JP2016174712A - 食器乾燥庫 - Google Patents

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Tomoaki Kitagawa
友昭 北川
川西 弘泰
Hiroyasu Kawanishi
弘泰 川西
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Abstract

【課題】より大きな収納空間を確保でき、特に高さ方向に十分なスペースを確保できる、除菌機能付きの食器乾燥庫を提供する。【解決手段】本食器乾燥庫1は、収納庫20内の収納空間に収容された食器類を、収納庫20に内装した乾燥機構13aを動作させて乾燥するようにした装置である。この食器乾燥庫1は、収納庫20内に紫外線を照射する照射部12を備えており、乾燥機構13aと照射部12とが、収納庫20内の上部空間おける幅方向の一方側の空間(仕切り空間24a)に、幅方向において収納空間23の一部(予備空間24b)と隣接するように配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、収納庫内の収納空間に収容された食器類を、収納庫に内装した乾燥機構を動作させて乾燥するようにした食器乾燥庫に関する。
この種の食器乾燥庫として、収納庫内に紫外線を照射する殺菌灯(照射部)を有したものが提案されている(特許文献1参照)。この文献のものは、殺菌灯が下方に向けて紫外線を照射できるように、上部に設置された横向き筒状の通気ダクトの下部に組みつけられており、下方の収納空間に収容した食器の除菌処理ができるようになっている。
実開昭63−183961号公報
しかしながら、上記文献に記載された通気ダクトは上部の一端側に配されており、その通気ダクトの隣接空間は利用されておらず、デッド・スペースとなっている。つまり、この食器乾燥庫は高さがあるわりには収納空間が小さいと言える。
本発明は、このような問題を考慮して提案されたもので、その目的は、より大きな収納空間を確保でき、特に高さ方向に十分なスペースを確保できる、除菌機能付きの食器乾燥庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器乾燥庫は、収納庫内の収納空間に収容された食器類を、収納庫に内装した乾燥機構を動作させて乾燥するようにした食器乾燥庫において、収納庫内に紫外線を照射する照射部を備えた構成とされ、乾燥機構と照射部とが、収納庫内の上部空間おける幅方向の一方側の空間に、幅方向において収納空間の一部と隣接するように配されていることを特徴とする。
本発明の食器乾燥庫によれば、上述した構成となっているため、収納庫内に紫外線を照射する照射部を備えた乾燥庫において、より大きな収納空間を確保することができる。特に、高さ方向に十分なスペースを確保することができる。
本発明の一実施形態に係る食器乾燥庫の収納庫内の概略縦断面斜視図である。 食器乾燥庫を有するキッチンユニットの部分斜視図である。 乾燥機構の概略斜視図である。 食器乾燥庫の基本制御ブロック図である。 (a)、(b)は、まな板の収容態様の2例を示す概略縦断面図である。 照射部と、収納庫内に平置きされたまな板との位置関係を示す収納庫内の模式図である。(a)は概略縦断面図、(b)は概略横断面図である。 食器乾燥庫の基本動作の説明図である。(a)は殺菌専用モード、(b)は乾燥モードの各概略フローチャートである。 照射部の発光タイミングを示すタイムチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。まず、食器乾燥庫の基本構成について説明する。
以下に説明する食器乾燥庫1は、収納庫20の収納空間23に収容された食器類を、収納庫20に内装した乾燥機構13aを動作させて乾燥するようにした装置である(図1等参照)。食器乾燥庫1としては、洗浄機能を有しない食器乾燥庫1または洗浄機能を有する食器洗い乾燥庫が挙げられる。また、収納対象とされる食器類としては、食器7のみならず、まな板5、包丁などの調理器具や布巾6などが挙げられる(図5(b)参照)。
以下の実施形態に係る食器乾燥庫1は、収納庫20内に紫外線を照射する照射部12を備えた構成とされる。その照射部12と、乾燥機構13aとは、収納庫20内の上部空間おける幅方向の一方側の空間(後述する仕切り空間24a)に、幅方向において収納空間23の一部(後述する予備空間24b)と隣接するように配されている(図1等参照)。
