JP2017152927A - 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017152927A
JP2017152927A JP2016033545A JP2016033545A JP2017152927A JP 2017152927 A JP2017152927 A JP 2017152927A JP 2016033545 A JP2016033545 A JP 2016033545A JP 2016033545 A JP2016033545 A JP 2016033545A JP 2017152927 A JP2017152927 A JP 2017152927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
portable terminal
authentication
terminal
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016033545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6634874B2 (ja
Inventor
健一 長澤
Kenichi Nagasawa
健一 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016033545A priority Critical patent/JP6634874B2/ja
Publication of JP2017152927A publication Critical patent/JP2017152927A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6634874B2 publication Critical patent/JP6634874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】携帯端末のユーザによる画像処理装置へのログインに際して、別の携帯端末のユーザの認証情報が誤って用いられてしまうことを回避することが可能な技術を提供する。
【解決手段】画像処理装置(MFP)10は、MFP10から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、当該複数の携帯端末の中からユーザ認証の認証対象端末を指定するための複数の指定ボタンであって複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンをMFP10に表示する(ステップS22)。その後、複数の指定ボタンのうちユーザによって選択された指定ボタンに対応する一の携帯端末50は、当該一の携帯端末50を用いた特定のユーザ操作が検知されたか否かを判定する(ステップS15)。そして、MFP10は、当該特定のユーザ操作が当該一の携帯端末50にて検知されることを条件に、当該一の携帯端末50からの認証情報を用いてユーザ認証を実行する(ステップS27)。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置を備える画像処理システム、およびそれに関連する技術に関する。
MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))などの画像処理装置とその外部の携帯端末との連携を図る技術が存在する(特許文献1参照)。
画像処理装置と携帯端末との間の通信には、各種の無線通信技術が利用され得る。たとえば、無線LAN(IEEE 802.11等)による通信、および/または近距離無線通信が利用され得る。近距離無線通信としては、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信、および/または近接場型無線通信(NFC(Near Field Communication))が存在する。また、近年では、Bluetooth(ブルートゥース)の拡張規格である「Bluetooth LE」(Bluetooth Low Energy)に基づく通信も存在する。
特開2012−138970号公報
このような無線通信を画像処理装置と携帯端末との通信に利用することによって、様々な応用技術が創出される。
たとえば、Bluetooth LE等を利用して画像処理装置がその周辺に電波を発信しておき、画像処理装置の周辺に移動してきた携帯端末がBluetooth LEからの当該電波を受信することによって、当該携帯端末が画像処理装置への近接を検出することが考えられる。
また、画像処理装置におけるユーザ認証に用いられる認証情報が携帯端末に予め登録され、当該携帯端末が、画像処理装置への近接を検出したことに応答して、自装置内の認証情報を画像処理装置に自動的に送信することが考えられる。そして、画像処理装置においては、当該携帯端末からの認証情報を用いてユーザ認証が自動的に行われる。
ただし、画像処理装置への近接の検出に応答して携帯端末内の認証情報が画像処理装置へと自動的に送信される場合において、複数の携帯端末が画像処理装置の近傍に存在するときには、各携帯端末は、それぞれ、自装置内の認証情報を画像処理装置に自動的に送信する。その結果、画像処理装置が、自装置の近傍に存在する複数の携帯端末のうちのいずれの携帯端末からの認証情報をユーザ認証に用いるか(すなわち複数の携帯端末のうちのいずれがユーザ認証の認証対象端末であるか)を判断できない、という問題が生じ得る。
これに対して、本願発明者は、画像処理装置の近傍に存在する複数の携帯端末の中からユーザ認証の認証対象端末を指定する技術をさらに案出した。たとえば、複数の携帯端末(たとえば2台の携帯端末)が画像処理装置の近傍に存在する場合、当該2台の携帯端末にそれぞれ対応する2つの指定ボタン(当該認証対象端末を指定するためのボタン)が画像処理装置の表示部に表示される。そして、第1の携帯端末のユーザが、自身の携帯端末(第1の携帯端末)に対応する指定ボタンを選択したことに応答して、当該第1の携帯端末は、自装置内の認証情報(第1の携帯端末のユーザの認証情報)を画像処理装置に送信し、画像処理装置は、認証対象端末として指定された第1の携帯端末からの認証情報を用いてユーザ認証を行う。これによれば、複数の携帯端末が画像処理装置の近傍に存在する場合であっても、当該複数の携帯端末の中からユーザ認証の認証対象端末として指定された携帯端末からの認証情報が当該ユーザ認証に用いられるので、上記の問題を解決することが可能である。
しかしながら、このような技術においては、携帯端末のユーザによる画像処理装置へのログインに際して、別の携帯端末のユーザの認証情報が誤って用いられてしまう恐れがある。
たとえば、第1の携帯端末のユーザが、当該2つの指定ボタンうち、自身の携帯端末とは別の携帯端末(第2の携帯端末)に対応する指定ボタンを誤って選択した場合であっても、当該第2の携帯端末は、自装置が認証対象端末として指定されたことに応答して、自装置内の認証情報(第2の携帯端末のユーザの認証情報)を画像処理装置に送信する。その結果、第1の携帯端末のユーザによる画像処理装置へのログインに際して、第2の携帯端末のユーザの認証情報が画像処理装置におけるユーザ認証に誤って用いられてしまう。
そこで、本願発明は、携帯端末のユーザによる画像処理装置へのログインに際して、別の携帯端末のユーザの認証情報が誤って用いられてしまうことを回避することが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、画像処理システムであって、画像処理装置と、その内部に格納された認証情報を前記画像処理装置へと送信することが可能な2以上の携帯端末と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像処理装置から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末を前記複数の携帯端末の中から指定するための複数の指定ボタンであって前記複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンを、前記画像処理装置の表示手段に表示する表示制御手段、を有し、前記複数の携帯端末のうちの一の携帯端末であって前記複数の指定ボタンのうちユーザによって選択された指定ボタンに対応する一の携帯端末は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された後において、前記一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記一の携帯端末の検知手段によって検知されたか否か、を判定する判定手段、を有し、前記画像処理装置は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知されることを条件に、前記一の携帯端末からの前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行する認証処理手段、をさらに有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記一の携帯端末は、前記一の携帯端末の前記検知手段によって前記特定のユーザ操作が検知されたことに応答して、前記一の携帯端末内の前記認証情報を前記画像処理装置に送信する通信制御手段、をさらに有し、前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記認証情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から受信された前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された時点から所定時間以内に前記認証情報が前記一の携帯端末から受信されることをも条件として、前記ユーザ認証を実行することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る画像処理システムにおいて、前記一の携帯端末は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定される前において、前記一の携帯端末内の前記認証情報を前記画像処理装置に予め送信する通信制御手段、をさらに有し、前記一の携帯端末の前記通信制御手段は、前記一の携帯端末の前記検知手段によって前記特定のユーザ操作が検知されたことに応答して、前記画像処理装置に予め送信した前記認証情報を用いた前記ユーザ認証の実行を許可する許可情報を、前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記許可情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から予め受信されていた前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された時点から所定時間以内に前記許可情報が前記一の携帯端末から受信されることをも条件として、前記ユーザ認証を実行することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置の前記表示制御手段は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定されると、前記特定のユーザ操作を行うことをユーザに指示する指示メッセージを、前記画像処理装置の前記表示手段に表示することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明に係る画像処理システムにおいて、前記指示メッセージには、前記特定のユーザ操作の操作内容が含まれることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項5のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定されると