JP2016170987A - 照明装置、および、照明装置の動作方法 - Google Patents

照明装置、および、照明装置の動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に、広範な通信ネットワークを介して通信を行うことができる照明装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係る照明装置111は、空間を照らすための照明装置であって、記録媒体220に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された記録媒体220における識別情報を用いて無線通信を行う通信部210を備える照明装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、空間を照らすための照明装置等に関する。
従来、照明器具またはランプ等のような照明装置が通信を行う場合がある。例えば、特許文献1に記載の照明器具は、通信を行う照明装置の例である。
具体的には、特許文献1に記載の照明器具は、送信器としてのリモコン装置からの無線信号を受信し、受信した信号に応じて光源部を制御するように構成されている。リモコン装置は、押圧状態となったことによって第1の信号を送信し、押圧状態が解除されたことによって第2の信号を送信する。これにより、無線によって照明器具の点消灯制御および調光制御が行われる。
特開2011−216314号公報
しかしながら、照明装置がインターネットのような広範な通信ネットワークを介して通信を行うことが困難な場合がある。具体的には、このような広範な通信ネットワークを介して通信を行うための設備を準備し、その設備の設定を行うことが困難な場合がある。そのため、照明装置が他の装置と通信することが困難な場合がある。
そこで、本発明は、容易に、広範な通信ネットワークを介して通信を行うことができる照明装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明装置は、空間を照らすための照明装置であって、記録媒体に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された前記記録媒体における前記識別情報を用いて無線通信を行う通信部を備える。
また、本発明の一態様に係る照明装置の動作方法は、空間を照らすための照明装置が行う、照明装置の動作方法であって、記録媒体に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された前記記録媒体における前記識別情報を用いて、無線通信を行う。
本発明の一態様に係る照明装置等は、容易に、広範な通信ネットワークを介して通信を行うことができる。
本発明の実施の形態における通信システムを示す模式図 本発明の実施の形態における照明装置の基本的な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における照明装置の具体的な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における照明装置を示す外観図 本発明の実施の形態における他の照明装置の具体的な構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における照明装置の第1動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における照明装置の第2動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における照明装置の第3動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における照明装置の第4動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態における通信システムの第1動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態における通信システムの第2動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態における通信システムの第3動作例を示すシーケンス図 本発明の実施の形態における照明装置の第1変形例を示す外観図 本発明の実施の形態における照明装置の第2変形例を示す外観図 本発明の実施の形態における照明装置の第3変形例を示す外観図 本発明の実施の形態における通信システムの変形例を示す外観図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、動作の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素は、任意の構成要素として説明される。
また、以下の説明における構成要素等に対して、表現上、第1、第2および第3などの序数が、付け加えられてもよいし、付け替えられてもよいし、取り除かれてもよい。また、以下の説明では、無線通信の技術が利用される通信を無線通信と呼ぶ。すなわち、部分的に有線通信が利用される場合であっても、無線通信を含み、無線通信の技術が利用される通信は、無線通信として記載される場合がある。また、照明装置は、空間を照らす機能を主機能として有する装置である。
(実施の形態)
上述した通り、従来、照明装置がインターネットのような広範な通信ネットワークを介して通信を行うことが困難な場合がある。具体的には、このような広範な通信ネットワークを介して通信を行うための設備を準備し、その設備の設定を行うことが困難な場合がある。そのため、照明装置が他の装置と通信することが困難な場合がある。
また、従来、照明装置は、空間を照らすだけではなく、人感センサー等のセンサーを備える場合がある。しかし、照明装置が備えるセンサーで得られた情報は、その照明装置での利用に留まり、十分に活用されていない。
また、従来、照明装置は、人がいる場所に設置されているが、その場所を照らすこと以外の価値をあまり提供していない。一方で、その場所において通信ネットワークを利用することが可能な環境が構築されておらず、その場所にいる人が携帯端末またはウェアラブル端末を有していても通信ネットワークを利用することができない場合がある。
本実施の形態における照明装置は、容易に、広範な通信ネットワークを介して通信を行うことができる。これにより、照明装置は、様々な情報システムのための基盤を提供することができる。また、照明のための電源設備を通信にも利用することで、通信のための環境を容易に構築することが可能である。
以下において、まず、図1〜5を用いて、本実施の形態における照明装置、および、本実施の形態における照明装置を含む通信システムなどの構成を説明する。
