JP2016164956A - 固体撮像装置 - Google Patents

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JP2016164956A JP2015045337A JP2015045337A JP2016164956A JP 2016164956 A JP2016164956 A JP 2016164956A JP 2015045337 A JP2015045337 A JP 2015045337A JP 2015045337 A JP2015045337 A JP 2015045337A JP 2016164956 A JP2016164956 A JP 2016164956A
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田辺 健
Takeshi Tanabe
健 田辺
隆二 羽田
Ryuji Haneda
隆二 羽田
篤司 増田
Atsushi Masuda
篤司 増田
展 松本
Nobu Matsumoto
展 松本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】一方向によらず偏光成分を分離することができる固体撮像装置を提供する。【解決手段】副画素領域が行列状に配列された画素領域を有し、副画素領域には複数の画素が行列状に配列しており、画素には、半導体基板と、半導体基板に設けられた光電変換素子と、半導体基板上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜中に設けられた開口を有する配線と、絶縁膜上に、延伸方向と直交する方向に所定の間隔ごとに設けられた複数の偏光部材を有する偏光フィルタと、を有し、複数の偏光部材は複数の偏光部材の一端と他端が開口をまたいで構成され、副画素領域には、少なくとも3方向に延伸する複数の偏光部材を有する。【選択図】図2

Description

本実施形態は固体撮像装置に関する。
固体撮像装置は、光電変換素子を含む画素が行列状に配列された画素領域を有する。現
在の光電変換素子は可視光波長から近赤外線にわたる幅広い感度を有しており、色鮮やか
なカラー画素を描画することができる。しかし、光電変換素子では、物体の表面で反射・
散乱した光が特定の方向に偏った偏光成分を分けて受光することができない。このため光
電変換素子では、偏光成分の違いによる情報を得ていない。従来、偏光フィルタを装着す
ることにより偏光成分の方向を分けていたが、1方向の偏光情報しか取得することができ
なかった。また、偏光成分強度や偏光情報を取得するために偏光フィルタを回転させて複
数枚の画素を取得する必要があり、どの偏光成分が多いかといった偏光成分強度や偏光方
向の情報を同時に得ることができなかった。
特開2010−263158号公報
一方向によらず偏光成分を分離することができる固体撮像装置を提供する。
副画素領域が行列状に配列された画素領域を有し、副画素領域には複数の画素が行列
状に配列しており、画素には、半導体基板と、半導体基板に設けられた光電変換素子と、
半導体基板上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜中に設けられた開口を有する配線と、絶縁膜
上に、延伸方向と直交する方向に所定の間隔ごとに設けられた複数の偏光部材を有する偏
光フィルタと、を有し、複数の偏光部材は複数の偏光部材の一端と他端が開口をまたいで
構成され、副画素領域には、少なくとも3方向に延伸する複数の偏光部材を有する。
固体撮像装置の画素領域及び回路領域を示す平面図。 第1実施形態に係る固体撮像装置の副画素領域を示す平面図。 第1実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図。 第1実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図。 第2実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図。 第2実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図。 第2実施形態に係る固体撮像装置の副画素領域を示す平面図。 第3実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図。 第3実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図。
