JP2016173725A - 表示装置、情報処理装置、情報表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示部に表示される情報の秘匿性を確保すると共に、前記情報を利用するユーザーの利便性を向上可能な表示装置、情報処理装置、及び情報表示方法を提供すること。【解決手段】画像処理装置は、予め定められた特定情報が操作表示部に表示されている場合に、画像処理装置から予め定められた範囲内における人物の移動速度を検出し(ステップS3)、検出された前記人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断し(ステップS5、ステップS6)、判断結果に応じて前記操作表示部に表示されている前記特定情報を隠蔽する(ステップS7)。【選択図】図4
Description
本発明は、表示装置、表示装置を備える情報処理装置、及び情報表示方法に関する。
一般に、液晶ディスプレーなどの表示部を備えるプリンターのような情報処理装置が知られている。この種の情報処理装置の表示部では、ユーザー操作に応じてパスワードなどの秘匿性の高い情報が表示されることがある。ここで、情報処理装置を操作するユーザー以外の第三者が情報処理装置の近辺に存在する場合には、表示部に表示されている情報がその第三者によって覗き見られるおそれがある。これに対し、情報処理装置の近辺で第三者の存在が検知された場合に、表示部に表示されている情報を隠蔽する技術が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、第三者が他の場所への移動途中に情報処理装置の近辺を足早に通過する場合のように、情報処理装置の近辺に第三者が存在するとしても、その第三者に表示部に表示されている情報を覗き見られるおそれがない場合もある。そのため、情報処理装置の近辺で第三者の存在が検知された場合に、一律に表示部に表示されている情報が隠蔽されると、前記情報を利用するユーザーの利便性が低下する。
本発明の目的は、表示部に表示される情報の秘匿性を確保すると共に、前記情報を利用するユーザーの利便性を向上可能な表示装置、情報処理装置、及び情報表示方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る表示装置は、速度検出部と、判断処理部と、隠蔽処理部とを備える。前記速度検出部は、表示装置から予め定められた範囲内における人物の移動速度を検出する。前記判断処理部は、予め定められた特定情報が表示部に表示されている場合に、前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する。前記隠蔽処理部は、前記判断処理部による判断結果に応じて前記表示部に表示されている前記特定情報を隠蔽する。
本発明の他の局面に係る情報処理装置は、表示装置を備える。前記表示装置は、速度検出部と、判断処理部と、隠蔽処理部とを備える。前記速度検出部は、表示装置から予め定められた範囲内における人物の移動速度を検出する。前記判断処理部は、予め定められた特定情報が表示部に表示されている場合に、前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する。前記隠蔽処理部は、前記判断処理部による判断結果に応じて前記表示部に表示されている前記特定情報を隠蔽する。
本発明の他の局面に係る情報表示方法は、以下の第1ステップ、第2ステップ、及び第3ステップを含む。前記第1ステップは、表示部を備える表示装置から予め定められた範囲内における人物の移動速度を検出する。前記第2ステップは、予め定められた特定情報が前記表示部に表示されている場合に、前記第1ステップにより検出される前記人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する。前記第3ステップは、前記第2ステップによる判断結果に応じて前記表示部に表示されている前記特定情報を隠蔽する。
本発明によれば、表示部に表示される情報の秘匿性を確保すると共に、前記情報を利用するユーザーの利便性を向上可能な表示装置、情報処理装置、及び情報表示方法が実現される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[通信システム100]
本発明の実施形態に係る画像処理装置10を含む通信システム100は、図1に示すように、画像処理装置10と、一又は複数の携帯端末20とを備える。携帯端末20は、例えばスマートフォンなどの情報処理装置である。画像処理装置10は、携帯端末20との間で無線によるデータ通信を実行することが可能である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置10を含む通信システム100は、図1に示すように、画像処理装置10と、一又は複数の携帯端末20とを備える。携帯端末20は、例えばスマートフォンなどの情報処理装置である。画像処理装置10は、携帯端末20との間で無線によるデータ通信を実行することが可能である。
[画像処理装置10の概略構成]
以下、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像処理装置10の概略構成について説明する。ここで、図2は画像処理装置10の構成を示す断面模式図である。
以下、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像処理装置10の概略構成について説明する。ここで、図2は画像処理装置10の構成を示す断面模式図である。