、前記特定のユーザ操作を行うことをユーザに指示する指示メッセージを音声出力する音声出力手段、をさらに有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明に係る画像処理システムにおいて、前記指示メッセージには、前記特定のユーザ操作の操作内容が含まれることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項6または請求項7の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記指示メッセージを含む指示情報を前記一の携帯端末から受信する受信手段、をさらに有し、前記画像処理装置の前記表示制御手段は、前記指示情報に含まれている前記指示メッセージを前記表示手段に表示することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8または請求項9の発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記指示メッセージを含む指示情報を前記一の携帯端末から受信する受信手段、をさらに有し、前記画像処理装置の前記音声出力手段は、前記指示情報に含まれている前記指示メッセージを音声出力することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記特定のユーザ操作は、前記一の携帯端末にて予め指定されており、前記一の携帯端末の前記判定手段は、前記一の携帯端末にて予め指定された前記特定のユーザ操作と同一の操作が検知されたか否か、を判定することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1から請求項9のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記特定のユーザ操作を規定する特定操作情報を格納する格納手段と、前記画像処理装置の前記格納手段に格納されている前記特定操作情報を前記一の携帯端末に送信する送信手段と、をさらに有し、前記一の携帯端末の前記判定手段は、前記画像処理装置からの前記特定操作情報に規定されている前記特定のユーザ操作と同一の操作が検知されたか否か、を判定することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかの発明に係る画像処理システムにおいて、前記特定のユーザ操作は、前記一の携帯端末自体を動かす特定の移動操作と、前記一の携帯端末における特定のボタンに対する押下操作と、前記一の携帯端末のタッチパネルに対する特定のタッチ操作と、前記一の携帯端末への特定の語句の音声入力操作とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項15の発明は、画像処理装置であって、前記画像処理装置から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末を前記複数の携帯端末の中から指定するための複数の指定ボタンであって前記複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンを、前記画像処理装置の表示手段に表示する表示制御手段と、前記複数の携帯端末のうちの一の携帯端末に対応する指定ボタンがユーザによって選択されて前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された後において、前記一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記一の携帯端末にて検知されることを条件に、前記一の携帯端末からの認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行する認証処理手段と、を備えることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15の発明に係る画像処理装置において、前記特定のユーザ操作が前記一の携帯端末にて検知されたことに応答して送信されてきた前記認証情報を、前記一の携帯端末から受信する受信手段、をさらに備え、前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記認証情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から受信された前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項15の発明に係る画像処理装置において、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定される前において、前記認証情報を前記一の携帯端末から予め受信する受信手段、をさらに備え、前記受信手段は、前記一の携帯端末からの前記認証情報を用いた前記ユーザ認証の実行を許可する許可情報を、前記一の携帯端末から受信し、前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記許可情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から予め受信されていた前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする。
請求項18の発明は、画像処理装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記画像処理装置から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末を前記複数の携帯端末の中から指定するための複数の指定ボタンであって前記複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンを、前記画像処理装置の表示手段に表示するステップと、b)前記複数の携帯端末のうちの一の携帯端末に対応する指定ボタンがユーザによって選択されて前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された後において、前記一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記一の携帯端末にて検知されることを条件に、前記一の携帯端末からの認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項19の発明は、画像処理装置と通信可能な携帯端末に内蔵されたコンピュータに、a)前記画像処理装置にて前記携帯端末が、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末としてユーザによって指定された後において、前記携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記携帯端末の検知手段によって検知されたか否か、を判定するステップと、b)前記特定のユーザ操作が検知された旨が前記ステップa)にて判定されることを条件に、前記ユーザ認証に用いられる認証情報であって前記携帯端末に格納されている認証情報を、前記画像処理装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項20の発明は、画像処理装置と通信可能な携帯端末に内蔵されたコンピュータに、a)前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証に用いられる認証情報であって前記携帯端末に格納されている認証情報を前記画像処理装置に予め送信するステップと、b)前記画像処理装置にて前記携帯端末が前記ユーザ認証の認証対象端末としてユーザによって指定された後において、前記携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記携帯端末の検知手段によって検知されたか否か、を判定するステップと、c)前記特定のユーザ操作が検知された旨が前記ステップb)にて判定されることを条件に、前記ステップa)にて前記画像処理装置に予め送信した前記認証情報を用いた前記ユーザ認証の実行を許可する許可情報を、前記画像処理装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1から請求項20に記載の発明によれば、画像処理装置から所定範囲内に存在する複数の携帯端末のうちの一の携帯端末がユーザ認証の認証対象端末として指定された後において、当該一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が検知されることを条件に、当該一の携帯端末からの認証情報を用いてユーザ認証が画像処理装置にて実行される。そのため、当該複数の携帯端末のうちの一の携帯端末がユーザ認証の認証対象端末として指定された場合であっても、当該一の携帯端末にて特定のユーザ操作が検知されないときには、当該一の携帯端末内の認証情報を用いたユーザ認証は実行されない。したがって、携帯端末のユーザによる画像処理装置へのログインに際して、別の携帯端末のユーザの認証情報が誤って用いられてしまうことを回避することが可能である。
画像処理システムを示す図である。 画像処理装置(MFP)の機能ブロックを示す図である。 携帯端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 電波強度の時間変化等を示す図である。 携帯端末がMFPに接近する様子を示す図である。 携帯端末の動作を示すフローチャートである。 MFPの動作を示すフローチャートである。 画像処理システムにおける動作の一例を示すタイミングチャートである。 ログイン画面を示す図である。 メッセージ画面を示す図である。 第2実施形態に係る携帯端末の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る携帯端末の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るMFPの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、本発明に係る画像処理システム(画像形成システムとも称される)1を示す図である。図1に示すように、画像処理システム1は、画像処理装置(画像形成装置とも称される)10と2以上の携帯端末50とを備える。
また、ここでは、画像処理装置10の近傍に2人のユーザ(ユーザU1,U2)が存在しており、各ユーザは、それぞれ、自身の携帯端末50を所持している。具体的には、ユーザU1は、自身の携帯端末50aを所持しており、ユーザU2は、自身の携帯端末50bを所持している。換言すれば、画像処理装置10の近傍に2台の携帯端末50(携帯端末50a,50b)が存在している(図1参照)。
また、画像処理装置10と各携帯端末50とは、各種の無線通信技術を用いて互いに無線接続される。たとえば、画像処理装置10と各携帯端末50との間の通信には、無線LAN(IEEE 802.11等)による通信、および近距離無線通信が利用され得る。この実施形態では、近距離無線通信として、Bluetooth LE(Bluetooth Low Energy)に基づく通信が用いられ、画像処理装置10への携帯端末50の近接判定処理等が行われる。ただし、これに限定されず、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信、あるいは、NFC(Near Field Communication)が、近距離無線通信として利用されてもよい。
なお、本願において、「近距離無線通信」は、NFCのみならず、Bluetooth LE(およびBluetooth)等の通信をも含むものとする。仮にNFC(近接場型無線通信)が狭義の近距離無線通信として称されることがあるとしても、本願の「近距離無線通信」は、広義の近距離無線通信を意味し、NFCのみならずBluetooth LE等の通信をも含むものとする。
