JP2016178147A - 熱電発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の熱電変換モジュールの位置決め並びに熱電変換モジュール間の結線を、迅速、かつ高い信頼性で実施することができる熱電発電装置を提供する。【解決手段】加熱ダクト10と、冷却ダクト20と、これら加熱ダクト10と冷却ダクト20との間に並べられ、互いに電気的に接続される複数の熱電変換モジュール30とを備えた熱電発電装置1において、加熱ダクト10と冷却ダクト20との間に配線基板40を配し、複数の熱電変換モジュール30を、配線基板40に形成した切り抜き部41に嵌め込んで配列する。配線基板40に直列結線のための端子45A,45Bおよび配線46,47を形成しておき、切り抜き部41内に嵌め込んだ熱電変換モジュール30のリード線35A,35Bを端子45A,45Bに接続することで、複数の熱電変換モジュール30を直列に結線することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、熱電変換モジュールに温度差を与えて熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する熱電発電装置に係り、特に、複数の熱電変換モジュールの接続構造に関する。
熱電変換素子に温度差を与えることにより高温側熱源と低温側熱源との間に電位差を生じさせるといったゼーベック効果を利用し、熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する熱電変換式の発電装置が知られている。熱電変換素子は、与えられる温度差が大きいほど発電量が大きくなる特性を有し、通常は複数を電極によって接合した熱電変換モジュールという形態で用いられる(例えば特許文献1等)。
通常の熱電変換モジュールは、4cm角程度の大きさのものが多く、最大でも6cm角程度の大きさである。熱電変換モジュール1つ当たりの出力は数ワット程度であり、産業排熱用や自動車用などの排熱を利用する熱電発電装置においては、多数の熱電変換モジュールを集合させて必要な出力を得ている。その場合、各熱電変換モジュールは互いに直列に結線されることが一般的である。その理由は、熱電変換モジュールが一般的に大電流・低電圧の特性があるため、直列接続により使い易い電圧を得るためである。ただし全ての熱電変換モジュールを直列接続した場合、いずれか1つの熱電変換モジュールが断線すると発電不能となるため、直列接続と並列接続の併用により冗長性を与える結線方法も採用されているが、いずれにしても多数の熱電変換モジュールを所定の結線ルートで接続する必要がある。
特開2014−127617号公報
熱電変換モジュールにはプラス側とマイナス側のリード線が設けられているが、多数の熱電変換モジュールを結線する際には、これらの極性を誤らないことも重要である。その結線作業には、はんだ付けや配線引き回しなど多数の工数を必要とし、1カ所でも配線に不備があると断線や短絡などによって発電不能を招く。また、熱電発電装置を使用中に振動や衝撃によって配線が移動したり脱落し、短絡や断線となるおそれがある。また、熱電発電装置の構造においては、全ての熱電変換モジュールを高温側熱源および低温側熱源の間に位置決めして整列させることが重要な点である。自動車用など量産される熱電発電装置においては、迅速かつ高い信頼性で熱電変換モジュールの結線を行うことが生産性向上の点から重要となるが、現状ではそのような手法は確立されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その主たる課題は、複数の熱電変換モジュールの位置決め並びに熱電変換モジュール間の結線を、迅速、かつ高い信頼性で実施することができ、生産性の向上が図られる熱電発電装置を提供することにある。
本発明の熱電発電装置は、高温側熱源と、低温側熱源と、これら高温側熱源と低温側熱源との間に並べられ、互いに電気的に接続される複数の熱電変換モジュールとを備え、前記高温側熱源と前記低温側熱源とによって前記熱電変換モジュールに温度差が付与されて発電する熱電発電装置において、前記熱電変換モジュールは、所定の配線が施された配線基板に形成された複数の切り抜き部にそれぞれ嵌め込まれて配設されているとともに、前記配線に、前記熱電変換モジュールのリード線と接続するための端子が接続されていることを特徴とする。
