JP2017148707A - 樹脂製固形物の粉取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉の除去性能をさらに向上できる固形物の粉取り装置を提供する。【解決手段】樹脂製固形物PLは、本体35の回転に伴って転動しつつ収容部13に向かって搬送される。離脱した粉は、静電気により樹脂製固形物PLに再付着することなく、吸引装置に吸引される。樹脂製固形物PLや粉は、本体35内を転動することにより再び帯電する恐れがあるが、本体35が金属製とされているので、再帯電が抑制される。イオン化された空気が本体35から吸引部11に向かって吸引されているので、ふるい落とされた粉が、イオン化された空気とともに本体35を介して吸引部11から排出される。したがって、イオン化された空気による除電効果をふるい落とされた粉に効果的に付与しつつ排出できるので、再帯電が抑制され、粉の除去性能をさらに向上できる。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形用の樹脂材料からなる固形物に付着した粉を除去する樹脂製固形物の粉取り装置に関する。
プラスチック成形機においては、製品とはならない部分にランナーが生じる。このランナーの樹脂は、粉砕機で粉砕されて砕片(ペレットとも呼ばれる)にされる。樹脂製の砕片は、粉砕機で機械的に粉砕されているので、大きさは様々であり、ヒゲ状の細い枝が多数伸びていることが多い。これとバージンの原料とが混合されて利用される。このとき、砕片に粉が付着していると、溶融にムラが生じて一様な品質の溶融原料にならない。そこで、粉取り装置によって、粉砕された砕片から粉を除去することが行われている。
従来、この種の装置として、筒状を呈する本体と、本体に形成され、樹脂製固形物を投入される受入部と、本体に形成され、粉の除去がされた樹脂製固形物が排出される排出部と、本体から粉を吸引する吸引部と、受入部の近傍にて樹脂製固形物の除電を行う除電機構とを備えた第1の装置がある(例えば、特許文献1参照)。本体は、粉取り状態や本体の汚染度合いを確認しやすいように、透明なアクリル製で構成されている。また、このアクリル製の本体には、帯電防止処理が施されている。
この第1の装置によると、受入部において除電機構により樹脂製固形物の静電気が除去されるので、本体を転動して樹脂製固形物から離脱した粉が樹脂製固形物に再付着することが抑制できる。したがって、樹脂製固形物からの粉の除去性能を向上できる。
また、ステンレス製の円筒型の網を傾斜姿勢とし、網を軸心周りに回転させながら、網の上方から樹脂製固形物を投入する第2の装置がある(例えば、特許文献2,3参照)。
この第2の装置によると、樹脂製固形物が金属製の筒内を転動する際に、樹脂製固形物や粉が帯電するのを抑制できる。したがって、粉の除去性能を向上できる。
特開2014−176842号公報(図1,図7) 特許第2645802号公報(第3欄、段落番号「0004」) 特許第2845395号公報(第3欄、段落番号「0004」)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置のうち、第1の装置は、除電機構で静電気を除去するが、帯電防止処理を施してあるとはいえ、アクリル製の本体内を樹脂製固形物や粉が転動しているうちに樹脂製固形物や粉に帯電が生じることがある。したがって、樹脂製固形物に粉が再付着することがあるので、ある一定以上に粉の除去性能を向上することができないという問題がある。
また、第2の装置は、転動による帯電が生じにくいが、投入された時点で既に樹脂製固形物や粉が帯電している場合があり、金属製の筒内を転動するだけでは樹脂製固形物から粉が離脱し難かったり、粉が再付着したりという問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、粉の除去性能をさらに向上できる固形物の粉取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、樹脂製固形物に付着した粉を除去する樹脂製固形物の粉取り装置において、筒状を呈し、樹脂製固形物より小さな開口を外周面に複数個形成されている金属製の本体と、前記本体を軸心周りに回転させる回転機構と、前記本体の一端側に設けられ、樹脂製固形物を投入される受入部と、前記本体の他端側に設けられ、前記受入部から投入された樹脂製固形物を排出する排出部と、前記受入部の近傍に設けられ、空気をイオン化して、前記受入部に投入された樹脂製固形物の除電を行う除電機構と、前記本体の外周面側に設けられ、前記除電機構からのイオン化された空気を、前記本体の複数個の開口を介して樹脂製固形物に付着していた粉とともに吸引する吸引装置に連通接続される吸引部と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、受入部から投入された樹脂製固形物は、除電機構により静電気が取り除かれる。