JP2016162824A - 冷却装置 - Google Patents

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将吾 前田
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Abstract

【課題】熱交換器にて内外気間で逆の熱交換が行われることを抑制し、冷却能力の安定化と省エネを図ることができる冷却装置を提供する。
【解決手段】内気及び外気を互いに通過させて熱交換器21として機能させる態様から、内気及び外気の少なくとも一方側の一部又は全部を熱交換器21を迂回する流路に切り替えて熱交換器21としての機能を抑制する態様に切り替える切替手段28と、制御手段14を備え、制御手段14は、内気の温度を検出する内気温度検出部17と、外気の温度を検出する外気温度検出部18と、内気温度検出部17で検出した内気温度と外気温度検出部18で検出した外気温度に基づき、冷凍回路22、内気用送風機26と外気用送風機27および切替手段28を制御する制御部29を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍回路と熱交換器とを併用する冷却装置に関する。
従来、熱源を筐体内や部屋内に有する装置や構造物において、内気を冷却するための冷却装置としては、例えば特許文献1に開示のものが知られている。
特許文献1の冷却装置(冷却機能を有するサーバ収納装置)の構成としては、先ず冷却対象(熱源側)の内気が循環する第1送風路と、外部と連通するダクトに接続されて外気が循環する第2送風路とが並設されており、各送風路にはそれぞれ気流を生じさせる送風機が備えられている。
次いで、第1送風路にはエバポレータ(蒸発器)が、第2送風路にはコンデンサ(凝縮器)がそれぞれ備えられ、エバポレータ、コンデンサ、及びコンプレッサ(圧縮機)を含む冷凍回路が構成されている。冷凍回路は、第1送風路を流れる内気の熱をエバポレータにより吸熱する一方、その吸熱分に相当する排熱を、第2送風路を流れる外気に対して行い、内気を冷却する熱交換を行っている。
更に同文献1の開示技術では、エネルギー消費効率を上げるために熱交換器が併用されている。熱交換器は、対向流方式であって第1及び第2送風路に跨るようにして備えられ、第1送風路のエバポレータの上流側で且つ第2送風路のコンデンサの上流側に位置するように設けられている。熱交換器は、内気がエバポレータに到達する前に内外気間の熱交換作用により内気の吸熱を予め行っている。つまり、熱交換器と冷凍回路との2段階で内気の冷却が可能な構成となっている。
特開2010−160533号公報(第4図)
ところで、熱交換器は、外気の温度が低く内気の温度が高い場合に、内外気間の熱交換作用にて内気の吸熱を行い、内気を冷却する仕組みである。しかしながら、逆に外気の温度が高く内気の温度が低くなる環境下では、熱交換器の仕組み上、内外気間の熱交換作用が逆になり、逆に内気を温めてしまう。そして、下流のエバポレータにて内気を冷却することになるため、エバポレータによる冷却作用の一部が相殺されてしまう。つまり、冷却装置全体ではかえって熱交換が非効率となってしまうため、このような事態を回避する手段が必要である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、熱交換器にて内外気間で逆の熱交換が行われることを抑制し、冷却能力の安定化と最適化を図ることができる冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決する冷却装置は、冷却対象の内気及び外気を互いに通過させその内外気間で熱交換を行う対向流方式の熱交換器と、前記内外気間で熱搬送を行うエバポレータ及びコンデンサを含む冷凍回路と、前記内気及び外気の気流を生じさせる送風機とを備え、前記送風機の送風動作と前記熱交換器及び前記冷凍回路の少なくとも一方の冷却動作にて前記冷却対象の内気の冷却を行う冷却装置であって、前記内気及び外気を互いに通過させて前記熱交換器として機能させる態様から、前記内気及び外気の少なくとも一方側の一部又は全部を前記熱交換器を迂回する流路に切り替えて前記熱交換器としての機能を抑制する態様に切り替える切替手段と、制御手段を備え、前記制御手段は、内気の温度を検出する内気温度検出部と、外気の温度を検出する外気温度検出部と、前記内気温度検出部で検出した内気温度と前記外気温度検出部で検出した外気温度に基づき、前記冷凍回路と前記送風機と前記切替手段を制御する制御部を備えて構成されており、制御部により、前記温度検出部によって検出した温度条件から、必要な冷却能力を省エネで発揮出来る様に切替制御を行うものである。
