JP2016172505A - 油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

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酒巻 正彦
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Abstract

【課題】バルブ開度の絶対値が小さい領域において制御応答性を向上させ、バルブ開度の絶対値が大きい領域において制御を安定化させることができる油圧式パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】角度偏差演算部65は、バルブ開度指令値設定部63によって設定されたバルブ開度指令値θv*とバルブ駆動用モータ15の実回転角θvとの偏差Δθvを演算する。PID制御部66は、角度偏差演算部65によって演算された角度偏差Δθvに対してPID演算を行って、電流指令値I*を演算する。フィードバックゲイン変更部71は、回転角演算部64によって演算されるバルブ駆動用モータ15の実回転角(実バルブ開度)θvに応じて、PID制御部66におけるフィードバックゲインKp,Ki,Kdを変更する。【選択図】図5

Description

この発明は、油圧式パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング機構に結合されたパワーシリンダに、油圧ポンプからの作動油を、油圧制御バルブを介して供給することによって、操舵力を補助する油圧式パワーステアリング装置が従来から知られている。一般的な油圧式パワーステアリング装置では、油圧制御バルブは、ステアリングホイール等の操舵部材にステアリングシャフトを介して機械的に連結されており、操舵部材の操作に応じて油圧制御バルブの開度が調節される。
下記特許文献1には、油圧制御バルブを操舵部材に機械的に連結せずに、電動モータ(バルブ駆動用モータ)によって油圧制御バルブの開度を制御する油圧式パワーステアリング装置が開示されている。特許文献1記載の油圧式パワーステアリング装置は、アシストトルク指令値を設定するアシストトルク指令値設定部と、アシストトルク指令値に応じて油圧制御バルブのバルブ開度の目標値であるバルブ開度指令値を設定するバルブ開度指令値設定部と、油圧制御バルブの実バルブ開度がバルブ開度指令値と等しくなるようにバルブ駆動用モータを制御するフィードバック制御部とを含んでいる。
特開2014−85880号公報
特許文献1に記載されているような油圧式パワーステアリング装置においては、油圧制御バルブの開度(バルブ開度)とパワーシリンダに供給される作動油の圧力との関係は、一般的に、図2に示すように非線形となる。つまり、油圧制御バルブは、バルブ開度の絶対値が小さい領域(中立位置付近の領域)ではバルブ開度に対する圧力の平均変化率が小さく、バルブ開度の絶対値が大きい領域(締め切り角付近の領域)ではバルブ開度に対する圧力の平均変化率が大きい特性を有している。このため、バルブ開度の絶対値が小さい領域では制御応答性が低くなりやすく、バルブ開度の絶対値が大きい領域では制御応答性が高くなりすぎて制御が不安定になりやすい。
この発明の目的は、バルブ開度の絶対値が小さい領域において制御応答性を向上させ、バルブ開度の絶対値が大きい領域において制御を安定化させることができる油圧式パワーステアリング装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、車両のステアリング機構(2)に結合されたパワーシリンダ(16)と、前記パワーシリンダに作動油を供給するための油圧ポンプ(23)と、操舵部材(3)に機械的に連結されておらず、前記油圧ポンプから前記パワーシリンダへの作動油の供給を制御するための油圧制御バルブ(14)とを含み、前記油圧制御バルブは、バルブ開度の絶対値が小さい領域ではバルブ開度に対する前記パワーシリンダに供給される作動油の圧力の平均変化率が小さく、バルブ開度の絶対値が大きい領域では前記平均変化率が大きい特性を有する油圧式パワーステアリング装置(1)であって、前記油圧制御バルブの開度を制御するための電動モータ(15)と、前記油圧制御バルブの開度の目標値であるバルブ開度指令値を設定するバルブ開度指令値設定手段(62,63)と、前記油圧制御バルブの実バルブ開度が、前記バルブ開度指令値設定手段によって設定されるバルブ開度指令値に等しくなるように、前記電動モータをフィードバック制御するモータ制御手段(65,66)と、前記モータ制御手段の制御応答性を、前記油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更する制御応答性変更手段(71,72)とを含む、油圧式パワーステアリング装置である。なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
