JP2016173697A - タッチパネル用透明導電フィルムおよびタッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の画素パターンとの干渉によるモアレの発生を効果的に低減することができるタッチパネル用導電フィルムを提供する。【解決手段】第1電極34は、第1の方向D1に並行して延びる複数の第1金属細線34Aからなり、それぞれの第1金属細線34Aは屈曲を繰り返しながら第1の方向D1に延びる波線形状を有し、第2電極38は、第2の方向D2に並行して延びる複数の第2金属細線38Aからなり、それぞれの第2金属細線38Aは屈曲を繰り返しながら第2の方向D2に延びる波線形状を有し、アクティブエリアに垂直な方向から見たときに、複数の第1金属細線34Aと複数の第2金属細線38Aにより囲まれる不規則な形状の複数の多角形Mが形成される。【選択図】図3

Description

この発明は、タッチパネル用透明導電フィルムに係り、特に、金属細線からなる検出電極を有する透明導電フィルムに関する。
また、この発明は、タッチパネル用透明導電フィルムを用いたタッチパネルにも関している。
近年、携帯情報機器を始めとした各種の電子機器において、液晶表示装置等の表示装置と組み合わせて用いられ、画面に接触することにより電子機器への入力操作を行うタッチパネルの普及が進んでいる。
例えば、特許文献1には、透明基板の表面上に第1方向に沿って金属からなる複数の第1電極線を互いに間隔を隔てて配置すると共に、透明基板の裏面上に第2方向に沿って金属からなる複数の第2電極線を互いに間隔を隔てて配置したタッチパネルが開示されている。
このタッチパネルでは、第1電極線および第2電極線を、それぞれ、複数の屈曲部を有する屈曲線で構成して、互いに隣接する2本の第1電極線と互いに隣接する2本の第2電極線により区画されるパターンが例えば5個以上の頂点を含む多角形となるように構成することにより、タッチパネルが設置される表示装置の画素パターンと第1電極線および第2電極線との干渉によるモアレ発生の抑制を図っている。
国際公開第2014/115831号
しかしながら、特許文献1のタッチパネルでは、第1電極線および第2電極線を構成する屈曲線が規則性を有している。すなわち、複数の屈曲部の屈曲角度および直線部分の長さが規則的で、互いに隣接する電極線の間隔も一定である。
このため、第1電極線および第2電極線によるパターンと、タッチパネルが設置される表示装置の画素パターンとが干渉しやすく、モアレの発生を効果的に抑制することは困難である。
たとえ、1つの表示装置に設置したときにモアレの発生を低減することができたとしても、画素のピッチが異なる他の表示装置との組み合わせにおいては、モアレが発生するおそれを生じてしまう。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、表示装置の画素パターンとの干渉によるモアレの発生を効果的に低減することができるタッチパネル用透明導電フィルムを提供することを目的とする。
また、この発明は、このようなタッチパネル用透明導電フィルムを用いたタッチパネルを提供することも目的としている。
この発明に係るタッチパネル用透明導電フィルムは、透明なアクティブエリアを有するタッチパネル用透明導電フィルムであって、アクティブエリアに形成され且つ第1の方向に並行して延びる複数の第1金属細線からなる第1電極と、第1電極から絶縁されると共にアクティブエリアに形成され且つ第1の方向に交差する第2の方向に並行して延びる複数の第2金属細線からなる第2電極とを備え、複数の第1金属細線は、それぞれ、屈曲を繰り返しながら第1の方向に延びる波線形状を有し、複数の第2金属細線は、それぞれ、屈曲を繰り返しながら第2の方向に延びる波線形状を有し、アクティブエリアに垂直な方向から見たときに、複数の第1金属細線と複数の第2金属細線により囲まれる不規則な形状の複数の多角形が形成されるものである。
アクティブエリアは、所定の第1の幅を有すると共に少なくとも20μmの間隔を隔ててそれぞれ第1の方向に延びる複数の第1金属細線形成エリアと所定の第2の幅を有すると共に少なくとも20μmの間隔を隔ててそれぞれ第2の方向に延びる複数の第2金属細線形成エリアを含み、複数の第1金属細線は、それぞれ複数の第1金属細線形成エリア内に配置され、複数の第2金属細線は、それぞれ複数の第2金属細線形成エリア内に配置されていることが好ましい。
また、第1金属細線および第2金属細線は、それぞれ、第1の方向および第2の方向に対して傾斜し且つ屈曲部を介して接続される複数の直線部分からなり、第1金属細線および第2金属細線のそれぞれの直線部分は、屈曲部を介して接続される直線部分とは異なる長さおよび異なる傾斜角度を有すると共に、隣接して並行する第1金属細線または第2金属細線の対向する直線部分とは異なる長さおよび異なる傾斜角度を有することが好ましい。
この場合、第1の方向および第2の方向は、互いに直交し、第1金属細線および第2金属細線の直線部分は、それぞれ、第1の方向および第2の方向に対して±16度、+20〜+25度、−20〜−25度、+29〜+43度、−29〜−43度、+47〜+61度、−47〜−61度、+65〜+70度、−65〜−70度、±74度のいずれかの角度で傾斜して延びることが好ましい。