画像処理装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。ここに、画像処理装置10が、本発明における情報処理装置の一例である。なお、本発明は、スキャナー装置、プリンター装置、ファクシミリ装置、コピー機、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末、テレビ、ATMなどの情報処理装置に適用可能である。
具体的に、画像処理装置10は、図1及び図2に示すように、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、通信部7、及び記憶部8を備える。ここに、制御部5及び操作表示部6を備える装置が、本発明における表示装置の一例である。
ADF1は、不図示の原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。画像読取部2は、不図示の原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式でカラー又はモノクロの画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行可能である。具体的に、画像形成部3は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、及びK(ブラック)に対応する複数の画像形成ユニット、光走査装置(LSU)、中間転写ベルト、二次転写ローラー、定着装置、及び排紙トレイを備える。そして、画像形成部3では、給紙部4から供給されるシートにカラー又はモノクロの画像が形成されて、画像形成後の前記シートが前記排紙トレイに排出される。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶部である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像処理装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像処理装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。ここに、操作表示部6が、本発明における表示部の一例である。
通信部7は、外部の通信機器との間でデータ通信を実行可能な通信インターフェイスである。具体的に、通信部7は、携帯端末20などの外部通信機器との間で、Bluetooth(登録商標)で規定された所定の通信プロトコルに従って無線によるデータ通信を実行する。例えば、通信部7は、クラス2と称される電波強度(2.5mW)で、画像処理装置10から約10mの範囲に存在する外部通信機器との間でBluetoothによる無線通信を実行可能である。なお、通信部7は、携帯端末20との間でWi―Fiダイレクト(登録商標)などの無線LANの通信規格に従った無線通信を実行してもよい。
記憶部8は、SSD(ソリッドステートドライブ)又はHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置である。記憶部8には、制御部5がユーザーを認証するために用いる認証情報が記憶される。例えば、前記認証情報は、ユーザー毎に予め定められたユーザー名及びパスワードである。なお、記憶部8に替えて、制御部5にEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリーが設けられていてもよい。
ところで、画像処理装置10のような情報処理装置の表示部では、ユーザー操作に応じてパスワードなどの秘匿性の高い情報が表示されることがある。ここで、情報処理装置を操作するユーザー以外の第三者が情報処理装置の近辺に存在する場合には、表示部に表示されている情報がその第三者によって覗き見られるおそれがある。これに対し、情報処理装置の近辺で第三者の存在が検知された場合に、表示部に表示されている情報を隠蔽する技術が知られている。
しかしながら、第三者が他の場所への移動途中に情報処理装置の近辺を足早に通過する場合のように、情報処理装置の近辺に第三者が存在するとしても、その第三者に表示部に表示されている情報を覗き見られるおそれがない場合もある。そのため、情報処理装置の近辺で第三者の存在が検知された場合に、一律に表示部に表示されている情報が隠蔽されると、前記情報を利用するユーザーの利便性が低下する。これに対し、本発明の実施形態に係る画像処理装置10では、以下に説明するように、操作表示部6に表示される情報の秘匿性が確保されると共に、前記情報を利用するユーザーの利便性を向上させることが可能である。
具体的に、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の特定情報隠蔽処理(図4のフローチャート参照)を実行させるための特定情報隠蔽プログラムが予め記憶されている。なお、前記特定情報隠蔽プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部8にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図1に示すように、認証処理部51、特定処理部52、速度検出部53、判断処理部54、及び隠蔽処理部55を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記特定情報隠蔽プログラムを実行することにより、認証処理部51、特定処理部52、速度検出部53、判断処理部54、及び隠蔽処理部55として機能する。