本発明の冷却装置の切替制御によれば、冷却対象の内気及び外気を互いに通過させその内外気間で熱交換を行う対向流方式の熱交換器と、前記内外気間で熱搬送を行うエバポレータ及びコンデンサを含む冷凍回路と、前記内気及び外気の気流を生じさせる送風機の運転状態を、温度検出にて常時監視することができ、熱交換器にて内外気間で逆の熱交換が行われることを抑制し、冷却能力の安定化を図るのみならず、必要最低限の投入エネルギーで最大限の冷却能力を得ることができ、省エネを達成できる。
一実施形態における冷却装置の構成図 一実施形態における冷却装置の斜視図 一実施形態における冷却装置の機能構成を示す機能ブロック図 一実施形態における冷却装置の冷却モード毎のフローチャート 別例である熱交換器による冷却モードにおける冷却装置の構成図 別例である冷凍回路による冷却モードにおける冷却装置の構成図
以下、冷却装置の一実施形態について説明する。
図1、図2に示すように、冷却装置10は、熱源を有する冷却対象Aを冷却、例えば熱源となる蓄電池を多数収容する蓄電池室内を冷却するものである。冷却装置10は、冷却対象Aである蓄電池室の外壁面に対して蓄電池室の大きさ等を勘案した数及び配置にて取り付けられ、壁面に設けられる貫通口を通じて蓄電池室の内気を導入し冷却して再び蓄電池室内に供給する。
冷却装置10の筐体11は、例えば四角箱状をなし、冷却対象Aに対して取り付けられる取付面12には、図1にて示す取付姿勢において上側に内気導入口12aが設けられ、内気導入口12aよりも下側に離間した位置に内気吐出口12bが設けられている。筐体11の内部においては、内気導入口12aと内気吐出口12bとの間に内気送風路13が構成されている。内気導入口12aには冷却対象Aからの内気が導入され、内気送風路13の通過により冷却された低温内気が内気吐出口12bから冷却対象Aに吐出される。
また、取付面12とは反対側の筐体11の外側面15には、下側に外気導入口15aが設けられ、外気導入口15aよりも上側に離間した位置に外気排出口15bが設けられている。尚、外気導入口15aは内気吐出口12bよりも下側に設けられ、外気排出口15bは内気吐出口12bより上側で且つ内気導入口12aより下側に設けられている。筐体11の内部においては、外気導入口15aと外気排出口15bとの間に外気送風路16が構成されている。外気導入口15aには冷却装置10の周囲の外気が導入され、外気送風路16の通過、即ち内気冷却時の排熱により加温された高温外気が外気排出口15bから外部に排出される。
筐体11の内部には、内気を冷却する手段として熱交換器(熱交換素子)21と冷凍回路22とが備えられている。熱交換器21は、対向流方式であり、内外気の互いの流通が無く内外気間で熱交換を行う装置である。冷凍回路22は、エバポレータ(蒸発器)23、コンデンサ(凝縮器)24、及びコンプレッサ25と、各装置を繋ぎ冷媒を循環させる配管(共に図示略)とを備え、内外気間で熱搬送を行う装置である。また、筐体11の内部には、内気送風路13において内気の気流を生じさせる内気用送風機26と、外気送風路16において外気の気流を生じさせる外気用送風機27とを備えている。内気送風路13内の内気用送風機26の下流側には、制御手段14が設けられている。
内気送風路13においては、内気導入口12aの近傍に内気用送風機26が配置され、次いで制御手段14及び内気温度検出部17が配置され、これ以降の下流側は2つの送風路、即ち内気第1送風路13a及び内気第2送風路13bとして並列的に構成されている。内気第1送風路13a側には熱交換器21が配置され、内気第2送風路13b側には切替手段28とその下流側にエバポレータ23とが配置されている。
切替手段28は、例えば熱交換器21の内気側流路の入口と並んで設けられ、内気第2送風路13bの入口を開閉する開閉部材にて構成される。切替手段28は、内気温度検出部17及び外気温度検出部18の検出温度に応じて制御手段14からの指示に従い、流路の切替を行う。
つまり、切替手段28は、内気第2送風路13bの入口を閉鎖することで内気用送風機26を経た内気を内気第1送風路13a側に導き、内気第2送風路13bの入口を開放することで内気用送風機26を経た内気を自身の内気第2送風路13b側に導く動作を行う。尚、熱交換器21の内気側流路の入口は開放したままで開閉部材を用いないが、熱交換器21を含む内気第1送風路13aの圧損(流路抵抗)の方が、エバポレータ23を含む内気第2送風路13bの圧損よりも相対的に十分大きいため、切替手段28により内気第2送風路13bの入口を開放した場合の内気の流れは、主として圧損の小さい側の内気第2送風路13bに切り替わるようになっている。