図1は、本実施の形態における照明装置を含む通信システムを示す模式図である。図1には、照明装置111〜114、基地局101、通信ネットワーク102、サーバ装置103、施設104、リモコン(リモートコントローラ)121、テレビ(テレビジョン受像機)122、および、エアコン(エアーコンディショナ)123が示されている。
例えば、通信システム110は、照明装置111〜114、基地局101、サーバ装置103、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123を含む。あるいは、通信システム110は、これらの構成要素のうちの一部を含んでもよい。また、基地局101、通信ネットワーク102、および、サーバ装置103は、施設104の外部に配置されており、照明装置111〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123は、施設104の内部に配置されている。
基地局101は、通信ネットワーク102に接続された設備であり、かつ、携帯電話またはスマートフォン等と無線通信を行う設備である。すなわち、基地局101は、通信ネットワーク102と携帯電話等との間において通信の中継を行う。基地局101は、携帯電話またはスマートフォン等が、無線LAN(Local Area Network)でアクセス可能な範囲を超えて、音声またはデータの通信を行う場合に利用される。
例えば、携帯電話またはスマートフォン等は、遠隔地の通信装置等と音声またはデータの通信を行う場合、基地局101に無線によってアクセスする。そして、携帯電話等は、基地局101および通信ネットワーク102を介して、遠隔地の通信装置等と通信を行う。
また、携帯電話等が、基地局101および通信ネットワーク102を介して、遠隔地の通信装置等と通信を行う際、無線通信用の固有の識別情報が割り当てられ記録された記録媒体が利用される。具体的には、SIM(Subscriber Identity Module)カードと呼ばれるIC(Integrated Circuit)カードが利用される。
また、本実施の形態における識別情報は、記録媒体に固有の識別情報である。すなわち、識別情報は、記録媒体毎に異なる。また、識別情報は、上記の通り記録媒体に割り当てられる。したがって、識別情報は、通信部に割り当てられるアドレスとは異なっていてもよい。そして、識別情報によって、記録媒体、および、記録媒体が取り付けられた携帯電話等が、一意に識別される。
具体的には、識別情報は、利用者に一意に付与されるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)を含んでもよい。また、識別情報は、ICカードに一意に付与されるICCID(Integrated Circuit Card Identifier)を含んでもよい。また、識別情報は、電話番号であるMSISDN(Mobile Station International Subscriber Directory Number)を含んでもよい。
例えば、携帯電話等が基地局101および通信ネットワーク102を介して遠隔地の通信装置等と通信を行う際、携帯電話等に取り付けられたSIMカードに記録された識別情報が確認される。具体的には、基地局101、あるいは、基地局101に接続された管理装置が、SIMカードに記録された識別情報を携帯電話等から受信し、受信した識別情報に従って、通信の許否を決定する。
より具体的には、受信した識別情報と契約者の識別情報とが照合される。そして、これらの識別情報が一致する場合、通信が許容され、これらの識別情報が一致しない場合、通信が拒否される。すなわち、携帯電話等は、SIMカードに記録された識別情報を基地局101へ送信し、認証を受けることにより、基地局101および通信ネットワーク102を介して遠隔地の通信装置等と通信を行うことができる。
なお、上記の説明では携帯電話等が用いられているが、本実施の形態では照明装置111が携帯電話等と同様に用いられる。
通信ネットワーク102は、通信を行うためのネットワークである。通信ネットワーク102は、音声の通信(通話)を行うためのネットワークを含んでもよいし、音声以外のデータの通信を行うためのネットワークを含んでもよい。また、通信ネットワーク102は、インターネットを含んでもよい。通信ネットワーク102は、基本的には、有線のネットワークである。
サーバ装置103は、通信ネットワーク102に接続された通信装置であって、通信ネットワーク102を介して通信可能な通信装置である。例えば、サーバ装置103は、基地局101および通信ネットワーク102を介して、情報を受信したり、情報を送信したりする。
より具体的な例として、サーバ装置103は、デマンドレスポンスのための動作を行う。すなわち、サーバ装置103は、電力の需要に対する供給に余裕がなくなった場合、通信ネットワーク102および基地局101を介して、電力の消費を抑制するための指令情報を照明装置111に送信する。これにより、サーバ装置103は、電力消費の抑制を促し、需給のバランスを調整することができる。
また、別の具体例として、サーバ装置103は、照明装置111で検出された情報を照明装置111から基地局101および通信ネットワーク102を介して受信する。サーバ装置103は、受信した情報が施設104における異常を示す場合、防災事業者または防犯事業者などへ異常を通報する。これにより、サーバ装置103は、施設104における安全な環境の維持に貢献することができる。
施設104は、需要者の家などである。施設104は、商用の事務所などでもよいし、その他の建物でもよい。
照明装置111は、空間を照らすための照明装置であり、空間を照らす機能を主機能として有する。具体的には、照明装置111は、施設104における部屋を光で照らす。すなわち、照明装置111は、空間を照らすための明るさを提供する。
例えば、照明装置111は、100ルーメン以上の明るさを提供することにより、人が周辺の状況を認識することが可能な明るさを提供する。なお、100ルーメン以上の明るさは、明るさの例であって、照明装置111が提供する明るさは、100ルーメン以上の明るさに限られない。
また、照明装置111は、携帯電話等と同様に、無線通信用の記録媒体を利用して、基地局101および通信ネットワーク102を介して、サーバ装置103にアクセスし、サーバ装置103と通信する。
具体的には、照明装置111は、通信ネットワーク102を介して通信を行う際、第3世代移動通信システム(3G)または第4世代移動通信システム(4G)等のような移動通信システムで利用される通信規格を利用する。より具体的には、照明装置111は、IMT−2000またはIMT−Advanced等を通信規格として利用する。