認証処理部51は、予め設定された認証操作に応じてユーザーを認証するログイン処理を実行する。具体的に、認証処理部51は、操作表示部6に前記認証操作を行うための認証画面を必要に応じて表示させる。そして、認証処理部51は、前記認証画面においてユーザーによる操作表示部6に対するログイン情報の入力操作を受け付ける。前記ログイン情報は、ユーザー名及びパスワードである。
その後、認証処理部51は、操作表示部6から入力された前記ログイン情報が記憶部8に記憶されている前記認証情報に含まれている場合に認証完了と判断し、ユーザーを画像処理装置10にログインさせる。なお、認証処理部51は、操作表示部6に対するログアウト操作が行われた場合、予め設定された時間が経過した場合、又は他のユーザーをログインさせる場合に、現在ログイン中のユーザーをログアウトさせるログアウト処理を実行する。
特定処理部52は、画像処理装置10を操作するユーザーを他の人物と区別して特定する。例えば、特定処理部52は、画像処理装置10の周囲に存在する複数の人物各々により所持される複数の携帯端末20各々を識別可能に認識する。そして、特定処理部52は、認識された複数の携帯端末20各々と画像処理装置10との間の距離に基づいて、認識された複数の携帯端末20から画像処理装置10を操作するユーザーの所持する携帯端末20を特定する。
例えば、特定処理部52は、iBeacon(登録商標)などの通信手法を用いて、画像処理装置10の周囲に存在する複数の携帯端末20各々を識別可能に認識する。具体的に、複数の携帯端末20各々には、予め外部のサーバーから個々の携帯端末20ごとに情報内容が異なるuuidなどの通信識別情報が付与される。また、前記サーバーには、前記通信識別情報が付与された携帯端末20各々の端末識別情報が登録される。前記通信識別情報を付与された携帯端末20からは、前記通信識別情報を含むビーコン信号が、例えばBluetoothの通信規格におけるクラス2の電波強度で発信される。なお、携帯端末20は、前記ビーコン信号をWi―Fiダイレクトなどの他の通信規格に従って発信してもよい。
一方、特定処理部52は、携帯端末20から前記ビーコン信号を受信した場合に、前記サーバーにアクセスして、前記サーバーから前記ビーコン信号に含まれる前記通信識別情報が付与された携帯端末20の端末識別情報を取得する。これにより、特定処理部52は、前記ビーコン信号を受信可能な範囲内に存在する複数の携帯端末20各々を識別可能に認識することが可能である。なお、特定処理部52は、前記ビーコン信号に含まれる前記通信識別情報に基づいて、複数の携帯端末20各々を識別可能に認識してもよい。
また、特定処理部52は、携帯端末20から受信した前記ビーコン信号の受信電波強度(RSSI)に基づいて、画像処理装置10と携帯端末20との間の距離を取得する。例えば、画像処理装置10の記憶部8には、予め前記ビーコン信号の受信電波強度と前記ビーコン信号を発信する発信機から受信器までの距離とが対応付けられたテーブルデータが記憶されている。特定処理部52は、通信部7で検出される前記ビーコン信号の受信電波強度に基づいて、前記テーブルデータを参照することで、前記ビーコン信号の受信電波強度に対応する画像処理装置10と携帯端末20との間の距離を取得する。
そして、特定処理部52は、複数の携帯端末20のうち、画像処理装置10との間の距離が最も小さい携帯端末20を、画像処理装置10を操作するユーザーが所持する携帯端末20として特定する。なお、特定処理部52は、前記サーバーから取得される前記端末識別情報又は前記通信識別情報が画像処理装置10にログインしているユーザーの前記認証情報に含まれている場合に、前記端末識別情報又は前記通信識別情報により識別される携帯端末20を、画像処理装置10を操作するユーザーの所持する携帯端末20として特定してもよい。
また、特定処理部52が、画像処理装置10を操作するユーザーを他の人物と区別する手法は、携帯端末20を用いる手法に限らない。例えば、画像処理装置10を操作する人物が検出可能な位置に設けられた第1人感センサーと、画像処理装置10から離れた位置の人物が検出可能な位置に設けられた第2人感センサーとが設けられていることが考えられる。なお、前記第1人感センサー及び前記第2人感センサーは、赤外線又は超音波などを用いて人物を検出する人感センサーである。この場合、特定処理部52は、前記第1人感センサーにより検出される人物を画像処理装置10を操作するユーザーとして特定し、前記第2人感センサーによって検出される人物を他の人物として特定する。
速度検出部53は、画像処理装置10から予め定められた検出範囲における人物の移動速度を検出する。具体的に、速度検出部53は、前記検出範囲内に存在する人物が所持する携帯端末20の移動速度を、前記人物の移動速度として検出する。また、速度検出部53は、特定処理部52により特定される画像処理装置10を操作するユーザーとは異なる他の人物の移動速度を検出する。
例えば、速度検出部53は、前記ビーコン信号の受信電波強度に基づいて取得される画像処理装置10と携帯端末20との間の距離の予め定められた単位時間ごとの変化量に基づいて、前記ビーコン信号を発信する携帯端末20の移動速度を検出する。この場合、前記検出範囲は、画像処理装置10において携帯端末20から発信される前記ビーコン信号を受信可能な範囲である。例えば、前記検出範囲は、携帯端末20からBluetoothの通信規格におけるクラス2の電波強度で前記ビーコン信号が発信される場合、約10メートルである。ここに、前記検出範囲が、本発明における予め定められた範囲の一例である。