<1−2.画像処理装置の構成>
図2は、画像処理装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像処理装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ(制御部)9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像あるいはスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、各種の無線通信(Bluetooth LEによる無線通信等を含む)を行うことも可能である。具体的には、通信部4は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部4aと、Bluetooth LEによる無線通信を行うBluetooth LE通信部4bとを備える。MFP10には、Bluetooth LE通信部4bの一部または全部として機能するBluetooth LEチップ42(近距離無線通信用チップ(あるいは単に通信チップ)とも称される)が内蔵されている(図1も参照)。Bluetooth LEチップ42は、アドバタイジングデータ(Advertising Data)をブロードキャスト送信(一斉同報送信)することが可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。格納部5には、MFP10の各ユーザに関して、ユーザ認証における正規の認証情報(たとえばユーザIDおよびパスワード)が予め登録されている。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者からの各種の操作入力を受け付けることが可能である。
コントローラ(制御部)9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM(登録商標))内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介してMFP10にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、無線LAN等を経由してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と認証処理部14と計時部15とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(携帯端末50等)との間の通信動作を通信部4等と協働して制御する処理部である。通信制御部11は、各種データの送信動作を制御する送信制御部と各種データの受信動作を制御する受信制御部とを有する。
入力制御部12は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、タッチパネル25に表示された操作画面に対する操作入力(ユーザからの指定入力等)を受け付ける動作を制御する。
表示制御部13は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等をタッチパネル25に表示させる。
認証処理部14は、ユーザ認証(ユーザ認証処理)を実行する処理部である。具体的には、認証処理部14は、携帯端末50から受信された認証情報と、MFP10(詳細には格納部5)内に予め登録されている正規の認証情報とを照合(比較)してユーザ認証を実行する。また、認証処理部14は、携帯端末50を用いた特定のユーザ操作が当該携帯端末50にて検知されることを条件に、当該携帯端末50からの認証情報を用いてユーザ認証を実行する。詳細には、認証処理部14は、ユーザ認証の認証対象端末として指定された携帯端末50から認証情報が受信されると、当該携帯端末50にて当該特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、当該携帯端末50から受信された認証情報を用いてユーザ認証を実行する。
計時部15は、或る時点からの経過時間を測定する処理部である。
<1−3.携帯端末の構成>
携帯端末50は、MFP10(画像処理装置)との連携動作を行う装置である。
次に携帯端末50の構成について説明する。なお、携帯端末50a,50bともに同様の構成を有する。
携帯端末50は、MFP10との間でのネットワーク通信が可能な情報入出力端末装置(情報端末)である。ここでは、携帯端末50として、スマートフォンを例示する。ただし、これに限定されず、携帯端末50は、タブレット型端末などであってもよい。
図3は携帯端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
携帯端末50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56、加速度センサ58およびコントローラ(制御部)59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、各種の無線通信(Bluetooth LEによる無線通信等を含む)を行うことが可能である。具体的には、通信部54は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部54aと、Bluetooth LEによる無線通信を行うBluetooth LE通信部54bとを備える。Bluetooth LE通信部54bは、MFP10に内蔵されたBluetooth LEチップ42からブロードキャスト送信されてくるアドバタイジングデータ(Advertising Data)を受信するとともに、そのデータ送信用電波の強度を測定する。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。当該格納部55には、携帯端末50のユーザ(正規ユーザ)の認証情報(たとえばユーザIDおよびパスワード)が予め格納(登録)されている。また、格納部55には、携帯端末50を用いた特定のユーザ操作が予め格納(登録)されている。当該特定のユーザ操作は、MFP10におけるユーザ認証の実行(詳細には自装置内の認証情報の送信)を許可するための許可操作として携帯端末50(詳細には格納部55)に登録される。
操作部56は、携帯端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。この携帯端末50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネル75(図1参照)が設けられている。このタッチパネル75は、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
加速度センサ58は、携帯端末50の加速度を検知する検知部である。当該加速度センサ58は、携帯端末50自体の動きを検知する動き検知部として機能する。
図3のコントローラ(制御部)59は、携帯端末50に内蔵され、携帯端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のプログラムを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介して携帯端末50にインストールされてもよい。あるいは、当該プログラムは、無線LAN等を経由してダウンロードされて携帯端末50にインストールされるようにしてもよい。
携帯端末50には、MFP10との連携を図るためのプログラム(連携用プログラム)等がインストールされている。当該連携用プログラムは、MFP10への近接判定処理を含む各種の処理を実現するアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーションなどとも称する)である。
具体的には、コントローラ59は、当該連携用プログラム等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と判定部64と計時部65と登録処理部67とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、MFP10等との通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部61は、通信部54等と協働して、格納部55に格納された認証情報をMFP10へと送信することが可能である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル75等)に対する操作入力動作等を制御する制御部である。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル75等)における表示動作を制御する処理部である。
判定部64は、各種判定動作を実行する処理部である。たとえば、判定部64は、MFP10に対して携帯端末50自身が近接したことを或る基準に基づき判定する処理(近接判定処理)を実行する。また、判定部64は、加速度センサ58と協働して、携帯端末50に予め登録(格納)された特定のユーザ操作が検知されたか否かを判定する。
計時部65は、或る時点からの経過時間を測定する処理部である。
登録処理部67は、携帯端末50のユーザによって予め指定された特定のユーザ操作を携帯端末50(詳細には格納部55)に予め登録(格納)する操作登録処理を実行する処理部である。
コントローラ59は、これら各種の処理部等を用いて、MFP10との連携動作を制御する。
<1−4.動作>
図8は、画像処理システム1における動作を示すタイミングチャートである。
この実施形態では、MFP10の近傍に複数の携帯端末50(50a,50b)が存在する場合、当該複数の携帯端末50a,50bの中からユーザ認証の認証対象端末を指定するための複数の指定ボタン300(301,302)がログイン画面210(図9参照)に表示される(ステップS22)。そして、当該複数の指定ボタン300のうちの一の指定ボタン(たとえば指定ボタン301)がユーザによって選択されると、選択された指定ボタン301に対応する携帯端末50(たとえば携帯端末50a)がユーザ認証の認証対象端末として指定される。そして、当該携帯端末50aは、自装置の加速度センサ58を有効化し(ステップS14)、当該携帯端末50aを用いた特定のユーザ操作が当該加速度センサ58によって検知されると、自装置内の認証情報をMFP10に送信する(ステップS16)。そして、MFP10は、当該特定のユーザ操作が認証対象端末(携帯端末50a)にて検知されることを条件に、当該携帯端末50aからの認証情報を用いてユーザ認証を実行する(ステップS27)。
図6は、携帯端末50の動作を示すフローチャートである。また、図7は、MFP10の動作を示すフローチャートである。以下、図6および図7等を参照しつつ説明する。
まず、図6のステップS11においては、携帯端末50(50a,50b)は、MFP10からのBluetooth LE通信用の電波の強度が所定の閾値TH1よりも大きいか否か、を判定する。
具体的には、この画像処理システム1において、MFP10は、Bluetooth LE通信用の電波(MFP10の周辺領域(たとえば数メートル以内)にのみ到達する電波)を微小時間間隔で常に発信している。携帯端末50は、当該Bluetooth LE通信用の電波を受信するとともに、当該電波の強度を検出(測定)して取得する。
たとえば、携帯端末50の接近動作に伴って携帯端末50がMFP10に近づくにつれて(すなわち、携帯端末50とMFP10との距離が小さくなるにつれて)、携帯端末50によって検出(測定)される電波の強度(MFP10内のBluetooth LEチップ42から送出されてくる電波の強度)は、増大する。逆に、携帯端末50がMFP10から遠ざかるにつれて(すなわち、携帯端末50とMFP10との距離が大きくなるにつれて)、携帯端末50によって検出(測定)される電波の強度は、減少する。
