JP2016171703A - 電気式回転機 - Google Patents

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幸人 今村
忠 穴田
Tadashi Anada
忠 穴田
公志 橋本
Masayuki Hashimoto
公志 橋本
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Abstract

【課題】 コイルの冷却性能を向上させることができる電気式回転機を提供する。
【解決手段】 電気式回転機は、内部空間を有するケースと、ケースの内部空間に収容され、且つ回転可能にケースに支持されているロータと、ケースの内部空間に収容され、且つロータの周囲に間隔を隔ててケースに設けられているステータコアと、周方向に互いに間隔をあけてステータコアに巻き付けられている複数のコイルと、ロータ及びコイルの一部分が浸かる状態となるようにケースの内側空間に封入されている冷却液とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロータの周囲に配置されるステータコアに複数のコイルを巻き付けて構成される電気式回転機に関する。
従来の発電機能を有する電動装置の一例を、図5を参照して説明する(例えば、特許文献1参照。)。この電動装置1は、ハイブリッドショベルに設けられ、このハイブリッドショベルは、図5に示すように、油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2を駆動する電動機4と、油圧ポンプ2が吐出した作動油によって駆動されるアクチュエータ部を含む油圧回路(図示せず)と、油圧ポンプ2のドレン油(作動油)が流入する冷却通路3とを備えている。この油圧ポンプ2のドレン油は、冷却通路3に流入して、電動機4を冷却するように設けられ、空冷式よりも高い冷却効率で電動機4を冷却することができる。
特開2010−53596号公報
図5に示される電動装置1に備わる電動機4を含め、電動機では、電動機の作動により、ステータコアに巻き付けられたコイルが発熱し、その発生熱がステータコアを介してケースから外部に放出させるようになっている。コイルとステータコアとの間には、電気絶縁シートが介在しており、電気絶縁シートは、電気絶縁性能と伝熱性能は相反する傾向がある。そのため、電気絶縁シートの電気絶縁性を向上させると、電気絶縁シートによって熱の伝達が妨げられる。それ故、コイルの発生熱がケースの外部に放出されにくく、電動機を小形化又は高性能化する際にコイルを如何にして冷却するかが重要となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コイルの冷却性能を向上させることができる電気式回転機を提供することを目的としている。
本発明の電気式回転機は、内部空間を有するケースと、前記ケースの内部空間に収容され、且つ回転可能に前記ケースに支持されているロータと、前記ケースの内部空間に収容され、且つ前記ロータの周囲に間隔を隔てて前記ケースに設けられているステータコアと、周方向に互いに間隔をあけて前記ステータコアに巻き付けられている複数のコイルと、前記ロータ及びコイルの一部が浸かる状態となるように前記ケースの内側空間に封入されている冷却液とを備えることを特徴とするものである。
本発明の電気式回転機によれば、ロータが回転すると、ケース内の冷却液が遠心力によって攪拌され、またステータコアの方へと押しやられる。これにより、当該ステータコアに設けられる多くのコイルを冷却液に接触させることができ、冷却液によってコイルから熱を奪うことができる。冷却液に奪われた熱は、ステータコアを介して間接的に又は直接ケースに伝わり、更にこのケースを介してケースの外部に放出することができる。即ち、コイルの熱を、冷却液、ステータコア及びケースを介してケースの外部に放出することができ、コイルの冷却性能を向上させることができる。これにより、例えばコイルとステータの間に電気絶縁層を設けた場合において電気絶縁層の性能を確保しつつコイルを冷却することができる。
本発明において、前記ロータの回転軸が鉛直方向と略平行して配置される直立型とすることが好ましい。
上記構成によれば、ロータの回転に伴う遠心力によって、冷却液がロータの全周に亘ってステータコアに向かって押しやられ、冷却液の液面がすり鉢状になる。これによって、複数のコイルの全てを冷却液に浸すことができ、また各コイルを全体的に冷却液に浸からせることができる。これによって、複数のコイルであって各コイル全体を効率よく冷却することができる。
また上記構成によれば、遠心力によってステータコアに向かって押しやられた冷却液は、ケースの内面に沿って上昇し、その後、すり鉢状の液面に沿って下降しながらロータに向かって流れる。そして、ロータ近辺に達すると再度遠心力によってケース内面の方へと押しやられる。このように冷却液をケースの内部空間で循環させることができ、循環させることによってケース内の冷却液が局所的に高温となることを抑制することができる。これにより、電気式回転機を効率よく冷却することができる。
