JP2016172470A - 自動車のサスペンション系部材、その本体およびその製造方法 - Google Patents
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【解決手段】
天板21、天板21につながる2つの稜線31および2つの稜線31にそれぞれつながる2つの縦壁22からなる略溝型の横断面を有する取付部13を備える、自動車のサスペンション系部材の本体11において、取付部13の端部に、天板21、2つの稜線31および2つの縦壁22につながる端板23を備えるとともに、端板23および2つの縦壁22それぞれの端面の全てが、いずれも、サスペンション系部材を構成するカラー12との突合せ隅肉溶接予定部である自動車のサスペンション系部材の本体11とその製造方法によって解決される。
【選択図】図1
Description
(1)天板、該天板につながる2つの稜線および該2つの稜線にそれぞれつながる2つの縦壁からなる略溝型の横断面を有する取付部を備える、自動車のサスペンション系部材の本体において、
前記取付部の端部に、前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁につながる端板を備えるとともに、該端板および前記2つの縦壁それぞれの端面の全てが、前記サスペンション系部材を構成するカラーとの突合せ隅肉溶接予定部であること
を特徴とする自動車のサスペンション系部材の本体。
ダイと、該ダイに対向して配置されるパンチと、前記中間成形体の前記縦壁の板厚方向へ所定の距離xを有して配置されて前記縦壁の面外変形を抑制する面外変形抑制工具とを備えるプレス成形金型を用い、
前記中間成形体を前記パンチ上に配置するとともに、前記パンチの側面と前記面外変形抑制工具とにより前記縦壁を挟みながら、前記パンチと前記ダイとにより前記中間成形体の前記端部の先端を曲げ成形することにより、
前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁につながる端板を有する取付部を形成する第2成形工程とを備えること、
を特徴とする前記(1)項から(4)項までのいずれか1項に記載された自動車のサスペンション系部材の本体の製造方法。
1.00×t≦x<1.40×t ・・・・・・・(1)
ただし、t:前記ブランクの板厚(mm)である。
前記取付部の端部は、前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁につながる端板を備え、
前記本体は、前記端板の開放辺および該端板の開放辺に連続する前記2つの縦壁の開放端部が、前記カラーと突合せ隅肉溶接されること
を特徴とする自動車のサスペンション系部材。
図1は、本発明に係るロアアーム1を示す説明図であり、図2は、本発明に係るロアアーム1の本体11を示す説明図である。図3は、本発明に係るロアアーム1の本体11におけるカラーとの突合せ隅肉溶接予定部14を拡大して示す説明図である。
図2に示すように、ロアアーム1の本体11は、取付部13を備え、該取付部13にカラー12との隅肉溶接予定部14を有する。
(1)本体11のプレス成形法
図4(a)〜図4(c)は、第1成形工程、第2成形工程(フランジダウン成形工程)を経る本体取付部13の製造方法の一例を経時的に示す説明図である。
図5は、フランジダウン成形に用いる成形装置60の構成例を模式的に示す概略図であり、図6は、フランジダウン成形に用いる成形装置60により本体11を製造する状況を模式的に示す説明図である。
鋼板からなるブランク11Aに、ダイとパンチとを用いてプレス成形(曲げ成形)を行うことにより、天板41、該天板41につながる2つの稜線52a、52bおよび該2つの稜線52a、52bにそれぞれつながる2つの縦壁42a、42bからなる略溝型の横断面を有する取付部を備える中間成形体11Bを製造する。
図5に示すように、中間成形体11Bはプレス成形装置60によってプレス成形(フランジダウン成形)され、ロアアーム本体11の取付部13を製造する。プレス成形装置60は、ダイ61と、ダイ61に対向して配置されるパンチ62と、中間成形体11Bの縦壁42a,42bの板厚方向へ所定の距離xを有して配置されて縦壁42a,42bの面外変形を抑制する面外変形抑制工具63a,63bとを備える。
1.00×t≦x<1.40×t ・・・・・・・(1)
ただし、tはブランク11Aの板厚(mm)である。
11:本体
