JP2016173906A - 節度機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩耗等により生じるガタを抑制し、良好な操作感触を得ることができる節度機構を提供する。【解決手段】一定間隔で設けられた複数の凹部41と凸部42とからなるクリックカム40が形成されているクリック部材14と、クリックカム40に摺接する当接部材50と、当接部材50をクリックカム40に付勢する弾性部材55と、を備え、クリック部材14と当接部材50との相対移動で凹部41に係脱可能とされた節度機構1であって、当接部材50が複数設けられており、当接部材50のうち、第1当接部材51が凸部42に当接して、他の当接部材52が凹部41の底面における片側に偏倚させる停止位置P1を有している。【選択図】図4

Description

本発明は、クリック感触を発生させる節度機構に関し、特に、クリック感触を操作感触とする入力装置の節度機構に関する。
入力装置の操作に感触を付与するための節度機構が知られている(例えば、特許文献1)。
図8は特許文献1に記載された回転型電気部品900の分解斜視図である。ケース901は、合成樹脂等の絶縁材で構成され、中央に大きな中空状の筒状軸901aが突出して設けられている。絶縁基板902は、フェノール樹脂等の積層板からなり、操作軸903の回転検出用の抵抗体パターンおよび集電体パターンが設けられている。操作軸903は、合成樹脂等の絶縁材からなり、中央に大きな中空状の空洞部を有する筒状に形成されている。取付部材909は、金属板を打ち抜き、折り曲げて形成されている。
回転型電気部品900の節度機構は、図8に示す回転部材904と板ばね908で構成されている。回転部材904は、クリック部材として機能するものであり、合成樹脂等の絶縁材からなり、凹凸状のクリックカム904bが形成されている。回転部材904は、操作軸903に位置決めされて、一体的に回転可能に保持される。板ばね908は、弾性を有する金属板からなり、クリック用突起908aが設けられている。板ばね908の両端部には、固定するための固定部908bが形成され、カシメなどにより取付部材909の後方側の面に固着される。
回転部材904が有するクリックカム904b上をクリック用突起908aが摺動することで回転時のクリック感触を発生させる。
特開2008−277259号公報
しかしながら、このような節度機構では、クリックカム904bの形状とクリック用突起908aの形状とが操作感触に大きく影響してしまう。例えば、操作感触を強めようとすると、クリック用突起908aを強く押し付けることになるので、クリックカム904bが摩耗しやすくなり、クリックカム904bの凹部とクリック用突起908aとの寸法差による隙間を生じる。このため、操作感触を強めることが困難であり、また、隙間によるガタが大きくなると操作力を感じ始める位置がずれることから違和感を生じ操作感触を損なってしまうという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、摩耗等により生じるガタを抑制し、良好な操作感触を得ることができる節度機構を提供することを目的とする。
本発明の節度機構は、一定間隔で設けられた複数の凹部と凸部とからなるクリックカムが形成されているクリック部材と、前記クリックカムに摺接する当接部材と、前記当接部材を前記クリックカムに付勢する弾性部材と、を備え、前記クリック部材と前記当接部材との相対移動で前記凹部に係脱可能とされた節度機構であって、前記当接部材が複数設けられており、前記当接部材のうち、第1当接部材が前記凸部に当接して、他の当接部材が前記凹部の底面における片側に偏倚させる停止位置を有していることを特徴とする。
この構成によれば、停止位置において他の当接部材がクリックカムの凹部の底面における片側に偏倚するので、ガタの発生を抑制することができる。操作者が停止位置から操作するときに常に片寄された側から移動を開始できるので、ガタによる操作感触のばらつきがなく、良好な操作感触を得ることができる。したがって、摩耗等により生じるガタを抑制し、良好な操作感触を得ることができる。
また、本発明の節度機構において、前記凸部は頂部と該頂部の両側から延びる斜面とを有してなり、前記停止位置において、前記第1当接部材は前記斜面に当接することを特徴とする。
この構成によれば、停止位置において、第1当接部材が斜面に当接することで発生する付勢力によって、他の当接部材をクリックカムの凹部の底面における片側に偏倚させることができる。
