JP2016172232A - 磁性粉体除去装置 - Google Patents

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【課題】管体の清浄性を高めることの可能な磁性粉体除去装置を提供する管体の清浄性を高めることの可能な磁性粉体除去装置を提供する。【解決手段】粒状食品2が投入されるホッパー11と、投入口よりも下方に配置されるとともに、粒状食品2の落下する方向と交わる延在方向に沿って延び、互いに隣り合う外周面の間には間隙が形成された複数の管体15と、各管体15内に1本ずつ挿脱可能な状態で配置され、管体15の外周面に磁性粉体を吸着させる磁力を有した複数のマグネットバーと、各マグネットバーを延在方向に沿って移動させることによって、各マグネットバーの管体15からの引き出し、および、各マグネットバーの管体15への差し込みを行う挿脱機構16と、管体15からマグネットバーが引き出された状態において、外周面の周方向に管体15を回転させる回転機構17とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、食品中に含まれる磁性粉を除去する磁性粉体除去装置に関する。
スーパーやコンビニエンスストアで販売されている惣菜や弁当は、パック等の容器に種々の食品が盛り付けられる。その中には、トウモロコシといった缶詰食品が盛り付けられることがある。缶詰の場合は、生産工場において、缶切装置によって缶詰が開封され、取り出された食品が容器に盛り付けられる。
ところで、缶切りの際には、切粉である鉄粉が発生し、加工前の食品に鉄粉が混入してしまうおそれがある。そこで、鉄粉、金属部品等の金属が混入していないことを確認するため、総菜や弁当等の食品加工物は、金属検出器やX線検出器によって全品検査される。そして、鉄粉等の金属の混入が判明した場合には、その製造ロットの惣菜や弁当は全て廃棄される。
近年では、金属が食品加工物に混入すること自体を抑える装置として、加工前の食品等に含まれる鉄粉を加工前の食品から除去する鉄粉除去装置が知られている(特許文献1参照)。鉄粉除去装置は、管体に挿入された棒状のマグネットを備え、管体の表面に鉄粉を磁力によって吸着させる。また、管体の表面に付着した鉄粉を管体から除去する際には、管体の表面に磁力が作用しない位置まで管体からマグネットが引き抜かれる。
特開2010−172824号公報
一方で、上述した鉄粉除去装置によれば、加工前の食品から鉄粉を取り除くことは可能ではあるが、管体に一度吸着した鉄粉を管体から取り除くことの方策は、管体からマグネットを引き抜くことに留まる。管体に一度吸着した鉄粉は、加工前の食品に再度混入する可能性を有している。このため、こうした装置のメンテナンス時においては、管体に一度吸着した鉄粉が管体から高い確率で取り除かれる構成が望まれる。
なお、加工前の食品中から取り除かれる対象は、鉄粉に限らず、鉄粉以外の磁性粉体が取り除かれる対象であっても、同様な課題が生じる。さらに、管体に一度吸着された磁性粉体を管体から取り除くことに限らず、管体に一度付着した加工前の食品などを管体から取り除くことにおいても、管体を清潔に維持する観点からすれば、管体のメンテナンスは重要である。
本発明は、管体の清浄性を高めることの可能な磁性粉体除去装置を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決する磁性粉体除去装置は、食品が投入される投入口が形成されたホッパーと、前記投入口よりも下方に配置されるとともに、前記食品の落下する方向と交わる方向である延在方向に沿って延びる外周面を有した複数の管体であって、互いに隣り合う前記外周面の間には間隙が形成されている前記複数の管体と、各管体内に1本ずつ挿脱可能な状態で配置されるとともに、前記管体の外周面に磁性粉体を吸着させる磁力を有した複数のマグネットバーと、各マグネットバーを前記延在方向に沿って移動させることによって、各マグネットバーの前記管体からの引き出し、および、各マグネットバーの前記管体への差し込みを行う挿脱機構と、前記管体から前記マグネットバーが引き出された状態において、前記外周面の周方向に前記管体を回転させる回転機構とを備える。