さらに、好ましくは、第1金属細線および第2金属細線の直線部分は、100〜1000μmの長さを有し、第1金属細線および第2金属細線は、隣接して並行する第1金属細線および第2金属細線との間の平均距離が、100〜1000μmである。
第1金属細線および第2金属細線は、線幅1.0〜5.0μm、平均遮蔽率0.2〜5.0%で且つアクティブエリアに垂直な方向から2mm角の視野で見たときに、アクティブエリア内のいずれの箇所においても、遮蔽率のバラツキが5%以下であることが好ましい。
第1電極および第2電極は、互いに隣接して並行する一対の第1金属細線または一対の第2金属細線に対して、相互間を連結する多くても5本の連絡金属細線を有することができる。
また、第1電極および第2電極は、それぞれ、第1金属細線および第2金属細線に接続され且つ先端または中間部に20μm以上の間隙を空けて他の第1金属細線および他の第2金属細線に接続されない少なくとも1本のダミー金属細線を有していてもよい。
第1電極および第2電極は、それぞれ、1枚の透明絶縁基板の両面上に配置することができる。あるいは、第1電極は、第1透明絶縁基板の表面上に配置され、第2電極は、第2透明絶縁基板の表面上に配置され、第1透明絶縁基板と第2透明絶縁基板が互いに重ね合わされていてもよい。
この発明に係るタッチパネルは、上記のタッチパネル用透明導電フィルムを用いたものである。
この発明によれば、アクティブエリアに垂直な方向から見たときに、複数の第1金属細線と複数の第2金属細線により囲まれる不規則な形状の複数の多角形が形成されるので、表示装置の画素パターンとの干渉によるモアレの発生を効果的に低減することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るタッチパネルを示す部分断面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルに用いられた透明導電フィルムを示す平面図である。 実施の形態1に係るタッチパネルに用いられた透明導電フィルムの検出電極を示す部分平面図である。 検出電極に用いられた金属細線の波線形状を示す部分平面図である。 表示装置のカラーフィルタを示す部分平面図である。 モアレが発生しやすい角度とモアレ低減に有効な角度を示すグラフである。 金属細線の遮蔽率を計算するためのモデルパターンを示す平面図である。 実施の形態2に係るタッチパネルに用いられた透明導電フィルムの検出電極を示す部分平面図である。 実施の形態3に係るタッチパネルに用いられた透明導電フィルムの検出電極を示す部分平面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るタッチパネル1の構成を示す。このタッチパネル1は、平板形状を有する透明な絶縁性の支持体2を有し、視認側とは反対側の支持体2の表面上に透明導電フィルム3が透明な接着剤4により接合されている。透明導電フィルム3は、可撓性の透明絶縁基板31の両面上にそれぞれ導電部材32が形成されると共に、導電部材32を覆うように透明絶縁基板31の両面上に透明な保護層33が形成されたものである。
図2に示されるように、透明導電フィルム3には、透明なアクティブエリアS1が区画されると共に、アクティブエリアS1の外側に周辺領域S2が区画されている。
透明絶縁基板31の表面上には、アクティブエリアS1内に、それぞれ第1の方向D1に沿って延び且つ第1の方向D1に直交する第2の方向D2に並列配置された複数の第1電極34が形成され、周辺領域S2に、複数の第1電極34に接続された複数の第1周辺配線35が互いに近接して配列されている。また、透明絶縁基板31の縁部に複数の第1電極34に対応する複数の第1外部接続端子36が配列形成されている。
それぞれの第1電極34の両端には、それぞれ第1コネクタ部37が形成され、第1コネクタ部37に、対応する第1周辺配線35の一端部が接続され、第1周辺配線35の他端部は、対応する第1外部接続端子36に接続されている。
同様に、透明絶縁基板31の裏面上には、アクティブエリアS1内に、それぞれ第2の方向D2に沿って延び且つ第1の方向D1に並列配置された複数の第2電極38が形成され、周辺領域S2に、複数の第2電極38に接続された複数の第2周辺配線39が互いに近接して配列されている。また、透明絶縁基板31の縁部に複数の第2電極38に対応する複数の第2外部接続端子40が配列形成されている。
それぞれの第2電極38の両端には、それぞれ第2コネクタ部41が形成され、第2コネクタ部41に、対応する第2周辺配線39の一端部が接続され、第2周辺配線39の他端部は、対応する第2外部接続端子40に接続されている。
なお、透明絶縁基板31の表面上の複数の第1電極34および透明絶縁基板31の裏面上の複数の第2電極38は、タッチパネル1の検出電極を構成するものである。
図3に示されるように、透明絶縁基板31の表面上に配置された第1電極34は、第1の方向D1に並行して延びる複数の第1金属細線34Aからなり、それぞれの第1金属細線34Aは、第1の方向D1に対して種々の角度で傾斜すると共に種々の長さを有する複数の直線部分が互いに屈曲部を介して接続されることにより、屈曲を繰り返しながら第1の方向D1に延びる波線形状を有している。
