JP2016176637A - 空調装置および空調機器の制御方法 - Google Patents

空調装置および空調機器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空調機器のエネルギー消費量の削減を図ることができる空調装置および空調機器の制御方法を提供する。【解決手段】実施形態の空調装置は、予測部と、設定部と、運転計画部とを持つ。前記予測部は、対象者の行動パターンを予測する。前記設定部は、前記予測部が予測する前記行動パターンの移動経路に沿う複数の空間の温度差の目標値を、前記対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づいて設定可能である。前記運転計画部は、前記予測部が予測する前記行動パターンと、前記複数の空間の熱負荷に関する情報と、前記設定部が設定する前記温度差の目標値とに基づき、前記複数の空間の温度差を調整可能な空調機器の運転設定を決定する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、空調装置および空調機器の制御方法に関する。
住宅などで温度差がある部屋間を移動する場合に、ヒートショックの危険性があることが知られている。また、そのようなヒートショックを抑制するための温度調整システムが提案されている。例えば、温度調整システムは、居住者が移動する部屋間の温度差を小さくするように空調機器を運転する。ここで、従来の空調機器は、部屋間の温度差を予め設定された一定の基準以下にするように一律に制御される。
しかしながら、ヒートショックの危険性は、居住者の年齢や性別、身体の状態、または着衣の状態などによって異なる。このため、部屋間の温度差を一律に一定の基準以下にする場合、ヒートショックの危険性が少ない状態であっても空調機器が運転される状況が生じる。このため、空調機器のエネルギー消費量の観点で改良の余地がある場合があった。
特開2013−221725号公報 特開2013−15300号公報
本発明が解決しようとする課題は、空調機器のエネルギー消費量の削減を図ることができる空調装置および空調機器の制御方法を提供することである。
実施形態の空調装置は、予測部と、設定部と、運転計画部とを持つ。前記予測部は、対象者の行動パターンを予測する。前記設定部は、前記予測部が予測する前記行動パターンの移動経路に沿う複数の空間の温度差の目標値を、前記対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づいて設定可能である。前記運転計画部は、前記予測部が予測する前記行動パターンと、前記複数の空間の熱負荷に関する情報と、前記設定部が設定する前記温度差の目標値とに基づき、前記複数の空間の温度差を調整可能な空調機器の機器運転設定を決定する。
第1の実施形態の空調システムの構成例を示す図。 第1の実施形態の空調システムの一つの変形例を示す図。 第1の実施形態のHEMSの構成例を示すブロック図。 第1の実施形態の空調機器の特性を示す図。 第1の実施形態の空調機器の制御タイミングを示す図。 第1の実施形態のHEMSの制御フローの一例を示すフローチャート。 第2の実施形態のHEMSの構成例を示すブロック図。 第3の実施形態のHEMSの構成例を示すブロック図。 第3の実施形態のHEMSの制御フローの一例を示すフローチャート。 第4の実施形態の表示部に表示される情報の一例を示す図。 第4の実施形態の空調システムの構成例を示す図。 第5の実施形態の空調システムの動作の一例を示す図。 第6の実施形態の空調システムの動作の一例を示す図。 第1から第6の実施形態の空調システムの変形例を示す図。
以下、実施形態の空調装置および空調機器の制御方法を、図面を参照して説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それらの重複する説明は省略する場合がある。
ここで本願では、空調機器の利用者を「対象者」と称する。また本願では「ヒートショック」との表現を、相対的に低温の空間から高温の空間に移動することで身体が受けるショック(狭義でいうヒートショック)と、相対的に高温の空間から低温の空間に移動することで身体が受けるショック(コールドショック)との両方を含む広義の意味で用いる。
(第1の実施形態)
まず、図1から図6を参照して、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の空調システム1の全体を示す。図1に示すように、空調システム1は、空調機器11と、各種情報を検出するセンサ群12と、センサ群12の検出結果に基づいて空調機器11の運転を制御するHEMS(Home Energy Management System)13とを含む。
まず、空調機器11について説明する。
空調機器11は、住宅のような建物Hに設けられる。図1は、空調機器11が設けられる建物Hの一例を簡略化して示す。建物Hは、複数の空間S1,S2を有する。複数の空間S1,S2は、第1空間S1と、第2空間S2とを含む。第1空間S1と第2空間S2との間は、壁Wによって仕切られている。壁Wには、第1空間S1と第2空間S2とを繋ぐ出入口Eと、この出入口Eを開閉するドアDとが設けられる。対象者は、出入口Eを通ることで、第1空間S1と第2空間S2との間を移動することができる。第1空間S1および第2空間S2の各々は、リビングやダイニング、キッチン、寝室、廊下、風呂場、脱衣所などが適宜該当する。
図1に示すように、空調機器11は、複数の空間S1,S2の各々に対して給気可能である。例えば、空調機器11は、複数の空間S1,S2の各々に対して冷房、暖房、および送風が可能である。これにより、空調機器11は、複数の空間S1,S2の温度差を調整可能である。なお空調機器11は、図1に示すように、一つの空調ユニットUで複数の空間S1,S2を空調するものでもよい。これに代えて、空調機器11は、図2に示すように、複数の空間S1,S2に分かれて設けられる複数の空調ユニットU1,U2を有して複数の空間S1,S2を空調するものでもよい。
次に、センサ群12について説明する。
図1に示すように、センサ群12は、人感センサ21、室温センサ22、外気温センサ23、カメラ24、およびサーモグラフィカメラ25を含む。なお、これらはあくまで例示である。センサ群12は、上述したセンサまたはカメラのいくつかを有しなくてもよい。
人感センサ21は、複数の空間S1,S2の各々に設けられる。人感センサ21は、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間を検出する。人感センサ21は、対象者の出入りおよび滞在時間の検出結果をHEMS13に送る。人感センサ21は、対象者の行動を検出する「検出部(行動検出部)」の一例である。
室温センサ22は、複数の空間S1,S2の各々に設けられる。室温センサ22は、各空間S1,S2の温度を検出する。室温センサ22は、各空間S1,S2の温度の検出結果をHEMS13に送る。なお、室温センサ22は、各空間S1,S2ごとの温度を検出するものに限らず、複数の空間S1,S2の温度差を検出するものでもよい。
外気温センサ23は、建物Hの屋外に設けられる。外気温センサ23は、屋外の温度を検出する。外気温センサ23は、屋外の温度の検出結果をHEMS13に送る。
