JP2016169551A - Fitting member and construction method thereof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、室内の壁面と床面との境界部分や、壁面と天井面との境界部分に使用される施工性に優れた薄型部材で、最近のデザイン傾向に合致した小型の幅木や廻り縁であり、その他、見切、枠材、付け額縁やモールなどにも適用できる造作部材とその施工方法に関する。 The present invention is a thin member excellent in workability used at the boundary between the wall surface and the floor surface in the room and the boundary portion between the wall surface and the ceiling surface. In addition, the present invention relates to a construction member that can be applied to a parting, a frame material, a frame, a molding, and the like, and a construction method thereof.
従来から、室内の壁面と床面との境界部分や、壁面と天井面との境界部分では、クロス施工の後から再度幅木や廻り縁等の大工施工をし、壁面に施工されたクロスの端部を隠してその部分の外観を高めるような施工が従来なされてきた。 Conventionally, carpenters such as skirting boards and surrounding edges have been re-worked after cloth construction at the boundary between the wall surface and floor surface of the room and between the wall surface and the ceiling surface. Conventionally, construction has been made to conceal the end portion and enhance the appearance of the portion.
このような施工に用いられる部材として幅木を例にとって説明すると、従来の幅木は、合成樹脂化粧シートをラッピングした合成樹脂の幅木本体を木質材の表面に取り付け、幅木本体の下側に幅木本体と同種の合成樹脂で形成された別体の軟質パッキン部材を一体的に設けたものが提案されている。なお、このパッキン部材は幅木本体より薄く、幅木本体より前方に突出しないような厚みに形成されている(特許文献1)。 A baseboard will be described as an example of a member used for such construction. In the conventional baseboard, a synthetic resin baseboard body wrapped with a synthetic resin decorative sheet is attached to the surface of a wooden material, and the lower side of the baseboard body Have been proposed in which a separate soft packing member formed of the same type of synthetic resin as the baseboard body is provided integrally. This packing member is thinner than the skirting board main body, and is formed to a thickness that does not protrude forward from the skirting board main body (Patent Document 1).
この幅木は施工部分で熱伸縮による隙間の発生を避けるために厚手で幅の広い木質材を使用している。従って、施工部分には重厚高級感のある外観が得られるが、部屋のコーナー部分(出隅部分や入隅部分)では端部を45°カットで突き合わせ留め接合加工が要求される。この45°カットでの突き合わせ留め接合加工は相当な熟練を要するもので、接合部分がぴったりと一致していなければ、コーナー部分の外観を大きく損なう。 This skirting board uses a thick and wide wooden material in order to avoid the formation of gaps due to thermal expansion and contraction in the construction part. Therefore, although a heavy and high-quality appearance can be obtained at the construction portion, the corner portion (protruding corner portion or entering corner portion) of the room is required to be bonded by joining the end portion with a 45 ° cut. This 45 ° cut butt-joining process requires considerable skill, and if the joint portions do not exactly match, the appearance of the corner portion is greatly impaired.
処で、最近の部屋の内装は、モダンなすっきりとしたデザインが好まれており、幅木や廻り縁なども小さくて薄いものが好まれるようになっている。それ故、上記のように重厚かつ高級感を備えた幅木や廻り縁はかなり大きな厚みと幅を持つため最近のデザインの傾向から外れてしまっている。一般的に幅木や廻り縁は、長尺であり、木質材で小さくて薄い仕様とした場合、折れやすくなり施工しにくい。一方、これを解決するため樹脂製にすると剛性がなくなるため、施工しにくいだけでなく、全面的に貼着する必要があった。そのため、大工施工でなく、クロス業者が施工しなければならないという問題がある。 By the way, the interior of recent rooms is favored for a modern and clean design, and skirting boards and edges are small and thin. Therefore, the skirting boards and surrounding edges, which are heavy and have a high-class feeling as described above, have a considerably large thickness and width, and thus have deviated from recent design trends. In general, baseboards and surrounding edges are long, and if they are made of small and thin materials made of wood, they are easy to break and difficult to construct. On the other hand, in order to solve this problem, since the rigidity is lost when it is made of resin, it is not only difficult to construct, but it is also necessary to stick the entire surface. For this reason, there is a problem that a cross contractor has to construct the car rather than a carpenter.