同様に、透明絶縁基板31の裏面上に配置された第2電極38は、第2の方向D2に並行して延びる複数の第2金属細線38Aからなり、それぞれの第2金属細線38Aは、第2の方向D2に対して種々の角度で傾斜すると共に種々の長さを有する複数の直線部分が互いに屈曲部を介して接続されることにより、屈曲を繰り返しながら第2の方向D2に延びる波線形状を有している。
このような第1電極34が第1の方向D1に沿って延びると共に第2電極38が第2の方向D2に沿って延びることにより、アクティブエリアS1に垂直な方向から見たときに、互いに隣接する2本の第1金属細線34Aと互いに隣接する2本の第2金属細線38Aにより囲まれる複数の多角形Mが形成されている。
さらに、それぞれの第1金属細線34Aおよびそれぞれの第2金属細線38Aを構成する複数の直線部分が種々の角度で傾斜すると共に種々の長さを有していることから、第1電極34と第2電極38が互いに交差する領域に形成された複数の多角形Mは、不規則な形状を有している。
このため、例えば、第1の方向D1および第2の方向D2を図示しない表示装置の画素の配列方向に合わせて、実施の形態1に係るタッチパネル1を表示装置に設置したときに、複数の第1金属細線34Aおよび複数の第2金属細線38Aと表示装置の画素パターンとが干渉しにくくなり、モアレの発生が抑制されることとなる。
具体的には、図4に示されるように、アクティブエリアS1内に、それぞれ所定の第1の幅W1を有して第1の方向D1に延びると共に間隔W2を隔てて第2の方向D2に配列された複数の第1金属細線形成エリアR1〜R3が区画され、第1電極34を構成する複数の第1金属細線34Aは、それぞれ対応する第1金属細線形成エリアR1〜R3内に配置されている。なお、間隔W2は、少なくとも20μmの値に設定されている。
このような第1金属細線形成エリアR1〜R3内にそれぞれ対応する第1金属細線34Aを配置することにより、それぞれ波線形状を有する複数の第1金属細線34Aを、互いに交差することなく、第1の方向D1に延伸させることができる。
そして、第1金属細線34Aを構成する複数の直線部分は、それぞれ、屈曲部を介して接続される隣接の直線部分とは異なる長さおよび第1の方向D1に対して異なる傾斜角度を有し、さらに、隣接して並行する第1金属細線34Aにおいて対向する直線部分とは異なる長さおよび第1の方向D1に対して異なる傾斜角度を有している。
例えば、第1金属細線形成エリアR1内に配置されている第1金属細線34Aに含まれる直線部分A1の両端にそれぞれ屈曲部を介して直線部分A2およびA3が接続され、第1金属細線形成エリアR1に隣接する第1金属細線形成エリアR2内の第1金属細線34Aの直線部分A4の両端にそれぞれ屈曲部を介して直線部分A5およびA6が接続され、第1金属細線形成エリアR1に対して第1金属細線形成エリアR2とは反対側に隣接する第1金属細線形成エリアR3内の第1金属細線34Aの直線部分A7の両端にそれぞれ屈曲部を介して直線部分A8およびA9が接続されるものとする。
さらに、第1金属細線形成エリアR1内の直線部分A1〜A3に第1金属細線形成エリアR2内の直線部分A4〜A6と第1金属細線形成エリアR3内の直線部分A7〜A9がそれぞれ対向し、これら直線部分A1〜A9の長さをL1〜L9、直線部分A1〜A9の第1の方向D1に対する傾斜角度をθ1〜θ9とすると、直線部分A1の長さL1は、隣接して接続される直線部分A2およびA3の長さL2およびL3と異なり、且つ、並行する第1金属細線34Aの対向する直線部分A4およびA7の長さL4およびL7とも異なる値に設定されている。
また、直線部分A1の傾斜角度θ1は、隣接して接続される直線部分A2およびA3の傾斜角度θ2およびθ3と異なり、且つ、並行する第1金属細線34Aの対向する直線部分A4およびA7の傾斜角度θ4およびθ7とも異なる値に設定されている。
同様に、第1金属細線形成エリアR2内において、直線部分A4の長さL4は、隣接して接続される直線部分A5およびA6の長さL5およびL6と異なり、直線部分A4の傾斜角度θ4は、隣接して接続される直線部分A5およびA6の傾斜角度θ5およびθ6と異なる値に設定されている。
第1金属細線形成エリアR3内においても、直線部分A7の長さL7は、隣接して接続される直線部分A8およびA9の長さL8およびL9と異なり、直線部分A7の傾斜角度θ7は、隣接して接続される直線部分A8およびA9の傾斜角度θ8およびθ9と異なる値に設定されている。
すなわち、それぞれの直線部分に対して、この直線部分と同一の長さあるいは同一の傾斜角度を有する直線部分が接続も対向もしないように、複数の第1金属細線34Aの複数の直線部分が構成されている。
第1電極34を構成する複数の第1金属細線34Aと同様に、第2電極38を構成する複数の第2金属細線38Aも、所定の第1の幅W1を有して第2の方向D2に延びると共に間隔W2を隔てて第1の方向D1に配列された複数の第2金属細線形成エリア内に配置されている。さらに、それぞれの第2金属細線38Aを構成する複数の直線部分は、それぞれ、屈曲部を介して接続される隣接の直線部分とは異なる長さおよび第2の方向D2に対して異なる傾斜角度を有し、さらに、隣接して並行する第2金属細線38Aにおいて対向する直線部分とは異なる長さおよび第2の方向D2に対して異なる傾斜角度を有している。
