JP2016167235A - 表示装置及び半導体集積回路の設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの実施形態は、レイアウト図の再設計を効率化できる表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、表示部と表示制御部とを備えた表示装置が提供される。表示制御部は、第1の情報に基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を表示部上に表示させる。第1の情報は、アンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた情報である。アンテナ比は、プラズマダメージに関連するパラメータである。【選択図】図8
Description
本実施形態は、表示装置及び半導体集積回路の設計方法に関する。
半導体集積回路の設計では、スケマティックエディタでスケマティック図(回路図)の設計が行われ、スケマティックデータが生成される。レイアウトエディタにより、スケマティックデータに応じたレイアウト図の設計が行われ、レイアウトデータが生成される。検証ツールにより、レイアウト図の設計がスケマティック図の設計と一致するかの検証と、プラズマダメージに関連するアンテナ比が物理的な設計基準を満たしているかの検証(アンテナデザインルールチェック)とが行われる。そして、レイアウトエディタにより、検証結果に応じたレイアウト図の再設計が行われ、レイアウトデータが再び生成される。このとき、レイアウト図の再設計を効率化することが望まれる。
宮本浩二ら, "LSI に対するプラズマダメージの影響およびその回避策," 東芝レビュー1997 年10月号.
一つの実施形態は、レイアウト図の再設計を効率化できる表示装置及び半導体集積回路の設計方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、表示部と表示制御部とを備えた表示装置が提供される。表示制御部は、第1の情報に基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を表示部上に表示させる。第1の情報は、アンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた情報である。アンテナ比は、プラズマダメージに関連するパラメータである。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる表示装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
実施形態にかかる表示装置1について説明する。表示装置1は、半導体集積回路の設計に用いられる。半導体集積回路の設計では、EDA(Electronic Design Automation)ツールを用いた設計が行われる。EDAツールは、例えば、スケマティックエディタ41、レイアウトエディタ42、及び検証ツール43(図2参照)を含む。EDAツールによる半導体集積回路の設計では、スケマティックエディタ41により、スケマティック図(回路図)の設計が行われ、スケマティックデータが生成される。レイアウトエディタ42により、スケマティックデータに応じたレイアウト図の設計が行われ、レイアウトデータが生成される。検証ツール43により、レイアウト図の設計がスケマティック図の設計と一致するかの検証、あるいは物理的な設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証(デザインルールチェック)が行われる。そして、レイアウトエディタにより、検証結果に応じたレイアウト図の再設計が行われ、レイアウトデータが再び生成される。
実施形態にかかる表示装置1について説明する。表示装置1は、半導体集積回路の設計に用いられる。半導体集積回路の設計では、EDA(Electronic Design Automation)ツールを用いた設計が行われる。EDAツールは、例えば、スケマティックエディタ41、レイアウトエディタ42、及び検証ツール43(図2参照)を含む。EDAツールによる半導体集積回路の設計では、スケマティックエディタ41により、スケマティック図(回路図)の設計が行われ、スケマティックデータが生成される。レイアウトエディタ42により、スケマティックデータに応じたレイアウト図の設計が行われ、レイアウトデータが生成される。検証ツール43により、レイアウト図の設計がスケマティック図の設計と一致するかの検証、あるいは物理的な設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証(デザインルールチェック)が行われる。そして、レイアウトエディタにより、検証結果に応じたレイアウト図の再設計が行われ、レイアウトデータが再び生成される。
高集積LSI 回路のMOS トランジスタは、メタル配線製造工程のプラズマエッチングによる帯電により損傷を受ける。これを、PID (Plasma Induced Damage, プラズマダメージ) という。MOS トランジスタのゲートポリには、ゲートコンタクトを介しメタル(金属)配線が接続される。このコンタクトやメタル配線、VIA の製造工程でコンタクトやメタル配線、VIA が帯電し、それがMOS トランジスタのゲート酸化膜に静電破壊をもたらし、トランジスタの特性に影響を与える。PID の強度を決めるパラメータはいくつか知られており、その代表的なものとして、アンテナ比(Antenna Ratio, AR) がある。AR は、配線等のアンテナ効果を決めるパラメータであり、配線等(メタル配線やVIA、コンタクト) の面積とそのゲートポリの面積の比で表される。AR については、検証ツール43を用いて、レイアウトデータを検証(検査)し、静電破壊が発生しないよう設計される。すなわち、検証ツール43は、アンテナ比がエラー閾値(図1に示すDRCエラー閾値)を超えるレイアウト素子について、レイアウト素子の識別子がその座標値に対応付けられたエラーファイルを出力する。これをアンテナデザインルールチェックという。そして、エラーファイルが参照されながら、レイアウトエディタ42によりレイアウト図の再設計が行われる。