一方、外気送風路16は、外気導入口15aの近傍に外気用送風機27と外気温度検出部18が配置され、次いで熱交換器21が配置され、外気排出口15bの近傍にコンデンサ24が配置されている。つまり、外気用送風機27が送風動作を行うと、外気導入口15aから導入される外気の温度を外気温度検出部18が検出し、内気温度検出部17及び外気温度検出部18の検出温度に応じて制御手段14からの指示に従って外気用送風機27の回転数の制御を行い、熱交換器21を通過し、次いでコンデンサ24を通過して外気排出口15bから外部へ排気される。
図2に、冷凍回路22が複数回路存在する場合を示す。
冷凍回路22aはエバポレータ23a、コンデンサ24a、及びコンプレッサ25aと、各装置を繋ぎ冷媒を循環させる配管(共に図示略)で構成され、冷凍回路22bはエバポレータ23b、コンデンサ24b、及びコンプレッサ25bと、各装置を繋ぎ冷媒を循環させる配管(共に図示略)で構成されている。
次に、制御手段14の構成について説明する。
制御手段14は図3に示すように、内気の温度を検出する内気温度検出部17と、外気の温度を検出する外気温度検出部18と、前記内気温度検出部17で検出した内気温度と前記外気温度検出部18で検出した外気温度に基づき、冷凍回路22、内気用送風機26および外気用送風機27と切替手段28を制御する制御部29、および制御部29からの信号を受けて運転状態を表示する表示部30、制御部29からの信号を受けて外部と通信を行う通信部31を備えている。
この構成において、内気温度検出部17又は外気温度検出部18、もしくはその両方が検出した温度情報が制御部29に入力され、制御部29はその温度情報に基づいて、内気用送風機26、外気用送風機27、切替手段28、冷凍回路22の中のコンプレッサ25へ出力し、冷却モードを決定する。
また、表示部30は、温度情報から決定した冷却モードの信号を制御部29から受けて、運転状態やコンプレッサ25の運転割合を表示して、使用者に省エネ感が実感できるようにしている。
また、通信部31は、温度情報から決定した冷却モードの信号を制御部29から受けるとともに、外部機器へ、例えば冷却モードや消費電力、異常状態の信号を出力する事により、冷却装置10の動作の様子を可視化したり、冷却対象A内の機器と情報のやりとりをしたり出来る構成となっている。
以降に図4に示すフローチャートに基づき、各冷却モードの状態について、それぞれ説明する。
まず、冷却モード選択までの、予備(サンプリング)運転について説明する。
図4に示すように、通電開始(S1)後、例えば、内気用送風機26と外気用送風機27を最大の50%の回転数で1分間運転(S2)し、内気温度検出部17及び外気温度検出部18で各々検出した温度をサンプリングする(S3)。
そのサンプリングした内気温度が25℃以下の場合は、冷却不要、すなわち冷却対象Aが蓄電池室の場合は蓄電が行われていないと判断し、内気用送風機26と外気用送風機27を停止させ(S4)、例えば10分後、S2に戻り、内気温度が25℃を超えるまで、このサイクルを繰返す。
また、サンプリングした内気温度が45℃以上で外気温度が10℃を超える場合は、高温異常と判断し、冷凍回路22を使用するとともに内気用送風機26と外気用送風機27を最大回転数で運転し、速やかに温度を低下させる。このとき、外気温度が10℃以下の場合は、冷凍回路22を使用せず、熱交換器21を使用することにより、省エネで速やかに温度を低下させることができる。
冷凍回路22または熱交換器21を使用後、温度サンプリングし、内気温度が40℃以下になるまでこの高温異常時のサイクルを繰り返し、内気温度が40℃以下になるとメインフローの温度サンプリング(S3)に戻る。
[熱交換器21による内気冷却モード]
図4に示すように、メインフローの温度サンプリング(S3)で、内気温度が25℃を超え、45℃より低い場合で、内気温度から外気温度を引いた差(△T)が20℃以上の時、冷却モード選択で外気のみでの冷却が可能と判断し、熱交換器21のみによる内気冷却モードとなる。
ここで、再度温度サンプリングを行い、内気温度が30℃以上または△Tが15℃以下になるまで、このモードを継続する。また、内気温度が20℃以下の場合は、低温と判断し、S4に戻り、内気用送風機26と外気用送風機27を停止させる。