ここで、速度検出部53は、前記検出範囲内に存在する人物の画像処理装置10に近づく移動速度及び画像処理装置10から遠ざかる移動速度を区別して検出する。具体的に、速度検出部53は、前記ビーコン信号の受信電波強度に基づいて取得される画像処理装置10と携帯端末20との間の距離が前記単位時間ごとに減少している場合に、前記ビーコン信号を発信する携帯端末20が画像処理装置10に近づいていると判断する。一方、速度検出部53は、前記ビーコン信号の受信電波強度に基づいて取得される画像処理装置10と携帯端末20との間の距離が前記単位時間ごとに増加している場合に、前記ビーコン信号を発信する携帯端末20が画像処理装置10から遠ざかっていると判断する。
また、速度検出部53は、前記単位時間ごとに前記検出範囲における人物の移動速度を検出する。ここに、前記単位時間が、本発明における予め定められた間隔の一例である。
ここで、図3を参照しつつ、制御部5による携帯端末20の移動速度の検出方法について具体的に説明する。なお、図3は画像処理装置10の設置状況の一例を示す平面図である。例えば、画像処理装置10は、図3に示すように、オフィス内等においてT字状に交差する通路Tの交差点などに設置される。なお、図3における一点鎖線は、画像処理装置10からの所定距離ごとの通信範囲を示すものである。例えば、図3に示す通信範囲A1は、画像処理装置10から5メートルの範囲である。また、通信範囲A2は画像処理装置10から7.5メートルの範囲である。また、通信範囲A3は画像処理装置10から10メートルの範囲であって、前記検出範囲に相当する。
まず、特定処理部52は、図3に示す人物X1、人物X2、及び人物X3各々が所持する複数の携帯端末20各々から受信される前記ビーコン信号各々の受信電波強度に基づいて、複数の携帯端末20各々と画像処理装置10との間の距離を取得する。そして、特定処理部52は、取得された距離が最も小さい人物X1が所持する携帯端末20を、画像処理装置10を操作するユーザーの所持する携帯端末20として特定する。
次に、速度検出部53は、特定処理部52による特定から外れた人物X2及び人物X3各々が所持する複数の携帯端末20各々から受信される前記ビーコン信号各々の受信電波強度に基づいて、複数の携帯端末20各々と画像処理装置10との間の距離を前記単位時間ごとに取得する。そして、速度検出部53は、前記単位時間ごとに取得される距離の変化量に基づいて、人物X2及び人物X3各々が所持する複数の携帯端末20各々の移動速度を検出する。
例えば、図3に示すように、人物X2が前記単位時間の間に通信範囲A3内の位置P1から通信範囲A2内の位置P2まで移動した場合、人物X2が所持する携帯端末20からは、位置P1に対応する前記ビーコン信号及び位置P2に対応する前記ビーコン信号がそれぞれ発信される。速度検出部53は、人物X2が所持する携帯端末20から受信される位置P1に対応する前記ビーコン信号に基づいて、画像処理装置10の設置位置P3から位置P1までの距離を取得する。同様に、速度検出部53は、人物X2が所持する携帯端末20から受信される位置P2に対応する前記ビーコン信号に基づいて、画像処理装置10の設置位置P3から位置P2までの距離を取得する。
そして、速度検出部53は、設置位置P3から位置P1までの距離と、設置位置P3から位置P2までの距離との間の差を算出して、位置P1と位置P2との間の大まかな距離を取得する。その後、速度検出部53は、取得された位置P1と位置P2との間の距離を前記単位時間で割ることで、人物X2の所持する携帯端末20の移動速度を検出する。また、速度検出部53は、設置位置P3から位置P1までの距離が設置位置P3から位置P2までの距離より大きいことから、人物X2の所持する携帯端末20が画像処理装置10に近づいていると判断する。
また、図3に示すように、人物X3が前記単位時間の間に通信範囲A1内の位置P4から通信範囲A2内の位置P5まで移動した場合、人物X3が所持する携帯端末20からは、位置P4に対応する前記ビーコン信号及び位置P5に対応する前記ビーコン信号がそれぞれ発信される。速度検出部53は、人物X3が所持する携帯端末20から受信される位置P4に対応する前記ビーコン信号に基づいて、画像処理装置10の設置位置P3から位置P4までの距離を取得する。同様に、速度検出部53は、人物X3が所持する携帯端末20から受信される位置P5に対応する前記ビーコン信号に基づいて、画像処理装置10の設置位置P3から位置P5までの距離を取得する。
そして、速度検出部53は、設置位置P3から位置P4までの距離と、設置位置P3から位置P5までの距離との間の差を算出して、位置P4と位置P5との間の大まかな距離を取得する。その後、速度検出部53は、取得された位置P4と位置P5との間の距離を前記単位時間で割ることで、人物X3の所持する携帯端末20の移動速度を検出する。また、速度検出部53は、設置位置P3から位置P4までの距離が設置位置P3から位置P5までの距離より小さいことから、人物X3の所持する携帯端末20が画像処理装置10から遠ざかっていると判断する。
なお、速度検出部53は、携帯端末20において取得された前記携帯端末20を所持する人物の移動速度に関する情報を前記携帯端末20から取得して、取得された情報に基づいて前記人物の移動速度を取得してもよい。例えば、速度検出部53は、携帯端末20で検出された前記携帯端末20を所持する人物の単位時間あたりの歩数及び前記人物の身体情報を携帯端末20から取得して、取得された情報に基づいて前記人物の移動速度を算出することが考えられる。
判断処理部54は、予め定められた特定情報が操作表示部6に表示されている場合に、速度検出部53により検出される人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する。例えば、前記特定情報は、前記認証画面においてユーザーによる前記ログイン情報の入力操作に応じて表示されるパスワードである。なお、前記特定情報は、前記認証画面以外の操作画面でユーザーにより入力されるパスワード又はユーザー情報であってもよい。また、前記特定情報は、記憶部8から読み出されて操作表示部6に表示される前記ユーザー情報又はアドレス帳などであってもよい。