カメラ24は、複数の空間S1,S2の各々に設けられる。カメラ24は、各空間S1,S2内の映像を撮影する。カメラ24は、撮影した映像をHEMS13に送る。
同様に、サーモグラフィカメラ25は、複数の空間S1,S2の各々に設けられる。サーモグラフィカメラ25は、各空間S1,S2内の温度映像を撮影する。サーモグラフィカメラ25は、撮影した温度映像をHEMS13に送る。
なお、カメラ24およびサーモグラフィカメラ25は、リビングやダイニングのような、対象者が比較的長く滞在する空間だけに設けられてもよい。
なお、センサ群12は、対象者が携帯する携帯端末M(例えばウェアラブルデバイス)を含んでもよい。例えば、携帯端末Mは、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間、並びに、対象者の身体の状態(例えば発汗量や脈拍数、血圧値など)を検出可能である。携帯端末Mは、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間の検出結果、並びに、対象者の身体の状態の検出結果を、HEMS13に送る。携帯端末Mは、対象者の行動を検出する「検出部(行動検出部)」の一例であるとともに、対象者の身体の状態を検出する「検出部(身体状態検出部)」の一例でもある。
次に、HEMS13について説明する。
HEMS13は、センサ群12から各種の検出結果および映像を取得する。HEMS13は、センサ群12から取得する情報に基づき、空調機器11の機器運転設定(運転計画)を決定する。HEMS13は、決定した機器運転設定を空調機器11に通知する。空調機器11は、HEMS13から通知される機器運転設定に基づき、複数の空間S1,S2の空調を行う。
図3は、本実施形態のHEMS13の構成例の一部を示す。図3に示すように、HEMS13は、センサ群12が撮影した映像を解析する映像解析装置31と、空調機器11を制御する空調装置32とを含む。
まず、映像解析装置31について説明する。
映像解析装置31は、映像解析部41と、温度映像解析部42とを有する。
映像解析部41は、カメラ24が撮影した映像を受け取る。映像解析部41は、カメラ24が撮影した映像を画像処理することで、対象者を検出する。例えば、映像解析部41は、カメラ24が撮影した映像に基づき、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間を検出する。また、映像解析部41は、カメラ24が撮影した映像に基づき、対象者の年齢や性別、活動量(運動量)、着衣量などを検出する。
詳しく述べると、映像解析部41は、カメラ24が撮影した映像に対して、顔検出処理を行う。そして、映像解析部41は、顔検出処理によって検出した顔の特徴に関する情報に基づき、対象者の年齢および性別を判定する。
また、映像解析部41は、顔検出処理によって検出した顔の移動量が多いほど、対象者の活動量が多いと判定する。なお、映像解析部41は、顔の移動量だけでなく、顔の向きと位置から身体の位置を判定し、身体部分の画像の変化が大きいほど、対象者の活動量が多いと判定してもよい。
また、映像解析部41は、顔検出処理によって検出した顔の向きと位置から、対象者の身体の位置を推定する。さらに、映像解析部41は、推定した身体の位置から肌色を検出することで、肌の露出量を判定する。そして、映像解析部41は、予め設定される基準値に比べて肌の露出量が少ないほど、着衣量が多いと判定する。また、映像解析部41は、予め設定される基準値に比べて肌の露出量が多いほど、着衣量が少ないと判定する。
映像解析部41は、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間に関する情報、並びに、検出した対象者の年齢や性別、活動量、着衣量などに関する情報を、空調装置32に送る。
一方で、温度映像解析部42は、サーモグラフィカメラ25が撮影した温度映像を受け取る。温度映像解析部42は、サーモグラフィカメラ25が撮影した温度映像から対象者を検出する。例えば、温度映像解析部42は、サーモグラフィカメラ25が撮影した温度映像に基づき、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間を検出する。
また、温度映像解析部42は、サーモグラフィカメラ25が撮影した温度映像に基づき、対象者の身体の温度を検出する。温度映像解析部42は、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間に関する情報、並びに、検出した対象者の身体の温度に関する情報を、空調装置32に送る。
以上のように、映像解析装置31は、対象者の行動を検出する「検出部(行動検出部)」の一例であるとともに、対象者の身体の状態を検出する「検出部(身体状態検出部)」の一例でもある。
次に、空調装置(空調機器制御装置)32について詳しく説明する。
本実施形態の空調装置32は、対象者のヒートショックを防止するために、対象者の行動パターンを予測し、空調機器11の所定時間単位(例えば日単位)の機器運転設定を決定し、決定した機器運転設定を空調機器11に通知するものである。
具体的には、図3に示すように、空調装置32は、対象者の行動パターンを予測する予測部51と、複数の空間S1,S2の温度差の目標値を設定する設定部52と、前記行動パターンおよび前記目標値などに基づき、空調機器11の運転計画を作成する運転計画部53と、運転計画部53が作成した運転計画を空調機器11に通知する運転制御部54とを含む。なお、運転計画部53と運転制御部54とを併せて「制御部56」と称してもよい。
詳しく述べると、予測部51は、対象者の行動パターンを予測する。具体的には、予測部51は、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間の検出結果を、人感センサ21、映像解析装置31、および携帯端末Mの少なくとも一つから受け取る。なお、予測部51は、各空間S1,S2の電灯および電気製品の使用状態などに関する情報を、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間の検出結果として取得してもよい。
予測部51は、各空間S1,S2に対する対象者の出入りおよび滞在時間の検出結果を、所定期間(例えば数週間)に亘り蓄積する。そして、予測部51は、蓄積した検出結果に基づき、対象者の行動パターン(ライフパターン)を予測する。例えば、予測部51は、対象者の過去の行動を、曜日などの観点でパターン分類する。そして、予測部51は、対象者が各時間にいる場所(各部屋の利用)や、その場所での滞在時間、そして次の移動場所などを予測する。例えば、予測部51は、対象者の行動パターンを所定時間単位(例えば日単位)で予測する。なお、本願でいう「日単位で予測する」とは、所定の要素時間単位(例えば30分)ごとの予測を、24時間の時系列に亘って作成することを意味する。
また、予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の身体の状態変化を予測する。例えば、予測部51は、対象者の過去の行動と、その行動時にセンサ群12が検出した対象者の身体の状態に関する情報とを対応付ける。そして、予測部51は、対象者の身体の状態に変化が生じる行動と、予測した前記行動パターンに含まれる各行動とを比較する。これにより、予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の身体の状態変化を予測する。