また、本発明の節度機構において、前記第1当接部材は、前記他の当接部材に比べて付勢力が小さくなるように前記弾性部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1当接部材の付勢力が他の当接部材の付勢力よりも小さくなるように各々の弾性部材を設けたので、停止位置において、確実に第1当接部材が凸部に止まり、かつ、他の当接部材を凹部の底面に止めることができる。
また、本発明の節度機構において、前記他の当接部材が複数配置され、該他の当接部材同士の間隔は前記凸部同士の間隔の整数倍と同一に設けられており、前記第1当接部材と前記他の当接部材との間隔は前記凸部同士の間隔の整数倍よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、他の当接部材を複数個所に当接させることで操作力を大きく、かつ簡単に構成できる。
本発明によれば、節度機構は、当接部材が複数設けられており、第1当接部材がクリックカムの凸部に当接して、他の当接部材がクリックカムの凹部の底面における片側に偏倚させる停止位置を有しているので、ガタの発生を抑制することができる。操作者が停止位置から操作するときに常に片寄された側から移動を開始できるので、ガタによる操作感触のばらつきがなく、良好な操作感触を得ることができる。したがって、摩耗等により生じるガタを抑制し、良好な操作感触を得ることができる節度機構を提供することができる。
本発明の実施形態の節度機構を備える入力装置の斜視図である。 本発明の実施形態の節度機構を備える入力装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態の節度機構における弾性部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態の節度機構を説明する原理図である。 節度機構を説明する原理図であり、過渡状態の説明図である。 節度機構を説明する原理図であり、過渡状態の説明図である。 節度機構を説明する原理図であり、変形例の説明図である。 従来の回転型電気部品の分解斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態の節度機構1を備える入力装置100の斜視図である。図2は、節度機構1を備える入力装置100の分解斜視図である。図3は、節度機構1における弾性部材55を示す斜視図である。図4は、節度機構1を説明する原理図である。図5および図6は、節度機構1を説明する原理図であり、過渡状態の説明図である。
本実施形態の節度機構1は、入力装置100に備えられている。入力装置100は、図1に示すように、回転信号端子11が設けられている固定部材12と、回転操作によって回転するクリック部材14と、クリック部材14を回転可能に保持するカバー部材60とを有している。入力装置100の固定部材12およびクリック部材14は、中心軸1aを中心とする2重の円筒形状になっている。入力装置100は、円筒形状の中空部分にスイッチや照光機構が配置可能であるが、本明細書では省略している。
固定部材12およびクリック部材14は、絶縁材である合成樹脂を成形して形成されている。図2に示すように、固定部材12は鍔部12aを備え、金属性の複数の回転信号端子11が下方に向かって突出するように取り付けられている。複数の回転信号端子11は、鍔部12aの上面側に露出するように配置された複数の固定電極11aに接続されている。
クリック部材14は、鍔部12aの上面側の固定電極11aに対向配置される可動電極部14aを有している。この可動電極部14aの下面に、クリック部材14と一体的に回転するように金属製の可動電極13が配置されている。可動電極13は、複数の回転信号端子11に対応して板バネ状に形成された複数の摺動子13aを備えている。可動電極部14aの上面側には、周方向に沿って一定間隔で設けられた複数の凹部41と凸部42とからなるクリックカム40が形成されている。なお、クリックカム40の材質は操作音に影響し、合成樹脂で形成されている場合には金属的な操作音ではなく静音化が可能である。
クリックカム40の上側には、弾接部材15が部分的に弾接するように配置されている。本実施形態における弾接部材15は、弾性を有する金属板で形成され、クリックカム40に摺接する凸状の当接部材50と、当接部材50をクリックカム40に付勢する板バネ状の弾性部材55とが一体となっている。なお、当接部材50と弾性部材55とは別体であってもよい。