この構成では、モータ制御手段の制御応答性を、油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更することができる。したがって、バルブ開度の絶対値が小さい領域での制御応答性を高めることができ、バルブ開度の絶対値が大きい領域での制御応答性を低減させることができる。これにより、バルブ開度の絶対値が小さい領域において制御応答性を向上させることができるとともに、バルブ開度の絶対値が大きい領域において制御を安定化させることができる。
請求項2記載の発明は、前記制御応答性変更手段は、前記モータ制御手段におけるフィードバックゲインを前記油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更するように構成されている、請求項1に記載の油圧式パワーステアリング装置である。
請求項3記載の発明は、前記制御応答性変更手段は、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が小さい場合に前記フィードバックゲインを大きくし、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が大きい場合に前記フィードバックゲインを小さくするように構成されている、請求項2に記載の油圧式パワーステアリング装置である。
請求項4記載の発明は、前記操舵部材に加えられる操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段(32)と、前記操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクに対して位相補償処理を施す位相補償処理手段(61)とをさらに含み、前記バルブ開度指令値設定手段は、前記位相補償処理手段による位相補償処理後の操舵トルクを用いて、前記バルブ開度指令値を設定するように構成されており、前記制御応答性変更手段は、前記位相補償処理手段における位相補償特性を前記油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更するように構成されている、請求項1に記載の油圧式パワーステアリング装置である。
請求項5記載の発明は、前記制御応答性変更手段は、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が小さい場合に前記制御手段の制御応答性が高くなり、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が大きい場合に前記制御手段の制御応答性が低くなるように、前記位相補償処理手段の位相補償特性を変更するように構成されている、請求項4に記載の油圧式パワーステアリング装置である。
図1は、この発明の一実施形態に係る油圧式パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、油圧制御バルブの開度とパワーシリンダに供給される作動油の圧力との関係を示すグラフである。 図3は、ポンプ駆動用モータ制御部の構成を示すブロック図である。 図4は、操舵角速度ωhに対するポンプ回転速度指令値Vpの設定例を示すグラフである。 図5は、バルブ駆動用モータ制御部の構成を示すブロック図である。 図6は、位相補償後トルクThに対するアシストトルク指令値Taの設定例を示すグラフである。 図7は、アシストトルク指令値Taに対するバルブ開度指令値θvの設定例を示すグラフである。 図8は、実バルブ開度θvに対するフィードバックゲイン変更用ゲインGの設定例を示すグラフである。 図9は、位相補償部のゲイン特性を示すゲイン線図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る油圧式パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。
油圧式パワーステアリング装置1は、車両のステアリング機構2に操舵補助力を与えるためのものである。ステアリング機構2は、車両の操向のために運転者によって操作される操舵部材としてのステアリングホイール3と、このステアリングホイール3に連結されたステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4の先端部に連結され、ピニオンギア6を持つピニオンシャフト5と、ピニオンギア6に噛合するラック7aを有し、車両の左右方向に延びた転舵軸としてのラック軸7とを備えている。