例えば、予測部51は、映像解析装置31が検出する対象者の活動量に関する情報を、映像解析装置31から受け取る。そして、予測部51は、対象者の過去の行動と、その行動時の対象者の活動量に関する情報とを対応付ける。これにより、予測部51は、前記行動パターンに含まれる各行動における対象者の活動量を予測する。そして、予測部51は、各行動における対象者の活動量の予測に基づき、前記行動パターンにおける対象者の身体の状態変化(例えば身体の温度変化)を予測する。例えば、予測部51は、対象者の活動量が多くなる場合に、対象者の身体の温度が高くなることを予測する。
なお、予測部51は、温度映像解析部42が検出する対象者の身体の温度に関する情報に基づき、前記行動パターンにおける対象者の身体の状態変化(例えば身体の温度変化)を予測してもよい。すなわち本実施形態では、予測部51は、映像解析装置31が検出する対象者の身体の温度に関する情報を、映像解析装置31から受け取る。そして、予測部51は、対象者の過去の行動と、その行動時の対象者の身体の温度に関する情報とを対応付ける。これにより、予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の身体の温度変化を予測してもよい。
また、予測部51は、携帯端末Mが検出する対象者の身体の状態に関する情報を受け取る。そして、予測部51は、対象者の過去の行動と、その行動時の対象者の身体の状態に関する情報とを対応付ける。これにより、予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の身体の状態変化(発汗量や脈拍数、血圧値などの変化)を予測してもよい。
さらに、本実施形態の予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の着衣の変化を予測する。例えば、予測部51は、対象者の過去の行動と、その行動時の対象者の着衣に関する情報とを対応付ける。そして、予測部51は、対象者の着衣に変化が生じる行動と、前記行動パターンに含まれる各行動とを比較する。これにより、予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の着衣の変化を予測する。
例えば本実施形態では、予測部51は、映像解析装置31が検出する対象者の着衣量に関する情報を、映像解析装置31から受け取る。そして、予測部51は、対象者の過去の行動と、その行動時の着衣量に関する情報とを対応付ける。これにより、予測部51は、前記行動パターンにおける対象者の着衣の変化を予測する。
また、予測部51は、各空間S1,S2に設けられた室温センサ22、および屋外に設けられた外気温センサ23から、各空間S1,S2の室温および外気温に関する検出結果を受け取る。また、予測部51は、空調機器11から、空調機器11の運転状態に関する検出結果を受け取る。そして、予測部51は、室温センサ22および外気温センサ23の検出結果、並びに、空調機器11の運転状態の検出結果を蓄積する。さらに、予測部51は、蓄積した検出結果に基づき、各空間S1,S2の熱負荷のパターンを予測する。予測部51は、複数の空間S1,S2の熱負荷のパターンを所定時間単位(例えば日単位)で予測する。
次に、設定部52について説明する。
設定部52は、予測部51が予測する行動パターンに沿う複数の空間S1,S2の温度差の目標値を設定する。すなわち、設定部52は、ヒートショックの危険性を少なくするために、対象者の移動前と移動後の空間S1,S2の温度差の目標値を設定する。ただし、ヒートショックの危険性は、対象者の年齢や性別、身体の状態、着衣の状態などによって異なる。そこで、本実施形態の設定部52は、対象者の年齢や性別、身体の状態、および着衣の状態に関する情報をパラメータとして、前記温度差の目標値を個別に設定する。
具体的には、設定部52は、複数の空間S1,S2の温度差を、初期設定値(基準値)として第1温度に設定可能である。そして、設定部52は、対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報が所定の条件を満たす場合に、複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、前記第1温度よりも温度差が大きい第2温度に設定する。
例えば、本実施形態の設定部52は、対象者の身体に関する情報が所定の条件を満たす場合に、複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、前記第2温度に設定する。なお、「対象者の身体に関する情報が所定の条件を満たす場合」とは、対象者の年齢に関する情報が所定の条件を満たす場合(例えば対象者の年齢層が所定以下の年齢層に該当する場合)、または、対象者の身体の状態に関する情報が所定の条件を満たす場合(例えば対象者の活動量の予測値または身体の温度の予測値が所定値以上である場合)などである。
例えば、本実施形態の設定部52は、対象者の年齢および性別に関する情報を映像解析装置31から受け取る。また、設定部52は、対象者の身体の状態に関する情報(活動量や身体の温度、発汗量、脈拍数、血圧値などの予測値)を予測部51から受け取る。そして、設定部52は、映像解析装置31および予測部51から受け取るこれらの情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。
また本実施形態では、設定部52は、対象者の着衣に関する情報が所定の条件を満たす場合に、複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、前記第2温度に設定する。なお、「対象者の着衣に関する情報が所定の条件を満たす場合」とは、例えば、対象者の着衣量に関する予測値が所定値以上である場合などである。例えば、本実施形態の設定部52は、対象者の着衣量の予測値を予測部51から受け取る。そして、設定部52は、予測部51から受け取る情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。
本実施形態では、設定部52は、対象者の所定時間単位(例えば日単位)の行動パターンの予測を予測部51から受け取る。そして、設定部52は、複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、例えば対象者が出入りする時間帯について作成する。設定部52は、設定した前記温度差の目標値を、運転計画部53に通知する。
次に、運転計画部53について説明する。
運転計画部53は、予測部51が予測した対象者の行動パターンを、予測部51から受け取る。また、運転計画部53は、設定部52が設定した複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、設定部52から受け取る。さらに、運転計画部53は、複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報を受け取る。「複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報」は、例えば、予測部51が予測した複数の空間S1,S2の熱負荷のパターンである。
