JP2016179003A - 臀部拭き取り装置及びフィルムカバー - Google Patents

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Shoji Okada
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Abstract

【課題】洗浄以外の方法で、拭き取りアームを衛生的に保つことができる臀部拭き取り装置を提供する。【解決手段】臀部の水分を拭き取ることができる臀部拭き取り装置であって、紙6aを取り付ける拭き取りアーム4と、拭き取りアーム4を駆動させる拭き取りアーム駆動部と、フィルム7aで拭き取りアーム4の紙を取り付ける部分を覆うためのフィルム供給部7とを備える。フィルム7aで拭き取りアーム4の紙を取り付ける部分を覆った上で、紙6aが拭き取りアーム4に取り付けられる。フィルム7aは、拭き取りアーム4に巻き付けられてもよいし、袋状又は筒状であってもよい。【選択図】図3

Description

本発明は、臀部を紙で拭き取るための装置に関する。
従来、臀部拭き取り装置としては、特許文献1〜10及び非特許文献11に記載されている装置が知られていた。これらの臀部拭き取り装置において、トイレットペーパーを掴む部分を衛生的に保つ必要がある。この点に関して、特許文献9には、下記のように記載されている
「拭き取りアーム部内には、水又は温水が噴出するノズルが取り付けられており、紙が取り外された後、当該ノズルから水又は温水が噴出して、拭き取りアーム部を洗浄してもよい。内筐体内には、ドライヤーや紫外線照射装置が設けられており、拭き取りアーム部を乾燥させたり、殺菌させたりしてもよい。」
また、特許文献10では、特許文献9をより発展させて、拭き取りアームにトイレットペーパーが取り付けられたことを検知する検知部を設けて、検知部によってトイレットペーパーが拭き取りアームに取り付けられていない待機状況であることが検知された場合、ドライヤー部は、先端部分に温風を吹き付けることとし、誤作動の防止を図っている。
特開2012-172486号公報 特開2011-062532号公報 特開2011-144623号公報 特開2011-143233号公報 特開2011-200627号公報 特開2009-263859号公報 特開2009-061126号公報 特開2014-94261号公報 特許第4195076号公報 段落0124及び0125 特許第5653544号公報 段落0183及び請求項2
このように、従来、拭き取りアームにおけるトイレットペーパーを取り付ける部分(取付部)を洗浄したり、ドライヤーで乾燥させたりする技術は公開されている。しかし、取付部を洗浄するためには、拭き取りアームを防水仕様にしなければならないだけでなく、拭き取りアーム駆動部に水が浸入するのを防止したり、その他の電気回路に水が浸入するのを防止する機構を備えなければならない。
さらに、防水機構を備えていたとしても、水分で濡れた取付部を乾燥させるのには時間がかかる。そのため、洗浄以外の方法で、拭き取りアームを衛生的に保つ機構も、臀部拭き取り装置の実用化に際しては、考慮しておく必要がある。
それゆえ、本発明は、洗浄以外の方法で、拭き取りアームを衛生的に保つことができる臀部拭き取り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、臀部の水分を拭き取ることができる臀部拭き取り装置であって、紙を取り付ける拭き取りアームと、拭き取りアームを駆動させる拭き取りアーム駆動部と、フィルムで拭き取りアームの紙を取り付ける部分を覆うためのフィルム供給部とを備え、フィルムで拭き取りアームの紙を取り付ける部分を覆った上で、紙が拭き取りアームに取り付けられることを特徴とする。
好ましくは、フィルム供給部は、紙を取り付ける部分にフィルムを巻き付けるとよい。
好ましくは、フィルム供給部は、袋状又は筒状のフィルムで紙を取り付ける部分を覆うとよい。
好ましくは、さらに、拭き取りアームの紙を取り付ける部分を上方から覆うカバー部を備えるとよい。この場合、カバー部によって、紙を取り付ける部分が上方から覆われた状態で、フィルムを取り外すとよい。
好ましくは、フィルムは、水溶性であることとよい。
