JP2016175609A - 可動体用給電構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、しかも、可動体側の給電線との電気的接続を信頼性の高い接続にできる可動体用給電構造を提供する。
【解決手段】車体1に固定されたレール部材11と、レール部材11の案内によって移動するサンルーフ30と、サンルーフ30に移動力を作用させる駆動ベルト40とを備え、車体1側からサンルーフ30に電源を供給する可動体用給電構造において、駆動ベルト40には、その長手方向に沿って延びる移動接点43が外面に設けられた。
【選択図】図2

Description

本発明は、固定部より可動体に給電を行う可動体用給電構造に関する。
例えば、車両には、車体に対して移動する部品(サンルーフ、サンシェード、サイドガラス、シート等の可動体)が搭載される。かかる可動体への電源供給については、種々の構造が従来より提案されている。特許文献1では、可動体に移動力を作用させる駆動ベルトを利用している。具体的には、図10(a)、(b)に示すように、駆動ベルト100内にはその長手方向に導電部材101をインサート成形によって設け、車体側から駆動ベルト100を経由して可動体への給電経路を構成している。
特開2010−52498号公報
しかしながら、前記従来の可動体用給電構造では、駆動ベルト100をインサート成形によって製造するため、駆動ベルト100の製造コストが非常に高くなり、ひいては、可動体用給電構造が高価なものとなる。又、駆動ベルト100内の導電部材101と可動体側の給電線であるバスバー102との接続を目視で確認できないため、信頼性の高い接続を確実に行うことができない恐れがある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、低コストで、しかも、可動体側の給電線との電気的接続を信頼性の高い接続にできる可動体用給電構造を提供することを目的とする。
本発明は、固定部に固定されたレール部材と、前記レール部材の案内によって移動する可動体と、前記可動体に移動力を作用させる駆動ベルトとを備え、前記固定部側から前記可動体に電源を供給する可動体用給電構造において、前記駆動ベルトには、その長手方向に沿って延びる移動接点が外面に設けられたことを特徴とする可動体用給電構造である。
前記固定部には、回転体が回転自在に設けられ、前記回転体の外面には、円周方向に沿って延び、前記移動接点に接触する回転接点が設けることが好ましい。前記回転体は、前記駆動ベルトのストレート状に配策された箇所に配置されることが好ましい。
前記移動接点と前記回転接点のいずれか一方の周縁には、前記接点より突出する絶縁周縁部が設けられ、相手側の前記接点が前記絶縁周縁部の表面位置より内部に入り込んで前記接点に接触していることが好ましい。前記可動体は、サンルーフであり、前記サンルーフは、前記レール部材に沿って移動するスライダに支持されており、前記駆動ベルトの前記移動接点は前記スライダを経由して前記サンルーフへの給電経路が構成されているものを含む。
本発明によれば、移動接点を駆動ベルトの外面に設けるため、インサート成形で設ける場合に較べて低コストである。又、駆動ベルトの外面に移動接点を設けたため、可動体側の給電線との接続を目視で確認できる。以上より、低コストで、しかも、可動体側の給電線との電気的接続を信頼性の高い接続にできる。
本発明の一実施形態を示し、サンルーフ装置の平面図である。 本発明の一実施形態を示し、サンルーフ装置の要部斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)サンルーフが閉位置に位置する状態を示す概略側面図、(b)サンルーフがチルトアップ位置に位置する状態を示す概略側面図、(a)サンルーフが開位置に位置する状態を示す概略側面図である。 本発明の一実施形態を示し、リアスライダとレール部材の断面図(図1のA−A線断面図に相当)である。 本発明の一実施形態を示し、リアスライダとレール部材を上方から見た図である。 本発明の一実施形態を示し、リアスライダとレール部材の側面図(図5のV矢視図)である。 本発明の一実施形態を示し、駆動ベルトの要部斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、回転体と駆動ベルトの斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、駆動ベルトの移動接点と回転体の回転接点の接触状態を示す断面図である。 本発明の従来例を示し、(a)は駆動ベルトの斜視図、(b)は駆動ベルトとの断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9には、本発明にかかる可動体用給電構造をサンルーフ装置に適用した実施形態が示されている。以下、説明する。