運転計画部53は、予測部51が予測する対象者の行動パターンと、複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報と、設定部52が設定する複数の空間S1,S2の温度差の目標値とに基づき、空調機器11の機器運転設定を決定する。
具体的には、運転計画部53は、ヒートショックの危険性を避けるとともに、そのために必要な空調機器11のエネルギー消費量を小さくする(例えば最小化する)ように空調機器11の機器運転設定を決定する。なお、空調機器11の機器運転設定は、空調機器11の制御値(目標温度)、空調機器11の動作モード、および空調機器11の動作タイミング(動作開始タイミングおよび動作終了タイミングなど)を含む。なお、「機器運転設定」との用語は、「機器設定」または「運転計画」などと言い換えられてもよい。
ここで、本実施形態の運転計画部53は、対象者の行動パターン、複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報、および複数の空間S1,S2の温度差の目標値に加え、空調機器11の特性に関する情報に基づき、空調機器11の機器運転設定を決定する。
詳しく述べると、空調装置32は、空調機器11の特性(空調効率、応答遅れ、消費電力など)に関する情報を予め蓄積する。そして、運転計画部53は、予め蓄積された前記情報に基づき、消費エネルギーを小さくするような空調機器11の機器運転設定を決定する。
図4は、空調機器11の運転特性を示す。図4中の各グラフの横軸は、運転モードを示す。なお、「急速」とは、空調機器11の動作量が多い急速運転モードを示す。一方で、「静音」とは、空調機器11の動作量が少ない静音運転モードを示す。そして、通常運転モードは、急速運転モードと静音運転モードとの間にある。
図4中の(a)のグラフに示すように、空調効率を最大化するためには、空調機器11を通常運転モードで運転することが好ましい。ただし、図4中の(b)のグラフに示すように、空調機器11を通常運転モードで運転すると、急速運転モードで運転した場合に比べて応答遅れが大きくなる。なお本願でいう「応答遅れ」とは、空調機器11が動作を開始してから、空調対象の空間の温度が空調機器11の目標温度に達するまでの時間である。
図5は、空調機器11の制御タイミングを示す。図5に示すように、本実施形態では、空調機器11の応答遅れを考慮して、対象者が移動するよりも先に、空調機器11の動作を開始させる。これにより、対象者が移動するタイミングでは、複数の空間S1,S2の温度差をヒートショックが生じにくい安全領域におさめることができる。
運転計画部53は、空調機器11の機器運転設定を所定時間単位(例えば日単位)で作成する。運転計画部53は、作成した空調機器11の機器運転設定を、運転制御部54に送る。
運転制御部54は、運転計画部53が作成した空調機器11の運転計画を受け取る。運転制御部54は、運転計画に含まれる空調機器11の機器運転設定を、制御指示として空調機器11に通知する。これにより、空調機器11は、運転制御部54から通知される機器運転設定に基づき、運転される。
次に、本実施形態の制御フローについて説明する。
図6は、本実施形態のHEMS13の制御フローの一例を示す。図6に示すように、まず、センサ群12が各種の情報および映像を取得する(ステップS11)。センサ群12が取得した情報および映像は、映像解析装置31および空調装置32に送られる。
次に、映像解析装置31は、センサ群12から受け取る情報に基づき、対象者に関する情報を検出する(ステップS12)。例えば、映像解析装置31は、カメラ24およびサーモグラフィカメラ25から受け取る映像を画像処理することで、対象者の年齢や性別、活動量、体温、および着衣に関する情報を検出する。
次に、空調装置32の予測部51は、対象者の過去の行動の検出結果に基づき、対象者の行動パターンを予測する(ステップS13)。例えば、予測部51は、対象者の身体の状態の変化および対象者の着衣の状態の変化を含む対象者の行動パターンを予測する。
次に、空調装置32の設定部52は、対象者の行動パターンの移動経路に沿う複数の空間S1,S2の温度差の目標値を設定する(ステップS14)。例えば、設定部52は、対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づき、前記目標値を設定する。
次に、運転計画部53は、空調機器11の運転計画を作成する(ステップS15)。例えば、運転計画部53は、予測部51が予測する対象者の行動パターン、複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報、前記温度差の目標値、および空調機器11の運転特性に関する情報に基づき、空調機器11の運転計画を作成する。そして、運転制御部54は、運転計画部53が作成した運転計画を、空調機器11に通知する(ステップS16)。これにより、空調機器11は、空調装置32からの通知内容に基づいて運転される。
このような構成によれば、ヒートショックの危険性を減らすために必要な空調機器11のエネルギー消費量の削減を図ることができる。
すなわち、ヒートショックの危険性は、対象者の年齢や性別、身体の状態、または着衣の状態によって異なる。例えば、対象者の年齢が若い場合、ヒートショックの危険性が小さい。また、対象者の活動量が多い場合は、対象者の身体の血管がすでに拡張しているため、ヒートショックの危険性は小さくなる。同様に、対象者の体温が通常時よりも高い場合、ヒートショックの危険性は小さくなる。また、対象者の着衣量が多い場合も、ヒートショックの危険性は小さくなる。
そこで、本実施形態の空調装置32は、予測部51と、設定部52と、運転計画部53とを備える。予測部51は、対象者の行動パターンを予測する。設定部52は、予測部51が予測する行動パターンの移動経路に沿う複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づいて設定可能である。運転計画部53は、予測部51が予測する行動パターンと、複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報と、設定部52が設定する前記温度差の目標値とに基づき、複数の空間S1,S2の温度差を調整可能な空調機器11の機器運転設定を決定する。
このような構成によれば、対象者の身体または着衣の状態によってヒートショックの危険性が小さい場合に、対象者の身体または着衣に関する情報に基づき、ヒートショックの危険性に対する温度差のマージンを小さくすることができる。すなわち、複数の空間S1,S2の温度差の目標値として、比較的大きな温度差を許容することができる。複数の空間S1,S2の温度差の目標値として比較的大きな温度差を許容することができると、空調機器11の能力を少なくすることができる。これにより、ヒートショックの危険性を減らすために必要な空調機器11のエネルギー消費量の削減を図ることができる。
