JP2016162924A - 三相電磁機器 - Google Patents
三相電磁機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016162924A JP2016162924A JP2015041381A JP2015041381A JP2016162924A JP 2016162924 A JP2016162924 A JP 2016162924A JP 2015041381 A JP2015041381 A JP 2015041381A JP 2015041381 A JP2015041381 A JP 2015041381A JP 2016162924 A JP2016162924 A JP 2016162924A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- winding
- magnetic core
- main
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
【解決手段】制御巻線CW1〜CW3を個別に装着した3本の平行な巻線磁脚部13a〜13cと、両脇の巻線磁脚部の外側にそれぞれ形成した帰路磁脚部14a、14bと、巻線磁脚部及び帰路磁脚部の両端を個別に連結する磁気ヨーク部とで構成された第1磁心11及び第2磁心12と、第1磁心11及び第2磁心12を巻線磁脚部及び帰路磁脚部が互いに対向するように配置した状態で、互いに対向する制御巻線CW1〜CW3の組の外周を個別に囲むように装着された3本の主巻線MW1〜MW3とを備える。制御巻線CW1〜CW3に供給する直流電流を制御して、主巻線のリアクタンスを可変させる。
【選択図】図5
Description
この電磁機器は、対称的に四つの閉磁路で田の字状磁路を形成する磁心を有し、主磁束が田の字状磁路における十字状磁路の第1の直線磁路を通り、この十字の交点で対向して対称的に四つの閉磁路を還流するように交流主巻線が巻かれ、制御磁束が前記十字磁路の第2の直線磁路を一方向に通って対称的に二つの磁路を還流するように直流制御巻線を巻いて、制御磁束の制御により主磁束と制御磁束の共通磁路の磁気抵抗を調整するようにして、主巻線のリアクタンスを連続的に可変している。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、三相電磁機器を構成する場合には、田の字構造の単相電磁機器を3相分組み込む必要があることから重量が嵩み、軽量化が課題となっている。
以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するためのものであって、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
まず、本発明の三相電磁機器の第1の実施形態について説明する。
第1磁心11は、互いに平行に配置された3本の棒状の巻線磁脚部13a、13b及び13cと、両脇の巻線磁脚部13a及び13cの外側にこれらと平行に配置された棒状の帰路磁脚部14a及び14bと、巻線磁脚部13a〜13c及び帰路磁脚部14a,14bの両端を個別に連結する上部磁気ヨーク部15u及び下部磁気ヨーク部15dとを備えている。
これら第1磁心11及び第2磁心12の組立方法は、図1に示すように、まず、敷板21上にチャネル材22を、開口部を下側として平行に配置し、これらチャネル材22の上に底板23を載置する。そして、底板23上に、第1磁心11及び第2磁心12の下部磁気ヨーク部15dを、凹部19を上側として所定間隔(制御巻線CW1〜CW3の厚みの2倍程度)を保って平行に配置する。
次いで、図6に拡大図示するように、第1磁心11及び第2磁心12の互いに対向する制御巻線CW1(CW2,CW3)の4隅に例えば絶縁紙を圧縮成形したプレスボードで構成される棒状の絶縁部材31をスペーサとして仮固定する。その後、仮固定して絶縁部材31の外周側を第1磁心11及び第2磁心12の制御巻線CW1(CW2,CW3)を個別に囲むように絶縁被覆された導線を同一方向に巻いて矩形コイル形状に形成した主巻線MW1(MW2,MW3)を装着する。なお、図6において矢印は巻線方向を示している。
次いで、巻線磁脚部13a、13b及び13cの上部の突出部16と帰路磁脚部14a及び14bの上部の突出部17とに凹部18が係合するように上部磁気ヨーク部15uを配置する。
そして、第1磁心11及び第2磁心12の制御巻線CW1〜CW3を図7に示すように結線する。すなわち、正極ラインLpに第1磁心11の制御巻線CW1〜CW3の一方の端部を並列に接続し、負極ラインLnに第1磁心11の制御巻線CW1〜CW3の他方の端部を並列に接続する。
このように、第1磁心11及び第2磁心12の制御巻線CW1〜CW3及び主巻線MW1〜MW3を接続することにより、等価回路で図8に示すように、三相5脚鉄心構造型可変リアクトルを構成することができる。
一方、主巻線MW1は、交流電源41のU相ラインLu及びV相ラインLv間に接続され、主巻線MW2は、交流電源41のV相ラインLvとW相ラインLwとの間に接続され、主巻線MW3は、交流電源41のW相ラインLw及びU相ラインLu間に接続されることにより、Δ結線とされている。
このため、主巻線MW1、MW2及びMW3に3相交流電流を通電することにより、生じる主磁束に対して、第1磁心11及び第2磁心12の制御巻線CW1、CW2及びCW3に直流制御電流ICU 、ICV 及びICWを流すと、制御巻線CW1、CW2及びCW3において、制御巻線の巻数と直流制御電流ICU 、ICV及びICWとの積で表される起磁力φが発生する。この制御巻線CW1、CW2及びCW3で発生する起磁力φは、主磁束に対して逆起磁力となって透磁率が変化し、主磁束の通過磁路の磁気抵抗が制御され、主巻線のリアクタンスを連続的に可変される。ここで、漏洩磁束が生ずるが、帰路磁脚部14a及び14bを通って還流することになり、第1磁心11及び第2磁心12から外部に放射される漏洩磁束が低減される磁気遮蔽効果を発揮することができるとともに、構造物に渦電流が流れることによる局部過熱の発生を防止することができる。