上記構成によれば、マグネットバーが引き出された管体を回転機構が回転させるため、管体の外周面に一度吸着された磁性粉体は、管体が回転しない構成と比べ、管体の外周面から落下しやすい。結果として、磁性粉体除去装置における管体の清浄性が高められる。
上記磁性粉体除去装置において、さらに、前記複数の管体は、2つの管体列を含み、各管体列は、別々の仮想平面に配列された複数の前記管体から構成され、各仮想平面は、前記食品の落下する方向に沿って並び、下段の前記管体列を構成する前記管体は、上段の前記管体列を構成する前記管体よりも多く、かつ、前記食品の落下する方向から見て、前記上段の前記管体列において相互に隣り合う前記管体間に1本ずつ配置されるようにしてもよい。
上記構成によれば、落下する食品が管体の外周面と接する機会を多くすることができる。
上記磁性粉体除去装置において、前記回転機構は、各管体の回転を連動させるように構成されている。
上記構成によれば、各管体が一度に回転するため、管体を1本ずつ回転させる構成と比べ、各管体の外周面に吸着した磁性粉体の除去に際し、その処理の速度が早められる。
上記磁性粉体除去装置において、前記挿脱機構は、各マグネットバーの引き出し、および、各マグネットバーの差し込みを連動させるように構成してもよい。
上記構成によれば、各マグネットバーが一度に引き出され、また、各マグネットバーが一度に差し込まれるため、マグネットバーを1本ずつ引き出したり、差し込んだりする構成と比べ、各管体の外周面に吸着した磁性粉体の除去の作業速度が早められる。
上記磁性粉体除去装置において、さらに、前記挿脱機構は、前記延在方向に延び、前記マグネットバーの移動と連動するガイド軸と、前記ガイド軸を支持するリニアブッシュと、前記ガイド軸の一端部に設けられ、前記リニアブッシュに対する前記ガイド軸の移動範囲を規制するストッパとを備える。
上記構成によれば、マグネットユニットの移動範囲を規定することができ、管体から引き抜いたときに、基台から落下することを防止できる。
本発明によれば、磁性粉体除去装置が備える管体の清浄性を高めることができる。
磁性粉体除去装置に粒状食品が投入されている磁性粉体除去装置の状態を示す斜視図である。 マグネットユニットが引き出された状態の磁性粉体除去装置を示す斜視図である。 マグネットユニットと基台に取り付けられた管体を示す斜視図である。 管体の回転機構を露出させた磁性粉体除去装置の斜視図である。 粒状食品が管体の間を通過する状態を示す図である。
以下、図1〜図5を参照して、磁性粉体除去装置の実施の形態を説明する。なお、本実施形態の磁性粉体除去装置に適用される加工前の食品例は、缶本体と缶蓋とが一体化された缶詰の中に収容されたトウモロコシの粒である粒状食品である。缶詰の開蓋作業は自動缶切装置によって行われてもよいし、手動で開蓋されてもよい。開蓋作業が自動であれ手動であれ、切粉である磁性粉体は少なからず発生し、こうした磁性粉体が缶本体内に落下し、内容物に混入してしまう。特に、自動缶切装置では、削り滓のような大きな磁性粉体が発生しやすい。本実施形態の磁性粉体除去装置は、このような磁性粉体を粒状食品の中から除去する。
図1に示すように、磁性粉体除去装置10は、缶詰1の内容物である粒状食品2が投入されるホッパー11と、ホッパー11が取り付けられる基台12とを備える。磁性粉体除去装置10は、さらに、粒状食品2に含まれる磁性粉体を磁力によって吸引するマグネットバー13を有するマグネットユニット14と、基台12に設けられマグネットバー13が挿入される管体15とを備える。さらに、マグネットバー13を管体15に対して挿脱する挿脱機構16と、管体15を回転する回転機構17とを備えている。さらに、基台12の下側には、ホッパー11に投入された粒状食品2を受ける受け皿18が配置されている。
ホッパー11は、漏斗状の形状を有し、ホッパー11の上側端部には、粒状食品2が投入される矩形状の投入口21が設けられている。また、ホッパー11の下側端部には、投入口21と対向して投入口21よりも小さい矩形状の排出口22が設けられている。ホッパー11は、缶詰1に詰められた粒状食品2が投入されるものであり、投入口21の大きさが例えば420mm×220mm程度の大きさとなっている。