なお、IMT−2000は、International Mobile Telecommunications−2000とも表現される。また、IMT−Advancedは、International Mobile Telecommunications−Advancedとも表現される。
また、照明装置111は、無線LANで、他の照明装置112〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123と通信する。
例えば、無線LANには、通信規格として、IEEE802.11、より具体的には、Wi−Fi(登録商標)が用いられる。照明装置111は、その他の通信規格に基づいて、他の照明装置112〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123と通信してもよい。例えば、通信規格として、IEEE802.15.1、より具体的には、Bluetooth(登録商標)が用いられてもよい。また、照明装置111とリモコン121との間の通信には、赤外線通信が用いられてもよい。
照明装置111は、他の照明装置112〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123と通信することにより、これらの間の通信を中継する中継装置の役割を果たしてもよい。また、照明装置111は、照明装置111〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123が相互に通信を行うための通信環境を構築してもよい。このような通信環境は、ホームネットワークとも呼ばれる。
さらに、照明装置111は、他の照明装置112〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123のそれぞれと、サーバ装置103との間の通信を中継してもよい。すなわち、照明装置111は、ホームゲートウェイとして動作してもよい。
他の照明装置112〜114は、照明装置111と同様に、空間を照らすための照明装置であり、空間を照らす機能を主機能として有する。具体的には、他の照明装置112〜114のそれぞれは、施設104における部屋を光で照らす。また、他の照明装置112〜114は、無線LANで、照明装置111と通信する。さらに、他の照明装置112〜114のそれぞれは、無線LANで、施設104内の他の装置と通信してもよい。
また、他の照明装置112〜114は、無線通信用の記録媒体を直接利用するための構造を有していない。したがって、他の照明装置112〜114は、照明装置111を介して、通信ネットワーク102等にアクセスする。
リモコン121は、照明装置111の動作を制御するためのリモコンである。具体的には、リモコン121は、無線LANで、照明装置111と通信する。そして、リモコン121は、照明装置111を動作させる。例えば、リモコン121は、照明装置111の点灯または消灯を行ってもよいし、調光を行ってもよいし、調色を行ってもよい。さらに、リモコン121は、照明装置111と基地局101との間の無線通信を開始させてもよいし、停止させてもよい。
リモコン121は、赤外線通信によって、照明装置111の動作を制御してもよい。この場合、リモコン121は、照明装置111に対して無線LANの通信を有効または無効に切り替えてもよい。そして、リモコン121は、照明装置111に対して、照明の動作、基地局101との通信の動作、および、無線LANの通信の動作をそれぞれ独立して制御してもよい。
テレビ122およびエアコン123は、それぞれ、施設104に設置された家電である。テレビ122およびエアコン123は、それぞれ、無線LANで、照明装置111と通信する。さらに、テレビ122およびエアコン123のそれぞれは、無線LANで、施設104内の他の装置と通信してもよい。
図2は、図1に示された照明装置111の基本的な構成を示すブロック図である。図2に示された照明装置111は、通信部210を備える。通信部210は、例えば、無線通信のためのアンテナを含み、記録媒体220を利用して無線通信を行う。記録媒体220は、上記において説明された記録媒体であって、無線通信用の固有の識別情報が記録された記録媒体である。例えば、記録媒体220は、SIMカードと呼ばれるICカードである。
通信部210は、無線通信を行うための追加の設定が新たに行われなくても、携帯電話等と同様に、無線通信用の記録媒体220を利用することにより、基地局101にアクセスすることができる。そして、通信部210は、基地局101および通信ネットワーク102を介して、サーバ装置103と通信することができる。すなわち、照明装置111は、上記の構成を備えることにより、容易に、広範な通信ネットワーク102を介して通信を行うことができる。
図3は、図2に示された照明装置111の具体的な構成を示すブロック図である。図3には、図2に示された照明装置111に対して、それぞれ任意に追加可能な複数の構成要素が示されている。具体的には、図3に示された照明装置111は、充放電部201、電池202、切り替え部203、制御部204、検出部205、取り付け部206、照明部207、および、通信部210を備える。そして、通信部210は、エリア外通信部211、および、エリア内通信部212を備える。
また、図3には、電源300、通信装置(第1通信装置)301、通信装置(第2通信装置)302、および、記録媒体220が示されている。
充放電部201は、電池202を充電または放電させる構成部である。具体的には、充放電部201は、電源300から供給される電力を電池202に供給することにより、電池202を充電させる。また、充放電部201は、照明部207等に電力を供給するため、電池202を放電させる。充放電部201は、制御部204が行う制御等に従って、電池202を充電させる動作と、電池202を放電させる動作とを適応的に切り替えてもよい。
電池202は、照明部207等に電力を供給するための電池である。例えば、電池202は、照明部207および通信部210等が稼動するための共通の電源として用いられる。また、本実施の形態では、電池202は、充放電可能な二次電池として示されている。しかし、電池202は、放電のみが可能な一次電池でもよい。この場合、充放電部201は、照明装置111に含まれなくてもよい。
また、電池202は、例えば、30分以上、照明部207および通信部210等を動作させることが可能なエネルギー容量を有する。これにより、電池202は、30分以上、照明部207および通信部210等に電力を供給することができるため、電力需要が大きい時間帯におけるピークカットに電池202を利用することが可能である。また、電池202は、電源300の停電時に利用されてもよい。これにより、電源300の停電時においても、照明および通信が可能になる。