本発明では、配線基板には複数の熱電変換モジュールに対応して切り抜き部が形成されており、それら切り抜き部に熱電変換モジュールを嵌め込むことで複数の熱電変換モジュールが位置決めされて整列させられる。そして各熱電変換モジュールのリード線を配線基板の端子に接続することで複数の熱電変換モジュールが結線され、配線基板ごと1つの熱電発電装置として構成される。本発明によれば、配線基板の配線および端子を、切り抜き部に嵌め込む熱電変換モジュールのリード線の位置等に応じて予め設計しておくことで、複数の熱電変換モジュールの位置決め並びに熱電変換モジュール間の結線を、迅速、かつ高い信頼性で実施することができる。
本発明は、前記配線基板が、少なくとも前記高温側熱源または前記低温側熱源のいずれか一方に設置されている形態を含む。また、前記配線基板が、前記高温側熱源と前記低温側熱源との間の空間に支持されている形態を含む。
本発明によれば、複数の熱電変換モジュールの位置決め並びに熱電変換モジュール間の結線を、迅速、かつ高い信頼性で実施することができ、生産性の向上が図られる熱電発電装置が提供されるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る熱電発電装置の平面図である。 図1のII−II断面図である。 一実施形態の発電装置が具備する熱電変換モジュールの斜視図である。 同熱電変換モジュールの側面図である。 一実施形態を基本構成とする他の実施形態の発電装置の平面図である。 配線基板の設置箇所を変更した他の実施形態であって、配線基板を(a)加熱ダクトに設置した形態の断面図、(b)加熱ダクトと冷却ダクトの間の空間に設置した形態の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
[1]熱電発電装置の構成
図1および図2は、本発明を適用した一実施形態に係る熱電発電装置1を示している。この発電装置1は、図2に示すように上下に離間して配設される加熱ダクト(高温側熱源)10および冷却ダクト(低温側熱源)20と、これら加熱ダクト10と冷却ダクト20との間に並べられ、互いに電気的に接続される複数の熱電変換モジュール30と、熱電変換モジュール30の配列および電気的接続の機能を果たす配線基板40とを備えている。
加熱ダクト10は、扁平状で矩形状に形成されており、内部に加熱媒体が流される。また、冷却ダクト20も、扁平状で矩形状に形成されており、内部に冷却媒体が流される。熱電変換モジュール30は、これら加熱ダクト10と冷却ダクト20とによって温度差が与えられることによって発電する。
本実施形態の発電装置1は、高温排熱用、あるいは極低温用などの用途に適用される。高温排熱用に適用される場合においては、加熱ダクト10内には例えば自動車エンジンの排気ガス、工場やゴミ焼却炉等で発生する排熱ガス等の加熱媒体が流され、冷却ダクト20内には水などの冷却媒体が流される。また、極低温用に適用される場合においては、加熱ダクト10内には例えば室温の水などが流され、冷却ダクト20内には例えば極低温の液化天然ガス(LNG)や液体水素等が流される。以下の説明では、発電装置1は高温排熱用に適用されるものとする。
冷却ダクト20の上面には矩形状の配線基板40が載置されており、個々の熱電変換モジュール30は、配線基板40に形成された切り抜き部41にそれぞれ嵌め込まれることにより冷却ダクト20上に配列されている。この場合、図1に示すように熱電変換モジュール30は複数が縦に配列された縦列が横2列に設けられている。なお、配線基板40が冷却ダクト20上に設置されているのは、配線基板40が加熱ダクト10から熱影響を受け難くする観点からである。
図2に示すように、冷却ダクト20は、内部に仕切り221によって冷却媒体通路222が区画された箱状のダクト本体22を蓋体23で閉じた構成のものである。蓋体23は、ダクト本体22の上縁部223に形成された段部224に嵌合されて固定されている。上縁部223の外周側は蓋体23よりも上方に突出する枠部225を有している。
