JP2016165431A - 清拭消毒シート - Google Patents
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Abstract
【課題】不織布シートに洗浄剤・殺菌剤を添加することなく、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りでも使用することができるナノバブル水含有清拭消毒シートを提供する。【解決手段】不織布シートに洗浄剤・殺菌剤等を添加しないで、消毒・殺菌作用のある窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム及び炭酸ガス・酸素混合物等のナノバブルを含有する水を含浸させて、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りも使用可能な清拭消毒シートを得た。
Description
本発明は、ガーゼ、綿、合成繊維の不織布などの繊維シートにナノバブル含有洗浄水を含浸させた清拭消毒シートに関するものである。
従来から、汚れた手や顔または排泄後の乳幼児のお尻を拭く清拭消毒シートとして、洗浄薬剤を含浸させた湿式の清拭消毒シートが利用されていた。この湿式の清拭消毒シートに含浸される洗浄剤は、清拭消毒しやすいように水分の含有量を多くしているものが多い。そのため、含有される水に発生する雑菌を防止するために、殺菌剤や抗菌剤などを含有させ、雑菌の発生を抑えている。また、直接肌に使用するものであることから、その使用感を向上させるために、ヒアルロン酸などの保湿成分を含有させている。
しかし、手や顔または乳幼児のお尻などに直接使用する清拭消毒シートは、肌に対する刺激を考えた場合、肌に対する刺激を抑えるには、上記洗浄薬剤に含有される殺菌剤や抗菌材の含有量が少ないか、全く無いものが望まれる。特に、乳幼児のお尻や肌の弱いお年寄りが使用する場合には、刺激のある成分を極力少なくした清拭消毒シートが望まれる。
従来の清拭消毒シートは、薬剤を含有させた水を繊維シートに含浸させ、極力殺菌防腐剤やアルコール系保湿剤または水溶性保湿剤の含有割合を低くしている。これにより、肌に対する刺激を少なくすることができるため、薬物に敏感な肌の人や乳幼児にも利用することができるものとなっている。
この従来の清拭消毒シートは、洗浄薬剤に含有する水として蒸留水や精製水などを用いるため、雑菌などが発生しやすく、これを抑えるために、殺菌防腐剤を含有させる必要がある。これにより、肌に対する刺激を完全に抑えることが出来ないという問題がある。
また清拭消毒シートは、排泄後のお尻拭きとして乳幼児に頻繁に使用することが多く、洗浄薬剤に含有される殺菌防腐剤などの薬剤により、特にデリケートである乳幼児の肌がかぶれたり、湿疹などを患う可能性があるため、使用に対しては細心の注意を払う必要があるという問題もある。
一方、洗浄薬剤に含有させるアルコール系保湿剤や水溶性保湿剤などの保湿成分は、一般の人が通常使用する際に、肌のべとつきなどを抑えることができるため、使用感を向上させることができる。しかし、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りなどが使用した場合には、肌のトラブルを引き起こす原因になるという問題もある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、不織布シートに含有する殺菌防腐剤を添加することなくナノバブルが有する殺菌・消毒作用を全面的に利用して、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りでも使用することができる清拭消毒シートを提供することを課題とするものである。勿論保湿剤等は必要に応じて添加するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、不織布シートにナノバブル含有消毒水を含浸させたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のナノバブルが窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合ガス、及びこれら2種以上のガスの混合物であるあることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1〜2に記載のナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下を満足するものは凡そ下記分布を満足する。
直径の平均値:100〜200nm、
直径のモード値:80〜170nm、かつ
標準偏差:30〜90nm
直径の平均値:100〜200nm、
直径のモード値:80〜170nm、かつ
標準偏差:30〜90nm
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3に記載のナノバブル水が、蒸留水、イオン交換水等の精製水、および水道水のいずれか或いはこれらの組合せであることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、メジアン径(D50)が150nm以下の窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合ガス、及びこれら2種以上のガスの混合物であるナノバブルを1mLあたり4億個以上含ませるように、ナノバブルガスを被処理水中に分散および混合する工程、または、予め製造したナノバブル水を前記被処理水に分散および混合する工程を特徴とする。
請求項1〜5に記載の本発明によれば、不織布シートに含有する洗浄剤に殺菌防腐剤を添加することなく、ナノバブルが有する殺菌・消毒作用を全面的に利用するので、肌に対し刺激を与えず、肌のデリケートな乳幼児やお年寄りに対しても、肌トラブルを気にすることなく、安心して使用することができる。