ラック軸7の両端にはタイロッド8がそれぞれ連結されており、このタイロッド8は、それぞれ、左右の転舵輪9,10を支持するナックルアーム11に連結されている。ナックルアーム11は、キングピン12まわりに回動可能に設けられている。
ステアリングホイール3が操作されてステアリングシャフト4が回転されると、この回転が、ピニオンギア6およびラック7aによって、ラック軸7の軸方向に沿う直線運動に変換される。この直線運動は、ナックルアーム11のキングピン12まわりの回転運動に変換され、これにより、左右の転舵輪9,10が転舵される。
ステアリングシャフト4の周囲には、ステアリングシャフト4の回転角である操舵角θhを検出するための舵角センサ31が配置されている。この実施形態では、舵角センサ31は、ステアリングシャフト4の中立位置(操舵中立位置)からのステアリングシャフト4の正逆両方向の回転量(回転角)を検出するものであり、操舵中立位置から右方向への回転量を例えば正の値として出力し、操舵中立位置から左方向への回転量を例えば負の値として出力する。ピニオンシャフト5には、操舵トルクThを検出するためのトルクセンサ32が設けられている。
油圧式パワーステアリング装置1は、油圧制御バルブ14、パワーシリンダ16および油圧ポンプ23を含んでいる。油圧制御バルブ14は、例えばロータリバルブであり、ロータハウジング(図示略)と作動油の流通方向を切り替えるためのロータ(図示略)とを備えている。油圧制御バルブ14のロータが電動モータ15(以下「バルブ駆動用モータ15」という)によって回転されることにより、油圧制御バルブ14の開度が制御される。バルブ駆動用モータ15は、例えば三相ブラシレスモータからなる。バルブ駆動用モータ15の近傍には、バルブ駆動用モータ15のロータの回転角(実回転角θv)を検出するための、例えばレゾルバからなる回転角センサ33が配置されている。
油圧制御バルブ14は、ステアリング機構2に操舵補助力を与えるパワーシリンダ16に接続されている。パワーシリンダ16は、ステアリング機構2に結合されている。具体的には、パワーシリンダ16は、ラック軸7に一体に設けられたピストン17と、このピストン17によって区画された一対のシリンダ室18,19とを有しており、シリンダ室18,19は、それぞれ、対応する油路(フィードチューブ)20,21を介して、油圧制御バルブ14に接続されている。
油圧制御バルブ14は、リザーバタンク22および油圧ポンプ23を通る油循環路24の途中部に介装されている。油圧ポンプ23は、例えば、ギヤポンプからなり、電動モータ25(以下、「ポンプ駆動用モータ25」という)によって駆動され、リザーバタンク22に貯留されている作動油をくみ出して油圧制御バルブ14に供給する。余剰分の作動油は、油圧制御バルブ14から油循環路24を介してリザーバタンク22に帰還される。
ポンプ駆動用モータ25は、一方向に回転駆動されて、油圧ポンプ23を駆動するものである。具体的には、ポンプ駆動用モータ25は、その出力軸が油圧ポンプ23の入力軸に連結されており、ポンプ駆動用モータ25の出力軸が回転することで、油圧ポンプ23の入力軸が回転して油圧ポンプ23の駆動が達成される。ポンプ駆動用モータ25は、例えば三相ブラシレスモータからなる。ポンプ駆動用モータ25の近傍には、ポンプ駆動用モータ25のロータの回転角を検出するための、例えばレゾルバからなる回転角センサ34が配置されている。
油圧制御バルブ14は、バルブ駆動用モータ15によって油圧制御バルブ14のロータが基準回転角度位置(バルブ開度中立位置)から一方の方向に回転された場合には、油路20,21のうちの一方を介してパワーシリンダ16のシリンダ室18,19のうちの一方に作動油を供給するとともに、他方の作動油をリザーバタンク22に戻す。また、バルブ駆動用モータ15によって油圧制御バルブ14のロータがバルブ開度中立位置から他方の方向に回転された場合には、油路20,21のうちの他方を介してシリンダ室18,19のうちの他方に作動油を供給するとともに、一方の作動油をリザーバタンク22に戻す。
油圧制御バルブ14のロータがバルブ開度中立位置にある場合には、油圧制御バルブ14は、いわば平衡状態となり、パワーシリンダ16の両シリンダ室18,19は等圧に維持され、作動油は油循環路24を循環する。バルブ駆動用モータ15によって油圧制御バルブ14のロータが回転されると、パワーシリンダ16のシリンダ室18,19のいずれかに作動油が供給され、ピストン17が車幅方向(車両の左右方向)に沿って移動する。これにより、ラック軸7に操舵補助力が作用することになる。