また、外部への漏洩磁束が低減されるので、第1磁心11、第2磁心12、制御巻線CW1〜CW3、主巻線MW1〜MW3で構成される電磁機器本体を、絶縁油を充填したタンク内に固定して可変リアクトルを構成する場合に、タンク内壁と第1磁心11及び第2磁心12との間の距離を短くすることが可能となるとともに、絶縁油量も減少させることができ、タンク体積を小さくして小型化及び軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1磁心11及び第2磁心12を、3本の巻線磁脚部13a〜13cと、2本の帰路磁脚部14a,14bと、上部磁気ヨーク部15u及び下部磁気ヨーク部15dとを組合せて構成するので、前述したように、組立前の巻線磁脚部13a〜13cに制御巻線CW1〜CW3を装着したり、上部磁気ヨーク部15uを装着する前に第1磁心11及び第2磁心12の巻線磁脚部13a〜13cに、所用巻数に予め巻いた制御巻線CW1〜CW3を装着し、その後に絶縁部材31を介して予め所用巻数に巻かれた主巻線MW1〜MW3を、第1磁心11及び第2磁心12の制御巻線CW1〜CW3を囲むように装着したりすることができる。このため、制御巻線CW1〜CW3の作業及び主巻線MW1〜MW3の装着作業を他の構造物に邪魔されることなく容易に行うことができる。このため、大容量器の組立てを容易に行うことが可能となる。
また、上記実施形態においては、主巻線MW1〜MW3をΔ結線する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、主巻線MW1〜MW3をY結線することもできる。
また、上記実施形態においては、第1磁心11及び第2磁心12の互いに対向する制御巻線CW1〜CW3とこれらを囲む主巻線MW1〜MW3との間に空間部を形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、印加される交流電圧が低い場合には、制御巻線CW1〜CW3及び主巻線MW1〜MW3が絶縁被覆を施した導線を巻いて構成されているので、別途絶縁を考慮する必要がなく、空間部を省略することができる。
Claims (4)
- 外周に制御巻線を個別に装着した3本の平行な巻線磁脚部と、両脇の前記巻線磁脚部の外側にそれぞれ形成した帰路磁脚部と、前記巻線磁脚部及び前記帰路磁脚部の両端を個別に連結する磁気ヨーク部とで構成された第1磁心及び第2磁心と、
前記第1磁心及び前記第2磁心を前記巻線磁脚部及び前記帰路磁脚部が互いに対向するように配置した状態で、互いに対向する前記制御巻線の組の外周を個別に囲むように該制御巻線と絶縁されて装着された3本の主巻線とを備え、
前記制御巻線に供給する直流電流を制御して主巻線のリアクタンスを可変させることを特徴とする三相電磁機器。 - 前記主巻線は、互いに対向する前記制御巻線に対して、空間部を介在させて装着されたことを特徴とする請求項1に記載の三相電磁機器。
- 前記空間部は、前記制御巻線の外側に当該制御巻線の両端迄延長する棒状の絶縁部材を複数介在させた状態で前記主巻線を装着することにより形成されていることを特徴とする請求項2に記載の三相電磁機器。
- 前記第1磁心、前記第2磁心、前記制御巻線及び前記主巻線で構成される電磁機器本体が絶縁油を充填したタンク内に浸漬されて固定されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の三相電磁機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015041381A JP6437849B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | 三相電磁機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015041381A JP6437849B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | 三相電磁機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016162924A true JP2016162924A (ja) | 2016-09-05 |
JP6437849B2 JP6437849B2 (ja) | 2018-12-12 |
Family
ID=56845447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015041381A Active JP6437849B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | 三相電磁機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6437849B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3836173A4 (en) * | 2018-08-06 | 2022-05-18 | Kyosan Electric Mfg. Co., Ltd. | REACTOR |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB525384A (en) * | 1938-02-19 | 1940-08-27 | British Thomson Houston Co Ltd | Improvements in and relating to electric choke coils |
JPH0786056A (ja) * | 1993-09-13 | 1995-03-31 | Daihen Corp | 油入変圧器 |