本発明はこのような従来の大型の幅木や廻り縁などの造作部材に代わり、薄型狭幅で最近のデザインに合致し、しかもコーナー部分の施工において、熟練を要する45°カットの突き合わせ留め接合を必要としない造作部材を提供することを第1の課題とし、クロス施工に先駆けて大工施工を済ますことができる造作部材の施工方法を提供することを第2の課題とする。 The present invention replaces such conventional large-sized baseboards and surrounding edges with a thin and narrow width that conforms to the latest design, and also requires 45-degree cut butt joints that require skill in corner construction. It is a first problem to provide a construction member that does not require a work, and a second problem is to provide a construction member construction method that can finish carpentry work prior to cross construction.
請求項1に記載の造作部材10は、
表面に化粧シート13が貼着され、その背面に長手方向に凹溝16が凹設され、凹溝16部分の肉厚Wが0.5〜2mmで屈曲可能な樹脂からなる長尺の造作部材本体12と、
該凹溝16内に一体化され、その厚みPが2〜3mmであり、その背面が対象物1に固定される固定面17となっている木質背面部材11とで構成され、
造作部材10の全幅L1、L2が40mm以下、造作部材本体12の表面から木質背面部材11の固定面17までの全厚みTが5mm以下であることを特徴とする。
The
A
It is integrated with the
The total width L1 and L2 of the
請求項2は、請求項1に記載の造作部材10において(図2(a)(b))、
造作部材本体12の一方の長辺部分12aの先端15が背方に向くように形成され、
造作部材本体12の他方の長辺部分12bの全長に、その先端14aに向かってその厚みを漸減するように形成されたパッキン部材14が取り付けられ、
該パッキン部材14の最大肉厚部分Uは0.5〜2mmで屈曲可能な樹脂で形成されていることを特徴とする。
Claim 2 is the
It is formed so that the
A
The maximum thickness portion U of the
請求項3は、請求項2に記載の造作部材10において(図2(a))、
造作部材本体12の一方の長辺部分12aは、その肉厚がその先端15に向けて漸減するように形成され、且つ、該先端15が木質背面部材11の固定面17より背方に突出するように形成されていることを特徴とする。
One
請求項4は、請求項1に記載の造作部材10において(図3(a))、
一方の長辺部分12aはその肉厚がその先端15に向けて漸減するように形成され、且つ、該先端15が木質背面部材11の固定面17より背方に突出するように形成され、
造作部材本体12の他方の長辺部分12bの先端が背方に向くように形成されていることを特徴とする。
Claim 4 is the
One
The other
請求項5は、請求項1〜4のいずれかに記載の造作部材10を使用した施工方法であって、
造作部材10の木質背面部材11を長手方向に対して交差する方向に切断或いはその一部を切除し、
造作部材本体12の前記切断或位置或いは切除部分に一致する部分Jを屈曲させ、施工対象物1の施工位置のコーナー部分Kに造作部材10の前記屈曲部分Jを宛がい、施工対象物1の施工位置に造作部材10を貼り付けることを特徴とする。
Cutting the
A portion J corresponding to the cut or position or excision portion of the construction member
本発明の造作部材10は、全幅L1、L2が40mm以下、全厚みTが5mm以下と非常に小さいので、幅木や廻り縁として施工した場合、余り目立たずすっきりとしたモダンな外観が得られる。また、引き戸の控え壁のような枠材のチリが少ない部分でもこの部材10を幅木として取り付けることができる。また、厚みが5mm以下と狭いため、幅木として施工した場合、上面にごみやチリが溜まりにくい。
Since the total width L1 and L2 are 40 mm or less and the total thickness T is 5 mm or less, the
木質背面部材11の厚みPを2〜3mmと非常に薄くしているので、この部分をカッターのような刃物で切断又はその一部を切除することが簡単であり、且つ、造作部材本体12は、その凹溝16部分の肉厚Wが0.5〜2mmで非常に薄くてその材質が屈曲可能な樹脂(勿論、これに限られないが、例えば、軟質樹脂又は半硬質樹脂などで)で形成されているので、前述の造作部材本体12の、木質背面部材11の切断或いは切除部分に一致する部分を施工部分のコーナー部分(出隅部分や入隅部分)に合わせて屈曲させることができ、継ぎ目のないコーナー施工が可能となる(図1(a)(b))。パッキン部材14が設けられている場合でも、その最大肉厚部分Uは0.5〜2mmと薄く、且つ、屈曲可能な樹脂で形成されているので、造作部材本体12と共に曲げることが出来、コーナー施工が可能となる。
