JP2016180503A - 車両用自動変速機の油温調整装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油温調整装置 Download PDF

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晃一 樽井
Koichi Tarui
晃一 樽井
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【課題】エンジン全体の大型化及び部品コストの上昇といった問題を招くことなく、暖機運転時等におけるATFの温度上昇を早期に行うことができる車両用自動変速機の油温調整装置を提供する。【解決手段】エンジン3に連通接続された冷却水流路10と、CVT2に連通接続されたフルード流路11と、該フルード流路11及び前記冷却水流路10が接続され、フルードと冷却水との間で熱交換を行うフルードウォーマ12とを備えた油温調整装置を構成する場合に、前記フルード流路11に前記ATFの流量を調節する流量調節バルブ17を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車用CVTやAT等の自動変速機に用いられる油温調整装置に関する。
この種の油温調整装置として、例えば、特許文献1には、ATやCVT等の自動変速機で使用されるトランスミッションフルード(以下、ATFと記す)の異常な温度上昇を防止するために、前記ATFの温度が所定値を越えたときに切替弁を開くことにより、該ATFをクーラーに流して冷却するようにした構造が開示されている。
また、従来の油温調整装置では、図4に示すように、エンジン冷却水をフルードウォーマに導く冷却水流路30を設けると共に、該冷却水流路30の上流側にサーモスタット弁31を設け、暖機運転時等のエンジン冷却水の温度が低いときには冷却水がフルードウォーマへ流れないようにすることで、ATFを早期に温度上昇させるようにしている。このサーモスタット弁31は、エンジンにブラケット等を介して外付けするのが一般的である。
特開2006−207606号公報
ところで、前記従来装置のように、サーモスタット弁をエンジンに外付けする場合には、サーモスタット弁の取り付けスペースを確保する分だけエンジン全体が大型化する。またサーモスタット弁及びブラケット等の部品を必要とする分だけコストが上昇するといった問題が生じる。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、エンジン全体の大型化及び部品コストの上昇といった問題を招くことなく、暖機運転時等のATFの温度上昇を早期に行うことができる車両用自動変速機の油温調整装置を提供することを課題としている。
本発明は、エンジンに連通接続され、エンジン冷却水が流れる冷却水流路と、オートマチックトランスミッションに連通接続され、オートマチックトランスミッションフルード(以下、ATFと記す)が流れるフルード流路と、該フルード流路及び前記冷却水流路が接続され、前記エンジン冷却水と前記ATFとの間で熱交換を行うフルードウォーマとを備えた車両用自動変速機の油温調整装置において、
前記フルード流路に前記ATFの流量を調節する流量調節バルブを設けたことを特徴としている。
本発明に係る油温調整装置によれば、フルード流路にフルード流量を調節する流量調節バルブを設けたので、エンジン冷却水やATFの温度に応じてフルードウォーマへのオイル流量を制御することが可能となる。これにより、例えば暖機運転時のようにエンジン冷却水の温度が所定値より低いときには、フルード流路を閉じ、あるいは絞ることでATFのフルードウォーマへの流量を制限し、もって温度の低いエンジン冷却水によりATFの温度上昇が阻害されるのを回避でき、暖機運転時等におけるATFの温度上昇を早期に行うことができる。また、この場合においても流量調節弁により最小限のATFを流すことで、常時潤滑を要する部位へのATFの供給を確保できる。
またエンジン冷却水温度が高くなった場合には、流量調節弁によりフルード流量を増大させることにより、高負荷運転時において必要なATF流量を確保できる。
さらにまた、ATFの温度がエンジン冷却水の温度より高くなった場合には、ATFはエンジン冷却水により冷却されることとなり、ATFの異常昇温を回避できる。
このように本発明では、前記流量調節バルブによりフルード流量を制御することができるので、従来のサーモスタット弁を不要にでき、エンジン全体の大型化を抑制できるとともに、部品コストの上昇を抑制できる。
本発明の実施例1による自動変速機(CVT)に配設された油温調整装置の概略構成図である。 前記油温調整装置のフルードウォーマの配置状態を示す斜視図である。 前記油温調整装置のフルードウォーマの正面図である。 従来の一般的な油温調整装置の概略図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は、本発明の実施例1による自動変速機(CVT)の油温調整装置を説明するための図である。
図において、1は自動車のエンジン3に一体的に結合されたCVT2に配設された油温調整装置を示している。
このCVT2は、図示していないが、プライマリプーリとセカンダリプーリとに金属ベルトを巻回してなり、前記両プーリのベルト巻き掛け径を変化させることにより、エンジン回転を無段階比率で変速して出力するように構成されている。
前記エンジン3には、エンジン冷却水を所定温度に保持するラジエータ4が供給ホース5及びリターンホース6により接続されている。
そして前記油温調整装置1は、エンジン冷却水とオートマチックトランスミッションフルード(ATF)との間で熱交換を行うフルードウォーマ12を備えている。このフルードウォーマ12は冷却水熱交換部10a及びフルード熱交換部11bを有し、該両熱交換部10a,11bの間で熱交換が行われる。