基台12は、排出口22とほぼ同じ大きさの開口を有する角筒であり、基台12における上側端部である筒端には、ホッパー11の排出口22の周辺部がねじ等の固定部材23によって固定される。また基台12は、ベース20に固定されている。基台12の内側は、ホッパー11の投入口21および排出口22と連通し、ホッパー11の投入口21に投入された粒状食品2が受け皿18まで落下する通路24としての機能を有する。この基台12には、マグネットバー13が挿入された管体15が複数本取り付けられている。
図2および図3に示すように、マグネットバー13は、12000ガウス程度の強力な磁力を発生するネオジウム永久磁石等であり、20A程度の直径を有する棒状部材である。複数本のマグネットバー13の各々は、マグネットバー13の一端部が取付板25に固定され、これらのマグネットバー13が1つのマグネットユニット14を構成する。
本実施形態の磁性粉体除去装置10は、7本の管体15を有し、7本の管体15は、上段に位置する3本の管体15から構成される管体列15aと、下段に位置する4本の管体15から構成される管体列15bとから構成される。上段に位置する3本の管体15は1つの仮想平面上に位置し、下段に位置する4本の管体15は、他の1つの仮想平面上に位置する。上段の仮想平面と下段の仮想平面とは、粒状食品2の落下する方向に並び、かつ、互いに平行となるように位置している。下段の管体列15bを構成する管体15は、上段の管体列15aを構成する管体15よりも多く、かつ、粒状食品2の落下する方向から見て、上段の管体列において相互に隣り合う管体15間に1本ずつ配置されている。これら7本の管体15の各々の内部には、マグネットバー13が1本ずつ挿脱可能な状態で位置している。
7本のマグネットバー13中で隣り合う管体15の間の間隙26は、粒状食品2が通過できる間隔であり、かつ、管体15の間を通過する磁性粉体をマグネットバー13の磁力によって吸着できる間隔である。好ましくは、この間隙26は、例えば粒状食品2の1粒分または2粒分の長さに設定される。例えば、トウモロコシ1つの大きさは、概ね8mm程度であり、ここでは、20mm程度の間隔に設定されている。
取付板25は、非磁性であるステンレス等の金属板で形成されている。この取付板25には、マグネットバー13を管体15から引き出すための取っ手等で構成された移動操作部27が設けられている。
マグネットバー13が挿入される管体15は、粒状食品2の落下方向と交差する方向である延在方向に沿って延びる筒状体であり、非磁性であるステンレスパイプ等によって形成されている。管体15の外周面は、黒色等のフッ素樹脂加工等が施され、銀色等の磁性粉体が管体15の外周面において目立つような表面加工が施されている。管体15は、管体15の延在方向、言い換えれば、マグネットバー13の挿脱方向において互いに対向する基台12の第1側壁12aと第2側壁12bとに跨って取り付けられる。管体15は、マグネットバー13が挿入される挿脱口19が第1側壁12aに臨まされる。また、各管体15は、基台12に回転自在に支持されている。例えば、各管体15は、第1側壁12aと第2側壁12bとにボールベアリング等の回転支持部30を介して取り付けられる。
マグネットバー13が管体15に挿入された状態において、取付板25は基台12の第1側壁12aに近接する。マグネットバー13の管体15に対する差し込み、および、マグネットバー13の管体15からの引き抜きは、挿脱機構16によって行われる。挿脱機構16は、取付板25に設けられる一対のガイド軸28と、基台12に設けられ一対のガイド軸28が挿通されるリニアブッシュ29とを備えている。一対のガイド軸28の先端には、マグネットユニット14の移動範囲を規定するフランジ状のストッパ31が設けられている。
マグネットユニット14は、リニアブッシュ29にガイド軸28が挿通されることによって、基台12に対して直線的に移動する。取付板25を管体15の開口端に近接させたとき、マグネットバー13が管体15に挿入された状態となる。そして、移動操作部27の操作によって取付板25が管体15の開口端から離間する方向に移動すると、ストッパ31がリニアブッシュ29に当接するまでマグネットバー13が移動する。このとき、各マグネットバー13の全体は、管体15から一度に引き抜かれる。すなわち、挿脱機構16は、各マグネットバー13が管体15に磁力を作用させない位置まで、各マグネットバー13の引き抜きを連動させる。続いて、移動操作部27の操作によって取付板25が管体15の開口端に近接する方向に移動すると、取付板25が第1側壁12aに当接するまでマグネットバー13が移動する。このとき、各マグネットバー13の全体は、管体15に一度に差し込まれる。すなわち、挿脱機構16は、管体15の外周面に磁力が作用する位置まで、各マグネットバー13の差し込みを連動させる。