JPH08222453A (ja) * | 1995-02-09 | 1996-08-30 | Toshiba Corp | 変圧器 |
JPH09275020A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Meidensha Corp | 三角配置三脚鉄心形変圧器 |
JP2008066529A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 複数段構えのacリアクトルの鉄心コイル構造及び該鉄心コイル構造を有する補助電源装置 |
WO2014061154A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置、変圧器及び変圧器の製造方法 |
-
2015
- 2015-03-03 JP JP2015041381A patent/JP6437849B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB525384A (en) * | 1938-02-19 | 1940-08-27 | British Thomson Houston Co Ltd | Improvements in and relating to electric choke coils |
JPH0786056A (ja) * | 1993-09-13 | 1995-03-31 | Daihen Corp | 油入変圧器 |
JPH08222453A (ja) * | 1995-02-09 | 1996-08-30 | Toshiba Corp | 変圧器 |
JPH09275020A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Meidensha Corp | 三角配置三脚鉄心形変圧器 |
JP2008066529A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 複数段構えのacリアクトルの鉄心コイル構造及び該鉄心コイル構造を有する補助電源装置 |
WO2014061154A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | 三菱電機株式会社 | インバータ装置、変圧器及び変圧器の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3836173A4 (en) * | 2018-08-06 | 2022-05-18 | Kyosan Electric Mfg. Co., Ltd. | REACTOR |
US12020840B2 (en) | 2018-08-06 | 2024-06-25 | Kyosan Electric Mfg. Co., Ltd. | Reactor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6437849B2 (ja) | 2018-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6621480B2 (ja) | 非接触給電用コイルおよび非接触給電システム | |
JP6333525B2 (ja) | リニア電磁装置 | |
KR20140032449A (ko) | 고주파 변압기 | |
KR20150002731A (ko) | 3상 초크 | |
JP2017143250A (ja) | リニア磁気コア体を有するマルチパルス電磁デバイス | |
EP2779180B1 (en) | Transformer | |
KR20140023218A (ko) | 다각형으로 배치된 다리를 갖는 철심이 있는 변압기를 구비한 전원 공급 장치 | |
EP2787515B1 (en) | Inductor gap spacer | |
JPH0366108A (ja) | 静止電磁誘導器 | |
JP6437849B2 (ja) | 三相電磁機器 | |
EP2400513A1 (en) | Magnetic shielding for transformers | |
KR20160081493A (ko) | 변압기의 철심 | |
JP2016129174A (ja) | 変圧器 | |
RU49646U1 (ru) | Трансформатор | |
US9583252B2 (en) | Transformer | |
KR100775508B1 (ko) | 변압기 | |
JP7029920B2 (ja) | 変圧器 | |
Hataya et al. | Novel thin heating coil structure with reduced copper loss for high frequency induction cookers | |
JP2018107224A (ja) | 静止誘導電器 | |
US20080197952A1 (en) | Three-phase Transformer | |
RU2444076C1 (ru) | Трансформатор | |
CN206921662U (zh) | 具有磁屏蔽的电力变压器 | |
JP2016157915A (ja) | 巻線の渦電流損失が低減される変圧器 | |
JP7176306B2 (ja) | 変圧器 | |
RU2584821C1 (ru) | Управляемый электрический реактор с поперечным подмагничиванием |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6437849 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |