JP2016168765A - 搬送機構および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図7は、従来のトラクターユニットの課題を説明する断面図である。トラクターユニット704は、係合ピンとしてのトラクターピン720及びトラクターカバー730を構成要素に含む。トラクターピン720は、プーリー734及びプーリー736に架け渡されたトラクターベルト725に設けられる。連続用紙702には一定のピッチで係合孔702aが設けられており、連続用紙702は図中に矢印で示した搬送方向D1に搬送される。
図7(a)は、搬送方向D1の上流側において、トラクターピン720が係合孔702aに係合する前の状態を示す。この状態からプーリー734及びプーリー736が回転してトラクターベルト725が搬送方向D1に移動すると、トラクターピン720は、搬送路面からトラクターカバー730側へ徐々に突出する。このとき、トラクターピン720は、傾いた状態で連続用紙702に近づく。
図7(b)は、搬送方向D1の上流側において、トラクターピン720と係合孔702aとが係合する状態を示す。トラクターピン720には一定の高さがあるため、連続用紙702のうち、係合孔702aの縁に近い部分に接触する。係合孔702aの縁部に接触したトラクターピン720は、連続用紙702を押し上げる。搬送方向D1において、トラクターピン720の先端と、係合孔702aの位置とが一致するまで、連続用紙702がトラクターピン720に乗り上げた状態は続く。
図7(c)は、搬送方向D1の上流側において、トラクターピン720の先端と、係合孔702aの位置とが一致し、トラクターピン720が係合孔702aに係合した状態を示す。連続用紙702は、トラクターピン720に落とし込まれた状態で搬送される。
以下、本発明を適用した第1実施形態について図面を参照して説明する。第1実施形態では、本発明を適用した印刷装置として、インクを印刷媒体に吐出する印刷ヘッドによって連続用紙に印刷を行うインクジェットプリンター1(以下、プリンター1と称する)を例に挙げて説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
まず、プリンター1の全体構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、プリンター1の外観斜視図である。図2は、図1のプリンター1を、印刷媒体としての連続用紙2の搬送方向D1に沿って切った概略断面図である。
次に、図3を参照して、搬送機構としてのトラクターユニット4について説明する。図3は、トラクターユニット4の一例を示す外観斜視図である。図3に示すように、トラクターユニット4は、フレーム40、トラクターカバー30およびトラクターベルト25で構成される。
図4に示すように、トラクターベルト25は、第1プーリー34から第2プーリー36にかけて、フレーム40が形成する第1搬送路面41および第2搬送路面42に対して傾斜して設けられる。本実施形態では、第1プーリー34の径が第2プーリー36の径よりも小さい。かつ、第1プーリー34の回転中心である第1プーリー軸35と第2プーリー36の回転中心である第2プーリー軸37とが、第1搬送路面41および第2搬送路面42に対してほぼ並行して配設される。このため、トラクターベルト25は、搬送方向D1に沿って上流側における搬送路面との間隔t1が下流側における搬送路面との間隔t2に比べて大きい傾斜を持つ。したがって、トラクターピン20は、搬送方向D1の上流側から下流側に移動するのに伴って、徐々に連続用紙2の係合孔2aと係合する。
上述のように、第1実施形態によれば、第1プーリー34の径を第2プーリー36の径よりも小さくすることによって、搬送方向D1の上流側から下流側に向けて徐々にトラクターピン20が搬送路面上の連続用紙2に近づくように、トラクターベルト25を設置できる。その結果、トラクターピン20は、離間位置Pにおいて搬送路面上の連続用紙2とは接触せず、離間位置Pより下流側のトラクターベルト25が直線状となる位置において係合孔2aと係合を開始する。そのため、トラクターピン20が係合孔2aの縁において連続用紙2を押し上げることが無い。その結果、紙厚が薄いもしくは腰が弱く、折れ曲がりやすい紙質の連続用紙2であっても、トラクターベルト25と搬送路面との間隔の詳細な作り込みが不要で、かつトラクターピン20が連続用紙2を破損する、あるいは連続用紙2がトラクターピン20に乗り上げたまま搬送されることがないトラクターユニット4が実現できる。
次に、図5を参照して第2実施形態について説明する。図5は、トラクターユニット4の他の一例を示す概略断面図であり、トラクターカバー30が閉位置にある状態を示す。また、図4と同様に、トラクターカバー30の内面のリブ31が搬送路面(第1搬送路面41および第2搬送路面42)と対峙してできる隙間内で、連続用紙2が搬送される様子を示す。
図5に示すように、本実施形態では、第1プーリー34の径と第2プーリー36の径とが同一である。かつ、第1プーリー34の回転中心である第1プーリー軸35が、第2プーリー36の回転中心である第2プーリー軸37よりも搬送路面から離れた位置に配設される。このため、トラクターベルト25は、搬送方向D1に沿って上流側における搬送路面との間隔t1が下流側における搬送路面との間隔t2に比べて大きい傾斜を持つ。したがって、トラクターピン20は、搬送方向D1の上流側から下流側に移動するのに伴って、徐々に連続用紙2の係合孔2aと係合する。