具体的に、判断処理部54は、速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の画像処理装置10に近づく移動速度に基づいて、前記特定情報の隠蔽の有無を判断する。
例えば、判断処理部54は、速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の移動速度が予め定められた閾値未満である場合に、前記特定情報を隠蔽すると判断する。なお、前記閾値は、成人の平均的な歩行速度及び画像処理装置10の設置環境等に基づいてユーザー等により適宜の値に設定されるものであってよい。
また、判断処理部54は、速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の移動速度が前記単位時間ごとに減少している場合に、前記特定情報を隠蔽すると判断する。
隠蔽処理部55は、判断処理部54による判断結果に応じて、操作表示部6に表示されている前記特定情報を隠蔽する。例えば、隠蔽処理部55は、操作表示部6に表示されている前記特定情報を示す文字画像各々の前面に予め定められた記号画像を重ねて表示させて前記特定情報を隠蔽する。
ここで、隠蔽処理部55は、速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の移動速度に応じて、前記特定情報を段階的に隠蔽する。例えば、隠蔽処理部55は、前記特定情報を示す文字画像各々の前面に重ねて表示される前記記号画像の濃度を段階的に濃くする。
具体的に、隠蔽処理部55は、速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の移動速度が速いほど、前記記号画像の濃度の上昇速度を早くする。なお、隠蔽処理部55は、前記ビーコン信号の受信電波強度に基づいて取得される携帯端末20と画像処理装置10との間の距離に応じて、前記特定情報を段階的に隠蔽してもよい。
また、隠蔽処理部55は、前記特定情報を隠蔽した後に速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の移動速度が前記単位時間ごとに増加している場合に、前記特定情報の隠蔽状態を解除する。具体的に、隠蔽処理部55は、速度検出部53により検出される携帯端末20を所持する人物の画像処理装置10から遠ざかる移動速度に基づいて、前記特定情報の隠蔽状態の解除の有無を判断する。
[特定情報隠蔽処理]
以下、図4を参照しつつ、画像処理装置10において制御部5により実行される特定情報隠蔽処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、制御部5は、操作表示部6に前記ログイン情報として入力されるパスワードなどの前記特定情報が表示されている間、前記特定情報隠蔽処理を実行する。
以下、図4を参照しつつ、画像処理装置10において制御部5により実行される特定情報隠蔽処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、制御部5は、操作表示部6に前記ログイン情報として入力されるパスワードなどの前記特定情報が表示されている間、前記特定情報隠蔽処理を実行する。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部5は、前記検出範囲内において複数の人物を検出したか否かを判断する。具体的に、制御部5は、前記検出範囲内において複数の携帯端末20を検出した場合に、複数の人物を検出したと判断する。また、制御部5は、前記ビーコン信号の受信の有無に基づいて携帯端末20を検出する。
まず、ステップS1において、制御部5は、前記検出範囲内において複数の人物を検出したか否かを判断する。具体的に、制御部5は、前記検出範囲内において複数の携帯端末20を検出した場合に、複数の人物を検出したと判断する。また、制御部5は、前記ビーコン信号の受信の有無に基づいて携帯端末20を検出する。
ここで、制御部5は、前記検出範囲内において複数の人物を検出したと判断すると(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。また、前記検出範囲内において複数の人物を検出していなければ(S1のNo側)、制御部5は、ステップS1で前記検出範囲内における複数の人物の検出を待ち受ける。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部5は、画像処理装置10を操作する現在のユーザーを特定する。具体的に、制御部5は、ステップS1で検出された複数の携帯端末20のうち画像処理装置10を操作する現在のユーザーの携帯端末20を特定する。ここで、ステップS2の処理は、制御部5の特定処理部52により実行される。
ステップS2において、制御部5は、画像処理装置10を操作する現在のユーザーを特定する。具体的に、制御部5は、ステップS1で検出された複数の携帯端末20のうち画像処理装置10を操作する現在のユーザーの携帯端末20を特定する。ここで、ステップS2の処理は、制御部5の特定処理部52により実行される。
具体的に、制御部5は、ステップS1で受信された複数の前記ビーコン信号各々の受信電波強度に基づいて、複数の携帯端末20各々と画像処理装置10との間の距離を取得する。そして、制御部5は、取得された前記距離が最も小さい携帯端末20を、画像処理装置10を操作するユーザーが所持する携帯端末20として特定する。
<ステップS3>