図3に示すように、固定体である車体1の天井パネル2には、開口部3が設けられている。この開口部3がサンルーフ装置10によって開閉される。
サンルーフ装置10は、図1、図3等に示すように、開口部3の車幅方向の両側部に配置された一対のレール部材11と、開口部3の車両前部側に配置され、一対のレール部材11の前端にそれぞれ連結された前方フレーム15と、一対のレール部材11に沿って移動する一対のフロントスライダ21、一対のリアスライダ23及び一対のミドルスライダ25と、一対のミドルスライダ25に支持された可動体であるサンルーフ30と、サンルーフ30に移動力を作用させる一対の駆動ベルト40と、駆動ベルト40の移動源であるアクチュエータ49と、ディフレクタ50と、水受け部材60とを備えている。
図1、図2、図4等に示すように、各レール部材11は、例えばアルミニューム合金より形成されている。各レール部材11には、スライドガイド路12とベルトガイド路13と排水路14が長手方向に沿ってそれぞれ配置されている。
各スライドガイド路12は、互いに間隔を空けて対向配置された内側スライドガイド壁11b及び外側スライドガイド壁11cと、内側スライドガイド壁11bと外側スライドガイド壁11cの底面間を連結する中央底面壁11aとから形成されている。ベルトガイド路13は、外側スライドガイド壁11cに連続し、スライドガイド路12側の一部開口を除いて全ての面を囲むベルト包囲壁11dによって形成されている。
車幅方向の左右の排水路14は、サンルーフ30の左右両側と天井パネル2との各隙間の真下に位置し、上記隙間から落下する水等を受ける。排水路14は、上面側が開放された凹溝形状である。各レール部材11の車両後端位置には、排水キャップ18が取り付けられている。排水キャップ18には、排水ホース(図示せず)が接続される。
前方フレーム15は、例えば合成樹脂材より形成されている。前方フレーム15には、2本のベルト配策路16と左右一対の排水路17とが設けられている。各ベルト配策路16は、各レール部材11のベルトガイド路13に連続している。各排水路17は、各レール部材11の排水路14に連続している。前方フレーム15の各排水路17の車両前端位置には、排水キャップ(図示せず)が接続される。排水キャップには、排水ホース(図示せず)が接続される。
図1、図2、図3等に示すように、一対のフロントスライダ21及び一対のリアスライダ23は、車両前後方向FRの同じ位置で左右のレール部材11のスライドガイド路12にスライド自在に配置されている。一対のミドルスライダ25は、その車両前端側に回転支持孔(特に、符号を付さず)を有すると共に長手方向に細長いカム孔25bを有している。各ミドルスライダ25の車両前端側の回転支持孔には、フロントスライダ21の回転ピン21aが挿入されている。各ミドルスライダ25の各細長いカム孔25bには、リアスライダ23のカムピン23aが挿入されている。一対のミドルスライダ25は、一対のフロントスライダ21に対して車両前後方向FRの移動では一体に移動し、一対のリアスライダ23に対してはカムピン23aのカム孔25b内での位置に応じて車両前後方向FR及び車両上下方向TBに移動する。このようなスライダ機構によって、サンルーフ30は、図3(a)に示すように開口部3を塞ぐ閉位置と、図3(b)に示すように開口部3の前方を閉じ、開口部3の後方を開くチルトアップ位置と、図3(c)に示すように開口部3を開放する開位置に変移できる。
図1に示すように、サンルーフ30は、一対のミドルスライダ25に固定されている。サンルーフ30は、透明なガラス体と調光パネルが少なくとも積層された積層パネル体(特に、符号を付さず)を有し、一対のミドルスライダ25に取り付けられている。調光パネルは、電圧が印加されない状態では不透明状態であり、電圧の印加時にはその印加電圧レベルに応じて透明度を可変させる。調光パネルには、車体側から給電される。この給電構造については、下記で順次説明する。