上述のように、第2実施形態によれば、第1プーリー軸35を第2プーリー軸37よりも第1搬送路面41および第2搬送路面42から離れた位置に配設することによって、搬送方向D1の上流側から下流側に向けて徐々にトラクターピン20が搬送路面上の連続用紙2に近づくように、トラクターベルト25を設置できる。その結果、トラクターピン20は、離間位置Pにおいて搬送路面上の連続用紙2とは接触せず、離間位置Pより下流側のトラクターベルト25が直線状となる位置において係合孔2aと係合を開始する。そのため、トラクターピン20が係合孔2aの縁において連続用紙2を押し上げることが無い。その結果、紙厚が薄いもしくは腰が弱く、折れ曲がりやすい紙質の連続用紙2であっても、トラクターベルト25と搬送路面との間隔の詳細な作り込みが不要で、かつトラクターピン20が連続用紙2を破損する、あるいは連続用紙2がトラクターピン20に乗り上げたまま搬送されることがないトラクターユニット4が実現できる。
図6は、トラクターユニット4の変形例を示す概略断面図である。本変形例では、第1プーリー34と第2プーリー36との間に、搬送路面(第1搬送路面41および第2搬送路面42)に対するトラクターベルト25の傾斜経路の一部を搬送路面に近づける中間プーリー39が配設される。つまり、中間プーリー39は、傾斜経路を変形させる経路変形部として機能する。これにより、トラクターベルト25は、搬送経路D1の上流側において搬送路面に対して傾斜する傾斜経路を備え、下流側において搬送路面に対して上流側よりも間隔が狭いほほ平行な経路とすることができる。
その結果、本変形例によれば、搬送経路D1の上流側において係合孔2aをトラクターピン20に係合させる時、トラクターピン20が係合孔2aの縁において連続用紙2を押し上げることが無い。さらに、トラクターベルト25が、搬送路面に対してほほ平行な経路となる領域において、より確実にトラクターピン20と係合孔2aとを係合させた状態で、連続用紙2を搬送することが可能となる。
Claims (7)
- 搬送方向に沿って係合孔が形成される連続用紙を、前記係合孔に係合ピンを順次係合させて搬送する搬送機構であって、
前記連続用紙が搬送される搬送路面を形成するフレームと、
前記フレームに配設される第1プーリーと、
前記フレームにおいて前記第1プーリーより前記搬送方向の下流側に配設される第2プーリーと、
外周面に複数の前記係合ピンが設けられ前記第1プーリーと前記第2プーリーとに架け渡される無端ベルトと、
前記搬送路面と対峙して前記搬送路面上の前記連続用紙を保持するカバーと、を備え、
前記第1プーリーおよび前記第2プーリーは、前記無端ベルトが前記搬送路面に沿って前記第1プーリーから前記第2プーリーへ移動する経路の内少なくとも一部が前記搬送路面に対して傾斜する傾斜経路となるように配設され、
前記傾斜経路において、前記搬送方向の上流側における前記無端ベルトと前記搬送路面との間隔が、下流側における前記無端ベルトと前記搬送路面との間隔より広いことを特徴とする搬送機構。 - 請求項1において、
前記第1プーリーの径は、前記第2プーリーの径よりも小さいことを特徴とする搬送機構。 - 請求項1または2において、
前記第1プーリーの回転軸と前記搬送路面との間隔は、前記第2プーリーの回転軸と前記搬送路面との間隔より広いことを特徴とする搬送機構。 - 請求項1から3のいずれかの項において、
前記第1プーリーから前記無端ベルトが離れる離間位置において、前記無端ベルトの前記外周面と前記搬送路面との間隔は、前記外周面から前記係合ピンが突出する高さよりも大きいことを特徴とする搬送機構。 - 請求項1から4のいずれかの項において、
前記傾斜経路の少なくとも一部を前記搬送路面の方向に突出させる経路変形部を有することを特徴とする搬送機構。 - 請求項1から5のいずれかの項において、
前記カバーは、前記フレームに開閉可能に設けられ、閉位置において、前記搬送路面と対峙することを特徴とする搬送機構。 - 印刷位置を経由する搬送路に沿って搬送ローラーによって連続用紙を搬送し、前記印刷位置において前記連続用紙に印刷を実施する印刷装置であって、
請求項1から6のいずれかの項に記載の搬送機構と、
前記搬送機構よりも前記連続用紙の搬送方向において下流側の前記印刷位置に配設される印刷ヘッドと、を備え、
前記搬送ローラーは、前記搬送機構よりも前記連続用紙の搬送方向において下流側に配置され、前記搬送方向と直交する方向に延びる中心軸回りに回転駆動されることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP2015050514A JP2016168765A (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 搬送機構および印刷装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58138642U (ja) * | 1982-03-13 | 1983-09-17 | ユ−ザツク電子工業株式会社 | トラクタ |
JPH05318848A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-03 | Brother Ind Ltd | プリンタの用紙搬送機構 |
JPH11100154A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-04-13 | Dainippon Printing Co Ltd | ピントラクタ |
JP2013075747A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Seiko Epson Corp | トラクターユニットおよびプリンター |
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2015
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