JP2016177270A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電ローラの端部付近で感光体ドラムの感光層が局部的に削れること防止し、尚且つ、精度の高いATVC制御を実行できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置Aであって、感光体ドラム5の回転軸方向において、感光体ドラム5の表面の帯電ローラ6により帯電される帯電領域は、一次転写ローラ17に電圧を印加したときに電流が流れる転写領域より広く、遮蔽部材100は、感光体ドラム5の回転軸方向に関して、感光体ドラム5の表面の帯電領域の両端部を含む帯電領域の内側で転写領域よりも外側の領域へ光源20から照射される除電光Lの光量を低下させ、転写領域の内側へ光源20から照射される除電光Lの光量を低下させない。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。また、画像形成装置に組み込まれるプロセスカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、オゾン抑制の観点から、感光体ドラムを帯電させる帯電部材として、導電性部材を感光体ドラムに接触させて帯電させる接触帯電方式の帯電ローラが広く用いられている。この帯電ローラによる帯電時、帯電ローラから感光体ドラムに対して放電が発生する。そして、帯電ローラの回転軸方向の端部(以下、単に端部という)から感光体ドラムへの放電量は、同方向の中央部(以下、単に中央部という)から感光体ドラムへの放電量に比べて多くなる。これは、帯電ローラの端部付近では帯電ローラと感光体ドラムとの接触部付近の放電に加えて、帯電ローラの端面からも放電が行われるためである。
ここで、放電量が多くなるにつれて感光体ドラム表面の削れ量は多くなる。このため、感光体ドラムの回転軸方向では、帯電ローラの中央部付近に比べて、端部付近の方が表面が削れ易くなる。従って、この様に感光体ドラム表面の帯電ローラ端部付近で削れ易い状態が続くと、感光層の膜厚が局部的に削れて耐圧性が低下する。そして、この状態で帯電を行うと、局部的に削れた部分に電流が集中してその周囲に帯電できない領域が生まれ、リーク画像を発生させるおそれがあった。
これに対し、帯電ローラの端部付近で生じる感光体ドラム表面の局部的な削れを抑制する方法が提案されている。例えば特許文献1では、前露光装置が感光体ドラム表面に照射する除電光のうち、帯電ローラの両端部付近に照射される除電光を遮蔽部材で遮蔽する構成とした。これにより、帯電ローラの両端部付近では除電光が照射されず、感光体ドラムを再度帯電させる際に帯電ローラの両端部とその付近の感光体ドラムとの電位差が小さくなり、放電を抑制することが可能となる。
特開2008−52207号公報
カラー画像が形成可能な中間転写方式の画像形成装置では、中間転写ベルトに画像を一次転写する際に一次転写ローラや中間転写ベルトの抵抗値の耐久変動や環境変動に対応して適切な転写電圧を設定する制御方法がある。この制御方法としては、ActiveTransfer Voltage Control制御法(以下、ATVC制御という)が広く知られている。このATVC制御とは、始めに、非画像形成時に帯電した感光体ドラムに対して一次転写ローラから定電圧制御された数種類の電圧を印加して、そのときに流れる電流値から一次転写ローラや中間転写ベルトの抵抗値を測定して適正な転写電圧値を設定する。そして、トナー像を中間転写ベルトへ転写する際に、適正値に設定された転写電圧を定電圧制御して一次転写ローラに印加する制御方法である。
しかしながらこのATVC制御を行う場合に、特許文献1の構成では感光体ドラム側に流れる電流が安定せず、精度の高いATVC制御を実行できない場合がある。これは、特許文献1では帯電ローラ付近の感光層の局部的な削れを防止することを目的としており、一次転写ローラに電圧を印加したときに感光体ドラムの回転軸方向の電流が流れる領域(転写領域)を考慮していない。従って、後述する理由により帯電後に転写領域内で電位差が生じ得るためである。
このように帯電後に転写領域内で電位差が生じる理由は以下の通りである。すなわち、帯電ローラ両端部付近の遮蔽部材によって除電光が照射されない領域では放電が抑制される。一方、その他の領域では放電が行われる。従って、除電光が遮蔽された領域は、除電光が照射された領域に比べて感光体ドラム表面の削れが少ない状態となる。そして、この削れ量に差がある状態で画像形成を続けていくと感光層の膜厚の差が大きくなっていき、この膜厚差が大きい状態で感光体ドラムを帯電させると膜厚差に応じた電位差が生じてしまう。特に、感光体ドラムの寿命末期段階では感光層の膜厚差が非常に大きい状態となり、長寿命化された感光体ドラムにおいてはさらに顕著なものとなる。このため、転写領域内で除電光が照射される領域と遮蔽される領域が存在する場合、これらの間で膜厚差が生じて帯電後の表面電位に電位差が発生してしまう。