固定部材12、クリック部材14および弾接部材15を所望の状態に維持するように、金属製のカバー部材60が配置されている。カバー部材60は、固定部材12の鍔部12aの上方に環状部60aを備えるともに、環状部60aの外周位置から下方に向かって折り曲げられた係止片60bを備える。係止片60bは鍔部12aの下面側でさらに内側に折り曲げられており、鍔部12aと環状部60aとの間にクリック部材14の可動電極部14aおよび弾接部材15を収容するとともに、弾性部材55が当接部材50をクリックカム40に付勢するように支持する。
本実施形態の節度機構1は、クリックカム40が形成されているクリック部材14と、当接部材50と、当接部材50を付勢する弾性部材55と、を備え、クリック部材14と当接部材50との相対移動で凹部41に係脱可能とされている。これにより、入力操作でクリック部材14が回転すると、クリック部材14と当接部材50との相対移動により、クリックカム40の凹凸に対応して操作感触が得られる。
次に、本実施形態の節度機構1の特徴について、図4〜図6を参照して説明する。なお、図2に示すように、クリックカム40は可動電極部14aの周方向に沿って形成されているが、より分かりやすくするため、図4〜図6は一次元の事例に変更している。
図4に示すように、弾性部材55に付勢された当接部材50が複数設けられており、クリック部材14に形成されているクリックカム40に当接している。クリックカム40は一定間隔(S1)で設けられた複数の凹部41と凸部42とからなる。本実施形態では、クリックカム40には、頂部42aとその両側から延びる斜面42bとを有する凸部42が、S1ごとに設けられている。また、凸部42同士の間には凹部41が設けられている。
本実施形態では、図4に示すように、当接部材50が3個である。当接部材50のうち、第1当接部材51は弾性部材55aによって付勢されている。また、他の当接部材52、53は、それぞれ弾性部材55bによって付勢されている。第1当接部材51は、他の当接部材52、53に比べて付勢力が小さくなるように弾性部材55が設けられている。本実施形態では、弾性部材55aが弾性部材55bに比べて弱いバネになっている。なお、本実施形態では弾性部材55a、55bをコイルバネとして図示しているが、これに限定されず、板バネや他の弾性を有する部材であってもよい。また、付勢力を調整する方法はバネの強さに限定されず、弾性部材の寸法や初期状態での圧縮量を変化させてもよい。
本実施形態では、図4に示すように、当接部材50の間隔が、第1当接部材51と隣り合う他の当接部材52との間隔(L1)と、他の当接部材52、53の間隔(L2)とで異なっている。L1は、凸部42同士の間隔S1の整数倍である。L2は、凸部42同士の間隔S1の整数倍より僅かに大きな間隔に設定されている。
このため、図4に示す停止位置P1では、当接部材52、53が凹部41の底面に付勢される。また、停止位置P1において、第1当接部材51は斜面42bに当接する。このとき、第1当接部材51は、他の当接部材52、53に比べて付勢力が小さくなるように弾性部材55が設けられているため、第1当接部材51の付勢力が他の当接部材52、53を凹部41の底面から斜面42bに移動させる駆動力は備えていない。しかし、第1当接部材51が斜面42bに当接することで発生する付勢力によって、凹部41の底面における片側に偏倚させる駆動力を発揮するので、図4に示す停止位置P1で安定状態となる。第1当接部材51の付勢力が他の当接部材52の付勢力よりも小さくなるように各々の弾性部材55を設けたので、停止位置P1において、確実に第1当接部材51が凸部42に止まり、かつ、他の当接部材52、53を凹部41の底面に止めることができる。すなわち、停止位置P1では、図4の右方向にも左方向にもガタの発生を抑制することができる。
また、停止位置P1以外での過渡状態での挙動として、図5では、第1当接部材51が凸部42の頂部42aより右側、他の当接部材52、53が凸部42の頂部42aより左側に位置する場合を示す。このとき、第1当接部材51が弾性部材55aによる付勢力で右側への駆動力F1を受けるが、他の当接部材52、53が弾性部材55bによる付勢力で左側への駆動力F2を受けるため、クリック部材14に対して当接部材50が左側へ相対移動する。
図6に示すように、第1当接部材51が凸部42の頂部42aより左側へ移動すると、第1当接部材51が弾性部材55aによる付勢力で左側への駆動力F1を受けるようになる。一方、他の当接部材52、53は弾性部材55bによる付勢力が弱まって左側への駆動力F2が小さくなる。いずれも左側への駆動力を受けているため、クリック部材14に対して当接部材50が左側へ相対移動する。
この移動は左側への駆動力が右側への駆動力と等しくなるまで継続し、図4に示す停止位置P1で停止することになる。