ついで、食器乾燥庫1の詳細な構成について、図1〜図8にもとづいて説明する。なお、これらの図のうち、図1、図3、図5および図6は食器乾燥庫1の全体または一部の形状を図示したものであり、そのうち図1、図5および図6は、食器乾燥庫1の収納庫20内を概略的に示した図である。図1は縦断面斜視図であり、図5(a)(b)および図6(a)は模式的に示した縦断面図であり、図6(b)は模式的に示した横断面図である。これらの図はいずれも、主たる収納空間23を形成している引き出し式の収納部22が箱体21内に納まった状態を示した図である。
食器乾燥庫1は、図2に示すように、キッチンユニット3の天板の下方に組み込まれた引き出し式の乾燥庫であって、キッチンユニット3に形成された箱体21の箱内空間に対し出し入れ自在とした引き出し式の収納部22を有した物理構造となっている。
この収納部22の内部空間が食器類の主たる収納空間23とされ、収納部22が閉じて収納空間23が箱体21内に納まった状態で、除菌、乾燥の動作が可能とされる。これらの除菌、乾燥動作は利用者の操作により実行されるようになっている。
操作部15は、図2に示すように、操作ボタンなどが外部に操作可能に露出された状態に箱体21の開口側の上部の幅方向の端部(図2の右側)に配されている。なお、この操作部15には警報音などを出力する報知部も併設されている。操作部15の下側には、外部の空気を取り込むための吸気口21aが形成されている。また、箱体21の開口側の上部における幅方向の他方の端部には、排気口21bが形成されている。
箱体21内の上部空間には乾燥機構13a等が配設されている。収納部22が閉じた状態で乾燥運転が実行されているときには、吸気口21aから取り込んだ空気は乾燥機構13aを経由して収納空間23へ取り込まれる一方、収納空間23に溜まった空気は排気口21bから出ていくようになっている。
箱体21の前方は開口しており、その開口に収納部22を出し入れ(開閉)できるようになっている。図1に示すように、箱体21内の空間の上部には仕切り板24が取り付けてある。仕切り板24と箱体21の天井部21aとの間の仕切り空間24aには、乾燥機構13a(の一部)や発光部11、後述する制御部10などの各部を構成する種々の電子部品や基板などが配設されている。また、照射部12を構成したキセノンランプ12a、12aは、下方の収納空間23を臨むように、仕切り板24の底板に設けた開口部24cに組み付けられている。
3つのキセノンランプ12a、12aは、箱体21の幅方向のほぼ中央に直線状に並べてある(図6(b)参照)。このキセノンランプ12aはUVキセノン管12bを有してなる。
仕切り空間24aに配した乾燥機構13aは、図3に示すように、水平ダクト13baと垂直ダクト13bbとよりなる通気ダクト13bと、水平ダクト13baの前方に連結された空気取り入れ部13cとを有してなる。空気取り入れ部13cは環状形状とされ、その中央に取り入れ口13caを有しており、取り入れ口13caの中央のフィンを有した開口より、吸気口21aから入ってきた空気を取り込むように構成されている。この空気取り入れ部13cにはファン(不図示)が内装されている。また、垂直ダクト13bbは水平ダクト13baの後部より下方に延びており、垂直ダクト13bbの下部には収納空間23に空気を送り込めるように送風口13bcが形成されている。
このように、仕切り板24で区切られた箱体21内の仕切り空間24aは、乾燥機構13aの空気取り入れ部13c、水平ダクト13ba、および、種々の基板などで構成された回路部が配された空間となっている。
仕切り空間24aの横に仕切り板24を介して隣接する空間は、予備空間24bとされる。その予備空間24bは、図1に示すように、箱体21に収納部22が納まった状態では、収納部22の収納空間23と連結されて高さ方向に長い空間となり得る。つまり、この予備空間24bは収納空間23の一部として利用可能となる。
一方、引き出し式の収納部22は、前板22a(図2参照)と背板22b(図1参照)と底板22c(図1参照)とを外郭として備えている。前板22aと背板22bとは、複数の連結棒22d、22d、・・・および底板22cで連結されている。なお、連結棒22d、22d、・・・に代えてあるいは付加して、側板を設けてもよい。また、前板22aの上端には前方に突き出た取っ手22eが形成されている(図2参照)。また、背板22bの下方部には、上述した通気ダクト13bの送風口13bcからの空気を収納空間23へ取り込むことができる開口窓22baが設けてある。
収納部22の内部にはさらに、食器置き部25、まな板を立て置きするための立て置き部27、まな板5を平置きするためなどに利用される置き部26、布巾掛け部29が配設されている。これらは、ステンレスよりなる棒状の部材を内壁間に架け渡して並べることで構成されている。