PID、特にAR には、前節で述べたように破壊を防ぐための設計基準が存在する。これに対し、設計基準に適合、すなわちAR を設計基準未満としている場合であっても、回路に対し影響がないということではない。この設計基準はMOS トランジスタが破壊される基準であり、アナログ回路においては、この基準よりも下のAR において、回路に悪影響が出始める。破壊基準未満のAR ではMOS トランジスタに対し、Vth が増大したり、Vth のばらつきが増大するといった悪影響が出る。差動回路やカレントミラー回路等においては、ペア性が重要なMOS トランジスタ同士で Vth がずれることは好ましくない。したがって、Vth のペア性が重要なMOS トランジスタでは、それぞれのトランジスタのAR が等しくなるようなレイアウト設計が求められる。以上では AR が揃っていること、すなわちAR の相対値について述べたが、一方、アナログ回路ではAR の絶対値も低いことが望ましい。
前節で述べたように、Vth のペア性が重要なMOS トランジスタ同士では、AR が揃っていることが望ましい。これは通常は、MOS トランジスタおよびそれに接続されるメタル配線を対称な形状に描くことにより(厳密ではないかもしれないが) 自然に達成されることになるが、チップ面積における制約が厳しい場合などでは真の形状対称性は達成されないことがある。また、AR を等しくすることは、メタル配線の形状の対称性だけでなく、使用しているメタル層構成まで含めた対称性が必要となるため、目視検図では確認不足になることがある。また、DC 回路(直流電圧を出す回路)などでは必ずしも形状対称性までは必要なく、AR が値として揃っていれば十分だが、その場合目視検図は有効な確認手段とはなりにくい。また、ペア性が重要なトランジスタについて、回路図とレイアウトの対応をとるのは時間がかかるため、どのレイアウト素子のアンテナ比が揃っていないのか把握しにくい。このため、アナログ回路の特性が要求仕様を満たすために、レイアウト図におけるどのレイアウト素子を再設計すべきであるのか特定するのに時間がかかりやすく、レイアウト図の再設計が非効率になりやすい。
さらに、アナログ回路では、注目するトランジスタの回路全体の特性に対する寄与度がトランジスタ毎に異なることがあり、アナログ回路の特性が要求仕様を満たすために再設計すべき重要度がトランジスタ毎に異なることがある。そのような再設計すべき重要度は、回路構成を考慮して検討する必要があるため、レイアウト図からは直感的に把握しにくい。このため、アナログ回路の特性が要求仕様を満たすために、レイアウト図におけるどのレイアウト素子を再設計すべきであるのか特定するのに時間がかかりやすく、レイアウト図の再設計が非効率になりやすい。
以上のような理由から、AR の対称性が自動的あるいは半自動的に確認できるような仕組みの構築が望まれる。すなわち、AR をレイアウトから自動的に抽出して、全てのMOS トランジスタについて可視化すれば、アナログ回路の性能向上やばらつき低減、歩留改善につながる可能性がある。
そこで、本実施形態では、表示装置1において、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を表示部30上に表示させ、スケマティック図上でアンテナ比を可視化することで、再設計すべきレイアウト素子の特定を容易化し、レイアウト図の再設計の効率化を図る。以下では、スケマティック図上でアンテナ比を可視化するための処理をPID−BA(Plasma Induced Damage − Back Annotation)処理と呼ぶことにする。
具体的には、表示装置1は、図2に示すような構成を有する。図2は、表示装置1のハードウェア構成を示す図である。
表示装置1は、バス配線90、制御部20、表示部30、記憶部40、入力部60及び媒体インターフェース70を備える。
制御部20、表示部30、記憶部40、入力部60及び媒体インターフェース70は、バス配線90を介して相互に接続されている。媒体インターフェース70は、記録媒体80を接続可能に構成されている。
表示部30は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示デバイスである。記憶部40は、例えば、メモリやハードディスクなどである。入力部60は、例えば、キーボードやマウスなどである。媒体インターフェース70は、例えば、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブやUSBインターフェースなどである。記録媒体80は、フレキシブルディスク、CD−ROMやUSBメモリなどである。
記憶部40には、スケマティックエディタ41、レイアウトエディタ42、検証ツール43、スケマティックデータ44、レイアウトデータ45、データベース49、及びPID−BAプログラム50が格納されている。