このような性質を利用して、携帯端末50(判定部64)は、検出(測定)される電波の強度が所定の閾値TH1(図4参照)を超える値へと変化(増大)すると、MFP10に自装置(携帯端末50)が近接した旨を判定する。具体的には、携帯端末50とMFP10(より詳細にはMFP10内におけるBluetooth LEチップ42の配置場所)との距離が所定範囲(たとえば数メートル)内の距離(所定値D1以下の距離)である旨が判定される。なお、携帯端末50とMFP10との距離が所定の距離(たとえば数メートル)に近接したときの電波強度の値が予め測定され、その測定値が閾値TH1として定められればよい。
このようにして、MFP10からのBluetooth LE通信用の電波の強度が所定の閾値TH1よりも大きくなると、携帯端末50は、MFP10から所定範囲内に自装置(携帯端末50)が近接した旨をステップS11にて判定する(図8も参照)。換言すれば、携帯端末50は、MFP10への自装置の近接を検出する。
Bluetooth LEの電波強度が所定の閾値TH1よりも大きい旨がステップS11にて判定されると、携帯端末50(50a,50b)は、MFP10から所定範囲内に自装置が近接した旨の近接通知をMFP10に送信する(ステップS12)。また、ステップS12においては、携帯端末50(50a,50b)は、自装置の端末情報、および後述の指示メッセージを含む指示情報をもMFP10に送信する(図8も参照)。
端末情報は、携帯端末50を特定するための情報であり、当該携帯端末50にて予め設定(登録)される。たとえば、ユーザは、自身の携帯端末50の名称(端末名称)を当該携帯端末50に予め登録(設定)し、当該携帯端末50に設定された端末名称が、当該携帯端末50の端末情報としてMFP10に送信される。ここでは、携帯端末50aに対して端末名称「ユーザU1の端末」が携帯端末50aのユーザU1によって登録され、携帯端末50bに対して端末名称「ユーザU2の端末」が携帯端末50bのユーザU2によって登録されている。なお、端末名称に限定されず、端末IDなどの携帯端末50に関する各種情報が、端末情報として用いられてもよい。そして、ステップS12においては、各携帯端末50の端末情報(ここでは端末名称)が、後述の指定ボタン300(図9も参照)の表示内容に含まれる表示情報として各携帯端末50a,50bからMFP10へとそれぞれ送信される。
ここにおいて、携帯端末50には、当該携帯端末50を用いた特定のユーザ操作(ここでは携帯端末50自体を動かす特定の移動操作)が、MFP10におけるユーザ認証(後述のステップS27)の実行(自装置内の認証情報の送信)を許可するための許可操作として予め登録(格納)されている。換言すれば、携帯端末50は、当該ユーザ認証の実行(自装置内の認証情報の送信)を許可するために携帯端末50のユーザに行わせる操作を予め登録しておく。
具体的には、携帯端末50(登録処理部67)は、携帯端末50自体を特定方向に特定回数振る(往復移動させる)移動操作(「往復移動操作」とも称する)を当該許可操作として予め登録する処理(操作登録処理)を実行する。より詳細には、携帯端末50は、操作登録画面(不図示)等において、携帯端末50自体を往復移動させる方向および回数等をユーザに指定させ、ユーザによって指定された特定の往復移動操作を許可操作として登録する。ここでは、ユーザU1は、自身の携帯端末50a自体を「上下(縦)方向」に「2回」往復移動させる往復移動操作を指定し、携帯端末50aは、ユーザU1によって指定された「携帯端末50a自体の上下方向への2回に亘る往復移動操作」を許可操作として携帯端末50aの格納部55に予め登録(格納)する。また、ユーザU2は、自身の携帯端末50b自体を「左右(横)方向」に「3回」往復移動させる往復移動操作を指定し、携帯端末50bは、ユーザU2によって指定された「携帯端末50b自体の左右方向への3回に亘る往復移動操作」を許可操作として携帯端末50bの格納部55に予め登録(格納)する。
このようにして予め指定されて携帯端末50に登録(格納)された許可操作は、MFP10におけるユーザ認証を実行すべきか否か(自装置内の認証情報をMFP10に送信すべきか否か)の許否判定に用いられる。具体的には、後述するように、携帯端末50は、自装置がユーザ認証の認証対象端末として指定された後において、当該携帯端末50にて予め指定された許可操作と同一の操作がユーザによって実行されたことが検知されたか否か、を判定する。そして、MFP10においては、当該許可操作が認証対象端末にて検知されることを条件に、当該認証対象端末からの認証情報を用いてユーザ認証が実行される。
そして、ステップS12においては、各携帯端末50a,50bは、近接通知と自装置の端末情報とに加えて、ユーザ自身の携帯端末50を用いて特定のユーザ操作(予め指定された許可操作)を行うこと(行うべき旨)をユーザに指示する指示メッセージ(次述)を含む指示情報をもMFP10にそれぞれ送信する。当該指示メッセージは、後述のステップS25にてメッセージ画面220(図10参照)に表示され得るメッセージである。この指示メッセージには、携帯端末50のユーザによって予め指定された許可操作の操作内容と所定の制限時間とが含まれる。また、当該指示メッセージは、文字列データ(ストリングデータ)で構成されている。
たとえば、ユーザU1の携帯端末50aからMFP10に送信される指示情報には、ユーザU1によって予め指定された許可操作「携帯端末50a自体の上下(縦)方向への2回に亘る往復移動操作」の操作内容と所定の制限時間(たとえば5秒)とを含む指示メッセージ「5秒以内に端末を縦に2回振ってください。」が含まれている。また、ユーザU2の携帯端末50bからMFP10へと送信される指示情報には、ユーザU2によって予め指定された許可操作「携帯端末50b自体の左右(横)方向への3回に亘る往復移動操作」の操作内容と所定の制限時間(たとえば3秒)とを含む指示メッセージ「3秒以内に端末を横に3回振ってください。」が含まれている。なお、当該指示メッセージに含まれる制限時間は、操作登録処理にて携帯端末50のユーザによって指定されてもよく、携帯端末50によって予め定められていてもよい。また、当該指示情報には、当該制限時間を規定する制限時間情報もが含まれる。
MFP10においては、MFP10から所定範囲内に複数の携帯端末50a,50bが存在する場合、当該複数の携帯端末50の中からユーザ認証の認証対象端末を指定するための複数の指定ボタン300が、MFP10のタッチパネル25に表示される(ステップS22)(図8も参照)。なお、MFP10の近傍に単一の携帯端末50のみが存在する場合においても、当該単一の携帯端末50を認証対象端末として指定するための指定ボタン300がMFP10のタッチパネル25に表示されてもよい。
具体的には、近接通知と端末情報と指示情報とが各携帯端末50a,50bからそれぞれ受信される(ステップS21(S21A))と、MFP10(表示制御部13)は、当該近接通知の受信に応答して、当該複数の指定ボタン300をMFP10のタッチパネル25に表示する(ステップS22)。
図9は、ログイン画面(ユーザ認証の認証用画面)210を示す図である。MFP10から所定範囲内に自装置が存在する旨を示す近接通知が各携帯端末50から受信されると、MFP10(表示制御部13)は、近接通知の送信元の複数の携帯端末50にそれぞれ対応する複数の指定ボタン300(301,302)を、当該ログイン画面210に表示する。また、表示制御部13は、近接通知の送信元の各携帯端末50から受信された端末情報(ここでは端末名称)を含む表示内容の各指定ボタン300(301,302)をタッチパネル25に表示する。
具体的には、指定ボタン301は、携帯端末50aに対応する指定ボタン300であり、当該携帯端末50aをユーザ認証の認証対象端末として指定するための指定ボタン300である。また、図9に示すように、当該指定ボタン301の表示内容(「ユーザU1の端末でログイン」)には、当該携帯端末50aの端末情報(ここでは端末名称「ユーザU1の端末」)が含まれている。
指定ボタン302は、携帯端末50bに対応する指定ボタン300であり、当該携帯端末50bをユーザ認証の認証対象端末として指定するための指定ボタン300である。また、図9に示すように、当該指定ボタン302の表示内容(「ユーザU2の端末でログイン」)には、当該携帯端末50bの端末情報(ここでは端末名称「ユーザU2の端末」)が含まれている。
そして、当該ログイン画面210(図9)において、MFP10は、ユーザからの指定ボタン300の押下操作(選択操作)を受け付ける(ステップS23)。たとえば、ユーザU1が、複数の指定ボタン301,302のうち指定ボタン301を押下(選択)すると、当該指定ボタン301に対応する携帯端末50aが、ユーザ認証の認証対象端末として決定(指定)される。また、当該指定ボタン301の押下操作に応答して、MFP10の計時部15による計時動作が開始される。そして、処理はステップS24へと進む。なお、複数の指定ボタン300が表示された時点から一定時間(たとえば10秒)以内にいずれの指定ボタン300(301,302)も押下されなかった場合、ステップS23にて「NO」と判定され、図7の処理は終了する。換言すれば、当該一定時間以内にいずれの指定ボタン300(301,302)も押下されなかった場合、MFP10の近傍に存在するいずれの携帯端末50(50a,50b)のユーザもMFP10の利用意思を有していない旨が判定され、図7の処理は終了する。
次のステップS24(S24A)においては、MFP10(通信制御部11)は、ユーザ認証の認証対象端末として指定された携帯端末50(ここでは携帯端末50a)のみに対して、認証対象端末として指定された旨の被指定通知とMFP10の装置情報(たとえば装置ID)とを送信する(図8も参照)。
そして、ステップS25においては、MFP10(表示制御部13)は、認証対象端末として指定された携帯端末50(ここでは携帯端末50a)からの指示メッセージをMFP10のタッチパネル25に表示する(図8も参照)。
具体的には、MFP10は、当該携帯端末50aからステップS21Aにて受信された指示情報に含まれている指示メッセージを、メッセージ画面220に表示する。図10は、当該メッセージ画面220を示す図である。ここでは、図10に示すように、携帯端末50aのユーザU1によって予め指定された許可操作「携帯端末50a自体の上下(縦)方向への2回に亘る往復移動操作」の操作内容と所定の制限時間(たとえば5秒)とを含む指示メッセージ「5秒以内に端末を縦に2回振ってください。」が、当該メッセージ画面220に表示される。そして、MFP10は、当該携帯端末50aからの認証情報を待機する。
認証対象端末として指定された携帯端末50aにおいては、被指定通知と装置情報とがMFP10から受信される(ステップS13(S13A))と、加速度センサ58が有効化され(ステップS14)(図8も参照)、当該加速度センサ58による検知動作が開始される。また、当該検知動作の開始に伴って、携帯端末50aの計時部65による計時動作もが開始される。
そして、ステップS15においては、認証対象端末(ここでは携帯端末50a)の判定部64は、当該検知動作の開始(被指定通知の受信)時点から所定の制限時間以内に自装置にて予め指定された許可操作が加速度センサ58によって検知されたか否か、を判定する。具体的には、携帯端末50a自体を動かす(往復移動させる)ユーザ操作が加速度センサ58によって検知され、当該携帯端末50aにて予め指定された許可操作と同一の操作が当該所定の制限時間以内に加速度センサ58によって検知されたか否か、が判定される。
たとえば、当該所定の制限時間以内に当該許可操作が加速度センサ58によって検知された旨がステップS15にて判定されると、処理はステップS16(S16A)へと進む。