また、上記ナノバブル水を1mLあたり4億個以上好ましくは20億個以上含ませた清拭消毒シートは、細菌の発育やカビの発生を抑えることができる。この結果、清拭シートが密閉された包装体を長期に亘り保管することができるとともに、使用時に包装体や清拭シートに手および空気が触れたとしても、細菌やカビの発生を抑えることができ、時間の経過とともにナノバブル数が漸減するが、5年間はその効果が持続する。
以下に本発明の実施の形態を適用した清拭消毒シートについて詳細を説明する。
本発明の実施の形態を適用した清拭消毒シートは、不織布シートに洗浄剤を含浸させている。この洗浄剤は、窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合ガス、及びこれら2種以上のガスの混合物であるナノバブルを含有した水を含浸させたものである。不織布シートしては、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維等が用いられるが、ポリオレフィン繊維が好ましい。
窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合ガス、及びこれら2種以上のガスの混合物であるナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものは殺菌・消毒・防腐効果が顕著で、殺菌剤、防腐剤を添加する必要がない。上限は特に限定されないが、1mLあたり100億個程度である。勿論、時間と共にナノバブル数は漸減して、殺菌、防腐効果は減少するが、前述の粒径、個数の範囲にあるものは、5年間程度はその効果を十分保持して、使用上問題なく、これらナノバブルの効果は失われないが、ほぼ同じ粒径、個数で比較すると、炭酸ガス、炭酸ガスと酸素の混合ガス、オゾン、ヘリウムナノバブルの殺菌効果が特に優れている。
これらナノバブルの直径分布は、
直径の平均値:100〜200nm、
直径のモード値:80〜170nm、かつ
標準偏差:30〜90nm
の範囲におさまっている。
直径の平均値:100〜200nm、
直径のモード値:80〜170nm、かつ
標準偏差:30〜90nm
の範囲におさまっている。
ナノバブル水に使用する水の種類については特に限定されないが、蒸留水、イオン交換水等の精製水、淡水、海水、温泉水および調理用水等のいずれか或いはこれらを組合せたものを用いるのが良い。蒸留水や精製水などを用いると雑菌が発生しやすく、これを抑えるにはアルコールを添加しておく等の方策も有るが、メジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上の窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合物、及びこれら2種以上のガスの混合物であるナノバブルを含むものは殺菌・消毒・防腐効果が顕著で、殺菌剤、防腐剤を添加する必要がない。ナノバブルは加温するとナノバブル水より逃散・減少するので、冷蔵庫で保管することが好ましい。
ナノバブル水で殺菌、防腐効果は十分有るが、必要に応じて殺菌防腐剤として塩化ベンザルコニウム、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、プロピレングリコールまたは1,3−ブチレングリコール等を少量配合しても良い。
窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合ガス、及びこれら2種以上のガスの混合物のガスについては、ボンベに充填した状態で市販されているものから、用途等に応じて所望の容積、一次圧および純度のものを適宜選択して使用すればよい。なおヘリウムにはヘリウム3とヘリウム4があるが、ヘリウム3のほうが、消毒殺菌効果が大きい。被処理水単位体積あたりの各ガスの圧力および流量は、単位体積あたりのナノバブルの数、メジアン径(D50)等に応じて適宜調節される。また、ナノバブルのメジアン径(D50)を調節する手段としては、静置型流体混合装置への被処理水の供給圧や同装置中での被処理水および各ガスの循環時間等も挙げられる。
被処理水への上述の各ガスの微細気流の分散のため、各ガスの混合および分散については、ナノバブル水の製造に用いられる任意の公知の方法を特に制限なく用いることができる。用いられる方法の具体例としては、被処理水およびガスの二相流を回転刃で撹拌し、発生する渦を崩壊させることにより微細気泡を発生させる方法、高圧下で気体を過飽和溶解後圧力開放することにより高濃度の微細気泡を発生させる方法、シラスポーラスガラス(SPG)等の多孔質セラミクスを通して被処理水を曝気する方法等が挙げられるが、静止型流体混合装置を用いる方法が特に好ましい。
以下、本発明のナノバブル水に含まれるナノバブルの個数、およびその分布(平均、モード、D10、D90、メジアン径(D50)、標準偏差)については、動的光散乱法、ブラウン運動量を用いる方法(Stokes−Einstein式に基づく解析)等の任意の公知の方法を用いて測定できる。
ここで
D50;粒子の径を累積分布させたときの指標値で、累積50%をメジアン径といいD50で表す。
D10;粒径の小さい側からの累積が10%の量となる径、
D90;粒径の小さい側からの累積が90%となる径。
平均(直径);体積分布での出力。
モード;分布の極大値。
S.D.;標準偏差。
を表す。
D50;粒子の径を累積分布させたときの指標値で、累積50%をメジアン径といいD50で表す。
D10;粒径の小さい側からの累積が10%の量となる径、
D90;粒径の小さい側からの累積が90%となる径。
平均(直径);体積分布での出力。
モード;分布の極大値。
S.D.;標準偏差。
を表す。
得られるナノバブル水に含まれるナノバブルの数、メジアン径(D50)及びその分布については、
個数:4億個以上、好ましくは20億個以上100億個程度以下
メジアン径(D50)は150nm以下を満足する必要がある。
上記ナノバブルの特性を満足するものは、凡そ下記範囲を満足する。すなわち直径(上限および下限):1nm以上1μm以下、好ましくは10nm以上500nm以下