Since the thickness P of the
加えて、図2(a),図3(a)に示すように、造作部材10の可撓性を有する一方の長辺部分12aの先端15が木質背面部材11の固定面17より背方に突出するように形成してあるので、本造作部材10を対象物1(例えば壁面)に貼り付けると該先端15が対象物1に密着して隙間をつくることがなく、きれいな外観に仕上げることができる。また、固定面17の表面に予め両面テープを貼着しておくことにより、施工性を向上させることも可能である。
In addition, as shown in FIGS. 2 (a) and 3 (a), the
この点は後工程で行われるクロス施工でも言えることで、大工施工であるこの造作部材10の施工後に対象物1(例えば壁面)にクロス3を貼り付け、この先端15に沿ってクロス3を切断した時、クロス3の切断端に肉厚の薄い先端15がピッタリと接するようになり、前述同様、先端15とクロス3の切断端との間に隙間が生じない。即ち、内装大工施工の終了後、クロス施工が可能となり、内装の2度手間を省くことが出来、内装工事が非常に能率的になる。
This point can also be said in the cross construction performed in a later process. After the
また、パッキン部材14が設けられている場合、造作部材10の他方の長辺部分12b側で、先端14aに向かってその厚みを漸減するパッキン部材14が他方の長辺部分12b側の対象物5(例えば床面)に撓みながら接触し、不陸を有するような対象物5(例えば床材)との間で隙間を作らず、きれいな外観に仕上げることができる。
Further, when the
なお、本発明の造作部材10は従来のものより全幅L1,L2と全肉厚Tが小さいので、幅木や廻り縁だけでなく、見切り、枠材、付け額縁、モールなどにも使用できる。
In addition, since the full width L1, L2 and the total thickness T are smaller than the conventional one, the
以下、本発明を図面に従って説明する。図2は本発明の造作部材10が幅木の場合で、造作部材本体12は長尺の樹脂(屈曲可能であれば足る。勿論、これに限られず、例えば、オレフィン樹脂、半硬質塩化ビニル或いはその他の半硬質樹脂が挙げられる)からなる薄手の押し出し成形材で、表面側には薄い樹脂製の化粧シート13が全面にわたって貼着されている。造作部材本体12の表面側中央付近には長手方向に筋状溝18が全長にわたって形成されている。造作部材本体12の裏面には広幅で浅い凹溝16がその全長にわたって形成されている。凹溝16部分の造作部材本体12の厚みWは、0.5〜2mm程度である。筋状溝18の断面形状はここでは半円形であるが、これに限られず、矩形溝、V形溝なども採用し得る。なお、凹溝16の両側の長辺部分12a・12bの高さ(造作部材本体12の表面から長辺部分12a・12bの背面までの距離)は実施例によって異なるが、図2(a)のように木質背面部材11が凹溝16より飛び出している場合は、2.5〜4mmであり、図2(b),図3(b)のように木質背面部材11が凹溝16にほぼ面一の場合には3〜4.5mmである。3(a)は、一方の長辺部分12aの高さは3〜4.5mmとなるが、他方の長辺部分12bの高さは2.5〜4mmとなる。
The present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 2 shows a case where the
図2(a)(b)の造作部材本体12の一方の長辺部分12aは、施工対象物1である壁面(以下、本実施例では、施工対象物1を壁面とする。)に接触又は近接する部分であり、図2(a)では、その先端15は背方、即ち、壁面側に向くようにJ形にカーブして形成されており、その肉厚は先端近辺で先端15に向けて漸減するように形成され、木質背面部材11の背面の固定面17より背方に僅かだけ突出している。これに対して図2(b)の一方の長辺部分12aは同じ肉厚を以って背方に向かい、前述のように木質背面部材11の背面の固定面17とほぼ面一に形成されている。
One
これに対して、造作部材本体12の他方の長辺部分12bは、パッキン部材14を一体的に取り付ける部分で、該取付部分は表面に対して直角に形成されている。図2(a)ではこの部分の高さは前述の通り2.5〜4mmであり、図2(b)では固定面17とほぼ面一である。
On the other hand, the other
木質背面部材11は、例えば、長尺の中密度繊維板(木質繊維を原料とするファイバーボードの一種)、合板、PB(パーチクルボード)、無垢板材などが使用され、本実施例では、2〜3mmの厚さのものが使用される。この木質背面部材11は断面長方形のもので、造作部材本体12の凹溝16内に全長に亙って取り付けられ、背面部分が凹溝16から背方に露出している。これにより屈曲性を有する造作部材本体12の強度を補強することになる。