具体的には、携帯端末50aのユーザU1は、MFP10のタッチパネル25に表示されたメッセージ画面220(図10参照)にて指示メッセージ「5秒以内に端末を縦に2回振ってください。」を確認した後、その指示内容に従って、5秒以内に自身の携帯端末50aを上下(縦)方向に2回振る(往復移動させる)。携帯端末50aの加速度センサ58は、上下(縦)方向への一定値以上の大きさの加速度を2回検知し、携帯端末50aの判定部64は、予め指定された許可操作「携帯端末50a自体の上下(縦)方向への2回に亘る往復移動操作」と同一の操作が所定の制限時間以内に加速度センサ58によって検知された旨を、ステップS15にて判定する。そして、処理はステップS16(S16A)へと進む。換言すれば、携帯端末50aが認証対象端末として指定された後にユーザU1が自身の携帯端末50aを用いて許可操作を実行した旨が判定されると、処理はステップS16へと進む。なお、当該許可操作が検知された旨がステップS25にて判定されると、携帯端末50aは、計時部65の計時動作を終了する。
ステップS16(S16A)においては、認証対象端末(ここでは携帯端末50a)は、携帯端末50aの格納部55に格納されている認証情報(すなわちユーザU1の認証情報)をMFP10に送信する(図8も参照)。
一方、当該所定の制限時間以内に許可操作が検知されなかった場合、認証対象端末(ここでは携帯端末50a)内の認証情報はMFP10へと送信されず(ステップS16の処理は行われず)、図6の処理は終了する。たとえば、携帯端末50aのユーザが、当該携帯端末50aにて予め指定された許可操作とは異なるユーザ操作(たとえば携帯端末50aを横方向に2回振る往復移動操作)を行った場合、当該許可操作が検知されなかった旨がステップS15にて判定され、図6の処理は終了する。あるいは、携帯端末50aのユーザが、所定の制限時間以内にユーザ操作自体を行わなかった場合、所定の制限時間以内に当該許可操作が検知されなかった旨がステップS15にて判定され、図6の処理は終了する。
このように、認証対象端末として指定された携帯端末50aは、自装置が認証対象端末として指定された後において、自装置にて予め指定された特定のユーザ操作(許可操作)が加速度センサ58によって検知された旨が判定されることを条件に、携帯端末50a内の認証情報をMFP10に送信する。
そして、MFP10においては、認証対象端末として指定された携帯端末50(ここでは携帯端末50a)にて特定のユーザ操作(許可操作)が検知されることを条件に、当該携帯端末50aからの認証情報を用いてユーザ認証が実行される。
具体的には、ステップS26(S26A)においては、MFP10は、ステップS23にて指定ボタン300(ここでは指定ボタン301)が押下されて認証対象端末が指定された時点から所定の制限時間(ここでは5秒)以内に認証対象端末(ここでは携帯端末50a)から認証情報が受信されたか否か、を判定する。より詳細には、MFP10は、携帯端末50aからの指示情報に含まれる制限時間情報に規定されている制限時間以内に当該携帯端末50aから認証情報が受信されたか否か、を判定する。
たとえば、当該所定の制限時間以内に認証対象端末(携帯端末50a)から認証情報が受信された旨がステップS26(S26A)にて判定されると、当該携帯端末50aにて許可操作が検知された旨が判定され、処理はステップS27へと進む。
そして、ステップS27においては、MFP10(認証処理部14)は、認証対象端末として指定された携帯端末50aから受信された認証情報(すなわちユーザU1の認証情報)を用いてユーザ認証を実行する(図8も参照)。具体的には、MFP10に予め登録されているユーザU1の正規の認証情報と、携帯端末50aから受信された認証情報とを照合(比較)してユーザ認証を実行する。ユーザ認証が実行されると、図7の処理は終了する。なお、図7には示していないが、当該ユーザ認証の成否判定後においては、次のような処理が実行される。たとえば、当該ユーザ認証が成功すると、メニュー画面(不図示)等がMFP10のタッチパネル25に表示され、ユーザU1によるMFP10の利用が許可される。また、当該ユーザ認証が失敗すると、ユーザU1によるMFP10の利用が拒否される。
一方、当該所定の制限時間内に認証対象端末(携帯端末50a)から認証情報が受信されなかった旨がステップS26(S26A)にて判定されると、MFP10においてユーザ認証は実行されず(ステップS27の処理は行われず)、図7の処理は終了する。換言すれば、認証対象端末として指定された携帯端末50aにて許可動作が検知されなかった旨が判定され、当該ユーザ認証はMFP10にて実行されない。
以上のように、上記第1実施形態においては、MFP10から所定範囲内に存在する複数の携帯端末50のうちの一の携帯端末50(ここでは携帯端末50a)がユーザ認証の認証対象端末として指定された後において、当該携帯端末50aを用いた特定のユーザ操作が検知されることを条件に、当該携帯端末50aからの認証情報を用いてユーザ認証がMFP10にて実行される。換言すれば、MFP10は、MFP10にて携帯端末50aを認証対象端末として指定したユーザ(操作ユーザ)と、認証対象端末として指定された携帯端末50aのユーザ(所持ユーザ)とが同一ユーザであることを、当該携帯端末50aを用いた特定のユーザ操作をユーザに実行させることによって確認した上で、当該携帯端末50aからの認証情報を用いたユーザ認証を実行する。そのため、複数の携帯端末50のうちの一の携帯端末50がユーザ認証の認証対象端末として指定された場合であっても、当該一の携帯端末50にて特定のユーザ操作(許可操作)が検知されないときには、当該一の携帯端末50内の認証情報を用いたユーザ認証は実行されない。たとえば、携帯端末50aのユーザU1が、ログイン画面210(図9)にて仮にユーザU2の携帯端末50bを認証対象端末として誤って指定した場合であっても、当該携帯端末50bにて特定のユーザ操作(許可操作)が検知されないときには、当該携帯端末50b内の認証情報(すなわちユーザU2の認証情報)を用いたユーザ認証は実行されない。したがって、携帯端末50のユーザによるMFP10へのログインに際して、別の携帯端末50のユーザの認証情報が誤って用いられてしまうことを回避することが可能である。
ところで、一の携帯端末50(たとえば携帯端末50a)が認証対象端末として指定された後、当該携帯端末50aのタッチパネル75に「ユーザ認証を実行してよろしいですか?」などのメッセージおよび許可ボタン(たとえばOKボタン)を表示させ、当該許可ボタンが押下されることを条件に、MFP10にてユーザ認証を実行させる技術も考えられる。しかしながら、このような技術においては、たとえばユーザU1が自身の携帯端末50aを衣服のポケット等に入れている場合、当該ユーザU1は、携帯端末50aのタッチパネル75に表示された当該メッセージを確認し且つ当該許可ボタンを押下するために、携帯端末50aをポケット等から出すことを要する。
これに対して、上記第1実施形態では、携帯端末50a自体を動かす特定の移動操作(ここでは携帯端末50a自体の往復移動操作)が当該携帯端末50aにて検知されることを条件に、当該携帯端末50aからの認証情報を用いたユーザ認証がMFP10にて実行される。そのため、ユーザU1は、自身の携帯端末50aを衣服のポケット等に入れている場合であっても、当該ポケット等の中で自身の携帯端末50aを振るだけで(携帯端末50aをポケット等から出さずに)、ユーザ認証をMFP10に実行させることができる。したがって、携帯端末50のユーザは、高い利便性を得ることが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、ユーザ認証の認証対象端末における特定のユーザ操作の検知後に認証情報が当該認証対象端末からMFP10へと送信され(ステップS16A)、MFP10においては、当該認証対象端末から認証情報が受信される(ステップS26A)と、当該認証対象端末からの認証情報を用いてユーザ認証が実行される(ステップS27)態様を例示した。
この第2実施形態では、携帯端末50から認証情報が予め送信され、MFP10においては、当該認証情報を用いたユーザ認証の実行を許可する許可情報が受信されると、当該認証対象端末からの認証情報を用いてユーザ認証が実行される態様を例示する。
図11は、第2実施形態に係る携帯端末50の動作を示すフローチャートであり、図12は、第2実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。第2実施形態においては、図11のステップS12,S16の処理内容が、図6のステップS12,S16の処理内容と異なる。また、第2実施形態では、図12のステップS21,S26の処理内容が、図7のステップS21,S26の処理内容と異なる。
具体的には、各携帯端末50(50a,50b)は、ユーザ認証の認証対象端末が指定される(ステップS23)前において、自装置内の認証情報をMFP10にそれぞれ予め送信する。たとえば、MFP10からのBluetooth LEの電波強度が所定の閾値TH1よりも大きい旨がステップS11にて判定されると、携帯端末50は、近接通知等をMFP10に送信するとともに、自装置内の認証情報をMFP10に予め送信する(ステップS12B)。なお、これに限定されず、当該電波強度が所定の閾値TH1よりも大きい旨が判定された後、且つ認証対象端末が指定される前における任意のタイミングで、携帯端末50内の認証情報のみがMFP10へと送信されてもよい。
MFP10においては、近接通知等に加えて認証情報もが各携帯端末50(50a,50b)からそれぞれ受信される(ステップS21B)と、各携帯端末50からの認証情報をMFP10の格納部5に一時的に格納しておく。
その後、たとえば携帯端末50aが認証対象端末として指定される(ステップS23)と、当該携帯端末50aにおいては、ステップS13〜S15の処理を経て、MFP10に予め送信した認証情報を用いたユーザ認証の実行を許可する許可情報を、MFP10に送信する(ステップS16B)。具体的には、特定のユーザ操作(許可操作)が携帯端末50aの加速度センサ58によって検知された旨がステップS15にて判定されると、携帯端末50aは、当該許可操作がユーザによって実行された旨を示す操作実行情報を、当該許可情報としてMFP10に送信する。
そして、MFP10は、携帯端末50aが認証対象端末として指定された時点から所定の制限時間(たとえば5秒)以内に当該携帯端末50aから許可情報(ここでは操作実行情報)が受信される(ステップS26B)と、当該携帯端末50aにて許可操作が検知された旨を判定し、当該携帯端末50aから予め受信されていた認証情報を用いてユーザ認証を実行する(ステップS27)。
このように、第2実施形態では、携帯端末50から認証情報が受信されると、直ちにユーザ認証が実行されるのではなく、その後、ユーザ認証の認証対象端末として指定された携帯端末50(ここでは携帯端末50a)から許可情報が受信されることを条件に、当該携帯端末50aから予め受信されていた認証情報を用いてユーザ認証が実行される。
なお、ステップS12B,S16B,S21B,S26B以外の処理は、上記第1実施形態と同様にして行われる。
このような態様によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
なお、上記第2実施形態では、許可操作がユーザによって実行された旨を示す操作実行情報が、MFP10に予め送信した認証情報を用いたユーザ認証の実行を許可する許可情報として認証対象端末からMFP10へと送信される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、MFP10に予め送信した認証情報を用いたユーザ認証の実行を許可する旨が明示された許可指令(許可コマンド)が、当該許可情報として認証対象端末からMFP10へと送信されるようにしてもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1、第2実施形態の変形例である。以下では、第1、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
第1(、第2)実施形態では、携帯端末50を用いた特定のユーザ操作(許可操作)が携帯端末50側にて予め指定される態様を例示した。
この第3実施形態では、当該特定のユーザ操作(許可操作)がMFP10側にて予め指定される態様を例示する。