本実施形態では、設定部52は、前記温度差の目標値を、対象者の身体に関する情報に基づいて設定可能である。このような構成によれば、対象者の年齢や性別、または身体の状態変化などに関する情報に基づき、ヒートショックの危険性を減らすための空調機器11の能力を減らすことができる。ここで、対象者の身体に関する情報は、対象者の着衣の状態に比べて予測精度が高くなりやすい。このため、対象者の身体に関する情報に基づいて前記温度差の目標値を設定可能であると、空調機器11の運転計画の精度を高くすることができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
本実施形態では、設定部52は、対象者の身体に関する情報として、対象者の身体の状態変化に関する情報に基づいて、前記温度差の目標値を設定可能である。このような構成によれば、対象者の身体の状態変化に基づいて一日のなかでも一部の時間帯にヒートショックの危険性が小さくなる場合に、その時間帯における空調機器11の能力を減らすことができる。すなわち、対象者の身体の状態変化に関する情報に基づいて前記温度差の目標値を設定可能であると、対象者の年齢や性別に関する情報のみに基づく場合に比べて、空調機器11のエネルギー消費量をきめ細かく削減することができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
また本実施形態では、予測部51が予測する前記行動パターンは、対象者の身体の状態変化の予測値を含む。設定部52は、対象者の身体の状態変化に関する情報として、予測部51が予測する対象者の身体の状態変化の予測値に基づき、前記温度差の目標値を設定可能である。このような構成によれば、対象者の身体の状態変化の予測に基づいてヒートショックの危険性が小さくなる時間帯を予め知ることができる。このため、空調機器11の応答遅れなどを考慮して、空調機器11の効率的な運転計画を作成することができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
本実施形態では、予測部51は、対象者の活動量に関する情報に基づき、対象者の身体の状態変化を予測する。このような構成によれば、建物Hに設置されるセンサやカメラによって検出可能な情報に基づき、対象者の身体の状態変化を精度良く予測することができる。
本実施形態では、空調装置32は、日単位で、空調機器11の運転計画を作成する。このような構成によれば、例えば空調機器11の特性などを考慮して、日単位で、ヒートショックの危険性を減らすために必要な空調機器11のエネルギー消費量の削減を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、図7を参照して、第2の実施形態を説明する。
本実施形態は、複数の行動パターンのなかから対象者が行動パターンを選択する点で、第1の実施形態とは異なる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。そのため、第1の実施形態と同様の部分の説明は省略する。
図7は、第2の実施形態の空調システム1の構成例を示す。図7に示すように、本実施形態の空調システム1は、対象者が視認可能な表示部Pを含む。例えば、表示部Pは、HEMS13に無線通信で接続される。例えば、表示部Pは、携帯電話またはタブレット端末のようなスマートデバイスである。
本実施形態では、予測部51は、対象者の複数の行動パターンを予測可能である。例えば、複数の行動パターンは、同一曜日でも、通常のパターン、早く出発するパターン、および遅く出発するパターンなどを含む。また、上記複数の行動パターンは、例えば早く出発するパターンであっても、朝食を取る場合のパターンと、朝食を取らない場合のパターンなどを含む。
本実施形態のHEMS13は、情報出力部61と、入力受付部62とを有する。
情報出力部61は、表示部Pに情報を出力可能である。例えば、情報出力部61は、予測部51が予測した複数の行動パターンを表示部Pに出力可能である。表示部Pは、情報出力部61から出力された情報に基づき、予測部51が予測した複数の行動パターンを表示する。
入力受付部62は、表示部Pを通じて対象者の入力を受け付け可能である。例えば、入力受付部62は、表示部Pに表示される複数の行動パターンのなかから一つの行動パターンを選択する入力を受け付け可能である。さらに、入力受付部62は、予測部51が予測する複数の行動パターンのなかに対象者の行動予定に該当するものが無い場合、対象者の行動予定の入力を受け付けてもよい。また、入力受付部62は、予測部51が予測する行動パターンの修正を受け付けてもよい。
さらに、本実施形態の情報出力部61は、表1に示すような、空調機器11の複数の運転計画を表示部Pに出力可能である。
Figure 2016176637
すなわち、表示部Pは、情報出力部61からの出力に基づき、空調機器11の選択可能な複数の運転計画と、各運転計画におけるヒートショックの危険性とエネルギー消費量とを示す情報を表示する。例えば、ヒートショックの危険性に対する温度差のマージンを大きくすると、空調機器11のエネルギー消費量が大きくなる。一方で、ヒートショックの危険性に対する温度差のマージンを小さくすると、空調機器11のエネルギー消費量が小さくなる。
本実施形態の入力受付部62は、表示部Pが表示する複数の運転計画のなかから対象者が希望する運転計画を選択する入力を受け付け可能である。そして、運転計画部53は、入力受付部62が入力を受け付けた行動パターンおよび運転計画に基づき、空調機器11の機器運転設定を決定する。
このような構成によれば、対象者は、予測部51が予測する複数の行動パターンのなかから、行動予定に合致する行動パターンを選択することができる。これにより、運転計画部53が作成する運転計画の精度を高めることができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
さらに本実施形態では、行動予定が通常とは異なることが事前に分かっている場合は、運転計画部53が作成する運転計画を、行動予定に合うように修正することができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、図8および図9を参照して、第3の実施形態を説明する。
本実施形態は、対象者の実際の行動や身体の状態、および着衣の状態を検出して空調機器11の運転計画を補正する点で、第1の実施形態とは異なる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。そのため、第1の実施形態と同様の部分の説明は省略する。
図8は、本実施形態のHEMS13の構成例を示す。図8に示すように、本実施形態では、各空間S1,S2に設けられた人感センサ21、カメラ24、およびサーモグラフィカメラ25の少なくとも一つは、対象者の行動の実測値を検出する。例えば、人感センサ21は、対象者の行動の実測値を、運転計画部53に送る。
また、本実施形態では、映像解析装置31は、対象者の身体の状態の実測値を検出する。例えば、映像解析装置31は、対象者の活動量の実測値、および対象者の身体の温度の実測値を検出する。さらに、映像解析装置31は、対象者の着衣量の実測値を検出する。そして、映像解析装置31は、対象者の身体の状態の実測値および着衣量の実測値の検出結果を、設定部52に送る。また、携帯端末Mは、対象者の身体の状態(発汗量や脈拍数、血圧値など)の実測値を検出する。そして、携帯端末Mは、対象者の身体の状態の実測値を、設定部52に送る。