図2は、油圧制御バルブ14の開度(バルブ開度)とパワーシリンダ16に供給される作動油の圧力との関係を示すグラフである。油圧制御バルブ14は、バルブ開度の絶対値が小さい領域(中立位置付近の領域)ではバルブ開度に対する圧力の平均変化率が小さく、バルブ開度の絶対値が大きい領域(締め切り角付近の領域)ではバルブ開度に対する圧力の平均変化率が大きい特性を有している。
図1に戻り、舵角センサ31によって検出される操舵角θh、トルクセンサ32によって検出される操舵トルクTh、回転角センサ33,34の出力信号、車速センサ35によって検出される車速Sp、バルブ駆動用モータ15に流れる電流を検出するための電流センサ36の出力信号は、コンピュータにより構成される制御装置40にそれぞれ入力される。制御装置40は、駆動回路41を介してバルブ駆動用モータ15を制御するともに、駆動回路42を介してポンプ駆動用モータ25を制御する。
制御装置40は、バルブ駆動用モータ15の駆動回路41を制御するためのバルブ駆動用モータ制御部43と、ポンプ駆動用モータ25を制御するためのポンプ駆動用モータ制御部44とを含んでいる。
図3は、ポンプ駆動用モータ制御部44の構成を示すブロック図である。
ポンプ駆動用モータ制御部44は、ソフトウエア処理によって実現される機能実現手段として、操舵角速度演算部51と、ポンプ回転速度指令値設定部52と、回転角演算部53と、回転速度演算部54と、速度偏差演算部55と、PI制御部56と、PWM(Pulse Width Modulation)制御部57とを含んでいる。
操舵角速度演算部51は、舵角センサ31の出力値を時間微分することによって、操舵角速度ωhを演算する。ポンプ回転速度指令値設定部52は、操舵角速度演算部51によって演算される操舵角速度ωhと車速センサ35によって検出される車速Spとに基いて、油圧ポンプ23の回転速度の指令値(ポンプ駆動用モータ25の回転速度の指令値)であるポンプ回転速度指令値(モータ回転速度指令値)Vpを設定する。
具体的には、ポンプ回転速度指令値設定部52は、車速毎に操舵角速度とポンプ回転速度指令値との関係を記憶したマップに基いてポンプ回転速度指令値Vpを設定する。図4は、操舵角速度ωhに対するポンプ回転速度指令値Vpの設定例を示すグラフである。ポンプ回転速度指令値Vpは、操舵角速度ωhが0のときに所定の下限値をとり、操舵角速度ωhの増加に応じて単調に増加するように設定されている。また、ポンプ回転速度指令値Vpは、車速センサ35によって検出される車速Spが大きいほど、その値が小さくなるように設定されている。
回転角演算部53は、回転角センサ34の出力信号に基いて、ポンプ駆動用モータ25の回転角θpを演算する。回転速度演算部54は、回転角演算部53によって演算されるポンプ駆動用モータ25の回転角θpに基いて、ポンプ駆動用モータ25の回転速度Vpを演算する。速度偏差演算部55は、ポンプ回転速度指令値設定部52によって設定されたポンプ回転速度指令値Vpと回転速度演算部54によって演算されたポンプ駆動用モータ25の回転速度Vpとの偏差ΔVp(=Vp−Vp)を演算する。
PI制御部56は、速度偏差演算部55によって演算された速度偏差ΔVpに対してPI演算を行なうことで、ポンプ駆動用モータ25に印加すべき電圧指令値を演算する。すなわち、速度偏差演算部55およびPI制御部56によって、ポンプ駆動用モータ25の回転速度Vpをポンプ回転速度指令値Vpに導くための速度フィードバック制御手段が構成されている。
PWM制御部57は、PI制御部56によって演算された電圧指令値と、回転角演算部53によって演算されたポンプ駆動用モータ25の回転角θpとに基いて、駆動信号を生成して、駆動回路42に供給する。これにより、駆動回路42から、PI制御部56によって演算された電圧指令値に応じた電圧がポンプ駆動用モータ25に印加される。
なお、ポンプ駆動用モータ制御部44は、ポンプ駆動用モータ25の回転速度が予め定められた所定速度となるように駆動回路42を制御してもよい。
図5は、バルブ駆動用モータ制御部43の構成を示すブロック図である。
バルブ駆動用モータ制御部43は、車速センサ35によって検出される車速Spおよびトルクセンサ32によって検出される操舵トルクThに基いて、油圧制御バルブ14の開度(バルブ駆動用モータ15の回転角)を制御する。つまり、バルブ駆動用モータ制御部43は、バルブ駆動用モータ15に対して回転角制御を行う。