前記フルードウォーマ12の冷却水熱交換部10aは冷却水流路10の往路10b及び復路10cによりエンジン3に連通接続されている。またこの冷却水流路10は、ヒーター流路14により室内ヒーター13に連通接続されている。前記エンジン冷却水は前記エンジン3とフルードウォーマ12との間を常時循環している。
また前記フルード熱交換部11bはフルード流路11の往路11a,復路11cにより前記CVT2のオイルパン2a内部分に接続されている。前記往路11aのオイルパン2a内部分にはCVT2内に配設されるオイルポンプ15の吸込み口が開口している。
また前記復路11cのオイルパン2a内部分にはATFの流量を調節する流量調節バルブ17が設けられている。この流量調節バルブ17は、前記オイルパン2a内に配置されて各制御部への流量をコントロールするためのバルブボディに配設されている。この流量調節バルブ17は、前記復路11cのオイルパン内部分11c′に介設されたオリフィス18と、該オリフィス18を迂回するように設けられたバイパス流路11dに介設されたソレノイド弁19とにより構成されている。
前記オリフィス18が配設されたオイルパン内部分11c′の下流端は、前記CVT2のベルト潤滑部等の常時潤滑が必要な部位20に連通接続されている。従って、常時潤滑を要する部位20には前記オリィス18を介して少量のATFが常時供給される。
一方、前記ソレノイド弁19が配設されたバイパス流路11dの下流端は、前記CVT2の軸心等の低負荷時には潤滑が不要な部位21に連通接続されている。
前記ソレノイド弁19は、エンジン冷却水温度及びATF温度に応じて前記バイパス流路11dを開閉制御する。具体的には、例えば暖機運転時のようにエンジン冷却水温度が所定値以下のときは閉じ、該所定値を越えると開くように構成されている。
本実施例の油温調整装置1は、エンジン3の暖機運転時のように、エンジン冷却水温度が所定値より低いときにはソレノイド弁19を閉じる。これによりATFがフルードウォーマ12に流れるのを少量に制限し、エンジン冷却水によりATFの昇温が阻害されるのを回避してATFの早期の昇温を確保している。またこの場合においても、常時潤滑を要する部位20には少量のATFがオリィス18を介して常時供給されるので、潤滑不良の問題が生じることはない。
そしてエンジン冷却水温度が上昇して所定値を越えるとソレノイド弁19が開く。これにより高負荷運転時等においては、十分な量のATFが潤滑を要する部位21に供給される。
一方、ATF温度が冷却水温度より高くなる場合には、前記フルードウォーマ12においてATFがエンジン冷却水により冷却されることとなり、ATFの異常昇温を防止でき、ATFの寿命の延長できる。
このように本実施例によれば、フルード流路11の、オイルパン2a内に延びる部分にオリィス18及びソレノイド弁19からなる流量調節バルブ17を設けたので、エンジン冷却水及びATFの温度に応じてフルードウォーマ12へのATF流量を制御することが可能となる。これにより暖機運転時等のようにエンジン冷却水の温度が所定値より低いときには、ソレノイド弁19を閉じることによりフルードウォーマ12に流れるATF流量を少量に制限することができ、冷却水によりATFの昇温が阻害されるのを防止して暖機運転時等におけるATFの早期温度上昇を促すことができる。
また、ソレノイド弁19を閉じている場合にも、常時潤滑を要する部位20には、オリフィス18を介して少量のATFを供給でき、潤滑性を確保できる。
また暖機運転終了等によりエンジン冷却水温度が所定値より高くなるとソレノイド弁19を開くことにより、潤滑を要する部位21に十分な量のATFを供給できる。
またATF温度がエンジン冷却水温度より高くなった場合は、ATFはエンジン冷却水により冷却されることとなり、ATFの異常昇温を防止できる。
本実施例では、前記フルード流路11のオイルパン2a内部分に流量調節バルブ17を設けたので、従来のサーモスタット弁を不要にでき、またサーモスタット弁を外付けした場合に比較してエンジン全体の大型化を抑制できるとともに、部品コストの上昇を抑制できる。
また本実施例では、エンジン冷却水やATFの温度に応じてきめ細かな油量制御ができるので、CVT2内のATF量を抑えることができ、攪拌抵抗等によるメカロスの低減が可能となる。
なお、前記実施例では、流量調節バルブがオンオフ式のソレノイド弁とオリフィスで構成されている場合を説明したが、本発明の流量調節バルブは、それ自体で流量を連続的に調節できるバルブであっても勿論構わない。
1 油温調整装置
2 CVT(自動変速機)
3 エンジン
10 冷却水流路
11 フルード流路
12 フルードウォーマ
17 流量調節バルブ

Claims (1)

  1. エンジンに連通接続され、エンジン冷却水が流れる冷却水流路と、オートマチックトランスミッションに連通接続され、オートマチックトランスミッションフルード(以下、ATFと記す)が流れるフルード流路と、該フルード流路及び前記冷却水流路が接続され、前記エンジン冷却水と前記ATFとの間で熱交換を行うフルードウォーマとを備えた車両用自動変速機の油温調整装置において、
    前記フルード流路に前記ATFの流量を調節する流量調節バルブを設けたことを特徴とする車両用自動変速機の油温調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105238A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 いすゞ自動車株式会社 冷却システム

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