回転機構によって回転される本体内を樹脂製固形物が転動すると、樹脂製固形物に付着していた粉がふるい落とされ、樹脂製固形物が排出部から排出される。その粉は、静電気により樹脂製固形物に再付着することなく、吸引部を介して吸引装置に吸引される。樹脂製固形物や粉は、本体内を転動することにより再び帯電する恐れがあるが、本体が金属製とされているので、再帯電が抑制される。また、除電機構からの空気中のイオンは、金属製の本体に吸われやすいが、イオン化された空気が本体の複数個の開口を介して吸引部に向かって吸引されているので、ふるい落とされた粉が、イオン化された空気とともに本体の複数個の開口を介して吸引部から排出される。したがって、イオン化された空気による除電効果をふるい落とされた粉に効果的に付与しつつ排出できるので、再帯電が抑制される。その結果、粉の除去性能をさらに向上できる。
また、本発明において、前記本体の内周面に設けられ、前記受入部側から投入された樹脂製固形物を前記本体の回転に伴って前記排出部側に案内する螺旋案内板をさらに備えていることが好ましい(請求項2)。
螺旋案内板がない場合に比較して樹脂製固形物が短時間で排出部側へ案内されるので、効率的な搬送を行うことができる。したがって、転動に伴う静電気の発生を抑制できる。
また、本発明において、前記本体は、前記回転機構に対して着脱自在に構成されていることが好ましい(請求項3)。
本体に形成された複数個の開口の大きさで、ふるい落とされる粉の大きさを設定できる。したがって、異なる開口の大きさを有する本体と交換することにより、ふるい落とされる粉の大きさを選定できる。
また、本発明において、前記回転機構は、前記本体の軸心を貫通した回転軸と、前記回転軸と前記本体の内周面とを連結する連結部材とを備えていることが好ましい(請求項4)。
回転軸と連結部材により、本体を軸心周りに回転させるので、比較的簡易な構成で回転機構を実現できる。
本発明に係る樹脂製固形物の粉取り装置によれば、受入部から投入された樹脂製固形物は、除電機構により静電気が取り除かれる。回転機構によって回転される本体内を樹脂製固形物が転動すると、樹脂製固形物に付着していた粉がふるい落とされ、樹脂製固形物が排出部から排出される。その粉は、静電気により樹脂製固形物に再付着することなく、吸引部を介して吸引装置に吸引される。樹脂製固形物や粉は、本体内を転動することにより再び帯電する恐れがあるが、本体が金属製とされているので、再帯電が抑制される。また、除電機構からの空気中のイオンは、金属製の本体に吸われやすいが、イオン化された空気が本体の複数個の開口を介して吸引部に向かって吸引されているので、ふるい落とされた粉が、イオン化された空気とともに本体の複数個の開口を介して吸引部から排出される。したがって、イオン化された空気による除電効果をふるい落とされた粉に効果的に付与しつつ排出できるので、再帯電が抑制される。その結果、粉の除去性能をさらに向上できる。
実施例に係る樹脂製固形物の粉取り装置の概略構成を示す側面図である。 実施例に係る樹脂製固形物の粉取り装置の平面図である。 本体の構成を示す図であり、(a)が側面図であり、(b)が駆動部側から見た図であり、(c)が駆動部の反対側から見た図であり、(d)が軸固定版の正面図である。 駆動部を示す側面図である。 従動部を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係る樹脂製固形物の粉取り装置の概略構成を示す側面図であり、図2は、実施例に係る樹脂製固形物の粉取り装置の平面図である。
本実施例に係る樹脂固形物の粉取り装置は、処理ユニット支持キャスター1と、処理ユニット3と、除電ユニット5と、投入管7と、投入ホッパー9と、吸引部11と、収容部13とを備えている。
処理ユニット支持キャスター1は、床置きされ、移動自在に構成されている。この処理ユニット支持キャスター1は、上部に処理ユニット3を取り付けられている。