そこで本発明の目的は、帯電ローラの端部付近で感光体ドラムの感光層が局部的に削れること防止し、尚且つ、精度の高いATVC制御を実行できる画像形成装置を提供することである。
この目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する回転可能な像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電部材と、転写電圧を印加して前記像担持体が担持するトナー像を被転写媒体に転写する転写部材と、前記像担持体の表面へ照射されることで、前記トナー像の転写後に前記像担持体の表面に残留した電荷を除電する光を発する光源と、前記光源から発せられて前記像担持体へ照射される光の光量を低下させる光量低下部材と、を有する画像形成装置であって、前記像担持体の回転軸方向において、前記像担持体の表面の前記帯電部材により帯電される帯電領域は、前記転写部材に電圧を印加したときに電流が流れる転写領域より広く、前記光量低下部材は、前記像担持体の回転軸方向に関して、前記像担持体の表面の前記帯電領域の両端部を含む前記帯電領域の内側で前記転写領域よりも外側の領域へ前記光源から照射される光の光量を低下させ、前記転写領域の内側へ前記光源から照射される光の光量を低下させないことを特徴とする。
このような構成により、感光体ドラムの転写領域内では一様に除電が行われるため、帯電直前において転写領域内に電位差が生じない。従って、帯電時に転写領域内で放電量の差がなくなり、感光体ドラム表面の削れ量に差が生じない。このため、長期利用されて感光層が削れた場合であっても削れ量が均一のため、帯電後の感光体ドラムの転写領域内で電位差が生じない。従って、ATVC制御を行う場合に感光体ドラム5側の電流が流れる領域で電位差が生じていないため、精度の高いATVC制御を行うことができる。
また、帯電ローラの両端部付近では除電光が遮蔽されるため、帯電時に帯電ローラの両端部とその付近の感光体ドラムとの電位差が小さくなり、放電を抑制することができる。従って、帯電ローラの端部付近で感光体ドラムの感光層が局部的に削れること防止でき、リーク画像が発生することを防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の断面概略図である。 本発明に係る転写電圧の制御方法を説明するための図である。 本発明に係る前露光装置の構成を説明する図である。 本発明に係る遮蔽部材の構成を説明する図である。 本発明に係る遮蔽部材の除電光を遮蔽する領域を説明する図である。 本発明に係る遮蔽部材の除電光を遮蔽する領域を説明する図である。 本発明に係る画像形成装置が間欠印字したときの感光層の削れ量の実験結果を示すグラフである。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明に係る画像形成装置Aの全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る画像形成装置Aは、感光体ドラムを一列に並べたインライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザープリンタである。図1に示す様に、画像形成装置Aはシートにトナー像を転写する画像形成部と、画像形成部へシートを供給するシート給送部と、シートにトナー像を定着させる定着部と、を備えている。
画像形成部は、画像形成装置A本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ4、中間転写ユニット10、前露光装置2(除電手段)、レーザスキャナユニット9を備えている。
プロセスカートリッジ4は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色毎に対応するプロセスカートリッジ4y、4m、4c、4kが一列に並列している。また各プロセスカートリッジ4は、有機光導電層(感光層)を有し、回転可能に設けられた像担持体としての感光体ドラム5(5y、5m、5c、5k)を備える。また、感光体ドラム5と対向して設けられ、感光体ドラム5に接触して帯電させる帯電部材としての帯電ローラ6(6y、6m、6c、6k)を備える。また、現像装置7(7y、7m、7c、7k)、クリーニングブレード8(8y、8m、8c、8k)、遮蔽手段としての遮蔽部材100(100y、100m、100c、100k)を備える。
前露光装置2(2y、2m、2c、2k)は、転写プロセス後に次回の画像形成に備えて感光体ドラム5表面にある残留電荷を除電するため、感光体ドラム5の回転方向に略直交する方向から感光体ドラム5表面に対して除電光Lを照射する。
遮蔽部材100は、前露光装置2が照射する除電光Lの照射領域を規制する。