スケマティックエディタ41は、集積回路などの設計において、スケマティック(回路図)レベルの設計を行うためのEDA(Electronic Design Automation)ツールである。レイアウトエディタ42は、集積回路などの設計において、レイアウトレベルでの設計を行うためのEDAツールである。検証ツール43は、集積回路などの設計において、レイアウト図の設計がスケマティック図の設計と一致するかの検証(LVS:レイアウトバーサススケマティック)、あるいは物理的な設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証(DRC:デザインルールチェック)を行うためのEDAツールである。スケマティックデータ44は、スケマティックエディタ41により生成されたスケマティック図(回路図)のデータである。レイアウトデータ45は、レイアウトエディタ42により生成されたレイアウト図のデータである。データベース49は、レイアウト図の設計がスケマティック図の設計と一致するかの検証(LVS)の結果を含むデータベースである。PID−BAプログラム50は、PID−BA処理(スケマティック図上でアンテナ比を可視化するための処理)を実行するためのプログラムである。
制御部20は、例えば、CPU,GPU,DSP又はマイコンなどであり、一時記憶のためのキャッシュメモリをさらに含む。また、制御部20は、スケマティック生成部21、レイアウト生成部22、レイアウト検証部23、第1の生成部24、第2の生成部25、第3の生成部26、及び表示制御部27を含む。
スケマティック生成部21は、スケマティックエディタ41が実行されることで制御部20内に機能的に実現される。例えば、スケマティック生成部21は、所定のライブラリからスケマティック素子のシンボルを呼び出してスケマティック図上に配置してスケマティックデータ44を生成する。スケマティック生成部21は、スケマティックデータ44を記憶部40に格納する。
レイアウト生成部22は、レイアウトエディタ42が実行されることで制御部20内に機能的に実現される。レイアウト生成部22は、スケマティック生成部21により生成されたスケマティックデータ44に応じて、レイアウト素子のオブジェクトをレイアウト図上に配置してレイアウトデータ45を生成する。レイアウト生成部22は、レイアウトデータ45を記憶部40に格納する。
レイアウト検証部23は、検証ツール43が実行されることで制御部20内に機能的に実現される。レイアウト検証部23は、レイアウト図の設計がスケマティック図の設計と一致するかの検証(LVS)、あるいは物理的な設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証(DRC)を行う。
例えば、図3に示すように、レイアウト検証部23は、レイアウトデータ45とスケマティックデータ44とをそれぞれ記憶部40から読み出す。レイアウト検証部23は、レイアウトデータ45とスケマティックデータ44との一致度合いを検証して、検証結果に関するデータベース49を生成する。図3は、表示装置1の動作を示すデータフロー図である。
データベース49では、レイアウト図上の座標位置とレイアウト素子の識別子との対応情報が、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子の対応情報と別個に独立して管理されている。データベース49は、レイアウト図上の座標位置とレイアウト素子の識別子との対応情報を、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子の対応情報と直接関連付ける機能を有していない。ただし、典型的なデータベースでは、レイアウト素子の識別子をスケマティック素子の識別子の対応情報と直接関連付ける機能を有していないが、直接関連付ける機能を有したデータベースを用いる場合でも、同様に構成することができる。
なお、スケマティック素子の識別子はユーザがスケマティックエディタ41を介してトランジスタに付与した識別子であるのに対して、レイアウト素子の識別子は、検証ツール43が任意に決定してトランジスタに付与した識別子である。このため、レイアウト素子の識別子を見ても、どのスケマティック素子に対応しているのか把握しにくい。
レイアウト検証部23は、レイアウトデータ45からレイアウト素子ごとにアンテナ比を抽出して、第2の情報52を生成する。第2の情報52は、アンテナ比がレイアウト図上の位置に対応付けられた情報である。レイアウト素子ごとのアンテナ比の抽出は、アンテナ比がエラー閾値を超えたレイアウト素子についてエラーファイルを出力するという検証ツール43の機能を利用できる。例えば、検証ツール43にエラー閾値として「0」を設定すると、全てのレイアウト素子についてエラーファイルを出力することができるので、このエラーファイルを第2の情報52として利用できる。
第2の情報52は、図4に示すように、アンテナ比がレイアウト図上の位置に対応付けられた情報である。図4は、第2の情報52のデータ構造を示す図である。例えば、第2の情報52は、アンテナ比欄521及び位置欄522を有する。アンテナ比欄521には、レイアウトデータ45から抽出されたアンテナ比が記録されている。位置欄522には、レイアウト図上におけるレイアウト素子の座標位置が記録されている。第2の情報52を参照することにより、アンテナ比AR113のレイアウト素子が座標位置(X113,Y113)に配されていることが分かり、アンテナ比AR116のレイアウト素子が座標位置(X116,Y116)に配されていることが分かる。なお、AR113,AR116,X113,Y113,X116,Y116は、ここでは記号を用いて記載されているが、実際には具体的な数値である。
