JP2016180604A - 継電器用試験治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】継電器と試験器との接続作業を容易に行うことのできる継電器用試験治具を提供する。【解決手段】継電器用試験治具20は、継電器10の端子群11,12に接触する接触端子群23,24と、接触端子群23,24に接続されるケーブル25と、ケーブル25に接続されるコネクタと、接触端子群23,24が固定された第1基板21と、継電器10に取り付けられる複数の棒体50と、第1基板21に固定されるとともに、棒体50と対となり、係止を行う複数の係止部材40とを備える。よって、継電器10と試験器との接続作業を容易に行うことができる。【選択図】図2
Description
本発明は、継電器の試験を行うときに用いる継電器用試験治具に関する。
地絡継電器では、地絡事故が発生したときに開閉器を所定時間内に開放できるか否かなどを調べる特性試験の定期的な実施が義務付けられている。このような特性試験では、試験器を用いて行い、継電器の端子と試験器の端子とを接続コネクタによって接続しなければならない(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記特許文献1に記載の接続コネクタを使用したとしても、特性試験の都度、接続コネクタのリード線を継電器の複数の端子に1つ1つ接続して、特性試験の終了後、接続コネクタのリード線を継電器の複数の端子から1つ1つ取り外さなければならない。このため、特性試験に伴う継電器と試験器との接続コネクタのリード線による接続作業は作業者にとって煩雑である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、継電器と試験器との接続作業を容易に行うことのできる継電器用試験治具を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する継電器用試験治具は、継電器の端子群に接触する接触端子群と、前記接触端子群に接続されるケーブルと、前記ケーブルに接続されるコネクタと、前記接触端子群が固定された基板と、継電器に取り付けられる複数の被係止部材と、前記基板に固定されるとともに、前記被係止部材と対となり、係止を行う複数の係止部材と、を備えることをその要旨としている。
上記課題を解決する継電器用試験治具は、継電器の端子群に接触する接触端子群と、前記接触端子群に接続されるケーブルと、前記ケーブルに接続されるコネクタと、前記接触端子群が固定された基板と、継電器に取り付けられる複数の被係止部材と、前記基板に固定されるとともに、前記被係止部材と対となり、係止を行う複数の係止部材と、を備えることをその要旨としている。
上記構成によれば、継電器に取り付けられた被係止部材に対して、基板に固定された係止部材の位置を合わせて、継電器用試験治具を継電器に装着することで、複数個所において係止部材が被係止部材に係止して外れなくなり、接触端子群が継電器の端子群に接触して通電可能となる。このため、継電器に対して継電器用試験治具を容易に装着することができ、継電器用試験治具を継電器に装着することで、コネクタがケーブルを介して継電器の端子群に接続された状態とすることができる。よって、継電器と試験器との接続作業を容易に行うことができる。
上記継電器用試験治具について、前記被係止部材は、棒体であることが好ましい。
上記構成によれば、被係止部材が簡単な形状である棒体であるので、被係止部材を容易に作成することができる。
上記構成によれば、被係止部材が簡単な形状である棒体であるので、被係止部材を容易に作成することができる。
上記継電器用試験治具について、前記棒体は、大径部を有し、前記係止部材は、前記棒体の前記大径部の底面又は溝部に係止することが好ましい。
上記構成によれば、係止部材が棒体の大径部の底面又は溝部に係止することで、継電器に装着された継電器用試験治具が継電器から外れないようになり、継電器に継電器用試験治具を安定して装着させることができる。
上記構成によれば、係止部材が棒体の大径部の底面又は溝部に係止することで、継電器に装着された継電器用試験治具が継電器から外れないようになり、継電器に継電器用試験治具を安定して装着させることができる。
上記継電器用試験治具について、前記係止部材は、対応する継電器の種類の数量と同数の前記被係止部材の組み合わせに必要な数量が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、対応する継電器の種類に必要な数量の係止部材が設けられているので、1種類の継電器でなく、複数種類の継電器に対して同じ継電器用試験治具を使用することができるようになる。
上記構成によれば、対応する継電器の種類に必要な数量の係止部材が設けられているので、1種類の継電器でなく、複数種類の継電器に対して同じ継電器用試験治具を使用することができるようになる。
上記継電器用試験治具について、前記接触端子群の接触端子は、ばねによって縮小可能であることが好ましい。
上記構成によれば、接触端子はばねによって縮小可能であるので、継電器用試験治具が継電器に装着されたときに、接触端子が継電器の端子の突出量に合わせて変位できるとともに、継電器の端子に対して接触端子が接触状態を維持することができる。
上記構成によれば、接触端子はばねによって縮小可能であるので、継電器用試験治具が継電器に装着されたときに、接触端子が継電器の端子の突出量に合わせて変位できるとともに、継電器の端子に対して接触端子が接触状態を維持することができる。
上記継電器用試験治具について、前記基板を第1基板として、前記第1基板に取り付けられ、前記第1基板の表面側に突出する前記接触端子群及び前記ケーブルを覆う第2基板を備えることが好ましい。
上記構成によれば、第1基板の表面側に突出する接触端子群及びケーブルを第2基板によって覆うので、接触端子群及びケーブルが保護されて、接触端子群及びケーブルが破損することを抑制することができる。
本発明によれば、継電器と試験器との接続作業を容易に行うことができる。
以下、図1〜図5を参照して、継電器用試験治具の一実施形態について説明する。
図1に示すように、継電器用試験治具20は、継電器10の正面10aに装着される。継電器10の正面10aには、端子11aが縦に並んだ第1端子群11と、端子12aが横に並んだ第2端子群12とが設けられている。第1端子群11は、継電器10の正面10aの左上寄りに縦列配置されている。第2端子群12は、継電器10の正面10aの下寄りに横列配置されている。また、継電器10の正面10aの中央には、試験状態に切り替える切替スイッチ13、電流値を変更する操作つまみ14、動作時間を変更する操作つまみ15等が配置されている。
図1に示すように、継電器用試験治具20は、継電器10の正面10aに装着される。継電器10の正面10aには、端子11aが縦に並んだ第1端子群11と、端子12aが横に並んだ第2端子群12とが設けられている。第1端子群11は、継電器10の正面10aの左上寄りに縦列配置されている。第2端子群12は、継電器10の正面10aの下寄りに横列配置されている。また、継電器10の正面10aの中央には、試験状態に切り替える切替スイッチ13、電流値を変更する操作つまみ14、動作時間を変更する操作つまみ15等が配置されている。
継電器用試験治具20は、継電器10の左上から左下を経由して右下に繋がるL字状に形成された第1基板21を備えている。継電器用試験治具20は、L字状に形成されているので、継電器10の正面10aの中央をほぼ避けた状態となり、使用者が上記の切替スイッチ13や、操作つまみ14,15を操作するときに邪魔になることを抑制することができる。第1基板21は、樹脂材料等の透明な板であって、第1基板21の表面側から裏面側を視認することができる。よって、使用者は、継電器用試験治具20の継電器10に対する装着状態及び特性試験時の図示しないランプ表示を確認することができる。
また、第1基板21には、継電器10の第1端子群11に接触する第1接触端子群23と、継電器10の第2端子群12に接触する第2接触端子群24とが固定されている。第1接触端子群23は、継電器10の第1端子群11と対向するように第1基板21に縦列配置されている。第2接触端子群24は、継電器10の第2端子群12と対向するように第1基板21に横列配置されている。
第1接触端子群23の各端子23aの基端及び第2接触端子群24の各端子24aの基端には、それぞれケーブル25が接続されている。これらのケーブル25は、接触端子群23,24毎に第1基板21に束ねて固定部材33により固定されている。よって、ケーブル25が引っ張られることで接触端子群23,24の端子23a,24aからケーブル25が外れることを抑制している。一方、第1接触端子群23の各端子23a及び第2接触端子群24の各端子24aは、図示しないばねを内包しており、このばねによって縮小可能である。このため、第1接触端子群23の各端子23a及び第2接触端子群24の各端子24aは、継電器10の端子群11,12の突出量に合わせて接触することができ、接触状態を維持することができる。
これらの各ケーブル25の先端には、試験器の端子に接続するための例えばワニ口クリップからなるコネクタ26が接続されている。また、ケーブル25のコネクタ26の近傍には、接続元を示す表示リング27が接続されている。
図2に示すように、第1基板21には、第1基板21の表面側に突出する第1接触端子群23、第2接触端子群24、及びケーブル25を覆うことで保護する第2基板22が取り付けられている。第2基板22は、樹脂材料等の透明な板であって、第2基板22の表面側から裏面側を視認することができる。第2基板22は、4本の支持棒28を介して取り付けられることで第1基板21に対して離間して設けられている。第1基板21と第2基板22との間に第1基板21の表面側に突出する第1接触端子群23、第2接触端子群24、及びケーブル25が位置して、継電器用試験治具20の正面側から接触されることを防止している。
継電器用試験治具20は、継電器10の螺子部16に取り付けられる2個の被係止部材である棒体50と、棒体50と対となり、棒体50に係止する4個の係止部材40とを備えている。棒体50は、外径の大きさが同じ棒状の大径部51と、大径部51の基端に設けられた雄螺子52とを備えている。
係止部材40は、本体部41と、本体部41から突出して棒体50に係止する係止部42と、係止部42を本体部41に引き込ませて棒体50との係止を解除する解除スイッチ43とを備えている。係止部42は、傾斜面42aを有しており、棒体50を第1基板21の裏面側から表面側へ挿通させるときには、傾斜面42aによって本体部41側へ押し込まれるようになっている。係止部42は、棒体50の大径部51の底面51aに係止する。係止部材40は、第1基板21の裏面に螺子止めされている。
図3に示すように、第1基板21の左上部分と右下部分とには、棒体50の外径とほぼ同一の大きさの棒体用孔31がそれぞれ二つ設けられ、棒体用孔31とほぼ同じ大きさで対となる係止部材用孔32がそれぞれ二つ設けられている。第1基板21のこれらの棒体用孔31に合わせた位置には、これらの棒体用孔31に挿通された棒体50に係止する係止部材40がそれぞれ固定されている。すなわち、第1基板21の対角位置に棒体用孔31がそれぞれ設けられている。解除スイッチ43が係止部材用孔32から第1基板21の表面側に突出している。
それぞれの二つの棒体用孔31は、異なる大きさの二つの継電器に装着できるように設けられている。すなわち、外側の棒体用孔31を使用すると螺子部16の設置間隔の大きい継電器に対応させて装着することができ、内側の棒体用孔31を使用すると螺子部16の設置間隔の小さい継電器に対応させて装着することができるようになる。また係止部材40は、対応する継電器の種類の数量と同数の棒体50の組み合わせに必要な数量が設けられている。ここでは、図1に示すように、継電器用試験治具20は、内側の棒体用孔31を使用して継電器10に装着されている。
図4に示すように、通常継電器10の正面10aには、切替スイッチ13や操作つまみ14,15等を保護するための図示しない蓋を取り付けられている。この蓋は、螺子固定されており、継電器10の正面10aには、この固定のための螺子部16が各角寄りに4個設けられている。螺子部16は小径部に相当する。
図2に示すように、継電器10の螺子部16は、継電器10の正面10aの端子群11,12、切替スイッチ13、操作つまみ14,15等の突起物と蓋とが接触しないよう突出した円筒となっており、円筒の内部に雌螺子16aが形成されている。
次に、図4及び図5を併せ参照して、上記継電器用試験治具20の継電器10への装着について説明する。
まず、継電器用試験治具20を継電器10に装着するときについて説明する。
まず、継電器用試験治具20を継電器10に装着するときについて説明する。
