JP2016180691A - 消音器付き超音波流量計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の流量計10は、矩形断面の計測流路20の軸方向で対向する1対の送受波器21,21の間で超音波を送受波して流量を計測する流量計測部11の上流側に消音器30を有する。消音器30には、計測流路20と同軸の筒形ボディ31と、筒形ボディ31の内周面31Mに嵌合される環状障害板33と、筒形ボディ31の内周面31Mとの間に環状隙間34Aを形成する中央障害板34と、環状障害板33と中央障害板34とを連結する複数の支柱47と、が備えられている。各支柱47は、筒形ボディ31の軸方向から見たときに、その支柱47と筒形ボディ31の中心軸とを結ぶ直線と計測流路20の流路断面の長手方向とのなす角度が45度以下となる範囲に配置されている。
【選択図】図2
Description
請求項1の発明では、計測流路が断面矩形状をなすと共に、1対の送受波器が計測流路の中心軸上に対向配置されている。そして、本発明によれば、環状障害壁と中央障害壁を連結する各支柱は、筒形ボディの中心軸方向から見たときに、その支柱と筒形ボディの中心軸とを結ぶ直線と計測流路の流路断面の長手方向とのなす角度が45度以下となる範囲に配置されているので、上流側に接続される配管に起因した計測値の変化を低減することが可能となる。しかも、請求項2の発明のように、複数の支柱が筒形ボディの周方向で180度離れた位置に配置される1対の対向支柱のみからなる構成とすれば、支柱による圧損を低減しつつ、計測値の変化を効率よく低減することが可能となる。なお、1対の対向支柱の対向方向は、計測流路の流路断面の長手方向に一致することが好ましい(請求項3の発明)。
請求項4の発明では、1対の送受波器が計測流路の中心軸と斜めに交差する方向に対向配置されている。そして、本発明によれば、複数の支柱は、筒形ボディの軸方向から見たときに、1対の送受波器に対する周方向のズレが45度以上、90度以下となる範囲に配置されているので、上流側に接続される配管に起因した計測値の変化を低減することが可能となる。しかも、請求項5の発明のように、複数の支柱が筒形ボディの周方向で180度離れた位置に配置される1対の対向支柱のみからなる構成とすれば、支柱による圧損を低減しつつ、計測値の変化を効率よく低減することが可能となる。なお、1対の対向支柱の対向方向は、1対の送受波器の対向方向と直交することが好ましい(請求項6の発明)。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の消音器付き超音波流量計10(以下、単に「流量計10」という。)は、流体が流れる配管70(例えば、ガス管)の途中に取り付けられ、流量計測部11の上流側に消音器30を備えた構造になっている。なお、以下では、配管70のうち流量計10より上流側部分を上流側配管71と、流量計10より下流側部分を下流側配管72と、適宜、区別することにする。
本発明に係る流量計10の効果を、実験により確認した。具体的には、図5に示すように、流量計10の上流側に試験用配管81を、下流側にストレート管82を接続し、ストレート管82の下流側寄り部分に標準器85を取り付けた。そして、ストレート管82の下流側に接続したブロワ83にて室内空気を吸引し、流量計10と標準器85の計測値のズレを測定した。実験条件及び実験結果は、以下の通りである。
流量計10における1対の対向支柱47T,47Tの配置を、図4(A)と図4(B)に示す配置としたもの実験例1,2とした。また、流量計10において1対の対向支柱47T,47Tの配置を図4(C)に示す配置としたものを、実験例3とした。流量については、ブロワ83の最大吸引量を100%としたときに、0〜100%の範囲で吸引量を変化させて、空気の流量を変化させた。そして、実験例1〜3について、各流量における計測値のズレを測定した。試験用配管81としては、ストレート管とエルボ管の2種類を用いた(図5には、エルボ管の例が示されている。)。標準器85としては、臨界ノズルを使用した。なお、試験中の室内温度は23℃、室内圧力は大気圧、室内湿度は50%RHである。