切り替え部203は、通信部210および照明部207等に電力を供給する共通の電源を外部の電源300と内部の電池202との間で切り替えるスイッチである。例えば、切り替え部203は、制御部204が行う制御に従って、共通の電源を電源300と電池202との間で切り替える。
具体的には、ピークカットが行われる場合、または、外部の電源300について停電が発生した場合、充放電部201は、電池202を放電させる。そして、切り替え部203は、外部の電源300から内部の電池202へ共通の電源を切り替える。これにより、通信部210および照明部207等へ電池202から電力が供給される。
制御部204は、照明装置111が備える各構成要素の動作を制御するコントローラである。すなわち、制御部204は、照明装置111の各構成要素を動作させる。例えば、制御部204は、切り替え部203、通信部210および照明部207の動作を制御する。さらに、制御部204は、充放電部201、検出部205および取り付け部206の動作を制御してもよい。
検出部205は、情報を検出する構成部である。検出部205は、情報を検出するセンサーでもよい。あるいは、検出部205は、センサーから情報を取得することにより、情報を検出してもよい。また、検出部205は、通信装置302から通信部210を介して情報を取得することにより、情報を検出してもよい。
取り付け部206は、記録媒体220を取り付けるための構成部である。例えば、記録媒体220は、取り付け部206に対して、取り外し可能に取り付けられる。取り付け部206は、記録媒体220に記憶された識別情報の読み取りを行う読み取り部を含んでもよい。このような読み取り部は、制御部204、通信部210またはエリア外通信部211に含まれてもよい。また、記録媒体220が照明装置111に内蔵されている場合、照明装置111は取り付け部206を備えていなくてもよい。
照明部207は、空間を照らす構成部である。例えば、照明部207は、LED(発光ダイオード)、蛍光灯または白熱灯などの光源を含む。また、照明部207は、制御部204が行う制御に従って、光源の点灯または消灯を行う。さらに、照明部207は、制御部204が行う制御に従って、光源の調光を行ってもよいし、光源の調色を行ってもよい。
エリア外通信部211は、取り付け部206に取り付けられた記録媒体220に記録された識別情報を用いて、無線通信を行う構成部である。具体的には、エリア外通信部211は、基地局101および通信ネットワーク102を介して、施設104の外部の通信装置である通信装置301と通信する。その際、エリア外通信部211は、記録媒体220に記録された識別情報を用いて、認証を得る。これにより、基地局101および通信ネットワーク102を介した通信が許容される。
エリア内通信部212は、記録媒体220に記録された識別情報を用いずに、無線通信を行う構成部である。例えば、エリア内通信部212は、無線LANで、施設104の内部の通信装置である通信装置302と通信する。
電源300は、照明装置111の外部の電源である。例えば、電源300は、電力会社が所有する商用の電力系統である。電源300は、照明装置111に対して、電力を供給する。照明装置111の照明部207および通信部210等は、電源300を共通の電源として利用することができる。また、電源300から照明装置111への給電と非給電とは、図示しないスイッチなどによって切り替え可能でもよい。
また、電源300は、他の照明装置112〜114、テレビ122、および、エアコン123等に対しても、電力を供給する。
通信装置301は、施設104の外部の通信装置であり、例えば、サーバ装置103である。通信装置301は、通信ネットワーク102および基地局101を介して、照明装置111と通信する。通信装置301は、他の記録媒体に記録された他の識別情報を用いて、無線で基地局101または他の基地局にアクセスし、通信ネットワーク102を介して照明装置111と通信してもよい。例えば、通信装置301は、携帯電話またはスマートフォン等でもよい。以下、通信装置301をエリア外の通信装置と呼ぶ場合がある。
通信装置302は、施設104内の通信装置であり、例えば、他の照明装置111〜114、リモコン121、テレビ122、および、エアコン123のいずれかである。通信装置302は、無線LANで、照明装置111と通信する。以下、通信装置302をエリア内の通信装置と呼ぶ場合がある。
図4は、図3に示された照明装置111を示す外観図である。図4に示された照明装置111では、引っ掛け部分の付近に取り付け部206が設けられている。記録媒体220は、取り付け部206に挿入されることにより取り付けられる。照明装置111は、取り付け部206に挿入されることにより取り付けられた記録媒体220を利用して無線通信を行う。
取り付け部206は、図4の例に限られず、その他の位置に設けられてもよい。例えば、光源の付近に設けられてもよい。また、記録媒体220は、取り付け部206への挿入に限らず、取り付け部206に載置されることによって取り付けられてもよい。
また、図1および図4等に示された照明装置111は、光源が天井から吊り下げられるペンダントライトであるが、照明装置111は、光源が天井の付近に固定されるシーリングライトでもよい。あるいは、照明装置111は、スタンドライト(電気スタンド)でもよい。
図5は、図1に示された他の照明装置112の具体的な構成を示すブロック図である。図5に示された照明装置112は、充放電部401、電池402、切り替え部403、制御部404、検出部405、照明部407、通信部410、および、エリア内通信部412を備える。これらの構成要素は、図3に示された充放電部201、電池202、切り替え部203、制御部204、検出部205、照明部207、通信部210、および、エリア内通信部212に相当する。
照明装置112は、図3に示された照明装置111と比較して、取り付け部206およびエリア外通信部211に相当する構成要素を有していない。そのため、照明装置112は、直接、基地局101にアクセスすることが可能な構成要素を有していない。すなわち、照明装置112は、直接、エリア外の通信装置301と通信することが可能な構成要素を有していない。
一方で、照明装置112は、無線LANで、照明装置111、および、エリア内のその他の通信装置302と通信することができる。そして、例えば、照明装置111が、照明装置112と、エリア外の通信装置301との通信を中継することにより、照明装置112は、照明装置111を介して、エリア外の通信装置301と通信することができる。
次に、図6〜12を用いて、図1等に示された照明装置111、および、照明装置111を含む通信システム110の動作を説明する。