好ましくは、拭き取り後、排便又は排尿が拭き取りアームにかからない位置まで、拭き取りアームを退避させた状態で、フィルムを取り外すとよい。
また、本発明は、紙を取り付けるための拭き取りアームを備える臀部拭き取り装置に用いられるフィルムカバーであって、拭き取りアームの紙を取り付ける部分を覆うように、袋状又は筒状になっていることを特徴とする。好ましくは、フィルムカバーは、水溶性であるとよい。
拭き取りアームの紙を取り付ける部分をフィルムで覆った上で、紙が拭き取りアームに取り付けられることとなるので、臀部を拭き取った際の水分が拭き取りアームに付着するのが防止される。
拭き取りアームにフィルムを巻き付ける構成や、袋状又は筒状のフィルムを用いる構成の場合、簡易な機構で、フィルムによる被覆を実現することができる。
カバー部を設ければ、拭き取りアームの紙を取り付ける部分が上方から覆われた状態で、フィルムを取り外すことができ、拭き取り後に、万が一、排便や排尿がなされたとしても、拭き取りアームが汚染することはない。
フィルムを水溶性にしておけば、フィルムをそのまま水洗トイレに流すことができる。
拭き取り後、排便又は排尿が拭き取りアームにかからない位置まで、拭き取りアームを退避させた状態で、フィルムを取り外せば、拭き取り後に、万が一、排便や排尿がなされたとしても、拭き取りアームが汚染することはない。
本発明で用いる袋状又は筒状のフィルムカバーは、拭き取りアームの被服を確実なものとし、衛生的に保つために貢献する。
このように、本発明によれば、洗浄以外の方法で、拭き取りアームを衛生的に保つことが可能となる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る臀部拭き取り装置1の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、臀部拭き取り装置1の内部構造を示す外観斜視図である。 図3は、フィルムカバー7a及び紙6aが取り付けられる様子を示す図である。 図4は、臀部拭き取り装置1の他の実施形態の機能的構成を示すブロック図である。 図5は、図4に示す臀部拭き取り装置1を用いて、フィルムカバー7a及び紙6aが取り付けられる様子を示す図である。 図6は、図4に示す臀部拭き取り装置1を用いて、フィルムカバー7a及び紙6aが取り付けられる様子を示す図である。 図7は、実施形態の動作をまとめたフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態に係る臀部拭き取り装置1の機能的構成を示すブロック図である。図2は、臀部拭き取り装置1の内部構造を示す外観斜視図である。臀部拭き取り装置1は、制御部2と、拭き取りアーム駆動部3と、拭き取りアーム4と、操作部5と、給紙部6と、水溶性フィルム供給部7と、カバー部9とを備える。使用者による操作部5の指示に応じて、制御部2は、各機能部の動作を制御する。
拭き取りアーム駆動部3は、レールやモータ等によって構成されており、拭き取りアーム4を前後、左右、上下等、拭き取りが可能な方向に移動させることができる。なお、図2に示すような拭き取りアーム駆動部4の構成は一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。また、本発明においては、拭き取りアーム駆動部4の動作機構は、本質的事項ではないため、詳細な説明は省略する。補高部11の上に便座が載置される。拭き取りアーム駆動部4は、補高部11に設けられた開口12から拭き取りアーム4を露出させる。
給紙部6は、ロール状のトイレットペーパーを自動で折りたたみ、切断して、切断した紙を拭き取りアーム4に供給する。その他、給紙部6は、予め切断された紙や臀部拭き取り装置専用の紙を拭き取りアーム4に供給してもよい。
水溶性フィルム供給部7は、水溶性のフィルムで形成されたカバーを水溶性フィルム取付部4bに供給して、拭き取りアーム4の先端をフィルムで覆うための装置である。水溶性フィルムとしては、日本合成化学工業株式会社(大阪府大阪市)から提供されているポリビニルアルコールを原料とした水溶性フィルムなどが利用可能である。ただし、本発明を限定するものではない。また、後述のように、ポータブルトイレに使用する場合もあり、必ずしも衛生面という観点だけであれば、水溶性フィルムである必要はなく、水溶性フィルム供給部7は、フィルムによるカバーを供給するフィルム供給装置であればよい。