図4に示すように、基台12の第2側壁12bには、管体15を回転する回転機構17が設けられている。回転機構17は、管体15における第2側壁12b側の端面に設けられる回転ギヤ32と、隣り合う回転ギヤ32と噛合される中間ギヤ33と、1つの回転ギヤ32に接続される回転操作部34とを備えている。回転操作部34は、円盤状のハンドル34aに接続軸34bが設けられ、接続軸34bが1つの回転ギヤ32の回転軸に接続されている。ハンドル34aが回転操作されると、接続された1つの回転ギヤ32が回転し、中間ギヤ33を介して、その他の回転ギヤ32も同方向に回転する。これにより、回転機構17は、各管体15の回転を同方向に連動させる。
次に、以上のように構成された磁性粉体除去装置10の作用について説明する。
磁性粉体除去装置10は、シンクの上に設置され、基台12の下には、ホッパー11に投入された缶詰1の粒状食品2を受ける受け皿18が設置される。そして、図1に示すように、缶詰1の内容物である粒状食品2を投入するとき、基台12には、マグネットユニット14が装着され、管体15にマグネットバー13が挿入されている。この状態で、ホッパー11の投入口21から粒状食品2が投入される。なお、ここでは、例えば内容量が2kg程度の缶詰1となっている。すると、缶詰1の粒状食品2は、ホッパー11から順に通路24を通り、受け皿18に落下する。図5に示すように、この過程で、粒状食品2は、基台12の通路24に配置されている2段の管体列15a,15bの間隙26を通過する。そして、ホッパー11に投入された粒状食品2に磁性粉体3が含まれているときには、管体15の外周面に磁性粉体3が吸着される。勿論、缶詰1内に最初から混入していた磁性粉体も管体15の外周面に吸着される。
管体15の清掃は、数個、例えば4缶分の缶詰1の粒状食品2が投入された後に行われる。図2に示すように、管体15の清掃を行うときには、受け皿18が基台12の下から取り外される。この後、移動操作部27の操作によって、マグネットユニット14が基台12から引き出される。これにより、各マグネットバー13は管体15から引き出され、基台12の外側に露出され、管体15の外周面には、マグネットバー13の磁力が作用しなくなる。磁性粉体3は、水分等によって管体15の表面に付着することもある。そこで管体15の表面に付着している磁性粉体3は、ホッパー11から水等を流すことによって落下される。この際に、水洗するときには、管体15は、回転操作部34が回転操作されることによって回転され、全周に亘って洗浄される。
以上のような磁性粉体除去装置10によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)粒状食品2に含まれる磁性粉体3は、管体15の外周面に吸着される。また、金属検出器やX線検出器では検出できないような細かな磁性粉体3までも除去することができる。
(2)上段の3本の管体15は、下段の4本の管体15の間の間隙26の上に位置しているため、落下する粒状食品2は、ほぼ全てが管体15に当たり、粒状食品2に含まれる磁性粉体3を除去できる。なお、本件出願人は、管体15の上段を4本とし下段を3本の場合の磁性粉体3の吸着量を確認したが、上段を3本とし下段を4本とした方が磁性粉体を効果的に磁気吸着できることを確認した。
(3)管体15に対しマグネットバー13が挿脱可能であるから、マグネットバー13が引き出された状態で、管体15の外周面から磁性粉体3を容易に除去できる。
(4)マグネットバー13が取り出された状態で管体15は回転するため、管体15の外周面を全周に亘って容易に清掃することができる。
(5)マグネットユニット14の挿脱がガイド軸28によって案内されるため、マグネットユニット14の挿脱作業を容易に行うことができる。