以下、第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において、同様の
構成要素については同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る固体撮像装置を図1から図3を参照して説明する。図1は、固体撮
像装置の画素領域及び回路領域を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る固体撮
像装置の副画素領域を示す平面図である。図3は第1実施形態に係る固体撮像装置の構成
を示す断面模式図である。図4は第1実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式
図である。
第1実施形態に係る固体撮像装置100は、半導体基板1と、光電変換素子6と、第1
絶縁膜7、第2絶縁膜9、配線8、偏光部材10を有する偏光フィルタ12、カラーフィ
ルタ14及びマイクロレンズ15を有する。
第1実施形態に係る固体撮像装置の一例として、表面照射型固体撮像装置を示す。ここ
で、表面照射型固体撮像装置は、配線8が設けられた側から光が入射し光電変換素子6で
受光する構造である。
図1に示すように、半導体基板1には画素領域2と画素領域2とは異なる回路領域3が
設けられている。
画素領域2は、副画素領域5が行列状に配列されている領域をいう。
副画素領域5は、画素4が行列状に配列されている領域をいう。
回路領域3は、画素4の動作を行う回路等が設けられている領域をいう。尚、回路領域
3の詳細な説明については省略する。
画素4は光電変換素子6及び複数のトランジスタを含む。光電変換素子6は、入射した
光を光電変換し、光量に応じた電荷を蓄積する。尚、トランジスタの説明については省略
する。複数のトランジスタには、例えば光電変換素子6に蓄積され電荷をフローティング
ディフュージョンに転送する転送トランジスタと、フローティングディフュージョンを所
定の電圧にリセットするリセットトランジスタと、フローティングディフュージョンの電
圧に応じた電位を出力する増幅トランジスタと、選択信号に従って増幅トランジスタによ
り伝達された信号を垂直信号線に出力する選択トランジスタとを含む。尚、トランジスタ
の詳細な説明については省略する。
第1実施形態では、図2に示すように、2×2に配列された画素4の群れを副画素領域5
として説明する。副画素領域5には、少なくとも3方向に延伸する偏光部材10が設けら
れている。尚、偏光部材10については後述する。
次にこれらを構成する画素4の構造について説明する。画素4の一例として図2に示し
た画素4をIa-Ia方向に切った断面図を図3に示す。
図3に示すように、光電変換素子6は半導体基板1に設けられている。
絶縁膜としての第1絶縁膜7は、半導体基板1上に設けられている。第1絶縁膜9は例
えば、シリコン酸化膜(SiO2)や窒化シリコン(SiN)である。第1絶縁膜7中には、光
電変換素子6に蓄積された電荷を読み出すトランジスタ(図示しない)、X方向又はY方向
に延伸した配線8及び、半導体基板1の厚み方向であるZ方向に隣り合う配線8とを接続
するビア(図示しない)が設けられている。配線8の材料は例えば、アルミニウム(Al)
、銅(Cu)やタングステン(W)などである。配線8には、半導体基板1と平行な面内で
隣り合う配線8の間に開口18を有している。開口18の寸法の一例として、X方向は190
0nmであり、Y方向は1900nmである。
偏光フィルタ12は光電変換素子6上に位置するように第1絶縁膜7上に設けられてい
る。偏光フィルタ12は延伸方向と直交する方向に所定の間隔ごとに設けられた偏光部材
10から構成される。また偏光フィルタは第2絶縁膜9に覆われており、隣り合う偏光部
材10の間にはスリット領域11を有する。第2絶縁膜9は第1絶縁膜7と同じ材料であ
ってもいいし、異なっていても実施可能である。第2絶縁膜9の一例として例えば、酸化
シリコン(SiO2)や窒化シリコン(SiN)である。偏光部材10は、画素4により延伸方
向が異なる。例えば、X個の画素4から構成された副画素領域5の場合、第1番目の画素
4における偏光部材10において、延伸方向と所定の方向との成す角をθとする。また
、第1番目の画素4を除く残りの画素4を(n−1)した時、選択されたn番目(2≦n≦X
)の画素4を構成する画素4における偏光部材10の延びる方向と所定の方向との成す角
度をθnとした時、
(数1)θn=θ+(180/X)×(n−1)
で表される。
例えば5個(X=5)の画素4から構成される場合は、
θ1=0 (度)