さらに、本実施形態では、各空間S1,S2に設けられた室温センサ22、および屋外に設けられた外気温センサ23は、室温および外気温の実測値を検出する。そして、室温センサ22および外気温センサ23は、室温および外気温の実測値を、運転計画部53に送る。
図9は、本実施形態のHEMS13の制御フローの一例を示す。図9に示すように、本実施形態の空調装置32は、人感センサ21、映像解析装置31、携帯端末M、室温センサ22、および外気温センサ23の少なくとも一つから、対象者の行動の実測値、身体の状態の実測値、着衣量の実測値、室温または外気温の実測値などを受け取る。そして、空調装置32は、これらの実測値に基づき、空調機器11の機器運転設定を補正する(ステップS21)。
具体的には、まず、設定部52は、対象者の身体の状態の実測値および対象者の着衣量の実測値を映像解析装置31および携帯端末Mから受け取る。例えば、設定部52は、対象者の活動量の実測値、身体の温度の実測値、発汗量の実測値、脈拍数の実測値、および血圧値の実測値などを受け取る。そして、設定部52は、対象者の身体の状態の実測値および対象者の着衣量の実測値に基づき、複数の空間S1,S2の温度差の目標値を補正する。
例えば、設定部52は、予測部51が予測した対象者の身体の状態の予測値と対象者の身体の状態の実測値との違いに基づき、前記温度差の目標値を補正する。
また、設定部52は、予測部51が予測した対象者の着衣量の予測値と対象者の着衣量の実測値との違いに基づき、前記温度差の目標値を補正する。そして、設定部52は、補正した前記温度差の目標値を、運転計画部53に送る。
次に、運転計画部53は、人感センサ21、映像解析装置31および携帯端末Mが検出する対象者の行動の実測値、設定部52が補正した前記温度差の目標値、並びに、室温センサ22および外気温センサ23が検出する室温および外気温の実測値に基づき、事前に作成した運転計画の内容を補正する。すなわち、運転計画部53は、空調機器11の運転時間および動作タイミングなどの補正を行う。
具体的には、運転計画部53は、対象者の行動および身体の状態の実測値と予測部51が予測する対象者の行動パターンとの違い(ずれ)などに基づき、空調機器11の機器運転設定を補正する。
例えば、運転計画部53は、予測部51が予測した前記行動パターンに比べて、対象者の実際の行動が早い場合、運転計画を前倒しする補正を行う。一方で、運転計画部53は、予測部51が予測した前記行動パターンに比べて、対象者の実際の行動が遅い場合、運転計画を遅らせる補正を行う。
また、運転計画部53は、複数の空間S1,S2の温度差の実測値と予測部51が予測する熱負荷のパターンとの違い(ずれ)に基づき、空調機器11の機器運転設定を補正する。
このような構成によれば、空調装置32は、対象者の実際の行動、対象者の身体の実際の状態、対象者の実際の着衣、および実際の室温および外気温の状態に基づいて、空調機器11の運転計画を補正することができる。これにより、運転計画部53が作成する運転計画の精度をさらに高めることができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
(第4の実施形態)
次に、図10および図11を参照して、第4の実施形態を説明する。
本実施形態は、ヒートショックの危険性が無くなるまでの時間を表示する点で、第1の実施形態とは異なる。なお、本実施形態のその他の構成は、第2の実施形態の構成と同様である。そのため、第1および第2の実施形態と同様の部分の説明は省略する。
本実施形態のHEMS13は、第2の実施形態と同様に、表示部Pに情報を出力可能な情報出力部61を有する。
図10は、情報出力部61からの出力に基づいて表示部Pに表示される情報の一例を示す。本実施形態では、情報出力部61は、複数の空間S1,S2の温度差が目標値よりも大きい場合に、複数の空間S1,S2の温度差が前記目標値以下になるまでの残り時間を、表示部Pに出力する。例えば、図10中の符号Tで示す時間が、ヒートショックの危険性が無くなるまでの残り時間に相当する。また、情報出力部61は、ヒートショックの危険性が無くなるまでの間、移動を控えることを促す案内を表示部Pに出力してもよい。
なお、「複数の空間S1,S2の温度差が前記目標値以下になるまでの残り時間」は、例えば、予測部41が予測した熱負荷のパターンに基づいて算出される予測値である。これに代えて、「複数の空間S1,S2の温度差が前記目標値以下になるまでの残り時間」は、室温センサ22が検出する複数の空間S1,S2の温度差の実測値(例えば複数の空間S1,S2の各々の室温の実測値)に基づいて算出される値でもよい。
また、情報出力部61は、特定の時刻(例えば現時刻)において空調機器11の動作モードを変更した場合の、ヒートショックの危険性がなくなるまでの残り時刻の変化、およびエネルギー消費量の変化を表示部Pに出力してもよい。例えば、情報出力部61は、特定の時刻において空調機器11の動作モードを急速運転モードに変更した場合の、ヒートショックの危険性がなくなるまでの残り時刻の変化、およびエネルギー消費量の変化を表示部Pに出力してもよい。
また、本実施形態では、情報出力部61は、ヒートショックの危険性がある時間には、ヒートショックの危険性を少なくするような衣類のガイダンスを表示部Pに出力する。例えば、情報出力部61は、高温の空間から低温の空間へ移動する場合には、前記ガイダンスとして、衣類を着るように促す案内を表示部Pに出力する。一方で、情報出力部61は、低温の空間から高温の空間へ移動する場合には、前記ガイダンスとして、衣類を脱ぐように促す案内を表示部Pに出力する。表示部Pは、情報出力部61から出力された内容を表示する。
さらに本実施形態の空調システム1は、第1空間S1と第2空間S2との間にあるドアDをロックするロック機構71を備える。空調装置32の制御部56は、ヒートショックの危険性がある時間には、ドアDを開けることができないようにロック機構71を制御する。
このような構成によれば、対象者は、ヒートショックの危険性がなくなる時間までの残り時間を容易に知ることができる。このため、対象者は、無理な移動を控えることができる。対象者が無理な移動を控えることができる場合、予め作成する空調機器11の運転計画に過大な余裕を持たせる必要がなくなる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
本実施形態では、情報出力部61は、ヒートショックの危険性がある時間には、ヒートショックの危険性を少なくするような衣類のガイダンスを表示部Pに出力する。また本実施形態では、空調装置32の制御部56は、ヒートショックの危険性がある時間には、ドアDを開けることができないようにロック機構71でドアDをロックする。これらのような構成によれば、ヒートショックの危険性をさらに小さくすることができる。
(第5の実施形態)
次に、図12を参照して、第5の実施形態を説明する。
本実施形態は、対象者の体感温度を考慮して空調機器11を制御する点で、第1の実施形態とは異なる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。そのため、第1の実施形態と同様の部分の説明は省略する。
本実施形態の空調機器11は、第1空間S1と、第2空間S2とを個別に空調可能である。例えば、本実施形態の空調機器11は、上述の第1の実施形態の変形例と同様に、第1空間S1に設けられる第1空調ユニットU1と、第2空間S2に設けられる第2空調ユニットU2とを有する。