なお、当接部材50が頂部42aの左右に位置する(図5参照)ように、第1当接部材51と隣り合う他の当接部材52との間隔(L1)が設定されていることが好ましい。また、凹部41の底面は、凸部42同士の間隔S1より十分に小さいことが好ましい。しかしながら、合成樹脂からなるクリックカム40が摩耗すると、斜面42bが削れて凹部41の底面が拡がった形状になっていく。図4〜図6は、クリックカム40が摩耗して、凹部41の底面が拡がった形状としたものである。クリックカム40が摩耗するとガタを生じやすくなるが、本実施形態では凹部41の底面における片側に偏倚させるのでガタを生じにくくすることができる。
本実施形態の節度機構1による操作感触は、主に、当接部材52、53が凸部42の頂部42aを乗り越える際に、弾性部材55bによる付勢力で発生する駆動力の方向が反転するクリック感触である。この操作感触は、凸部42同士の間隔S1の整数倍となる位置に配置された当接部材の個数によって強めることが可能であり、本実施形態では当接部材52、53の2個を備えることで、1個だけの場合のほぼ2倍のクリック感触を得ることができる。また、操作感触を強める必要が無い場合には、1個当たりの付勢力を小さくしておくことができるので、合成樹脂からなるクリックカム40の摩耗が小さくでき、より寿命の長いものとすることができる。
なお、第1当接部材51が凸部42の頂部42aを乗り越える際にもクリック感触を生じるが、弾性部材55aによる付勢力を相対的に弱めることによって、そのクリック感触は弱められている。
図2〜図6では、当接部材50が3個の事例として説明したが、これに限らず、当接部材50が4個以上であってもよい。また、第1当接部材51の付勢力が他の当接部材52の付勢力よりも小さくなるように設けられていれば、第1当接部材51と他の当接部材52との2個で構成してもよい。
本実施形態の節度機構1を備える入力装置100では、停止位置P1において他の当接部材52がクリックカム40の凹部41の底面における片側に偏倚するので、ガタの発生を抑制することができる。操作者が停止位置P1から操作するときに常に片寄された側から移動を開始できるので、ガタによる操作感触のばらつきがなく、良好な操作感触を得ることができる。したがって、摩耗等により生じるガタを抑制し、良好な操作感触を得ることができる。
特に、入力装置を車載用途の機器に用いる場合、比較的大きな振動を受けてラットルノイズが発生することもあるが、本実施形態の節度機構1を備える入力装置100では、停止位置P1においてガタが抑制されているため、振動ノイズを抑制することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の節度機構1は、一定間隔で設けられた複数の凹部41と凸部42とからなるクリックカム40が形成されているクリック部材14と、クリックカム40に摺接する当接部材50と、当接部材50をクリックカム40に付勢する弾性部材55と、を備える。そして、クリック部材14と当接部材50との相対移動で凹部41に係脱可能とされている。さらに、当接部材50が複数設けられており、当接部材50のうち、第1当接部材51が凸部42に当接して、他の当接部材52が凹部41の底面における片側に偏倚させる停止位置P1を有している。
この構成によれば、停止位置P1において他の当接部材52がクリックカム40の凹部41の底面における片側に偏倚するので、ガタの発生を抑制することができる。操作者が停止位置P1から操作するときに常に片寄された側から移動を開始できるので、ガタによる操作感触のばらつきがなく、良好な操作感触を得ることができる。したがって、摩耗等により生じるガタを抑制し、良好な操作感触を得ることができる。
また、本実施形態の節度機構1において、凸部42は頂部42aと該頂部42aの両側から延びる斜面42bとを有してなり、停止位置P1において、第1当接部材51は斜面42bに当接する。
この構成によれば、停止位置P1において、第1当接部材51が斜面42bに当接することで発生する付勢力によって、他の当接部材52をクリックカム40の凹部41の底面における片側に偏倚させることができる。
また、本実施形態の節度機構1において、第1当接部材51は、他の当接部材52に比べて付勢力が小さくなるように弾性部材55が設けられている。
この構成によれば、第1当接部材51の付勢力が他の当接部材52の付勢力よりも小さくなるように各々の弾性部材55を設けたので、停止位置P1において、確実に第1当接部材51が凸部42に止まり、かつ、他の当接部材52を凹部41の底面に止めることができる。