図6は、図1等に示された照明装置111の第1動作例を示すフローチャートである。まず、照明装置111の照明部207は、リモコン121からの指示に基づいて、照明の動作を行う(S101)。すなわち、照明部207は、空間を照らす。具体的には、エリア内通信部212は、リモコン121から照明を稼動させるための信号を受け、制御部204は、エリア内通信部212が受けた信号に従って、照明部207を稼動させる。これにより、照明部207は、空間を照らす。
なお、空間を照らす動作は、図6に示されたタイミングに限らず、別のタイミングに行われてもよい。例えば、照明部207は、リモコン121等から指示を受けた任意のタイミングで、空間を照らす。また、例えば、照明部207は、指示を受けなければ、空間を照らさなくてもよい。すなわち、この処理は、省略されてもよい。
次に、記録媒体220が照明装置111の取り付け部206に取り付けられる(S102)。なお、既に記録媒体220が取り付けられている場合、この処理は省略される。例えば、前回の通信時から記録媒体220が取り付け部206に取り付けられた状態のままである場合、この処理は省略される。
次に、照明装置111のエリア外通信部211は、取り付け部206に取り付けられた記録媒体220に記録された識別情報を用いて、エリア外の通信装置301と無線通信を行う(S103)。
照明装置111は、上記の動作によって、容易に、広範な通信ネットワーク102を介して通信を行うことができる。また、基本的に、照明部207および通信部210は、電源300または電池202を共通の電源として用いて稼動する。したがって、電源設備の増加が抑制される。また、通信のための電力消費は、照明のための電力消費に比べて小さいと想定される。したがって、照明のための電源300または電池202が通信に用いられることで生じる弊害は小さいと想定される。
照明装置111は、広範な通信ネットワーク102を介して通信装置301と通信を行うことにより、様々な役割を果たすことができる。図7〜9のそれぞれは、その具体例を照明装置111の動作例として示す。
図7は、図1等に示された照明装置111の第2動作例を示すフローチャートである。例えば、図6の例と同様に、照明装置111のエリア外通信部211は、記録媒体220に記録された識別情報を用いて、エリア外の通信装置301と無線通信を行う(S201)。また、照明装置111のエリア内通信部212は、記録媒体220に記録された識別情報を用いずに、エリア内の通信装置302と無線通信を行う(S202)。
例えば、照明装置111の通信部210は、記録媒体220を利用する無線通信によって、エリア外の通信装置301から信号を受信し、記録媒体220を利用しない無線通信によって、エリア内の通信装置302へ受信した信号を送信する。また、例えば、照明装置111の通信部210は、記録媒体220を利用しない無線通信によって、エリア内の通信装置302から信号を受信し、記録媒体220を利用する無線通信によって、エリア外の通信装置301へ受信した信号を送信する。
これにより、照明装置111の通信部210は、エリア外の通信装置301とエリア内の通信装置302との間の無線通信を中継する。
図8は、図1等に示された照明装置111の第3動作例を示すフローチャートである。例えば、照明装置111のエリア外通信部211は、記録媒体220を用いる無線通信によって、エリア外の通信装置301から消費電力を抑制するための指令情報を受信する場合がある。そこで、照明装置111の制御部204は、エリア外通信部211がエリア外の通信装置301から消費電力を抑制するための指令情報を受信したか否かを判定する(S301)。
照明装置111のエリア外通信部211がエリア外の通信装置301から消費電力を抑制するための指令情報を受信した場合(S301でYes)、制御部204は外部の電源300から電池202へ共通の電源を切り替える(S302)。より具体的には、制御部204が行う制御に従って、切り替え部203は、外部の電源300から電池202へ共通の電源を切り替える。これにより、照明装置111において、外部の電源300から供給される電力の消費が抑制される。
また、照明装置111のエリア外通信部211がエリア外の通信装置301から消費電力を抑制するための指令情報を受信した場合(S301でYes)、さらに、エリア内通信部212は、エリア内の通信装置302へ、その指令情報を送信する(S303)。
例えば、照明装置111のエリア内通信部212は、他の照明装置112へ、消費電力を抑制するための指令情報を送信する。照明装置112のエリア内通信部412は、照明装置111から送信された指令情報を受信する。そして、他の照明装置112の切り替え部403は、照明装置111の切り替え部203と同様に、外部の電源300から照明装置112の電池402へ共通の電源を切り替える。これにより、他の照明装置112において、外部の電源300から供給される電力の消費が抑制される。
また、例えば、照明装置111のエリア内通信部212は、エアコン123へ、消費電力を抑制するための指令情報を送信する。エアコン123は、照明装置111から送信された指令情報を受信し、通常モードよりも消費電力が小さい省電力モードで動作する。これにより、エアコン123において、電源300から供給される電力の消費が抑制される。
照明装置111は、上記の動作を行うことにより、自装置において、電源300から供給される電力の消費を抑制し、かつ、他の装置に対して、電源300から供給される電力の消費の抑制を促進することができる。
図9は、図1等に示された照明装置111の第4動作例を示すフローチャートである。図9の例において、まず、照明装置111の検出部205は、情報を検出する(S401)。例えば、検出部205は、センサーとして動作し、情報を検出してもよい。また、検出部205は、センサーから情報を取得することにより、情報を検出してもよい。また、検出部205は、エリア内の通信装置302から通信部210を介して情報を取得することにより、情報を検出してもよい。
次に、照明装置111のエリア外通信部211は、記録媒体220に記録された識別情報を用いてエリア外の通信装置301と無線で通信することにより、検出部205で検出された情報をエリア外の通信装置301へ送信する(S402)。これにより、照明装置111で検出された情報が、エリア外の通信装置301において利用される。
例えば、照明装置111の検出部205は、温度、湿度、PM2.5、または、放射線等の環境情報を検出し、エリア外通信部211は、環境情報を送信してもよい。これにより、エリア外の通信装置301は、環境情報の傾向などを分析することができる。そして、エリア外の通信装置301は、分析結果に基づいて、照明装置111を介して、施設104におけるエアコン123等を動作させてもよい。