図4に示すように、螺子部16に取り付けられていた図示しない蓋を固定するための螺子を外して、蓋を継電器10から取り外す。続いて、左上の螺子部16と右下の螺子部16とに棒体50を大径部51の底面51aの底面が螺子部16の頂面とが当接するまでそれぞれ螺着する。すなわち、棒体50を対角位置における2個所の螺子部16に螺着する。これらの棒体50によって継電器10に対する継電器用試験治具20の装着位置が規定される。
次に、図3に示した継電器用試験治具20を使用者が持ち上げて、継電器10の螺子部16に螺着した棒体50が継電器用試験治具20の棒体用孔31に挿通するように位置を合わせる。
続いて、図5に示すように、各棒体50をそれぞれの棒体用孔31に挿通させながら、継電器用試験治具20を継電器10に近づけていく。このとき、係止部材40の係止部42の傾斜面42aが棒体50に接触することで、係止部42が本体部41側へ押し込まれ、棒体50が係止部42に係止されることなく、棒体用孔31に挿通される。
そして、図2に示すように、継電器用試験治具20の接触端子群23,24の端子23a,24aが継電器10の端子群11,12の端子11a,12aに接触すると、接触端子群23,24の端子23a,24aがばねによって縮小しながら接触状態を維持する。また、係止部材40の係止部42が棒体50の大径部51の端部を超えると底面51aに突出する。そうすると、係止部42が大径部51の底面51aに係止して、また接触端子群23,24のばねによる押圧で継電器用試験治具20が継電器10から外れなくなる。すなわち、係止部42が棒体50の大径部51と螺子部16との段差に係止するので継電器用試験治具20が継電器10から外れるおそれはない。継電器用試験治具20は、接触端子群23,24と係止部材40の係止部42とによって継電器10の正面10aに対する位置が定まっている。
継電器用試験治具20が継電器10に装着されると、継電器10の端子群11,12に試験器に接続するコネクタ26とつながっているケーブル25が接続された状態となる。これにより、継電器10の端子群11,12に一つずつコネクタを接続する必要がない。そして、継電器用試験治具20のコネクタ26を試験器に接続されたケーブル又は試験器の端子に接続することで、特性試験を行うことができる状態となる。継電器10の正面10aに設けられた切替スイッチ13を試験状態に切り替えて、操作つまみ14,15を操作して特性試験を行う。
一方、継電器用試験治具20を継電器10から取り外すときについて説明する。
特性試験が完了すると、継電器用試験治具20を使用者が両手で持ち、棒体50に係止している係止部材40の解除スイッチ43を押込操作して、係止部42を本体部41に引き込んで、係止部42と棒体50との係止を解除する。そして、この係止部42を本体部41に引き込んだ状態のまま、継電器用試験治具20を継電器10から引き離して、棒体用孔31内から各棒体50を離脱する。これにより、継電器用試験治具20を継電器10から取り外す。続いて、棒体50を継電器10の螺子部16から取り外す。その後、継電器10の正面10aに図示しない蓋を取り付けて、螺子部16に図示しないねじを取り付けることで蓋を固定する。
特性試験が完了すると、継電器用試験治具20を使用者が両手で持ち、棒体50に係止している係止部材40の解除スイッチ43を押込操作して、係止部42を本体部41に引き込んで、係止部42と棒体50との係止を解除する。そして、この係止部42を本体部41に引き込んだ状態のまま、継電器用試験治具20を継電器10から引き離して、棒体用孔31内から各棒体50を離脱する。これにより、継電器用試験治具20を継電器10から取り外す。続いて、棒体50を継電器10の螺子部16から取り外す。その後、継電器10の正面10aに図示しない蓋を取り付けて、螺子部16に図示しないねじを取り付けることで蓋を固定する。