なお、本発明においては、実質的に上記で説明したとおり、それぞれの直線部分は、隣接する直線部分および対向する直線部分に対して、長さが異なり、且つ、傾斜角度が異なっていればよく、10%程度の確率で、長さおよび傾斜角度の少なくとも一方が同じであるような箇所が生じていても本発明の範疇である。
このように第1金属細線34Aを構成する複数の直線部分および第2金属細線38Aを構成する複数の直線部分を形成することにより、アクティブエリアS1に垂直な方向から見たときに、互いに隣接する2本の第1金属細線34Aと互いに隣接する2本の第2金属細線38Aにより囲まれる複数の多角形Mは、著しく不規則な形状を有することとなり、複数の第1金属細線34Aおよび複数の第2金属細線38Aと表示装置の画素パターンとが極めて干渉しにくいものとなる。
ここで、図5に、例えば液晶表示装置に多用されるカラーフィルタを示す。ブラックマトリクスBMによりX方向およびY方向に直交する格子状のパターンが形成されている。それぞれRGBの3色の着色部分を有する多数の画素がX方向およびY方向に配列されており、それぞれの画素は、X方向の画素幅PxおよびY方向の画素幅Pyが互いに等しい正方形の形状を有している。
このようなカラーフィルタにタッチパネル1を重ねたときに、タッチパネル1の第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分が、例えばX方向に対して45度の傾斜角度を有していると、この直線部分は、それぞれの画素の対角線に沿って延び、複数の画素の同一の角部に繰り返し重なることとなり、干渉によるモアレが発生しやすくなる。
また、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分が、X方向に対して約27度の傾斜角度を有していると、今度は、直線部分は、X方向に並べられた2個の画素毎に画素の角部に繰り返し重なることとなる。
同様に、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分のX方向に対する傾斜角度が約18度のときには、直線部分がX方向に配列された3個の画素毎に画素の角部に繰り返し重なり、傾斜角度が約63度のときには、直線部分がY方向に配列された2個の画素毎に画素の角部に繰り返し重なり、傾斜角度が約72度のときには、直線部分がY方向に配列された3個の画素毎に画素の角部に繰り返し重なることとなる。
このようにして、X方向あるいはY方向に配列されたn固の画素毎に画素の角部に重なる傾斜角度を算出すると、図6に示されるグラフのようになる。例えば、傾斜角度が14度のときには、X方向に配列された4個の画素毎に画素の角部に繰り返し重なり、傾斜角度が76度のときには、Y方向に配列された4個の画素毎に画素の角部に繰り返し重なる。すなわち、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分が、図6のグラフ内に記載された傾斜角度を有していると、カラーフィルタの画素パターンと干渉してモアレが発生しやすい状況となる。
そこで、表示装置へのタッチパネル1の組み付け時の誤差を考慮して、図6のグラフ内に示される傾斜角度から±2度の範囲を除外し、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分を、それぞれ、第1の方向D1および第2の方向D2に対して±16度、+20〜+25度、−20〜−25度、+29〜+43度、−29〜−43度、+47〜+61度、−47〜−61度、+65〜+70度、−65〜−70度、±74度のいずれかの傾斜角度を有するように形成すれば、モアレ発生の低減に効果を奏することとなる。
なお、傾斜角度が14度以下または76度以上では、図6のグラフ内に示される傾斜角度を除いた、モアレ低減に有効な角度範囲が小さいため、直線部分の傾斜角度として使用しないことが好ましい。
汎用の液晶表示装置として、各種のサイズとアスペクト比を有するものが使用されているが、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分の傾斜角度を、上述した範囲内の値に設定することで、複数種類の液晶表示装置のいずれに設置されても、共通してモアレの発生を効果的に低減し得るタッチパネル1を実現することが可能となる。
なお、本発明においては、実質的に上記の範囲の傾斜角度を有する直線部分から構成されていれば良く、10%程度の確率で上記の範囲から外れる傾斜角度の直線部分が存在していても同様の効果が得られる。
また、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分は、100〜1000μmの長さを有することが望ましい。さらに、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aは、隣接して並行する第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aとの間の平均距離が、100〜1000μmであることが望ましい。