ステップS3において、制御部5は、ステップS1で検出された複数の人物のうち、ステップS2で特定されたユーザー以外の他の人物の移動速度を検出する。具体的に、制御部5は、複数の携帯端末20のうち、ステップS2における特定から外れた他の携帯端末20の移動速度を検出する。ここに、ステップS3の処理が、本発明における第1ステップの一例であって、制御部5の速度検出部53により実行される。
ステップS3において、制御部5は、ステップS1で検出された複数の人物のうち、ステップS2で特定されたユーザー以外の他の人物の移動速度を検出する。具体的に、制御部5は、複数の携帯端末20のうち、ステップS2における特定から外れた他の携帯端末20の移動速度を検出する。ここに、ステップS3の処理が、本発明における第1ステップの一例であって、制御部5の速度検出部53により実行される。
具体的に、制御部5は、前記他の携帯端末20から受信される前記ビーコン信号の受信電波強度に基づいて、前記他の携帯端末20と画像処理装置10との間の距離を単位時間ごとに取得する。そして、制御部5は、前記単位時間ごとに取得される前記他の携帯端末20と画像処理装置10との間の距離の変化量に基づいて、前記他の携帯端末20の移動速度を検出する。また、制御部5は、前記単位時間ごとに前記他の携帯端末20の移動速度を検出する。
ここで、制御部5は、前記検出範囲内に存在する携帯端末20の画像処理装置10に近づく移動速度及び画像処理装置10から遠ざかる移動速度を区別して検出する。具体的に、制御部5は、前記他の携帯端末20と画像処理装置10との間の距離の前記単位時間ごとの増減に基づいて、画像処理装置10に近づく移動速度と画像処理装置10から遠ざかる移動速度とを区別する。即ち、画像処理装置10では、画像処理装置10から遠ざかる人物については前記特定情報を覗き見るおそれがないとみなされて、前記人物の移動速度に基づく前記特定情報の隠蔽は行われない。これにより、不要な前記特定情報の隠蔽処理の実行が回避される。
<ステップS4>
ステップS4において、制御部5は、前記検出範囲において前記他の人物の不存在を検出したか否かを判断する。具体的に、制御部5は、前記他の携帯端末20の不存在を検出した場合に、前記他の人物の不存在を検出したと判断する。また、制御部5は、前記他の携帯端末20からの前記ビーコン信号の受信の有無に基づいて前記他の携帯端末20の不存在を検出する。
ステップS4において、制御部5は、前記検出範囲において前記他の人物の不存在を検出したか否かを判断する。具体的に、制御部5は、前記他の携帯端末20の不存在を検出した場合に、前記他の人物の不存在を検出したと判断する。また、制御部5は、前記他の携帯端末20からの前記ビーコン信号の受信の有無に基づいて前記他の携帯端末20の不存在を検出する。
ここで、制御部5は、前記他の人物の不存在を検出したと判断すると(S4のYes側)、処理をステップS1に移行させる。また、前記他の人物の不存在を検出していなければ(S4のNo側)、制御部5は、処理をステップS5に移行させる。
<ステップS5>
ステップS5において、制御部5は、ステップS3で検出された前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が前記閾値未満であるか否かを判断する。
ステップS5において、制御部5は、ステップS3で検出された前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が前記閾値未満であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が前記閾値未満であると判断すると(S5のYes側)、処理をステップS7に移行させる。また、前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が前記閾値以上であれば(S5のNo側)、制御部5は、処理をステップS6に移行させる。
<ステップS6>
ステップS6において、制御部5は、ステップS3で前記単位時間ごとに検出される前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が減少しているか否かを判断する。ここに、ステップS5及びステップS6の処理が、本発明における第2ステップの一例であって、制御部5の判断処理部54により実行される。
ステップS6において、制御部5は、ステップS3で前記単位時間ごとに検出される前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が減少しているか否かを判断する。ここに、ステップS5及びステップS6の処理が、本発明における第2ステップの一例であって、制御部5の判断処理部54により実行される。
ここで、制御部5は、前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が減少していると判断すると(S6のYes側)、処理をステップS7に移行させる。また、前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度が減少していなければ(S6のNo側)、制御部5は、処理をステップS4に移行させて、前記他の人物の不存在が検出されるまでの間、前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度の減少又は前記移動速度が前記閾値未満となるのを待ち受ける。即ち、画像処理装置10では、前記閾値以上の移動速度で、且つ移動速度を減少させることなく画像処理装置10に近づく人物については前記特定情報を覗き見るおそれがないとみなされて、前記人物の移動速度に基づく前記特定情報の隠蔽は行われない。これにより、不要な前記特定情報の隠蔽処理の実行が回避される。