上記のような継電器用試験治具20は、継電器10に取り付けられた棒体50を棒体用孔31に挿通させることで、継電器10に対して容易に装着することができる。そして、継電器用試験治具20が継電器10に装着されると、ケーブル25が継電器10の端子群11,12に接続された状態となり、ケーブル25を容易に接続することができる。また、第1基板21の左上部分と右下部分との対角位置に係止部材40をそれぞれ設けることで、継電器用試験治具20を継電器10に安定して固定することができる。そして、継電器用試験治具20を使用者が両手で持ち、係止部材40の解除スイッチ43を押込操作して、継電器10から離脱可能な構造としたので、継電器用試験治具20を継電器10から容易かつ確実に離脱させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)継電器10に取り付けられた棒体50に対して、第1基板21に固定された係止部材40の位置を合わせて、継電器用試験治具20を継電器10に装着することで、二個所において係止部材40が棒体50に係止して外れなくなり、接触端子群23,24が継電器10の端子群11,12に接触して通電可能となる。このため、継電器10に対して継電器用試験治具20を容易に装着することができる。また、継電器用試験治具20を継電器10に装着することで、試験器の端子に取り付けられるコネクタ26がケーブル25を介して継電器10の端子群11,12に接続された状態とすることができる。よって、継電器10と試験器との接続作業を容易に行うことができる。
(1)継電器10に取り付けられた棒体50に対して、第1基板21に固定された係止部材40の位置を合わせて、継電器用試験治具20を継電器10に装着することで、二個所において係止部材40が棒体50に係止して外れなくなり、接触端子群23,24が継電器10の端子群11,12に接触して通電可能となる。このため、継電器10に対して継電器用試験治具20を容易に装着することができる。また、継電器用試験治具20を継電器10に装着することで、試験器の端子に取り付けられるコネクタ26がケーブル25を介して継電器10の端子群11,12に接続された状態とすることができる。よって、継電器10と試験器との接続作業を容易に行うことができる。
(2)被係止部材が簡単な形状である棒体50であるので、被係止部材を容易に作成することができる。
(3)係止部材40が棒体50の大径部51の底面51aに係止することで、継電器10に装着された継電器用試験治具20が継電器10から外れないようになり、継電器10に継電器用試験治具20を安定して装着させることができる。
(3)係止部材40が棒体50の大径部51の底面51aに係止することで、継電器10に装着された継電器用試験治具20が継電器10から外れないようになり、継電器10に継電器用試験治具20を安定して装着させることができる。
(4)棒体50に設けられた雄螺子52が、継電器10に設けられる螺子部16の雌螺子16aに螺着されることで、棒体50が継電器10に簡単に装着することができ、棒体50を取り付けるために新たな部材を継電器10に設ける必要がない。
(5)対応する継電器10の螺子部16の設置間隔の異なる棒体用孔31に合わせた位置及び対応する継電器の種類に必要な数量の係止部材40が設けられているので、1種類の継電器でなく、複数種類の継電器に対して同じ継電器用試験治具20を使用することができるようになる。
(6)接触端子群23,24の端子23a,24aはばねによって縮小可能である。このため、継電器用試験治具20が継電器10に装着されたときに、接触端子群23,24の端子23a,24aが継電器10の端子群11,12の端子11a,12aの突出量に合わせて変位できる。また、継電器10の端子11a,12aに対して接触端子群23,24の端子23a,24aがばねによって押圧接触状態を維持することができる。さらには、接触端子群23,24のばねによって下方の継電器10側から上方の第1基板21側に押圧されるので、係止部材40が棒体50の係止を安定させることができる。そして、接触端子群23,24の複数の端子23a,24aのばねにより大きな力で押圧することができる。これにより、継電器用試験治具20が、安定して固定することができるとともに、継電器10から外れることはない。
(7)第1基板21の表面側に突出する接触端子群23,24及びケーブル25を第2基板22によって覆うので、接触端子群23,24及びケーブル25が保護されて、接触端子群23,24及びケーブル25が破損することを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもができる。