これは、直線部分の長さが100μm未満になり、また、平均距離が100μm未満になると、屈曲の振幅が小さくなって、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの全体が直線に近い形となり、モアレ抑制の効果が低下してしまい、直線部分の長さが1000μmを越え、また、平均距離が1000μmを越えると、アクティブエリアS1に垂直な方向から見たときに、多角形Mの面積の差が大きくなって、感度分布および遮蔽率のバラツキが大きくなるからである。
第1電極34および第2電極38をタッチパネル1の検出電極として使用するためには、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aは、抵抗値が最小となるように設計することが望ましい。
例えば、図7に示されるように、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの直線部分が、上述した最適長さのうち最大の長さ1000μmを有すると共に上述したモアレ発生の低減に有効な傾斜角度のうち最小角度である16度の傾斜角度を有し、互いに隣接する第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aとの平均距離が、上述した最適値のうち最大距離1000μmを有する場合のモデルパターンを想定して、2mm角の正方形の視野Vで見たときの、視野V内における第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの遮蔽率を考える。
なお、図7には、それぞれの直線部分の長さがmm単位で示されている。すなわち、視野V内に2本の第1金属細線34Aが位置し、それぞれの第1金属細線34Aに対して、視野V内に長さ0.6969mmの直線部分と1mmの直線部分と0.3837mmの直線部分が存在し、同様に、視野V内に2本の第2金属細線38Aが位置し、それぞれの第2金属細線38Aに対して、視野V内に長さ0.8369mmの直線部分と1mmの直線部分と0.2437mmの直線部分が存在する。これらの直線部分は、全体で、8.3224mmの長さを有している。
ここで、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの線幅を1μmとした場合の、視野V内における直線部分の総面積は、0.0083224mmとなり、視野Vの面積4mmに対して遮蔽率は0.20806%となる。
同様に、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの線幅を1.5μm、2μm、2.5μmとした場合には、それぞれ、遮蔽率は0.31209%、0.41612%、0.52015%となる。
なお、図7のモデルパターンでは、互いに隣接する直線部分および互いに対向する直線部分が同一の長さと同一の傾斜角度の絶対値を有し、それぞれの直線部分が最適長さのうち最大の長さを有し、互いに隣接する第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aが最適な距離のうち最大距離だけ離れているので、実際にこの発明に従ってパターンを形成すると、視野V内における第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aの遮蔽率は、上記の計算値よりも大きな値となる。
第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aは、線幅1.0〜5.0μm、平均遮蔽率0.2〜5.0%で且つ2mm角の正方形の視野Vで見たときに、アクティブエリアS1内のいずれの箇所においても、遮蔽率のバラツキが5%以下であることが好ましい。このような線幅と遮蔽率を有するように第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aを形成すれば、低抵抗で感度に優れると共に視認性に優れた透明導電フィルム3およびタッチパネル1を実現することができる。
このようなタッチパネル用透明導電フィルム3は、透明絶縁基板31の表面上に第1電極34、第1周辺配線35、第1外部接続端子36および第1コネクタ部37を含む導電部材を形成すると共に、透明絶縁基板31の裏面上に第2電極38、第2周辺配線39、第2外部接続端子40および第2コネクタ部41を含む導電部材を形成することにより製造される。
これらの導電部材の形成方法は、特に限定されるものではない。例えば、特開2012−185813号公報の[0067]〜[0083]に記載されているように感光性ハロゲン化銀塩を含有する乳剤層を有する感光材料を露光し、現像処理を施すことによって、導電部材を形成することができる。
また、透明絶縁基板31の表面および裏面に、それぞれ金属箔を形成し、各金属箔上にレジストをパターン状に印刷するか、または全面塗布したレジストを露光し、現像することでパターン化して、開口部の金属をエッチングすることにより、これらの導電部材を形成することもできる。さらに、これ以外にも、導電部材を構成する材料の微粒子を含むペーストを透明絶縁基板31の表面および裏面に印刷してペーストに金属めっきを施す方法、導電部材を構成する材料の微粒子を含むインクを用いたインクジェット法を用いる方法、導電部材を構成する材料の微粒子を含むインクをスクリーン印刷で形成する方法、透明絶縁基板31に溝を形成し、その溝に導電インクを塗布する方法、マイクロコンタクト印刷パターニング法等を用いることができる。