第2の情報52は、スケマティック素子についての情報が含まれていないので、アンテナ比をスケマティック図上で可視化するための情報としてそのままでは使用不可である。スケマティック図上で可視化するために、データベース49の機能を用いて、スケマティック素子についての情報を得る。上記のように、データベース49は、レイアウト図上の座標位置とレイアウト素子の識別子との対応情報を、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子の対応情報と直接関連付ける機能を有していない。そのため、レイアウト図上の座標位置→レイアウト素子の識別子→スケマティック素子の識別子と段階的に対応付ける必要がある。
例えば、第1の生成部24、第2の生成部25、第3の生成部26は、PID−BAプログラム50が実行されることで制御部20内に機能的に実現される。
第1の生成部24は、図3に示すように、レイアウト図上の座標位置に対応するレイアウト素子の識別子を、データベース49に問い合わせてその応答を得る。すなわち、第1の生成部24は、データベース49を参照して、第3の情報53を生成する。第3の情報53は、図5に示すように、レイアウト図上の位置がレイアウト素子の識別子に対応付けられた情報である。図5は、第3の情報53のデータ構造を示す図である。例えば、第3の情報53は、位置欄531及びレイアウト素子の識別子欄532を有する。位置欄531にはレイアウト図上におけるレイアウト素子の座標位置が記録されている。レイアウト素子の識別子532には、レイアウト素子の識別子(例えば、レイアウト素子名)が記録されている。第3の情報53を参照することにより、座標位置(X113,Y113)にレイアウト素子M113が配されていることが分かり、座標位置(X116,Y116)にレイアウト素子M116が配されていることが分かる。
第2の生成部25は、図3に示すように、レイアウト素子の識別子に対応するスケマティック素子の識別子を、データベース49に問い合わせてその応答を得る。すなわち、第2の生成部25は、データベース49を参照して、第4の情報54を生成する。第2の生成部25は、図6に示すように、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子に対応付けられた情報である。図6は、第4の情報54のデータ構造を示す図である。例えば、第4の情報54は、レイアウト素子の識別子欄541及びスケマティック素子の識別子欄542を有する。レイアウト素子の識別子欄541には、レイアウト素子の識別子(例えば、レイアウト素子名)が記録されている。スケマティック素子の識別子532には、スケマティック素子の識別子(例えば、スケマティック素子名)が記録されている。第3の情報53を参照することにより、座標位置(X113,Y113)にレイアウト素子M113が配されていることが分かり、座標位置(X116,Y116)にレイアウト素子M116が配されていることが分かる。
第3の生成部26は、図3に示すように、第2の情報52をレイアウト検証部23から受け、第3の情報53を第1の生成部24から受け、第4の情報54を第2の生成部25から受ける。第3の生成部26は、第2の情報52と第3の情報53と第4の情報54とに基づいて、第1の情報51を生成する。第1の情報51は、アンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた情報である。例えば、第3の生成部26は、第3の情報53と第4の情報54とから、レイアウト図上の座標位置とスケマティック素子の識別子との対応関係を、レイアウト図上の各座標位置について特定できる。第3の生成部26は、特定された対応関係を用いて、第2の情報52を第1の情報51へ変換する。
なお、1つのスケマティック素子が複数のレイアウト素子でレイアウト設計されている場合、複数のレイアウト図上の座標位置が1つのスケマティック素子の識別子と対応することになる。この場合、複数のレイアウト図上の座標位置のうちアンテナ比が最も大きい座標位置を選択してスケマティック素子の識別子と対応させた対応関係を用いて、第2の情報52を第1の情報51へ変換することができる。
第1の情報51は、図7に示すように、アンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた情報である。図7は、第1の情報51のデータ構造を示す図である。例えば、第1の情報51は、アンテナ比欄511及びスケマティック素子の識別子512を有する。アンテナ比欄521には、レイアウトデータ45から抽出されたアンテナ比の数値が記録されている。スケマティック素子の識別子512には、スケマティック素子の識別子(例えば、スケマティック素子名)が記録されている。第1の情報51を参照することにより、スケマティック素子MA113がアンテナ比AR113を有することが分かり、スケマティック素子MA116がアンテナ比AR116を有することが分かる。
表示制御部27は、ファームウェアが実行されることで制御部20内に機能的に実現される。表示制御部27は、図3に示すように、スケマティックデータ44を記憶部40から読み出し、第1の情報51を第3の生成部26から受ける。表示制御部27は、スケマティックデータ44と第1の情報51とに基づいて、表示情報31を生成して表示部30上に表示させる。表示情報31は、図8に示すように、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とが各スケマティック素子について互いに関連付けられたスケマティック図を含む。例えば、スケマティック素子MA113のシンボルの付近に、スケマティック素子MA113のアンテナ比AR113の値が表示されている。スケマティック素子MA116のシンボルの付近に、スケマティック素子MA116のアンテナ比AR116の値が表示されている。