水溶性フィルム供給部7は、図3の実施形態に示すケースでは、ロール状の水溶性フィルムを拭き取りアーム4の先端に巻き付けて、切断することによって、フィルムカバー7aを拭き取りアーム4に供給する。また、水溶性フィルム供給部7は、図5の実施形態に示すケースでは、袋状水溶性フィルムによるフィルムカバー7aを拭き取りアーム4の先端に挿入して、フィルムカバー7aを拭き取りアーム4に供給する。なお、フィルムカバー7aは、袋状だけでなく、筒状であってもよい。その他、フィルムカバーを拭き取りアーム4に供給するための具体的な方法は、本発明を限定するものではない。
拭き取りアーム4は、紙取付部4aと、水溶性フィルム取付部4bとを含む。拭き取りアーム4は、給紙部6から供給される紙を紙取付部4aに取り付ける。紙取付部4aは、開閉手段によって紙を挟んだり、クリッピングしたり、掴んだり、貼り付けたりするなどして、紙を拭き取りアーム4に取り付けることができる。紙取付部4aの具体的な構造は本発明を限定するものではない。
水溶性フィルム取付部4bは、水溶性フィルム供給部7から供給される水溶性フィルムを取り付ける。水溶性フィルム取付部7は、開閉手段によって紙を挟んだり、クリッピングしたり、掴んだり、貼り付けたりするなどして、紙を拭き取りアーム4に取り付けることができる。水溶性フィルム取付部4bの具体的な構造は本発明を限定するものではない。
カバー部9は、図2では図示を省略しているが、開口12の上方に設けられた板状などの部材であり、拭き取りアーム4による臀部の拭き取り後、カバー部9が拭き取りアーム4の上に位置して、拭き取りアーム4が拭き取り後の予期せぬ排せつや放尿等によって汚染するのをカバーするための装置である。たとえば、板状の部材をある一点を支点に回動させることによって、カバー部9が開口12の上から、便座の穴の部分の一部を覆うようにするが、具体的な構造は、本発明を限定するものではない。
図3は、フィルムカバー7a及び紙6aが取り付けられる様子を示す図である。図3(a)では、水溶性フィルム供給部7は、ロール状の水溶性フィルムを、二本の棒状部材7,7が矢印A方向にある軸を中心に回転して、拭き取りアーム4の先端に水溶性フィルム7aを巻き付け、その後、矢印Bの方向に、二本の棒状部材7,7が後退する様子を示している。これによって、図3(b)に示すように、拭き取りアーム4の先端に、水溶性フィルムによるフィルムカバー7aが配置されることなる。
水溶性フィルム取付部4bは、開閉手段によって、フィルムカバー7aを挟むことができるようになっている。なお、水溶性フィルム供給部7には、開閉手段にフィルムカバー7aを少し押し込むための手段が別途設けられている(図示せず)。図3(c)に示すように、水溶性フィルム取付部4bが閉じて、フィルムカバー7aを挟むことで、拭き取りアーム4へのフィルムカバー7aの取付が行われる。
同様に、紙取付部4aは、開閉手段によって、紙6aを挟むことができるようになっている。なお、給紙部6には、開閉手段に紙6aを少し押し込むための手段が別途設けられている(図示せず)。図3(d)に示すように、紙取付部4aが閉じて、紙6aを挟むことで、拭き取りアーム4への紙6aの取付が行われる。
このようにして、フィルムカバー7a及び紙6aが取り付けられた状態で、臀部の水分の拭き取りが行われる。なお、事前に、温水洗浄装置を用いて、臀部は水又は温水で洗浄されている。拭き取りが完了したら、紙取付部4aが開き、紙6aが拭き取りアーム駆動部3による動作によって、落下させられる。この時点では、まだ、フィルムカバー7aが拭き取りアーム4の先端に取り付けられているので、仮に、誤って、この時点で排便がなされたり、排尿がなされたりしたとしても、直接、拭き取りアーム4にこれら汚物が付着することはない。また、臀部に付着した水分が多すぎて、紙6aに多量の水分が付着したとしても、フィルムカバー7aが設けられているので、直接、拭き取りアーム4に汚染した水分が付着するのが防止される。このようにして、拭き取りアーム4は、衛生的な状態に保たれることなる。