ここで、一例として、感光性ハロゲン化銀塩を含有する乳剤層を有する感光材料を露光し、現像処理を施すことによって、タッチパネル用導電フィルムを作製する方法について説明する。
(ハロゲン化銀乳剤の調製)
38℃、pH4.5に保たれた下記1液に、下記の2液および3液の各々90%に相当する量を攪拌しながら同時に20分間にわたって加え、0.16μmの核粒子を形成した。続いて下記4液および5液を8分間にわたって加え、さらに、下記の2液および3液の残りの10%の量を2分間にわたって加え、0.21μmまで成長させた。さらに、ヨウ化カリウム0.15gを加え、5分間熟成し粒子形成を終了した。
1液:
水 750ml
ゼラチン 9g
塩化ナトリウム 3g
1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−チオン 20mg
ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム 10mg
クエン酸 0.7g
2液:
水 300ml
硝酸銀 150g
3液:
水 300ml
塩化ナトリウム 38g
臭化カリウム 32g
ヘキサクロロイリジウム(III)酸カリウム
(0.005%KCl 20%水溶液) 8ml
ヘキサクロロロジウム酸アンモニウム
(0.001%NaCl 20%水溶液) 10ml
4液:
水 100ml
硝酸銀 50g
5液:
水 100ml
塩化ナトリウム 13g
臭化カリウム 11g
黄血塩 5mg
その後、常法に従い、フロキュレーション法によって水洗した。具体的には、温度を35℃に下げ、硫酸を用いてハロゲン化銀が沈降するまでpHを下げた(pH3.6±0.2の範囲であった)。次に、上澄み液を約3リットル除去した(第一水洗)。さらに3リットルの蒸留水を加えてから、ハロゲン化銀が沈降するまで硫酸を加えた。再度、上澄み液を3リットル除去した(第二水洗)。第二水洗と同じ操作をさらに1回繰り返して(第三水洗)、水洗・脱塩工程を終了した。水洗・脱塩後の乳剤をpH6.4、pAg7.5に調整し、ゼラチン3.9g、ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム10mg、ベンゼンチオスルフィン酸ナトリウム3mg、チオ硫酸ナトリウム15mgと塩化金酸10mgを加え55℃にて最適感度を得るように化学増感を施し、安定剤として1,3,3a,7−テトラアザインデン100mg、防腐剤としてプロキセル(商品名、ICI Co.,Ltd.製)100mgを加えた。最終的に得られた乳剤は、沃化銀を0.08モル%含み、塩臭化銀の比率を塩化銀70モル%、臭化銀30モル%とする、平均粒子径0.22μm、変動係数9%のヨウ塩臭化銀立方体粒子乳剤であった。
(感光性層形成用組成物の調製)
上記乳剤に1,3,3a,7−テトラアザインデン1.2×10−4モル/モルAg、ハイドロキノン1.2×10−2モル/モルAg、クエン酸3.0×10−4モル/モルAg、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩0.90g/モルAgを添加し、クエン酸を用いて塗布液pHを5.6に調整して、感光性層形成用組成物を得た。
(感光性層形成工程)
樹脂基板にコロナ放電処理を施した後、樹脂基板の両面に、下塗層として厚み0.1μmのゼラチン層、さらに下塗層上に光学濃度が約1.0で現像液のアルカリにより脱色する染料を含むアンチハレーション層を設けた。上記アンチハレーション層の上に、上記感光性層形成用組成物を塗布し、さらに厚み0.15μmのゼラチン層を設け、両面に感光性層が形成された樹脂基板を得た。両面に感光性層が形成された樹脂基板をフィルムAとする。形成された感光性層は、銀量6.0g/m、ゼラチン量1.0g/mであった。
(露光現像工程)
上記フィルムAの両面に、導電部材のパターンに対応したフォトマスクを介し、高圧水銀ランプを光源とした平行光を用いて露光を行った。露光後、下記の現像液で現像し、さらに定着液(商品名:CN16X用N3X−R、富士フィルム社製)を用いて現像処理を行った。さらに、純水でリンスし、乾燥することで、両面にAg線からなる導電部材とゼラチン層とが形成された樹脂基板を得た。ゼラチン層はAg線間に形成されていた。得られたフィルムをフィルムBとする。
(現像液の組成)
現像液1リットル(L)中に、以下の化合物が含まれる。
ハイドロキノン 0.037mol/L
N−メチルアミノフェノール 0.016mol/L
メタホウ酸ナトリウム 0.140mol/L
水酸化ナトリウム 0.360mol/L
臭化ナトリウム 0.031mol/L
メタ重亜硫酸カリウム 0.187mol/L
(加熱工程)
上記フィルムBに対して、120℃の過熱蒸気槽に130秒間静置して、加熱処理を行った。加熱処理後のフィルムをフィルムCとする。
(ゼラチン分解処理)