また、中間転写ユニット10は、転写部材としての一次転写ローラ17(17y、17m、17c、17k)、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、テンションローラ13、二次転写対向ローラ14a、クリーニング装置18を備える。
中間転写ベルト11は無端円筒状ベルトであって、感光体ドラム5と当接し、駆動ローラ12がモータ(不図示)などの駆動源から回転力を受けることにより図1に示す矢印Xの方向に回転する。また中間転写ベルト11は、駆動ローラ12、テンションローラ13、二次転写対向ローラ14aによって張架されている。
一次転写ローラ17は、中間転写ベルト11を介して各感光体ドラム5と接触して並設され、中間転写ベルト11を感光体ドラム5方向に押圧し、中間転写ベルト11と感光体ドラム5とが当接する一次転写部N1を形成する。
画像形成に際しては、制御部(不図示)がプリント信号を発すると、給送ローラ3によってシート積載部1に積載収納されたシートが画像形成部に送り出される。
一方、感光体ドラム5は帯電ローラ6によって表面を帯電させられる。そして、レーザスキャナユニット9が、内部に備える不図示の光源からレーザ光を出射し、レーザ光を感光体ドラム5上に照射する。これにより感光体ドラム5の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像を現像装置7によって現像することで感光体ドラム5上にトナー像が形成される。各プロセスカートリッジ4の感光体ドラム5上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ17にトナーと逆極性の転写バイアスが印加されることで、一次転写部N1で被転写媒体である中間転写ベルト11にそれぞれ一次転写される。その後、中間転写ベルト11が図1に示す矢印Xの方向に回転し、一次転写されたトナー像が中間転写ベルト11の回転によって回転方向下流に移動する。その後、トナー像は二次転写対向ローラ14aと二次転写ローラ14bとで形成される二次転写部N2に到達し、ここでトナー像がシートに転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着器15に送られ、加熱、加圧されてトナー像がシートに定着された後、排出ローラ16によって搬送されて排出部に排出される。
画像形成後(感光体ドラム5に担持されたトナー像の転写後)は、前露光装置2から感光体ドラム5表面に対して除電光Lが照射されて感光体ドラム5表面の残留電荷が除電されることで、次回の画像形成に備える。
<ATVC制御について>
次に、本実施形態において一次転写時に実施するATVC制御について説明する。
ATVC制御とは、始めに、非画像形成時に一次転写ローラ17に対し、転写電源(電圧印加手段)を制御して定電圧制御された電圧を、出力電圧値を変化させながら印加する。次に、そのときに流れる電流値から一次転写ローラ17や中間転写ベルト11の抵抗値を測定し、トナー像をシートへ転写する際にその抵抗値に応じた適正な転写電圧を定電圧制御によって一次転写ローラ17に印加する制御方法である。
具体的には、まず帯電ローラ6によって感光体ドラム5を帯電させた後、図2に示す様に、一次転写ローラ17に対して所定の数種類の電圧(V1、V2、V3)を印加して感光体ドラム5側に電流を流す。このとき、この電圧値(V1、V2、V3)に対応した電流値(I1、I2、I3)を不図示の電流値センサ(電流値検知手段)により検知する。そして、これらの検知結果から目標転写電流Itargetに対応する目標転写電圧Vtarget(適正値)を算出し、これを一次転写ローラ17の転写電圧として設定する。
なお、ATVC制御により転写電圧を設定するタイミングとしては、一次転写ローラ17や中間転写ベルト11の抵抗値の耐久変動、環境変動に対応する為に画像形成直前に行う。また転写電圧の設定は、各色毎に独立で行っても、ある一色の一次転写部で行ってもよい。
また、ここでは一次転写ローラ17に印加する転写電圧値について説明したが、ATVC制御は二次転写ローラ14bに印加する転写電圧値を設定することも可能である。また、中間転写方式の画像形成装置だけでなく、感光体ドラムと転写ローラから形成される転写ニップ部でシートに対して直接トナー像を転写する構成の画像形成装置の転写電圧値を設定することも可能である。
<前露光装置及び遮蔽部材>
次に、本実施形態の前露光装置2及び遮蔽部材100の構成について詳しく説明する。
前露光装置2は、図3に示す様に、基板19上に等間隔で光源20を配置した構成である。本実施形態では光源20として駆動電圧が小さく、小型化が容易なチップ型LEDを用いる。また、各光源の間隔は28.5mmとする。しかしこれに限らず、光源20はライトガイドを用いた方式やハロゲンランプ用いた方式などであってもよい。
遮蔽部材100は、図4に示す様に、前露光装置2が照射する除電光Lの照射領域を規制するため、除電光Lの光路上に設けられる。なお、遮蔽部材100をプロセスカートリッジ4内に設けることで、感光体ドラム5と遮蔽部材100との距離が近くなり、より遮蔽精度が高まる。