バルブ駆動用モータ制御部43は、ソフトウエア処理によって実現される機能実現手段として、位相補償部61と、アシストトルク指令値設定部62と、バルブ開度指令値設定部63と、回転角演算部64と、角度偏差演算部65と、PID(比例積分微分)制御部66と、モータ電流演算部67と、電流偏差演算部68と、PI(比例積分)制御部69と、PWM(Pulse Width Modulation)制御部70と、フィードバックゲイン変更部71と、位相補償特性変更部72とを含んでいる。フィードバックゲイン変更部71は、制御応答性変更手段の一例である。また、位相補償特性変更部72は、制御応答性変更手段の一例である。
位相補償部61は、トルクセンサ32によって検出される操舵トルク(以下、「検出操舵トルクTh」という場合がある。)の位相を進めて系を安定化させるための位相補償処理を行うものである。この位相補償部61によって位相補償された操舵トルク(以下、「位相補償後トルクTh」という。)と、車速センサ35によって検出される車速Spとがアシストトルク指令値設定部62に与えられるようになっている。
アシストトルク指令値設定部62は、位相補償後トルクThと車速センサ35によって検出される車速Spとに基いて、パワーシリンダ16によって発生させるべきアシストトルクの指令値であるアシストトルク指令値Ta[N・m]を設定する。具体的には、アシストトルク指令値設定部62は、車速毎に位相補償後トルクとアシストトルク指令値との関係を記憶したマップに基いて、アシストトルク指令値Taを設定する。図6は、位相補償後トルクThに対するアシストトルク指令値Taの設定例を示すグラフである。
位相補償後トルクThは、例えば右方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、アシストトルク指令値Taは、パワーシリンダ16によって右方向操舵のためのアシストトルクを発生させるときには正の値とされ、パワーシリンダ16によって左方向操舵のためのアシストトルクを発生させるときには負の値とされる。
アシストトルク指令値Taは、位相補償後トルクThの正の値に対しては正の値をとり、位相補償後トルクThの負の値に対しては負の値をとる。位相補償後トルクThが−T1〜T1の範囲の微小な値のときには、アシストトルクは零とされる。そして、位相補償後トルクThが−T1〜T1の範囲以外の領域においては、アシストトルク指令値Taは、位相補償後トルクThの絶対値が大きくなるほど、その絶対値が大きくなるように設定されている。また、アシストトルク指令値Taは、車速センサ35によって検出される車速Spが大きいほど、その絶対値が小さくなるように設定されている。
バルブ開度指令値設定部63は、アシストトルク指令値設定部62によって設定されたアシストトルク指令値Taに基いて、油圧制御バルブ14の開度の目標値(バルブ駆動用モータ15の回転角の目標値)であるバルブ開度指令値(回転角指令値)θv[deg]を設定する。この例では、油圧制御バルブ14のロータがバルブ開度中立位置にあるときのバルブ駆動用モータ15の回転角を0°とする。油圧制御バルブ14のロータの回転角度範囲は、バルブ開度中立位置を中心として、機械角で±3[deg]程度である。
バルブ駆動用モータ15の回転角(実バルブ開度)が0°より大きくなると、パワーシリンダ16によって右方向操舵のためのアシストトルクが発生するように、油圧制御バルブ14の開度が制御されるものとする。一方、バルブ駆動用モータ15の回転角が0°より小さくなると、パワーシリンダ16によって左方向操舵のためのアシストトルクが発生するように、油圧制御バルブ14の開度が制御されるものとする。なお、バルブ駆動用モータ15の回転角の絶対値が大きくなるほど、パワーシリンダ16によって発生するアシストトルクの絶対値は大きくなる。
バルブ開度指令値設定部63は、アシストトルク指令値Taとバルブ開度指令値θvとの関係を記憶したマップに基いて、バルブ開度指令値θvを設定する。図7は、アシストトルク指令値Taに対するバルブ開度指令値θvの設定例を示すグラフである。バルブ開度指令値θvは、アシストトルク指令値Taの正の値に対しては正の値をとり、アシストトルク指令値Taの負の値に対しては負の値をとる。バルブ開度指令値θvは、アシストトルク指令値Taの絶対値が大きくなるほど、その絶対値が大きくなるように設定されている。
回転角演算部64は、回転角センサ33の出力信号に基いて、バルブ駆動用モータ15の実回転角(実バルブ開度)θvを演算する。角度偏差演算部65は、バルブ開度指令値設定部63によって設定されたバルブ開度指令値θvと回転角演算部64によって演算されたバルブ駆動用モータ15の実回転角θvとの偏差Δθv(=θv−θv)を演算する。