フィルムCに対して、タンパク質分解酵素(ナガセケムテックス社製ビオプラーゼAL−15FG)の水溶液(タンパク質分解酵素の濃度:0.5質量%、液温:40℃)に120秒浸漬した。フィルムCを水溶液から取り出し、温水(液温:50℃)に120秒間浸漬し、洗浄した。ゼラチン分解処理後のフィルムをフィルムDとする。このフィルムDがタッチパネル用透明導電フィルム3である。
実施の形態2
実施の形態1に係るタッチパネル1に使用された第1金属細線34Aは、隣接する第1金属細線34Aに交差することなく、第1の方向D1に延びる波線形状を有しており、第2金属細線38Aも、隣接する第2金属細線38Aに交差することなく、第2の方向D2に延びる波線形状を有している。このため、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aに断線箇所が発生すると、第1外部接続端子36および第2外部接続端子40に接続されない孤立した金属細線部分が生じるおそれがある。
そこで、図8に示されるように、互いに隣接して並行する一対の第1金属細線34Aの相互間あるいは互いに隣接して並行する一対の第2金属細線38Aの相互間を連絡金属細線42で連結することにより、たとえ第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aに断線箇所が発生しても、孤立した金属細線部分を生じないようにすることができ、歩留まりの改善を行うことが可能となる。
なお、連絡金属細線42の敷設によりメッシュ構造を形成するわけではなく、連絡金属細線42は、互いに隣接して並行する一対の第1金属細線34Aあるいは互いに隣接して並行する一対の第2金属細線38Aに対して、多くても5本程度まで形成することが好ましい。連絡金属細線を多く形成しすぎると、金属細線による遮蔽率が上がってしまい、屈曲線で構成するメリットが少なくなる。
また、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aにより形成される複数の多角形Mは、不規則な形状を有しているので、多角形Mの大きさも不均一となり、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aによる遮蔽率がアクティブエリアS1内でバラツキを有するおそれがある。そこで、遮蔽率が小さい箇所に連絡金属細線42を配置することで、遮蔽率の均一化を図ることもできる。
実施の形態3
上述したように、複数の多角形Mの大きさが不均一になって、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aによる遮蔽率がアクティブエリアS1内でバラツキを有するおそれがあるため、図9に示されるように、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aに接続され且つ先端が他の第1金属細線34Aおよび他の第2金属細線38Aに接続されない少なくとも1本のダミー金属細線43を形成することで、遮蔽率の均一化を図ることができる。
また、第1金属細線34Aおよび第2金属細線38Aに接続され且つ中間部に間隙を空けて他の第1金属細線34Aおよび他の第2金属細線38Aに接続されない少なくとも1本のダミー金属細線44を形成しても、同様にして遮蔽率の均一化を図ることが可能となる。
なお、他の第1金属細線34Aおよび他の第2金属細線38Aに接続させないために、ダミー金属細線43の先端またはダミー金属細線44の中間部には、20μm以上の間隙を形成することが望ましい。
このようなダミー金属細線43および44を形成することにより、感度分布も均一にすることができる。
なお、上記の実施の形態1および2では、透明絶縁基板31の表面上に第1電極34、第1周辺配線35および第1外部接続端子36を配置すると共に透明絶縁基板31の裏面上に第2電極38、第2周辺配線39および第2外部接続端子40を配置したが、これに限るものではない。
例えば、透明絶縁基板31の一方の面側に、第1電極34と第2電極38が層間絶縁膜を介して配置されると共に透明絶縁基板31の同じ面側に第1周辺配線35および第1外部接続端子36と第2周辺配線39および第2外部接続端子40が配置される構成とすることもできる。
さらに、2枚基板の構成とすることもできる。すなわち、第1透明絶縁基板の表面上に第1電極34、第1周辺配線35および第1外部接続端子36を配置し、第2透明絶縁基板の表面上に第2電極38、第2周辺配線39および第2外部接続端子40を配置し、これら第1透明絶縁基板および第2透明絶縁基板を、互いに重ね合わせて使用することもできる。
1 タッチパネル、2 支持体、3 透明導電フィルム、4 接着剤、31 透明絶縁基板、32 導電部材、33 保護層、34 第1電極、34A 第1金属細線、35 第1周辺配線、36 第1外部接続端子、37 第1コネクタ部、38 第2電極、38A 第2金属細線、39 第2周辺配線、40 第2外部接続端子、41 第2コネクタ部、42 連絡金属細線、43,44 ダミー金属細線、S1 アクティブエリア、S2 周辺領域、D1 第1の方向、D2 第2の方向、M 多角形、R1〜R3 第1金属細線形成エリア、W1 幅、W2 間隔、A1〜A9 直線部分、L1〜L9 長さ、θ1〜θ9 傾斜角度、BM ブラックマトリクス、Px,Py 画素幅、V 視野。

Claims (11)