また、遮蔽部材100は感光体ドラム5の回転軸方向における帯電領域の両端部を含む帯電領域の内側であって、転写領域の外側に照射される除電光Lを遮蔽して光量を低下させるように設ける。以下、理由とともに詳しく説明する。
まず図5に示す様に、レーザスキャナユニット9が感光体ドラム5を露光する露光領域をWaとする。また、感光体ドラム5の回転軸方向Rにおいて、一次転写ローラ17に電圧を印加したときに電流が流れる転写領域をWbとする。また、感光体ドラム5の回転軸方向Rにおいて、帯電ローラ6により帯電された帯電領域をWcとする。また、感光体ドラム5表面の除電光Lが照射される照射領域をWsとする。また、複数の光源20のうち回転軸方向Rに関する位置が転写領域Wbと重複するものを第1光源20aとし、転写領域Wbと重複しない(転写領域Wbよりも外側の領域と重複する)ものを第2光源20bと称す。
このとき、Wa<Wbの関係が成立する。すなわち、転写領域はレーザスキャナユニット9による感光体ドラム5の露光領域よりも広い。これは、露光領域が画像形成領域となるため、トナー像が転写される転写領域は少なくても画像形成領域以上でなければならないためである。
また、Wb<Wcの関係が成立する。これは、感光体ドラム5の回転軸方向Rにおける帯電領域の内側であって、転写領域の外側に照射される除電光Lを遮蔽部材100が遮蔽するためには、帯電領域が転写領域よりも広い必要があるためである。
ここで、除電光Lが照射される照射領域Wsについて、Wb<Ws<Wcが成立するように遮蔽部材100を設ける。回転軸方向Rに関して、照射領域Wsは遮蔽部材100の内側の端部間の距離に相当する。すなわち、感光体ドラム5の回転軸方向Rにおいて、帯電領域の内側であって転写領域の外側に照射される除電光Lを遮蔽するように遮蔽部材100を設ける。このとき、特に感光体ドラム5の回転軸方向Rの帯電領域の両端部に照射される除電光Lを遮蔽するように遮蔽部材100を設ける。つまり遮蔽部材100は、回転軸方向Rに関して、帯電領域Wcの両端部を含む帯電領域Wcの内側で且つ転写領域Wbよりも外側の領域に対向する位置にのみ配置されている。また、遮蔽部材100は、回転軸方向Rに関して第1光源20aと重複しない位置に配置されている。また、遮蔽部材100は、回転軸方向Rに関して第2光源20bと少なくとも一部が重複する位置に配置されている。
なお本実施形態では、回転軸方向Rに関して、感光体ドラム5の帯電領域Wcの幅は228mmであり、転写領域Wbの幅は224.3mmであり、照射領域Wsは226.4mmである。
このような構成により、感光体ドラム5の転写領域内では除電光Lが遮蔽されないため、転写領域内で一様に除電が行われ、帯電直前において転写領域内で電位差が生じない。従って、帯電時に転写領域内で放電量に差がなくなり、感光体ドラム5表面の削れ量に差が生じない。このため、長期利用されて感光層が削れた場合であっても、転写領域内で感光層が均一に削れるため、帯電後の転写領域内で電位差が生じない。従って、ATVC制御を行う際に感光体ドラム5の転写領域内で電位差が生じていないため、精度の高いATVC制御を行うことができる。
また、帯電ローラ6の両端部付近に照射される除電光Lは遮蔽されるため、帯電時に帯電ローラ6両端部とその周囲の感光体ドラム5との電位差が小さくなり、放電を抑制することができる。従って、帯電ローラ6の両端部付近で感光体ドラム5の感光層が局部的に削れること防止でき、リーク画像が発生することを防止することができる
なお、遮蔽部材100は除電光Lを完全に遮断する部材だけでなく、除電光Lの光量を低下させる部材も含まれる。すなわち、帯電時において帯電ローラ6両端部とその周囲の感光体ドラム5との電位差を小さくして放電量を抑制する効果を奏するものであればよい。つまり遮蔽部材100は光源20から感光体ドラム5へ照射される光量を低下させる光量低下部材である。
また、本実施形態の画像形成装置Aは接触方式の帯電ローラ6及び一次転写ローラ17を用いるため、帯電領域とは帯電ローラ6と感光体ドラム5とが接触する領域を意味する。また、転写領域とは一次転写ローラ17と感光体ドラム5とが中間転写ベルト11を介して接触する領域を意味する。
<実験結果>
以下、間欠印字した際の感光体ドラム5の感光層の削れ量の比較実験の結果を示す。この実験において、感光体ドラム5の回転軸方向Rにおける帯電領域の両端部を含む帯電領域の内側であって、転写領域の外側に照射される除電光Lを遮蔽部材100により遮蔽した本実施形態の構成の画像形成装置Aを「実施形態」とする。また、遮蔽部材100を設けない構成を「比較例1」とする。また図6に示す様に、感光体ドラム5の回転軸方向Rにおいて転写領域の内側に照射される除電光Lを遮蔽部材100により遮蔽した構成を「比較例2」とする。