図12は、本実施形態の空調システム1の動作の一例を示す。
本実施形態では、運転計画部53は、対象者の移動のタイミングに合わせて、移動前の空間の空調ユニットと、移動後の空間の空調ユニットとを切り替える運転計画を作成する。
ここで、体感温度は、当たる風速に対して負の比例関係にある。すなわち、当たる風速が大きければ、体感温度が低下する。一方、当たる風速が小さければ、体感温度が上昇する。
なおここでは、対象者が第1空間S1から第2空間S2に移動する場合を取り上げて説明する。なお、対象者が第2空間S2から第1空間S1に移動する場合は、下記の「第1空間」および「第2空間」との表現を互いに読み替えればよい。
本実施形態では、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第1空間S1よりも低温の第2空間S2に移動することを予測部51が予測する場合に、対象者が第1空間S1から第2空間S2に移動する前のタイミングで、第1空間S1の風速を強くするように空調機器11の機器運転設定を決定する。例えば、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第2空間S2に移動する前のタイミングで、第1空間S1の風速をそれまでの第1空間S1の風速に比べて強くする。別の観点でみると、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第1空間S1よりも低温の第2空間S2に移動することを予測部51が予測する場合に、第1空間S1の風速を第2空間S2の風速よりも強くする。
同様に、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第1空間S1よりも高温の第2空間S2に移動することを予測部51が予測する場合に、対象者が第1空間S1から第2空間S2に移動するタイミングで、第2空間S2の風速を強くするように空調機器11の機器運転設定を決定する。別の観点でみると、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第1空間S1よりも高温の第2空間S2に移動することを予測部51が予測する場合に、第2空間S2の風速を第1空間S1の風速よりも強くする。
このような構成によれば、対象者が高温の空間から低温の空間に移動する場合には、移動前に当たる風速が強くなり、移動前の対象者の体感温度を下げることができる。このため、ヒートショックの危険性を小さくすることができる。同様に、対象者が低温の空間から高温の空間に移動する場合には、移動後に当たる風速が強くなり、移動後の対象者の体感温度を下げることができる。このため、ヒートショックの危険性を小さくすることができる。
これにより、設定部52が設定する複数の空間S1,S2の温度差の目標値として、比較的大きな温度差を設定することができる。その結果、空調機器11の冷房または暖房の運転時間を少なくすることができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
(第6の実施形態)
次に、図13を参照して、第6の実施形態を説明する。
本実施形態は、第1空間S1および第2空間S2の特定部分の空気を入れ替えるように空調機器11を運転する点で、第1の実施形態とは異なる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。そのため、第1の実施形態と同様の部分の説明は省略する。
図13は、本実施形態の空調システム1の動作の一例を示す。
本実施形態では、運転計画部53は、対象者の移動前の空間と移動後の空間の温度の高低により、空調機器11の運転モードを切り替える運転計画を作成する。
なおここでは、対象者が第1空間S1から第2空間S2に移動する場合を取り上げて説明する。なお、対象者が第2空間S2から第1空間S1に移動する場合は、下記の「第1空間」および「第2空間」との表現を互いに読み替えればよい。
本実施形態の空調機器11は、壁Wの下部に設けられた第1送風部G1と、壁Wの上部に設けられた第2送風部G2とを有する。
第1送風部G1は、第1空間S1の下部の空気を第2空間S2の下部に送る第1動作モードと、第2空間S2の下部の空気を第1空間S1の下部に送る第2動作モードとで動作可能である。
同様に、第2送風部G2は、第1空間S1の上部の空気を第2空間S2の上部に送る第1動作モードと、第2空間S2の上部の空気を第1空間S1の上部に送る第2動作モードとで動作可能である。
本実施形態では、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第1空間S1よりも低温の第2空間S2に移動することを予測部51が予測する場合に、第1空間S1の下部の空気を第2空間S2の下部に送るとともに、第2空間S2の上部の空気を第1空間S1の上部に送るように空調機器11の機器運転設定(第1送風部G1および第2送風部G2の運転設定)を決定する(図13中の(a)参照)。これにより、第1空間S1から第2空間S2に送られた相対的に暖かい空気は、第2空間S2内で上方に向けて移動する。これにより、第2空間S2内の温度を効果的に高めることができる。これにより、第1空間S1と第2空間S2との温度差を効率的に小さくすることができる。
同様に、運転計画部53は、対象者が第1空間S1から第1空間S1よりも高温の第2空間S2に移動することを予測部51が予測する場合に、第1空間S1の上部の空気を第2空間S2の上部に送るとともに、第2空間S2の下部の空気を第1空間S1の下部に送るように空調機器11の機器運転設定(第1送風部G1および第2送風部G2の運転設定)を決定する(図13中の(b)参照)。これにより、第1空間S1から第2空間S2に送られた相対的に冷たい空気は、第2空間S2内で下方に向けて移動する。これにより、第2空間S2の温度を効果的に下げることができる。これにより、第1空間S1と第2空間S2との温度差を効率的に小さくすることができる。
このような構成によれば、第1空間S1と第2空間S2との温度差を効率的に小さくすることができる。その結果、空調機器11の冷房または暖房の運転時間を少なくすることができる。これにより、空調機器11のエネルギー消費量のさらなる削減を図ることができる。
以上、第1から第6の実施形態に係る構成について説明したが、各実施形態の構成は上記例に限定されない。それらの構成は互いに組み合わせて適用可能である。
また例えば、図14に示すように、各実施形態において、カメラ24、サーモグラフィカメラ25、および映像解析装置31は、設けられなくてもよい。
例えば、空間S1,S2を移動する対象者は、1人に限定されない。対象者は、複数人でもよい。また、建物Hに含まれる空間は、2つに限らず、3つ以上でもよい。
また、上述の第1から第6の実施形態では、空調機器11と、HEMS13とが別々に設けられる例を取り上げて説明した。これに代えて、HEMS13または空調装置32は、空調機器11に設けられてもよい。