平均直径:好ましくは100nm以上200nm以下
モード:好ましくは80nm以上170nm以下
標準偏差:好ましくは30nm以上90nm以下
である。
個数:4億個以上、好ましくは20億個以上100億個程度以下
メジアン径(D50)は150nm以下を満足する必要がある。
上記ナノバブルの特性を満足するものは、凡そ下記範囲を満足する。すなわち直径(上限および下限):1nm以上1μm以下、好ましくは10nm以上500nm以下
平均直径:好ましくは100nm以上200nm以下
モード:好ましくは80nm以上170nm以下
標準偏差:好ましくは30nm以上90nm以下
である。
被処理水とガスとを直接静止型流体混合装置に加圧導入してナノバブル水を製造してもよいが、上記の様にして(例えば、上述の静止型流体混合装置を用いて)予め上述のガスのナノバブルを混合および分散させたナノバブル水と被処理水とを混合することによってナノバブル水を製造してもよい。この場合、予め製造しておくナノバブル水は、被処理水と混合したときに所望の単位体積あたりのナノバブル数、ナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以上を達成できるよう、それらの値を調整しておく必要がある。
本実施形態に係るナノバブルを用いた水の処理方法は、殺菌の効果により水の保存性を向上させることが必要とされる任意の用途に適用できる。
本発明の一実施の形態に係るナノバブル水は、高い殺菌効果を有すると共に、それに含まれるナノバブルの数、メジアン径(D50)、粒径分布は、製造後長期間(数ヶ月程度)にわたり製造当初のそれらから殆ど変化を示さない。そのため、殺菌効果が長期にわたり持続する。殺菌効果のメカニズムについてはよく分からないが、ナノバブル圧壊時のラジカル生成やエネルギー放出による菌体の破壊等が考えられる。
本発明のナノバブル水による殺菌効果の確認は、初期に大腸菌、黄色ブドウ球菌、カンジダ菌、緑膿菌で検討したが、緑膿菌での評価が一番厳しく、緑膿菌で殺菌効果が認められれば、他の菌でも殺菌効果があることを確認して、緑膿菌を評価の代表として採用した。
検体の抗菌効果を調べる抗菌試験法は以下のとおりである。
(1)試験菌;緑膿菌
(2)試験方法;
2−1;試験液作製
試験菌は普通寒天培地(NA)に接種し、35℃で24時間培養後、減菌生 理食塩水を用いて、菌数が108/mLになるように作製したものを試験菌 液とした。
2−2;試験液の接種および培養
検体10mLに試験菌液をそれぞれ0.1mLずつ接種し、25℃で培養し た。
2−3;生菌数測定
接種24時間後に試験試料の10倍希釈系列を、滅菌生理食塩水を用いて行 い、希釈液をSCDLP寒天培地に接種し、35℃で48時間培養した。培 養後、形成されたコロニーをカウントし、生菌数を換算した。また、滅菌燐 酸緩衝生理食塩水をコントロールとし、同時に試験を行った。
(2)試験方法;
2−1;試験液作製
試験菌は普通寒天培地(NA)に接種し、35℃で24時間培養後、減菌生 理食塩水を用いて、菌数が108/mLになるように作製したものを試験菌 液とした。
2−2;試験液の接種および培養
検体10mLに試験菌液をそれぞれ0.1mLずつ接種し、25℃で培養し た。
2−3;生菌数測定
接種24時間後に試験試料の10倍希釈系列を、滅菌生理食塩水を用いて行 い、希釈液をSCDLP寒天培地に接種し、35℃で48時間培養した。培 養後、形成されたコロニーをカウントし、生菌数を換算した。また、滅菌燐 酸緩衝生理食塩水をコントロールとし、同時に試験を行った。
本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
(1)炭酸ガスナノバブル水の製造
株式会社ナノクス製のナノバブル水製造装置nanoQuick_RNMO17A−Sを使用して、蒸留水1Lに、炭酸ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で30分間(60パス)循環させ、炭酸ガスナノバブル水を製造した。炭酸ガスナノバブル水に含まれる炭酸ガスナノバブルの数、直径及び直径分布を表1に示す。
株式会社ナノクス製のナノバブル水製造装置nanoQuick_RNMO17A−Sを使用して、蒸留水1Lに、炭酸ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で30分間(60パス)循環させ、炭酸ガスナノバブル水を製造した。炭酸ガスナノバブル水に含まれる炭酸ガスナノバブルの数、直径及び直径分布を表1に示す。
実施例1〜3、比較例1
実施例1は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で5倍に希釈(炭酸ガスナノバブル水1:蒸留水4)して、この炭酸ガスナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例2は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で2倍に希釈(炭酸ガスナノバブル水1:蒸留水1)して、実施例1と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例3は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例1と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例1は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で20倍に希釈(炭酸ガスナノバブル水1:蒸留水19)して、実施例1と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表2に示す。