また実験条件として、実験環境は15.0℃、10%Rhの状態で画像形成装置を1日放置して当該実験環境になじませた後、1万枚を印字した後に実験を行った。また実験内容としては、画像比率が2%の横線の記録画像を2枚毎に間欠的に通紙して1万枚を印字し、実験初期の表面膜厚と1万枚を印字した後の表面膜厚との差から感光層の削れ量を算出した。
この結果、図7に示す様に、比較例1の構成では帯電ローラ6の端部付近で感光層が大きく削れ、結果として感光層の局部的な削れが発生した。これは、遮蔽部材100を設けていないため、帯電ローラ6端部付近で強い放電が発生したためである。このような状態で長期間画像形成を続けるとリーク画像が発生してしまう。なお、感光体ドラムの回転方向に直交する方向とは回転軸方向Rに平行な方向である。
また、比較例2の構成では、遮蔽部材100を設けることで帯電ローラ6端部付近の局所的な感光層の削れは解消された。しかし、転写領域内に照射される除電光Lを遮蔽部材100により遮蔽したため、転写領域内で感光層の削れ量が少ない領域が部分的に発生した。このような状態で長期間画像形成を続けるとATVCの精度が低下してしまう。
一方、実施形態の構成では、帯電ローラ6の端部付近で感光層の局所的な削れが解消された。尚且つ、転写領域内で感光層の削れ量はほぼ均一となった。従って、長期間画像形成を続けた場合でも、リーク画像の発生を防止でき、尚且つ、精度の高いATVCを行うことができる。
なお、本実施形態においては、転写領域内で感光体ドラム5の感光層の削れ量の均一さが良好な精度のATVCを実行可能な一定レベルとなるのであれば、遮蔽部材100によって転写領域内に照射される除電光Lの一部を遮蔽する構成であってもよい。本実施形態においては、遮蔽部材100が第2光源20bから転写領域Wbに照射される除電光Lの少なくとも一部を遮蔽していてもよい。このような構成であっても、転写領域Wbには第1光源20aから発せられる除電光Lが主として照射されるため、転写領域Wb内で感光体ドラム5の感光層の削れ量の均一さを良好な精度のATVCを実行可能な一定レベル以上とすることができる。また、このような構成であれば、第1光源20aから発せられ、帯電領域の両端部へ照射される除電光Lをより遮蔽することができる。
なお、本実施形態においては画像形成装置A本体に前露光装置2を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、プロセスカートリッジ4内に前露光装置2を設ける構成としてもよい。遮蔽部材100の位置は前露光装置2の位置との相対的な位置関係で決まるため、両者をプロセスカートリッジ4内に設けることで、除電光Lの照射領域を規制し易くなる。
また、本実施形態においては遮蔽部材100をプロセスカートリッジ4内に設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像形成装置A本体に遮蔽部材100を設ける構成としてもよい。これにより、消耗品であるプロセスカートリッジ4内に遮蔽部材100を設ける構成に比べて製造コストを低下できる。
また、本実施形態においては、カラー画像が形成可能な中間転写方式の画像形成装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、モノクロ画像が形成可能な画像形成装置にも適当することができる。この場合、中間転写ベルトを用いずに、感光体ドラムと転写ローラから形成される転写ニップ部においてシートに直接トナー像を転写する構成となる。従って、この場合における転写領域内とは、転写ローラと感光体ドラムとが直接接触している領域、或いはシートを介して接触している領域をいう。
さらに、画像形成装置はプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機などでもよい。また、記録剤担持体を使用し、記録剤担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ね合わせて転写する画像形成装置であってもよい。
1…シート積載部
2…前露光装置
3…給送ローラ
4…プロセスカートリッジ
5…感光体ドラム
6…帯電ローラ
7…現像装置
8…クリーニングブレード
9…レーザスキャナユニット
10…中間転写ユニット
11…中間転写ベルト
12…駆動ローラ
13…テンションローラ
14a…二次転写対向ローラ
14b…二次転写ローラ
15…定着器
16…排出ローラ
17…一次転写ローラ
18…クリーニング装置
19…基板
20…光源
100…遮蔽部材
A…画像形成装置
L…除電光

Claims (6)

  1. トナー像を担持する回転可能な像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部材と、
    転写電圧を印加して前記像担持体が担持するトナー像を被転写媒体に転写する転写部材と、