θ2=θ+36 (度)
θ3=θ+72 (度)
θ4=θ+108(度)
θ5=θ+144(度)
で表すことができる。
第1実施形態では一例として、図2に示すように副画素領域5は4個(X=4)の画素4
から構成されるとして説明する。この時、それぞれの角度は、
θ1=0 (度)
θ2=θ+45 (度)
θ3=θ+90 (度)
θ4=θ+135(度)
である。
ここで、θ=0(度)であるX方向に延伸し偏光部材10を有する第1偏光フィルタ1
2aが設けられた画素4を第1画素4aとする。X方向に対してθ=90(度)であるY方向
に延伸した偏光部材10を有する第2偏光フィルタ12bが設けられた画素を第2画素4b
とする。X方向からY方向に向かい、θ=45(度)傾いた方向に延伸した偏光部材10を有
する第3偏光フィルタ12cが設けられた画素を第3画素4cとする。また、X方向からY方向
に向かい、θ=135(度)傾いた方向に延伸した偏光部材10を有する第4偏光フィルタ
12cが設けられた画素を第4画素4dとする。
それぞれの偏光部材10の一端及び他端は開口18をまたいで構成される。偏光フィルタ12
は偏光部材10の傾きにより偏光成分を有する光を通過又は分離する。偏光部材10は例えば
、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、タングステン(W
)あるいは、これらの金属を含む合金など、光電変換素子6が感度を有する波長領域にお
いて複素屈折率の小さい導電材料から構成される。また、カーボンナノチューブなどの線
状材料を格子状に配置して複数の帯状の導電材料層を得ることもできるし、金や銀、CdSe
等の名の粒子を格子状に配置若しくは印刷することで複数の帯状の導電材料を得ることも
できる。第1画素4a及び第2画素4bに設けられた偏光部材10の長さは、例えば1990~2010n
mであり、第3画素4c及び第4画素4dに設けられた偏光部材10の長さは位置によって異な
るが、長さの最大値は例えば、2700~3000nmであり、最小値は480~510nmである。偏光部材
10の幅は例えば50~70nmであり、厚さは例えば90~110nmである。スリット領域11は、第2
絶縁膜9で覆われていてもよりし、第2絶縁膜9が設けられず空気等で満たされていてもよ
い。スリット領域11の幅は、偏光部材10の幅より大きければよく、例えば、90~110nmで
ある。
第2絶縁膜9上には平滑化層13が設けられている。平滑化層13は第2絶縁膜9と後
述のカラーフィルタ14との間の平坦性を確保するために用いられる。尚、平滑化層13
は第2絶縁膜9上に有ってもよいし、なくても実施可能である。
カラーフィルタ14は平滑化層13を介して第2絶縁膜9上に設けられている。カラー
フィルタ14は例えば、赤色、緑色、青色、シアン色、マゼンダ色、黄色等の特定波長を
透過させるカラーフィルタ14の他、可視光波長領域全体の透過率を減衰させるニュトラ
ルグレーフィルタ(NDフィルター)である。カラーフィルタ14を構成する樹脂材は例え
ば、顔料や染料等の有機化合物を用いた有機材料系である。また、カラーフィルタ14は
、フォトニック結晶や、導体薄膜に格子状の穴構造を設けた導体格子構造を有する導体グ
リッド、アモルファスシリコン等の無機材料から成る薄膜から構成されてもよい。第1実
施形態にはカラーフィルタ14が設けられているとして説明するが、図4に示すようにカ
ラーフィルタ14を設けなくても実施可能である。
カラーフィルタ14の配列は、例えば、ベイヤ配列、インターライン配列、Gストライ
プPB市松配列、GストライプRB完全市松配列、市松補色配列、ストライプ配列、ななめス
トライプ配列、原色色差配列、フィールド色差順次配列、フレーム色差順次配列、MOS型
配列、改良MOS型配列、フレームインターリーブ配列、フィールドインターリーブ配列が
ある。
第1実施形態においてカラーフィルタ14は、赤色、緑色及び青色として説明する。副
画素領域5が第1画素4a、第2画素4b、第3画素4c及び第4画素4dから構成される場合、
カラーフィルタ14は、隣り合う画素4上で異なった色が設けられてもよいし全て同じ色
でも実施可能である。隣り合う画素4上に異なった色のカラーフィルタ14が設けられた
場合、副画素領域5では透過する波長領域が異なる。
平滑化層13はカラーフィルタ14上に設けられている。平滑化層13はカラーフィル
タ14と後述のマイクロレンズ15との間の平坦性を確保するために用いられる。平滑化
層13は例えば酸化シリコン(SiO2)や窒化シリコン(SiN)等の透明な材料から構成さ
れる。