食器置き部25は、複数の棒状体25a、25aを水切りのために間隔を空けて設けた網板部よりなり、底板22cのやや上方に配されている。棒状体25a、25aは前板22aと背板22bとを結ぶ連結棒22d、22d間に架設されている(図1参照)。
立て置き部27は、予備空間24bの下方の、収納空間23のほぼ中央の高さ位置に配されている。立て置き部27は、前板22aと背板22bとを結ぶように、所定間隔を空けて並べるように設けた3本の棒材(左棒材部)で構成されており、それぞれの棒材間にまな板5を縦長状にして立てかけられるようになっている(図1および図5(b)参照)。図5(b)には、まな板5を立てかけた状態が示してある。
平置き部26は、上述した立て置き部27(左棒材部)と、前板22aと背板22bとを結ぶように左棒材部と同一高さに設けた4本の棒材よりなる右棒材部28とよりなる(図1、図5(a)(b)参照)。図5(a)に示すように、この両棒材部の上にまな板5を平置き載置することができる。つまり、この平置き部26は、まな板5をその表面(調理用面)を上方に向けて設置できるようになっている。
布巾掛け部29は、収納空間23の上部に配されており、前板22aと背板22bとを結ぶように、幅方向に所定間隔を空けて並べた4本の棒材で構成されている(図1参照)。
この布巾掛け部29を構成する棒材および最上部の連結棒22dは、まな板5を図5(a)に示すように平置きしやすくするために、取り外しができるようになっている。なお、別体の設置台を備えて、その設置台を適宜付け替えることで、布巾掛け部29または右棒材部28に利用できるようにしてもよい。
立て置き部27を用いてまな板5を立て置きした場合には、まな板5の上部は予備空間24bにまで及ぶ。つまり、まな板5を立て置きした場合には、予備空間24bが収納空間23として利用されることとなる。
以上のように、この食器乾燥庫1には乾燥機構13aと照射部12とを配した仕切り空間24aの隣に収納空間23の一部となり得る予備空間24bが形成してあるので、食器類の収納空間23を大きくすることができる。特に、高さ方向に十分なスペースを確保することができる。
この食器乾燥庫1は、図4に示すように、内部基本構成として、各部を制御する制御部10と、キセノンランプ12a、12a、12aを備えた照射部12と、これらに電力を供給し、これらを制御部10と協働して動作させる発光部11とを備えている。発光部11は照射部12に電力を供給するためのコンデンサ11aを備えている。食器乾燥庫1はさらに、上述した乾燥機構13aを制御部10と協働して動作させる乾燥部13や、乾燥モード/殺菌専用モードの切り替え操作がなされるモード設定部14、その他の設定操作や開始操作などがなされる上述した操作部15を備えている。
ついで、照射部12のキセノンランプ12a、12a、12aによる収容物に対する除菌の態様について、具体的に説明する。
キセノンランプ12aは、発光することで紫外線を出力する構成となっている。図1および図6に示すように、照射部12の3つのキセノンランプ12a、12a、12aは下方に向けられ、収納空間23に紫外線を照射する構成となっている。
キセノンランプ12aは、上述したようにUVキセノン管12b(図1参照)を有してなる。このUVキセノン管12bは、その位置から70mm下方へ発光した場合、紫外線の照射範囲が420mm×230mm程度であることが実験によりあきらかになっている。よって、このキセノンランプ12aを直線状に3つ並べ、かつ、キセノンランプ12aの約70mm下方に設置部26を設ければ、平置き部26に載せ置いた標準的な寸法のまな板5の一方の表面のほぼ全体に紫外線を直接照射することができる。
本実施形態のものでは、キセノンランプ12aは、その長手方向が収納空間23の奥行き方向と合致するように、3つのキセノンランプ12a、12a、12aが直線状に並べてある(図6(a)(b)参照)。
発光部11は、操作部15が操作された際に、制御部10との協働により複数の(本例では3つの)キセノンランプ12a、12a、12aを発光させ、複数のキセノンランプ12a、12a、12aに紫外線の照射動作をさせる構成となっている。この照射動作は、除菌専用モードと乾燥モードの2種の動作モード下において実行されるようになっている(図7(a)(b)参照)。この2種の動作モードは、モード設定部14によって、いずれかに設定されるようになっている。