図1、図7等に示すように、各駆動ベルト40は、長尺状で、断面形状が縦長の長方形である。各駆動ベルト40は、前方フレーム15のベルト配策路16及び一対のレール部材11のベルトガイド路13に配置されている。各駆動ベルト40は、前方フレーム15のベルト配策路16の領域では、一部領域を除いてベルトカバー46で、且つ、レール部材11のベルトガイド路13の領域では、ベルト包囲壁11dで容易に座屈(撓み変形)しないように覆われている。これにより、一対の駆動ベルト40は、サンルーフ30を車両前方から後方に押し出すときでも、所定の軌跡でのみ移動するようになっている。
一対の駆動ベルト40は、その一端側が一対のリアスライダ23に固定され(一方の駆動ベルト40は、一方のリアスライダ23に、他方の駆動ベルト40は、他方のリアスライダ23に固定され)、その他端側が何の部材にも固定されていない。つまり、自由端とされている。駆動ベルト40とリアスライダ23の固定構造については、下記する。
駆動ベルト40は、図7、図9に詳しく示すように、樹脂製のベルト本体41と、ベルト本体41の外面に配置された絶縁部42とを有する。ベルト本体41の内面側には、駆動ベルト40の長手方向に沿って連続して歯部41aが形成されている。絶縁部42の外面側には、駆動ベルト40の幅方向(図面上では上下方向)に互いに間隔を空けた位置で、且つ、駆動ベルト40の長手方向に沿って延びる2つの凹部42aが形成されている。この各凹部42aに導電材の移動接点43がそれぞれ設けられている。つまり、移動接点43は、駆動ベルト40の表面に露出して設けられている。移動接点43の表面は、絶縁部42の凹部42a以外の表面より一段低くなっている。これにより、移動接点43の周縁には、絶縁部42によって移動接点43より突出する絶縁周縁部42bが形成されている。
図1に示すように、アクチュエータ49は、前方フレーム15の車両幅方向のほぼ中央位置に固定されている。アクチュエータ49の一対の出力ギア部(図示せず)が一対の駆動ベルト40の歯部41aにそれぞれ噛み合っている。一対の出力ギア部は、互いに逆方向で回転する。これにより、一対の駆動ベルト40は、互いに逆方向に移動し、一対のリアスライダ23は、車両前後方向FRの同位置を同期して移動する。
ディフレクタ50は、ディフレクタ本体51とこのディフレクタ本体51の左右両端に回転自在に支持された一対の揺動アーム52とを備えている。ディフレクタ本体51は、天井パネル2の開口部3の前方端で、開口部3の車体幅方向の全域に亘って配置されている。ディフレクタ本体51は、前端側が円弧状に形成されている。これにより、開口部3の開口時にあって、外部からの強い風が開口部3より車室内に直接入り込まないようになっている。
一対の揺動アーム52は、一対のレール部材11に回転自在に支持されている。ディフレクタ本体51は、一対の揺動アーム52の移動によって、天井パネル2の開口部3より下方に位置する待機位置(図3(a)、(b)の位置)と開口部3より天井パネル2上に突出する風避け位置(図3(c)の位置)の間で変移自在であり、ねじりバネ53のバネ力によって風避け位置側に付勢されている。ディフレクタ本体51は、フロントスライダ21のスライド軌跡上に位置し、フロントスライダ21が図3(a)の閉位置及び図3(b)のチルトアップ位置では、一対の揺動アーム52がフロントスライダ21からの押圧力を受けてねじりバネ53のバネ力に抗して待機位置に位置する。ディフレクタ本体51は、フロントスライダ21が図3(c)の開位置では、一対の揺動アーム52がフロントスライダ21からの押圧力を受けずにねじりバネ53のバネ力によって風避け位置に位置する。
水受け部材60は、開口部3の後端側で、開口部3の車体幅方向の全域に亘って配置されている。水受け部材60は、一対のレール部材11にスライド自在に支持されたスライド部(図示せず)と、このスライド部に支持され、水受け溝(図示せず)を有する水受け本体62と、水受け本体62の車幅方向の両端に固定された一対のアーム部63とを有する。水受け本体62の水受け溝(図示せず)には、一対のレール部材11の排水路14の真上位置に排水口62a(図1に示す)がそれぞれ形成されている。一対のアーム部63の先端は、ミドルスライダ25に回転自在に支持されている。水受け部材60は、ミドルスライダ25の車両前後方向FRの移動及びミドルスライダ25の後端の上下動に追従して移動する。
水受け部材60の水受け本体62は、サンルーフ30が図3(a)の閉位置では、開口部3の後端位置に位置し、サンルーフ30と天井パネル2との隙間から落下する水等を受ける。水受け本体62は、サンルーフ30が図3(b)のチルトアップ位置では、開口部3の後端位置に位置し、開口部3より落下する水等を受ける。水受け本体62は、サンルーフ30が図3(c)の開位置の位置では、天井パネル2の内側の退避位置に位置する。水受け本体62で受けた水等は、排水口(図示せず)よりレール部材11の排水路14に落下し、レール部材11の排水路14をその前端又は後端へと流れ、排水キャップ18、(図示せず)を介して排水ホース(図示せず)によって外部に排水される。