図8に示すようなスケマティック図を閲覧したユーザは、スケマティック図上でアンテナ比を把握できる。これにより、スケマティック図を参照しながらレイアウト図を見ることにより、どのレイアウト素子が差動対の関係にありペア性のずれがどの程度であるかを容易に把握できる。
例えば、図8に示す場合、スケマティック素子MA113とスケマティック素子MA116とが差動対の関係にあり、両者のアンテナ比AR113,AR116の値を比較することで、ペア性のずれがどの程度であるかを把握できる。例えば、スケマティック素子MA113及びスケマティック素子MA116のアンテナ比AR113,AR116のペア性のずれは、(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)=(AR116)/(AR113)を評価指標とすることができる。(AR116)/(AR113)が許容範囲を超えて大きくなっていた場合、レイアウトエディタ42によりレイアウト図上でスケマティック素子MA113及びスケマティック素子MA116に接続されている配線の形状を変更して、これらのアンテナ比が一致するように修正できる。もしくは、レイアウトエディタ42によりレイアウト図上でスケマティック素子MA113及びスケマティック素子MA116に対応するトランジスタのディメンジョンを変更することによりばらつき耐性を上げる(ばらつきにくくする)ことができる。これにより、ペア性のずれが許容範囲内に収まるようにすることができる。
また、スケマティック図を参照しながらレイアウト図を見ることにより、どのレイアウト素子が重要度の高いレイアウト素子であるかを把握できる。これにより、アナログ回路の特性が要求仕様を満たすために、レイアウト図におけるどのレイアウト素子を再設計すべきであるのかを容易に特定できる。
例えば、図8に示すスケマティック図を参照することにより、スケマティック素子MA114,MA115の重要度がスケマティック素子MA113,MA116の重要度より高いことが理解できる場合を考える。この場合、スケマティック素子MA114,MA115のアンテナ比AR114,AR115に対する閾値ARth1は、スケマティック素子MA113,MA116のアンテナ比AR113,AR116に対する閾値ARth2より厳しめに設定できる。これにより、アンテナ比AR114,AR115の値とアンテナ比AR113,AR116の値とが同程度であっても、
AR114>ARth1
AR115>ARth1
AR113<ARth2
AR116<ARth2
となっていれば、レイアウト図におけるスケマティック素子MA114,MA115に対応したレイアウト素子を再設計することで、回路全体の特性を要求仕様に効率的に近づけることができることを特定できる。
AR114>ARth1
AR115>ARth1
AR113<ARth2
AR116<ARth2
となっていれば、レイアウト図におけるスケマティック素子MA114,MA115に対応したレイアウト素子を再設計することで、回路全体の特性を要求仕様に効率的に近づけることができることを特定できる。
次に、表示装置1を用いた半導体集積回路の設計方法について図9及び図10を用いて説明する。図9は、表示装置1を用いた半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。図10は、PID−BA処理を示すフローチャートである。
表示装置1は、スケマティックエディタ41を実行して回路設計を行う(S1)。例えば、表示装置1は、所定のライブラリからスケマティック素子のシンボルを呼び出してスケマティック図上に配置してスケマティックデータ44を生成する。表示装置1は、スケマティックデータ44を記憶部40に格納する。
表示装置1は、レイアウトエディタ42を実行してレイアウト設計を行う(S2)。例えば、表示装置1は、スケマティックデータ44に応じて、レイアウト素子のオブジェクトをレイアウト図上に配置してレイアウトデータ45を生成する。表示装置1は、レイアウトデータ45を記憶部40に格納する。
表示装置1は、PID−BA処理を行い(S3)、スケマティック図上でアンテナ比を可視化する。
PID−BA処理(S3)では、表示装置1は、検証ツール43に閾値「0」を設定し、検証ツール43によりアンテナデザインルールチェックを実行する(S11)。表示装置1は、検証ツール43により、アンテナデザインルールチェックのエラーファイルを生成し(S12)、エラーファイルを、アンテナ比がレイアウト図上の位置に対応付けられた第2の情報52として保持する(S13)。
また、表示装置1は、検証ツール43により、レイアウトデータ45とスケマティックデータ44との一致度合いを検証して検証結果に関するデータベース49を生成する。表示装置1は、データベース49を参照して、レイアウト図上の位置がレイアウト素子の識別子に対応付けられた第3の情報53を生成する(S14)。表示装置1は、データベース49を参照して、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子に対応付けられた第4の情報54を生成する(S15)。表示装置1は、第2の情報52と第3の情報53と第4の情報54とに基づいて、第1の情報51を生成する(S16)。表示装置1は、第1の情報51に基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を表示部30上に表示させる(S17)。