マイクロレンズ15が光電変換素子6に対応するように設けられている。マイクロレン
ズ15はカラーフィルタ14上に平滑化層13を介して設けられている。マイクロレンズ
15は光電変換素子6に光を効率よく集光する役割を有する。光電変換素子6上には反射
防止膜16が設けられている。尚、反射防止膜16はマイクロレンズ15上に設けられて
いなくても実施可能である。
尚、平滑化層13は設けられていなくても実施可能である。
次に第1実施形態に係る固体撮像装置の作用及び効果について図2及び図3を用いて説
明する。
様々な方向を有する偏光成分の光はマイクロレンズ15及びカラーフィルタ14を透過
する。その後、図2に示すように、光は各画素4に設けられた偏光フィルタ12の偏光部
材10が延伸する方向により通過又は遮断される。偏光部材10が延伸する方向と直交す
る方向の偏光成分を有する光は、偏光フィルタ12のスリット領域11から通過し、偏光
部材10と平行な方向の偏光成分を有する光は偏光フィルタ12の偏光部材10により通
過を抑制される。第1実施形態では、画素4にはいずれかの方向に延伸した偏光部材10
を有する偏光フィルタ12が設けられている。これにより偏光部材10が延伸する方向に
応じた偏光成分を分離することが可能である。また、偏光フィルタ12を構成する偏光部
材10の一端及び他端は、配線8が有する開口18をまたいで構成される。このため、光
電変換素子6の中心部に対して、配線8側に位置する光電変換素子6は、偏光成分の光が
分離された光を受光することができる。つまり、光電変換素子6の中心部に限らず、配線
側の領域でも偏光成分が分離された光を受光することが可能である。
偏光フィルタ10を通過した光は、配線8が有する開口18から光電変換素子6へ入射
する。配線8は光を遮光する役割も有する。このため、偏光フィルタ12の偏光部材10
が延伸する方向と配線8が延伸する方向により、偏光フィルタ12を通過した光をさらに
分離、又は遮断することも可能である。
以上より偏光フィルタ12の偏光部材10が延伸する方向により偏光成分が分離された
状態で光電変換素子6に入射する。
第1実施形態では、画素4ごとに異なる方向に延伸させた偏光部材10を有する偏光フ
ィルタ12を設けた。これにより、様々な方向を有する偏光成分の光を偏光部材10が延
伸した方向に応じて分離することが可能である。これにより、画素4に含まれる光電変換
素子6では、偏光部材10に応じて偏光成分が分離された光を受光することができるため
、偏光成分強度や偏光方向の情報を得ることができる。
また、配線8及び偏光部材10の材料が同一であっても実施可能であるため、製造工程
を変えることなく作成可能である。これにより、製造コストを抑えることが可能である。
第1実施形態に係る固体撮像装置では、図2に示したように第1絶縁膜7内に含まれる
配線8を2層しか記載しないが、更に3層、4層としても実施可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る固体撮像装置を図5から図7を用いて説明する。図5及び図6は、
第2実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図である。図7は第2実施形態に
係る固体撮像装置の副画素領域を示す平面図である。
第2実施形態に係る固体撮像装置200が第1実施形態と異なる点は、配線8が設けら
れた絶縁膜としての第1絶縁膜7が光の受光面と反対側の半導体基板1に設けられた点及
び、支持基板19を設けた点である。第2実施形態に係る固体撮像装置は、上記点を除い
て、第1実施形態に係る固体撮像装置の構造と同じであるので、同一部分には同一符号を
付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態に係る固体撮像装置の構造について説明する。
第2実施形態に係る固体撮像装置200は裏面照射型固体撮像装置である。裏面照射型
固体撮像装置は、配線8が設けられた半導体基板1側とは反対側から光が入射し光電変換
素子6で受光する構造である。
第1絶縁膜7が半導体基板1の光を受光する面とは反対側に設けられている。第1絶縁
膜7内には光電変換素子6で発生した電荷を読み出すトランジスタ(図示しない)及び配
線8が設けられている。
支持基板19が第1絶縁膜7上に設けられている。裏面照射型固体撮像装置において、
光電変換素子6が設けられた半導体基板1を研磨し薄くするため、支持基板19は固体撮
像装置の強度を保つために設けられている。
偏光フィルタ12は半導体基板上1上に設けられている。偏光フィルタ12の構成は第
1実施形態と同じであるため説明を省略する。