また、照明装置111の検出部205は、施設104内の人が装着しているウェアラブル端末から情報を取得することにより、情報を検出してもよい。そして、エリア外通信部211は、その情報を送信してもよい。より具体的には、検出部205は、人が装着しているウェアラブル端末から人の健康情報を検出してもよい。そして、エリア外通信部211は、エリア外の通信装置301へ健康情報を送信してもよい。これにより、エリア外の通信装置301は、人の健康情報を管理することができる。
また、照明装置111の検出部205は、イメージセンサーによって画像情報を検出してもよい。具体的には、検出部205は、セキュリティカメラによって画像情報を取得してもよい。そして、エリア外通信部211は、エリア外の通信装置301へ画像情報を送信してもよい。これにより、エリア外の通信装置301によって、施設104の内部の状態等を視覚的に確認することが可能である。このような通信システム110は、介護システムまたは見守りシステムなどに利用可能である。
また、上記のイメージセンサーまたはセキュリティカメラとして赤外線カメラが用いられてもよい。
また、照明装置111の検出部205は、マイクによって音声情報を検出してもよい。そして、エリア外通信部211は、エリア外の通信装置301へ音声情報を送信してもよい。具体的には、施設104における人の音声情報が検出され、エリア外の通信装置301へ送信されてもよい。これにより、エリア外の通信装置301によって、施設104の内部の状況を的確に把握することが可能である。
次に、図10〜12を用いて、照明装置111を含む通信システム110の動作を説明する。なお、図10は、図6および図7を用いて照明装置111について説明された動作に対する通信システム110の動作を示す。図11は、図8を用いて照明装置111について説明された動作に対する通信システム110の動作を示す。図12は、図9を用いて照明装置111について説明された動作に対する通信システム110の動作を示す。以下、順に説明する。
図10は、図1に示された通信システム110の第1動作例を示すシーケンス図である。図10の通り、照明装置111は、照明を行う(S501)。すなわち、照明装置111は、空間を照らす。上述した通り、この処理は、このタイミングに限らず、別のタイミングで行われてもよいし、省略されてもよい。そして、照明装置111に対して、記録媒体220が取り付けられる(S502)。上述した通り、この処理は省略されてもよい。
そして、照明装置111は、記録媒体220に記録された識別情報を用いて、エリア外の通信装置301と無線通信を行う(S503)。また、照明装置111は、記録媒体220に記録された識別情報を用いずに、エリア内の通信装置302と無線通信を行う(S504)。これにより、照明装置111は、エリア外の通信装置301とエリア内の通信装置302との間の無線通信を中継する。
図11は、図1に示された通信システム110の第2動作例を示すシーケンス図である。図11の例では、照明装置111は、記録媒体220に記録された識別情報を用いてエリア外の通信装置301と無線通信を行うことにより、消費電力を抑制するための指令情報をエリア外の通信装置301から受信する(S601)。すなわち、エリア外の通信装置301は、消費電力を抑制するための指令情報を送信し、照明装置111は、送信された指令情報を受信する。
次に、照明装置111は、指令情報に従って、外部の電源300から内部の電池202へ照明装置111の共通の電源を切り替える(S602)。また、照明装置111は、指令情報をエリア内の通信装置302へ送信する(S603)。これにより、照明装置111は、外部の電源300から供給される電力の消費を抑制する。
図12は、図1に示された通信システム110の第3動作例を示すシーケンス図である。図12の例では、照明装置111は、センサー等によって情報を検出する(S701)。照明装置111は、エリア内の通信装置302から情報を取得することにより、情報を検出してもよい。あるいは、照明装置111は、照明装置111が備えるセンサーによって情報を検出してもよい。
次に、照明装置111は、記録媒体220に記録された識別情報を用いてエリア外の通信装置301と無線通信を行い、検出された情報(検出情報)をエリア外の通信装置301へ送信する(S702)。
これにより、照明装置111で検出された情報が、エリア外の通信装置301において利用される。
次に、図1等に示された照明装置111の変形例、および、図1等に示された通信システム110の変形例を示す。
図13は、図1等に示された照明装置111の第1変形例を示す外観図である。図13の例では、スタンドライトの土台部分に取り付け部206が設けられている。記録媒体220は、取り付け部206に挿入されることにより取り付けられる。取り付け部206は、図13の例に限られず、その他の位置に設けられてもよい。例えば、光源の付近に設けられてもよい。
図14は、図1等に示された照明装置111の第2変形例を示す外観図である。図14の例では、照明装置111の照明部207内に取り付け部206が設けられている。より具体的には、ランプ内に取り付け部206が設けられている。そして、記録媒体220は、ランプ内の取り付け部206に取り付けられる。そして、図3に示された照明装置111の各構成要素は、ランプに含まれてもよい。これにより、ランプを除く既存の照明器具をそのまま利用することが可能である。
図15は、図1等に示された照明装置111の第3変形例を示す外観図である。図15の例でも、照明装置111の照明部207内に取り付け部206が設けられている。より具体的には、口金付ランプの口金部分に取り付け部206が設けられている。そして、記録媒体220は、口金部分の取り付け部206に取り付けられる。
また、図3に示された照明装置111の各構成要素は、口金部分に含まれてもよい。図15の例においても、図14の例と同様に、既存の照明器具をそのまま利用することが可能である。また、取り付け部206および記録媒体220等によって配光が遮られることが抑制される。
なお、図14および図15は、ランプの形状等の例を示しているが、ランプの形状等は、図14および図15に示された例に限られない。例えば、口金タイプは、図15のようなL16タイプ(L形ピン口金GX16t−5タイプ)でもよいし、G13タイプでもよいし、R4タイプでもよい。また、図15のような直管形が用いられてもよいし、環形(丸形または円形とも呼ばれる)が用いられてもよい。また、照明装置111は、ランプでもよいし、口金付ランプでもよい。
さらに、図1に示された照明装置111〜114は、施設104に設置されている。しかし、照明装置111〜114は、施設104の外部に設置されてもよい。例えば、照明装置111〜114は外灯であってもよい。
図16は、図1に示された通信システム110の変形例を示す外観図である。図16に示された照明装置111、照明装置112、照明装置113、照明装置114、照明装置115および照明装置116は道路を挟んで設置された外灯である。