The wood back
パッキン部材14は造作部材本体12と同じ材料(本実施例では半硬質塩化ビニル)或いは、異なる材料であってもよいが、異なる材料の場合、ある程度の柔軟性を有し、造作部材本体12に対して接着性に優れた樹脂材で形成される。そしてその断面形状は前述の一方の長辺部分12aようにJ形にカーブしておらず、直線状に形成されているもので、先端14aに向かってその肉厚が漸減するように形成されており、造作部材本体12の他方の長辺部分12bの下面全長にわたって取り付けられている。従って、パッキン部材14は造作部材本体12の表面に略平行或いは面一に取り付けられることになる。なお、コーナー部分Kにおいてこのパッキン部材14も造作部材本体12と共に屈曲させられることになるので、造作部材本体12と同様に屈曲可能でなければならない。従って、パッキン部材14の最大部分(造作部材本体12の他方の長辺部分12bの下面に対する取付基部)の肉厚Uが0.5〜2mmとなるように形成されている。
The packing
造作部材本体12は押し出し成形で形成され、押し出し成形時に表面の樹脂化粧シート13が同時にラッピングされる。木質裏面部材11は造作部材本体12の押し出し成形時に同時に金型に供給され、造作部材本体12の押し出しスピードに同期して移動し、押し出される造作部材本体12の凹溝16に嵌め込まれるようにし、この時、熱融着により凹溝16に固着される。また、別工程で凹溝16に接着剤で接着一体化するようにしてもよい。同様にパッキン部材14も造作部材本体12は押し出し成形時に造作部材本体12に一体的に取り付けるようにしてもよいし、別工程で接着剤で接着一体化するようにしてもよい。樹脂化粧シート13は図2の実施例では造作部材本体12の表面だけに貼着されているが、パッキン部材14の表面まで貼り付けるようにすることも可能である。この幅木の全幅L1は40mm以下(下限は15mm)であり、厚みTは5mm以下(下限は3mm)であり、全長は9尺(3m)以上の長尺物である。
The structure member
この幅木を施工するにあたっては、まず、木質背面部材11の背面である固定面17に接着剤を塗布し、図2に示すようにクロス施工に先立って施工対象である壁面1の下端に貼り付け、ピンタッカー19にて固定する。ピンタッカー19による固定は筋状溝18が利用される。この時、造作部材本体12の一方の長辺部分12aの先端15は全長に亘って壁面1に押し付けられて隙間を生じない。同様にパッキン部材14もその先端14aが全長に亘って床面5に若干押し付けられ軽く外側に撓み、床面5の不陸を吸収して隙間を生じない。接着は必要に応じて行い、固定面17に予め両面テープを貼着しておき、両面テープを貼り付けた後、ピンタッカー19で固定してもよい。
In constructing this skirting board, first, an adhesive is applied to the fixed
部屋のコーナー部分Kの施工にあたっては、2〜3mm程度の薄い木質背面部材11の背面側から木質背面部材11の長手方向に対して直角を含む交差方向にカッターを入れて切断したり、或いはその一部を木質背面部材11の全幅に亘ってカッターのような刃物で削り取り、又は切れ目を入れて折り、続いて木質背面部材11の固定面17に接着剤を塗布し、造作部材10の木質背面部材11の切断部分或いは切除部分を外側或いは内側に屈曲させ、施工対象物1の施工位置のコーナー部分Kに造作部材10の前記屈曲部分Jを宛がい、施工対象物1の施工位置に造作部材10を貼り付ける。然る後、ピンタッカー19を上記同様打ち付ける。コーナー部分Kは出隅と入隅の両方があるがいずれにも適用できる。造作部材本体12及びパッキン部材14は屈曲可能な樹脂(例えば、前述のような半硬質樹脂)であるから、木質背面部材11の切断部分或いは切除部分に対応する部分をコーナー部分Kに合わせて(例えば、直角に)簡単に曲げることができる。これによりコーナー部分Kの継ぎ目なし施工が可能となる。この時、長辺部分12a・12bの高さは凹溝16部分の肉厚Wより大であるから、曲げ加工をより容易にするために造作部材10の表面に掛らないように長辺部分12a・12bの背面部分を僅かに切断或いは切除することも可能である。なお、この幅木は全幅L1が小さいので、施工後は埃が溜まりにくいというメリットがある。
In the construction of the corner portion K of the room, a cutter is put in the crossing direction including a right angle to the longitudinal direction of the
上記幅木の施工までは大工施工で行われる。幅木の施工が終了すると、次に、壁面1へのクロス張りが行われる。クロス3の端部では、一方の長辺部分12aに沿って切断される。この時、図2(a)のように一方の長辺部分12aの先端15が薄肉に形成されている場合は、クロス3の切断端によりよく添うため、クロス3の切断端との間で隙間を生じない。従って、このように本発明の幅木を用いると、クロス施工に先立って幅木施工まで大工施工を先行させることができる。