図13は、第3実施形態に係る携帯端末50の動作を示すフローチャートであり、図14は、第3実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。第3実施形態においては、図13のステップS12,S13の処理内容が、図6のステップS12,S13の処理内容と異なる。また、第3実施形態では、図14のステップS21,S24の処理内容が、図7のステップS21,S24の処理内容と異なる。
具体的には、MFP10は登録処理部を有し、MFP10の当該登録処理部が、携帯端末50を用いた特定のユーザ操作(許可操作)を規定する特定操作情報を、MFP10の格納部5に予め格納(登録)する。より詳細には、MFP10は、操作登録画面(不図示)等において、携帯端末50自体を往復移動させる方向および回数等を携帯端末50のユーザに指定させ、ユーザによって指定された特定の往復移動操作を許可操作として規定した特定操作情報を、当該携帯端末50と対応付けてMFP10に格納する。ここでは、携帯端末50a自体を「上下(縦)方向」に「2回」往復移動させる往復移動操作が携帯端末50aのユーザU1によって指定され、ユーザU1によって指定された「携帯端末50a自体の上下方向への2回に亘る往復移動操作」を許可操作として規定した特定操作情報が、携帯端末50aと対応付けられてMFP10に格納される。また、携帯端末50b自体を「左右(横)方向」に「3回」往復移動させる往復移動操作が携帯端末50bのユーザU2によって指定され、ユーザU2によって指定された「携帯端末50b自体の左右方向への3回に亘る往復移動操作」を許可操作として規定した特定操作情報が、携帯端末50bと対応付けられてMFP10に格納される。
そして、図13のステップS12Cおよび図14のステップS21Cにおいては、各携帯端末50(50a,50b)とMFP10との間で、近接通知および端末情報の授受が行われる。すなわち、第3実施形態のステップS12C,S21Cは、指示情報が携帯端末50からMFP10へと送信されない点で、第1(、第2)実施形態のステップS12A(図6),S21A(図7)と相違する。
また、ステップS24Cにおいては、MFP10は、被指定通知および装置情報に加えて、ユーザ認証の認証対象端末として指定された携帯端末50に対応付けてMFP10の格納部5に予め格納されている特定操作情報をも、当該認証対象端末に送信する。たとえば、携帯端末50aが認証対象端末として指定された場合、MFP10は、被指定通知および装置情報に加えて、当該携帯端末50aに対応付けてMFP10に格納(登録)されている特定操作情報(許可操作(ここでは「携帯端末50a自体の上下方向への2回に亘る往復移動操作」)を規定する情報)をも、当該携帯端末50aに送信する。そして、MFP10は、当該携帯端末50aに対応付けて格納されている特定操作情報に規定された許可操作の操作内容を含む指示メッセージを、メッセージ画面220(図10参照)に表示する(ステップS25)。
当該携帯端末50aにおいては、被指定通知と装置情報と特定操作情報とがMFP10から受信される(ステップS13(S13C))と、加速度センサ58が有効化される(ステップS14)。そして、ステップS15においては、携帯端末50aは、MFP10からの特定操作情報に規定されている特定のユーザ操作(許可操作)(ここでは「携帯端末50a自体の上下方向への2回に亘る往復移動操作」)が所定の制限時間以内に加速度センサ58によって検知されたか否か、を判定する。
このように、特定のユーザ操作(許可操作)がMFP10にて予め指定される場合、認証対象端末として指定された携帯端末50(ここでは携帯端末50a)に特定操作情報が送信され、当該特定操作情報に規定されている許可操作と同一の操作が検知されたか否かが、当該携帯端末50aにて判定される。
なお、ステップS12C,S13C,S21C,S24C以外の処理は、上記第1実施形態と同様にして行われる。
このような態様によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、互いに異なる操作内容の許可操作(携帯端末50を用いた特定のユーザ操作)が各携帯端末50のユーザによって指定される態様を例示したが、これに限定されず、同一の操作内容の許可操作が各携帯端末50のユーザによって指定されてもよい。
また、画像処理システム1に複数のMFP10が存在する場合、上記第1、第2実施形態における各携帯端末50での操作登録処理においては、当該複数のMFP10に対して同一の操作内容の許可操作が(一括して)指定されてもよく、MFP10ごとに異なる操作内容の許可操作が指定されてもよい。
さらに、上記各実施形態等においては、当該許可操作が、各携帯端末50のユーザによって指定される態様を例示したが、これに限定されず、当該許可操作は、各携帯端末50(第3実施形態ではMFP10)によって予め定められていてもよい。
また、上記各実施形態等においては、携帯端末50を用いた特定のユーザ操作(許可操作)を行うことをユーザに指示する指示メッセージが、MFP10にて表示(表示出力)される(ステップS25)態様を例示したが、これに限定されず、当該指示メッセージがMFP10にて音声出力されてもよい。具体的には、MFP10が音声出力部を有し、第1、第2実施形態においては、MFP10の当該音声出力部が、認証対象端末から受信(ステップS12A)された指示情報に含まれている指示メッセージを音声出力してもよい。また、第3実施形態においては、MFP10の当該音声出力部が、MFP10に予め格納されている特定のユーザ操作の操作内容を含む当該指示メッセージを音声出力してもよい。なお、当該指示メッセージが、MFP10にて表示出力されるとともに音声出力もされるようにしてもよい。
また、上記各実施形態等においては、当該指示メッセージに特定のユーザ操作(許可操作)の操作内容が含まれる態様を例示したが、これに限定されず、当該指示メッセージに当該操作内容が含まれなくてもよい。具体的には、当該指示メッセージのメッセージ内容が、たとえば「登録済の操作を行ってください。」のように、「携帯端末50a自体の上下方向への2回に亘る往復移動操作」等の操作内容を含まない内容であってもよい。当該許可操作の操作内容が指示メッセージに含まれない場合、ユーザは、たとえば自身が予め指定した許可操作の操作内容を思い出して、自身の携帯端末50を用いて当該許可操作を行えばよい。
さらに、上記各実施形態等においては、指示メッセージがMFP10にて表示出力(あるいは音声出力)される態様を例示したが、これに限定されず、当該指示メッセージがMFP10にて表示出力(あるいは音声出力)されなくてもよい。
また、上記各実施形態等においては、加速度センサ58が検知部として用いられ、携帯端末50自体を振る(往復移動させる)往復移動操作が、携帯端末50自体を動かす移動操作として予め指定される態様を例示した。しかしながら、本願発明はこれに限定されず、他のセンサが検知部として用いられ、携帯端末50自体を動かす種々の移動操作が許可操作として予め指定されるようにしてもよい。
たとえば、角速度センサ(ジャイロセンサ)が検知部として用いられ、携帯端末50自体を傾ける操作(「傾動操作」とも称する)が許可操作として予め指定されるようにしてもよい。具体的には、携帯端末50自体の特定方向(たとえば右方向)への傾動操作が許可操作として予め指定され、認証対象端末として指定された携帯端末50a自体を傾ける傾動操作が当該角速度センサによって検知される。そして、ステップS15(図6等参照)においては、当該携帯端末50a自体を右方向に傾ける傾動操作が当該角速度センサによって検知されたか否か、が判定されればよい。
さらに、携帯端末50自体を動かす特定の移動操作に限定されず、携帯端末50を用いた種々のユーザ操作が許可操作として予め指定されてもよい。
たとえば、携帯端末50に設けられたボタンに埋め込まれ当該ボタンに対する押下操作を検知するセンサ(「押下検知センサ」とも称する)が検知部として用いられ、携帯端末50に設けられた特定のボタンに対する押下操作が許可操作として予め指定されるようにしてもよい。たとえば、携帯端末50のタッチパネル75の周辺に設けられたホームボタン78(図1参照)に対する押下操作が許可操作として予め指定されるようにしてもよい。そして、認証対象端末として指定された携帯端末50aに設けられたボタンに対する押下操作が当該押下検知センサによって検知され、ステップS15においては、当該携帯端末50aにおけるホームボタン78に対する押下操作が押下検知センサによって検知されたか否か、が判定されればよい。
また、携帯端末50のタッチパネル75に対するタッチ操作を検知するタッチ検出センサ等が検知部として用いられ、携帯端末50のタッチパネル75に仮想的に表示された特定のボタンに対する押下操作(タッチ操作)が、許可操作として予め指定されるようにしてもよい。たとえば、認証対象端末として指定された携帯端末50のタッチパネル75に仮想的に表示される許可ボタン(不図示)に対する押下操作が、許可操作として予め指定されるようにしてもよい。そして、認証対象端末として指定された携帯端末50aのタッチパネル75に対する押下操作が当該タッチ検出センサによって検知され、ステップS15においては、当該携帯端末50aのタッチパネル75における当該許可ボタンに対する押下操作が当該タッチ検出センサ等によって検知されたか否か、が判定されればよい。
さらに、当該タッチ検出センサが検知部として用いられ、携帯端末50のタッチパネル75に対する特定(特定種類)のタッチ操作が許可操作として予め指定されるようにしてもよい。
たとえば、携帯端末50のタッチパネル75に対して一定程度以上の強さの圧力でタッチ(押圧)する操作(「強接触操作」とも称する)が、許可操作として予め指定されるようにしてもよい。そして、認証対象端末として指定された携帯端末50のタッチパネル75に対するタッチ操作の圧力の強さが当該タッチ検出センサによって検知され、ステップS15においては、当該強接触操作が当該タッチ検出センサによって検知されたか否か、が判定されればよい。
あるいは、携帯端末50のタッチパネル75に対するフリック操作が許可操作として予め指定されてもよい。具体的には、携帯端末50のタッチパネル75に対する特定方向(たとえば右方向)へのフリック操作が許可操作として予め指定され、認証対象端末として指定された携帯端末50のタッチパネル75に対するフリック操作が当該タッチ検出センサによって検知される。そして、ステップS15においては、当該タッチパネル75に対する右方向へのフリック操作が当該タッチ検出センサによって検知されたか否か、が判定されればよい。
また、ユーザの音声を認識する音声認識センサが検知部として用いられ、携帯端末50への特定の語句(たとえば「ユーザU1です」)の音声入力操作が、許可操作として予め指定されるようにしてもよい。そして、認証対象端末として指定された携帯端末50aのユーザU1が当該携帯端末50aに向けて実行した音声入力操作が当該音声認識センサによって検知され、ステップS15においては、当該携帯端末50aへの特定の語句(「ユーザU1です」)の音声入力操作が当該音声認識センサによって検知(認識)されたか否か、が判定されればよい。
このように、種々のセンサが検知部として用いられ、携帯端末50を用いた種々のユーザ操作が許可操作として予め指定されるようにしてもよい。なお、複数のセンサ(たとえば加速度センサ58および接触センサ)が検知部として用いられ、携帯端末50を用いた複数のユーザ操作の組合せ(たとえば携帯端末50自体を上下方向に2回振った後にホームボタン78を押下する操作)が、許可操作として予め指定されるようにしてもよい。
1 画像処理システム
10 MFP(画像処理装置)
25 MFPのタッチパネル
50,50a,50b 携帯端末
210 ログイン画面
220 メッセージ画面
300,301,302 指定ボタン

Claims (20)

  1. 画像処理システムであって、
    画像処理装置と、