熱電変換モジュール30は、図3および図4に示すように、マトリクス状に配列され、温度差が与えられることで発電する複数の熱電変換素子31と、これら熱電変換素子31を直列に接続する高温側電極32および低温側電極33とからなるもので、全体として矩形状に形成されている。なお、図1および図2では熱電変換モジュール30を簡略化して示している。熱電変換素子31は、例えば、シリコン−ゲルマニウム系、マグネシウム−シリサイド系、マンガン−シリサイド系、鉄−シリサイド系、ビスマス−テルル系等の、ゼーベック効果により温度差に応じた起電力を発生するものが適宜用いられる。
各電極32,33は銅板等からなるもので、熱電変換素子31はそれら電極32,33を介して交互に直列に接続されている。高温側電極32は、隣接する一対の熱電変換素子31の上面間に架け渡されて固定され、それら一対の熱電変換素子31を接続している。また、低温側電極33は、隣接する一対の熱電変換素子31の下面間に架け渡されて固定され、それら一対の熱電変換素子31を接続している。
図3に示すように、1つの熱電変換モジュール30においては、四辺の端縁のうちの1つの端縁の両端部から接続用の+(プラス)/−(マイナス)のリード線35A,35Bが引き出されている。一対のリード線35A,35Bは例えば銅線の撚り線等からなるもので、低温側の電極33に接続されている。各リード線35A,35Bの設置箇所は、設置される端縁を上下方向に沿わせて配置した場合において、例えば上端部にプラス側リード線35A、下端部にマイナス側リード線35Bというように統一されている。
本実施形態の熱電変換モジュール30は、上下両方の電極32,33が露出しているが、上下の電極32,33の露出面に放熱用のセラミック板を積層して電極32,33および熱電変換素子31を挟んだ構成のものや、上下いずれか一方の電極32(33)にセラミック板を積層した構成のものを採用してもよい。その場合のセラミック板は、上側の全ての電極32および下側の全ての電極33の露出面をそれぞれカバーし得る大きさの矩形状のものとされる。
配線基板40には、1つの熱電変換モジュール30が嵌め込まれる上記切り抜き部41が縦横に整列した状態に複数形成されている。この場合、切り抜き部41は図1に示すように複数が配列された縦列が横2列に設けられている。
切り抜き部41は熱電変換モジュール30を位置決めする孔であって、熱電変換モジュール30の外形平面寸法よりも僅かに大きい寸法の矩形状に形成されている。切り抜き部1は、熱電変換モジュール30が嵌め込まれた状態で、その熱電変換モジュール30の外形縁との間に例えば0.1〜1.0mmの間隔が空く程度の大きさとされる。熱電変換モジュール30が上記セラミック板を具備したものの場合には、切り抜き部41の大きさはそのセラミック板よりも僅かに大きなものとされる。
配線基板40は複数の切り抜き部41が形成されることで、切り抜き部41間の仕切り部42と外周余縁部43とを有する。切り抜き部41間の間隔すなわち仕切り部42の幅は等しく設定されている。配線基板40の外形寸法は、冷却ダクト20の蓋体23上に載置可能なものとされる。配線基板40は蓋体23の上面に載置され、ダクト本体22の枠部225内に配される。配線基板40は枠部225によって冷却ダクト20上からのはみ出しや脱落が防がれるようになされている。なお、配線基板40は、必要に応じて蓋体23上に接着等の手段で固定される場合もある。
横2列に形成された複数の切り抜き部41には、図1に示すようにリード線35A,35Bを外側方、すなわち左側の切り抜き部41では左方に、右側の切り抜き部41では右方に向けて、熱電変換モジュール30が嵌め込まれて配置される。各熱電変換モジュール30は、低温側の電極33の下面が冷却ダクト20の蓋体23上に載置される。配線基板40には、このように切り抜き部41に配置される熱電変換モジュール30を直列に結線する端子45A,45Bと配線46,47とが、切り抜き部41に対応して外周余縁部43に形成されている。