次に、駆動ベルト40とリアスライダ23の固定構造(電気的接続構造)について説明する。先ず、リアスライダ23の詳細を説明する。
図4〜図6に詳しく示すように、リアスライダ23は、樹脂ブロック26とこれに嵌合された絶縁製の金属ブラケット27とにより構成されている。樹脂ブロック26の箇所がスライドガイド路12に配置されている。樹脂ブロック26には嵌合突部26aが1箇所、金属ブラケット27には嵌合突部27aが2箇所に設けられている。
金属ブラケット27の2つの嵌合突部27aは、樹脂ブロック26の嵌合突部26aの車両前後方向FRの両側位置に配置されている。車両前後方向FRの後方の嵌合突部27aは、上下二か所に分岐している。
駆動ベルト40の一端側には、各嵌合突部26a,27aに対応する位置に嵌合孔44が開口されている。樹脂ブロック26と金属ブラケット27の車両前方側の嵌合孔44は、駆動ベルト40の移動接点43ではない位置、つまり、絶縁周縁部42bの位置に設けられている。金属ブラケット27の車両後方側の嵌合孔44は、駆動ベルト40の2つの移動接点43の位置に2つ開口されている。樹脂ブロック26と金属ブラケット27の各嵌合突部26a,27aが駆動ベルト40の各嵌合孔44に嵌合されることによって、駆動ベルト40とリアスライダ23が連結されている。
また、金属ブラケット27には、導電材より形成された2つの導電路部28が設けられている。この2つの導電路部28は、その一端が金属ブラケット27の車両後方側の嵌合突部27aにまで導かれている。この嵌合突部27aに導かれた2つの導電路部28の一端側が駆動ベルト40の2つの移動接点43にそれぞれ密着し、これにより電気的に接続されている。2つの導電路部28の他端側は、リード線29(図2に示す)の一端に接続されている。リード線29の他端側は、サンルーフ30側のコネクタ(図示せず)に接続されている。リード線29は、サンルーフ30の3つの移動パターンの位置(図3参照)に追従して接続を確保できる長さになっている。
次に、駆動ベルト40と車体1側との電気的接続構造について説明する。図2、図8に示すように、固定部である車体1側には、回転体70が回転自在に設けられている。回転体70は、駆動ベルト40のストレート状に配策された箇所に配置されている。回転体70は、円周面71を有する。円周面71の全域には、円周方向に沿って延び、互いに間隔を空けて2つの回転接点72が設けられている。各回転接点72は、円周面71の外面より突出している。2つの回転接点72は、駆動ベルト40の2つの移動接点43にそれぞれ接触している。回転接点72は、図9に示すように、駆動ベルト40の絶縁周縁部42bの表面位置より内部に入り込んで移動接点43に接触している。
駆動ベルト40が移動すると、この移動に追従して回転体70が回転する。これにより、移動接点43と回転接点72間は、摺動することなく、連続して接触する。
回転体70の内部には、各回転接点72に接続された接点(図示せず)とこの回転移動する接点に接触する固定接点(図示せず)を有し、固定接点が車体1側の給電線に接続されている。尚、回転接点72と車体1側の給電線との接続については、非接触接点とする手段や、回転体70内を巻き取り室をするフレキシブル電線で接続する手段などが考えられる。
上記構成において、アクチュエータ49が駆動すると、一対の駆動ベルト40がその一端側では車両前後方向FRの同じ位置となるよう移動し、図3に示すような3パターンの位置にサンルーフ30を変移させることができる。3パターンのサンルーフ30の変移にあって、車体1側の電源からは、車体側給電線(図示せず)、回転体70、駆動ベルト40、リアスライダ23、リード線29を介して可動体であるサンルーフ30に給電される。
以上説明したように、固定部である車体1に固定されたレール部材11と、レール部材11の案内によって移動する可動体であるサンルーフ30と、可動体であるサンルーフ30に移動力を作用させる駆動ベルト40とを備え、固定部側である車体1側から可動体であるサンルーフ30に電源を供給する可動体用給電構造において、駆動ベルト40には、その長手方向に沿って延びる移動接点43が外面に設けられている。移動接点43が駆動ベルト40の外面に設けられているため、従来例のようにインサート成形で駆動ベルトを設ける場合に較べて低コストである。又、駆動ベルト40の外面に移動接点43を設けたため、可動体側の給電線との接続を目視で確認できる。具体的には、リアスライダ23の導電路部28と駆動ベルト40の移動接点43との接続箇所を目視で確認できる。以上より、低コストで、しかも、可動体側の給電線との電気的接続を信頼性の高い接続にできる。