    その内部に格納された認証情報を前記画像処理装置へと送信することが可能な2以上の携帯端末と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記画像処理装置から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末を前記複数の携帯端末の中から指定するための複数の指定ボタンであって前記複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンを、前記画像処理装置の表示手段に表示する表示制御手段、
    を有し、
    前記複数の携帯端末のうちの一の携帯端末であって前記複数の指定ボタンのうちユーザによって選択された指定ボタンに対応する一の携帯端末は、
    前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された後において、前記一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記一の携帯端末の検知手段によって検知されたか否か、を判定する判定手段、
    を有し、
    前記画像処理装置は、
    前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知されることを条件に、前記一の携帯端末からの前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行する認証処理手段、
    をさらに有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記一の携帯端末は、
    前記一の携帯端末の前記検知手段によって前記特定のユーザ操作が検知されたことに応答して、前記一の携帯端末内の前記認証情報を前記画像処理装置に送信する通信制御手段、
    をさらに有し、
    前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記認証情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から受信された前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項2に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された時点から所定時間以内に前記認証情報が前記一の携帯端末から受信されることをも条件として、前記ユーザ認証を実行することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記一の携帯端末は、
    前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定される前において、前記一の携帯端末内の前記認証情報を前記画像処理装置に予め送信する通信制御手段、
    をさらに有し、
    前記一の携帯端末の前記通信制御手段は、前記一の携帯端末の前記検知手段によって前記特定のユーザ操作が検知されたことに応答して、前記画像処理装置に予め送信した前記認証情報を用いた前記ユーザ認証の実行を許可する許可情報を、前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記許可情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から予め受信されていた前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項4に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置の前記認証処理手段は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された時点から所定時間以内に前記許可情報が前記一の携帯端末から受信されることをも条件として、前記ユーザ認証を実行することを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置の前記表示制御手段は、前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定されると、前記特定のユーザ操作を行うことをユーザに指示する指示メッセージを、前記画像処理装置の前記表示手段に表示することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項6に記載の画像処理システムにおいて、
    前記指示メッセージには、前記特定のユーザ操作の操作内容が含まれることを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定されると、前記特定のユーザ操作を行うことをユーザに指示する指示メッセージを音声出力する音声出力手段、
    をさらに有することを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項8に記載の画像処理システムにおいて、
    前記指示メッセージには、前記特定のユーザ操作の操作内容が含まれることを特徴とする画像処理システム。
  10. 請求項6または請求項7に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記指示メッセージを含む指示情報を前記一の携帯端末から受信する受信手段、
    をさらに有し、
    前記画像処理装置の前記表示制御手段は、前記指示情報に含まれている前記指示メッセージを前記表示手段に表示することを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項8または請求項9に記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記指示メッセージを含む指示情報を前記一の携帯端末から受信する受信手段、
    をさらに有し、
    前記画像処理装置の前記音声出力手段は、前記指示情報に含まれている前記指示メッセージを音声出力することを特徴とする画像処理システム。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記特定のユーザ操作は、前記一の携帯端末にて予め指定されており、
    前記一の携帯端末の前記判定手段は、前記一の携帯端末にて予め指定された前記特定のユーザ操作と同一の操作が検知されたか否か、を判定することを特徴とする画像処理システム。
  13. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記特定のユーザ操作を規定する特定操作情報を格納する格納手段と、
    前記画像処理装置の前記格納手段に格納されている前記特定操作情報を前記一の携帯端末に送信する送信手段と、
    をさらに有し、
    前記一の携帯端末の前記判定手段は、前記画像処理装置からの前記特定操作情報に規定されている前記特定のユーザ操作と同一の操作が検知されたか否か、を判定することを特徴とする画像処理システム。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、
    前記特定のユーザ操作は、前記一の携帯端末自体を動かす特定の移動操作と、前記一の携帯端末における特定のボタンに対する押下操作と、前記一の携帯端末のタッチパネルに対する特定のタッチ操作と、前記一の携帯端末への特定の語句の音声入力操作とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする画像処理システム。
  15. 画像処理装置であって、
    前記画像処理装置から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末を前記複数の携帯端末の中から指定するための複数の指定ボタンであって前記複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンを、前記画像処理装置の表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記複数の携帯端末のうちの一の携帯端末に対応する指定ボタンがユーザによって選択されて前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された後において、前記一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記一の携帯端末にて検知されることを条件に、前記一の携帯端末からの認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行する認証処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  16. 請求項15に記載の画像処理装置において、
    前記特定のユーザ操作が前記一の携帯端末にて検知されたことに応答して送信されてきた前記認証情報を、前記一の携帯端末から受信する受信手段、
    をさらに備え、
    前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記認証情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から受信された前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする画像処理装置。
  17. 請求項15に記載の画像処理装置において、
    前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定される前において、前記認証情報を前記一の携帯端末から予め受信する受信手段、
    をさらに備え、
    前記受信手段は、前記一の携帯端末からの前記認証情報を用いた前記ユーザ認証の実行を許可する許可情報を、前記一の携帯端末から受信し、
    前記認証処理手段は、前記認証対象端末として指定された前記一の携帯端末から前記許可情報が受信されると、前記一の携帯端末にて前記特定のユーザ操作が検知された旨を判定し、前記一の携帯端末から予め受信されていた前記認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行することを特徴とする画像処理装置。
  18. 画像処理装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記画像処理装置から所定範囲内に複数の携帯端末が存在する場合、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末を前記複数の携帯端末の中から指定するための複数の指定ボタンであって前記複数の携帯端末にそれぞれ対応する複数の指定ボタンを、前記画像処理装置の表示手段に表示するステップと、
    b)前記複数の携帯端末のうちの一の携帯端末に対応する指定ボタンがユーザによって選択されて前記一の携帯端末が前記認証対象端末として指定された後において、前記一の携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記一の携帯端末にて検知されることを条件に、前記一の携帯端末からの認証情報を用いて前記ユーザ認証を実行するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  19. 画像処理装置と通信可能な携帯端末に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記画像処理装置にて前記携帯端末が、前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証の認証対象端末としてユーザによって指定された後において、前記携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記携帯端末の検知手段によって検知されたか否か、を判定するステップと、