除菌専用モードは、キセノンランプ12aの紫外線照射により収納庫20内の食器類の除菌のみを行うモードである(図7(a)のS101)。一方、乾燥モードは、乾燥部13による食器類の乾燥と、キセノンランプ12aの紫外線照射による食器類の除菌とを連続的に実行するモードである(図7(b)のS201、S202)。
除菌専用モードは、乾燥の利用とは関係なく利用できるモードであるため、たとえば、調理中に食材ごとに頻繁に洗浄する必要がある、まな板5などの食器類の除菌に利用することができる。
このような除菌専用モードでは、少なくともまな板5に関しては、図5(a)、図6(a)(b)に示すように、まな板5を平置きすればよい。このようにまな板5を平置きすれば、キセノンランプ12aからの紫外線をまな板5の調理面に直接照射することができる。そのため、まな板5の効率的な除菌を行うことができる。
また、乾燥モードの実行は、食後などに洗浄したのちの多くの食器類をまとめて乾燥、除菌することを目的としている。そのため、図5(b)に示すように、このモードでは、食器7は食器置き部25に置き、まな板5は立て置き部27に立て、布巾6は布巾掛け部29に掛けた状態にして実行することが望ましい。
以上のように、本食器乾燥庫1は2種のモードで食器類を除菌できる構成になっているので、除菌の対象物によっては使い分けができる。
特に、除菌専用モードは食器類を乾燥させることなく除菌のみを行うモードであるため、手早く除菌だけを実行することができる。たとえば、上述したように、まな板5は調理中に食材ごとに頻繁に洗浄、除菌することが望ましいが、このように除菌専用モードでの除菌が可能となっているため、乾燥を実行することなく、除菌のみを行うことができる。この除菌動作は後述するように短時間で完了するため、調理中に実施しても、短時間でまな板5を清潔な状態にすることができ、すぐに別の食材の調理ができるようになり、利便性が高い。もちろん、まな板5のみならず、包丁や布巾6、食器7も短時間で除菌でき、使い勝手がよい。
また、乾燥モードでは食器類の乾燥動作ののちに除菌動作が連続実行されるので、乾燥後の除菌のし忘れを防止することができる。なお、乾燥モードにおける除菌動作は、操作部15による設定により実行の可否が選択されるようにしてもよい。
また、このような食器乾燥庫1によれば、紫外線の照射に際して、対象となる食器類の表面などに特殊な処理を施しておく必要がないので、食器類の種類に関係なく、収容可能な寸法であればどのような食器類であっても除菌対象とすることができる。
さらに、この食器乾燥庫1は、殺菌液への漬け置きなどが困難な、まな板5のような大きな寸法のものにとって、特に有効である。また、この食器乾燥庫1によれば、殺菌液などの化学物質を使わないので、安心して利用することができる。
つぎに、照射部12(複数のキセノンランプ12a、12a、12a)の発光の動作態様について説明する。
複数のキセノンランプ12a、12a、12aは、一度の除菌動作において、それぞれが間欠的に複数回の発光を行うように制御される。また、複数のキセノンランプ12a、12a、12aは各キセノンランプ12aが順に発光するようになっており、図8に示したタイムチャートのように、発光を繰り返す動作構成となっている。
このように、本実施形態の食器乾燥庫1は、発光部11が制御部10との協働により照射部12(複数のキセノンランプ12a、12a、12a)を連動制御する構成となっている。
本実施形態の例では、各キセノンランプ12aの1回のオン(発光)は、図8に示すように、瞬間的なパルス発光となっており、各キセノンランプ12aが数回〜10回発光する構成となっている。本発明者らの実験によれば、パルス発光でも除菌効果があること、および合計20回の発光(まな板5に対する照射)で、99%以上が除菌されていることが確認されている。たとえば、2、3分で、3つのキセノンランプ12a、12a、12aで、合計20回の発光がなされるようにすればよい。
このように、この食器乾燥庫1は、一度の除菌動作で、キセノンランプ12aがパルス発光し、間欠動作する構成であるため、使用電力量を少なくでき、キセノンランプ12aを長持ちさせることができる。また、複数のキセノンランプ12a、12a、12aを用いる構成であるため、個々のキセノンランプ12a、12a、12aの劣化をさらに遅くすることができる。
このキセノンランプ12a(UVキセノン管12b)の、UVランプ(10Wタイプ)との比較実験等によれば、次のような差異があることが判明している。
(a)UVキセノン管12bの照射エネルギーは、70mmの直接照射の場合、UVランプの約13倍である。よってパルス発光でも効果がある。