12:カラー
13:取付部
21:天板
22:縦壁
23:端板
31:稜線
61:ダイ
62:パンチ
63:面外変形抑制工具
Claims (13)
- 天板、該天板につながる2つの稜線および該2つの稜線にそれぞれつながる2つの縦壁からなる略溝型の横断面を有する取付部を備える、自動車のサスペンション系部材の本体において、
前記取付部の端部に、前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁につながる端板を備えるとともに、該端板および前記2つの縦壁それぞれの端面の全てが、前記サスペンション系部材を構成するカラーとの突合せ隅肉溶接予定部であること
を特徴とする自動車のサスペンション系部材の本体。 - 前記端板と前記縦壁との接続部の長さLは10mm以下である請求項1に記載された自動車のサスペンション系部材の本体。
- 金属板のプレス成形品であって、前記端板は、前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁と一体成形されている、請求項1または請求項2に記載された自動車のサスペンション系部材の本体。
- 590MPa以上の引張強度を有する高張力鋼板からなる請求項3に記載された自動車のサスペンション系部材の本体。
- 鋼板からなるブランクにプレス成形を行って、天板、該天板につながる2つの稜線および該2つの稜線にそれぞれつながる2つの縦壁からなる略溝型の横断面を有する端部を備える中間成形体に曲げ成形する第1成形工程と、
ダイと、該ダイに対向して配置されるパンチと、前記中間成形体の前記縦壁の板厚方向へ所定の距離xを有して配置されて前記縦壁の面外変形を抑制する面外変形抑制工具とを備えるプレス成形金型を用い、
前記中間成形体を前記パンチ上に配置するとともに、前記パンチの側面と前記面外変形抑制工具とにより前記縦壁を挟みながら、前記パンチと前記ダイとにより前記中間成形体の前記端部の先端を曲げ成形することにより、
前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁につながる端板を有する取付部を形成する第2成形工程とを備えること、
を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された自動車のサスペンション系部材の本体の製造方法。 - 前記距離xは下記(1)式により規定される、請求項5に記載された自動車のサスペンション系部材の本体の製造方法。
1.00×t≦x<1.40×t ・・・・・・・(1)
ただし、t:前記ブランクの板厚(mm)である。 - 前記ダイは、前記中間成形体を押圧するパッドを押圧方向に移動自在に支持する、請求項5または請求項6に記載された自動車のサスペンション系部材の本体の製造方法。
- 前記パンチは、前記中間成形体の一方の表面に当接するインナーパッドを型締め方向へ移動自在に支持する、請求項5〜7の何れかに記載された自動車のサスペンション系部材の本体の製造方法。
- 天板、該天板につながる2つの稜線および該2つの稜線にそれぞれつながる2つの縦壁からなる略溝型の横断面を有する取付部を備える本体と、該取付部に突合せ隅肉溶接されるカラーとを備える自動車のサスペンション系部材において、
前記取付部の端部は、前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁につながる端板を備え、
前記本体は、前記端板の開放辺および該端板の開放辺に連続する前記2つの縦壁の開放端部が、前記カラーと突合せ隅肉溶接されること
を特徴とする自動車のサスペンション系部材。 - 前記端板と前記縦壁との接続部の長さLは10mm以下である請求項9に記載された自動車のサスペンション系部材の本体。
- 前記本体は、金属板のプレス成形品であって、前記端板は、前記天板、前記2つの稜線および前記2つの縦壁と一体成形されている、請求項9または請求項10に記載された自動車のサスペンション系部材。
- 前記本体は、590MPa以上の引張強度を有する高張力鋼板からなる請求項11に記載された自動車のサスペンション系部材。
- 前記サスペンション系部材が、ロアアーム、アッパーアーム、及びトーコントロールリンクのうちのいずれかである請求項9〜12の何れかに記載された自動車のサスペンション系部材。
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