例えば、映像解析装置31および空調装置32の各々の少なくとも一部は、プログラムを格納可能なメモリと、前記メモリを含む制御回路とによって形成されてもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、空調装置32は、予測部51と、設定部52と、運転計画部53とを持つ。予測部51は、対象者の行動パターンを予測する。設定部52は、予測部51が予測する前記行動パターンの移動経路に沿う複数の空間S1,S2の温度差の目標値を、前記対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づいて設定可能である。運転計画部53は、予測部51が予測する前記行動パターンと、複数の空間S1,S2の熱負荷に関する情報と、設定部52が設定する前記温度差の目標値とに基づき、複数の空間S1,S2の温度差を調整可能な空調機器11の機器運転設定を決定する。このような構成によれば、ヒートショックの危険性を減らすために必要な空調機器11のエネルギー消費量の削減を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…空調システム、11…空調機器、13…HEMS、32…空調装置、51…予測部、52…設定部、53…運転計画部、61…情報出力部、62…入力受付部、P…表示部、S1…第1空間、S2…第2空間。

Claims (14)

  1. 対象者の行動パターンを予測する予測部と、
    前記予測部が予測する前記行動パターンの移動経路に沿う複数の空間の温度差の目標値を、前記対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づいて設定可能な設定部と、
    前記予測部が予測する前記行動パターンと、前記複数の空間の熱負荷に関する情報と、前記設定部が設定する前記温度差の目標値とに基づき、前記複数の空間の温度差を調整可能な空調機器の運転設定を決定する運転計画部と、
    を備える空調装置。
  2. 前記設定部は、前記温度差の目標値を、前記対象者の身体に関する情報に基づいて設定可能である、
    請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記設定部は、前記対象者の身体に関する情報として、前記対象者の身体の状態変化に関する情報に基づき、前記温度差の目標値を設定可能である、
    請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記予測部が予測する前記行動パターンは、前記対象者の身体の状態変化の予測を含み、
    前記設定部は、前記対象者の身体の状態変化に関する情報として、前記予測部が予測する前記対象者の身体の状態変化の予測に基づき、前記温度差の目標値を設定可能である、
    請求項3に記載の空調装置。
  5. 前記予測部は、前記対象者の活動量に関する情報に基づき、前記対象者の身体の状態変化を予測する、
    請求項4に記載の空調装置。
  6. 前記対象者が視認可能な表示部に情報を出力可能な情報出力部と、
    入力受付部と、をさらに備え、
    前記予測部は、前記対象者の複数の行動パターンを予測可能であり、
    前記情報出力部は、前記予測部が予測する前記複数の行動パターンを前記表示部に出力可能であり、
    前記入力受付部は、前記複数の行動パターンのなかから一つの行動パターンを選択する入力を受け付け可能であり、
    前記運転計画部は、前記入力受付部が入力を受け付けた行動パターンに基づき、前記空調機器の運転設定を決定する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空調装置。
  7. 前記運転計画部は、前記対象者の行動を検出する検出部から前記対象者の行動の実測値を受け取るとともに、前記対象者の行動の実測値と前記予測部が予測する前記行動パターンとの違いに基づき、前記空調機器の運転設定を補正する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の空調装置。
  8. 前記設定部は、前記対象者の身体の状態を検出する検出部から前記対象者の身体の状態の実測値を受け取るとともに、前記対象者の身体の状態の実測値に基づき、前記温度差の目標値を補正し、
    前記運転計画部は、前記設定部が補正した前記温度差の目標値に基づき、前記空調機器の運転設定を補正する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の空調装置。
  9. 前記複数の空間の温度差が前記目標値よりも大きい場合に、前記複数の空間の温度差が前記目標値以下になるまでの時間を、前記対象者が視認可能な表示部に出力可能な情報出力部、をさらに備えた、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空調装置。
  10. 前記複数の空間は、第1空間と、第2空間とを含み、
    前記運転計画部は、前記対象者が前記第1空間から前記第1空間よりも低温の前記第2空間に移動することを前記予測部が予測する場合に、前記対象者が前記第1空間から前記第2空間に移動する前のタイミングで、前記第1空間の風速を強くするように前記空調機器の運転設定を決定する、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の空調装置。
  11. 前記複数の空間は、第1空間と、第2空間とを含み、
    前記運転計画部は、前記対象者が前記第1空間から前記第1空間よりも高温の前記第2空間に移動することを前記予測部が予測する場合に、前記対象者が前記第1空間から前記第2空間に移動するタイミングで、前記第2空間の風速を強くするように前記空調機器の運転設定を決定する、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の空調装置。
  12. 前記複数の空間は、第1空間と、第2空間とを含み、
    前記運転計画部は、前記対象者が前記第1空間から前記第1空間よりも低温の前記第2空間に移動することを前記予測部が予測する場合に、前記第1空間の下部の空気を前記第2空間の下部に送るとともに、前記第2空間の上部の空気を前記第1空間の上部に送るように前記空調機器の運転設定を決定する、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の空調装置。
  13. 前記複数の空間は、第1空間と、第2空間とを含み、
    前記運転計画部は、前記対象者が前記第1空間から前記第1空間よりも高温の前記第2空間に移動することを前記予測部が予測する場合に、前記第1空間の上部の空気を前記第2空間の上部に送るとともに、前記第2空間の下部の空気を前記第1空間の下部に送るように前記空調機器の運転設定を決定する、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の空調装置。
  14. 対象者の行動パターンを予測し、
    前記行動パターンの移動経路に沿う複数の空間の温度差の目標値を、前記対象者の身体および着衣の少なくとも一方に関する情報に基づいて設定し、
    前記予測部が予測する前記行動パターンと、前記複数の空間の熱負荷に関する情報と、前記設定部が設定する前記温度差の目標値とに基づき、前記複数の空間の温度差を調整可能な空調機器の運転設定を決定する、
    空調機器の制御方法。
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