なお、上記磁性粉体除去装置10は、以下のように変更してもよい。
・磁性粉体除去装置10に投入される食品としては、トウモロコシといった粒状食品2の他、トウモロコシよりも粒の大きいホールトマト等であってもよい。
・複数の管体15は、互いに直交し、食品が落下する方向から見て格子状に配置されてもよい。この場合、互いに直交する第1方向と第2方向とにマグネットバー13が挿脱される。
・管体15の本数は、2以上であれば特に限定されるものではない。また、管体15の配置は、管体15の外周面の延在方向が粒状食品2の落下する方向と交差する方向に延びる構成であれば、特に限定されるものではない。
・管体列は、1段でもよいし、3段以上であってもよい。また、2段以上の管体列を備える構成においては、上下に連続する2つの管体列間で、下段の管体列を構成する管体15が、上段の管体列を構成する管体と同数、あるいは、少なくてもよい。また、粒状食品の落下する方向から見て、上段の管体列を構成する管体15の一部と、下段の管体列を構成する管体15の一部とが互いに重なってもよい。さらに、粒状食品の落下する方向から見て、上段の管体列を構成する管体15間に、下段の管体列を構成する2本以上の管体15が位置してもよい。なお、管体列が位置する仮想平面は、粒状食品2の落下する方向と平行であり、粒状食品2の落下する方向に複数の管体15が一列に揃えられるように配置されてもよい。
・管体15を回転する回転機構17は、上述した例に特に限定されるものではない。回転機構17は、例えば、管体15を1本ずつ独立して回転するように構成されてもよいし、管体15の回転を管体列ずつ連動させるように構成されてもよい。また、回転機構17は、各管体15の回転を連動させ、かつ、互いに異なる回転方向に回転する管体15を含むように構成してもよい。
・管体15を回転する回転機構17は、マグネットバー13が管体15内に挿入された状態においても、管体15を回転するように構成されてもよい。
・マグネットユニット14を挿脱する挿脱機構16の構成は、上述した例に特に限定されるものではなく、リニアブッシュ29を用いるまでもなく、例えば、基台12に設けられたスリーブに、取付板25に取り付けられたガイド軸28を挿通する構成であってもよい。さらに、挿脱機構16は、例えば、管体15に対するマグネットバー13の差し込み、および、引き出しを1本ずつ別々に行うように構成されてもよい。
1…缶詰、2…粒状食品、3…磁性粉体、10…磁性粉体除去装置、11…ホッパー、12…基台、12a…第1側壁、12b…第2側壁、13…マグネットバー、14…マグネットユニット、15…管体、15a…上段側の管体列、15b…下段側の管体列、16…挿脱機構、17…回転機構、18…受け皿、19…挿脱口、20…ベース、21…投入口、22…排出口、23…固定部材、24…通路、25…取付板、26…間隙、27…移動操作部、28…ガイド軸、29…リニアブッシュ、30…回転支持部、31…ストッパ、32…回転ギヤ、33…中間ギヤ、34…回転操作部、34a…ハンドル、34b…接続軸。
以上のような課題を解決する磁性粉体除去装置は、食品が投入される投入口が形成されたホッパーと、前記ホッパーが取り付けられ、内側が前記投入口から投入された前記食品が落下する通路を構成する基台と、前記投入口よりも下方において、前記基台に配置されるとともに、前記食品の落下する方向と交わる方向である延在方向に沿って延びる外周面を有した複数の管体であって、互いに隣り合う前記外周面の間には間隙が形成されている前記複数の管体と、各管体内に1本ずつ挿脱可能な状態で配置されるとともに、前記管体の外周面に磁性粉体を吸着させる磁力を有した複数のマグネットバーを備え、前記複数のマグネットバーの一端部が取付板に固定されるマグネットユニットであって、前記取付板に前記管体より前記マグネットバーを引き出す取っ手が設けられた前記マグネットユニットと、前記マグネットユニットを前記延在方向に沿って移動させることによって、各マグネットバーの前記管体からの引き出し、および、各マグネットバーの前記管体への差し込みを一度に行う挿脱機構と、前記管体から前記マグネットバーが引き出された状態において、前記外周面の周方向に全ての前記管体を複数のギヤによって連動して回転させる回転機構であって、全ての前記管体を回転させる回転操作部を備える前記回転機構とを備える。前記基台は、前記延在方向において対向する第1側壁と第2側壁とを備える。前記取付板および取っ手は、前記第1側壁側に位置し、前記マグネットユニットは、前記取付板が前記第1側壁に対して近接離間する前記延在方向に移動する。前記回転機構は、前記第2側壁側に配置されている