端子45A,45Bは、切り抜き部41に配置される熱電変換モジュール30の各リード線35A,35Bの直下に当たる位置に上下一対に形成され、リード線35A,35Bの極性に対応してプラス側端子45Aとマイナス側端子45Bとに分けられる。そして、1つの切り抜き部41に対応するプラス側端子45Aと、図1において縦方向(上下方向)に隣接する切り抜き部41に対応するマイナス側端子45Bとが、配線46を介して接続されている。また、図1において上端部に形成された左側のマイナス側端子45Bと右側のプラス側端子45Aとが、上端部の外周余縁部43に形成された比較的長い配線47によって接続されている。端子45A,45Bおよび配線46,47は、接着または埋め込み等の手段によって配線基板40に形成される。さらに、下端部の左側のプラス側端子45Aと右側のマイナス側端子45Bには、外部に延びるプラス側外部接続配線48Aとマイナス側外部接続配線48Bとがそれぞれ接続されている。
配線基板40はこのように端子45A,45Bおよび配線46,47,48A,48Bを具備し、これら端子45A,45Bおよび配線46,47,48A,48Bにより、配線基板40は切り抜き部41に配置される熱電変換モジュール30を介してプラス側外部接続配線48Aからマイナス側外部接続配線48Bにわたって直列の電気接続がなされるように設計されている。
なお、配線基板40の材質であるが、配線基板40には端子45A,45Bおよび配線46,47が形成されることから、電気絶縁性を有する材料が選択される。また、後述するリード線35A,35Bのはんだ付けによる熱影響を受けない程度の耐熱性も必要となる。
また、端子45A,45Bおよび配線46,47の形成方法としては、接着または埋め込みの他に、配線基板40上の全面に銅などをスパッタリングなどの方法で層状化させ、次いで不要部分をエッチングで除去して端子45A,45Bおよび配線46,47を残存形成するエッチング法や、3Dプリンタによる形成などが挙げられる。
上記配線基板40に対し、熱電変換モジュール30は、低温側電極33を下側に配し、かつ上記のようにリード線35A,35Bを外側方に向けた状態で、冷却ダクト20の上面に載置された配線基板40の全ての切り抜き部41内に嵌め込まれる。これによりそれら熱電変換モジュール30は、冷却ダクト20上にマトリクス状に位置決めされて配列される。
この配列状態で、各熱電変換モジュール30のプラス側リード線35Aは配線基板40のプラス側端子45Aの上方に配置され、マイナス側リード線35Bは配線基板40のマイナス側端子45Bの上方に配置される。それら対となるプラス側リード線35Aとプラス側端子45A、およびマイナス側リード線35Bとマイナス側端子45Bは、例えばはんだ付け等の手段でそれぞれ結線される。このように結線されることにより、複数の熱電変換モジュール30が各端子45A,45Bおよび各配線46,47を介して直列に接続される。なお、端子45A,45Bへのリード線35A,35Bの結線方法は、はんだ付け以外の適宜な手段であってもよい。
上記のように冷却ダクト20上に設置された複数の熱電変換モジュール30上に、上記加熱ダクト10が設置されて発電装置1が構成される。加熱ダクト10は、熱電変換モジュール30の全ての高温側の電極32に接触可能な大きさを有している。加熱ダクト10と冷却ダクト20は熱電変換モジュール30をある程度の応力で挟持するように組まれる。また、必要に応じて、高温側の電極32と加熱ダクト10との間、および低温側の電極33と冷却ダクト20との間に、カーボンシート等の緩衝材が挟まれる。
[2]発電装置の発電作用
上記構成からなる発電装置1は、加熱ダクト10内に加熱媒体が流され、冷却ダクト20内に水などの冷却媒体が流される。すると熱電変換モジュール30の熱電変換素子31は、上側が加熱ダクト10により加熱され、かつ、下側が冷却ダクト20により冷却される。これにより熱電変換素子31に温度差が与えられて熱電変換素子31が発電し、発電装置1が稼働状態となる。発電された電気は、直列に接続された各熱電変換モジュール30を経て外部接続配線48A,48Bから取り出される。
[3]実施形態の作用効果
上記実施形態の発電装置1は、冷却ダクト20上に設置した配線基板40の各切り抜き部41に個々の熱電変換モジュール30を嵌め込むことで、これら熱電変換モジュール30を冷却ダクト20上に整列して設置することができる。そして設置した後に各熱電変換モジュール30の、プラス側リード線35Aをプラス側端子45Aに、マイナス側リード線35Bをマイナス側端子45Bにそれぞれに接続するだけで、熱電変換モジュール30間の直列結線を完了させることができる。したがって、組み立て工程における熱電変換モジュール30の位置決め並びに熱電変換モジュール30間の直列結線を、迅速で低コスト、かつ高い信頼性で実施することができ、生産性の向上が図られる。