拭き取りアーム駆動部3は、排便や排せつが行われない場所まで、拭き取りアーム4を退避させる。カバー部9が出てきて、拭き取りアーム4の先端を上方から覆った状態で、水溶性フィルム取付部4bの開閉手段による締め付けが解かれ、拭き取りアーム4による動作によって、フィルムカバー7aが落下させられる。その後、拭き取りアーム駆動部3は、拭き取りアーム4を待機位置に戻す。
図4は、臀部拭き取り装置1の他の実施形態の機能的構成を示すブロック図である。図5及び図6は、図4に示す臀部拭き取り装置1を用いて、フィルムカバー7a及び紙6aが取り付けられる様子を示す図である。
図4において、臀部拭き取り装置1は、水溶性フィルム取り外し部8を設けることとしている。また、図5に示すように、フィルムカバー7aは、袋状の水溶性フィルムであるとしているので、図1と異なり、拭き取りアーム4に、水溶性フィルム取付部4bを設けない構成としているが、図1と同様に、拭き取りアーム4に、水溶性フィルム取付部4bを設けてもよい。なお、筒状のフィルムカバーが用いられてもよい。
図5(a)に示すように、水溶性フィルム供給部7には、フィルムカバー7aがスタンバイされている。フィルムカバー7aの一方の開口を開けるために、水溶性フィルム供給部7には、二枚の板状部材7b,7bが開口に挿入されている。二枚の板状部材7b,7bの間に、拭き取りアーム4の先端が矢印方向に挿入される。図5(b)は、挿入後の図である。その後、板状部材7b,7bが、図5(c)に示す矢印の方向に退行するこれにより、図5(d)に示すように、フィルムカバー7aが拭き取りアーム4の先端に挿入されることとなる。
図6(a)に示すように、給紙部6によって、紙6aが紙取付部4aの上に載置される。なお、給紙部6には、開閉手段に紙6aを少し押し込むための手段が別途設けられている(図示せず)。その後、紙取付部4aが閉じて、図6(b)に示すように、紙6aが拭き取りアーム4に取り付けられる。このとき、一緒にフィルムカバー7aも紙取付部4aに掴まれることとなる。
このようにして、拭き取りアーム4にフィルムカバー7aと紙6aが取り付けられた状態で、拭き取りアーム駆動部3によって、臀部の拭き取り位置まで、拭き取りアーム4が移動させられて、拭き取り動作が行われる。拭き取り後、拭き取りアーム駆動部3は、誤った排便や排尿によって拭き取りアーム4が汚染しない箇所まで、拭き取りアーム4を移動する。その位置で、制御部2によって、カバー部9が移動させられて、拭き取りアーム4の上方が覆われて、誤った排便や排尿がかからないようになる。その状態で、紙取付部4aが締め付けを解除し、さらに、拭き取りアーム駆動部3によって、拭き取りアーム4が斜め下方に向くように移動し、紙6aとフィルムカバー7aが落下する。なお、図6(c)に示すように、袋状のフィルムカバー7aがうまく落下しない可能性もあるので、水溶性フィルム取り外し部8がフィルムカバー7aを矢印の方向に押すように駆動して、フィルムカバー7aを取り外すようにする。なお、フィルムカバー7aが自然落下する程度の大きさとしておけばよいので、水溶性フィルム取り外し部8は必須構成ではない。
図7は、上記二つの実施形態の動作をまとめたフローチャートである。まず、フィルムカバー7aが取り付けられ(ステップS10)、次に、紙6aが取り付けられ(ステップS11)、拭き取り動作が行われる(ステップS12)。拭き取りが完了すると、紙6aが取り外されて(ステップS13)、カバー部9が駆動して拭き取りアーム4を覆った状態で(ステップS14)、フィルムカバー7aが取り外され(ステップS15)、拭き取りアーム駆動部3が拭き取りアーム4を収納して(ステップS16)、次の拭き取り動作まで待機することとなる。なお、ステップS13とS14は前後してもよい。すなわち、カバー部9が駆動して拭き取りアーム4の汚染を防止する状態にした上で、紙6aとフィルムカバー7aとが取り外されてもよい。
このように、本実施形態では、拭き取りアームをフィルムカバーで覆った上で、紙が取り付けられることとなる。よって、拭き取りアームに、直接、拭き取り時の水分が付着することが防止されるので、拭き取りアームが衛生的に保たれることとなる。また、フィルムカバーが取り付けられた状態で、拭き取りアームは、排便や排尿がかからない位置まで退避してから、フィルムカバーを取り外すこととなるので、拭き取り後に、排便や排尿がなされたとしても、拭き取りアームの汚染が防止されることとなる。特に、カバー部の下で、フィルムカバーを取り外せば、さらに、拭き取りアームの汚染が防止されることとなる。