上記磁性粉体除去装置において、前記管体の外周面は、前記磁性紛体に対して目立つ色の表面加工が施されているようにしてもよい
上記磁性粉体除去装置において、前記回転機構は、前記管体の各々の前記第2側壁部側の端面に設けられた回転ギヤと、隣り合う前記回転ギヤに噛合された中間ギヤとを備え、前記回転操作部が複数の前記回転ギヤの中の1つの前記回転ギヤに接続されているように
してもよい
・管体15を回転する回転機構17は、上述した例に特に限定されるものではない。また、回転機構17は、各管体15の回転を連動させ、かつ、互いに異なる回転方向に回転する管体15を含むように構成してもよい。
・管体15を回転する回転機構17は、マグネットバー13が管体15内に挿入された状態においても、管体15を回転するように構成されてもよい。
・マグネットユニット14を挿脱する挿脱機構16の構成は、上述した例に特に限定されるものではなく、リニアブッシュ29を用いるまでもなく、例えば、基台12に設けられたスリーブに、取付板25に取り付けられたガイド軸28を挿通する構成であってもよい。さらに、挿脱機構16は、例えば、管体15に対するマグネットバー13の差し込み、および、引き出しを1本ずつ別々に行うように構成されてもよい。
上記磁性粉体除去装置において、前記管体の外周面は、前記磁性体に対して目立つ色の表面加工が施されているようにしてもよい。
上記磁性粉体除去装置において、前記回転機構は、前記管体の各々の前記第2側壁側の端面に設けられた回転ギヤと、隣り合う前記回転ギヤに噛合された中間ギヤとを備え、前記回転操作部が複数の前記回転ギヤの中の1つの前記回転ギヤに接続されているようにしてもよい。

Claims (5)

  1. 食品が投入される投入口が形成されたホッパーと、
    前記投入口よりも下方に配置されるとともに、前記食品の落下する方向と交わる方向である延在方向に沿って延びる外周面を有した複数の管体であって、互いに隣り合う前記外周面の間には間隙が形成されている前記複数の管体と、
    各管体内に1本ずつ挿脱可能な状態で配置されるとともに、前記管体の外周面に磁性粉体を吸着させる磁力を有した複数のマグネットバーと、
    各マグネットバーを前記延在方向に沿って移動させることによって、各マグネットバーの前記管体からの引き出し、および、各マグネットバーの前記管体への差し込みを行う挿脱機構と、
    前記管体から前記マグネットバーが引き出された状態において、前記外周面の周方向に前記管体を回転させる回転機構と
    を備える磁性粉体除去装置。
  2. 前記複数の管体は、2つの管体列を含み、
    各管体列は、別々の仮想平面に配列された複数の前記管体から構成され、
    各仮想平面は、前記食品の落下する方向に沿って並び、
    下段の前記管体列を構成する前記管体は、上段の前記管体列を構成する前記管体よりも多く、かつ、前記食品の落下する方向から見て、前記上段の前記管体列において相互に隣り合う前記管体の間に1本ずつ配置される
    請求項1に記載の磁性粉体除去装置。
  3. 前記回転機構は、各管体の回転を連動させるように構成されている
    請求項1または2に記載の磁性粉体除去装置。
  4. 前記挿脱機構は、各マグネットバーの引き出し、および、各マグネットバーの差し込みを連動させるように構成されている
    請求項1から3の何れか1項に記載の磁性粉体除去装置。
  5. 前記挿脱機構は、
    前記延在方向に延び、前記マグネットバーの移動と連動するガイド軸と、
    前記ガイド軸を支持するリニアブッシュと、
    前記ガイド軸の一端部に設けられ、前記リニアブッシュに対する前記ガイド軸の移動範囲を規制するストッパと
    を備える請求項1から4の何れか1項に記載の磁性粉体除去装置。
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