係を正しく決められる。
これにより、転写ベルト8の平面度が維持され、且つ、感光体ドラム10と転写ベルト8との間の位置関係も正しい状態で保たれ、画像形成を正常に行うことができる。
尚、上記実施例では、画像形成ユニット9を装着せずに調整を行ったが、治具77と共に画像形成ユニット9も4個全て装着してドラム軸59と位置決め孔74をそれぞれ係合させて、転写ベルトユニット3と各画像形成ユニット9との相互位置調整も同時に行うようにしてもよい。
以上のように、治具77の前部側と後部側の位置決め軸53(53−1、53−2、53−3、53−4)、本体側固定位置決め軸68、本体側調整位置決め軸69と、プリンタ1本体奥側の2箇所の位置決め穴、ユニットロックカバー47裏側のベルト位置決め孔72、73、ロックカバー位置決め孔91、92とを、それぞれ係合し合うように、本体側調整位置決め軸69と一体の板部材84の位置を調整するようにしたので、プリンタ1本体の内部フレーム61に歪みや捻れがあるとしても、転写ベルトユニット3の転写ベルト8の面を正確な平面に維持することが可能となる。
尚、上記実施例では、製造組み立て時の位置調整を例として記載したが、出荷後に搬入設置されて、実際の印刷出力するオフィス内などにおいても、高さが微妙に異なる机などに跨って設置してしまうことで、プリンタ1本体の内部フレーム61が歪んでしまうような場合であっても、本発明にて調整することが可能である。また、経時変化により内部フレーム61が歪んでしまうような場合であっても同様に調整可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
装置本体に着脱自在に装着される内部ユニットの該装置本体に対する位置決めを行う内部ユニット位置決め機構であって、
前記装置本体に設けられた内部フレームにおける前記内部ユニットの装着部の開口部を開閉するロックカバーと、
前記内部フレームに設けられ前記ロックカバーに対する前記内部フレームの平面度を位置決めするフレーム平面度調整部と、
前記ロックカバーに設けられ前記内部ユニットに設けられた位置決め軸に対する位置決めを行う位置決め孔と、
を有することを特徴とする内部ユニット位置決め機構。
[付記2]
前記フレーム平面度調整部は、
前記内部フレームにおける前部両側端部の一方に固定して配置され、前記ロックカバーの第1の内部フレーム位置決め孔に嵌入する本体側固定位置決め軸と、
前記前部両側端部の他方に上下位置調整可能に配置され、前記ロックカバーの第2の内部フレーム位置決め孔に嵌入する本体側調整位置決め軸と、
該本体側調整位置決め軸と一体に形成され、上下位置調整後に前記他方の側端部に固定するためのビス孔を有する板部材と、
を有することを特徴とする付記1記載の内部ユニット位置決め機構。
[付記3]
前記ロックカバーは、表板と裏板とを有し、
前記裏板は、前記内部ユニットが前記装着部に装着された後、前記ロックカバーが前記開口部を遮蔽するに際し、前記内部ユニットに設けられた前部位置決め軸を位置決めする位置決め穴と、前記本体側固定位置決め軸及び前記本体側調整位置決め軸に位置決めされる被位置決め孔と、を有し、
前記表板は、前記本体側調整位置決め軸と一体な前記板部材の前記ビス孔に対応する位置に前記ビス孔に差し込まれてビスを締めこむビスドライバーが挿通される調整横長孔を有する、
ことを特徴とする付記2記載の内部ユニット位置決め機構。
[付記4]
前記装置本体は、前記内部ユニットが前記装着部に装着されたときに前記内部ユニットの後部位置決め軸が差し込まれる位置決め穴が設けられていることを特徴とする付記3記載の内部ユニット位置決め機構。
[付記5]
付記4記載の内部ユニット位置決め機構により、前記前部位置決め軸が設けられた第1のフレームと前記後部位置決め軸が設けられた第2のフレームとの間に転写ベルトが設けられた転写ベルトユニットを前記内部ユニットとして前記装置本体に位置決めするための位置決め治具であって、
第1の位置決め軸が設けられた第1の支持部材と、
第2の位置決め軸が設けられた第2の支持部材と、
前記第1の支持部材に対して前記第2の支持部材が平行となるように前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とを連結する第3の支持部材と、
を有し、
前記第1の位置決め軸及び前記第2の位置決め軸は、該第1の位置決め軸と該第2の位置決め軸との間の位置関係が前記前部位置決め軸と前記後部位置決め軸との間の位置関係に対応するように設けられ、
前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材は、該第1の支持部材と該第2の支持部材との間の位置関係が前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の位置関係に対応するように設けられ、
前記第3の支持部材は、前記転写ベルトが掛け渡されて形成される空間に対応する該位置決め治具における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間の領域に設けられていることを特徴とする位置決め治具。
[付記6]
前記転写ベルトユニットは2本のローラを掛け渡すように設けられ、
前記第3の支持部材は、前記2本のローラが配置される領域とは異なる領域に対応する該位置決め治具における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間の領域に設けられていることを特徴とする付記5記載の位置決め治具。
[付記7]
付記5または6に記載の位置決め治具を前記転写ベルトユニットの代わりに前記装着部に装着して前記装置本体に対する位置決めをし、
その後、前記位置決め治具を前記装着部から取り外し、
その後、前記転写ベルトユニットを前記装着部に装着することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ、装置本体)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9y、9m、9c、9k) 画像形成ユニット
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 ユニット筐体
17 隔壁
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
20(20y、20m、20c、20k) トナー補給容器