[4]他の実施形態
本発明においては、熱電変換モジュール30の配列形態は任意である。図5は、20個の熱電変換モジュール30を、縦列5個/横列4個に配列した形態であり、配線基板40にはその配列に応じた切り抜き部41が形成されている。そして、左側の縦2列と右側の縦2列とがそれぞれ1つのブロックとされてブロックごとに熱電変換モジュール30が端子45A,45Bおよび配線46,47によって直列に接続され、ブロック間が配線46bによって接続されている。そして、熱電変換モジュール30で発電された電気は、外部接続配線48A,48Bから取り出される。
上記一実施形態では、配線基板40は、加熱ダクト10からの熱影響を受け難くするという観点から冷却ダクト20上に設置されているが、配線基板40は装置の用途、すなわち加熱ダクト10あるいは冷却ダクト20の温度に応じて適宜に配置される。例えば、冷却ダクト20内に流される冷却媒体として液化天然ガス(LNG)や液体水素等が用いられ、加熱ダクト10内に流される加熱媒体が室温とされることで熱電変換モジュール30に温度差を与える極低温用の場合には、冷却ダクト20の極低温の影響を配線基板40が受けることのないように、図6(a)に示すように加熱ダクト10に配線基板40を固定することが望ましい。また、加熱ダクト10と冷却ダクト20の双方からの熱影響を受け難くする場合には、例えば図6(b)に示すように、加熱ダクト10と冷却ダクト20との間の空間にスペーサ29を介して配線基板40を冷却ダクト20から浮上させて支持し、配線基板40を加熱ダクト10と冷却ダクト20から離間させた構成にするとよい。
なお、図1および図5に示す配線基板40では、複数の熱電変換モジュール30がマトリクス状に整列されているが、配線基板の切り抜き部は、このような実施例に限定されない。例えば加熱ダクトや冷却ダクトの上流側または下流側に熱電変換モジュールを意図的に密集配置するなどの実施例もあり得る。また、切り抜き部41は、全て同一形状や同一の大きさである必要はない。例えば、加熱ダクトの上流側に高温用モジュールを設置し、加熱ダクトの下流側に低温用モジュールを設置する構成では、高温用モジュールと低温用モジュールの形状や寸法が異なる場合もあり得る。また熱電変換モジュールは正方形や長方形以外に、多角形や円形、楕円形状もあるため、切り抜き部41はこれらモジュールの形状に沿った形状とすべきである。
1…熱電発電装置
10…加熱ダクト(高温側熱源)
20…冷却ダクト(低温側熱源)
30…熱電変換モジュール
35A,35B…リード線
40…配線基板
41…切り抜き部
45A,45B…端子
46,46b,47…配線

Claims (3)

  1. 高温側熱源と、低温側熱源と、これら高温側熱源と低温側熱源との間に並べられ、互いに電気的に接続される複数の熱電変換モジュールとを備え、前記高温側熱源と前記低温側熱源とによって前記熱電変換モジュールに温度差が付与されて発電する熱電発電装置において、
    前記熱電変換モジュールは、所定の配線が施された配線基板に形成された複数の切り抜き部にそれぞれ嵌め込まれて配設されているとともに、前記配線に、前記熱電変換モジュールのリード線と接続するための端子が接続されていることを特徴とする熱電発電装置。
  2. 前記配線基板は、少なくとも前記高温側熱源または前記低温側熱源のいずれか一方に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の熱電発電装置。
  3. 前記配線基板は、前記高温側熱源と前記低温側熱源との間の空間に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の熱電発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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