実施例1は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で5倍に希釈(炭酸ガスナノバブル水1:蒸留水4)して、この炭酸ガスナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例2は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で2倍に希釈(炭酸ガスナノバブル水1:蒸留水1)して、実施例1と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例3は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例1と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例1は、作製した炭酸ガスナノバブル水を蒸留水で20倍に希釈(炭酸ガスナノバブル水1:蒸留水19)して、実施例1と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表2に示す。
以上の結果から、炭酸ガスナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものが殺菌効果を有し、有用であることが理解される。
(2)炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水の製造
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、イオン交換水1Lに、炭酸ガスと酸素をそれぞれ毎分0.2L(合計で毎分0.4L)供給しながら、25℃で30分間(60パス)循環させ、炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水を製造した。ナノバブル水に含まれる炭酸ガスと酸素混合のナノバブルの数、直径及び直径分布を表3に示す。
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、イオン交換水1Lに、炭酸ガスと酸素をそれぞれ毎分0.2L(合計で毎分0.4L)供給しながら、25℃で30分間(60パス)循環させ、炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水を製造した。ナノバブル水に含まれる炭酸ガスと酸素混合のナノバブルの数、直径及び直径分布を表3に示す。
実施例4〜6、比較例2
実施例4は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水をイオン交換水で10倍に希釈(炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水1:イオン交換水9)して、この炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例5は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水をイオン交換水で3倍に希釈(炭酸ガスと酸素の混合ナノバブル水1:イオン交換水2)して、実施例4と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例6は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水をイオン交換水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例4と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例2は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水を、イオン交換水で30倍に希釈(炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水1:蒸留水29)して、実施例4と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表4に示す。
実施例4は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水をイオン交換水で10倍に希釈(炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水1:イオン交換水9)して、この炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例5は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水をイオン交換水で3倍に希釈(炭酸ガスと酸素の混合ナノバブル水1:イオン交換水2)して、実施例4と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例6は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水をイオン交換水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例4と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例2は、作製した炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水を、イオン交換水で30倍に希釈(炭酸ガスと酸素混合のナノバブル水1:蒸留水29)して、実施例4と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表4に示す。
以上の結果から、炭酸ガスと酸素混合のナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものが殺菌効果を有し、有用であることが理解される。
(3)窒素ガスナノバブル水の製造