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23(23y、23m、23c、23k) 一次転写ローラ
24 二次転写部
25 転写補助ローラ
26 二次転写ローラ
27 ベルトクリーナ
28 クリーニングブレード
29 廃トナー回収容器
30(30a、30b) 給紙カセット
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 返送開始路
39b 返送中間路
39c 返送終端路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 前扉
43、44 取っ手
45 開閉部材
46 操作パネル部
47 ユニットロックカバー
48 ヒンジ
50 ロックカバー開閉つまみ
51 本体回転部
52 抓み
53 位置決め軸
53−1、53−2 後部位置決め軸
53−3、53−4 前部位置決め軸
54 裏板
55 表板
56 調整横長孔
57 取っ手
58(58y、58m、58c、58k) 引出し用つまみ
59(59y、59m、59c、59k) ドラム軸
61 内部フレーム
62 現像ユニット装着部
63 クリーナ装着部
64 補給容器装着部
65 定着装着部
66 ベルトユニット装着部
68 本体側固定位置決め軸
69 本体側調整位置決め軸
71 調整位置決め軸保持部
72、73 ベルト位置決め孔
74(74y、74m、74c、74k) ドラム軸位置決め孔
75、76 フレーム位置決め孔
77 ベルトユニット位置決め治具(治具)
78 第1の剛性板部材
79 第2の剛性板部材
81(81−1、81−2) 第3の剛性板部材
82(82−1、82−2) 第4の剛性板部材
83 ビス孔
84 板部材
85 前面部
86 突出縁部
87 側面部板状フレーム
88 ビスメネジ穴
91、92 ロックカバー位置決め孔
97(97−1、97−2) 剛性板部材
98 前面フレーム
99 後面フレーム

Claims (7)

  1. 装置本体に着脱自在に装着される内部ユニットの該装置本体に対する位置決めを行う内部ユニット位置決め機構であって、
    前記装置本体に設けられた内部フレームにおける前記内部ユニットの装着部の開口部を開閉するロックカバーと、
    前記内部フレームに設けられ前記ロックカバーに対する前記内部フレームの平面度を位置決めするフレーム平面度調整部と、
    前記ロックカバーに設けられ前記内部ユニットに設けられた位置決め軸に対する位置決めを行う位置決め孔と、
    を有することを特徴とする内部ユニット位置決め機構。
  2. 前記フレーム平面度調整部は、
    前記内部フレームにおける前部両側端部の一方に固定して配置され、前記ロックカバーの第1の内部フレーム位置決め孔に嵌入する本体側固定位置決め軸と、
    前記前部両側端部の他方に上下位置調整可能に配置され、前記ロックカバーの第2の内部フレーム位置決め孔に嵌入する本体側調整位置決め軸と、
    該本体側調整位置決め軸と一体に形成され、上下位置調整後に前記他方の側端部に固定するためのビス孔を有する板部材と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の内部ユニット位置決め機構。
  3. 前記ロックカバーは、表板と裏板とを有し、
    前記裏板は、前記内部ユニットが前記装着部に装着された後、前記ロックカバーが前記開口部を遮蔽するに際し、前記内部ユニットに設けられた前部位置決め軸を位置決めする位置決め穴と、前記本体側固定位置決め軸及び前記本体側調整位置決め軸に位置決めされる被位置決め孔と、を有し、
    前記表板は、前記本体側調整位置決め軸と一体な前記板部材の前記ビス孔に対応する位置に前記ビス孔に差し込まれてビスを締めこむビスドライバーが挿通される調整横長孔を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載の内部ユニット位置決め機構。
  4. 前記装置本体は、前記内部ユニットが前記装着部に装着されたときに前記内部ユニットの後部位置決め軸が差し込まれる位置決め穴が設けられていることを特徴とする請求項3記載の内部ユニット位置決め機構。
  5. 請求項4記載の内部ユニット位置決め機構により、前記前部位置決め軸が設けられた第1のフレームと前記後部位置決め軸が設けられた第2のフレームとの間に転写ベルトが設けられた転写ベルトユニットを前記内部ユニットとして前記装置本体に位置決めするための位置決め治具であって、
    第1の位置決め軸が設けられた第1の支持部材と、
    第2の位置決め軸が設けられた第2の支持部材と、
    前記第1の支持部材に対して前記第2の支持部材が平行となるように前記第1の支持部材と前記第2の支持部材とを連結する第3の支持部材と、
    を有し、
    前記第1の位置決め軸及び前記第2の位置決め軸は、該第1の位置決め軸と該第2の位置決め軸との間の位置関係が前記前部位置決め軸と前記後部位置決め軸との間の位置関係に対応するように設けられ、
    前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材は、該第1の支持部材と該第2の支持部材との間の位置関係が前記第1のフレームと前記第2のフレームとの間の位置関係に対応するように設けられ、
    前記第3の支持部材は、前記転写ベルトが掛け渡されて形成される空間に対応する該位置決め治具における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間の領域に設けられていることを特徴とする位置決め治具。
  6. 前記転写ベルトユニットは2本のローラを掛け渡すように設けられ、
    前記第3の支持部材は、前記2本のローラが配置される領域とは異なる領域に対応する該位置決め治具における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間の領域に設けられていることを特徴とする請求項5記載の位置決め治具。
  7. 請求項5または6に記載の位置決め治具を前記転写ベルトユニットの代わりに前記装着部に装着して前記装置本体に対する位置決めをし、
    その後、前記位置決め治具を前記装着部から取り外し、
    その後、前記転写ベルトユニットを前記装着部に装着することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
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