実験例1〜3の実験結果を図6〜図8に示す。図6〜図8において、縦軸の計測値のズレ(%)は、各実験例1〜3の流量計の計測値と標準器85の計測値との差を、標準器85の計測値で除することで算出した。図6〜図8に示すように、実験例1〜3の何れについても、流量が0〜30%の範囲で、計測値のズレ(%)が大きくなっている。また、流量0〜30%の範囲では、実験例1〜3の何れについても、試験用配管81としてエルボ管を用いた場合の方が、ストレート管を用いた場合よりも、計測値のズレ(%)が大きくなっている。
以下、本実施形態の第2実施形態を図14〜図18に基づいて説明する。図14(A)及び図14(B)に示すように、本実施形態の消音器付き超音波流量計10V(以下、単に、流量計10Vという。)は、主として、流量計測部11Vの構成が上記第1実施形態の流量計測部11の構成と異なっている。具体的には、計測流路20Vは、断面円形状になっていて、1対の送受波器21,21は、計測流路20の中心軸と斜めに交差する方向で対向配置されるように計測管12に固定して備えられている。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11,11V 流量計測部
20,20V 計測流路
21,21V 送受波器
30 消音器
43 環状障害壁
44 中央障害壁
47 支柱
47T 対向支柱
Claims (6)
- 1対の送受波器の間で超音波を送受波することで計測流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部の上流側に消音器が備えられた消音器付き超音波流量計であって、
前記計測流路は、断面矩形状をなすと共に、前記1対の送受波器は、前記計測流路の中心軸上に対向配置され、
前記消音器には、
前記計測流路と同軸に配置される筒形ボディと、
前記筒形ボディの内周面に嵌合される環状障害板と、
前記環状障害板の内側に形成される中央孔を覆うと共に、前記筒形ボディの内周面との間に環状隙間を形成する中央障害板と、
前記環状障害板と前記中央障害板とが前記筒形ボディの軸方向で交互に配置されるように、前記環状障害板と前記中央障害板とを連結する複数の支柱と、が備えられている消音器付き超音波流量計において、
各前記支柱は、前記筒形ボディの中心軸方向から見たときに、その支柱と前記筒形ボディの中心軸とを結ぶ直線と前記計測流路の流路断面の長手方向とのなす角度が45度以下となる範囲に配置されている消音器付き超音波流量計。 - 前記複数の支柱は、前記筒形ボディの周方向で180度離れた位置に配置される1対の対向支柱のみからなる請求項1に記載の消音器付き超音波流量計。
- 前記1対の対向支柱が前記計測流路の流路断面の長手方向に一致している請求項2に記載の消音器付き超音波流量計。
- 1対の送受波器の間で超音波を送受波することで計測流路を流れる流体の流量を計測する流量計測部の上流側に消音器が備えられた消音器付き超音波流量計であって、
前記1対の送受波器は、前記計測流路の中心軸と斜めに交差する方向に対向配置され、
前記消音器には、
前記計測流路と同軸に配置される筒形ボディと、
前記筒形ボディの内周面に嵌合される環状障害板と、
前記環状障害壁の内側に形成される中央孔を覆うと共に、前記筒形ボディの内周面との間に環状隙間を形成する中央障害壁と、
前記環状障害壁と前記中央障害壁とが前記筒形ボディの軸方向で交互に配置されるように、前記環状障害壁と前記中央障害壁とを連結する複数の支柱と、が備えられている消音器付き超音波流量計において、
前記複数の支柱は、前記筒形ボディの軸方向から見たときに、前記1対の送受波器に対する周方向のズレが45度以上、90度以下となる範囲に配置されている消音器付き超音波流量計。 - 前記複数の支柱は、前記筒形ボディの周方向で180度離れた位置に配置される1対の対向支柱のみからなる請求項4に記載の消音器付き超音波流量計。
- 前記1対の対向支柱の対向方向が前記1対の送受波器の対向方向と直交する請求項5に記載の消音器付き超音波流量計。
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JP2021526642A (ja) * | 2019-03-16 | 2021-10-07 | オイル アンド ガス メータリング エクイップメント エス.アール.オー. | 特にガス用の小型超音波流量計 |
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