・上記実施形態では、第1基板21の裏面側に突出する接触端子群23,24が露出しており、保護されていないため、接触端子用保護カバーを設けてもよい。
・上記実施形態では、第1基板21の裏面側に突出する接触端子群23,24が露出しており、保護されていないため、接触端子用保護カバーを設けてもよい。
・上記実施形態では、第1接触端子群23及び第2接触端子群24のそれぞれケーブル25を別々に継電器用試験治具20より異なる方向へ引出したが、同一方向へ引出してもよい。
・上記実施形態では、第1接触端子群23及び第2接触端子群24にそれぞれケーブル25を接続したが、1本のケーブルを分岐して各接触端子群に接続してもよい。
・上記実施形態では、各ケーブル25の先端にワニ口クリップからなるコネクタ26を接続したが、ワニ口クリップに限らず丸型のコネクタを使用してもよい。
・上記実施形態では、各ケーブル25の先端にワニ口クリップからなるコネクタ26を接続したが、ワニ口クリップに限らず丸型のコネクタを使用してもよい。
・上記実施形態では、各ケーブル25を同一長さで図示したが、各ケーブル25の長さを異ならせてもよい。このようにすれば、各ケーブル25に接続されたコネクタ26同士の接触を抑制することができる。
・上記実施形態では、棒体50を対角位置における二個所の螺子部16に螺着して、継電器用試験治具120を継電器110に装着するようにした。しかしながら、三個所の螺子部16に螺着して、継電器用試験治具120を継電器110に装着するようにしてもよい。すなわち、第1基板21の左上部分と右下部分と左下部分との三箇所に係止部材40を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、棒体50を対角位置における二個所の螺子部16に螺着して、継電器用試験治具120を継電器110に装着するようにした。しかしながら、棒体50を同一辺寄りにおける2個所の螺子部16に螺着して、継電器用試験治具120を継電器110に装着するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1基板21の表面側に突出する接触端子群23,24及びケーブル25を保護する第2基板22を設けたが、接触端子群23,24及びケーブル25等の保護が不要であれば、第2基板22の構成を省略してもよい。
・上記実施形態では、接触端子群23,24の端子23a,24aをばねによって縮小可能としたが、接触端子群23,24の端子23a,24aの長さを継電器10の端子群11,12の端子11a,12aに当接する長さにできれば、接触端子群23,24の端子23a,24aにばねを設けず、縮小できないようにしてもよい。
・上記実施形態では、対応する継電器の種類に必要な数量の係止部材40を設けたが、1種類だけの継電器に対応するようにして、複数組の係止部材40を設けず、一組の係止部材40を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、継電器10の蓋を取り付ける螺子部16に棒体50を取り付けた。しかしながら、図6に示す収納ケース60に収納された継電器110の場合には、図7に示すように、収納ケース60に設けられ、継電器110を取り付ける第1取付部61に棒体150を取り付ける。そして、接触端子群123、ケーブル125、コネクタ126、及び係止部材140が透明な基板121に取り付けられた継電器用試験治具120を継電器110に装着してもよい。このとき、継電器110の端子群111に継電器用試験治具120の接触端子群123が接触する。なお、小型の継電器110を取り付けるときには、第2取付部62に棒体150を取り付けて継電器用試験治具120を継電器110に装着する。
・また、図8に示すように、継電器110の端子群111における両端の螺子を取り外して、ここに棒体150を取り付けて、継電器用試験治具120を継電器110に装着してもよい。この場合、端子群が背面に設けられている継電器110にも適応可能である。
・また、継電器の端子群のみを覆う蓋を有する継電器の場合には、この蓋を取り付けるための螺子部に棒体を取り付けて、継電器用試験治具を継電器に装着するようにしてもよい。