本発明において、前記ケースの内部空間に封入される冷却液の液量は、前記ケースからの単位時間当たりの放熱量が、前記コイルから前記冷却液に伝達される単位時間当たりの伝熱量よりも大きく、且つ前記単位時間当たりの伝熱量が最大値又はそれに近い値となるように設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、ケースの内部空間に封入される冷却液の液量を、ケースからの単位時間当たりの放熱量がコイルから冷却液に伝達される単位時間当たりの伝熱量よりも大きくなるように設定することによって、コイルからの発生熱の全量を冷却液及びケースを介して外部に放出することができる。これにより、ケースの内部空間に熱が籠ることを抑制することができ、コイルを効率的に冷却することができる。更に、ケースからの単位時間当たりの放熱量が最大値となる量又はそれに近い値となるように冷却液の液量を設定することによって、コイルに対する冷却液の吸熱能力を最大限に引き出すことができ、コイルに対して大きな冷却効果を得ることができる。
この発明に係る電気式回転機において、電動機、発電機、又は発電機能を有する電動機とするとよい。
この電気式回転機は、電動機、発電機、又は発電機能を有する電動機に適用することができる。
この発明に係る電気式回転機において、建設機械の旋回用電動機とするとよい。
建設機械の旋回用電動機は、起動及び停止を繰り返すことが多く発熱量が大きいので、過熱防止のために有効である。
本発明によれば、コイルの冷却性能を向上させることができる。
この発明の一実施形態に係る電気式回転機の原理を示す縦断面図である。 図1に示す電気式回転機のケース内に封入されている冷却液の循環経路を示す縦断面図である。 図1に示す封入される冷却液の液量と冷却液への伝熱量及びケースからの放射熱量の関係を示す図である。 図1に示す電気式回転機が設けられている建設機械を示す側面図である。 従来のハイブリッドショベルに設けられている発電機能付き電動機を示す回路図である。
以下、本発明に係る電気式回転機の一実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。この電気式回転機11は、電動機、発電機、又は発電機能を有する電動機に適用することができる。そして、この電気式回転機11は、建設機械を含む各種機械、装置に使用することができるものであり、この実施形態では、図4に示す建設機械12の旋回用直立型電動機に適用した例を挙げて説明する。また、図4では、建設機械12として油圧ショベルを例に挙げているが、これ以外のクレーン等にも適用することができるし、この建設機械12は、油圧及び電気を使用するハイブリッド式であってもよいし、そうでなくてもよい。
図4に示す油圧ショベル(建設機械)12は、下部走行体13と、この下部走行体13上に旋回可能に搭載された上部旋回体14と、この上部旋回体14に取り付けられ、掘削作業等を行う掘削作業機15とを備えている。そして、この上部旋回体14に電気式回転機11が搭載され、この電気式回転機11は、図示しない蓄電装置に蓄電された電気によって駆動する。この電気式回転機11の駆動力によって上部旋回体14が旋回する。また、この上部旋回体14は、油圧モータ(図示せず)の駆動力によっても旋回するようになっている。
この電気式回転機11は、図1に示すように、例えば旋回用直立型の三相電動機であり、インバータによって回転速度が制御される。この電気式回転機11は、ロータ16と、ステータ17と、ケース18と、冷却液19とを備えている。
ロータ16は、回転軸16aを有し、この回転軸16aに円柱状のロータ本体16bが設けられている。そして、回転軸16aの両端部が軸受(図示せず)を介してケース18に回動自在に支持されている。そして、このロータ16の回転軸16aは、鉛直方向と略平行して配置されることによって、この電気式回転機11は、直立型電動機として使用される。また、ロータ16の周囲には、間隔を隔ててステータ17が配置されている。
ステータ17は、いわゆる固定子であり、薄い鋼板を積層したステータコア21と複数のコイル22とを有している。また、ステータコア21は、ヨーク部21aと複数のティース部21bとを有している。ヨーク部21aは、大略円筒状に形成され、ヨーク部21aの内周面には、複数のティース部21bが一体的に設けられている。各ティース部21bは、ヨーク部21aの内周面から半径方向内方に突出しており、上下方向に長尺に形成されている。ティース部21bは、ヨーク部21aの内周面において周方向に互いに等間隔をあけて配置されており、各ティース部21bには、電気絶縁性を有する電気絶縁シート23を介してコイル22が巻き付けられており、複数のコイル22の各々が周方向に互いに等間隔をあけて配置されている。