    b)前記特定のユーザ操作が検知された旨が前記ステップa)にて判定されることを条件に、前記ユーザ認証に用いられる認証情報であって前記携帯端末に格納されている認証情報を、前記画像処理装置に送信するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  20. 画像処理装置と通信可能な携帯端末に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記画像処理装置にて実行されるユーザ認証に用いられる認証情報であって前記携帯端末に格納されている認証情報を前記画像処理装置に予め送信するステップと、
    b)前記画像処理装置にて前記携帯端末が前記ユーザ認証の認証対象端末としてユーザによって指定された後において、前記携帯端末を用いた特定のユーザ操作が前記携帯端末の検知手段によって検知されたか否か、を判定するステップと、
    c)前記特定のユーザ操作が検知された旨が前記ステップb)にて判定されることを条件に、前記ステップa)にて前記画像処理装置に予め送信した前記認証情報を用いた前記ユーザ認証の実行を許可する許可情報を、前記画像処理装置に送信するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2016033545A 2016-02-24 2016-02-24 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム Active JP6634874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016033545A JP6634874B2 (ja) 2016-02-24 2016-02-24 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016033545A JP6634874B2 (ja) 2016-02-24 2016-02-24 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017152927A true JP2017152927A (ja) 2017-08-31
JP6634874B2 JP6634874B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=59739933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016033545A Active JP6634874B2 (ja) 2016-02-24 2016-02-24 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6634874B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180040A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 ブラザー工業株式会社 通信装置と通信装置のためのコンピュータプログラム
US11706620B2 (en) 2019-09-27 2023-07-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device and non-transitory computer-readable medium storing computer-readable instructions for communication device
WO2023238261A1 (ja) * 2022-06-07 2023-12-14 日本電信電話株式会社 表示制御装置、表示制御方法、および、表示制御プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002009816A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Ntt Communications Kk 電子メール・fax変換システムおよびfax・電子メール変換システム
JP2014120915A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Brother Ind Ltd 通信装置、通信システム
JP2014128928A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Canon Marketing Japan Inc 画像形成装置、携帯端末、情報処理システム、並びに、それらの方法及びプログラム
JP2014186654A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Fuji Xerox Co Ltd サービス提供装置、プログラム及びサービスシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002009816A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Ntt Communications Kk 電子メール・fax変換システムおよびfax・電子メール変換システム
JP2014120915A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Brother Ind Ltd 通信装置、通信システム
JP2014128928A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Canon Marketing Japan Inc 画像形成装置、携帯端末、情報処理システム、並びに、それらの方法及びプログラム
JP2014186654A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Fuji Xerox Co Ltd サービス提供装置、プログラム及びサービスシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019180040A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 ブラザー工業株式会社 通信装置と通信装置のためのコンピュータプログラム
JP7135385B2 (ja) 2018-03-30 2022-09-13 ブラザー工業株式会社 通信装置と通信装置のためのコンピュータプログラム
US11564091B2 (en) 2018-03-30 2023-01-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device and non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for communication device
JP7414100B2 (ja) 2018-03-30 2024-01-16 ブラザー工業株式会社 通信装置と通信装置のためのコンピュータプログラム
US11706620B2 (en) 2019-09-27 2023-07-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device and non-transitory computer-readable medium storing computer-readable instructions for communication device
WO2023238261A1 (ja) * 2022-06-07 2023-12-14 日本電信電話株式会社 表示制御装置、表示制御方法、および、表示制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6634874B2 (ja) 2020-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6314951B2 (ja) 画像形成システムおよびプログラム
JP6217686B2 (ja) 携帯端末、プログラムおよび通信システム
US9495120B2 (en) Print system, usability information generation device, usability information generation method, non-transitory computer-readable recording medium encoded with usability information generation program
US10244569B2 (en) Image forming system, image forming apparatus, and recording medium
JP6354640B2 (ja) 画像形成システム、携帯端末およびプログラム
JP6943087B2 (ja) 認証システム、認証制御装置、認証制御装置の制御方法、およびプログラム
JP6265192B2 (ja) 通信装置、通信システムおよびアプリケーションプログラム
US20160092149A1 (en) Portable information device, image processing system, remote operation method, and non-transitory computer-readable recording medium encoded with remote operation program
WO2013014763A1 (ja) 簡易操作型無線データ送受信システム及び簡易操作型無線データ送受信プログラム
JP2015133572A (ja) 情報処理システム及びその制御方法、並びにプログラム
JP6634874B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム
JP7115931B2 (ja) 画像形成装置、情報処理システムおよび情報処理方法
US10728418B2 (en) Remote control system method, and program for image processing apparatus
JP2016119564A (ja) 画像形成システム、携帯端末およびプログラム
JP6455042B2 (ja) スキャンジョブ実行システム、画像処理装置、スキャンジョブ実行方法及びプログラム
JP6766469B2 (ja) 情報処理装置、画像処理装置及びプログラム
JP2016051430A (ja) 認証システム、及びその認証システムに用いられる画像形成装置
JP6601621B2 (ja) 画像形成装置、プリント制御方法およびプリント制御プログラム
JP6107491B2 (ja) プリントシステムおよびプリント方法
JP6743918B2 (ja) 画像形成システム、携帯端末およびプログラム
JP6504070B2 (ja) プリントシステム、画像形成装置、プリント方法およびプリントプログラム
JP7024909B1 (ja) 画像形成システム、携帯端末およびプログラム
US9648177B2 (en) Remote control apparatus, remote control method, and non-transitory computer-readable recording medium encoded with remote control program
JP6256057B2 (ja) 認証システム、サーバー、認証方法および認証プログラム
JP6493605B2 (ja) 画像形成システム、携帯端末およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6634874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150