PID−BA処理(S3)が完了すると、表示装置1により表示部30上にスケマティック素子に関連付けて表示されたアンテナ比に応じて、スケマティック素子に対応するレイアウト素子について修正(再設計)が必要であるか否かが判断される(S4)。レイアウト素子について修正(再設計)が必要(S4でYes)であれば、処理がS2に戻され、レイアウト素子について修正(再設計)が不要(S4でNo)であれば、処理が終了される。
以上のように、実施形態では、表示装置1において、アンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた第1の情報51を生成し、第1の情報51に基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を表示部30上に表示させる。これにより、アナログ回路の特性が要求仕様を満たすために、レイアウト図におけるどのレイアウト素子を再設計すべきであるのかを容易に特定でき、レイアウト図の再設計を効率化できる。
なお、事前に、ペア性が必要なトランジスタを表示装置1に入力しておき、その設定に基づき、アンテナ比がずれているトランジスタを自動的に抽出し、警告情報を表示するようにしてもよい。例えば、図11に示すように、入力部60(図2参照)には、PID−BA処理が行われる前に、第5の情報55、第6の情報56、第7の情報57、第8の情報58がユーザにより入力される。
第5の情報55は、図12に示すように、ランクとペア性の閾値範囲とが対応付けられた情報である。図12は、第5の情報55のデータ構造を示す図である。例えば、第5の情報55は、ランク欄551及び閾値範囲欄552を有する。ランク欄551には、スケマティック素子の重要度のランクが記録されている。閾値範囲欄552には、ペア性の評価指標(=(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比))の閾値範囲が記録されている。第5の情報55を参照することにより、ランクSのスケマティック素子について
1−Rth1≦(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)≦1+Rth1
が閾値範囲であることが分かる。(ランクSより低い)ランクAのスケマティック素子について
1−Rth2≦(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)≦1+Rth2
ただし、Rth2>Rth1
が閾値範囲であることが分かる。(ランクAより低い)ランクBのスケマティック素子について
1−Rth3≦(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)≦1+Rth3
ただし、Rth3>Rth2
が閾値範囲であることが分かる。
1−Rth1≦(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)≦1+Rth1
が閾値範囲であることが分かる。(ランクSより低い)ランクAのスケマティック素子について
1−Rth2≦(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)≦1+Rth2
ただし、Rth2>Rth1
が閾値範囲であることが分かる。(ランクAより低い)ランクBのスケマティック素子について
1−Rth3≦(負相のアンテナ比)/(正相のアンテナ比)≦1+Rth3
ただし、Rth3>Rth2
が閾値範囲であることが分かる。
第6の情報56は、図13に示すように、ペア性を取るべき一対のスケマティック素子の識別子とランクとが対応付けられた情報である。図13は、第6の情報56のデータ構造を示す図である。例えば、第6の情報56は、ペア性を取るべきスケマティック素子欄561及びランク欄562を有する。ペア性を取るべきスケマティック素子欄561には、ペア性を取るべき一対のスケマティック素子の識別子が記録されている。ランク欄562には、スケマティック素子の重要度のランクが記録されている。第6の情報56を参照することにより、一対のスケマティック素子MA113,MA116がランクAの重要度を有していることが分かり、一対のスケマティック素子MA114,MA115がランクSの重要度を有していることが分かる。
第7の情報57は、図14に示すように、ランクとアンテナ比の閾値とが対応付けられた情報である。図14は、第7の情報57のデータ構造を示す図である。例えば、第7の情報57は、ランク欄571及び閾値欄572を有する。ランク欄571には、スケマティック素子の重要度のランクが記録されている。閾値欄572には、アンテナ比の閾値が記録されている。第7の情報57を参照することにより、ランクSのスケマティック素子の閾値がARth1であることが分かり、ランクAのスケマティック素子の閾値がARth2(>ARth1)であることが分かり、ランクBのスケマティック素子の閾値がARth3(>ARth2)であることが分かる。
第8の情報58は、図15に示すように、スケマティック素子の識別子とランクとが対応付けられた情報である。図15は、第8の情報58のデータ構造を示す図である。例えば、第8の情報58は、スケマティック素子欄581及びランク欄582を有する。スケマティック素子欄581には、スケマティック素子の識別子が記録されている。ランク欄582には、スケマティック素子の重要度のランクが記録されている。第8の情報58を参照することにより、スケマティック素子MA113,MA116がランクAの重要度を有していることが分かり、スケマティック素子MA114,MA115がランクSの重要度を有していることが分かる。