<ステップS7>
ステップS7において、制御部5は、操作表示部6に表示されている前記特定情報を隠蔽する。ここに、ステップS7の処理が、本発明における第3ステップの一例であって、制御部5の隠蔽処理部55により実行される。
ステップS7において、制御部5は、操作表示部6に表示されている前記特定情報を隠蔽する。ここに、ステップS7の処理が、本発明における第3ステップの一例であって、制御部5の隠蔽処理部55により実行される。
具体的に、制御部5は、操作表示部6に表示されている前記特定情報を示す文字画像各々の前面に前記記号画像を重ねて表示させて前記特定情報を隠蔽する。また、制御部5は、ステップS3で検出される前記他の人物の画像処理装置10に近づく移動速度に応じて、前記特定情報を示す文字画像各々の前面に重ねて表示される前記記号画像の濃度を段階的に濃くする。これにより、前記特定情報の表示が非隠蔽状態から隠蔽状態に一度に切り替わる場合と比較して、前記特定情報を利用するユーザーの利便性の低下が軽減される。例えば、前記特定情報がパスワードであれば、ユーザーは非隠蔽状態から隠蔽状態に切り替わるまでの間に入力済のパスワードの内容を確認することが可能である。
<ステップS8>
ステップS8において、制御部5は、ステップS4と同様に、前記検出範囲において前記他の人物の不存在を検出したか否かを判断する。
ステップS8において、制御部5は、ステップS4と同様に、前記検出範囲において前記他の人物の不存在を検出したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記他の人物の不存在を検出したと判断すると(S8のYes側)、処理をステップS10に移行させる。また、前記他の人物の不存在を検出していなければ(S8のNo側)、制御部5は、処理をステップS9に移行させる。
<ステップS9>
ステップS9において、制御部5は、ステップS3で前記単位時間ごとに検出される前記他の人物の画像処理装置10から遠ざかる移動速度が増加しているか否かを判断する。
ステップS9において、制御部5は、ステップS3で前記単位時間ごとに検出される前記他の人物の画像処理装置10から遠ざかる移動速度が増加しているか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記他の人物の画像処理装置10から遠ざかる移動速度が増加していると判断すると(S9のYes側)、処理をステップS10に移行させる。また、前記他の人物の画像処理装置10から遠ざかる移動速度が増加していなければ(S9のNo側)、制御部5は、処理をステップS8に移行させて、前記他の人物の不存在が検出されるまでの間、前記他の人物の画像処理装置10から遠ざかる移動速度の増加を待ち受ける。
<ステップS10>
ステップS10において、制御部5は、前記特定情報の隠蔽状態を解除する。即ち、画像処理装置10では、移動速度を増加させて画像処理装置10から遠ざかる人物については前記特定情報を覗き見るおそれがないとみなされて、前記特定情報の隠蔽が解除される。これにより、前記特定情報の隠蔽状態が不必要に継続されることが回避される。
ステップS10において、制御部5は、前記特定情報の隠蔽状態を解除する。即ち、画像処理装置10では、移動速度を増加させて画像処理装置10から遠ざかる人物については前記特定情報を覗き見るおそれがないとみなされて、前記特定情報の隠蔽が解除される。これにより、前記特定情報の隠蔽状態が不必要に継続されることが回避される。
このように、前記特定情報隠蔽処理では、画像処理装置10を操作するユーザー以外の人物が所持する携帯端末20の移動速度が検出されて、前記移動速度に基づいて操作表示部6に表示されている前記特定情報の隠蔽の有無が判断される。即ち、前記特定情報隠蔽処理では、前記移動速度に基づいて前記検出範囲内に存在する人物についての前記特定情報を覗き見るおそれの有無が判断される。これにより、前記検出範囲内に人物が存在する場合に一律に前記特定情報の隠蔽が行われる構成と比較して、不要な隠蔽処理の実行が回避される。したがって、操作表示部6に表示されている前記特定情報の秘匿性が確保されると共に、前記特定情報を利用するユーザーの利便性が向上する。
なお、速度検出部53が、前記検出範囲内に存在する人物の移動速度を直接検出する構成が他の実施形態として考えられる。例えば、速度検出部53が、画像処理装置10の周囲の画像を撮像可能な撮像部で撮像される画像情報に基づいて、前記撮像部による撮像範囲内に存在する人物の移動速度を検出することが考えられる。また、速度検出部53は、画像処理装置10の周囲に配置された複数の人感センサー各々における人物の検知間隔に基づいて、複数の人感センサー各々による検知範囲内に存在する人物の移動速度を検出することも考えられる。
1 :ADF
2 :画像読取部
3 :画像形成部
4 :給紙部
5 :制御部
51:認証処理部
52:特定処理部
53:速度検出部
54:判断処理部
55:隠蔽処理部
6 :操作表示部
7 :通信部
8 :記憶部
10:画像処理装置
20:携帯端末
100:通信システム
2 :画像読取部
3 :画像形成部
4 :給紙部
5 :制御部
51:認証処理部
52:特定処理部
53:速度検出部
54:判断処理部
55:隠蔽処理部
6 :操作表示部
7 :通信部
8 :記憶部
10:画像処理装置
20:携帯端末
100:通信システム
Claims (12)
- 表示装置から予め定められた範囲内における人物の移動速度を検出する速度検出部と、
予め定められた特定情報が表示部に表示されている場合に、前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する判断処理部と、