PID制御部66は、角度偏差演算部65によって演算された角度偏差Δθvに対してPID演算(比例積分微分演算)を行って、フィードバック操作量を演算する。具体的には、PID制御部66は、比例要素81と、積分要素82と、微分要素83と、第1加算器84と、第2加算器85とを備えている。ただし、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲイン、1/Zは入力信号を1演算周期遅延させて出力するための遅延素子の伝達関数、Kdは微分ゲイン、LPFはローパスフィルタである。
比例要素81は、角度偏差演算部65によって演算された角度偏差Δθvに対して比例演算を行うことによって、比例動作の操作量(比例項。以下、「比例操作量」という。)を演算する。具体的には、比例要素81は、角度偏差Δθvに比例ゲインKpを乗ずることによって、比例操作量を演算する。
積分要素82は、角度偏差Δθvに対して積分演算を行うことによって、積分動作の操作量(積分項。以下、「積分操作量」という。)を演算する。具体的には、積分要素82は、角度偏差Δθvに積分ゲインKiを乗じた値に、前回の積分操作量を加算することにより、今回の積分操作量を求める。
比例要素81によって演算された比例操作量と積分要素82によって演算された積分操作量とは、第1加算器84に与えられる。第1加算器84は、比例操作量と積分操作量とを加算する。第1加算器84の加算結果は、第2加算器85に与えられる。
微分要素83は、角度偏差Δθvに対して微分演算を行うことによって、微分動作の操作量(微分項。以下、「微分操作量」という。)を演算する。具体的には、微分要素83は、第1のLPF83aと、減算器83bと、第2のLPF83cと、乗算器83dとを含む。第1のLPF83aは、角度偏差演算部65によって演算された角度偏差Δθvの低周波数成分を抽出する。減算器83bは、角度偏差演算部65によって演算された角度偏差Δθvから、第1のLPF83aによって抽出された低周波数成分を除去する。これにより、角度偏差Δθvの高周波数成分が抽出される。つまり、角度偏差Δθvの微分値(以下、「角度偏差微分値」という。)が演算される。第2のLPF83cは、角度偏差微分値の高周波成分を除去する。乗算器83dは、高周波成分が除去された後の角度偏差微分値に微分ゲインKdを乗じることにより、微分操作量を演算する。微分要素83によって演算された微分操作量は、第2加算器85に与えられる。第2加算器85は、PID制御部66内の第1加算器84の加算結果(比例操作量と積分操作量と和)に、PID制御部66内の微分要素83によって演算された微分操作量を加算することにより、電流指令値Iを演算する。比例操作量と積分操作量と微分操作量の総和が、PID制御部66によって演算されるフィードバック操作量である。
角度偏差演算部65およびPID制御部66によって、バルブ駆動用モータ15の実回転角θvを、バルブ開度指令値θvに導くための回転角フィードバック制御手段が構成されている。
モータ電流演算部67は、電流センサ36の出力信号に基いて、バルブ駆動用モータ15に流れるモータ電流を演算する。電流偏差演算部68は、PID制御部66によって演算された電流指令値Iと、モータ電流演算部67によって演算されたモータ電流(実電流)Iとの偏差ΔI(=I−I)を演算する。PI制御部69は、電流偏差演算部68によって演算された電流偏差ΔIに対してPI演算を行なう。すなわち、電流偏差演算部68およびPI制御部69によって、バルブ駆動用モータ15に流れるモータ電流Iを電流指令値Iに導くための電流フィードバック制御手段が構成されている。PI制御部69は、電流偏差に対してPI演算を行なうことで、バルブ駆動用モータ15に印加すべき電圧指令値を演算する。
PWM制御部70は、PI制御部69によって演算された電圧指令値と、回転角演算部64によって演算されたバルブ駆動用モータ15の実回転角θvとに基いて、駆動信号を生成して、駆動回路41に供給する。これにより、駆動回路41から、PI制御部69によって演算された電圧指令値に応じた電圧がバルブ駆動用モータ15に印加される。
フィードバックゲイン変更部71は、回転角演算部64によって演算されるバルブ駆動用モータ15の実回転角(実バルブ開度)θvに応じて、PID制御部66におけるフィードバックゲインを変更する。この実施形態では、フィードバックゲインは、比例ゲインKp、積分ゲインKiおよび微分ゲインKdを含む。