表示制御部27は、図11に示すように、スケマティックデータ44を記憶部40から読み出し、第1の情報51を第3の生成部26(図3参照)から受け、第5の情報55、第6の情報56、第7の情報57、第8の情報58を入力部60から受ける。表示制御部27は、スケマティックデータ44、第1の情報51、第5の情報55、第6の情報56、第7の情報57、第8の情報58に基づいて、表示情報31aを生成して表示部30上に表示させる。表示情報31aは、図16に示すように、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とが各スケマティック素子について互いに関連付けられたスケマティック図を含む。また、表示情報31aは、一対のスケマティック素子のシンボルとペア性がランクに応じた閾値範囲を超えていることを示す第1の警告情報とを互いに関連付けたスケマティック図を含む。表示情報31aは、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比がランクに応じた閾値を超えていることを示す第2の警告情報とを互いに関連付けたスケマティック図を含む。
例えば、
(AR116)/(AR113)<1−Rth1
又は
1+Rth1<(AR116)/(AR113)
となっていれば、第1の警告情報として、一対のスケマティック素子MA113,MA116のシンボルを第1の色で点滅させる。これにより、一対のスケマティック素子MA113,MA116のペア性がランクに応じた閾値範囲を超えていることを容易に把握できる。また、第1の警告情報は、第1の色で点滅させることである代わりに、一対のスケマティック素子MA113,MA116のシンボルの色を他のシンボルと異なる第3の色に変えることであってもよい。
例えば、
AR114>ARth1
AR115>ARth1
AR113<ARth2
AR116<ARth2
となっていれば、第2の警告情報として、スケマティック素子MA114,MA115のシンボルを第2の色で点滅させる。これにより、スケマティック素子MA114,MA115のアンテナ比がランクに応じた閾値を超えていることを容易に把握できる。また、第2の警告情報は、第2の色で点滅させることである代わりに、スケマティック素子MA114,MA115のシンボルの色を他のシンボルと異なる第4の色に変えることであってもよい。
例えば、
(AR116)/(AR113)<1−Rth1
又は
1+Rth1<(AR116)/(AR113)
となっていれば、第1の警告情報として、一対のスケマティック素子MA113,MA116のシンボルを第1の色で点滅させる。これにより、一対のスケマティック素子MA113,MA116のペア性がランクに応じた閾値範囲を超えていることを容易に把握できる。また、第1の警告情報は、第1の色で点滅させることである代わりに、一対のスケマティック素子MA113,MA116のシンボルの色を他のシンボルと異なる第3の色に変えることであってもよい。
例えば、
AR114>ARth1
AR115>ARth1
AR113<ARth2
AR116<ARth2
となっていれば、第2の警告情報として、スケマティック素子MA114,MA115のシンボルを第2の色で点滅させる。これにより、スケマティック素子MA114,MA115のアンテナ比がランクに応じた閾値を超えていることを容易に把握できる。また、第2の警告情報は、第2の色で点滅させることである代わりに、スケマティック素子MA114,MA115のシンボルの色を他のシンボルと異なる第4の色に変えることであってもよい。
あるいは、第6の情報56及び第8の情報58は、図11に破線の矢印で示すように、第4の生成部28により生成されてもよい。第4の生成部28は、感度解析シミュレータ46が実行されることで制御部20内に機能的に実現される。感度解析シミュレータ46が実行されると、回路に含まれた各スケマティック素子毎に、回路全体の出力に対する寄与度を見積もることができる。これにより、第4の生成部28は、回路に含まれた各スケマティック素子毎にその素子の重要度のランクを割り振ることができ、第6の情報56及び第8の情報58をそれぞれ生成できる。この場合、入力部60に入力するのは第5の情報55と第7の情報57とで済むため、ユーザの負担を軽減できる。
あるいは、第1の警告情報及び第2の警告情報は、表示部30上に表示される代わりに、ログファイルとして記憶部40に格納されてもよい。例えば、第5の生成部29は、図11に一点鎖線の矢印で示すように、第5の情報55、第6の情報56、第7の情報57、第8の情報58を入力部60から受ける。第5の生成部29は、第5の情報55、第6の情報56、第7の情報57、第8の情報58に基づいて、第9の情報59を生成して記憶部40に格納する。
第9の情報59は、図17に示すように、アンテナ比と、エラー対象となるスケマティック素子の識別子と、エラーの種類とが対応付けられた情報である。図17は、第9の情報59のデータ構造を示す図である。例えば、第9の情報59は、アンテナ比欄591、スケマティック素子の識別子592、及びエラーの種類欄593を有する。アンテナ比欄591には、レイアウトデータ45から抽出されたアンテナ比が記録されている。スケマティック素子の識別子592には、スケマティック素子の識別子(例えば、スケマティック素子名)が記録されている。エラーの種類欄593には、エラーの種類(すなわち、第1の警告情報と第2の警告情報とのいずれであるかを示す情報)が記録されている。第9の情報59を参照することにより、一対のスケマティック素子MA113,MA116のペア性がランクに応じた閾値範囲を超えていることが分かり、スケマティック素子MA114,MA115のアンテナ比がランクに応じた閾値を超えていることが分かる。