例えば、照明装置111〜116のうち照明装置111は、無線通信用の記録媒体220を利用して、通信ネットワーク102にアクセスし、通信ネットワーク102に接続されたサーバ装置103と通信してもよい。そして、他の照明装置112〜116は、照明装置111を介して、サーバ装置103と通信してもよい。
あるいは、図16の例において、他の照明装置112〜116は、照明装置111と同様に、記録媒体220に相当する記録媒体を利用して、通信ネットワーク102にアクセスし、通信ネットワーク102に接続されたサーバ装置103と通信してもよい。あるいは、他の照明装置112〜116のうち一部の照明装置が、記録媒体220に相当する記録媒体を利用して、通信ネットワーク102にアクセスし、通信ネットワーク102に接続されたサーバ装置103と通信してもよい。
例えば、図16に示された環境で、自動車等の輸送機器、または、人が携帯する携帯装置などが、照明装置111〜116を介して、通信ネットワーク102に接続されたサーバ装置103と通信してもよい。例えば、サーバ装置103は、照明装置111〜116を介して、輸送機器の情報を収集することにより、交通状況または混雑状況などを取得してもよい。また、サーバ装置103は、照明装置111〜116を介して、輸送機器に制御情報を送信することにより、輸送機器の自動運転を制御してもよい。
また、サーバ装置103は、無線通信によって、照明装置111〜116の照明動作を制御することにより、動線誘導を行ってもよい。また、サーバ装置103は、照明装置111〜116を介して、広告を配信してもよい。
また、図1および図16等において、所定の場所に設置される照明装置111が示されている。しかし、照明装置111は、例えば、懐中電灯のように、携帯可能な照明装置でもよい。そして、携帯可能な照明装置111が、記録媒体220を利用して、通信ネットワーク102にアクセスし、通信ネットワーク102に接続されたサーバ装置103等と通信を行ってもよい。
また、記録媒体220は、基本的には、SIMカードと呼ばれるICカードであるが、ICカード以外のメモリ装置でもよい。例えば、記録媒体220は、無線通信用の固有の識別情報が記録された磁気ディスクなどでもよい。また、無線通信用の固有の識別情報は、書き換えられないように記録媒体220に記録されてもよい。そのため、記録媒体220は、読み取り専用のメモリ装置などのように、書き換え不可のメモリ装置でもよい。
以上、本発明に係る照明装置111等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されない。実施の形態に対して当業者が思いつく変形を施して得られる形態、および、実施の形態における複数の構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
例えば、特定の構成要素が実行する処理を別の構成要素が実行してもよい。また、処理を実行する順番が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、本発明は、照明装置111として実現できるだけでなく、照明装置111を構成する各構成要素が行うステップ(処理)を含む動作方法として実現できる。
例えば、それらのステップは、照明装置111等に含まれるコンピュータによって実行される。そして、本発明は、動作方法に含まれるそれらのステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD−ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本発明が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリまたは入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
また、照明装置111等に含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用または汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
また、照明装置111等に含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称される場合がある。
また、集積回路はLSIに限られず、専用回路または汎用プロセッサで実現されてもよい。プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部の回路セルの接続および設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、照明装置111等に含まれる複数の構成要素の集積回路化が行われてもよい。
最後に、照明装置111等の複数の態様を例として示す。これらの態様は、適宜、組み合わされてもよい。また、上記の実施の形態に示された任意の構成等が追加されてもよい。
(第1態様)
本発明の一態様に係る照明装置111は、空間を照らすための照明装置である。そして、照明装置111は、記録媒体220に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された記録媒体220における識別情報を用いて無線通信を行う通信部210を備える。
これにより、照明装置111は、複雑な設定が行われなくても、携帯電話等と同様に、記録媒体220を利用して無線通信を行うことができる。照明装置111は、容易に、広範な通信ネットワーク102を介して通信を行うことができる。
(第2態様)
例えば、記録媒体220は、無線通信用のSIMカードでもよい。そして、通信部210は、SIMカードにおける識別情報を用いて無線通信を行ってもよい。
これにより、携帯電話等において利用されるSIMカードが記録媒体220として利用される。したがって、照明装置111は、携帯電話等で利用されている仕組みを利用することができる。
(第3態様)
例えば、照明装置111は、さらに、記録媒体220が取り外し可能に取り付けられる取り付け部206を備えてもよい。そして、通信部210は、取り付け部206に取り付けられた記録媒体220における識別情報を用いて無線通信を行ってもよい。
これにより、照明装置111は、記録媒体220が取り付けられることで、容易に、広範な通信ネットワーク102を介して通信を行うことができる。また、記録媒体220が取り外し可能に取り付けられるため、照明装置111と記録媒体220とを別々に更新することが容易である。したがって、保守性および拡張性が向上する。
(第4態様)
例えば、照明装置111は、さらに、共通の電源を用いて稼動し、空間を照らす照明部207を備えてもよい。そして、通信部210は、共通の電源を用いて稼動してもよい。