偏光フィルタ12上には平滑化層13が設けられている。
平滑化層13上には遮光部材20が設けられている。遮光部材20はX方向又はY方向に
延伸しており、半導体基板1と平行な面内で隣り合う遮光部材20の間に開口18を有し
ている。図7に示すように、開口18は、偏光フィルタ12を構成する偏光部材10の一
端及び他端よりも内側に位置している。つまり、偏光部材10の一端及び他端が開口18
をまたいで構成されている。また遮光部材20は画素4を区画する役割を有している。開
口18の寸法の一例として、X方向は1900nmであり、Y方向は1900nmである。遮光部材20
の材料は例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)やタングステン(W)などである。隣り
合う遮光部材20の間にある開口18には、例えば平滑化層13を構成する材料である酸
化シリコン(SiO2)や窒化シリコン(SiN)により埋められていてもよいし、後述のカラ
ーフィルタ14を構成する樹脂材により覆われていてもよい。第2実施形態では、開口1
8にはカラーフィルタ14を構成する樹脂に覆われているとして説明する。
カラーフィルタ14は遮光部材20上及び、開口18内に設けられている。第2実施形
態ではカラーフィルタ14が設けられているとして説明するが、図6に示すようにカラー
フィルタ14が設けられていなくても実施可能である。
マイクロレンズ15がカラーフィルタ14上に設けられている。
尚、平滑化層13は設けられていなくても実施可能である。
次に第2実施形態に係る固体撮像装置の作用及び効果について説明する。
マイクロレンズ15及びカラーフィルタ14を透過した光は、遮光部材20により開口
18内部以外で遮断される。開口18を通過した光は、偏光フィルタ12を構成する偏光
部材10が延伸する方向に応じて偏光成分が分離される。これにより、様々な方向の偏光
成分の光を偏光部材10が延伸した方向に応じて分離することが可能である。これにより
、画素4に含まれる光電変換素子6では、偏光部材10に応じて偏光成分が分離された光
を受光することができるため、偏光成分強度や偏光方向の情報を得ることができる。
また偏光部材10及び遮光部材20の材料が同一であっても実施可能であるため、製造
工程を変えることなく作成可能である。これにより、製造コストを抑えることが可能であ
る。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る固体撮像装置を図8及び図9を用いて説明する。図8及び図9は、
第3実施形態に係る固体撮像装置の構成を示す断面模式図である。
第3実施形態に係る固体撮像装置が第2実施形態と異なる点は、偏光フィルタ12が第
3絶縁膜21で覆われた遮光部材20よりも光の入射面側に設けられた点である。第3実
施形態に係る固体撮像装置は、上記点を除いて、第3実施形態に係る固体撮像装置の構造
と同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態に係る固体撮像装置の構造について説明する。
第3実施形態に係る固体撮像装置300は裏面照射型固体撮像装置である。第2実施形
態に係る固体撮像装置200と同一部分については説明を省略する。
半導体基板1上には平滑化層13が設けられている。
平滑化層13上に第3絶縁膜21が設けられている。遮光部材21は第3絶縁膜21中
設けられている。第3絶縁膜21は第1絶縁膜7及び第2絶縁膜9と同じ材料であっても
よいし異なっていても実施可能である。第3絶縁膜21は例えば、酸化シリコン(SiO2
や窒化シリコン(SiN)である。遮光部材20はX方向又はY方向に延伸しており、半導体
基板1と平行な面内で隣り合う遮光部材20の間に開口18を有している。開口18は、
偏光フィルタ12を構成する偏光部材10の一端及び他端よりも内側に位置している。つ
まり、偏光部材10の一端及び他端が開口18をまたいで構成されている。また遮光部材
20は画素4を区画する役割を有している。開口18の寸法の一例として、X方向は1900n
mであり、Y方向は1900nmである。遮光部材20の材料は例えば、例えば、アルミニウム(
Al)、銅(Cu)やタングステン(W)などである。
偏光フィルタ12は第3絶縁膜21上に設けられている。偏光フィルタ12の構成は第
1実施形態と同じであるため説明を省略する。
カラーフィルタ14は偏光フィルタ12上に設けられている。図6に示すようにカラー
フィルタ14が設けられていなくても実施可能である。また、平滑化層13は設けられて
いなくても実施可能である。