このように構成されているステータ17は、ケース18の内周面に固定して設けられている。ケース18の内周面は、ロータ16の回転軸16aを中心とする円筒状に形成されており、ケース18の内周面には、ステータコア21の外周面を沿わせてステータ17が配置されている。このように、ケース18の内側空間18aには、ロータ16及びステータ17が収容されており、更に所定量の冷却液19が封入されている。
冷却液19は、主たる熱源であるコイル22から発する発生熱を奪ってステータコア21及びケース18に熱を伝える熱媒体であり、コイル22の熱を間接的又は直接的にケース18に伝えてケース18から外部に放出させるようになっている。冷却液19は、ケース18の内側空間18aに封入されており、ロータ16及びステータ17の一部分(より詳細には、ロータ18及びコイル22の下端部分)が冷却液19に浸かっている。冷却液19としては、各種構成間の導通を防ぐために電気的に絶縁性能を有する絶縁油が用いられており、絶縁油の絶縁性能は、長期的に安定しているものが好ましい。また、冷却液19は、電気式回転機11の作動温度範囲で粘度の低いものが好ましい。これにより、冷却液19中に形成された気泡が液面19aに浮上し易くすると共に、液中に気泡が形成されることを抑制することができる。また、液面19aに浮上した気泡を消滅させ易くすることができる。これによって、気泡による冷却能力の低下を抑制することができる。また、冷却液19は、その絶縁油に消泡剤を添加して消泡性を有するようにしてもよく、消泡剤が添加された冷却液19によって上記と同様に、気泡による冷却能力の低下を抑制することができる。
次に、図2を参照しながら電気式回転機11における冷却液19の動きを説明する。電気式回転機11は、前述の通り旋回用直立型の三相電動機であり、ロータ16が回転することによってケース18の中冷却液19がロータ16を中心にして同方向に回転し、更に遠心力が付与される。そうすると、冷却液19がステータ17の方へと押しやられ、冷却液19の液面19aがすり鉢状に形成される。これにより、コイル22の各々が全体的に、本実施形態では、各コイル22の下端部から上端部までの全体に亘って冷却液19に浸かり、コイル22全体からコイル22の熱を冷却液19に伝達させることができる。それ故、コイル22全体を効果的に冷却することができる。
また、冷却液19は、ロータ16の回転によってケース18の内側空間18aで循環している。即ち、冷却液19は、ロータ16近辺においてロータ16からステータ17の方へと押しやられるように流れ、更にステータコア21のヨーク部21aとティース部21bの間の空間をコイル22に沿って上方に流れる。また、冷却液19は、上方に流れると共にステータコア21の隙間に入り、その隙間を通ってケース18の内周面に到達する。これにより、冷却液19は、ケース18の内周面との接触面積を拡大していく。その後、液面19aに達すると液面19aに沿って降りながらロータ16に向かって流れる。ロータ16まで戻ると、冷却液19は、再びロータ16によってステータ17の方へと押しやられる。このように内側空間18aを循環する冷却液19は、コイル22から熱を奪い、更に奪った熱を直接ケース19に受渡し又はステータコア21を介して間接的にケース18に受け渡し、ケース18を介して外部に放出させる。これにより、コイル22とステータコア21との間に電気絶縁シート23が介在していても、コイル22の熱が冷却液19及びケース18を介して外部に放出させることができ、コイル22を効率的に冷却することができる。また、この冷却液19を循環させることによって、ロータ16やステータコア21からも熱を奪わせ、この熱もケース18を介して外部に放出させることができる。このように、各々の構成16,21,22から熱を奪ってケース18を介して外部に放出させることができ、電気式回転機11全体を効率的に冷却することができる。また、冷却液19を循環させることによって、内側空間18aの冷却液19が局所的に高温となることを抑制することができ、電気式回転機を効率よく冷却することができる。
このように構成される電気式回転機11によれば、冷却液19の配管や通路を発熱部に接近させて設ける必要がなく、安価でコンパクトな電気式回転機11を製造することができる。また、冷却液19がケース18の内側空間18aに封入されているので、冷却液19が電気式回転機11の外部から加熱されることがない。それ故、電気式回転機11において安定した冷却特性を実現することができる。
このように構成されている電気式回転機11では、コイル22から冷却液19に伝達される単位時間当たりの熱量及びケース18から外部に放出される単位時間当たりの熱量が内側空間18aに封入される冷却液19の液量に応じて変化するようになっている。以下では、図3を参照しながら、電気式回転機11における冷却液19の液量V(m)、コイル22から冷却液19に伝達される単位時間あたりの熱量Q(W)、及びケース18から外部に放出される単位時間当たりの熱量R(W)の関係を説明する。