具体的には、フィードバックゲイン変更部71は、所定の演算周期毎に、次のような動作を行う。すなわち、フィードバックゲイン変更部71は、実バルブ開度θvに基いてフィードバックゲイン変更用のゲインGを設定する。次に、フィードバックゲイン変更部71は、設定されたゲインGを、予め設定された比例ゲイン最大値Kpmax、積分ゲイン最大値Kimaxおよび微分ゲイン最大値Kdmaxに乗算することにより、比例ゲインKp、積分ゲインKiおよび微分ゲインKdを演算する。そして、フィードバックゲイン変更部71は、演算された比例ゲインKp、積分ゲインKiおよび微分ゲインKdを、PID制御部66に設定する。これにより、フィードバックゲインKp,Ki,Kdが変更される。
実バルブ開度θvに対するフィードバックゲイン変更用ゲインGの設定例は、図8に示されている。実バルブ開度θvの絶対値|θv|が小さい場合、つまり、実バルブ開度θvの絶対値|θv|が第1規定値A(A>0)未満である範囲内では、ゲインGは上限値の1に固定される。Aは、例えば、1.5[deg]に設定される。実バルブ開度θvの絶対値|θv|が大きい場合、つまり、実バルブ開度θvの絶対値|θv|が第2規定値B(B>A)以上である場合には、ゲインGは下限値(>0)に固定される。Bは、例えば、2.5[deg]に設定される。実バルブ開度θvの絶対値|θv|が第1規定値A以上でかつ第2規定値B未満である範囲内では、ゲインGは、絶対値|θv|の増加に応じて上限値から下限値まで単調に(例えばリニア)に減少する特性に従って設定される。
実バルブ開度θvの絶対値|θv|が第1規定値A未満である場合には、フィードバックゲインKp,Ki,Kdは最大値に設定される。一方、実バルブ開度θvの絶対値|θv|が第2規定値B以上である場合には、フィードバックゲインKp,Ki,Kdは最小値に設定される。実バルブ開度θvの絶対値|θv|が第1規定値A以上で第2規定値B未満の範囲内である場合には、絶対値|θv|が大きくなるに従って、フィードバックゲインKp,Ki,Kdは最大値から最小値に向かって徐々に小さくなる。したがって、この実施形態では、バルブ開度の絶対値|θv|が小さい領域での制御応答性を高めることができ、バルブ開度の絶対値|θv|が大きい領域での制御応答性を低減させることができる。これにより、バルブ開度の絶対値|θv|が小さい領域において制御応答性を向上させることができるとともに、バルブ開度の絶対値|θv|が大きい領域において制御を安定化させることができる。
位相補償特性変更部72は、実バルブ開度θvに応じて、位相補償部61の位相補償特性を変更する。この実施形態では、位相補償部61は、トルクセンサ32によって検出される操舵トルクに対して、例えば次式(1)の伝達関数G(s)で表される位相進み補償処理を施す。
G(s)=(1+α・sω)/(1+sω)(1+sω) …(1)
ただし、ω,ω2-は、定数である。sは、ラプラス演算子である。αは、位相補償特性を変更するため補正係数である。
図9は、位相補償部61のゲイン特性を示すゲイン線図である。補正係数αの値が小さいほど、ゲイン曲線の立ち上がり開始点が高周波数側にシフトする。したがって、補正係数αの値が小さいほどゲインが小さくなるから、補正係数αの値が小さいほどバルブ駆動用モータ制御部43の制御応答性は低くなる。
位相補償特性変更部72は、実バルブ開度θvに応じて補正係数αを設定することにより、位相補償部61の位相補償特性を変更する。具体的には、位相補償特性変更部72は、実バルブ開度θvの絶対値|θv|が大きくなるほど補正係数αが小さくなるように、補正係数αを設定する。これにより、実バルブ開度θvの絶対値|θv|が大きくなるほど、バルブ駆動用モータ制御部43の制御応答性が低くなる。言い換えれば、実バルブ開度θvの絶対値|θv|が小さくなるほど、バルブ駆動用モータ制御部43の制御応答性が高くなる。したがって、バルブ開度の絶対値|θv|が小さい領域での制御応答性を高めることができ、バルブ開度の絶対値|θv|が大きい領域での制御応答性を低減させることができる。これにより、バルブ開度の絶対値|θv|が小さい領域において制御応答性を向上させることができるとともに、バルブ開度の絶対値|θv|が大きい領域において制御を安定化させることができる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。例えば、前述の実施形態では、バルブ駆動用モータ制御部43はPID制御部66を含んでいるが、PID制御部66の代わりにPI制御を行うためのPI制御部を用いてもよい。この場合には、フィードバックゲイン変更部71は、実バルブ開度θvに応じて、PI制御部における比例ゲインKpおよび積分ゲインKiを変更する。
また、前述の実施形態では、バルブ駆動用モータ制御部43の制御応答性を実バルブ開度θvに応じて変更するための制御応答性変更手段として、フィードバックゲイン変更部71と位相補償特性変更部72とを備えているが、これらのうちのいずれか一方のみを備えていてもよい。