固定部である車体1には、円周面71を有する回転体70が回転自在に設けられ、円周面71の外面には、円周方向に沿って延び、移動接点43に接触する回転接点72が設けられている。従って、移動接点43と回転接点72間は、摺動することなく、連続して接触状態が確保される。移動接点43と回転接点72は、摺動しないため、磨耗による劣化がなく、接点接続信頼性、接点耐久性等に優れている。駆動ベルト40には、回転接点72からの摺動抵抗が作用しないため、アクチュエータ49の駆動力の低減になる。尚、車体1側に移動接点43に接触する摺動接点を設けても良い。
回転体70は、駆動ベルト40のストレート状に配策された箇所に配置されている。回転体70の設置位置では、駆動ベルト40のベルトカバー46を設けることができない(又は、ベルトカバー46の一部剥離が必要である)が、駆動ベルト40のストレート状の配策位置では、湾曲している配策位置に比べて、駆動ベルト40が所定の移動軌跡を外れてしまうような事態が生じにくい。つまり、リアスライダ23を車両後方に向かって移動させる際には、駆動ベルト40には圧縮力が作用するが、この圧縮力によってストレート状の箇所であれば駆動ベルト40が座屈(撓み変形)しない。
回転接点72の周縁には、回転接点72より突出する絶縁周縁部42bが設けられ、移動接点43が絶縁周縁部42bの表面位置より内部に入り込んで回転接点72に接触している。従って、回転接点72が絶縁周縁部42bにガイドされつつ回転するため、回転接点72が移動接点43の適正な接触位置よりずれることなく接触し、接触信頼性が向上する。
可動体は、サンルーフ30であり、サンルーフ30は、レール部材11に沿って移動するフロントスライダ21、リアスライダ23及びミドルスライダ25に支持されており、駆動ベルト40の移動接点43はリアスライダ23を経由してサンルーフ30への給電経路が構成されている。
本発明は、可動ガラスに替わりソーラーパネルを採用した場合、ソーラーパネルから車体側への受電にも利用できる。
この実施形態では、サンルーフ30への給電構造について説明したが、車体1に対して移動する可動体、例えばサンシェード、サイドガラス、シート等への給電構造に適用できる。また、車両以外の可動体への給電構造にも適用できる。
1 車体(固定部)
3 開口部
11 レール部材
21 フロントスライダ
23 リアスライダ
25 ミドルスライダ
30 サンルーフ(可動体)
40 駆動ベルト
42b 絶縁周縁部
43 移動接点
70 回転体
72 回転接点

Claims (5)

  1. 固定部に固定されたレール部材と、前記レール部材の案内によって移動する可動体と、前記可動体に移動力を作用させる駆動ベルトとを備え、前記固定部側から前記可動体に電源を供給する可動体用給電構造において、
    前記駆動ベルトには、その長手方向に沿って延びる移動接点が外面に設けられたことを特徴とする可動体用給電構造。
  2. 請求項1に記載の可動体用給電構造であって、
    前記固定部には、回転体が回転自在に設けられ、前記回転体の外面には、円周方向に沿って延び、前記移動接点に接触する回転接点が設けられたことを特徴とする可動体用給電構造。
  3. 請求項2に記載の可動体用給電構造であって、
    前記回転体は、前記駆動ベルトのストレート状に配策された箇所に配置されていることを特徴とする可動体用給電構造。
  4. 請求項2又は請求項3記載の可動体用給電構造であって、
    前記移動接点と前記回転接点のいずれか一方の周縁には、前記接点より突出する絶縁周縁部が設けられ、相手側の前記接点が前記絶縁周縁部の表面位置より内部に入り込んで前記接点に接触していることを特徴とする可動体用給電構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の可動体用給電構造であって、
    前記可動体は、サンルーフであり、
    前記サンルーフは、前記レール部材に沿って移動するスライダに支持されており、前記駆動ベルトの前記移動接点は前記スライダを経由して前記サンルーフへの給電経路が構成されていることを特徴とする可動体用給電構造。
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