次に本モードの動作について、図5にて説明する。本モードでは、内気用送風機26及び外気用送風機27が送風動作される一方、冷凍回路22の動作は停止状態とする。また、切替手段28は、内気第2送風路13bの入口を閉鎖状態とする。
内気用送風機26の送風動作により、内気が内気第1送風路13aを流れ、熱交換器21の内気側流路を通過する。また、外気用送風機27の送風動作により、外気が外気送風路16を流れ、熱交換器21の外気側流路を通過する。これにより、熱交換器21にて内気の吸熱がなされると共に外気に対して排熱がなされ、冷却された内気が冷却対象Aに供給される。
[熱交換器21と冷凍回路22とを併用した内気冷却モード]
図4に示すように、メインフローの温度サンプリング(S3)で、内気温度が25℃を超え、45℃より低い場合で、△Tが10℃以上で20℃より小さい時、冷却モード選択で外気での冷却が可能と判断し、切替手段28を半開し、熱交換器21と冷凍回路22とを併用した内気冷却モードとなる。
ここで、再度温度サンプリングを行い、内気温度が35℃以上または△Tが23℃以上となるまで、このモードを継続する。
すなわち、内気温度が35℃以上になったときは、冷却能力が不足している場合で、メインフローの温度サンプリング(S3)に戻り、冷却モード選択で、冷凍回路22による内気冷却モードを選択する。また、△Tが23℃以上になったときは、外気のみの冷却が可能な場合で、メインフローの温度サンプリング(S3)に戻り、冷却モード選択で、熱交換器21のみによる内気冷却モードを選択する。
次に本モードの動作について、図1にて説明する。本モードでは、内気用送風機26及び外気用送風機27の送風動作と、冷凍回路22の冷却動作とが行われる。切替手段28は、内気第2送風路13bの入口を半開状態とする。
内気用送風機26及び外気用送風機27の送風動作と切替手段28により、一方の内気第1送風路13aでは熱交換器21にて冷却され、他方の内気第2送風路13bではエバポレータ23を通過することで冷却され、それぞれの風路での冷却が好適に行われ、冷却対象Aに供給される。
また、外気側では、熱交換器21からの排熱と、更にコンデンサ24からの排熱がなされる。
尚、本モード等、冷凍回路22使用時において、例えば図2に示すように冷凍回路22が複数回路存在する場合は、1つのコンプレッサに動作が集中しないよう、一方のコンプレッサ25aを一定時間動作した後は、制御手段14からの指示にて他方のコンプレッサ25bを動作させる等し、各々のコンプレッサ25a、25bの動作時間が等しくなるように制御できる。これにより、コンプレッサ25a、25b各々の動作時間がコンプレッサ1台使用時の半分となり、冷却装置10として寿命が伸び、省メンテの効果を奏する。
[冷凍回路22による内気冷却モード]
図4に示すように、メインフローの温度サンプリング(S3)で、内気温度が25℃を超え、45℃より低い場合で、△Tが10℃より小さい時、外気での冷却が不可能と判断し、切替手段28を全開し、冷凍回路22のみによる内気冷却モードとなる。
ここで、再度温度サンプリングを行い、外気温度が15℃より低くなるまで、このモードを継続する。
すなわち、外気温度が15℃より低くなったときは、外気での冷却が可能な場合で、メインフローの温度サンプリング(S3)に戻り、冷却モード選択で、△Tの値により、熱交換器21と冷凍回路22とを併用した内気冷却モード、または熱交換器21による内気冷却モードを選択する。
次に本モードの動作について、図6にて説明する。本モードは、上記の2つのモードの環境とは逆に、内気の温度が例えば25℃を超えており、かつ外気の温度が高く、内気の温度が外気の温度に対してほとんど温度差が取れないか低い場合に用いられ、この場合は冷凍回路22による内気の冷却が行われるモードである。つまり、熱交換器21では内外気の逆の熱交換が行われてしまうため、熱交換器21での熱交換作用を抑制する。
本モードでは、内気用送風機26及び外気用送風機27の送風動作と冷凍回路22の冷却動作とが行われ、切替手段28は内気第2送風路13bの入口を開放状態に切り替える。
切替手段28により内気第2送風路13bの入口が開放されることで、内気の主たる流れは内気第2送風路13b側に切り替わる。つまり、内気第1送風路13aの熱交換器21への内気の供給が十分に少なくなるため、熱交換器21での熱交換作用が十分に抑制される(熱交換器21としての機能を抑制)。これにより、内気が熱交換器21を通過する際に、外気にて逆に温められてしまうことが十分に抑制される。
そして、本モードでの内気の主たる流れは内気第2送風路13b側であるため、内気はエバポレータ23を通過することで冷却され、冷却された内気が冷却対象Aに供給される。また、本モードでの外気は、熱交換器21を通過した後にコンデンサ24を通過するため、コンデンサ24からの排熱はこの外気の気流に乗って行われる。