コイル22からケース18に封入される冷却液19の液量V(m)に対する単位時間当たりの熱量Qの変化は、所定の液量V1のときに最大伝熱量QMAXとなる放物線を描いており、冷却液19の液量が所定の液量V1より多くても少なくても、コイル22から冷却液19に伝わる単位時間当たりの熱量Qが小さくなっている。ここで、コイル22から冷却液19に伝わる単位時間当たりの熱量Qの冷却液19の液量Vに対する変化が放物線を描き、液量VがV1よりも少なくなると前記伝熱量Qが小さくなるのは、冷却液19に接触するコイル22の表面積が小さくなるからである。また、液量VがV1よりも多くなると、冷却液19が撹拌されることによって発生する熱によってコイル22から冷却液19に伝わる熱量が少なくなるからである。
また、単位時間当たりの放射熱量Rは、例えば電気式回転機11の運転によりコイル22に流れる電流によってコイル22等で発生する熱、及び冷却液19がロータ16によって撹拌されることによって発生する熱等、ケース18内で発生する熱に関して、ケース18を介して外部に放出される単位時間当たりの熱量である。冷却液19の液量Vが多くなるにつれてロータ16の冷却液19に接触する面積が大きくなるので、単位時間当たりの放射熱量Rは、ケース18の中の冷却液19の液量Vに比例して増加する。
このような特性を有する単位時間当たりの伝熱量Q及び放熱量Rは、冷却液19の液量Vが少ない状態(液量V2未満)において単位時間当たりの伝熱量Qが単位時間当たりの放熱量Rを上回る。そうすると、コイル22で発生した熱に対してケース19外へと放出可能な熱量が小さくなり、コイル22が過熱して運転を継続することが困難になる場合がある。それ故、電気式回転機11では、単位時間当たりの熱量Qが単位時間当たりの放射熱量Rよりも小さくなるように冷却液19の液量Vが設定される、即ち冷却液19の液量VがV2以上になるように設定されることが好ましい。また、電気式回転機11では、より多くの熱をコイル22から奪うために単位時間当たりの伝熱量Qが最大値QMAX又はそれに近い値(即ち、最大伝熱量QMAXの近辺の範囲)になるように冷却液19の液量が設定される、即ち冷却液19の液量VがV3以上V4以下の設定範囲で設定される。なお、液量V3及びV4は、前述する液量V2より大きい液量である。
このように、ケース18の中の冷却液19の液量Vは、単位時間当たりの伝熱量Qが単位時間当たりの放射熱量Rよりも小さくなるときの量に設定することによって、コイル22を効率的に冷却することが可能となる。また、
このように構成される電気式回転機11は、例えば電動式ショベルを含む建設機械12の旋回用電動機として採用することができる。旋回用電動機は、起動及び停止を繰り返すことが多く発熱量が大きいが、当該電気式回転機11を採用することによって、効果的に冷却することができ、過熱の防止を図ることができる。
ただし、上記実施形態では、電気式回転機11を電動機に適用したが、これに代えて、発電機、又は発電機能を有する電動機に適用することができる。
11 電気式回転機
12 建設機械
13 下部走行体
14 上部旋回体
15 掘削作業機
16 ロータ
16a 回転軸
16b ロータ本体
17 ステータ
18 ケース
18a 内部空間
19 冷却液
21 ステータコア
22 コイル

Claims (5)

  1. 内部空間を有するケースと、
    前記ケースの内部空間に収容され、且つ回転可能に前記ケースに支持されているロータと、
    前記ケースの内部空間に収容され、且つ前記ロータの周囲に間隔を隔てて前記ケースに設けられているステータコアと、
    周方向に互いに間隔をあけて前記ステータコアに巻き付けられている複数のコイルと、
    前記ロータ及びコイルの一部分が浸かる状態となるように前記ケースの内側空間に封入されている冷却液とを備えていることを特徴とする電気式回転機。
  2. 前記ロータの回転軸が鉛直方向と略平行して配置される直立型であることを特徴とする請求項1記載の電気式回転機。
  3. 前記ケースの内部空間に封入される冷却液の液量は、前記ケースからの単位時間当たりの放熱量が、前記コイルから前記冷却液に伝達される単位時間当たりの伝熱量よりも大きく、且つ前記単位時間当たりの伝熱量が最大値又はそれに近い値となるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気式回転機。
  4. 電動機、発電機、又は発電機能を有する電動機であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気式回転機。
  5. 建設機械の旋回用電動機であることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気式回転機。
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