処理ユニット3は、樹脂製固形物の粉取り処理を行う。その上部には、除電ユニット5が取り付けられている。除電ユニット5は、イオナイザーとも呼ばれるものであり、空気をイオン化する機能を有する。この除電ユニット5は、例えば、図示しない放電針を備え、この放電針によるコロナ放電により空気中にイオンを発生させるコロナ放電式である。除電ユニット5は、図示しない通路を備え、上部から樹脂製固形物を受け入れるとともに下部から樹脂製固形物を排出する。このとき、樹脂製固形物は、イオン化された空気とともに排出される。この除電ユニット5は、他のイオン化方式のものを採用してもよい。
なお、上述した除電ユニット5が本発明における「除電機構」に相当する。
除電ユニット5の上部には、投入管7の下端側が連通接続されている。投入管7は、中空の管であり、中間部にバイブレータ15を備え、上部にシャッター17を備えている。シャッター17は、投入管7の上部を開閉動作して、投入管7への樹脂製固形物の流入を制御する。バイブレータ15は、投入管7に振動を付与するものであり、投入管7における樹脂製固形物の詰まりを防止する。
投入管7の上部には、投入ホッパー9の下端部が連通接続されている。投入ホッパー9は、下すぼまり形状の容器であり、開放された上部から樹脂製固形物PLが投入される。投入ホッパー9は、下端部が床置きされる4本の支持脚19の上端部が下部外周面に連結されている。樹脂製固形物PLとしては、例えば、ポリエチレン製の固形物が挙げられるが、他の樹脂製の固形物であってもよい。
処理ユニット3は、ケース21を備えている。ケース21の上面は、把手23により開閉自在に構成されている。把手23によりケース21内が開放されると、処理ユニット3内部の清掃や部品交換などのメンテナンスが行われる。処理ユニット3内では、除電ユニット5側から収容部13側に向かって樹脂製固形物PLが搬送されながら、樹脂製固形物PLから粉を除去する処理が行われる。除去された粉は、処理ユニット3内に連通接続された吸引部11で吸引される。この吸引部11は、処理ユニット3の下部に連通接続された下すぼまりのロート状を呈する。吸引部11は、図示しない吸引装置に配管を介して連通接続される吸引穴25が最下部に形成されている。処理ユニット3で粉が除去された樹脂製固形物PLは、収容部13に排出される。
収容部13は、上部に開口を有し、底面が傾斜姿勢とされている。この収容部13は、処理された樹脂製固形物PLを吸引によって搬送するための搬送配管27が底部に連結されている。収容部13に排出された樹脂製固形PLは、搬送配管27によって吸引されて搬送される。
処理ユニット3は、そのケース21内に左側から駆動部29と、処理室31と、従動部33とをその順に備えている。
ここで図3を参照して、処理室31内の本体35について説明する。なお、図3は、本体の構成を示す図であり、(a)が平面図であり、(b)が駆動部側から見た図であり、(c)が駆動部の反対側から見た図であり、(d)が内部固定版の正面図である。
本体35は、一端側筒フレーム37と、他端側筒フレーム39と、軸41と、端部固定板43と、内部固定板45と、羽根47と、二本の直線フレーム49と、金網51とを備えている。これらの部材は、ステンレス鋼板(SUS)で構成されている。金網51は、例えば、網目が2mmである。なお、これらの部材は、ステンレス鋼板以外の金属であってもよい。
一端側筒フレーム37は、中央部に開口37aを備え、他端側筒フレーム39は、中央部に開口39aを形成されている。一端側筒フレーム37と他端側筒フレーム39は、二本の直線フレーム49の両端部に固定されている。また、一端側筒フレーム37の内側面と、他端側筒フレーム39の内側面との間には、羽根47が取り付けられている。羽根47は、中心部に空間を有し、駆動部29側から見て右回りのらせん状を呈する。一端側筒フレーム37と、他端側筒フレーム39と、羽根47とは、それらの中心を貫いて一本の軸41が配置されている。軸41の収容部13側には、端部固定板43が両端部を他端側筒フレーム39の外側面に取り付けられ、この端部固定板43が軸41の端部側を固定している。軸41の駆動部29側には、内部固定板45が取り付けられている。この内部固定板45は、外観が扇状を呈し、外周面が直線フレーム49に取り付けられている。一端側筒フレーム37と、他端側筒フレーム39との外周面には、金網51が取り付けられて本体35は外観が筒状を呈する。金網51の継ぎ目は、図示しないプレートによって固定されている。