(b)UVランプでは連続発光が必要であるが、UVキセノン管12bではパルス発光でよいため、照射時間は少なくてすむ。たとえば、UVキセノン管12bを2回発光させた場合(パルス発光、休止、パルス発光)、休止を5秒とすれば、UVランプで同程度の照射エネルギーを得ようとした場合の照射時間の1/3程度の稼動時間ですむ。
(c)UVランプは蛍光灯であるため、5℃以下、40℃以上で使用すると寿命が短くなる。
(d)UVランプは低温始動性が悪く立ち上がりも遅い。立ち上がりが遅いためスタート時の除菌能力が低くなるおそれがある。UVキセノン管12bは一定した除菌能力がある。
(e)UVランプは水銀を使用しているが、UVキセノン管12bは水銀を使用していない。つまり環境面での優位性がある。
また、照射部12に対し電力供給し制御する発光部11は3つのキセノンランプ12a、12a、12aに対して1つ設ければよいため、大掛かりな構成にはならず、製造コストを低く抑えることができる。
以上に示したキセノンランプ12a、12a、12aの発光態様は、操作部15で設定変更できるようにしてもよい。たとえば、調理面の小さいまな板5を対象とすることを考慮して、隣接する2つのキセノンランプ12a、12aのみを用いる構成に変更できるようにすればよい。また、キセノンランプ12aのオン(パルス)の時間やオン回数、オン間隔などを変更できるようにしてもよい。
このように、利用者が発光態様を設定変更できるようにすることで、使用態様に応じて、除菌性能をさらに高めたり、除菌効率をよくしたり、使用電力をさらに低減したりすることができる。たとえば対象とする菌の種類に対応させて、発光態様を簡単に変更することもできる。
以上には、食器乾燥庫1としてキッチンユニット3に組み込まれたものを例示した。このように、食器乾燥庫1がキッチンユニット3に組み込まれているので、使い勝手がよい。特に、調理中に頻繁に使用する、寸法の大きなまな板5を殺菌する場合に効果的である。上述の例のように、キセノンランプ12aが下方に向けて紫外線を照射する構成となっているので、まな板5を除菌するためには、まな板5を調理面を上方に向けて平置き部26に載置するだけでよく、きわめて使いやすい。
この平置き部26は、上述の実施形態の例では、キセノンランプ12aの約70mm下方に配してあるが、この距離を変更できるように、棒材の付け替えができるようにしてもよい。
また、食器乾燥庫1はキッチンユニット3に組み込まれたものに限定されない。さらに、食器乾燥庫1は洗浄機能を有した食器洗い乾燥庫であってもよい。
また、上述の実施形態の例は、水平に配置したまな板5に上方より紫外線を照射する構成となっているが、下方より照射する構成であってもよいし、立て置きしたまな板5に対して側方から照射する構成であってもよい。
立て置きしたまな板5に対して側方から紫外線を照射するためには、たとえば上述した仕切り空間24aを向きを変えて上部空間に配置するようにすればよい。つまり、図1における仕切り空間24aの正面視における矩形の長辺を箱体の右の側板に沿わせるようにして、仕切り空間24aを配置すればよい。なお、その場合は、照射部12を収納空間23の高さ方向の中ほどとなるように仕切り板24に組み付けることが望ましい。仕切り空間24aをそのように配したものでも、左側には予備空間24bが形成されて収納空間23となり得、その縦長の空間にまな板5を立て置きすることができる。
1 食器乾燥庫
5 まな板(食器類)
6 布巾(食器類)
7 食器(食器類)
12 照射部
13a 乾燥機構
20 収納庫
21 箱体
23 収納空間
24a 仕切り空間(収納庫内の上部空間おける幅方向の一方側の空間)
24b 予備空間(仕切り空間に隣接する収納空間の一部の空間)

Claims (2)

  1. 収納庫内の収納空間に収容された食器類を、該収納庫に内装した乾燥機構を動作させて乾燥するようにした食器乾燥庫において、
    前記収納庫内に紫外線を照射する照射部を備えた構成とされ、
    前記乾燥機構と前記照射部とが、前記収納庫内の上部空間おける幅方向の一方側の空間に、幅方向において前記収納空間の一部と隣接するように配されていることを特徴とする食器乾燥庫。
  2. 請求項1において、
    前記照射部は下方に向けて紫外線を照射するようになっている、食器乾燥庫。


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TWI725226B (zh) * 2017-08-31 2021-04-21 艾緹亞國際興業有限公司 具有改良加熱器空間分配的烘碗機

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