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、水道水1Lに、窒素ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で40分間(80パス)循環させ、窒素ガスナノバブル水を製造した。ナノバブル水に含まれる窒素のナノバブルの数、直径及び直径分布を表5に示す。
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、水道水1Lに、窒素ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で40分間(80パス)循環させ、窒素ガスナノバブル水を製造した。ナノバブル水に含まれる窒素のナノバブルの数、直径及び直径分布を表5に示す。
実施例7〜9、比較例3
実施例7は、作製した窒素ガスナノバブル水を水道水で15倍に希釈(窒素ガスナノバブル水1:水道水14)して、この窒素ガスナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例8は、作製した窒素ガスナノバブル水を水道水で3倍に希釈(窒素ガスナノバブル水1:水道水2)して、実施例7と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例9は、作製した窒素ガスナノバブル水を水道水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例7と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例3は、作製した窒素ガスナノバブル水を、水道水で30倍に希釈(窒素ガスナノバブル水1:水道水29)して、実施例7と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表6に示す。
実施例7は、作製した窒素ガスナノバブル水を水道水で15倍に希釈(窒素ガスナノバブル水1:水道水14)して、この窒素ガスナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例8は、作製した窒素ガスナノバブル水を水道水で3倍に希釈(窒素ガスナノバブル水1:水道水2)して、実施例7と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例9は、作製した窒素ガスナノバブル水を水道水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例7と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例3は、作製した窒素ガスナノバブル水を、水道水で30倍に希釈(窒素ガスナノバブル水1:水道水29)して、実施例7と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表6に示す。
以上の結果から、窒素ガスナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものが殺菌効果を有し、有用であることが理解される。
(4)酸素ナノバブル水の製造
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、水道水1Lに、酸素ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で40分間(80パス)循環させ、酸素ガスナノバブル水を製造した。ナノバブル水に含まれる酸素ナノバブルの数、直径及び直径分布を表7に示す。
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、水道水1Lに、酸素ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で40分間(80パス)循環させ、酸素ガスナノバブル水を製造した。ナノバブル水に含まれる酸素ナノバブルの数、直径及び直径分布を表7に示す。
実施例10〜12、比較例4
実施例10は、作製した酸素ガスナノバブル水を水道水で15倍に希釈(酸素ガスナノバブル水1:水道水14)して、この酸素ガスナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例11は、作製した酸素ガスナノバブル水を水道水で5倍に希釈(酸素ガスナノバブル水1:水道水4)して、実施例10と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例12は、作製した酸素ガスナノバブル水を水道水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例10と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例4は、作製した酸素ガスナノバブル水を、水道水で30倍に希釈(酸素ガスナノバブル水1:水道水29)して、実施例10と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表8に示す。
実施例10は、作製した酸素ガスナノバブル水を水道水で15倍に希釈(酸素ガスナノバブル水1:水道水14)して、この酸素ガスナノバブル水を、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。
実施例11は、作製した酸素ガスナノバブル水を水道水で5倍に希釈(酸素ガスナノバブル水1:水道水4)して、実施例10と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
実施例12は、作製した酸素ガスナノバブル水を水道水で希釈せずに、そのまま使用して、実施例10と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。