本体35は、上記のように構成されており、駆動部29側から投入された樹脂製固形物PLは、一端側筒フレーム37の開口37aから本体35の内部に進入し、本体35の回転に伴って羽根47を転動しつつ他端側筒フレーム39の開口39aから排出される。途中に設けられた内部固定板45は、本体35の内部空間を閉塞しない扇状となっているので、樹脂製固形物の転動を妨げない。
なお、上述した羽根47が本発明における「螺旋案内板」に相当し、軸41が本発明における「回転軸」に相当し、内部固定板45が本発明における「連結部材」に相当し、開口37aが本発明における「受入部」に相当し、開口39aが本発明における「排出部」に相当する。
次に、図4を参照して、駆動部29について説明する。なお、図4は、駆動部を示す側面図である。
駆動部29は、取り付けベース53と、モータ55と、駆動ジョイントピン57とを備えている。取り付けベース53は、処理室31に面して設けられている。モータ55は、取り付けベース53に横置き姿勢で取り付けられている。モータ55の回転軸には、駆動ジョイントピン57が取り付けられている。駆動ジョイントピン57は、処理室31側に突出して設けられている。この駆動ジョイントピン57には、軸41の一端側に設けられている駆動側軸端59(図3(a)参照)が差し込まれて結合される。
次に、図5を参照して、従動部33について説明する。なお、図5は、従動部を示す側面図である。
従動部33は、従動部フレーム61と、従動軸63と、従動軸つまみ65と、圧縮コイルバネ67と、バネ押さえ69と、止め輪70と、ジョイント部73とを備えている。
従動部フレーム61は、処理室31側に凹部61aを形成されている。この凹部61aには、従動軸63が挿入されている。従動軸63は、一端側に従動軸つまみ65が取り付けられ、他端側にジョイント部73が形成されている。従動軸63は、従動軸つまみ65とジョイント部73との間に、止め輪71が取り付けられている。止め輪71と従動軸つまみ65との間には、バネ押さえ69と圧縮コイルバネ67が取り付けられている。ジョイント部73は、軸41の従動側軸端71(図3(a)参照)が結合される。従動軸63のジョイント部73は、圧縮コイルバネ67により従動側軸端71側へ付勢されて突出しているので、本体35の着脱時には、従動軸つまみ65を従動側軸端71とは反対側へ引っ張ることにより行う(図中の二点鎖線)。
なお、上述した駆動部29と、軸41と、内部固定板45と、端部固定板43とが本発明における「回転機構」に相当する。
上述したように構成された本実施例装置は、次のようにして粉取り処理を行う。まず、駆動部29を作動させて本体35を軸心P周りに回転させつつ、除電ユニット5を作動させる。そして、粉が付着し、ヒゲ状の突起を有する樹脂製固形物PLを投入ホッパー9に投入する。バイブレータ15を作動させつつシャッター17を開放させると、樹脂製固形物PLが除電ユニット5を通って除電された後、本体35に投入される。
樹脂製固形物PLは、本体35の回転に伴って羽根47により転動しつつ収容部13に向かって搬送される。このとき、樹脂製固形物PLに付着していた粉がふるい落とされる。離脱した粉は、静電気により樹脂製固形物PLに再付着することなく、金網51を通り、吸引部11を介して吸引装置に吸引される。樹脂製固形物PLや粉は、本体35内を転動することにより再び帯電する恐れがあるが、本体35が金属製(SUS)とされているので、再帯電が抑制される。また、除電ユニット5からの空気中のイオンは、金属製の本体35に吸われやすいが、イオン化された空気が本体35の金網51を介して吸引部11に向かって吸引されているので、ふるい落とされた粉が、イオン化された空気とともに本体35の金網51を介して吸引部11から排出される。したがって、イオン化された空気による除電効果をふるい落とされた粉に効果的に付与しつつ排出できるので、再帯電が抑制される。その結果、粉の除去性能をさらに向上できる。
また、本実施例装置は、羽根47がない場合に比較して樹脂製固形物PLが短時間で収容部13側へ案内されるので、効率的な搬送を行うことができる。したがって、転動に伴う静電気の発生を抑制できる。
また、本体35に形成された複数個の開口(金網51の網目)の大きさで、ふるい落とされる粉の大きさを設定できる。したがって、異なる網目の大きさを有する本体35と交換することにより、ふるい落とされる粉の大きさを選定できる。