なお、上記実施形態では、拭き取りアーム4の先端をフィルムで覆う方法として、フィルムを先端に巻き付ける方法、袋状又は筒状のフィルムカバーを先端にセットする方法を例示したが、先端をフィルムで覆う方法であれば、これらに限られるものではない。たとえば、先端よりも大きいシート状のフィルムで先端を覆ってもよいし、4辺の内、2編がシールされているような袋状のフィルムで先端を覆ってもよい。本発明では、拭き取りアーム4の先端をフィルム(好ましくは、水溶性フィルム)で覆った上で、紙を取り付けることができるのであれば、具体的な機構には限定されない。
なお、近年、寝室などで使用できるポータブルタイプのトイレが普及しており、温水洗浄機能を備えたポータブルトイレも普及してきている。そのため、本発明は、ポータブルタイプのトイレにも使用可能である。ポータブルトイレで使用する場合、排泄物は、通常は、バケツに溜められて水洗トイレに流されることとなるので、フィルムカバーは水溶性であるのが好ましいが、排泄物をごみとして廃棄する場合は、フィルムカバーは水溶性である必要はない。よって、本発明のフィルムカバーは、水溶性であることに限定されるものではない。
なお、拭き取りアームに自動で紙を取り付けるだけでなく、手動で紙を取り付ける実施形態も本発明に含まれる。手動で紙を取り付ける形態の場合、使用者がフィルムカバー及び紙を拭き取りアームに取り付けるとよい。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明は、臀部拭き取り装置であり、産業上利用可能である。
1 臀部拭き取り装置
2 制御部
3 拭き取りアーム駆動部
4 拭き取りアーム
4a 紙取付部
4b 水溶性フィルム取付部
5 操作部
6 給紙部
7 水溶性フィルム供給部
8 水溶性フィルム取り外し部
9 カバー部
11 補高部
12 開口

Claims (9)

  1. 臀部の水分を拭き取ることができる臀部拭き取り装置であって、
    紙を取り付ける拭き取りアームと、
    前記拭き取りアームを駆動させる拭き取りアーム駆動部と、
    フィルムで前記拭き取りアームの前記紙を取り付ける部分を覆うためのフィルム供給部とを備え、
    前記フィルムで前記拭き取りアームの前記紙を取り付ける部分を覆った上で、前記紙が前記拭き取りアームに取り付けられることを特徴とする、臀部拭き取り装置。
  2. 前記フィルム供給部は、前記紙を取り付ける部分に前記フィルムを巻き付けることを特徴とする、請求項1に記載の臀部拭き取り装置。
  3. 前記フィルム供給部は、袋状又は筒状のフィルムで前記紙を取り付ける部分を覆うことを特徴とする、請求項1に記載の臀部拭き取り装置。
  4. さらに、前記拭き取りアームの前記紙を取り付ける部分を上方から覆うカバー部を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の臀部拭き取り装置。
  5. 前記カバー部によって、前記紙を取り付ける部分が上方から覆われた状態で、前記フィルムを取り外すことを特徴とする、請求項4に記載の臀部拭き取り装置。
  6. 前記フィルムは、水溶性であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の臀部拭き取り装置。
  7. 拭き取り後、排便又は排尿が前記拭き取りアームにかからない位置まで、前記拭き取りアームを退避させた状態で、前記フィルムを取り外すことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の臀部拭き取り装置。
  8. 紙を取り付けるための拭き取りアームを備える臀部拭き取り装置に用いられるフィルムカバーであって、前記拭き取りアームの前記紙を取り付ける部分を覆うように、袋状又は筒状になっていることを特徴とする、フィルムカバー。
  9. 水溶性であることを特徴とする、請求項7に記載のフィルムカバー。
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