あるいは、PID−BA処理で生成された第1の情報51に基づいて、回路シミュレーション及びモンテカルロシミュレーションを行い、レイアウト素子を再設計(修正)する際の修正量を見積もってもよい。例えば、PID−BA処理により、回路図中の全てのトランジスタのアンテナ比を抽出できる。これに対し、それぞれのトランジスタのアンテナ比とその閾値電圧Vthずれとの間には、図18に示すように、相関がある。図18に示す相関領域149は、予め実験的に取得でき、関数やテーブルの形で記憶部40に格納しておくことができる。
例えば、表示装置1は、図19に示すように、PID−BA処理(S3)により所定のトランジスタのアンテナ比AR100が得られた場合、アンテナ比AR100における相関領域149の中心値(Vthずれの値)を回路シミュレータ47(図2参照)に入力し、アンテナ比AR100における相関領域149の幅(Vthばらつきの値)をモンテカルロシミュレータ48(図2参照)に入力し、それぞれシミュレーションを実行する(S5b,S6b)。これにより、表示装置1は、シミュレーション結果に応じて、回路全体の性能が要求仕様に対して、収まっているのか否かを判断できる(S7b)。表示装置1は、回路全体の性能が要求仕様からずれていれば、レイアウトの修正が必要である(S7bでYes)として、シミュレーション結果に示された回路全体の性能の要求仕様からのずれ量に応じて、レイアウト素子の修正量を決定する(S8b)。このように、回路シミュレーション及びモンテカルロシミュレーションによりアンテナ比に応じた回路全体の性能の定量化が可能となり、レイアウト素子の修正量を見積もることができるので、レイアウト図の再設計をさらに効率化できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 表示装置、27 表示制御部、30 表示部。
Claims (6)
- 表示部と、
プラズマダメージに関連するアンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた第1の情報に基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を前記表示部上に表示させる表示制御部と、
を備えた表示装置。 - 半導体集積回路のレイアウトデータとスケマティックデータとの一致度合いを検証して検証結果に関するデータベースを生成するとともに、前記レイアウトデータからアンテナ比を抽出してアンテナ比がレイアウト図上の位置に対応付けられた第2の情報を生成するレイアウト検証部と、
前記データベースを参照して、レイアウト図上の位置がレイアウト素子の識別子に対応付けられた第3の情報を生成する第1の生成部と、
前記データベースを参照して、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子に対応付けられた第4の情報を生成する第2の生成部と、
前記第2の情報と前記第3の情報と前記第4の情報とに基づいて、前記第1の情報を生成する第3の生成部と、
をさらに備えた
請求項1に記載の表示装置。 - 前記表示制御部は、前記第1の情報と、ランクとペア性の閾値範囲とが対応付けられた第5の情報と、ペア性を取るべき一対のスケマティック素子の識別子とランクとが対応付けられた第6の情報とに基づいて、一対のスケマティック素子のシンボルとペア性がランクに応じた前記閾値範囲を超えていることを示す第1の警告情報とを互いに関連付けたスケマティック図を前記表示部上に表示させる
請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記表示制御部は、前記第1の情報と、ランクとアンテナ比の閾値とが対応付けられた第7の情報と、スケマティック素子の識別子とランクとが対応付けられた第8の情報とに基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比がランクに応じた前記閾値を超えていることを示す第2の警告情報とを互いに関連付けたスケマティック図を前記表示部上に表示させる
請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 半導体集積回路のレイアウトデータとスケマティックデータとの一致度合いを検証して検証結果に関するデータベースを生成することと、
前記レイアウトデータからアンテナ比を抽出して、プラズマダメージに応じたアンテナ比がレイアウト図上の位置に対応付けられた第2の情報を生成することと、
前記データベースを参照して、レイアウト図上の位置がレイアウト素子の識別子に対応付けられた第3の情報を生成することと、
前記データベースを参照して、レイアウト素子の識別子がスケマティック素子の識別子に対応付けられた第4の情報を生成することと、
前記第2の情報と前記第3の情報と前記第4の情報とに基づいて、アンテナ比がスケマティック素子の識別子に対応付けられた第1の情報を生成することと、
前記第1の情報に基づいて、スケマティック素子のシンボルとアンテナ比の情報とを互いに関連付けたスケマティック図を表示部上に表示させることと、
を備えた半導体集積回路の設計方法。 - 前記第1の情報に基づいて、回路シミュレーション及びモンテカルロシミュレーションを行うことをさらに備えた
請求項5に記載の半導体集積回路の設計方法。
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