比較例4は、作製した酸素ガスナノバブル水を、水道水で30倍に希釈(酸素ガスナノバブル水1:水道水29)して、実施例10と同様に緑膿菌の生菌数を測定した。結果を表8に示す。
以上の結果から、酸素ガスナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものが殺菌効果を有し、有用であることが理解される。
(5)空気ナノバブル水の製造
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、水道水1Lに、空気を毎分0.2L供給しながら、25℃で20分間(40パス)循環させ、空気ナノバブル水を製造した(実施例13に使用)。ひき続いて水道水1Lに、空気を毎分0.1L供給しながら、25℃で10分間(20パス)循環させ空気ナノバブル水を製造した(比較例4に使用)。ナノバブル水に含まれる空気ナノバブルの数、直径及び直径分布を表9に示す。
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、水道水1Lに、空気を毎分0.2L供給しながら、25℃で20分間(40パス)循環させ、空気ナノバブル水を製造した(実施例13に使用)。ひき続いて水道水1Lに、空気を毎分0.1L供給しながら、25℃で10分間(20パス)循環させ空気ナノバブル水を製造した(比較例4に使用)。ナノバブル水に含まれる空気ナノバブルの数、直径及び直径分布を表9に示す。
実施例13、比較例5
実施例13、比較例5は、作製した空気ナノバブル水を水道水で希釈せずに、そのまま使用して、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。結果を表10に示す。
実施例13、比較例5は、作製した空気ナノバブル水を水道水で希釈せずに、そのまま使用して、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。結果を表10に示す。
以上の結果から、空気ナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものが殺菌効果を有し、有用であることが理解される。
(6)ヘリウム3ナノバブル水の製造
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、蒸留水1Lに、ヘリウム3ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で20分間(40パス)循環させ、ヘリウム3ナノバブル水を製造した(実施例14に使用)。引き続いて蒸留水1Lに、ヘリウム3ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で10分間(20パス)循環させ、ヘリウム3ナノバブル水を製造した(比較例6に使用)。ナノバブル水に含まれるヘリウム3ナノバブルの数、直径及び直径分布を表11に示す。
実施例1〜3、比較例1で使用したナノバブル水製造装置を用いて、蒸留水1Lに、ヘリウム3ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で20分間(40パス)循環させ、ヘリウム3ナノバブル水を製造した(実施例14に使用)。引き続いて蒸留水1Lに、ヘリウム3ガスを毎分0.2L供給しながら、25℃で10分間(20パス)循環させ、ヘリウム3ナノバブル水を製造した(比較例6に使用)。ナノバブル水に含まれるヘリウム3ナノバブルの数、直径及び直径分布を表11に示す。
実施例14、比較例6
実施例14、比較例6は、作製したヘリウム3ナノバブル水を蒸留水で希釈せずに、そのまま使用して、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。結果を表12に示す。
実施例14、比較例6は、作製したヘリウム3ナノバブル水を蒸留水で希釈せずに、そのまま使用して、一定の緑膿菌の初発菌数(cfu/mL)に添加して、接種24時間後の生菌数を測定した。結果を表12に示す。
以上の結果から、空気ナノバブルのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものが殺菌効果を有し、有用であることが理解される。
表1〜12の結果から、窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合物、及びこれら2種以上のガスの混合物からなるナノバブル水は、ナノバブルガスのメジアン径(D50)が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むものは著しい殺菌効果を有し、有用であることが理解される。殺菌効果のメカニズムについてはよく分からないが、ナノバブル圧壊時のラジカル生成やエネルギー放出による菌体の破壊等が起こっていると考えられる。
Claims (5)
- 不織布シートにナノバブル含有消毒水を含浸させた清拭消毒シート。
- 請求項1に記載のナノバブルが窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合物、及びこれら2種以上のガスの混合物であることを特徴とする清拭消毒シート。
- 請求項1〜2に記載のナノバブルのメジアン径が150nm以下で、1mLあたり4億個以上含むことを特徴とする清拭消毒シート。
- 請求項1〜3に記載のナノバブル水が、蒸留水、イオン交換水等の精製水、および水道水のいずれか或いはこれらの組合せであることを特徴とする清拭消毒シート。
- メジアン径(D50)が150nm以下の窒素、酸素、炭酸ガス、空気、オゾン、ヘリウム、炭酸ガスと酸素の混合物、及びこれら2種以上のガスの混合物であるナノバブルを1mLあたり4億個以上含ませるように、ナノバブルガスを被処理水中に分散および混合する工程、または、予め製造したナノバブル水を前記被処理水に分散および混合することを特徴とするナノバブルを用いた水の処理方法。
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