また、本実施形態の節度機構1において、他の当接部材52、53が複数配置され、該他の当接部材同士の間隔(L2)は凸部42同士の間隔S1の整数倍と同一に設けられており、第1当接部材51と他の当接部材52との間隔(L1)は凸部42同士の間隔S1の整数倍よりも大きくなるように設けられている。
この構成によれば、他の当接部材52、53を複数個所に当接させることで操作力を大きく、かつ簡単に構成できる。
以上のように、本発明の実施形態の節度機構1を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、停止位置P1において他の当接部材52がクリックカム40の凹部41の底面における左側に偏倚する事例を説明したが、右側に偏倚する構成に変更してもよい。図4〜図6の原理図を左右反転させた場合には、当接部材52がクリックカム40の凹部41の底面における右側に偏倚することとなる。また、図7に示すように、第1当接部材51と他の当接部材52との間隔を変えることにより、右側に偏倚する構成にすることができる。第1当接部材51と隣り合う他の当接部材52との間隔(L3)は、凸部42同士の間隔S1の整数倍より大きな間隔に設定されている。
(2)本実施形態において、第1当接部材51と他の当接部材52との間隔(L1)は凸部42同士の間隔S1の整数倍よりも大きくなるように設けられているが、凸部42同士の間隔S1より小さくなるように設けることもできる。
(3)本実施形態において、弾接部材15は、クリックカム40に摺接する凸状の当接部材50と、当接部材50をクリックカム40に付勢する板バネ状の弾性部材55とが一体となっているとしたが、当接部材50と弾性部材55とは別体であってもよい。また、弾性部材55を支持する支持部材がカバー部材60とは別体で設けられていてもよい。
(4)本実施形態において、第1当接部材51と当接部材52、53とが、同一径の円周上に配置されている構成としたが、異なる径の円周上を摺動するように配置してもよい。例えば、第1当接部材51が径の小さい円周上を摺動するように配置することができる。
(5)本実施形態において、入力装置100は、回転信号端子11が設けられている回転操作型の入力装置としたが、回転型の入力装置に限定されない。例えば、直動型の入力装置の節度機構に適用することができる。
(5)本実施形態において、入力装置100は、クリック部材14が回転して、クリック部材14のクリックカム40が移動する構成であったが、当接部材50を備えた弾接部材15が回転するように構成されていてもよい。
1 節度機構
1a 中心軸
11 回転信号端子
11a 固定電極
12 固定部材
12a 鍔部
13 可動電極
13a 摺動子
14 クリック部材
14a 可動電極部
15 弾接部材
40 クリックカム
41 凹部
42 凸部
42a 頂部
42b 斜面
50 当接部材
51 第1当接部材
52 当接部材
53 当接部材
55 弾性部材
55a 弾性部材
55b 弾性部材
60 カバー部材
60a 環状部
60b 係止片
100 入力装置
P1 停止位置
F1、F2 駆動力
S1、L1、L2、L3 間隔

Claims (4)

  1. 一定間隔で設けられた複数の凹部と凸部とからなるクリックカムが形成されているクリック部材と、
    前記クリックカムに摺接する当接部材と、
    前記当接部材を前記クリックカムに付勢する弾性部材と、を備え、
    前記クリック部材と前記当接部材との相対移動で前記凹部に係脱可能とされた節度機構であって、
    前記当接部材が複数設けられており、前記当接部材のうち、第1当接部材が前記凸部に当接して、他の当接部材が前記凹部の底面における片側に偏倚させる停止位置を有していることを特徴とする節度機構。
  2. 前記凸部は頂部と該頂部の両側から延びる斜面とを有してなり、前記停止位置において、前記第1当接部材は前記斜面に当接することを特徴とする請求項1に記載の節度機構。
  3. 前記第1当接部材は、前記他の当接部材に比べて付勢力が小さくなるように前記弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の節度機構。
  4. 前記他の当接部材が複数配置され、該他の当接部材同士の間隔は前記凸部同士の間隔の整数倍と同一に設けられており、前記第1当接部材と前記他の当接部材との間隔は前記凸部同士の間隔の整数倍よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の節度機構。

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