[高温異常時の内気冷却モード]
予備運転時でも説明した高温異常時の内気冷却モードを再度、詳細に説明する。
本モードは、冷却対象Aの温度が所定温度領域より高い場合、例えば内気の温度が45℃以上の場合に用いる。外気の温度が低温でない(例えば10℃より高い)場合には、上記の冷凍回路22による内気冷却モードと同様の構成にて、内気用送風機26及び外気用送風機27は規定の最大回転数にて運転させる。
一方、外気の温度が低い(例えば10℃以下)場合には、熱交換器21による内気冷却モードと同様の構成にて、内気用送風機26及び外気用送風機27は規定の最大回転数にて運転させる事で、冷却対象Aを素早く所定温度領域まで冷却させる冷却モードであり、本モードに入る際には、図3で説明した通信部31を通じて冷却対象A内の機器へ異常の発報をしたり、制御部29からの信号を受けて運転状態を表示する表示部30のモニタに表示したりすることで、異常の状態を知らせる手段として活用できる。
尚、上記各冷却モードは、使用者のモード切替スイッチ等の操作にて切り替えてもよい。また、上記各冷却モードに突入した後、図4に示すように再度サンプリングによって冷却モードを選択する場合、冷却モードの切替が頻繁に行われるのは適切ではないため、切替時の温度ディファレンシャルは、例えば3〜5℃等で設定している。
また、詳細な説明は省略するが、各冷却モードにおいて、サンプリングした温度に従い、内気用送風機26及び外気用送風機27の回転数を制御している。
このように、本発明の冷却装置の切替制御によれば、冷却対象の内気及び外気を互いに通過させその内外気間で熱交換を行う対向流方式の熱交換器と、内外気間で熱搬送を行うエバポレータ及びコンデンサを含む冷凍回路と、内気及び外気の気流を生じさせる送風機の運転状態を、温度検出にて常時監視することができ、熱交換器にて内外気間で逆の熱交換が行われることを抑制し、冷却能力の安定化を図るのみならず、必要最低限の投入エネルギーで最大限の冷却能力を得ることができる。
本発明は、蓄電池やパワーコンディショナーを多数収容する室内や、サーバールームの冷却に有用である。
A 冷却対象
10 冷却装置
11 筐体
12 取付面
12a 内気導入口
12b 内気吐出口
13 内気送風路
13a 内気第1送風路
13b 内気第2送風路
14 制御手段
15 外側面
15a 外気導入口
15b 外気排出口
16 外気送風路
17 内気温度検出部
18 外気温度検出部
21 熱交換器
22、22a、22b 冷凍回路
23、23a、23b エバポレータ
24、24a、24b コンデンサ
25、25a、25b コンプレッサ
26 内気用送風機
27 外気用送風機
28 切替手段
29 制御部
30 表示部
31 通信部

Claims (3)

  1. 冷却対象の内気及び外気を互いに通過させその内外気間で熱交換を行う対向流方式の熱交換器と、前記内外気間で熱搬送を行うエバポレータ及びコンデンサを含む冷凍回路と、前記内気及び外気の気流を生じさせる送風機とを備え、前記送風機の送風動作と前記熱交換器及び前記冷凍回路の少なくとも一方の冷却動作にて前記冷却対象の内気の冷却を行う冷却装置であって、
    前記内気及び外気を互いに通過させて前記熱交換器として機能させる態様から、前記内気及び外気の少なくとも一方側の一部又は全部を前記熱交換器を迂回する流路に切り替えて前記熱交換器としての機能を抑制する態様に切り替える切替手段と、制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    内気の温度を検出する内気温度検出部と、
    外気の温度を検出する外気温度検出部と、
    前記内気温度検出部で検出した内気温度と前記外気温度検出部で検出した外気温度に基づき、前記冷凍回路と前記送風機と前記切替手段を制御する制御部を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 制御手段は、制御部からの信号を受けて運転状態を表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 制御手段は、制御部からの信号を受けて外部と通信を行う通信部を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置。
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