    前記像担持体の表面へ照射されることで、前記トナー像の転写後に前記像担持体の表面に残留した電荷を除電する光を発する光源と、
    前記光源から発せられて前記像担持体へ照射される光の光量を低下させる光量低下部材と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記像担持体の回転軸方向において、前記像担持体の表面の前記帯電部材により帯電される帯電領域は、前記転写部材に電圧を印加したときに電流が流れる転写領域より広く、
    前記光量低下部材は、前記像担持体の回転軸方向に関して、前記像担持体の表面の前記帯電領域の両端部を含む前記帯電領域の内側で前記転写領域よりも外側の領域へ前記光源から照射される光の光量を低下させ、前記転写領域の内側へ前記光源から照射される光の光量を低下させないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部材に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記電圧印加手段により電圧が印加されたときに流れる電流値を検知する電流値検知手段を有し、
    前記電圧印加手段は出力電圧値を変化させながら前記転写部材に電圧を印加し、前記電流値検知手段は出力電圧値に対応した電流値を検知し、その検知結果から前記転写電圧の適正値を設定すること、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記帯電部材は前記像担持体に接触して帯電させる帯電ローラであり、前記転写部材は前記像担持体に接触して被転写媒体にトナー像を転写する転写ローラであって、
    前記帯電領域は前記帯電ローラと前記像担持体とが接触する領域であり、前記転写領域は前記像担持体と前記転写ローラとが接触する領域であること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 帯電部材によって回転可能な像担持体を帯電し、転写部材に転写電圧を印加することで前記像担持体に形成したトナー像を被転写媒体に転写し、光源から前記像担持体の表面へ光が照射されることで前記トナー像の転写後に前記像担持体の表面に残留した電荷が除電される画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記光源から発せられて前記像担持体へ照射される光の光量を低下させる光量低下部材を有し、
    前記像担持体の回転軸方向において、前記像担持体の表面の前記帯電部材により帯電される帯電領域は、前記転写部材に電圧を印加したときに電流が流れる転写領域より広く、
    前記光量低下部材は、前記像担持体の回転軸方向に関して、前記像担持体の表面の前記帯電領域の両端部を含む前記帯電領域の内側で前記転写領域よりも外側の領域へ前記光源から照射される光の光量を低下させ、前記転写領域の内側へ前記光源から照射される光の光量を低下させないことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 帯電部材によって回転可能な像担持体を帯電し、転写部材に転写電圧を印加することで前記像担持体に形成したトナー像を被転写媒体に転写し、前記像担持体の回転軸方向に並んで配置された複数の光源から前記像担持体の表面へ光が照射されることで前記トナー像の転写後に前記像担持体の表面に残留した電荷が除電される画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記光源から発せられて前記像担持体へ照射される光の光量を低下させる光量低下部材を有し、
    前記回転軸方向において、前記像担持体の表面の前記帯電部材により帯電される帯電領域は、前記転写部材に電圧を印加したときに電流が流れる転写領域より広く、
    前記複数の光源は、前記回転軸方向に関する位置が転写領域と重複する第1光源と、前記転写領域と重複しない第2光源とを備え、
    前記光量低下部材は、前記回転軸方向に関して、前記像担持体の表面の前記帯電領域の両端部を含む前記帯電領域の内側で前記第2光源と少なくとも一部が重複する位置に配置され、且つ、前記第1光源と重複しない位置に配置されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記帯電部材は前記像担持体に接触して帯電させる帯電ローラであり、前記転写部材は前記像担持体に接触して被転写媒体にトナー像を転写する転写ローラであって、
    前記帯電領域は前記帯電ローラと前記像担持体とが接触する領域であり、前記転写領域は前記像担持体と前記転写ローラとが接触する領域であること、を特徴とする請求項4又は請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
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