  1. 透明なアクティブエリアを有するタッチパネル用透明導電フィルムであって、
    前記アクティブエリアに形成され且つ第1の方向に並行して延びる複数の第1金属細線からなる第1電極と、
    前記第1電極から絶縁されると共に前記アクティブエリアに形成され且つ前記第1の方向に交差する第2の方向に並行して延びる複数の第2金属細線からなる第2電極と
    を備え、
    前記複数の第1金属細線は、それぞれ、屈曲を繰り返しながら前記第1の方向に延びる波線形状を有し、
    前記複数の第2金属細線は、それぞれ、屈曲を繰り返しながら前記第2の方向に延びる波線形状を有し、
    前記アクティブエリアに垂直な方向から見たときに、前記複数の第1金属細線と前記複数の第2金属細線により囲まれる不規則な形状の複数の多角形が形成されることを特徴とするタッチパネル用透明導電フィルム。
  2. 前記アクティブエリアは、所定の第1の幅を有すると共に少なくとも20μmの間隔を隔ててそれぞれ前記第1の方向に延びる複数の第1金属細線形成エリアと所定の第2の幅を有すると共に少なくとも20μmの間隔を隔ててそれぞれ前記第2の方向に延びる複数の第2金属細線形成エリアを含み、
    前記複数の第1金属細線は、それぞれ前記複数の第1金属細線形成エリア内に配置され、前記複数の第2金属細線は、それぞれ前記複数の第2金属細線形成エリア内に配置されている請求項1に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  3. 前記第1金属細線および前記第2金属細線は、それぞれ、前記第1の方向および前記第2の方向に対して傾斜し且つ屈曲部を介して接続される複数の直線部分からなり、
    前記第1金属細線および前記第2金属細線のそれぞれの前記直線部分は、前記屈曲部を介して接続される前記直線部分とは異なる長さおよび異なる傾斜角度を有すると共に、隣接して並行する前記第1金属細線または前記第2金属細線の対向する前記直線部分とは異なる長さおよび異なる傾斜角度を有する請求項1または2に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  4. 前記第1の方向および前記第2の方向は、互いに直交し、
    前記第1金属細線および前記第2金属細線の前記直線部分は、それぞれ、前記第1の方向および前記第2の方向に対して±16度、+20〜+25度、−20〜−25度、+29〜+43度、−29〜−43度、+47〜+61度、−47〜−61度、+65〜+70度、−65〜−70度、±74度のいずれかの角度で傾斜して延びる請求項3に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  5. 前記第1金属細線および前記第2金属細線の前記直線部分は、100〜1000μmの長さを有し、
    前記第1金属細線および前記第2金属細線は、隣接して並行する前記第1金属細線および前記第2金属細線との間の平均距離が、100〜1000μmである請求項3または4に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  6. 前記第1金属細線および前記第2金属細線は、線幅1.0〜5.0μm、平均遮蔽率0.2〜5.0%で且つ前記アクティブエリアに垂直な方向から2mm角の視野で見たときに、前記アクティブエリア内のいずれの箇所においても、遮蔽率のバラツキが5%以下である請求項1〜5のいずれか一項に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  7. 前記第1電極および前記第2電極は、互いに隣接して並行する一対の前記第1金属細線または一対の前記第2金属細線に対して、相互間を連結する多くても5本の連絡金属細線を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  8. 前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ、前記第1金属細線および前記第2金属細線に接続され且つ先端または中間部に20μm以上の間隙を空けて他の前記第1金属細線および他の前記第2金属細線に接続されない少なくとも1本のダミー金属細線を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  9. 前記第1電極および前記第2電極は、それぞれ、1枚の透明絶縁基板の両面上に配置されている請求項1〜8のいずれか一項に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  10. 前記第1電極は、第1透明絶縁基板の表面上に配置され、
    前記第2電極は、第2透明絶縁基板の表面上に配置され、
    前記第1透明絶縁基板と前記第2透明絶縁基板が互いに重ね合わされている請求項1〜8のいずれか一項に記載のタッチパネル用透明導電フィルム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のタッチパネル用透明導電フィルムを用いたタッチパネル。
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