Carpenter construction is carried out until the construction of the skirting board. When the construction of the skirting is finished, next, cross-stretching to the
図3(a)(b)は、本発明の造作部材10が廻り縁の場合で、上記幅木と基本的構造は同じであり、相違する点を中心に説明し、同じ機能の部分は同じ符号を附して上記幅木の説明を援用する。この場合はいずれの造作部材10にも幅木で用いられていたパッキン部材14がない。図3(a)の造作部材10では、造作部材本体12の下側である一方の長辺部分12aが幅木(図2(a))の一方の長辺部分12aと同じ構造をしている。造作部材本体12の材質も幅木と同じであり、表面側に薄い樹脂製の化粧シート13が全面にわたって貼着されている点、筋状溝18が設けられているも同じである。そして、造作部材本体12の裏面に凹溝16が形成されている点、凹溝16部分の造作部材本体12の厚みWが0.5〜2mm程度である点も同じである。なお、この場合、全幅L2は幅木の場合より小さい。
3 (a) and 3 (b) show a case in which the
造作部材本体12の上側の他方の長辺部分12bは、天井面2に接して施工されるため、この部分は表面に対して直角に形成され、表面側の角部は段状に切落され、この段部12cの中まで化粧シート13が張り付けられている。
Since the other
この造作部材(廻り縁)10の製造方法では前述のようにパッキン部材14を設けず、それ以外の部分は同じ方法で形成され、施工方法も壁クロス3(及び、必要があれば天井クロス4)の施工がこの廻り縁施工の後に行われ、前述のように壁クロス3では下側の長辺部分12aの先端15に沿って切断される。そして、天井クロス4が施工される場合、その端が廻り縁10の表面に沿って切断される。
In the manufacturing method of the structure member (around edge) 10, the packing
なお、この廻り縁10も全幅L2は20mm以下(下限は15mm)であり、全厚みT及び長手方向の長さは幅木と同じである。この造作部材10は幅木及び廻り縁を代表例にしたが、勿論、これに限られず、大工施工をする小さい造作部材、例えば、見切り、枠材、付け額縁、モールなどに適用することができ、したがってこれら造作部材を取り付ける対象物1も上記の壁面に限られるものでなく、ドアその他の建材が含まれることになる。
Note that the entire width L2 of the
1:対象物(壁面)、2:天井面、3:クロス(壁紙)、4:クロス(天井シート)、5:対象物(床面)、10:造作部材、11:木質背面部材、12:造作部材本体、12a:一方の長辺部分、12b:他方の長辺部分、13:化粧シート、14:パッキン部材、14a:パッキン部材の先端、15:一方の長辺部分の先端、16:凹溝、17:固定面、18:筋状溝、19:ピンタッカー(釘)、J:屈曲部分、K:コーナー部分、L1:造作部材(幅木)の全幅、L2:造作部材(廻り縁)の全幅、P:木質背面部材の肉厚、T:造作部材の全厚み、U:パッキン部材の最大厚み部分、W:凹溝部分の造作部材本体の肉厚。 1: Object (wall surface), 2: Ceiling surface, 3: Cross (wallpaper), 4: Cross (ceiling sheet), 5: Object (floor surface), 10: Manufactured member, 11: Wooden back member, 12: Structure member body, 12a: one long side part, 12b: the other long side part, 13: decorative sheet, 14: packing member, 14a: tip of the packing member, 15: tip of one long side part, 16: concave Groove, 17: fixed surface, 18: streak groove, 19: pin tucker (nail), J: bent portion, K: corner portion, L1: full width of the crafting member (baseboard), L2: crafting member (around edge) , P: thickness of the wood back member, T: total thickness of the fabricated member, U: maximum thickness portion of the packing member, W: thickness of the fabricated member body of the groove portion.
Claims (5)
該凹溝内に貼着され、その厚みが2〜3mmであり、その背面が対象物に固定される固定面となっている木質背面部材とで構成され、