さらに、軸41と内部固定板45により、本体35を軸心P周りに回転させるので、比較的簡易な構成で回転機構を実現できる。
ここで、上述した本実施例装置で、ポリエチレンペレットの粉取りを行った後に樹脂成形を行った場合と、従来機で粉取りを行って樹脂成形を行った場合とを比較した結果について説明する。ここでは、粉が取り切れなかったことにより生じる点状の炭化に起因する炭化不良率で比較した。従来機における平均炭化不良率を基準にすると、本実施例装置は、平均炭化不良率を58%削減できた。その際の、バラツキである標準偏差は0.25(従来の1/4に削減)とバラツキを非常に小さくできた。この結果から、本実施例装置は、従来機よりも粉の除去性能をさらに向上できたことがわかる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、駆動部29と、軸41と、内部固定板45と、端部固定板43とで回転機構を構成しているが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、駆動部29と軸41との間にギアやプーリなどを介して間接的にモータ55で駆動するようにしてもよい。また、本体35の外周面を回転させる構成を採用してもよい。
(2)上述した実施例では、羽根47を本体35に備えているが、本体35を傾斜姿勢とする場合には、羽根47を備える必要はない。
(3)上述した実施例では、本体35を着脱自在な構成としているが、ふるい落とす粉の大きさが限定されている場合には、本体35を固定としてもよい。これにより駆動部29や従動部33の構成を簡略化でき、装置コストを低減できる。
(4)上述した実施例では、本体35の複数個の開口を金網51で構成したが、例えば、板状部材に複数個の開口を形成してもよい
PL … 樹脂製固形物
1 … 処理ユニット支持キャスター
3 … 処理ユニット
5 … 除電ユニット
7 … 投入管
9 … 投入ホッパー
11 … 吸引部
13 … 排出部
29 … 駆動部
31 … 処理室
33 … 従動部
35 … 本体
37 … 一端側筒フレーム
39 … 他端側筒フレーム
41 … 軸
43 … 端部固定板
45 … 内部固定板
47 … 羽根
49 … 直線フレーム
51 … 金網
55 … モータ
57 … 駆動ジョイントピン
59 … 駆動側軸端
71 … 従動側軸端

Claims (4)

  1. 樹脂製固形物に付着した粉を除去する樹脂製固形物の粉取り装置において、
    筒状を呈し、樹脂製固形物より小さな開口を外周面に複数個形成されている金属製の本体と、
    前記本体を軸心周りに回転させる回転機構と、
    前記本体の一端側に設けられ、樹脂製固形物を投入される受入部と、
    前記本体の他端側に設けられ、前記受入部から投入された樹脂製固形物を排出する排出部と、
    前記受入部の近傍に設けられ、空気をイオン化して、前記受入部に投入された樹脂製固形物の除電を行う除電機構と、
    前記本体の外周面側に設けられ、前記除電機構からのイオン化された空気を、前記本体の複数個の開口を介して樹脂製固形物に付着していた粉とともに吸引する吸引装置に連通接続される吸引部と、
    を備えていることを特徴とする樹脂製固形物の粉取り装置。
  2. 請求項1に記載の樹脂製固形物の粉取り装置において、
    前記本体の内周面に設けられ、前記受入部側から投入された樹脂製固形物を前記本体の回転に伴って前記排出部側に案内する螺旋案内板をさらに備えていることを特徴とする樹脂製固形物の粉取り装置。
  3. 請求項1または2に記載の樹脂製固形物の粉取り装置において、
    前記本体は、前記回転機構に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする樹脂製固形物の粉取り装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の樹脂製固形物の粉取り装置において、
    前記回転機構は、前記本体の軸心を貫通した回転軸と、前記回転軸と前記本体の内周面とを連結する連結部材とを備えていることを特徴とする樹脂製固形物の粉取り装置。
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