次に第3実施形態に係る固体撮像装置の作用及び効果について説明する。
マイクロレンズ15及びカラーフィルタ14を透過した光は、偏光フィルタ12を構成
する偏光部材10が延伸する方向に応じて偏光成分が分離される。これにより、様々な方
向の偏光成分の光を偏光部材10が延伸した方向に応じて分離することが可能である。こ
れにより、画素4に含まれる光電変換素子6では、偏光部材10に応じて偏光成分が分離
された光を受光することができるため、偏光成分強度や偏光方向の情報を得ることができ
る。
偏光フィルタ12を透過した光は、偏光部材20が有する開口18内部以外で遮断され
、光電変換素子6へ入射する。また、偏光部材10及び遮光部材20の材料が同一であっ
ても実施可能であるため、製造工程を変えることなく作成可能である。これにより、製造
コストを抑えることが可能である。
本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の
範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実
施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変
更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに
、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・半導体基板
2・・・画素領域
3・・・回路領域
4・・・画素
4a・・・第1画素
4b・・・第2画素
4c・・・第3画素
5・・・副画素領域
6・・・光電変換素子
7・・・第1絶縁膜
8・・・配線
9・・・第2絶縁膜
10・・・偏光部材
11・・・スリット領域
12・・・偏光フィルタ
13・・・平滑化層
14・・・カラーフィルタ
15・・・マイクロレンズ
16・・・反射防止膜
18・・・開口
19・・・支持基板
20・・・遮光部材
21・・・第3絶縁膜

Claims (4)

  1. 副画素領域が行列状に配列された画素領域を有し、
    前記副画素領域には複数の画素が行列状に配列しており、
    前記画素には、半導体基板と、
    前記半導体基板に設けられた光電変換素子と、
    前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜中に設けられた開口を有する配線と、
    前記絶縁膜上に、延伸方向と直交する方向に所定の間隔ごとに設けられた複数の偏光部
    材を有する偏光フィルタと、を有し、
    前記複数の偏光部材は前記複数の偏光部材の一端と他端が前記開口をまたいで構成され

    前記副画素領域には、少なくとも3方向に延伸する前記複数の偏光部材を有することを
    特徴とする固体撮像装置。
  2. 副画素領域が行列状に配列された画素領域を有し、
    前記副画素領域には複数の画素が行列状に配列しており、
    前記画素には、半導体基板と、
    前記半導体基板に設けられた光電変換素子と、
    前記半導体基板上に延伸方向と直交する方向に所定の間隔ごとに設けられた複数の偏光
    部材を有する偏光フィルタと、
    前記偏光フィルタ上に設けられた開口を有する遮光部材と、を有し、
    前記複数の偏光部材は、前記複数の偏光部材の一端と他端が前記開口をまたいで構成さ
    れ、
    前記副画素領域には、少なくとも3方向に延伸する前記複数の偏光部材を有することを
    特徴とする固体撮像装置。
  3. 副画素領域が行列状に配列された画素領域を有し、
    前記副画素領域には複数の画素が行列状に配列しており、
    前記画素には、半導体基板と、
    前記半導体基板に設けられた光電変換素子と、
    前記半導体基板上に設けられた開口を有する遮光部材と、
    前記遮光部材上に、延伸方向と直交する方向に所定の間隔ごとに設けられた複数の偏光
    部材を有する偏光フィルタと、
    を有し、
    前記複数の偏光部材は、前記複数の偏光部材の一端と他端が前記開口をまたいで構成さ
    れ、
    前記副画素領域には、少なくとも3方向に延伸する前記複数の偏光部材を有することを
    特徴とする固体撮像装置。
  4. 前記偏光部材の幅は、前記偏光部材が隣り合う前記偏光部材との幅より狭いことを特徴
    とした請求項1から3のいずれか1つに記載の固体撮像装置。
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