造作部材の全幅が40mm以下、造作部材本体の表面から木質背面部材の固定面までの全厚みが5mm以下であることを特徴とする造作部材。 A decorative sheet is adhered to the surface, a groove is provided in the longitudinal direction on the back surface thereof, and a long crafting member body made of a resin that can be bent with a thickness of the groove portion of 0.5 to 2 mm;
It is stuck in the concave groove, its thickness is 2 to 3 mm, and its back surface is composed of a wooden back member that is a fixed surface fixed to the object,
A crafting member, wherein the total width of the crafting member is 40 mm or less, and the total thickness from the surface of the crafting member body to the fixed surface of the wood back member is 5 mm or less.
造作部材本体の他方の長辺部分の全長に、その先端に向かってその厚みを漸減するように形成されたパッキン部材が取り付けられ、
該パッキン部材の最大肉厚部分は0.5〜2mmで屈曲可能な樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の造作部材。 It is formed so that the tip of one long side part of the crafting member body faces the back,
A packing member formed so as to gradually reduce its thickness toward the tip is attached to the entire length of the other long side portion of the erection member body,
2. The artificial member according to claim 1, wherein a maximum thickness portion of the packing member is formed of a bendable resin having a thickness of 0.5 to 2 mm.
造作部材本体の他方の長辺部分の先端が背方に向くように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の造作部材。 One long side portion is formed so that its thickness gradually decreases toward the tip, and the tip is formed so as to protrude backward from the fixed surface of the wooden back member,
The crafting member according to claim 1, wherein a tip of the other long side portion of the crafting member main body is formed so as to face backward.
造作部材本体の、前記切断或位置或いは切除部分に一致する部分を屈曲させ、施工対象物の施工位置のコーナー部分に造作部材の前記屈曲部分を宛がい、施工対象物の施工位置に造作部材を貼り付けることを特徴とする造作部材の施工方法。
Cutting or cutting away a portion of the woody back member of the structure member according to any one of claims 1 to 4 in a direction intersecting the longitudinal direction,
Bend the part of the crafting member body corresponding to the cut or position or excised part, address the bent part of the crafting member to the corner part of the construction position of the construction object, and place the construction member at the construction position of the construction object. The construction method of the structure member characterized by sticking.
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