前述の実施形態では、フィードバックゲイン変更部71は、積分ゲインKiおよび微分ゲインKiおよび微分ゲインKdの全てを変更しているが、任意の1つまたは任意の2つを選択して変更してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…油圧式パワーステアリング装置、2…ステアリング機構、3…ステアリングホイール、14…油圧制御バルブ、15…バルブ駆動用モータ、16…パワーシリンダ、23…油圧ポンプ、25…ポンプ駆動用モータ、33…回転角センサ、36…電流センサ、61…位相補償部、62…アシストトルク指令値設定部、63…バルブ開度指令値設定部、65…角度偏差演算部、66…PID(比例積分微分)制御部、68…電流偏差演算部、69…PI(比例積分)制御部、71…フィードバックゲイン変更部、72…位相補償特性変更部

Claims (5)

  1. 車両のステアリング機構に結合されたパワーシリンダと、前記パワーシリンダに作動油を供給するための油圧ポンプと、操舵部材に機械的に連結されておらず、前記油圧ポンプから前記パワーシリンダへの作動油の供給を制御するための油圧制御バルブとを含み、前記油圧制御バルブは、バルブ開度の絶対値が小さい領域ではバルブ開度に対する前記パワーシリンダに供給される作動油の圧力の平均変化率が小さく、バルブ開度の絶対値が大きい領域では前記平均変化率が大きい特性を有する油圧式パワーステアリング装置であって、
    前記油圧制御バルブの開度を制御するための電動モータと、
    前記油圧制御バルブの開度の目標値であるバルブ開度指令値を設定するバルブ開度指令値設定手段と、
    前記油圧制御バルブの実バルブ開度が、前記バルブ開度指令値設定手段によって設定されるバルブ開度指令値に等しくなるように、前記電動モータをフィードバック制御するモータ制御手段と、
    前記モータ制御手段の制御応答性を、前記油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更する制御応答性変更手段とを含む、油圧式パワーステアリング装置。
  2. 前記制御応答性変更手段は、前記モータ制御手段におけるフィードバックゲインを前記油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更するように構成されている、請求項1に記載の油圧式パワーステアリング装置。
  3. 前記制御応答性変更手段は、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が小さい場合に前記フィードバックゲインを大きくし、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が大きい場合に前記フィードバックゲインを小さくするように構成されている、請求項2に記載の油圧式パワーステアリング装置。
  4. 前記操舵部材に加えられる操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    前記操舵トルク検出手段によって検出される操舵トルクに対して位相補償処理を施す位相補償処理手段とをさらに含み、
    前記バルブ開度指令値設定手段は、前記位相補償処理手段による位相補償処理後の操舵トルクを用いて、前記バルブ開度指令値を設定するように構成されており、
    前記制御応答性変更手段は、前記位相補償処理手段における位相補償特性を前記油圧制御バルブの実バルブ開度に応じて変更するように構成されている、請求項1に記載の油圧式パワーステアリング装置。
  5. 前記制御応答性変更手段は、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が小さい場合に前記制御手段の制御応答性が高くなり、前記油圧制御バルブの実バルブ開度の絶対値が大きい場合に前記制御手段の制御応答性が低くなるように、前記位相補償処理手段の位相補償特性を変更するように構成されている、請求項4に記載の油圧式パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110171474A (zh) * 2019-04-26 2019-08-27 中联重科股份有限公司 车辆转向系统和方法及车辆
CN115387415A (zh) * 2022-07-29 2022-11-25 三一重机有限公司 位姿复位控制方法、装置、系统及作业机械

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