前記判断処理部による判断結果に応じて前記表示部に表示されている前記特定情報を隠蔽する隠蔽処理部と、
を備える表示装置。 - 前記判断処理部が、前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度が予め定められた閾値未満である場合に前記特定情報を隠蔽すると判断する請求項1に記載の表示装置。
- 前記速度検出部が、予め定められた間隔で前記人物の移動速度を検出し、
前記判断処理部が、前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度が前記間隔ごとに減少している場合に前記特定情報を隠蔽すると判断する請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記速度検出部が、予め定められた間隔で前記人物の移動速度を検出し、
前記隠蔽処理部が、前記特定情報を隠蔽した後に前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度が前記間隔ごとに増加している場合に前記特定情報の隠蔽状態を解除する請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。 - 前記速度検出部が、前記人物の前記表示装置に近づく移動速度及び前記表示装置から遠ざかる移動速度を区別して検出し、
前記判断処理部が、前記速度検出部により検出される前記人物の前記表示装置に近づく移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。 - 前記表示装置を操作するユーザーを他の人物と区別して特定する特定処理部を更に備え、
前記速度検出部が、前記特定処理部により特定される前記ユーザーとは異なる前記他の人物の移動速度を検出する請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置。 - 前記速度検出部が、前記人物が所持する携帯端末の移動速度を前記人物の移動速度として検出する請求項1〜6のいずれかに記載の表示装置。
- 前記隠蔽処理部が、前記速度検出部により検出される前記人物の移動速度に応じて前記特定情報を段階的に隠蔽する請求項1〜7のいずれかに記載の表示装置。
- 前記特定情報が、前記ユーザーにより入力されるパスワードを含む請求項1〜8のいずれかに記載の表示装置。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の表示装置を備える情報処理装置。
- 原稿から画像データを読み取り可能な画像読取部、及び画像データに基づいて画像を形成可能な画像形成部のいずれか一方又は両方を備える請求項10に記載の情報処理装置。
- 表示部を備える表示装置から予め定められた範囲内における人物の移動速度を検出する第1ステップと、
予め定められた特定情報が前記表示部に表示されている場合に、前記第1ステップにより検出される前記人物の移動速度に基づいて前記特定情報の隠蔽の有無を判断する第2ステップと、
前記第2ステップによる判断結果に応じて前記表示部に表示されている前記特定情報を隠蔽する第3ステップと、
を含む情報表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053314A JP2016173725A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 表示装置、情報処理装置、情報表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053314A JP2016173725A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 表示装置、情報処理装置、情報表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016173725A true JP2016173725A (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=57009700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015053314A Pending JP2016173725A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 表示装置、情報処理装置、情報表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016173725A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018163523A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社 | 閲覧制御装置、閲覧制御方法および閲覧制御プログラム |
-
2015
- 2015-03-17 JP JP2015053314A patent/JP2016173725A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018163523A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社 | 閲覧制御装置、閲覧制御方法および閲覧制御プログラム |
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