これにより、照明装置111は、照明のための電源を通信に用いることができる。したがって、通信のための追加の構成が削減される。
(第5態様)
例えば、照明装置111は、さらに、共通の電源として用いられる電池202を備えてもよい。
これにより、照明装置111は、例えば、外部の電源300から電力が得られない場合において、内部の電池202を用いて、照明および通信を行うことができる。
(第6態様)
例えば、照明装置111は、さらに、消費電力を抑制するための指令情報を通信部210が受信した場合、共通の電源を照明装置111の外部の電源300から電池202へ切り替える切り替え部203を備えてもよい。
これにより、照明装置111は、指令情報に従って、外部の電源300から供給される電力の消費を抑制しつつ、内部の電池202を用いて、照明および通信を行うことができる。したがって、照明装置111は、電力のピークカットを行うための動作を行うことができる。
(第7態様)
例えば、照明装置111は、さらに、情報を検出する検出部205を備えてもよい。そして、通信部210は、検出部205で検出された情報を無線通信によって送信してもよい。
これにより、照明装置111において検出された情報は、照明装置111において利用されるだけでなく、通信ネットワーク102を介して広く利用される。
(第8態様)
例えば、通信部210は、記録媒体220における識別情報を用いて通信装置301と無線通信を行い、記録媒体220における識別情報を用いずに通信装置302と無線通信を行うことで、通信装置301と通信装置302との間の通信を中継してもよい。
これにより、照明装置111は、例えば、通信ネットワーク102に接続された通信装置301と、通信ネットワーク102に直接アクセスするための機構を有していない通信装置302との間の通信を中継することができる。
(第9態様)
例えば、通信部210は、記録媒体220における識別情報を用いずに、無線LANで、通信装置302と無線通信を行ってもよい。
これにより、照明装置111は、例えば、無線LANで通信可能な通信装置302に対して、広範な通信ネットワーク102にアクセスするための環境を提供することができる。
(第10態様)
例えば、通信部210は、通信装置301から消費電力を抑制するための指令情報を受信した場合、通信装置302へ指令情報を送信してもよい。
これにより、照明装置111は、指令情報に従って、電力のピークカットを行うための動作を通信装置302に対して促進することができる。
(第11態様)
本発明の一態様に係る照明装置111の動作方法は、空間を照らすための照明装置111が行う動作方法である。そして、照明装置111の動作方法では、記録媒体220に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された記録媒体220における識別情報を用いて、無線通信が行われる(S103)。
これにより、複雑な設定が行われなくても、携帯電話等と同様に、記録媒体220を利用して無線通信を行うことが可能である。したがって、容易に、広範な通信ネットワーク102を介して通信を行うことが可能である。
111 照明装置
202 電池
203 切り替え部
205 検出部
206 取り付け部
207 照明部
210 通信部
220 記録媒体
300 電源
301 通信装置(第1通信装置)
302 通信装置(第2通信装置)

Claims (11)

  1. 空間を照らすための照明装置であって、
    記録媒体に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された前記記録媒体における前記識別情報を用いて無線通信を行う通信部を備える
    照明装置。
  2. 前記記録媒体は、SIM(Subscriber Identity Module)カードであり、
    前記通信部は、前記SIMカードにおける前記識別情報を用いて無線通信を行う
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記照明装置は、さらに、前記記録媒体が取り外し可能に取り付けられる取り付け部を備え、
    前記通信部は、前記取り付け部に取り付けられた前記記録媒体における前記識別情報を用いて無線通信を行う
    請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記照明装置は、さらに、共通の電源を用いて稼動し、前記空間を照らす照明部を備え、
    前記通信部は、前記共通の電源を用いて稼動する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記照明装置は、さらに、前記共通の電源として用いられる電池を備える
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記照明装置は、さらに、消費電力を抑制するための指令情報を前記通信部が受信した場合、前記共通の電源を前記照明装置の外部の電源から前記電池へ切り替える切り替え部を備える
    請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記照明装置は、さらに、情報を検出する検出部を備え、
    前記通信部は、前記検出部で検出された情報を無線通信によって送信する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記通信部は、前記記録媒体における前記識別情報を用いて第1通信装置と無線通信を行い、かつ、前記記録媒体における前記識別情報を用いずに第2通信装置と無線通信を行うことにより、前記第1通信装置と前記第2通信装置との間の通信を中継する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記通信部は、前記記録媒体における前記識別情報を用いずに、無線LAN(Local Area Network)で、前記第2通信装置と無線通信を行う
    請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記通信部は、前記第1通信装置から消費電力を抑制するための指令情報を受信した場合、前記第2通信装置へ前記指令情報を送信する
    請求項8または9に記載の照明装置。
  11. 空間を照らすための照明装置が行う、照明装置の動作方法であって、
    記録媒体に対して割り当てられた無線通信用の固有の識別情報が記録された前記記録媒体における前記識別情報を用いて、無線通信を行う
    照明装置の動作方法。
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