・上記実施形態では、継電器10に設けられる螺子部16の雌螺子に棒体50の雄螺子52を螺着したが、継電器10に対して棒体50を他の取付方法で取り付けてもよい。例えば、継電器10の螺子部16の外形に嵌装される棒体50としてもよい。
・上記実施形態では、係止部材40が棒体50の大径部51の底面51aに係止するようにしたが、棒体50に設けられた係止部としての溝部に係止するようにしてもよい。
・上記実施形態では、棒体50を断面円形の棒状としたが、断面多角形の棒状としてもよい。この場合、棒体用孔31も棒体50の断面形状にほぼ一致した形状が望ましい。
・上記実施形態では、棒体50を断面円形の棒状としたが、断面多角形の棒状としてもよい。この場合、棒体用孔31も棒体50の断面形状にほぼ一致した形状が望ましい。
・上記実施形態では、被係止部材を棒体50としたが、棒状に限らず、板状等の他の形状としてもよい。この場合、棒体用孔31も棒体50の断面形状にほぼ一致した形状が望ましい。
・上記実施形態では、第1接触端子群23及び第2接触端子群24(123)のそれぞれケーブル25(125)を継電器用試験治具20(120)から引き出したが、図9に示すように、端子板36を備える端子台35を第1基板21に設けてもよい。端子板36には端子毎に突出部36aが設けられている。そして、この端子板36の突出部36aにワニ口クリップ等のコネクタを取り付ける。このようにすれば、試験器に接続されたケーブルの先端に設けられたワニ口クリップ等のコネクタを端子板36の突出部36aに直接接続することができるので、継電器10と試験器との接続作業を容易に行うことができる。
・上記実施形態では、棒体50を継電器用試験治具120と独立して設けたが、紐、ワイヤー、鎖等で棒体50と基板121とを接続してもよい。このようにすれば、棒体50の紛失を防止することができる。
・また、基板121に棒体50を収納する棒体収納部を設けて、棒体50を使わないときには棒体50を棒体収納部に収納してもよい。
10…継電器、10a…正面、11…第1端子群、12…第2端子群、13…切替スイッチ、14,15…操作つまみ、16…螺子部、20…継電器用試験治具、21…第1基板、22…第2基板、23…第1接触端子群、23a…端子、24…第2接触端子群、24a…端子、25…ケーブル、26…コネクタ、27…表示リング、28…支持棒、31…棒体用孔、32…係止部材用孔、35…端子台、36…端子板、36a…突出部、40…係止部材、41…本体部、42…係止部、42a…傾斜面、43…解除スイッチ、50…棒体、51…大径部、51a…底面、52…雄螺子、60…収納ケース、61…第1取付部、62…第2取付部、110…継電器、111…端子群、120…継電器用試験治具、121…基板、123…接触端子群、125…ケーブル、126…コネクタ、140…係止部材、150…棒体。
Claims (6)
- 継電器の端子群に接触する接触端子群と、
前記接触端子群に接続されるケーブルと、
前記ケーブルに接続されるコネクタと、
前記接触端子群が固定された基板と、
継電器に取り付けられる複数の被係止部材と、
前記基板に固定されるとともに、前記被係止部材と対となり、係止を行う複数の係止部材と、を備える
継電器用試験治具。 - 前記被係止部材は、棒体である
請求項1に記載の継電器用試験治具。 - 前記棒体は、大径部を有し、
前記係止部材は、前記棒体の前記大径部の底面又は溝部に係止する
請求項2に記載の継電器用試験治具。 - 前記係止部材は、対応する継電器の種類の数量と同数の前記被係止部材の組み合わせに必要な数量が設けられている
請求項1〜3のいずれか一項に記載の継電器用試験治具。 - 前記接触端子群の接触端子は、ばねによって縮小可能である
請求項1〜4のいずれか一項に記載の継電器用試験治具。 - 前記基板を第1基板として、
前記第1基板に取り付けられ、前記第1基板の表面側に突出する前記接触端子群及び前記ケーブルを覆う第2基板を備える
請求項1〜5のいずれか一項に記載の継電器用試験治具。
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- 2015-03-23 JP JP2015059732A patent/JP2016180604A/ja active Pending
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